JP6015609B2 - 電子キーシステム、制御装置及び電子キー - Google Patents

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Description

本発明は、電子キーとの間で無線通信を行うことによりキー情報を照合して制御対象の操作を許可する制御装置を複数備えた電子キーシステム、この電子キーシステムを構築するのに好適な制御装置、及び、電子キーに関する。
従来、電子キーと車両に搭載された制御装置との間で無線通信を行い、電子キー側のキー情報と車両側のキー情報とが合致したときに、制御装置が、電子キーを所持する使用者による車両操作(ドアの解錠・施錠、エンジン始動等)を許可する電子キーシステムが知られている。
また、この種の電子キーシステムにおいては、一つの電子キーを用いて複数の車両を操作できるようにしたものも提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
この提案の電子キーシステムでは、電子キーの近くに、キー情報の照合により操作可能となる車両が複数存在する場合に、電子キーが、その複数の車両に搭載された制御装置との通信により、電子キーに最も近い車両を操作対象として選択する。
従って、この提案の電子キーシステムによれば、一つの電子キーにて複数の車両が同時に操作可能になるのを防止し、例えば、使用者が操作を希望しない他の車両が第三者により不正操作されるのを防止できる。
特開2012−026118号公報 特開2012−225091号公報
ところで、上記提案の電子キーシステムでは、電子キーに最も近い車両が、使用者が操作したい車両であるものとして、その車両を操作対象として選択するが、実際には、使用者が使用したい車両が電子キーに最も近い車両であるとは限らない。
このため、上記提案の電子キーシステムでは、使用者が希望していない車両に対し、車両操作を許可してしまうことがある。
そして、この場合には、例えば、電子キーを所持する使用者が、操作を希望していない車両に接近したときに、その車両において、所謂ウェルカム機能によってウェルカムランプが点灯されたり、モートキーレスエントリ(RKE)機能によって車両のドアが施錠・解錠されたりして、使用者に不信感を与えてしまう。
また、こうした問題は、車両操作のための電子キーシステムに限らず、それぞれ異なる制御対象を制御する複数の制御装置を、一つの電子キーにて操作可能にする電子キーシステムであれば、同様に発生する。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、一つの電子キーを利用して複数の制御対象を操作可能な電子キーシステムにおいて、使用者が希望する制御対象を正確に選択して、その制御対象の操作を許可できるようにすることを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた本発明の電子キーシステムは、携帯無線端末からなる電子キーと、電子キーとの間で無線通信を行うことによりキー情報を照合し、キー情報の照合が成立した場合に制御対象の操作を許可する複数の制御装置とにより構成される。
また、複数の制御装置は、それぞれ、履歴情報記憶手段と、履歴情報送受信手段と、操作対象推定手段とを備える。
そして、履歴情報記憶手段は、キー情報の照合、若しくは、その照合成立後の制御対象の操作、に関する履歴情報を、記憶媒体に記憶する。
また、履歴情報送受信手段は、キー情報の照合成立後に他の制御装置に対し接続要求するか、或いは、他の制御装置からの接続要求に応答することにより、他の制御装置との間で履歴情報を送受信する。
また、操作対象推定手段は、履歴情報送受信手段が他の制御装置から取得した履歴情報と、履歴情報記憶手段により記憶媒体に記憶された自身の履歴情報とに基づき、電子キーによる操作対象が制御装置自身であるのか他の制御装置であるのかを推定し、その推定結果を他の制御装置に送信する。
つまり、本発明の電子キーシステムにおいては、複数の制御装置の一つが、電子キーとの間でキー情報の照合が成立して、電子キーに接続されると、その制御装置に設けられた履歴情報送受信手段が、他の制御装置に接続要求を行う。
すると、この2つの制御装置に設けられた履歴情報送受信手段の間で、記憶媒体に記憶された履歴情報が送受信され、その送受信により他の制御装置から履歴情報を取得した一方の制御装置(詳しくは、電子キーに接続されている制御装置、及び、電子キーに未接続の他の制御装置の何れか一方)において、操作対象推定手段が、電子キーによる操作対象を推定する。
そして、各制御装置は、その操作対象の推定結果に従い、操作対象が制御装置自身であれば、通常通り制御対象の操作を許可し、操作対象が他の制御装置であれば、制御対象の操作を禁止若しくは制限する。
このように構成された本発明の電子キーシステムによれば、電子キーの周囲に複数の制御装置が存在する場合、これら各制御装置が、直接無線通信を行うことにより、各制御装置の記憶媒体に記憶された履歴情報に基づき、操作対象となる制御装置を推定する。
従って、本発明の電子キーシステムによれば、電子キーの周囲に複数の制御装置が存在する場合に、電子キーに最も近い制御装置(換言すれば制御対象)を操作対象として選択する従来装置に比べ、操作対象となる制御装置を適正に選択することができるようになり、電子キーシステムの信頼性を向上することができる。
第1実施形態の電子キーシステム全体の構成を表す概略構成図である。 図1に示す車両及び電子キーの構成を表すブロック図である。 認証ECUにて実行される電子キー認証処理を表すフローチャートである。 第2実施形態の電子キーにて実行される接続要求受信処理を表すフローチャートである。 第2実施形態の電子キー認証処理を表すフローチャートである。 第3実施形態の電子キーにて実行される接続要求送信処理を表すフローチャートである。 第3実施形態の電子キー認証処理を表すフローチャートである。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
なお、本発明は、下記の実施形態によって何ら限定して解釈されない。また、下記の実施形態の構成の一部を、課題を解決できる限りにおいて省略した態様も本発明の実施形態である。また、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される発明の本質を逸脱しない限度において考え得るあらゆる態様も本発明の実施形態である。また、下記の実施形態の説明で用いる符号を特許請求の範囲にも適宜使用しているが、これは本発明の理解を容易にする目的で使用しており、本発明の技術的範囲を限定する意図ではない。
[第1実施形態]
図1に示すように、本実施形態の電子キーシステムは、電子キー2と、複数の車両4、6、…にそれぞれ搭載された認証ECU20とにより構成される。
電子キー2は、各車両4、6、…に搭載された認証ECU20との無線通信により、各車両4、6、…のドアの解錠・施錠、エンジンの始動等を行うためのものであり、例えば、携帯電話やいわゆるスマートフォンと呼ばれる高機能携帯電話等の携帯無線端末により具現化される。
図2に示すように、電子キー2は、タッチパネルや操作スイッチ等からなる操作部16、液晶ディスプレイ等からなる表示部18、及び、これら各部が接続された制御部12、を中心に構成されている。
制御部12は、CPU、ROM、RAM等からなるマイクロコンピュータにて構成されている。そして、制御部12には、携帯無線端末を電子キー2として機能させるための情報として、各車両4、6、…の認証ECU20との間で無線通信を行うための通信情報や認証用のキー情報(IDコード)が記憶されたメモリ12aが備えられている。
また、電子キー2には、携帯電話用の無線通信網を介して他の携帯無線端末やサーバに接続するための通信装置(図示せず)とは別に、Bluetooth (登録商標)の通信規格に準拠した通信方式にて近距離無線通信を行うためのアンテナ13及び無線通信部14が備えられている。
無線通信部14は、半径数m〜100m程度の範囲で認証ECU20の無線通信部24と無線通信できるように送信電力が設定されており、制御部12からの送信指令に従い、その送信電力にて、所定周期で自身の通信情報(Bluetoothアドレス) を含む信号を送信する。
一方、各車両4、6、…に設けられた認証ECU20は、CPU、ROM、RAM等からなるマイクロコンピュータにて構成された制御部22と、無線通信部24とを備える。
無線通信部24は、アンテナ23を介して、電子キー2の無線通信部14や他の車両4、6、…の認証ECU20の無線通信部24との間で、Bluetooth の通信規格に準拠した通信方式にて近距離無線通信を行うためのものである。
また、制御部22には、電子キー2や他の車両4、6、…の無線通信部14、24との間で無線通信を行うのに必要な通信情報(Bluetoothアドレス) 、及び、電子キー2を認証するのに必要なキー情報、が予め記憶されたメモリ22aが設けられている。
そして、制御部22は、通信圏内に進入してきた電子キー2からの信号を受信し、Bluetooth の無線接続を確立すると、電子キー2との無線通信によりキー情報を照合し、キー情報の照合が成立すると、電子キー2に対し自車両の操作を許可する。
つまり、制御部22は、キー情報の照合が成立すると、電子キー2からの送信信号の信号レベル等に基づき電子キー2との距離を検出し、その距離に応じて、ウェルカムライトの点灯、ドアの解錠・施錠、エンジンの始動等を許可若しくは実行する。
このため、制御部22には、認証ECU20が搭載された車両4、6、…のドアの外側のハンドル等に設けられたタッチセンサやボタンスイッチ等からなる各種センサ26、及び、車室内の運転席近傍に設けられたエンジンスイッチ28、が接続されている。
そして、制御部22は、例えば、電子キー2が自車両を中心とする所定エリア内に存在する場合に、各種センサ26により使用者によるドアへの接触が検知されると、ボデーECU32に対し、ドアの解錠許可を与える。
また、例えば、電子キー2が車両4、6と略同一位置(換言すれば車室内)にある場合に、エンジンスイッチ28が操作されると、エンジンECU34に始動指令を送信することで、エンジンの始動許可を与える。
なお、ボデーECU32は、電気式ドアロックや照明、電源供給システム等の内装品を制御する電子制御装置であり、エンジンECU34は、車両に搭載されたエンジンを制御する電子制御装置である。そして、認証ECU20は、車内通信ネットワークの通信路である通信バス30を介して、ボデーECU32及びエンジンECU34に接続されている。
また、制御部22に設けられたメモリ22aは、不揮発性メモリにて構成されており、電子キー2のキー情報の照合結果や照合成立後の車両操作に関する情報を履歴情報として記憶するのにも利用される。
なお、メモリ22aに記憶される履歴情報としては、電子キー2とのキー情報の照合回数、使用者による電子キー2や車両スイッチ類の操作回数、エンジンの始動回数、最新照合日時、最新操作日時、等を挙げることができる。
一方、制御部22は、キー情報の照合により電子キー2を認証すると、他の車両4、6、…に搭載された認証ECU20との間で無線通信を行うことで、他車両から履歴情報を取得する。
そして、その取得した他車両の履歴情報と、自車両の履歴情報と比較することで、電子キー2による操作対象が自車両であるか否かを推定し、その推定結果(本実施形態では優先順位)に従い、車両操作に対する制御を切り替える。
以下、このように操作対象を推定して制御を切り換えるために、各車両4、6、…の認証ECU20(詳しくは制御部22)にて実行される電子キー認証処理を、図3に示すフローチャートに沿って説明する。
図3に示すように、電子キー認証処理では、まずS110(Sはステップを表す)にて、無線通信部24による無線通信にて電子キー2を検索する電子キー検索処理を実行する。なお、この電子キー2の検索は、無線通信部24の通信情報(Bluetoothアドレス)を送信したり、電子キー2からの通信情報(Bluetoothアドレス)を受信したりすることにより行われる。
そして、S110にて、電子キー2が検索されると、S120に移行して、電子キー2へ接続要求を送信し、S130にて、電子キー2との間でキー情報を照合する接続処理を行う。
なお、この接続処理では、キー情報の照合結果を、履歴情報の一つ(照合履歴)としてメモリ22aに記憶する。また、キー情報の照合が成立しなかった場合には、S110に戻り、上記処理を再度実行する。
次に、S130の接続処理にて、キー情報の照合が成立し、電子キー2を認証すると、S140に移行し、後述のS250にて電子キー2による操作対象の優先順位を他車両から取得した際にセットされる取得フラグが、セットされているか否かを判断する。
そして、取得フラグがセットされていなければ、S150に移行して、他車両の認証ECU20に対し、履歴要求を送信する。
この履歴要求は、他車両の認証ECU20に対し、メモリ22a内に記憶された履歴情報を送信させるためのものであり、S150では、メモリ22aに記憶された他車両の認証ECU20に対する通信情報(Bluetoothアドレス) に基づき、通信相手が電子キー2による操作対象となり得る他車両の認証ECU20であることを特定して、履歴要求を送信する。
次に、S160では、S150にて履歴要求を送信した後、所定の応答期間内に、他車両の認証ECU20から履歴情報を取得できたか否かを判断する。そして、履歴情報を取得できない場合には、無線通信部24による通信圏内(換言すれば自車両周囲)には、他車両は存在しないと判断して、S200に移行する。
一方、S160にて、他車両の認証ECU20から履歴情報を取得できたと判断されると、S170に移行する。S170では、他車両の認証ECU20から取得した履歴情報と、メモリ22aに記憶されている自車両の履歴情報とを比較することで、電子キー2による操作対象が自車両であるか他車両であるかを推定し、その推定結果に基づき、自車両及び他車両に対し車両操作に関する優先順位を設定する。
なお、操作対象の推定は、例えば、上述した各種履歴情報(照合回数、操作回数、エンジンの始動回数、最新照合日時、最新操作日時、等)から、自車両及び他車両において使用割合が高くなる日時や時間帯、曜日を推定し、現在の日時、時間帯、曜日では、何れの車両の使用割合が高くなるのかを判断することにより行われる。但し、この推定手順は一例であり、履歴情報や操作対象の推定方法は、適宜設定すればよい。
また、S170において、上記手順で設定した車両操作に関する優先順位は、メモリ22aに記憶する。そして、続くS180では、その設定した優先順位を、履歴情報を送信してきた他車両の認証ECU20へ送信し、続くS190に移行する。
なお、S190の処理は、S180にて優先順位を他車両の認証ECU20へ送信したときだけでなく、S140にて取得フラグがセットされていると判断された場合にも実行される。
S190では、S170にて設定するか或いは後述のS250にて他車両から取得した自車両の優先順位は、他車両に比べて高いか否かを判断し、自車両の優先順位が他車両よりも高い場合には、S160にて履歴情報を取得できなかったと判断されたときと同様、S200に移行する。
そして、S200では、電子キー2との車両4、6との距離に応じて、ウェルカムライトの点灯、ドアの解錠・施錠、エンジンの始動等を許可する通常制御を開始する。
また、S190にて、自車両の優先順位は他車両に比べて低いと判断された場合には、通常制御で実行されるウェルカムライトの点灯を禁止したり、ドアの解錠・施錠を許可する距離範囲を狭くしたりすることにより、通常制御に制限をかけた制限制御を開始する。
そして、このように、S200又はS210にて、通常制御若しくは制限制御を開始すると、S220にて、操作履歴記憶処理を開始し、電子キー認証処理を終了する。
なお、S220にて開始される操作履歴記憶処理は、S200又はS210にて通常制御若しくは制限制御を開始した後の車両操作、若しくは車両操作に基づく車両の動作を、履歴情報の一つである操作履歴としてメモリ22aに記憶する処理である。
そして、この操作履歴記憶処理は、S200又はS210にて開始された通常制御若しくは制限制御が終了するまで実行され、これらの制御が終了すると、操作履歴記憶処理も同時に終了する。
また、これらの処理が終了すると、制御部22は、次回、電子キー2を認証するために電子キー認証処理を再開するが、その再開時には、取得フラグを初期化(リセット)する。
一方、S110にて、電子キー2は検出されていないと判断された場合には、S230に移行し、無線通信部24にて、他車両の認証ECU20から送信された履歴要求が受信されたか否かを判断する。
そして、無線通信部24にて他車両の認証ECU20からの履歴要求が受信されていなければ、S110に戻り、他車両の認証ECU20からの履歴要求が受信されていれば、S240に移行する。
S240では、他車両の認証ECU20からの履歴要求に従い、メモリ22aから自車両の履歴情報を読み出し、その読み出した履歴情報を、履歴要求を送信してきた他車両の認証ECU20宛に送信する。
このようにS240にて履歴情報を送信すると、通信相手である他車両の認証ECU20は、上述したS170、S180の処理を実行することで、電子キー2による操作対象の優先順位を設定し、その設定した優先順位を返信してくる。
このため、続くS250では、他車両の認証ECU20から送信されてくる優先順位が無線通信部24にて受信されるのを待ち、優先順位が受信されると、その優先順位をメモリ22aに記憶する優先順位取得処理を実行する。そして、続くS260では、取得フラグをセットし、S110に移行する。
なお、S180での優先順位の送信処理、S230での履歴要求受信判定、S240での履歴情報送信処理、及び、S250での優先順位取得処理は、S150での履歴要求送信処理と同様、メモリ22aに記憶された他車両の認証ECU20の通信情報(Bluetoothアドレス) に基づき、通信相手が電子キー2による操作対象であることを特定した上で実行される。
以上説明したように、本実施形態の電子キーシステムにおいては、電子キー2を利用して操作可能な車両4、6、…内の認証ECU20が、それぞれ、上記電子キー認証処理を実行する。このため、電子キー2を所持した使用者が車両4、6、…に接近すると、その車両4、6、…内の認証ECU20が、電子キー2を検出してキー情報を照合することにより、電子キー2を認証する。
そして、認証ECU20が電子キー2を最初に認証した車両から、同じ電子キー2を利用して操作可能な他車両に対し、履歴情報を要求する履歴要求が送信され、履歴要求を行った車両の周囲に他車両が存在する場合には、他車両から履歴要求を送信した車両に対し、履歴情報が送信される。
すると、その履歴情報を取得した車両側では、認証ECU20が、他車両から取得した履歴情報と自車両の履歴情報とを比較することで、電子キー2による操作対象が自車両であるか他車両であるか否かを推定し、その推定結果である操作対象の優先順位を、履歴情報を送信してきた他車両に送信する。
そして、優先順位を設定した車両、及び、その車両から優先順位を取得した車両においては、それぞれ、認証ECU20が、その優先順位に従い、電子キー認証後の制御として、通常制御、若しくは、通常制御に比べ車両操作を制限した制限制御を設定する。
従って、本実施形態の電子キーシステムによれば、電子キー2の周囲に、電子キー2に対応する認証ECU20を搭載した複数の車両が存在する場合に、電子キー2に最も近い車両を操作対象として選択する従来装置に比べ、操作対象となる車両を適正に選択することができるようになり、電子キーシステムの信頼性を向上することができる。
また、本実施形態では、電子キー2による操作対象の優先順位を設定するか又はその設定した優先順位を取得した複数の車両の内、優先順位が低い車両では、制限制御を実行することで、優先順位が高く、通常制御が実行される車両に比べ、車両操作を許可する条件を厳しくして、車両操作に制限を加えるようにしている。
このため、優先順位が低いと判断した車両に対し、車両操作を禁止するようにした場合に比べ、車両操作の制限を緩くすることができ、優先順位を正確に設定できなかった場合に、優先順位が低い車両の操作ができなくなるのを防止できる。
なお、本実施形態において、認証ECU20は、本発明の制御装置に相当し、認証ECU20を構成する制御部22及び無線通信部24は、本発明の履歴情報送受信手段に相当し、制御部22は、本発明の操作対象推定手段に相当し、制御部22内のメモリ22aは、本発明の履歴情報記憶手段に相当する。
また、制御部22において実行される電子キー認証処理の内、S150、S160、S230、S240の処理は、本発明の履歴情報送受信手段として機能し、S170及びS180の処理は、本発明の操作対象推定手段として機能する。
[第2実施形態]
上記実施形態では、認証ECU20のメモリ22a内に、電子キー2に対応した他車両との間で無線通信するための通信情報(Bluetoothアドレス) が記憶されており、他車両との間で無線通信する際には、その通信情報(Bluetoothアドレス) を用いるものとして説明した。
しかし、他車両の通信情報(Bluetoothアドレス) については、電子キー2に登録されているので、必ずしも、各車両4、6、…の認証ECU20に記憶させる必要はなく、電子キー2が、電子キー2に接続要求を送信してきた認証ECU20に対し、通知するようによい。
以下、このようにするために電子キー2にて実行される接続要求受信処理、及び、この処理に対応して各車両4、6、…の認証ECU20にて実行される電子キー認証処理について、本発明の第2実施形態として説明する。
電子キー2にて実行される接続要求受信処理は、認証ECU20から送信されてくる接続要求に従い、認証ECU20との間で接続処理を実行し、認証ECU20に電子キー2を認証させるための処理である。
図4に示すように、この接続要求受信処理では、まず、S310にて、メモリ12aに登録されている通信情報(Bluetoothアドレス) の認証ECU20から送信されてきた接続要求が、無線通信部14で受信されたか否かを判断することにより、電子キー2に対応する複数の車両4、6、…の何れかから接続要求が送信されてきたか否かを判断する。
そして、その接続要求を受信できていなければ、再度S310を実行することで、接続要求が受信されるのを待ち、S310にて、接続要求が受信されたと判断されると、S320に移行して、接続要求を送信してきた車両の認証ECU20との間でキー情報を照合する接続処理を行う。
なお、S320の接続処理にて、キー情報の照合が成立しなかった場合には、S310に戻り、上記処理を再度実行する。また、S320の接続処理にて、キー情報を照合する際には、認証ECU20への送信データに、接続フラグを付加する。
接続フラグは、S320の接続処理にて今回無線通信可能となった認証ECU20の他に、既に接続可能となっている認証ECU20が存在する否かを表すフラグであり、全ての認証ECU20との接続が遮断されているときにリセットされる。
次にS330では、接続フラグがセットされているか否かを判断する。そして、接続フラグがセットされていなければ(つまり、リセットされていれば)、S340にて、接続フラグをセットし、当該接続要求受信処理を一旦終了する。
一方、S330にて、接続フラグはセットされていると判断された場合には、S350に移行する。S350では、S320での接続処理により今回電子キー2との無線通信が可能になった車両の認証ECU20に対し、既に電子キー2に接続されている他車両の認証ECU20との間で無線通信を行うための通信情報(Bluetoothアドレス) を送信し、当該接続要求受信処理を一旦終了する。
なお、当該接続要求受信処理は、一旦終了しても、所定時間経過後にS310の処理から再開される。
これに対し、各車両4、6、…の認証ECU20の制御部22で実行される電子キー認証処理においては、図5に示すように、S130の接続処理実行時には、キー情報の照合ができた際に、照合履歴を更新するだけでなく、電子キー2からの送信信号の中から接続フラグを取得する。
そして、続くS135では、接続フラグがセットされているか否かを判断し、接続フラグがセットされていなければ、S200に移行し、接続フラグがセットされていれば、S145に移行する。
S145では、電子キー2から、電子キー2が接続済みの他車両との間で無線通信するのに必要な通信情報(Bluetoothアドレス) を取得し、S155にて、その取得した通信情報(Bluetoothアドレス) に基づき、接続済み他車両の認証ECU20に対し、履歴要求を送信する。
また次に、S165では、S155にて送信した履歴要求に従い、電子キー2に既に接続されている他車両の認証ECU20から履歴情報が送信されてくるのを待ち、その履歴情報を取得すると、メモリ22aに記憶する。
そして、S165にて、他車両の認証ECU20から履歴情報を取得すると、上記実施形態と同様、S170にて、他車両の履歴情報と自車両の履歴情報とを比較することで、電子キー2による操作対象の優先順位を設定し、S180〜S220の処理を実行する。
また、S200若しくはS210にて、通常制御若しくは制限制御を開始し、S220にて、操作履歴の記憶を開始すると、S230に移行する。
S230では、上記実施形態と同様、無線通信部24にて、他車両の認証ECU20から送信された履歴要求が受信されたか否かを判断することにより、履歴要求が受信されるのを待つ。
そして、履歴要求が受信されると、S240にて、履歴要求を送信してきた他車両の認証ECU20宛に自車両の履歴情報を送信し、S250にて、他車両の認証ECU20から送信されてくる優先順位を取得してメモリ22aに記憶する優先順位取得処理を実行し、S190に移行する。
以上説明したように、本実施形態では、電子キー2が、各車両4、6、…に搭載された認証ECU20から接続要求を受けて、キー情報を照合し、その照合が成立した際、その照合前に既に照合が成立して電子キー2に接続されている他車両の認証ECU20が存在する場合には、その接続済みの認証ECU20との間で無線通信を行うための通信情報(Bluetoothアドレス) を、接続要求してきた認証ECU20に送信する。
これに対し、各車両4、6、…に設けられた認証ECU20においては、電子キー2に接続要求を行った後、電子キー2との間でキー情報の照合が実施されて、その照合が成立すると(換言すれば、電子キー2を認証すると)、電子キー2から送信されてくる通信情報(Bluetoothアドレス) に基づき、電子キー2に既に接続されている他車両の認証ECU20との間で無線通信を行うことで、他車両の認証ECU20から履歴情報を取得する。
そして、その履歴情報取得後は、取得した履歴情報と自車両の履歴情報とを比較することで、電子キー2による操作対象が自車両であるか他車両であるか否かを推定し、その推定結果である操作対象の優先順位を、履歴情報を送信してきた他車両に送信する。
従って、本実施形態の電子キーシステムによれば、第1実施形態と同様の効果に加えて、各車両4、6、…の認証ECU20に対し、それぞれ、他車両の認証ECU20と無線通信を行うための通信情報(Bluetoothアドレス) を予め登録しておく必要がなく、各認証ECU20の初期設定を簡単にすることができる、という効果を得ることができる。
なお、本実施形態においては、電子キー2の制御部12にて実行される接続要求受信処理において、S330の処理が、本発明の判定手段として機能し、同じくS350の処理が、本発明の通信情報送信手段として機能する。
[第3実施形態]
次に、上記各実施形態では、各車両4、6、…に設けられた認証ECU20が、電子キー2に対し接続要求を送信するものとして説明したが、本発明は、電子キー2が、各車両4、6、…の認証ECU20に対し接続要求を送信するように構成されていても、上記実施形態と同様に適用して、同様の効果を得ることができる。
そこで、本発明の第3実施形態として、電子キー2が認証ECU20に接続要求を送信する接続要求送信処理、及び、この接続要求送信処理に対応して各車両4、6、…の認証ECU20にて実行される電子キー認証処理、について説明する。
接続要求送信処理は、第2実施形態の接続要求受信処理に代えて、電子キー2の制御部12にて実行される処理である。
図6に示すように、接続要求送信処理では、まず、S305にて、無線通信部14による無線通信にて車両(詳しくは認証ECU20)を検索する車両検索処理を実行する。なお、この車両検索処理は、無線通信部14の通信情報(Bluetoothアドレス) を送信したり、車両の認証ECU20から送信された通信情報(Bluetoothアドレス) を受信したりすることにより行われる。
そして、S305にて、車両(詳しくは通信可能な認証ECU20)が検索されると、S315に移行して、その検索した認証ECU20に対し接続要求を送信し、S320にて、接続要求を送信した認証ECU20との間でキー情報を照合する接続処理を行う。
なお、S320の接続処理は、第2実施形態の接続要求受信処理と同様に実行され、キー情報の照合が成立しなかった場合には、S310に戻る。また、S320の接続処理にて、キー情報を照合する際には、認証ECU20への送信データに、接続フラグを付加する。
そして、S320の接続処理実行後は、第2実施形態の接続要求受信処理と同様、S330〜S350の処理を実行し、当該接続要求送信処理を一旦終了する。なお、当該接続要求送信処理は、一旦終了しても、所定時間経過後にS305の処理から再開される。
一方、各車両4、6、…の認証ECU20の制御部22にて実行される電子キー認証処理においては、図7に示すように、まず、S115にて、無線通信部24にて電子キー2から送信された接続要求が受信されたか否かを判断することにより、接続要求が受信されるのを待機する。
そして、S115にて、電子キー2から送信された接続要求が受信されたと判断されると、S130に移行し、電子キー2との間でキー情報を照合する接続処理を行う。
なお、S130の接続処理では、第2実施形態の電子キー認証処理と同様、キー情報の照合ができた際に、照合履歴を更新するだけでなく、電子キー2からの送信信号の中から接続フラグを取得する。
そして、続くS135では、接続フラグがセットされているか否かを判断し、その後は、第2実施形態の電子キー認証処理と同様の手順で、S145〜S250の処理を実行する。
このように、本実施形態では、電子キー2が、各車両4、6、…に搭載された認証ECU20に対し接続要求を行い、各車両4、6、…の認証ECU20が、その接続要求に応答して、電子キー2との間でキー情報を照合する接続処理を実行する。
そして、その接続処理により電子キー2が認証ECU20に接続された際に、既にキー情報の照合が成立して電子キー2に接続された他車両の認証ECU20が存在する場合には、電子キー2から今回接続された認証ECU20に対し、既に接続されている他車両の認証ECU20の通信情報(Bluetoothアドレス) が送信される。
一方、各車両4、6、…に設けられた認証ECU20は、接続処理により電子キー2との間でキー情報の照合が実施されて、その照合が成立し、電子キー2から取得した接続フラグがセットされている場合には、その後、電子キー2から送信されてくるに他車両の認証ECU20の通信情報(Bluetoothアドレス) を取得する。
従って、本実施形態の電子キーシステムによれば、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて種々の態様をとることができる。
例えば、上記各実施形態では、他車両の履歴情報と自車両の履歴情報とを比較することにより推定される、電子キー2の接続対象の優先順位が、他車両よりも低い車両においては、優先順位が高い車両における通常制御よりも車両操作に制限を加えた制限制御を実行するものとして説明したが、優先順位が他車両よりも低い車両については、電子キー2による車両操作を禁止するようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、電子キー2との通信が可能になった特定車両の認証ECU20が、他車両の認証ECU20に対し履歴要求を行うことで、他車両の履歴情報を取得し、自車両の履歴情報と比較することで、電子キー2の操作対象となる車両の優先順位を設定するものとして説明した。
しかし、電子キー2との通信が可能になった特定車両の認証ECU20が、他車両の認証ECU20に対し履歴情報を送信することで、他車両の認証ECU20が優先順位を設定するようにしても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、実施形態では、電子キー2の操作対象となる車両の優先順位を設定するため、メモリ22aには、キー情報の照合結果及び照合成立後の操作状態を、履歴情報として記憶するものとして説明したが、メモリ22aには、これらの履歴情報の一つ(例えば、エンジンの始動回数)を記憶し、その記憶された履歴情報に基づき、優先順位を設定するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、車両4、6、…の認証ECU20と、電子キー2との間の無線通信には、Bluetooth を利用するものとして説明したが、これらの間の無線通信には、無線LANで利用されている「Wi-Fi」、或いは、「NFC」(Near Field Communication)等の、他の通信規格を利用してもよい。
そして、この場合、「Wi-Fi」 を利用する際には、無線通信の接続を確立するために必要な通信情報として、「Wi-Fi」 の接続許可MACアドレスをメモリ22aに記憶するようにすればよい。また、「NFC」 を利用する際には、無線通信の接続を確立するために必要な通信情報として、「NFC」 の固有IDをメモリ22aに記憶するようにすればよい。
また更に、上記実施形態では、本発明を、車両を制御対象とする電子キーシステムに適用した場合について説明したが、本発明は、例えば、住宅等の建造物への出入りを制御するのに用いられる電子キーシステム等、制御対象が車両以外の電子キーシステムであっても、適用することができる。
2…電子キー、4,6…車両、12…制御部、12a…メモリ、13…アンテナ、14…無線通信部、16…操作部、18…表示部、20…認証ECU、22…制御部、22a…メモリ、23…アンテナ、24…無線通信部、26…各種センサ、28…エンジンスイッチ、30…通信バス、32…ボデーECU、34…エンジンECU。

Claims (8)

  1. 携帯無線端末からなる電子キー(2)と、
    それぞれ異なる制御対象(4、6)に設けられ、前記電子キーとの間で無線通信を行うことによりキー情報を照合し、該キー情報の照合が成立した場合に制御対象の操作を許可する複数の制御装置(20)と、
    により構成され、
    前記複数の制御装置は、それぞれ、
    前記キー情報の照合若しくは該照合成立後の前記制御対象の操作に関する履歴情報を記憶媒体に記憶する履歴情報記憶手段(22a)と、
    前記キー情報の照合成立後に他の制御装置に対し接続要求するか、或いは、他の制御装置からの接続要求に応答することにより、他の制御装置との間で前記履歴情報を送受信する履歴情報送受信手段(22、24、S150、S155、S160、S165、S230、S240)と、
    前記履歴情報送受信手段が他の制御装置から取得した履歴情報と前記記憶媒体に記憶された自身の履歴情報とに基づき、前記電子キーによる操作対象が当該制御装置自身であるのか他の制御装置であるのかを推定し、該推定結果を他の制御装置に送信する操作対象推定手段(22、S170、S180)と、
    を備え、該操作対象推定手段による推定結果又は他の制御装置から送信されてきた推定結果が、前記電子キーによる操作対象が他の制御装置であることを表している場合に、前記キー情報の照合成立後の前記制御対象の操作を禁止又は制限することを特徴とする電子キーシステム。
  2. 前記電子キーは、前記無線通信により前記各制御装置から接続要求を受けて、前記キー情報を照合する際、既に照合が成立して当該電子キーに接続されている他の制御装置が存在する場合には、該接続済みの制御装置との間で無線通信を行うための通信情報を、接続要求してきた制御装置に送信するように構成されており、
    前記複数の制御装置において、前記履歴情報送受信手段は、前記電子キーに接続要求を行った後、前記電子キーから前記通信情報が送信されてくると、該通信情報に基づき前記接続済みの他の制御装置との間で無線通信を行うことで、前記履歴情報を送受信することを特徴とする請求項1に記載の電子キーシステム。
  3. 前記電子キーは、前記無線通信により前記各制御装置に順次接続要求を行い、該接続要求後に応答があった制御装置との間で前記キー情報の照合を行うと共に、前記接続要求を行う際に、前記キー情報の照合が成立して当該電子キーに接続されている他の制御装置が存在する場合には、前記接続要求を行う制御装置に対し、既に接続されている他の制御装置との間で無線通信を行うための通信情報を送信するよう構成され、
    前記複数の制御装置において、前記履歴情報送受信手段は、
    前記電子キーから、前記電子キーに既に接続されている他の制御装置との間で無線通信を行うための前記通信情報を受信すると、該通信情報に基づき前記接続済みの他の制御装置との間で無線通信を行うことで、前記履歴情報を送受信することを特徴とする請求項1に記載の電子キーシステム。
  4. 電子キーとの間で無線通信を行うことによりキー情報を照合し、該キー情報の照合が成立した場合に、制御対象の操作を許可する制御装置であって、
    前記キー情報の照合若しくは該照合成立後の前記制御対象の操作に関する履歴情報を記憶媒体に記憶する履歴情報記憶手段(22a)と、
    前記キー情報の照合成立後に他の制御装置に対し接続要求するか、或いは、他の制御装置からの接続要求に応答することにより、他の制御装置との間で前記履歴情報を送受信する履歴情報送受信手段(22、24、S150、S155、S160、S165、S230、S240)と、
    前記履歴情報送受信手段が他の制御装置から取得した履歴情報と前記記憶媒体に記憶された自身の履歴情報とに基づき、前記電子キーによる操作対象が当該制御装置自身であるのか他の制御装置であるのかを推定し、該推定結果を他の制御装置に送信する操作対象推定手段(22、S170、S180)と、
    を備え、該操作対象推定手段による推定結果又は他の制御装置から送信されてきた推定結果が、前記電子キーによる操作対象は他の制御装置であることを表している場合に、前記キー情報の照合成立後の前記制御対象の操作を禁止又は制限することを特徴とする制御装置。
  5. 前記履歴情報送受信手段は、前記電子キーに接続要求を行った後、前記電子キーから前記通信情報が送信されてくると、該通信情報に基づき前記接続済みの他の制御装置との間で無線通信を行うことで、前記履歴情報を送受信することを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  6. 前記履歴情報送受信手段は、前記電子キーから、前記電子キーに既に接続されている他の制御装置との間で無線通信を行うための前記通信情報を受信すると、該通信情報に基づき前記接続済みの他の制御装置との間で無線通信を行うことで、前記履歴情報を送受信することを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  7. 携帯無線端末にて構成され、制御対象を制御する制御装置から接続要求を受けると、該制御装置との間で無線通信を行うことによりキー情報を照合し、該キー情報の照合が成立した制御装置に対し、前記制御対象の操作を許可させる電子キー(2)において、
    前記制御装置から接続要求を受けて、前記キー情報を照合する際、既に照合が成立して当該電子キーに接続されている他の制御装置が存在するか否かを判定する判定手段(12、S330)と、
    該判定手段にて当該電子キーに接続されている他の制御装置が存在すると判定されると、当該他の制御装置との間で無線通信を行うための通信情報を、前記接続要求を送信してきた制御装置に送信する通信情報送信手段(12、14、S350)と、
    を備えたことを特徴とする電子キー。
  8. 携帯無線端末にて構成され、それぞれ異なる制御対象を制御する複数の制御装置に対し、順次接続要求を送信し、該接続要求に応答してきた制御装置との間で無線通信を行うことによりキー情報を照合し、該キー情報の照合が成立した制御装置に対し、前記制御対象の操作を許可させる電子キーにおいて、
    前記複数の制御装置に順次接続要求を送信する際、前記キー情報の照合が成立して当該電子キーに接続されている他の制御装置が存在するか否かを判定する判定手段(12、S330)と、
    該判定手段にて当該電子キーに接続されている他の制御装置が存在すると判定されると、当該他の制御装置との間で無線通信を行うための通信情報を、前記接続要求の送信先となる制御装置に送信する通信情報送信手段(12、14、S350)と、
    を備えたことを特徴とする電子キー。
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