JP6014255B2 - 変形可能な電磁コイル構造体を有する、スポーツ用品の、弾性変形可能なアイテム - Google Patents

変形可能な電磁コイル構造体を有する、スポーツ用品の、弾性変形可能なアイテム Download PDF

Info

Publication number
JP6014255B2
JP6014255B2 JP2015523430A JP2015523430A JP6014255B2 JP 6014255 B2 JP6014255 B2 JP 6014255B2 JP 2015523430 A JP2015523430 A JP 2015523430A JP 2015523430 A JP2015523430 A JP 2015523430A JP 6014255 B2 JP6014255 B2 JP 6014255B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
item
ball
sports equipment
loop antenna
deformable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015523430A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015530891A (ja
Inventor
ベルンハルト,ヨーゼフ
ハルトマン,マルクス
エスキルドセン,イョルン
ブレッツ,イングマール
Original Assignee
フラウンホーファー−ゲゼルシャフト ツール フエルデルング デア アンゲヴァンテン フォルシュング エー.ファオ.
フラウンホーファー−ゲゼルシャフト ツール フエルデルング デア アンゲヴァンテン フォルシュング エー.ファオ.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by フラウンホーファー−ゲゼルシャフト ツール フエルデルング デア アンゲヴァンテン フォルシュング エー.ファオ., フラウンホーファー−ゲゼルシャフト ツール フエルデルング デア アンゲヴァンテン フォルシュング エー.ファオ. filed Critical フラウンホーファー−ゲゼルシャフト ツール フエルデルング デア アンゲヴァンテン フォルシュング エー.ファオ.
Publication of JP2015530891A publication Critical patent/JP2015530891A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6014255B2 publication Critical patent/JP6014255B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q7/00Loop antennas with a substantially uniform current distribution around the loop and having a directional radiation pattern in a plane perpendicular to the plane of the loop
    • H01Q7/02Collapsible antennas; Retractable antennas
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B41/00Hollow inflatable balls
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B43/00Balls with special arrangements
    • A63B43/004Balls with special arrangements electrically conductive, e.g. for automatic arbitration
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B45/00Apparatus or methods for manufacturing balls
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B69/00Training appliances or apparatus for special sports
    • A63B69/002Training appliances or apparatus for special sports for football
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B69/00Training appliances or apparatus for special sports
    • A63B69/0024Training appliances or apparatus for special sports for hockey
    • A63B69/0026Training appliances or apparatus for special sports for hockey for ice-hockey
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B71/00Games or sports accessories not covered in groups A63B1/00 - A63B69/00
    • A63B71/06Indicating or scoring devices for games or players, or for other sports activities
    • A63B71/0605Decision makers and devices using detection means facilitating arbitration
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/22Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q7/00Loop antennas with a substantially uniform current distribution around the loop and having a directional radiation pattern in a plane perpendicular to the plane of the loop
    • H01Q7/005Loop antennas with a substantially uniform current distribution around the loop and having a directional radiation pattern in a plane perpendicular to the plane of the loop with variable reactance for tuning the antenna
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49002Electrical device making
    • Y10T29/49016Antenna or wave energy "plumbing" making

Description

本発明の実施形態は、概して、例えば、膨らませて使うボールのようなスポーツ用品の弾性変形可能なアイテムに関し、より具体的には、スポーツ用品のアイテム内で、湾曲表面の周りに配置された少なくとも一つの変形可能な電磁コイル構造体を備えるスポーツ用品の弾性変形可能なアイテムに関する。
電磁コイル、ただ単に、コイルは、銅ワイヤのような導電体が巻かれて誘導性又は電磁要素を作る時に形成される。それによって、ワイヤは、また、コアや形成体にも巻くことができる。ワイヤの一つのループは、ターンと呼ばれ、コイルは、一つまたは複数のターンを備える。インダクタコイルとしてのコイルは、その磁界内にエネルギーを蓄える受動二端子電気部品として、電子回路に広まっている。例えば、コイルは、部品を動かすことなく誘導結合によって一つの電気回路から他の電気回路へエネルギーを伝達するための変圧器を実現するために使用することができる。また、コイルは、インダクタとキャパシタの直列及び/又は並列配置を備える共振回路を作るために使用することができる。いくつかの用途では、コイルは、例えば、無線自動識別(RFID)又は同様の用途における電磁界を検出するためのアンテナ又はアンテナのような要素とすることができる。
これらの用途の一つにおいて、例えば、電磁界及び/又は信号を使用して、ボールやパックのような動く運動オブジェクトの、検出面(例えば、ゴール面)を通過する推移を検出することが提案されている。サッカーやフットボールのようないくつかのボールスポーツでは、人間の誤判定を回避するために、自動ゴール検出システムの使用が議論されている。いわゆるゴールライン技術は、ボールがゴールラインを横切った時を決定することができる技術であり、レフェリーがゴールをコールする又はしないことを補助する。ビデオベースの又は電磁界ベースのシステムのような、ボールの正確な位置又は場所を決定するための様々な代替的アプローチがある。電磁界ベースのシステムでは、ボールのような動くオブジェクトは、電磁信号を送信する及び/又は受信する及び/又は反射するための電子回路を備えることができる。そのような電磁的アプローチのために、電子部品はボールの内側に必要であり、電子部品のサイズは、その機能性及び使用される周波数範囲に依存して異なり得る。小さい及び中間サイズのシステムに対して、電子部品は、例えば、ボールの中心内に設置することができる。サブMHz範囲における磁界を使用するシステムに対する場合のような、より大きな面積及び体積を必要とするゴール検出システムに対して、必要なループアンテナ及び/又は更なる電子部品は、ボールの周囲に設置することができる。
回転することがあっても不変な検出特性を達成するために、一つのゴール検出システムは、電磁界の少なくとも一部を放射する又は反射するために、動くオブジェクト、例えば、ボールの内部に又はその上に三つの直交方向に配されたコイル又はループアンテナを設置することを提案している。コイルのこの直交する配置に起因して、理論上、三つの直交するループアンテナが、有効開口表面が、ゴールに又はゴール近くに設置された送信機から来る入射磁界に対して垂直である有効なループアンテナに常に達するので、ボールの回転位置は、電磁放射又は反射の特性への僅かな影響を有するに過ぎない。すなわち、有効開口表面の法線は、磁界ベクトルに対して実質的に平行である。
ゴール検出システムの正確な機能発揮、すなわち、高い精度のために、ボール又はパックの電磁特性は、重要な基準である。一つの典型的なゴール検出システム800(図8a参照)では、磁界
Figure 0006014255
は、ゴールフレーム802を取り含む通電導体によって発生することができる。発生した磁界
Figure 0006014255
は、それによって、ゴールフレーム802によって画定される検出平面804に対して垂直である。この活発な磁界
Figure 0006014255
は、ボール806によって反射され、反射された信号
Figure 0006014255
が、(位相がシフトされたボール電子部品に起因して)活発な磁界
Figure 0006014255
として同じ方向のベクトルを発生すべきである。反射信号の幾何学的精度は、測定結果、および、従って、ゴール判定の精度に直接影響を及ぼす。
検出システム800は、ボール806における三つの直交するコイル808−1、808−2、及び808−3に基づく(図8b参照)。コイル808−1、808−2、及び808−3の各々は、例えば、ボール空気袋とボール外皮又はボール表皮との間に挿入することができる複数のターンを備えることができる。ボール外皮の何らかの凹凸を回避するために、挿入されたコイル808−1、808−2、及び808−3は、ボール空気袋とボール外皮(すなわち、ボール表皮)との間は、寧ろフラットであるべきである。従って、コイルの巻線又はターンは、ボール806の周囲に沿って並んで配置されるべきかもしれない。
特にその周囲に配置される、一つ以上のコイル又はループアンテナを装備するボールのようなスポーツ用品や運動用品のアイテムの製造は、比較的厄介である。更に、ボールの内部又はその周りへのコイルの正確な位置決めは、極めて重要である。例えば、スポーツ用品のアイテムが、例えば選手から打たれた又はゴールフレームのような障害物に衝突した時に、そのスポーツ用品の変形可能なアイテムの機械的及び/又は弾性的変形に耐えるために、少なくとも一つのコイル又はループアンテナが如何に設計されるか及びそれがスポーツ用品のアイテムに如何に一体化するかという概念を提供することが望ましい。
電磁界ベースのゴール検出システムの最良のシステム性能のために、三つの実質的に相互に直交するループアンテナ又は電磁コイルは、サッカーボールのような、いくつかの実施形態に従う、空気で膨らませて使うボールであるスポーツ用品のアイテム内に一体化されることが望ましい。通常、フットボールやハンドボールのような空気で膨らませて使うボールは、少なくとも一つの外部のボール表皮、すなわち、ボール外皮、とボール表皮の下の内部のボール空気袋を備える。外側からの衝撃から空気袋を保護するために、表皮と空気袋との間に追加の材料を、例えば、ステッチ等として加えることもできる。本発明の実施形態はボール以外の運動用品にも適用可能であるが、本発明の原理は主として、空気で膨らませて使うボールに関して説明される。
ボールに一体化されたループアンテナ又はコイルから反射された電磁信号は、ボール内の、少なくとも一つのループアンテナの円周や直径に依存する。すなわち、ループの直径が大きいほど、反射された信号の信号強度が高くなり、且つ電磁界ベースのゴール検出システムの検出レートが良好になる。結果として、できるだけ大きいループアンテナ直径を得るために、ボール内の一つ以上のループアンテナは、ボールの外部形状に合わされるべきである。これは、直接ボール表皮の下で、ボール表皮と、空気袋又は追加の保護組織、の間に、又は空気袋の内部壁に続くボール空気袋の内側に、電磁コイルの形態でループアンテナを配置することによってなされ得る。しかしながら、これを行うと、表皮と空気袋を備えるボールの弾性変形が直接一体化された電磁コイルに伝達される可能性がある。何ら対策をしなければ、コイルは、弾性ボールが変形すると損傷する可能性がある。
従って、本発明の実施形態は、ボール、及び一般的にはスポーツ用品のアイテムの弾性変形に耐える又は適応することができるコイルを提供することを目的とする。
この目的のために、スポーツ用品の弾性変形可能なアイテムに一体化された少なくとも一つの電磁コイル構造体は、その電磁コイル構造体がスポーツ用品のアイテムの最大弾性変形に対応する伸長余裕部(拡張緩衝部)を有するように設計され得る。
従って、本発明の第一の態様によれば、スポーツ用品の弾性変形可能なアイテム、特に、空気で膨らませて使うボールであって、そのスポーツ用品のアイテム内で湾曲表面の周りに配置される少なくとも一つの変形可能な電磁コイル構造体を備え、前記少なくとも一つの変形可能な電磁コイル構造体は、スポーツ用品のアイテムの最大弾性変形又は結果としての拡張に対応する伸長又は拡張余裕部を有する。スポーツ用品又は運動用品のアイテムの弾性変形は、例えば、選手が運動用品を打つ又は運動用品自体が、ゴールフレームのような障害物に衝突することから生じ得る。
上述したように、実施形態は、ボールに厳密に制限されることはない。一般的に、スポーツ用品のアイテムは、任意に移動可能な運動オブジェクト又は用品として理解することができる。従って、例えば、アイスホッケーパックも、この明細書の文脈でスポーツ用品のアイテムとして理解してもよい。すなわち、スポーツ用品のアイテムは、サッカーボール、アメリカンフットボールのボール、ラグビーボール、バスケットボール、ハンドボール、バレーボール、テニスボール、ゴルフボール、ビリヤードボール、ボウリングボール、又はパックのグループに属することができる。なお、この例示のリストは、決定的であると理解されるべきではない。本発明の原理は、スポーツ用品又は運動用品の他のアイテムに転用されることができる。
前記少なくとも一つの電磁コイル構造体は、少なくとも1ターンの電磁コイル又はループアンテナを備えることができる。典型的には、電磁コイル構造体は、1ターンより多いのコイルを備える。好適な実施形態では、電磁コイル構造体は、スポーツ用品のアイテム、例えば、ボール内に相互に垂直に又は互いに直交して配置された少なくとも三つの電磁コイルを備える。特に、いくつかの実施形態では、これら三つの電磁コイルは、スポーツ用品のアイテム内で、例えば、ボール空気袋とボール外皮又はボール表皮との間で、球形表面上の共通のフレキシブル且つフラットプリント回路基板(PCB)上に配置することができる。
従って、スポーツ用品に一体化されるフレキシブル且つ望ましくは弾性コイル又はループアンテナは、フレックス回路とも呼ばれる、フレキシブル電子装置に基づくことができる。これは、ポリイミド、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、又はポリエステルのようなフレキシブルプラスチック基板上に電子デバイスを取付けることによって電子回路を組み立てるための検証済み技術である。このようなフレキシブルプラスチック基板は、フレキシブルコイルの弾性拡張と収縮を可能とする弾性であり得る。フレキシブル電子アセンブリは、フレキシブルPCBを望ましい形状に一致させる又はその使用中に曲げる、リジッドプリント回路基板(PCBs)に使用される同じ部品を使用して製造することができる。実施形態によると、フレキシブルPCBの望ましい形状は、コイル又はループアンテナの形状である。フレキシブルプリント基板(FPC)は、例えば、標準化された正確なフォトリソグラフィ技術で作ることができる。実施形態によると、例えば、非導電性フレキシブル非導電性基板(例えば、ポリイミド、PEEK、TPU、ポリエステル等)の上にラミネートされた少なくとも一つの銅板(導電層)からエッチングされた導電パスウエイ、トラック又は信号トレースは、フレキシブルコイルの一つまたはそれ以上のターンとして機能できる。また、フレキシブルPCB上の電子回路は、電気部品がPCBの表面に直接取り付けられる、標準化表面実装技術(SMT)によって構成することができる。
スポーツ用品のアイテム内の湾曲表面は、アイテムの変形されていない、すなわち非変形状態において、周囲を有する球状表面であり得、いくつかの実施形態では、コイル構造体の少なくとも1ターンの長さは、前記周囲よりも長くてよく、前記伸長余裕部となる。例えば、前記湾曲表面は、ボール空気袋の内部又は外部表面、あるいはボール表皮の内部又は外部表面であってもよい。すなわち、本発明のいくつかの実施形態は、電磁コイルをスポーツ用品のアイテムに一体化することを提案しており、それは、スポーツ用品のアイテム自体よりも長い周囲を有することが好ましい。これは、様々な方法で実現可能である。
コイルは、典型的には、銅、銀又はアルミニウムのような導電性材料よりなるので、コイル自身の弾性は、ボール表皮、ボール空気袋、又は保護組織の弾性よりも相当低い。他方、コイルの剛性は、ボールの変形に抗するように作用し、ボールの動的挙動は、大きく影響を及ぼされ得る。このために、いくつかの実施形態は、前記少なくとも一つのコイル構造体の巻線の曲がりくねった又はジグザグなパターンを提案する。すなわち、前記コイル構造体の少なくとも1ターンの長さが球状表面の周囲よりも長い状態は、コイルの導電体を周方向に対して横方向に曲がりくねらせることによって実現することができる。すなわち、少なくとも一つの変形可能な電磁コイル構造体の導電体は、スポーツ用品のアイテムの湾曲表面の周りに曲がりくねった又はジグザグなパターンに配置することができる。
一実施形態では、前記少なくとも一つの変形可能な電磁コイル構造体の導電体は、コイルの横行の曲がりくねった配置を得るために、湾曲表面に沿って周方向に対して横方向に曲がりくねらせることができる。それによって、横行の方向は、コイルの1ターンの主に伸長する方向から横方向に伸長する方向と理解することができる。すなわち、横行の方向は、周方向で直角を含む接線方向と理解することができる。
代替の一実施形態では、前記少なくとも一つの変形可能な電磁コイル構造体の導電体は、長手方向の曲がりくねった構造体を得るために、湾曲又は球状表面に沿って周方向に対して半径方向に曲がりくねらせることができる。すなわち、長手方向の曲がりくねった構造体において、導電体の変位は、半径方向である。横行の方向の曲がりくねった配置は、むしろ半径方向に平らなコイル構造体となるが、長手方向の曲がりくねった配置は、曲がりくねった構造体が、横行の方向の曲がりくねった配置に比較して、実質的に90°だけ回転されると、無視できない半径方向への拡張を有するコイル構造体となる。
いくつかの実施形態では、運動用品内にコイル構造体の曲がりくねった形状をより良好に支持するために、前記少なくとも一つの変形可能な電磁コイル構造体を弾性及び/又はフレキシブルキャリア材料に配置する又は埋め込むことが有利である。例えば、スポーツオブジェクトの通常の空気圧による拡張から、曲がりくねったコイルを保護することを助けるそのような構造は、スポーツオブジェクトの内部の空気袋と外部の表皮との間に配置することができる。それによって、ゴム又は同様の材料であり得る弾性及び/又はフレキシブル埋め込み材料は、空気で膨らませたボールの通常の空気圧下での形状又は配置を維持するのに十分に剛性であり、例えば、ボールを打つ又はボールがゴールフレームに衝突することによって引き起こされるボール圧縮を伝達するのに十分フレキシブルでもあることが好ましい。
本発明の代替の一実施形態によると、前記少なくとも一つの変形可能な電磁コイル構造体の導電体は、弾性変形可能及び/又はフレキシブル基板上に形成されることができる。例えば、前述の曲がりくねった又はジグザグなコイル構造体は、例えば、伸縮自在のゴムバンド又は伸縮自在の弾性繊維バンドとしての弾性変形可能及び/又はフレキシブル基板の上に配置する又は一体化されることができる。後者の場合は、コイル構造体の導電体は、例えば、フレキシブル/弾性繊維バンドに編み込むことができる。
本発明の他の実施形態では、電磁コイル構造体の伸長余裕部は、弾性導電体を使用することによって達成され得、それによって、弾性又は伸縮自在の導体自身がスポーツ用品のアイテム内の湾曲又は球状表面の周りに配されるゴムバンドと同様に働くことができる。この場合、前述の曲がりくねった又はジグザグなコイル構造体無しで、湾曲又は球状表面の周りに導電体を配置することが可能である。例えば、そのような弾性導体は、電磁コイル構造体のための伸縮自在の電磁コイルを得るために銀のナノワイヤ導体又はカーボンナノチューブに基づくことができる。加えて、そのような弾性導体は、フレキシブルコイルのより良好な支持と案内のために伸縮自在な基板上に配することができる。
先に述べたように、スポーツ用品のアイテムは、ボール空気袋とボール表皮又は外皮を有する、膨らませて使うボールであり得、前記少なくとも一つの変形可能な電磁コイル構造体を、いくつかの実施形態では、ボール空気袋とボール表皮との間に配置することができる。他の実施形態では、前記少なくとも一つの変形可能な電磁コイル構造体を、ボール空気袋内に又はボール空気袋の表面の下に配置することができる。いくつかの実施形態では、前記少なくとも一つの変形可能な電磁コイル構造体を、ボール表皮の外部表面上に配置することさえ可能である。
任意ではあるが、スポーツ用品のアイテムは、そのスポーツ用品のアイテムの表皮の下の湾曲表面上に、前記少なくとも一つの変形可能な電磁コイル構造体の位置を固定するための手段を備えることができる。それによって、その固定するための手段は、一定距離で湾曲表面周りに配置された、ボール表皮又は専用の固定ストラップの継ぎ目/糸によって実現されることができる。固定ストラップは、いくつかの実施形態によると、接着剤でもよい。
いくつかの実施形態では、スポーツ用品のアイテムにおいて、より多くの電気部品を前記少なくとも一つのコイルと一体化するのが有利である。例えば、容量性又は抵抗性部品は、例えば、スポーツ用品のアイテムにおいて一つまたはそれ以上の共振回路を実施するために、コイル構造体と一体化されることができる。すなわち、いくつかの実施形態では、スポーツ用品の弾性変形可能なアイテムは、更に、所定の周波数又は周波数範囲のための共振回路を形成するために、少なくとも一つの変形可能な電磁コイル構造体へ結合される少なくとも一つの容量性素子を備えていてもよい。例えば、周波数範囲は、サブMHz領域、すなわち、10kHzから150kHzであってもよい。これは、特に、後方散乱結合概念にとって興味深く、ゴールに設置されたアンテナが、後方散乱を介してボールの一つまたはそれ以上のコイルと誘導性結合され得る。それによって、後方散乱(誘導性結合)は、送信機によって送信される電磁力を使用してボールの電子部品を励磁する。実質的に、ボールは、送信された電磁力のいくらかを反射して返すことができ、その特性のいくらかを変化し、そして、このように、送信機へ情報を送り返すことができる。いくつかの実施形態では、少なくとも一つの容量性素子は、スポーツ用品のアイテムの表皮に又はその表皮パッチに一体化され得る。これによって、効率的な製造プロセスと良好な共振特性が可能となる。
本発明の更なる態様によると、スポーツ用品の弾性変形可能なアイテム、特に、空気で膨らませて使うボールを製造するための方法であって、前記スポーツ用品のアイテム内で湾曲表面の周りに少なくとも一つの変形可能な電磁コイル構造体を配置するステップを備え、それによって前記少なくとも一つの変形可能な電磁コイル構造体が前記スポーツ用品のアイテムの最大弾性変形に対応する伸長余裕部を有する方法が提供される。
従って、本発明の実施形態は、ボールが選手から打たれた又はゴールフレームに衝突した時にそのボールの機械的変形に耐えるために、少なくとも一つのコイルが如何に設計されるか及びボールに如何に一体化されるかという問題に対する解決策を提案する。
装置及び/又は方法のいくつかの実施形態を、単なる例として且つ添付の図面を参照して以下に記述する。
図1は、ボールの周囲よりも大きな周囲を有する変形可能な電磁コイル構造体を一体化したボールを概略的に描く図 図2aは、横行の方向に曲がりくねった導電体を有する変形可能な電磁コイル構造体を一体化したボールを概略的に描く図、図2bは、長手方向に曲がりくねった導電体を有する変形可能な電磁コイル構造体を一体化したボールを概略的に描く図 図3は、コイル構造体と外部のボール表皮との間の支持パッドを備えるボールを示す図 図4は、機械的変形を受けたボールの周囲の伸長を描く図 図5は、表皮パッチに一体化されたコイルループ、固定ストラップ及び共振キャパシタを有するボールを描く図 図6aは、いくつかのコイル固定例を概略的に示す図、図6bは、一実施形態に従うコイル構成物の横断面を描く図 図7は、チューニングキャパシタをボール表皮に固定するための例を描く図 図8aは、ゴール検出システムの原理を描く図、図8bは、ボール表面の下に直交配置された三つのコイルを描く図
ここでは、様々な例の実施形態が、いくつかの例の実施形態が描かれる添付の図面を参照してより十分に記述される。図面において、線の太さ、層及び/又は領域は、明瞭化のために誇張されている。
従って、例の実施形態は、様々な変更及び代替形態が可能であると共に、それらの実施形態は図面に例として示され、詳細に記述される。しかし当然のことながら、例の実施形態を開示された特定の形態に限定する意図はなく、逆に、例の実施形態は、本発明の範囲内に入る全ての変更、等価物及び代替をカバーする。同様の番号は、図面の記述の全体を通して同様又は類似の要素を指す。
当然のことながら、一つの要素が他の要素に“結合された(connected)”又は“連結された(coupled)”と言われる場合、その他の要素へ直接結合又は連結されてもよいし、介在要素があってもよい。対照的に、一つの要素が他の要素に“直接接続された(directly connected)”又は“直接に連結された(directly coupled)”と言われる場合、介在する要素は存在しない。要素間の関係を記述するために使用される他の語も、同様に(例えば、“の間(between)”対“の間に直接(directly between)”、“と隣接して(adjacent)”対“と直に隣接して(directly adjacent)”等)解釈されるべきである。
ここで使用される用語は、特定の実施形態を記述するという目的だけのためであり、例の実施形態を制限する意図はない。ここで使用されるように、単一形態“一つの(a)”、“一つの(an)”及び“その(the)”は、文脈上明確にそうではないとされない限り、同様に、複数の形態を含む。さらに当然のことながら、用語“備える(comprises)”、“備える(comprising)”、“含む(includes)”及び/又は“含む(including)”が、本明細書で使用される場合、記述された特徴、整数、ステップ、操作、要素及び/又は部品の存在を指定するが、一つ以上の他の特徴、整数、ステップ、操作、要素、部品及び/又はそれらのグループの存在又は追加を排除しない。
別段の定めがない限り、本明細書で使用される全ての用語(技術的及び科学的用語を含む)は、例の実施形態が属する分野の当業者によって一般的に理解されているのと同じ意味を有する。さらに当然のことながら、用語、例えば、通常使用されている辞書に定義されている用語は、関連技術の文脈におけるそれらの用語の意味と一致する意味を有するものと解釈されるべきであり、本明細書でそのように明確に定義されていない限り、理想化された又は過度に形式的な意味には解釈されない。
図1は、本発明の一実施形態に係る、ボール100の形態のスポーツ用品のアイテムを概略的に示す。
ボール100、例えば、サッカーボールは、空気で膨らませて使うボールであり得る。これは、そのボール100が選手によって又は障害物によって打たれた時に弾性的に変形可能であることを意味する。外部のボール表皮102の下に、ボール100は、そのボール100内の湾曲表面106の周りに配置される変形可能な電磁コイル構造体104を備える。見て分かるように、電磁コイル構造体104は、ボール100又はその外部の表皮102の周囲よりも長い又は大きな周囲延長部を有する。コイル構造体104のこのより長い周囲延長部によって、コイル構造体104は、ボール100の弾性変形(例えば、圧縮及び/又は拡張)を補償するための伸長余裕部を有する。
図1に示される実施形態では、電磁コイル構造体104は、定間隔に配された固定要素108によってボール表皮102に固定されており、これらの固定要素108は、ボール表皮102の継ぎ目又は定距離で湾曲表面106の周りに配置されたいくつかの固定ストラップであってもよい。湾曲表面106は、ボール100の変形されていない状態において、特定の周囲を有する球状表面であり、コイル構造体104の少なくとも1ターンの長さは、湾曲表面106又はボール100の周囲よりも大きい。後述するように、湾曲表面106は、例えば、内部のボール空気袋の表面又はボール表皮102の(内部)表面であってもよい。
いくつかの実施形態では、二つの隣接する固定要素108間のコイル構造体104のセクション(区間)110は、比較的緩くボール100内に配置することができる又は構造不定であってもよい。換言すれば、導体セクション110は、隣接する固定要素108間にガイドされることなく延在できる。しかしながら、以下で明らかになるように、コイル構造体104のターンに対して案内構造を提供する又は見越すことが好ましい。
図1は、一つのコイルの側面図のみを描いている。しかしながら、コイル構造体104は、好ましくは、湾曲表面106の周りに互いに対して相互に垂直に配置されてボール100内に少なくとも三つのループアンテナを形成する少なくとも三つの変形可能な電磁コイルを備えることができる。次に、結果としてのループアンテナは、例えば、ボール100がゴールラインを横切ったか否かを検出するための電磁界ベースのゴール検出システムと相互作用を行うことができる。
図1の実施形態は、本発明の原理に良好に適合しているが、ゴール検出精度品質に関してより好ましい実施形態を、以下で説明する。
図2aは、外部のボール表皮202を有するボール200の更なる実施形態の概略平面図を示し、このボール200は、ボール表皮202の下に、ボール200内に、湾曲表面、例えば、ボール空気袋の表面の周りに配置される少なくとも一つの変形可能な電磁コイル構造体204を備える。図2aの実施形態では、変形可能な電磁コイル構造体204は、また、空気で膨らませて使うボール200の最大可能機械的変形に対応する伸長余裕部を有する。ここで、周方向における伸長余裕部は、湾曲表面周りに、曲がりくねった又はジグザグなパターンで配置される変形可能な電磁コイル構造体204の導電体を設けることによって実現される。例示として、図2aに従って三つの平行な曲がりくねった巻線を備える電磁コイル構造体204の曲がりくねった巻線構造体に起因して、周方向におけるコイル構造体204の延出部は、ボール200の延出部よりも大きい。ボールの最大範囲までの弾性的機械的変形に追従する又はそれを補償することができるように、曲がりくねったコイル構造体204は、弾性変形可能及び/又はフレキシブル基板216上に設ける又は配置することができる。それによって、弾性又は伸縮自在の基板216は、例えば、コイル構造体204の導電体を支持するフレキシブル且つ弾性的PCB、伸縮自在ゴム状のバンド又は伸縮自在弾性テキスタイルバンドであり得る。周方向に対して横方向に、例えば、内部のボール空気袋の表面に沿ってコイル構造体204を曲がりくねらせること(横行の方向の曲がりくねり)は、比較的広く平らなコイル構造を提供し、それは、ボール表皮202と内部の空気袋又は両者間中の任意の他の層との間に容易に一体化されることができる。
図2bは、本発明の他の一つの例示的実施形態の側面図を概略的に描いている。
外部のボール表皮層252を有するボール250は、長手方向の曲がりくねった構造体を得るために、ボールの球状表面(例えば、ボール空気袋の表面)に沿って又はその周りに周方向255に対して半径方向に曲がりくねった一つ以上の導電体を有する変形可能な電磁コイル構造体254を備える。ボール250の周囲に沿って半径方向へ少なくとも一つのコイル254を曲がりくねらせること(長手方向の曲がりくねり)で、図2aの広く平らなコイル構造体に比較して、より厚いコイル構造体となる。しかしながら、ボール表皮252とボール空気袋256又は両者間の任意の他の層との間に配されると、図2bのコイル構造体は、通常の内部のボール圧力によって半径方向に圧縮されることから好適に保護される。
代替の一実施形態では、コイル構造体204と254の導電体の曲がりくねりは、両方向、すなわち、横行の方向と長手方向において実現され得る。次に、結果としてのコイル構造体は、周方向スパイラルと同様である。
いくつかの実施形態では、半径方向に曲がりくねったコイル構造体254がボール250の通常の空気圧によって拡張又は圧縮されるのを保護することが有利である。一実施形態では、保護メカニズムは、電磁コイル構造体254をボール空気袋256の内側に置くことであり得る。そのような実施形態では、コイル構造体254は、ボール250の内部の空気圧に曝されるだけであり、ボールの内側と外側との圧力差に起因して圧縮されることはない。次に、コイル構造体254は、ボール250内の予め画定された位置に留まるために、空気袋256の周囲回りのいくつかの、少なくとも三つの点に固定することができる。
加えて、或いはその代わりに、コイル構造体254を、コイル構造体254の長手方向又は半径方向の曲がりくねった形状を支持するために、弾性及び/又はフレキシブル埋め込み材料に成形することができる。それによって、長手方向又は半径方向の曲がりくねったコイル構造体254は、ゴム又は同様の埋め込み材料に埋め込まれ得、この材料は、一方では、ボール250の通常の空気圧状態下でのその半径方向厚みを維持するに十分な剛性であるが、他方では、ボールを打つ又はボールが障害物に衝突することによって引き起こされる弾性のボール圧縮又は拡張を吸収する又は伝達するのに十分フレキシブルでもある。結果としての成形されたコイル構造体は、いくつかの実施形態に従って、ボール空気袋256とボール表皮252との間に配置することができる。
ボール表皮252とボール空気袋256との間に長手方向又は半径方向の曲がりくねったコイル構造体254を配置する時、追加の個別の支持パッドは、いくつかの実施形態では、また、半径方向にコイル254を支持でき、且つその半径方向の圧縮を防止できる。支持パッドは、ゴム又は同様の材料から作ることができ、且つ好ましくは、ボール250の通常の空気圧によって半径方向に圧縮されない程度に十分な剛性を有するべきである。しかしながら、支持パッドは、弾性的なボール変形に起因するコイル構造体の追加の伸長を吸収できるべきである。長手方向又は半径方向の曲がりくねったコイル構造体支持半径方向支持パッドを有する実施形態が図3に概略的に描かれている。
図3は、複数の表皮パッチ308から作られるボール表皮302を有するボール300を示す。表皮パッチ308は、糸又は継ぎ目310によって一緒に保つことができる。外部のボール表皮302と内部のボール空気袋との間に、長手方向又は半径方向の曲がりくねったコイル構造体304が設けられる。ボールは、コイル構造体304の半径方向の圧縮を防止するための複数の半径方向支持パッド312を備える。このために、定間隔で離間された支持パッド312の半径方向延出部は、半径方向に曲がりくねったコイル構造体304の半径方向延出部と少なくとも同じ大きさであり得る。このように、支持パッド312は、ボール空気袋306とボール表皮302との間の距離維持要素として働く。
長手方向又は半径方向の曲がりくねったコイル構造体に対して、コイル(単数又は複数)の巻線及び/又はコイルの巻線が埋め込まれる基板又はキャリア材料は、その半径方向の厚みに関してフレキシブルである必要はない。更に、巻線とキャリア材料は、剛性が非常に高く、機械的変形に起因する伸長力を支持パッド312に伝え、それらを圧縮する。本発明の一実施形態では、固定要素又は支持体は、ボール表皮パッチ308の継ぎ目310であってもよい。表皮パッチの継ぎ目310は、通常のボール圧状態中にそれらの位置に留まるのに十分な程度剛性であるが、ボール圧縮に起因する追加の機械的力によって圧縮され得る。
任意ではあるが、ボール300は、ボール表皮302の下の湾曲表面上に少なくとも一つの変形可能な電磁コイル構造体304の位置を固定するための手段も備えることができる。それによって、この固定手段は、表皮302の継ぎ目310又は図1に示される要素108と同様の、定距離でボール空気袋306又は表皮302の湾曲表面の周囲に配置される他の固定要素であってもよい。
図4は、ボール200が壁又は平らな表面、例えば、障害物400を打つ例を示す。ボール200が、平らな表面400を打つと、ボール200は、働く力402の方向に弾性的に変形される又は圧縮される。機械的圧縮は、完全には保証されることはできず、ボール200は、働く力402の方向に直交する他の方向404へ拡張する。コイル構造体204、すなわち、その開口表面が、障害物400の衝突表面に平行であると、図4に示されるように、拡張力402は、コイル構造体204に影響を及ぼし、それを垂直方向404に伸ばす。コイル構造体の伸長余裕部に起因して、コイル構造体204は、何ら損傷なくその拡張に関与できる。
その伸長又は変形能力に加えて、電磁コイル構造体は、ボールの内側に非常に正確に固定されることができる。特に、互いに対して実質的に垂直であらねばならない三つのコイルが使用される場合、ボール内へのコイル構造体の適切な固定が有利であり得る。それによって、コイル固定は、以下の要求を満たすべきである。
・コイル構造体又はその個々のコイルは、コイル構造体の最大周囲に対してボールの外形に可能な限り近くに(すなわち、内部の表皮又は空気袋壁近くに)保たれなければならない;
・コイルは、また、実質的に横行の方向へ動くことができてはいけない;
・コイル構造体の三つのコイルの直交性は、維持されるべきである;及び
・コイルは、その巻線の方向へ、すなわち、長手方向又は周方向へ自由に動くべきである。
これらの要求を満足するために、ボール表皮又は空気袋に取り付けられる、対応して設計された固定フラップを使用することができる。コイルは、長手方向又は周方向への自由な動きのために、フラップを通過して送ることができる。いくつかのフラップの代わりに、コイルのための周方向チューブも使用することができる。
図5は、第1のコイル504−1と第2のコイル504−2を備える変形可能な電磁コイル構造体504を収容するボール500の実施形態を示す。二つのコイル504−1と504−2は、実質的に互いに直交する。それによって、コイルの“直交配置”は、二つ以上のコイルを配置することとして理解することができ、二つの異なるコイルの直線状に延出する導体パスは、それらの交差点で実質的に互いに対して垂直である。他の定義は、コイルの開口表面の表面垂線は、互いに対して実質的に垂直であることであってもよい。異なるコイル間又は異なるコイルに対して定義され且つ固定された交差点を持つために、交差点のための又は交差点において、ラグ、フィードスルーのような特別な固定要素を設けてもよい。図5において、同様に、他の二つのコイル504−1と504−2に直交するように配置される第3のコイルが存在してもよい。図5を見て分かるように、電磁コイル構造体504又はその個々のコイル504−1と504−2は、それぞれ、一つ以上の固定ストラップ514によってそれらの位置に絶対的に且つ相対的に固定され得る。それによって、固定ストラップ514は、コイル504−1と504−2を内部のボール空気袋506に及び/又はボール表皮502の内表面に固定できる。それによって、固定ストラップ514は、空気袋506の湾曲表面又は表皮502に対して横行の方向へのコイル504−1と504−2の変位を防止するように構成される。また、固定ストラップ514は、空気袋506又は表皮502の湾曲表面に沿ったコイル504−1と504−2それぞれの周方向又は長手方向への自由な動きを許容するように構成される。更に、コイル504−1とコイル504−2の相互の直交性は、固定ストラップ514の使用によって実質的に保つことができる。
本発明の好適な実施形態では、固定ストラップ514は、表皮502と空気袋506との間に取り付けられる時に、コイル504−1と504−2を表皮パッチ508へ又はそれらの上に固定するために使用することができる。いくつかの実施形態では、ストラップ514は、弾性コイル基板又はバンド516と同じ幅dを有することができ、それによって、コイル504−1と504−2が横行の方向に動かない又はほんの僅かに動くことが可能である。なお、コイル構造体504に接続される一つ以上のチューニングキャパシタが見越されてもよい。
図6aと図6bは、固定ストラップ514を使用した、ボール表皮502及び/又はボール空気袋506への電磁コイル504の固定に関する二つの実施形態を示す。それによって、固定ストラップ514を、接着剤600によってボール表皮502及び/又はボール空気袋506へ固定することができる。すなわち、固定ストラップ514を、ボール表皮パッチ508又はボール空気袋506の表面に接着することができる。図6aの上側に描かれている実施形態では、コイル構造体504は、固定ストラップ514によって完全に囲まれている。すなわち、固定ストラップ514は、コイル構造体504の周りにループを形成し、固定ストラップ514の全体のループ構造体は、ボール表皮502又はボール空気袋506に接着される。図6aの下側の実施形態では、固定ストラップ514は、コイル構造体504を覆うための一方の側の表皮として働く。この実施形態では、電磁コイル構造体504は、固定ストラップ514とボール表皮502又はボール空気袋506の表面との間に配される。それによって、固定ストラップ514を、コイル構造体504の両側(左側と右側)のボール表皮502又はボール空気袋506に接着することができる。
図6bでは、コイル構造体604の一実施形態の横断面が概略的に示されている。コイル構造体604は、銅、銀又はアルミニウムのような導電性材料から作られる導電性巻線605を備える。コイル構造体604は、また、接着層609によってそれぞれ巻線605に固定又は取り付けることができる底部及び/又は頂部表皮基板607を備える。すなわち、いくつかの実施形態に従って、巻線605は、底部及び頂部表皮基板607間にラミネートされ得る。
電磁コイル構造体をゴール検出システムの特定の共振周波数、例えば、周波数125kHzへ調節する必要がある場合がある。このために、コイル構造体の浮遊容量は、十分であり得るが、追加の専用容量性素子が必要であるかもしれない。従って、いくつかの実施形態に従って、スポーツ用品の弾性変形可能なアイテム、例えば、ボールは、例えば、10kHzから150kHzの範囲における所定の周波数のための共振回路を形成するために、少なくとも一つの変形可能な電磁コイル構造体に連結される少なくとも一つの容量性素子を更に備えることができる。容量性素子やキャパシタは、しばしば、セラミック又は同様の材料から作られるので、誘導性コイル構造体よりも良好に保護されなければならない。このため、本発明のいくつかの実施形態は、少なくとも一つの容量性素子をボール表皮のパッチに一体化することを提案する。
図7は、チューニングキャパシタ700の固定のための一実施形態を示す。ゴム、発泡材、又は表皮パッチ材料と同様な材料のようなフレキシブル材料から作ることができる、ケースリング又は保護リング720は、ボール表皮パッチ708の内表面に取り付けることができる。ケースリング720の半径方向延出部は、十分に高く、ケースリング720は、十分に大きな直径を有する孔722を有することができ、それによって、コイル構造体の共振チューニング(調節)のための少なくとも一つの受動キャパシタ部品700がその孔722内に配されることができる。キャパシタ700は、キャパシタ700の対応するコネクタにはんだ付け可能な接続ワイヤ724を介してコイル構造体及び/又は他の電子部品に接続することができる。孔722内にキャパシタ700を置いた後、孔722に、キャパシタ700と接続ワイヤ724をケースリング720内に固定するために、接着剤又は他の成形材を充填することができる。図7の下の横断面図は、キャパシタ700を収容するケースリング720がボール表皮702とボール空気袋706との間に如何に嵌るかを描いている。変形可能な電磁コイル構造体が、二つ以上の電磁コイルを備える場合、複数の電磁コイルそれぞれは、それぞれ、少なくとも一つのキャパシタによって予め定義された共振周波数又は共振周波数範囲に別々に調整され得る。
記述及び図面は、単に本発明の原理を描いている。従って、当業者は、本明細書では明示的に記述されていない、又は示されていないが、本発明の原理を具体化し、本発明の精神と範囲内に含まれる様々な構成を考案できることを理解する。実施形態をゴール検出システムに関して描いたが、代替の実施形態もまた、防犯デバイス(例えば、フレキシブルコイルの商品中への又はその上への挿入)、例えば、アイスホッケーのような更なるスポーツに関連してもよい。また、実施形態は、例えば、フレキシブル且つ平らなコイルを靴等に一体化することによって、安全エリアを調査するために有用であり得る。
更に、本明細書で引用された全ての例は、主に、発明の原理及び発明者によって与えられた概念を読者が理解するのを助け、その技術を促進するための教育目的のためのみであるよう明確に意図しており、且つそのような具体的に引用された例及び条件へ制限しないように解釈される。更に、発明の原理、態様及び実施形態、並びにそれらの具体的な例を本明細書で引用する全ての記述は、それらの等価物を包含することを意図している。
更に、以下の請求項は、これによって、詳細な説明に組み込まれており、そこでは、各請求項は、個別の実施形態として自立することができる。なお、各請求項は、個別の実施形態として自立することができると共に、従属請求項は、特許請求の範囲において、一つ以上の他の請求項との特定の組合せを指すが、他の実施形態は、各他の従属請求項の主題との従属請求項の組合せを含んでいてもよい。特定の組合せが意図されていないことが述べられない限り、そのような組合せが、本明細書では、提案される。更に、一つの請求項が他の独立請求項に直接的には従属しないとしても、その請求項は、その他の独立請求項の特徴を含むことが意図される。
なお、更に、本明細書に又は特許請求の範囲に開示される方法は、これらの方法それぞれのステップの各々を実行するための手段を有するデバイスによって実行され得る。
更に、当然のことながら、本明細書に又は特許請求の範囲に開示される複数のステップ又は機能の開示は、指定の順序内であると解釈できない。従って、複数のステップ又は機能の開示は、そのようなステップ又は機能が技術的な理由で相互に交換できない場合を除いて、これらのステップ又は機能を指定の順序に制限しない。更に、いくつかの実施形態では、単一のステップは、複数のサブステップを含んでいても、それらに細分割されてもよい。このようなサブステップは、明示的に排除されない限り、含まれても、この単一のステップの開示の一部であってもよい。
100: ボール
102: ボール表皮
104: ループアンテナ
106: 湾曲表面
200: ボール
202: ボール表皮
204: ループアンテナ
206: 湾曲表面
204: 電磁コイル構造体
216: 基板
250: ボール
252: ボール表皮
254: コイル
256: ボール空気袋
300: ボール
302: ボール表皮
304: 電磁コイル構造体
306: ボール空気袋
310: 継ぎ目
500: ボール
502: ボール表皮
504: 電磁コイル構造体
506: ボール空気袋
514: 固定ストラップ
516: 基板
700: キャパシタ
702: ボール表皮
708: パッチ

Claims (16)

  1. スポーツ用品の弾性変形可能なアイテム(100;200;250;300;500)であって、
    前記スポーツ用品のアイテム内で湾曲表面(102;106;202;206;252;256;302;306;502;506)の周りに配置される、少なくとも1ターンの弾性導電体を備える少なくとも一つの変形可能なループアンテナ(104;204;254;304;504)を備え、
    前記少なくとも一つの変形可能なループアンテナは、前記スポーツ用品のアイテムの最大弾性変形に対応する伸長余裕部を有する、スポーツ用品のアイテム(100;200;250;300;500)。
  2. 前記ループアンテナ(104;204;254;304;504)の1ターンの長さは、前記スポーツ用品のアイテムの周囲よりも大きい、請求項1に記載のスポーツ用品のアイテム(100;200;250;300;500)。
  3. 前記少なくとも一つのループアンテナ(204;254;304;504)の導電体は、前記湾曲表面(202;206;252;256;302;306;502;506)の周りに曲がりくねった又はジグザグなパターンで配置される、請求項1又は2に記載のスポーツ用品のアイテム(200;250;300;500)。
  4. 前記少なくとも一つのループアンテナ(204;504)の前記導電体は、横行の方向の曲がりくねりを得るために、前記表面(202;206;502;506)に沿って周方向に対して横方向に曲がりくねっている、請求項3に記載のスポーツ用品のアイテム(200;500)。
  5. 前記少なくとも一つのループアンテナ(254;304)の前記導電体は、長手方向の曲がりくねりを得るために、前記表面(252;256;302;306)に沿って周方向に対して半径方向に曲がりくねっている、請求項3に記載のスポーツ用品のアイテム(250;300)。
  6. 前記少なくとも一つのループアンテナ(204;254;304;504)の前記導電体は、前記ループアンテナの曲がりくねった形状を支持するための弾性及び/又はフレキシブルキャリア材料に成形される、請求項3から5のいずれか一項に記載のスポーツ用品のアイテム(200;250;300;500)。
  7. 前記少なくとも一つのループアンテナの前記導電体は、弾性変形可能及び/又はフレキシブル基板(216;516)上に形成される、請求項3から6のいずれか一項に記載のスポーツ用品のアイテム(100;200;250;300;500)。
  8. 前記弾性変形可能及び/又はフレキシブル基板(216;516)は、フレキシブルプリント回路基板である、請求項7に記載のスポーツ用品のアイテム(100;200;250;300;500)。
  9. 前記アイテムは、ボール空気袋(256;306;506)とボール表皮(102;202;252;302;502)を有するボールであり、前記少なくとも一つのループアンテナは、前記ボール空気袋と前記ボール表皮との間に配置される、請求項1からのいずれか一項に記載のスポーツ用品のアイテム(100;200;250;300;500)。
  10. 前記アイテムは、前記スポーツ用品のアイテムの表皮(102;202;252;302;502)の下の前記湾曲表面上に、前記少なくとも一つのループアンテナ(104;204;254;304;504)の位置を固定するための手段を備える、請求項1からのいずれか一項に記載のスポーツ用品のアイテム(100;200;250;300;500)。
  11. 前記固定するための手段は、一定距離で前記湾曲表面の周りに配置される、前記表皮の継ぎ目(310)又は固定ストラップ(514)を備える、請求項10に記載のスポーツ用品のアイテム(100;200;250;300;500)。
  12. 更に、前記少なくとも一つのループアンテナ(104;204;254;304;504)に連結されて10kHzから150kHzの範囲における所定周波数に対する共振回路を形成する少なくとも一つの容量性素子(700)を備える、請求項1から11のいずれか一項に記載のスポーツ用品のアイテム(100;200;250;300;500)。
  13. 前記少なくとも一つの容量性素子(700)は、前記スポーツ用品のアイテムの表皮(702)内に又はそのパッチ(708)内に一体化される、請求項12に記載のスポーツ用品のアイテム(100;200;250;300;500)。
  14. 前記湾曲表面の周りに、互いに対して相互に垂直に配置されて前記アイテム内に少なくとも三つのループアンテナを形成する少なくとも三つの変形可能な電磁コイルを備える、請求項1から13のいずれか一項に記載のスポーツ用品のアイテム(100;200;250;300;500)。
  15. 前記少なくとも三つの変形可能な電磁コイルの各々は、それぞれ、少なくとも一つのキャパシタによって共振周波数に別々に調整される、請求項14に記載のスポーツ用品のアイテム(100;200;250;300;500)。
  16. スポーツ用品の弾性変形可能なアイテム(100;200;250;300;500)を製造するための方法であって、
    前記スポーツ用品のアイテム内で湾曲表面(102;106;202;206;252;256;302;306;502;506)の周りに、少なくとも1ターンの弾性導電体を備える少なくとも一つの変形可能なループアンテナ(104;204;254;304;504)を配置するステップを備え、それによって、前記少なくとも一つの変形可能なループアンテナは、前記スポーツ用品のアイテムの最大弾性変形に対応する伸長余裕部を有する、方法。
JP2015523430A 2012-07-26 2012-11-27 変形可能な電磁コイル構造体を有する、スポーツ用品の、弾性変形可能なアイテム Active JP6014255B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201261675984P 2012-07-26 2012-07-26
US61/675,984 2012-07-26
PCT/EP2012/073731 WO2014015917A1 (en) 2012-07-26 2012-11-27 Elastically deformable item of sports equipment comprising a deformable electromagnetic coil structure

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015530891A JP2015530891A (ja) 2015-10-29
JP6014255B2 true JP6014255B2 (ja) 2016-10-25

Family

ID=47557022

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015523430A Active JP6014255B2 (ja) 2012-07-26 2012-11-27 変形可能な電磁コイル構造体を有する、スポーツ用品の、弾性変形可能なアイテム

Country Status (7)

Country Link
US (1) US9735472B2 (ja)
EP (2) EP3112002B1 (ja)
JP (1) JP6014255B2 (ja)
CN (1) CN104507542B (ja)
DK (1) DK3112002T3 (ja)
ES (2) ES2666227T3 (ja)
WO (1) WO2014015917A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013100216B4 (de) * 2012-12-13 2014-12-24 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Elastisch verformbarer sportausrüstungsgegenstand mit einer verformbaren elektromagnetischen spulenstruktur
WO2016018585A1 (en) * 2014-07-31 2016-02-04 3M Innovative Properties Company Rfid tag on stretchable substrate
WO2016018777A2 (en) 2014-07-31 2016-02-04 3M Innovative Properties Company Rfid tag on flexible substrate
US9360894B1 (en) * 2015-02-12 2016-06-07 Htc Corporation Water-resistant electronic device and water resistant key module
JP6598533B2 (ja) * 2015-06-30 2019-10-30 ブリヂストンスポーツ株式会社 Icチップを内蔵するゴルフボール
CN106953426B (zh) * 2017-04-21 2020-09-11 天津工业大学 一种新型无线电能传输全向三维发射线圈装置
US10675526B2 (en) 2017-05-01 2020-06-09 Intel Corporation Sports apparatus and methods including tracking additives
EP4210841A1 (en) * 2020-09-09 2023-07-19 Wisehockey Oy A ball and a method for manufacturing the same
KR102461519B1 (ko) * 2020-12-17 2022-11-02 주식회사 바른바이오 탄성 운동 기구 및 탄성 운동 세트
CN113350753A (zh) * 2021-05-07 2021-09-07 焦作大学 一种具有投篮计数功能的篮球
CN113644414B (zh) * 2021-07-08 2022-05-06 大连理工大学 天线装置及其制备方法、以及通信装置

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1370331A (en) * 1971-03-03 1974-10-16 L Supran Sports ball having an electrically conducting surface
US3774194A (en) * 1972-01-12 1973-11-20 P Jokay Game court boundary indicator system
US4299384A (en) * 1975-04-23 1981-11-10 Auken John A Van Electrically conductive game ball
US4754285A (en) * 1987-05-01 1988-06-28 Timex Corporation Expansion band antenna for a wristwatch application
JPH037852U (ja) * 1989-06-12 1991-01-25
DE4327433A1 (de) * 1993-08-14 1995-02-16 Roland Prof Dr Phil Naul Sensorische Sport-Trefferfläche
JP2687864B2 (ja) * 1993-12-29 1997-12-08 日本電気株式会社 飛翔物探索システム
JP2603808B2 (ja) * 1994-08-26 1997-04-23 カワサキコーポレーション株式会社 野球ボール及び同ボールの製造方法
GB2383470B (en) 2001-11-12 2004-04-28 Transense Technologies Plc Self contained radio apparatus for transmission of data
US7691009B2 (en) * 2003-09-26 2010-04-06 Radar Golf, Inc. Apparatuses and methods relating to findable balls
US20050288134A1 (en) 2004-06-25 2005-12-29 Smith David K Sensiball
KR100879759B1 (ko) 2007-08-24 2009-01-21 임성규 골프용 볼마크
US8538556B2 (en) 2008-04-01 2013-09-17 Pacesetter, Inc. Enhanced implantable antenna method
DE102008058943B3 (de) * 2008-11-25 2010-05-12 Adidas International Marketing B.V. Blase für einen Ball
US20100184564A1 (en) * 2008-12-05 2010-07-22 Nike, Inc. Athletic Performance Monitoring Systems and Methods in a Team Sports Environment
FR2970420B1 (fr) 2011-01-14 2013-11-08 Crazy Nets Filet pour equipement sportif et equipement sportif pour jeux de balle ou analogue le comportant

Also Published As

Publication number Publication date
EP2877252B1 (en) 2016-09-07
CN104507542A (zh) 2015-04-08
WO2014015917A1 (en) 2014-01-30
EP2877252A1 (en) 2015-06-03
ES2604342T3 (es) 2017-03-06
US20150180127A1 (en) 2015-06-25
JP2015530891A (ja) 2015-10-29
DK3112002T3 (en) 2018-05-07
US9735472B2 (en) 2017-08-15
EP3112002B1 (en) 2018-01-17
EP3112002A1 (en) 2017-01-04
CN104507542B (zh) 2017-06-16
ES2666227T3 (es) 2018-05-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6014255B2 (ja) 変形可能な電磁コイル構造体を有する、スポーツ用品の、弾性変形可能なアイテム
US9586099B2 (en) Tracking balls in sports
AU2009306662B2 (en) Oval ball, in particular rugby ball or football having a transmitter
US9539471B2 (en) Golf ball with encapsulated RFID chip
US9370694B2 (en) Golf ball with RFID inlay in a molded impression
JP5079776B2 (ja) ボールの内袋
US20200155904A1 (en) Golf ball with rfid inlay between a split core
BR112021023885B1 (pt) Bola esportiva
EP2868169B1 (en) Concept for assembling an electromagnetic coil using a flexible printed circuit board
US9889343B2 (en) Elastically deformable item of sports equipment comprising a deformable electromagnetic coil structure
US10806972B1 (en) Ball with sensor
EP2834882A1 (en) Ball for a sports game with a plurality of loop antennas
TWM578481U (zh) 磁共振式無線充電智能球體

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160830

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160923

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6014255

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250