JP6014103B2 - 制御装置及び制御プログラム - Google Patents
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Description
この発明は、制御対象機器をより適切に制御可能とすることを目的とする。
圧電素子を有する複数の圧電素子装置から、前記圧電素子に圧力が加えられたことにより生じた起電力を示す起電力情報を取得する情報取得部と、
前記情報取得部が取得した起電力情報から、前記圧電素子に圧力を加えた加圧元の特徴を抽出する特徴抽出部と、
前記特徴抽出部が抽出した特徴に基づき、制御対象機器を制御する制御部と
を備える。
前記情報取得部は、前記マイクロホンが生成した音声信号を取得し、
前記特徴抽出部は、前記起電力情報と前記音声信号とから、前記特徴を抽出する。
前記起電力情報から、前記加圧元の移動方向を予測する移動方向予測部
を備え、
前記制御部は、前記移動方向予測部が予測した移動方向に基づき、前記制御対象機器を制御する。
前記特徴抽出部によって順次抽出された特徴を比較することにより、前記加圧元を追跡する追跡部
を備え、
前記制御部は、前記追跡部が追跡した結果に基づき、前記制御対象機器を制御する。
圧電素子を有する複数の圧電素子装置から、前記圧電素子に圧力が加えられたことにより生じた起電力を示す起電力情報を取得する情報取得処理と、
前記情報取得処理で取得した起電力情報から、前記圧電素子に圧力を加えた加圧元の特徴を抽出する特徴抽出処理と、
前記特徴抽出処理で抽出した特徴に基づき、制御対象機器を制御する制御処理と
をコンピュータに実行させる。
***概要の説明***
図1は、実施の形態1に係る制御システム1の概要説明図である。
図1では、コンビニエンスストア等の店舗70に制御システム1を適用した例を示している。
店舗70には、出入口71と、レジ72と、複数の棚73とがある。また、店舗70には、制御対象機器30として、デジタルサイネージ端末である表示装置31と、冷蔵庫32と、ATM33とが設置されている。また、店舗70内の出入口71付近の床には、複数の圧電素子装置10が敷き詰められている。
制御装置20は、各圧電素子装置10で生じた起電力と、各圧電素子装置10で検出した音声とに基づき、加圧元60の特徴43を抽出する。制御装置20は、抽出した特徴43に基づき、各制御対象機器30を制御する。
図2は、実施の形態1に係る制御システム1の構成図である。
制御システム1は、複数の圧電素子装置10と、制御装置20と、複数の制御対象機器30とを備える。
各圧電素子装置10は、圧電素子11と、マイクロホン12と、制御回路13と、蓄電装置14とを備える。制御装置20は、情報取得部21と、特徴抽出部22と、制御部23と、制御信号記憶部24とを備える。
マイクロホン12や制御回路13は、蓄電装置14に蓄えられた起電力により動作する。そのため、圧電素子装置10は、電源に接続されていなくても動作可能である。
圧電素子11で生じる起電力の変化を示す発生曲線は、圧力の受け方によって異なる。また、マイクロホン12で生成される音声信号42は、検出した音声によって異なる。そのため、特徴抽出部22は、各圧電素子装置10から取得された起電力情報41と音声信号42とから、加圧元60の重さ、底面形状、靴の種類、歩き方等の特徴43を抽出することが可能である。そして、特徴43から、加圧元60が誰であるか等を特定することが可能である。
具体的には、制御部23は、各制御対象機器30について、特徴43に対応した制御信号44を制御信号記憶部24から読み出す。そして、制御部23は、読み出した制御信号44を各制御対象機器30へ送信して、各制御対象機器30を制御する。
図3は、実施の形態1に係る制御信号記憶部24が記憶する情報を示す図である。
上述した通り、制御信号記憶部24は、制御対象機器30及び特徴43毎に制御信号44を記憶している。図3では、特徴43として、年齢層と、状態とを有している。状態は、ビジネスであるか否か、子連れであるか否か、車椅子であるか否か等を示す情報である。
図4では、100個の圧電素子装置10をマット15に均一に配置している。このように、圧電素子装置10を均一に配置したマット15を製造し、図1の例であれば、店舗70内の出入口71付近の床にマット15を敷くことにより、圧電素子装置10を店舗70内の出入口71付近の床に設置できる。
上述した通り、圧電素子装置10は電源に接続されていなくても動作可能である。また、圧電素子装置10から制御装置20へ起電力情報41と音声信号42とを送信する際、音声を利用するため、通信ケーブル等を圧電素子装置10に接続する必要もない。したがって、マット15を製造する際は、単に圧電素子装置10をマット15に取り付ければよいし、マット15を敷く際は、単にマット15を敷けばよく、その他の配線を接続するような作業は不要である。
なお、マット15ではなく、タイル等の床材に複数の圧電素子装置10を埋め込んでも、同様の効果を得ることができる。
特徴抽出部22は、複数の圧電素子装置10から取得した起電力情報41と音声信号42とから、点ではなく、面として加圧元60を捉えることが可能になる。そのため、図5に示すように、靴底の形状である靴跡61を特定することができる。また、特徴抽出部22は、図6に示すように、靴跡61とともに、杖を突いた跡である杖跡62を特定することができる。また、特徴抽出部22は、図7に示すように、車椅子で移動した跡であるタイヤ跡63を特定することができる。さらに、特徴抽出部22は、加圧元60の体重等も特徴43として抽出することにより、図8に示すように、子供と推定される人の靴底の形状である子供靴跡64を特定することができる。
図9は、実施の形態1に係る制御システム1の処理を示すフローチャートである。
ここでは、図1に示す店舗70に制御システム1を適用した例を用いて説明する。
利用者が出入口71から店舗70内に入ると、利用者が一部の圧電素子装置10を踏む。すると、利用者に踏まれた圧電素子装置10が備える圧電素子11は、利用者が圧電素子装置10を踏んだ圧力により、起電力を生じる。また、利用者に踏まれた圧電素子装置10が備えるマイクロホン12は、利用者が歩く音声を検出する。
なお、この際、利用者に踏まれた圧電素子装置10が備える蓄電装置14は、圧電素子11で生じた起電力を蓄える。
利用者に踏まれた圧電素子装置10が備える制御回路13は、圧電素子11を圧電スピーカとして動作させて、圧電素子11が生じた起電力を示す起電力情報41と、マイクロホン12が検出した音声から生成された音声信号42とを、音声に乗せて制御装置20へ送信する。
情報取得部21は、S12で送信された音声を受信し、起電力情報41と音声信号42とを取得する。
特徴抽出部22は、S13で取得された起電力情報41と音声信号42とから、加圧元60の特徴43を抽出する。
ここでは、例えば、年齢が30代のビジネス客であるという特徴43が抽出されたとする。
制御部23は、各制御対象機器30について、S14で抽出された特徴43に対応する制御信号44を制御信号記憶部24から読み出す。
ここでは、制御部23は、表示装置31と、冷蔵庫32と、ATM33とについて、特徴43に対応する制御信号44を読み出す。例えば、表示装置31については、図3に示すように、年齢層30〜39、状態ビジネスに対応するA003が制御信号44として読み出される。
制御部23は、S15で読み出した制御信号44を、対応する制御対象機器30へ送信して、各制御対象機器30を制御する。
ここでは、年齢が30代のビジネス客であるため、例えば、表示装置31には、年齢が30代のビジネス客が興味を持っていると考えられる商品のコンテンツが表示される。また、冷蔵庫32の棚のうち、年齢が30代のビジネス客が買う可能性が統計上高い商品が陳列された棚が急速冷却される。また、年齢が30代のビジネス客のATM33の利用率が高ければ、ATM33の付近に利用者が近づく前に、ATM33を稼働状態にしておく。
以上のように、実施の形態1に係る制御システム1では、制御装置20が複数の圧電素子装置10から起電力情報41と音声信号42とを取得する。そして、制御装置20が、起電力情報41と音声信号42とから抽出した特徴43に基づき、制御対象機器30を制御する。そのため、加圧元60である利用者に応じて適切に制御対象機器30を制御することが可能である。
実施の形態1では、利用者が店舗70に入った時点で、利用者の特徴43を抽出し、抽出した特徴43に基づき制御対象機器30を制御した。実施の形態2では、起電力情報41及び音声信号42から、利用者の移動方向を予測して、移動方向に基づき制御対象機器30を制御することについて説明する。
実施の形態2では、実施の形態1と同じ部分については説明を省略し、実施の形態1と異なる部分について説明する。
図1を用いて、実施の形態2に係る制御システム1の概要を説明する。
各圧電素子装置10は、実施の形態1と同様に、起電力を生じ、音声を検出する。
制御装置20は、各圧電素子装置10で生じた起電力と、各圧電素子装置10で検出した音声とに基づき、加圧元60の特徴43を抽出するとともに、加圧元60の移動方向を特定する。制御装置20は、抽出した特徴43と、特定した移動方向とに基づき、各制御対象機器30を制御する。
また、例えば、制御装置20は、加圧元60が冷蔵庫32の方へ向かった場合に、抽出した特徴43に合った商品が置かれた冷蔵庫32の棚を急速冷却する。
また、例えば、制御装置20は、加圧元60がATM33の方へ向かい、かつ、抽出した特徴43がATM33の利用率が高い場合に、加圧元60がATM33に近づく前に、ATM33を稼働状態に切り替える。
図10は、実施の形態2に係る制御システム1の構成図である。
図10に示す制御システム1は、制御装置20が移動方向予測部25を備える点が、図2に示す制御システム1と異なる。
移動方向予測部25は、例えば、起電力情報41が示す靴跡61の形状から、足の向きを特定して、移動方向を予測する。また、移動方向予測部25は、例えば、各圧電素子11で生じた起電力の変化を示す発生曲線により、足が加えた力の変化を特定して、移動方向を予測する。また、圧電素子装置10がある程度広い範囲に設置されており、数歩分の起電力情報41と音声信号42とを取得できる場合には、移動方向予測部25は、例えば、数歩分の移動した方向に基づき、移動方向を予測する。
図11は、実施の形態2に係る制御システム1の処理を示すフローチャートである。
S21からS24と、S27との処理は、図9に示すS11からS14と、S16との処理と同じである。したがって、ここでは、説明を省略する。
移動方向予測部25は、S23で取得された起電力情報41と音声信号42とから、加圧元60の移動方向を予測し、予測した移動方向を示す移動情報45を出力する。
制御部23は、各制御対象機器30について、S24で抽出された特徴43と、S25で出力された移動情報45とに対応する制御信号44を制御信号記憶部24から読み出す。
以上のように、実施の形態2に係る制御システム1では、制御装置20が、起電力情報41と音声信号42とから加圧元60の移動方向を予測する。そして、制御装置20が、特徴43と移動方向とに基づき、制御対象機器30を制御する。そのため、加圧元60である利用者の特徴43と、利用者の行動とに応じて適切に制御対象機器30を制御することが可能である。
しかし、圧電素子装置10を店舗70内における経路が分岐する分岐点に設置してもよい。これにより、各分岐点における移動方向を予測することができ、より適切な制御が可能となる。
また、圧電素子装置10を店舗70内における利用者が移動可能な範囲に敷き詰めてもよい。これにより、より正確に移動方向を予測することができ、より適切な制御が可能となる。
実施の形態1,2では、店舗70の出入口71等において、利用者の特徴43や移動情報45に応じて制御対象機器30を制御した。実施の形態3では、特徴43を利用者の識別情報として、特徴43毎に利用者を追跡した情報を蓄積しておき、後日同じ利用者が来店した際に、蓄積した情報に基づき制御対象機器30を制御することについて説明する。
実施の形態3では、実施の形態1と同じ部分については説明を省略し、実施の形態1と異なる部分について説明する。
図12は、実施の形態3に係る制御システム1の概要説明図である。
図12では、圧電素子装置10を店舗70内における利用者が移動可能な範囲に敷き詰めている点が、図1と異なる。
制御装置20は、出入口71付近の各圧電素子装置10で生じた起電力と、各圧電素子装置10で検出した音声とに基づき、加圧元60の特徴43を抽出し、抽出した特徴43を記憶しておく。その後、制御装置20は、各圧電素子装置10で生じた起電力と、各圧電素子装置10で検出した音声とから特徴43抽出する。そして、制御装置20は、抽出した特徴43と記憶した特徴43と比較し、類似する特徴43を同一の加圧元60とみなすことにより、加圧元60を追跡する。制御装置20は、追跡して得られた追跡情報46を特徴43と関連付けて記憶しておく。
再び加圧元60が店舗70に来た場合、制御装置20は、出入口71付近の各圧電素子装置10で生じた起電力と、各圧電素子装置10で検出した音声とに基づき、加圧元60の特徴43を抽出する。そして、制御装置20は、抽出した特徴43と記憶した特徴43とを比較し、類似する特徴43を同一の加圧元60とみなし、記憶した追跡情報46を取得する。制御装置20は、抽出した特徴43と、取得した追跡情報46に基づき、各制御対象機器30を制御する。
また、例えば、制御装置20は、抽出した特徴43に合った商品が置かれ、かつ、追跡情報46が立ち止ったことがある位置付近の冷蔵庫32の棚を急速冷却する。
また、例えば、制御装置20は、抽出した特徴43がATM33の利用率が高いことを示す場合、又は、追跡情報46がATM33の前で立ち止まったこと、つまりATM33を利用したことを示す場合に、ATM33を待機状態から稼働状態へ切り替える。
図13は、実施の形態3に係る制御システム1の構成図である。
図13に示す制御システム1は、制御装置20が特徴記憶部26と追跡部27と追跡情報記憶部28とを備える点が、図2に示す制御システム1と異なる。
図14は、実施の形態3に係る特徴記憶部26が記憶する情報を示す図である。
特徴記憶部26は、特徴43の識別情報である靴紋毎に、特徴43を記憶している。図14では、特徴43として、起電力情報41のサンプリング情報である起電力サンプリング情報と、音声信号42のサンプリング情報である音声サンプリング情報と、年齢層と、状態とを有している。
追跡部27は、特徴抽出部22によって抽出された特徴43を、特徴記憶部26が記憶した靴紋毎の特徴43と比較する。例えば、追跡部27は、特徴43として抽出された起電力サンプリング情報と音声サンプリング情報とをそれぞれ、特徴記憶部26が記憶した靴紋毎の特徴43に含まれる起電力サンプリング情報と音声サンプリング情報と比較する。そして、追跡部27は、類似度が閾値以上である場合に、同一の加圧元60であると判断する。そして、同一の加圧元60が検出された位置を、定期的に記録することにより、加圧元60の移動経路と、停止していた位置とを特定し、移動経路と停止していた位置とを示す追跡情報46を生成する。
図15は、実施の形態3に係る追跡情報記憶部28が記憶する情報を示す図である。
追跡情報記憶部28は、靴紋毎に、追跡情報46と、購買品と、購買時情報と、コンテンツヒット率と、ナビゲート情報と、補助有無とを記憶している。購買品は、加圧元60が購入した商品の識別情報であり、POSシステムから取得される情報である。購買時情報は、加圧元60が商品を購入した時刻や天気を示す情報であり、ネットワーク経由で他のサーバ等から取得される情報である。コンテンツヒット率は、制御部23が表示装置31に表示したコンテンツが示す商品のうち、加圧元60が購入した商品の割合を示す情報である。ナビゲート情報は、制御部23が表示装置31に表示したコンテンツによって加圧元60を誘導した場合に、加圧元60が誘導に従って移動したか否かを示す情報である。補助有無は、店員が補助したか否かを示す情報であり、補助した場合に店員がPOS端末等から入力する。
図16は、実施の形態3に係る制御システム1の処理を示すフローチャートである。
S31からS34と、S38との処理は、図9に示すS11からS14と、S16との処理と同じである。したがって、ここでは、説明を省略する。
制御部23は、S34で抽出された特徴43の靴紋が追跡情報記憶部28に記憶されているか否かを判定する。
具体的には、制御部23は、S34で抽出された特徴43と、特徴記憶部26に記憶された特徴43と比較する。そして、制御部23は、類似度が閾値以上の特徴43が特徴記憶部26に記憶されているか否か判定する。記憶されている場合、S34で抽出された特徴43の靴紋が追跡情報記憶部28に記憶されていると判定する。
制御部23は、靴紋が追跡情報記憶部28に記憶されていると判定した場合、処理をS36へ進め、そうでない場合、処理をS37へ進める。
制御部23は、S34で抽出された特徴43と類似度が閾値以上の特徴43の靴紋を特徴記憶部26から読み出す。そして、制御部23は、読み出した靴紋について記憶された追跡情報46を追跡情報記憶部28から読み出す。
制御部23は、S35で靴紋が追跡情報記憶部28に記憶されていると判定した場合、各制御対象機器30について、S34で抽出された特徴43と、S36で読み出された追跡情報46とに対応する制御信号44を制御信号記憶部24から読み出す。
一方、制御部23は、S35で靴紋が追跡情報記憶部28に記憶されていないと判定した場合、各制御対象機器30について、S34で抽出された特徴43と、追跡情報46なしとに対応する制御信号44を制御信号記憶部24から読み出す。
以上のように、実施の形態3に係る制御システム1では、制御装置20が、特徴43に基づき加圧元60を追跡する。そして、制御装置20が、特徴43と追跡した結果とに基づき、制御対象機器30を制御する。そのため、加圧元60である利用者の特徴43と、利用者の過去の行動とに応じて適切に制御対象機器30を制御することが可能である。
例えば、制御部23は、到達時間後に稼働状態になるように表示装置31やATM33を制御してもよい。また、例えば、到達時間後に飲み物等が適度に冷えるように冷蔵庫32を制御してもよい。
圧電素子11が可聴域内の音声を出力する圧電スピーカとして動作する場合、制御装置20の情報取得部21は、一般的なマイクロホンを用いて圧電素子11から出力された音声を受信し、起電力情報41と音声信号42とを取得することが可能である。しかし、この場合、利用者等に圧電素子11が出力する音声が聞こえる可能性がある。
一方、圧電素子11が可聴域外の音声を出力する圧電スピーカとして動作する場合、制御装置20の情報取得部21は、可聴域外の音声を受信できる特殊なマイクロホンを用いる必要がある。しかし、この場合、利用者等に圧電素子11が出力する音声が聞こえる可能性はない。
制御装置20は、コンピュータである。制御装置20の各要素をプログラムで実現し、データ表示プログラムを構成することができる。
制御装置20のハードウェア構成としては、バスに、演算装置901、外部記憶装置902、主記憶装置903、通信装置904、入出力装置905が接続されている。
Memory)やフラッシュメモリ、ハードディスク装置等である。主記憶装置903は、例えばRAM(Random Access Memory)等である。通信装置904は、例えば通信ボード等である。入出力装置905は、例えばマウス、キーボード、ディスプレイ装置等である。
プログラムは、情報取得部21、特徴抽出部22、制御部23、移動方向予測部25、追跡部27として説明している機能を実現するプログラムである。
更に、外部記憶装置902にはオペレーティングシステム(OS)も記憶されており、OSの少なくとも一部が主記憶装置903にロードされ、演算装置901はOSを実行しながら、上記プログラムを実行する。
また、実施の形態1〜3の説明において、制御信号記憶部24、特徴記憶部26、追跡情報記憶部28が記憶すると説明した情報や、上記機能が検出する、取得する、抽出する、送信する、予測する、生成する等と説明した情報等が主記憶装置903にファイルとして記憶されている。
Claims (7)
- 圧電素子を有する複数の圧電素子装置から、前記圧電素子に圧力が加えられたことにより生じた起電力を示す起電力情報を取得する情報取得部と、
前記情報取得部が取得した起電力情報から、前記圧電素子に圧力を加えた加圧元の特徴を抽出する特徴抽出部と、
前記特徴抽出部が抽出した特徴に基づき、制御対象機器を制御する制御部と
を備え、
前記情報取得部は、前記圧電素子を圧電スピーカとして動作させて出力された可聴域外の音声により、前記起電力情報を取得する
制御装置。 - 前記圧電素子装置は、マイクロホンを有し、
前記情報取得部は、前記マイクロホンが生成した音声信号を取得し、
前記特徴抽出部は、前記起電力情報と前記音声信号とから、前記特徴を抽出する
請求項1に記載の制御装置。 - 前記制御装置は、さらに、
前記起電力情報から、前記加圧元の移動方向を予測する移動方向予測部
を備え、
前記制御部は、前記移動方向予測部が予測した移動方向に基づき、前記制御対象機器を制御する
請求項1又は2に記載の制御装置。 - 前記制御装置は、さらに、
前記特徴抽出部によって順次抽出された特徴を比較することにより、前記加圧元を追跡する追跡部
を備え、
前記制御部は、前記追跡部が追跡した結果に基づき、前記制御対象機器を制御する
請求項1から3までのいずれか1項に記載の制御装置。 - 前記制御部は、前記制御対象機器を待機状態とするか稼働状態とするかを制御する
請求項1から4までのいずれか1項に記載の制御装置。 - 前記制御部は、前記制御対象機器である表示装置に表示する表示データを制御する
請求項1から5までのいずれか1項に記載の制御装置。 - 圧電素子を有する複数の圧電素子装置から、前記圧電素子に圧力が加えられたことにより生じた起電力を示す起電力情報を取得する情報取得処理と、
前記情報取得処理で取得した起電力情報から、前記圧電素子に圧力を加えた加圧元の特徴を抽出する特徴抽出処理と、
前記特徴抽出処理で抽出した特徴に基づき、制御対象機器を制御する制御処理と
をコンピュータに実行させ、
前記情報取得処理では、前記圧電素子を圧電スピーカとして動作させて出力された可聴域外の音声により、前記起電力情報を取得する
制御プログラム。
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