JP6012701B2 - プログラム及び情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プログラム及び情報処理装置に関する。
携帯端末の位置情報を利用して広告を配信する技術(例えば、特許文献1を参照。)、及び、広告枠に広告を表示する権利を競売により決定する技術(例えば、特許文献2を参照。)が知られている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]米国特許第7,848,765号明細書
[特許文献2]特開2014−102663号公報
近年、端末の位置情報の取得が容易になり、位置情報の解析に必要なリソース量が、大幅に増加している。
本発明の第1の態様においては、コンピュータに特定の手順を実行させるためのプログラムが提供される。コンピュータに特定の手順を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。上記プログラムは、コンピュータに、1以上の通信端末のそれぞれを識別する端末識別情報と、端末識別情報により識別される無線端末の位置を示す端末位置情報と、予め定められた第1期間において端末位置情報が取得された時刻を示す時刻情報とが対応付けられた1以上のログ情報を取得するログ情報取得手順を実行させる。上記プログラムは、コンピュータに、ログ情報取得手順において取得された1以上のログ情報に含まれる端末位置情報に基づいて、第1期間を識別する第1期間識別情報と、予め定められた地理的範囲を有する1以上のエリアのそれぞれを識別するエリア識別情報と、エリア識別情報で識別されるエリアに存在した少なくとも1つの無線端末の端末識別情報とが対応付けられたエリア内端末情報を、1以上のエリアのそれぞれについて生成するエリア情報生成手順を実行させる。上記プログラムは、コンピュータに、複数のエリア内端末情報に含まれる端末識別情報及びエリア識別情報に基づいて、端末識別情報と、端末識別情報により識別される無線端末が存在した少なくとも1つのエリアのエリア識別情報とが対応付けられた、第1期間よりも長い第2期間における移動履歴情報を、1以上の無線端末のそれぞれについて生成する移動履歴生成手順を実行させる。
上記プログラムは、コンピュータに、移動履歴情報に含まれるエリア識別情報の組み合わせのそれぞれの出現頻度、出現確率、頻度分布又は頻度分布を算出する出現頻度算出手順をさらに実行させてよい。上記プログラムにおいて、出現頻度算出手順は、n−gramモデルを用いて出現頻度、出現確率又は頻度分布を算出する手順を含んでよい。上記プログラムにおいて、エリア情報生成手順は、ログ情報取得手順において取得された1以上のログ情報がハードディスクドライブに格納される前に、1以上のログ情報に含まれる端末位置情報に基づいて、エリア内端末情報を生成する手順を含んでよい。上記プログラムにおいて、移動履歴生成手順は、エリア情報生成手順において生成されたエリア内端末情報がハードディスクドライブに格納される前に、複数のエリア内端末情報に含まれる端末識別情報及びエリア識別情報に基づいて、移動履歴情報を生成する手順を含んでよい。
本発明の第2の態様においては、情報処理装置が提供される。上記の情報処理装置は、1以上の通信端末のそれぞれを識別する端末識別情報と、端末識別情報により識別される無線端末の位置を示す端末位置情報と、予め定められた第1期間において端末位置情報が取得された時刻を示す時刻情報とが対応付けられた1以上のログ情報を取得するログ情報取得部を備える。上記の情報処理装置は、ログ情報取得部が取得された1以上のログ情報に含まれる端末位置情報に基づいて、第1期間を識別する第1期間識別情報と、予め定められた地理的範囲を有する1以上のエリアのそれぞれを識別するエリア識別情報と、エリア識別情報で識別されるエリアに存在した少なくとも1つの無線端末の端末識別情報とが対応付けられたエリア内端末情報を、1以上のエリアのそれぞれについて生成するエリア情報生成部を備える。上記の情報処理装置は、複数のエリア内端末情報に含まれる端末識別情報及びエリア識別情報に基づいて、端末識別情報と、端末識別情報により識別される無線端末が存在した少なくとも1つのエリアのエリア識別情報とが対応付けられた、第1期間よりも長い第2期間における移動履歴情報を、1以上の無線端末のそれぞれについて生成する移動履歴生成部を備える。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
情報提供システム100の一例を概略的に示す。 データテーブル200の一例を概略的に示す。 データテーブル300の一例を概略的に示す。 データテーブル400の一例を概略的に示す。 制御部122の一例を概略的に示す。 端末情報生成部520の一例を概略的に示す。 統計処理モジュール632の一例を概略的に示す。 端末位置判定モジュール634の一例を概略的に示す。 分類基準の調整方法の一例を概略的に示す。 情報提供システム1000の一例を概略的に示す。 統合サーバ1022の一例を概略的に示す。 対応関係生成部1130の一例を概略的に示す。 対応関係生成部1130における処理の一例を概略的に示す。 データテーブル1400の一例を概略的に示す。 情報提供システム1000における処理の一例を概略的に示す。 情報提供システム1000における処理の一例を概略的に示す。 統計情報算出部710の一例を概略的に示す。 統計情報算出部710における処理の一例を概略的に示す。 端末リスト1810の一例を概略的に示す。 移動履歴1830の一例を概略的に示す。 広告配信システム2100の一例を概略的に示す。 SSPサーバ1500の一例を概略的に示す。 広告配信システム2100における処理の一例を概略的に示す。 広告配信システム2100における処理の一例を概略的に示す。 広告配信システム2100における処理の一例を概略的に示す。 広告配信システム2100における処理の一例を概略的に示す。 広告配信システム2100における処理の一例を概略的に示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。なお、図面において、同一または類似の部分には同一の参照番号を付して、重複する説明を省く場合がある。
図1は、情報提供システム100の一例を概略的に示す。本実施形態において、情報提供システム100は、アクセスポイント102と、アクセスポイント104と、基地局106と、位置提供サーバ120と、情報配信サーバ140とを備える。位置提供サーバ120は、制御部122と、端末情報格納部124と、中継装置情報格納部126とを有する。情報配信サーバ140は、配信部142と、配信情報格納部144とを有する。
本実施形態では、無線端末22が、店舗12の中に存在する無線LAN機能を有するOA(Ofice Automation)機器であり、無線端末24は、店舗12に来店した顧客の携帯端末である場合を例として、情報提供システム100について説明する。同様に、本実施形態において、無線端末42は、店舗14の店員の携帯端末であり、無線端末44は、店舗14に来店した顧客の携帯端末である。また、無線端末62及び無線端末64は、歩道16を通行しているユーザの携帯端末である。
通信回線10は、アクセスポイント102、アクセスポイント104及び基地局106と、位置提供サーバ120及び情報配信サーバ140の少なくとも一方との間で情報を伝達する。通信回線10は、有線通信の伝送路であってもよく、無線通信の伝送路であってもよく、それらの組み合わせであってもよい。通信回線10は、インターネット、専用回線、無線通信網又はそれらの組み合わせであってもよい。無線通信網における通信方式は、3G方式、LTE方式、4G方式などの移動体通信方式であってもよく、WiFi(登録商標)のような無線LAN方式、WiMAX(登録商標)のような無線MAN方式、無線WAN方式などの無線データ通信方式であってもよい。
無線端末22、無線端末24、無線端末42、無線端末44、無線端末62及び無線端末64のそれぞれは、アクセスポイント102、アクセスポイント104又は基地局106と、通信回線10とを介して、通信回線10に接続された機器と情報を送受する。無線端末22、無線端末24、無線端末42、無線端末44、無線端末62及び無線端末64のそれぞれは、複数の通信方式に対応してもよい。例えば、3G方式、LTE方式、4G方式などの移動体通信方式と、無線LAN方式、無線MAN方式などの無線通信方式との両方の通信方式に対応する。
無線端末22、無線端末24、無線端末42、無線端末44、無線端末62及び無線端末64のそれぞれは、一般的な構成の情報処理装置において、それぞれの各部の動作を規定したソフトウエア又はプログラムを起動することにより実現されてよい。無線端末22、無線端末24、無線端末42、無線端末44、無線端末62及び無線端末64として、Webブラウザソフトが導入されたパーソナルコンピュータ、携帯電話、携帯端末(PDA、タブレット又はノートブック・コンピュータ若しくはラップトップ・コンピュータなどを例示することができる。)などを例示することができる。
店舗12及び店舗14は、予め定められた範囲を有するローカルエリアの一例であってよい。アクセスポイント102、アクセスポイント104及び基地局106のそれぞれは、1以上の中継装置の一例であってよい。中継装置は、要求取得装置の一例であってよい。位置提供サーバ120は、位置提供装置の一例であってよい。制御部122は、位置提供装置、情報生成装置又は情報分類装置の一例であってよい。情報配信サーバ140及び配信部142は、情報配信装置の一例であってよい。
情報提供システム100の動作の概要は以下のとおりである。位置提供サーバ120は、アクセスポイント102、アクセスポイント104及び基地局106を含む1以上の中継装置から、各中継装置の通信圏内に存在している無線端末又は各中継装置の通信圏内に存在した無線端末に関する情報(ログ情報と称する場合がある。ログ情報は、移動履歴情報の一例であってよい。)を取得する。
位置提供サーバ120は、取得されたログ情報に基づいて、複数の無線端末のそれぞれの位置情報(端末位置情報と称する場合がある。)及び複数の無線端末のそれぞれのユーザの属性を特定する情報(端末属性情報と称する場合がある。)の少なくとも一方を生成する。位置提供サーバ120は、端末識別情報と、端末位置情報及び端末属性情報の少なくとも一方とを対応付けて格納する。位置提供サーバ120は、情報配信サーバ140からの要求に応じて、格納している情報の中から要求された情報を抽出する。位置提供サーバ120は、抽出した情報を情報配信サーバ140に送信する。
上記の無線端末に関する情報は、中継装置が、無線端末の認証処理及びアソシエーション処理の少なくとも一方が完了する前に、当該無線端末から受信した信号に含まれる情報であってよい。上記の信号としては、無線LAN通信におけるプローブ要求、移動体通信における位置登録要求などを例示することができる。複数の無線端末のそれぞれを一意に識別する端末識別情報であってよい。端末識別情報としては、プローブ要求に含まれる無線端末のMACアドレス、位置登録要求に含まれる携帯端末に固有のIDなどを例示することができる。
情報配信サーバ140は、アクセスポイント102、アクセスポイント104及び基地局106を含む1以上の中継装置並びに通信回線10を介して、1以上の無線端末に対して情報を配信する。一実施形態において、情報配信サーバ140は、位置提供サーバ120から端末位置情報及び端末属性情報の少なくとも一方を取得して、情報を受信する無線端末のそれぞれに応じた情報を配信する。他の実施形態において、情報配信サーバ140は、位置提供サーバ120から、配信される情報の属性(配信条件と称する場合がある。)に合致する無線端末の端末識別情報を取得して、当該情報に応じた無線端末に対して当該情報を配信する。
次に、位置提供サーバ120が、プローブ要求に含まれる情報を利用して複数の無線端末のそれぞれの端末位置情報及び端末属性情報の少なくとも一方を生成する場合を例として、情報提供システム100の各部について詳細に説明する。無線端末の無線LAN機能が有効に機能している場合、無線端末はプローブ要求を送信する。無線LANのアクセスポイントは、当該アクセスポイントと無線端末の間で認証及びアソシエーションが実行される前の段階であっても、プローブ要求を受信することができる。したがって、情報提供システム100は、無線端末から位置情報を取得することができない場合であっても、アクセスポイントにおいて受信されたプローブ要求を解析することで、端末位置情報及び端末属性情報の少なくとも一方を生成することができる。
また、プローブ要求には無線端末のMACアドレスが含まれている。そのため、情報提供システム100は、無線端末から位置情報を取得することができない場合であっても、当該無線端末に応じた情報を配信することができる。情報提供システム100が無線端末から位置情報を取得することができない場合としては、無線端末とアクセスポイントとの間で認証フェーズが実施されなかった場合、無線端末の設定により無線端末が外部に位置情報を送信しない場合などを例示することができる。
無線端末のMACアドレスから、当該無線端末のユーザを特定することには一定の困難を伴う。したがって、情報提供システム100は、プローブ要求に含まれる情報を利用することで、情報提供システム100は、無線端末のユーザを特定することを抑制しつつ、無線端末のユーザの属性を特定することができる。
なお、本実施形態においては、情報提供システム100が、無線LAN方式におけるプローブ要求を利用して、端末位置情報及び端末属性情報の少なくとも一方を生成する場合について説明する。しかし、情報提供システム100は本実施形態に限定されない。情報提供システム100は、移動体通信方式における位置登録要求を利用して、端末位置情報及び端末属性情報の少なくとも一方を生成してもよい。情報提供システム100は、位置登録要求に含まれる情報を利用することで、複数の無線端末のそれぞれのユーザの属性をより明確に推計することができる。
情報提供システム100の各部は、ハードウエアにより実現されてもよく、ソフトウエアにより実現されてもよく、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせにより実現されてもよい。また、プログラムが実行されることにより、コンピュータが、情報提供システム100の少なくとも一部として機能してもよい。プログラムは、CD−ROM、DVD−ROM、メモリ、ハードディスクなどのコンピュータ読み取り可能な媒体に記憶されていてもよく、ネットワークに接続された記憶装置に記憶されていてもよい。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な媒体又はネットワークに接続された記憶装置から、情報提供システム100の少なくとも一部を構成するコンピュータにインストールされてよい。
コンピュータを情報提供システム100の少なくとも一部として機能させるプログラムは、情報提供システム100の各部の動作を規定したモジュールを備えてよい。これらのプログラム又はモジュールは、プロセッサ、通信インターフェース、GPS情報取得装置等に働きかけて、コンピュータを情報提供システム100の各部として機能させたり、コンピュータに情報提供システム100における情報処理方法を実行させたりする。
これらのプログラムに記述された情報処理は、コンピュータに読込まれることにより、ソフトウエアと、情報提供システム100の各種のハードウエア資源とが協働した具体的手段として機能する。そして、これらの具体的手段によって、本実施形態におけるコンピュータの使用目的に応じた情報の演算又は加工を実現することにより、使用目的に応じた情報提供システム100を構築することができる。
アクセスポイント102及びアクセスポイント104は、無線LAN方式により、複数の無線端末のそれぞれと、通信回線10との間の通信を中継する。アクセスポイント102は、店舗12の中に配置される。アクセスポイント102は、無線端末22、無線端末24、無線端末42及び無線端末62により送信されたプローブ要求を受信する。アクセスポイント104は、店舗14の中に配置される。アクセスポイント104は、無線端末42、無線端末44及び無線端末64により送信されたプローブ要求を受信する。
アクセスポイント102及びアクセスポイント104は、プローブ要求に対してプローブ応答を送信しない場合又は認証フェーズが実行されない場合であっても、当該プローブ要求に含まれる情報を位置提供サーバ120に送信してよい。アクセスポイント102及びアクセスポイント104は、位置提供サーバ120からの要求に応じて、プローブ要求に含まれる情報を位置提供サーバ120に送信してもよく、予め定められたタイミングで、プローブ要求に含まれる情報を位置提供サーバ120に送信してもよい。
基地局106は、移動体通信方式により、複数の無線端末のそれぞれと、通信回線10との間の通信を中継する。基地局106は、通信圏内に存在する無線端末により送信された位置登録要求を受信する。基地局106は、位置提供サーバ120からの要求に応じて、位置登録要求に含まれる情報を位置提供サーバ120に送信してもよく、予め定められたタイミングで、位置登録要求に含まれる情報を位置提供サーバ120に送信してもよい。
位置提供サーバ120は、通信回線10を介して、アクセスポイント102及びアクセスポイント104から、アクセスポイント102及びアクセスポイント104において受信された複数のプローブ要求に含まれる情報を取得する。位置提供サーバ120は、複数のプローブ要求に含まれる情報を利用して、1以上の無線端末の端末位置情報及び端末属性情報の少なくとも一方を生成する。位置提供サーバ120は、通信回線10を介して、情報配信サーバ140に対して、1以上の無線端末の端末位置情報及び端末属性情報の少なくとも一方を提供する。
制御部122は、位置提供サーバ120を制御する。制御部122は、アクセスポイント102及びアクセスポイント104から取得したログ情報を処理して、端末位置情報及び端末属性情報の少なくとも一方を生成する。制御部122は、情報配信サーバ140からの要求に応じて、端末情報格納部124及び中継装置情報格納部126に格納された情報を処理する。
端末情報格納部124は、複数の無線端末のそれぞれの端末識別情報と、複数の無線端末のそれぞれの端末位置情報及び端末属性情報の少なくとも一方とを対応付けて格納してよい。中継装置情報格納部126は、1以上の中継装置のそれぞれを識別する中継装置識別情報と、1以上の中継装置のそれぞれの位置情報及び属性情報の少なくとも一方とを対応付けて格納してよい。
端末情報格納部124及び中継装置情報格納部126の少なくとも一方は、1以上の中継装置のそれぞれにおいて受信された複数のプローブ要求のそれぞれを送信した1以上の無線端末の端末識別情報と、当該中継装置の中継装置識別情報とが対応付けられたログ情報を格納してよい。ログ情報は、1以上の中継装置において受信された複数のプローブ要求のそれぞれを送信した無線端末を識別する端末識別情報と、複数のプローブ要求のそれぞれの電波強度に関する情報、複数のプローブ要求のそれぞれが受信された時間に関する情報、及び、1以上の中継装置の中継装置識別情報からなる群から選択される少なくとも1つの情報とが、複数のプローブ要求ごとに対応付けられた情報であってもよい。
複数のプローブ要求のそれぞれが受信された時間に関する情報は、端末時間情報の一例であってよい。複数のプローブ要求のそれぞれが受信された時間に関する情報としては、複数のプローブ要求のそれぞれの受信日時又は受信時刻に関する情報を例示することができる。
情報配信サーバ140の配信部142は、通信回線を10介して、1以上の無線端末に情報を配信する。配信部142は、広告枠などの情報配信枠の競争入札処理を実行してもよい。配信部142は、PUSH型の情報配信処理を実行してもよく、PULL型の情報配信処理を実行してもよい。配信部142によって配信された情報は、1以上の無線端末のそれぞれとの間で通信が確立されたアクセスポイントを介して、1以上の無線端末のそれぞれに配信されてもよく、基地局106を介して、1以上の無線端末のそれぞれに配信されてもよい。
配信部142は、位置提供サーバ120に対して、特定の条件に合致する無線端末に関する情報の提供を要求する。例えば、配信部142は、特定の条件に合致する無線端末の端末位置情報の提供を要求する。配信部142は、特定の条件に合致する無線端末の端末属性情報の提供を要求してもよく、特定の条件に合致する無線端末の端末識別情報の提供を要求してもよく、特定の条件に合致する無線端末の個数の提供を要求してもよい。配信部142は、位置提供サーバ120から1以上の無線端末に関する情報を取得する。
例えば、配信部142は、位置提供サーバ120に対して、現在時刻の1時間前から現在時刻までの期間に、アクセスポイント102において受信されたプローブ要求を送信した無線端末の端末属性情報を提供するように要求する。配信部142は、位置提供サーバ120から取得した端末属性情報に基づいて、無線端末22が店舗12の中に存在するOA機器であると判断する。同様にして、配信部142は、無線端末24は当該期間において店舗12の中に存在していた顧客の携帯端末である可能性が高く、無線端末62及び無線端末64は当該期間において店舗12の外側を通行していたユーザの携帯端末である可能性が高いと判断する。
配信部142は、位置提供サーバ120から取得した情報に基づいて、配信情報格納部144に格納された情報の中から、配信すべき情報を決定してよい。例えば、配信部142は、無線端末22には情報を配信せず、無線端末24、無線端末62及び無線端末64に対して情報を配信する。配信部142は、無線端末24と、無線端末62及び無線端末64とで異なる内容の情報を配信してもよい。
他の実施形態において、配信部142は、位置提供サーバ120から、現在、店舗12の外側を通行しているユーザの携帯端末の個数に関する情報を受け取る。配信部142は、位置提供サーバ120から、現在時刻の5分前から現在時刻までの期間に特定のアクセスポイントにおいて受信されたプローブ要求を送信した無線端末の端末識別情報を取得する。配信部142は、当該無線端末の現在時刻における端末位置情報を取得してもよい。特定のアクセスポイントは、店舗12との距離が予め定められた値よりも小さなアクセスポイントであってよい。配信部142は、位置提供サーバ120から取得した端末識別情報によって識別される無線端末に対して、店舗12の外側を通行しているユーザの携帯端末の数に応じた情報を配信する。
無線端末24は、基地局106を介して、配信部142からの情報を受信してよい。無線端末24及びアクセスポイント102の間で通信が確立されている場合、無線端末24は、アクセスポイント102を介して、配信部142からの情報を受信してよい。なお、無線端末24は、無線端末24及びアクセスポイント102の間で通信が確立されている場合であっても、基地局106を介して、配信部142からの情報を受信してよい。
図2は、中継装置に関する情報を格納するデータテーブル200の一例を概略的に示す。データテーブル200は、中継装置の識別記号210と、中継装置の位置情報220と、中継装置の属性情報230とを含んでよい。中継装置の識別記号210は、1以上の中継装置のそれぞれを一意に識別することができる記号であれば特に限定されない。識別記号210は、中継装置の識別情報の一例であってよい。中継装置の識別情報は、要求取得装置の識別情報の一例であってよい。
中継装置の位置情報220は、中継装置の設置場所の緯度及び経度に関する情報222と、当該設置場所の住所に関する情報224とを含んでよい。データテーブル200が、中継装置の設置場所の住所に関する情報224を含むことで、位置提供サーバ120は、建物の内部、地下街などのGPS情報を取得することができない場所においても、無線端末の位置情報を提供することができる。
中継装置の属性情報230は、中継装置の設置場所の属性を示す情報であれば特に限定されない。中継装置の属性情報230は、中継装置の設置場所の業種に関する情報232、当該設置場所の客層に関する情報234、当該設置場所の価格帯に関する情報236、当該設置場所に関連して想起されるイメージに関する情報238などを含んでよい。
図3は、ログ情報を格納するデータテーブル300の一例を概略的に示す。データテーブル300は、中継装置の識別記号210と、プローブ要求に含まれる無線端末のMACアドレス320と、プローブ要求が受信された日時を示す受信日時に関する情報330と、プローブ要求の電波強度に関する情報340と、無線端末が、店舗12、店舗14などのローカルエリアの範囲内に存在するか否を示す端末位置判定結果350とを含んでよい。無線端末のMACアドレス320は、端末識別情報の一例であってよい。受信日時に関する情報330の代わりに、受信時刻に関する情報を用いてもよい。
図4は、無線端末に関する情報を格納するデータテーブル400の一例を概略的に示す。データテーブル400は、無線端末のMACアドレス320と、現在の端末位置情報420と、直近の日時において、無線端末のプローブ要求を受信した中継装置の識別記号430と、端末属性情報440とを含んでよい。
現在の端末位置情報420は、直近の日時において、無線端末のプローブ要求を受信した中継装置の設置場所の緯度及び経度に関する情報422と、当該設置場所の住所に関する情報424とを含んでよい。同時期に特定の無線端末のプローブ要求を受信した中継装置が複数存在する場合には、直近の日時において、無線端末のプローブ要求を受信した中継装置として、受信されたプローブ要求の電波強度が最も強い中継装置を選択してよい。
図5は、制御部122の一例を概略的に示す。図5を用いて、制御部122が、情報配信サーバ140からの要求に応じて、端末情報格納部124及び中継装置情報格納部126に格納される情報を処理する動作について説明する。本実施形態において、制御部122は、ログ情報取得部510と、端末情報生成部520と、端末情報抽出部530と、中継装置情報抽出部540と、要求受信部550と、端末情報提供部560とを備える。制御部122の各部は、相互に情報を送受してよい。
ログ情報取得部510は、1以上の中継装置のそれぞれから、1以上の中継装置のそれぞれが保持しているログ情報の少なくとも一部を取得する。ログ情報取得部510は、1以上の中継装置において受信された複数のプローブ要求のそれぞれを送信した複数の無線端末のそれぞれを識別する端末識別情報、複数のプローブ要求のそれぞれの電波強度に関する情報、複数のプローブ要求のそれぞれの受信日時又は受信時刻に関する情報、及び、1以上の中継装置のそれぞれを識別する中継装置識別情報からなる群から選択される少なくとも2つの情報が対応付けられた情報を、1以上の中継装置のそれぞれから取得してもよい。ログ情報取得部510は、特定の期間に受信されたプローブ要求に関するログ情報のみを取得してもよい。
ログ情報取得部510は、取得したログ情報の少なくとも一部を端末情報生成部520に送信する。ログ情報取得部510は、1以上の中継装置において受信された複数のプローブ要求のそれぞれを送信した複数の無線端末のそれぞれを識別する端末識別情報、複数のプローブ要求のそれぞれの電波強度に関する情報、複数のプローブ要求のそれぞれの受信日時又は受信時刻に関する情報、及び、1以上の中継装置のそれぞれを識別する中継装置識別情報からなる群から選択される少なくとも2つの情報が対応付けられた情報を、端末情報生成部520に送信してよい。ログ情報取得部510は、特定の期間に受信されたプローブ要求に関するログ情報のみを端末情報生成部520に送信してもよい。
端末情報生成部520は、ログ情報取得部510から受け取ったログ情報と、中継装置情報格納部126に格納されている情報とに基づいて、端末位置情報及び端末属性情報の少なくとも一方を生成する。端末情報生成部520は、生成された端末位置情報及び端末属性情報の少なくとも一方を端末情報格納部124に格納する。これにより、端末情報格納部124に格納されている端末位置情報及び端末属性情報を更新することができる。
端末情報生成部520は、例えば、次の手順に従って、端末位置情報及び端末属性情報の少なくとも一方を生成する。まず、端末情報生成部520は、中継装置情報格納部126から抽出すべき情報を示す抽出条件を中継装置情報抽出部540に送信する。端末情報生成部520は、抽出条件に合致する情報を中継装置情報抽出部540から受信する。端末情報生成部520は、中継装置情報抽出部540から取得した情報に基づいて、端末位置情報及び端末属性情報の少なくとも一方を生成する。端末情報生成部520の詳細については後述する。
端末情報抽出部530は、端末情報格納部124に格納された情報の中から抽出すべき情報を示す抽出条件を受信し、端末情報格納部124を参照して、抽出条件に合致する情報を出力する。例えば、端末情報抽出部530は、要求受信部550から抽出条件を受信し、当該抽出条件に合致する情報を端末情報提供部560に出力する。
一実施形態において、端末情報抽出部530は、要求受信部550から、端末位置情報及び端末属性情報の少なくとも一方を抽出すべき無線端末のMACアドレスを受信する。端末情報抽出部530は、例えば、無線端末のMACアドレス320をキーとして、データテーブル400を参照する。端末情報抽出部530は、要求受信部550から受信した無線端末のMACアドレスに合致する無線端末のMACアドレス320と対応付けられた端末位置情報420及び端末属性情報440の少なくとも一方を抽出する。
他の実施形態において、端末情報抽出部530は、要求受信部550から、要求受信部550が情報配信サーバ140から受信した配信条件を受信する。配信条件は、端末位置情報及び端末属性情報の少なくとも一方に関する条件を含んでよい。端末情報抽出部530は、例えば、端末位置情報420及び端末属性情報440の少なくとも一方をキーとして、データテーブル400を参照する。端末情報抽出部530は、配信条件に合致する無線端末のMACアドレス320を抽出する。
更に他の実施形態において、端末情報抽出部530は、要求受信部550から、店舗12の外側の歩道16を通行しているユーザの無線端末のMACアドレスを抽出すべきことを示す抽出条件を受信する。この場合、端末情報抽出部530は、例えば、アクセスポイント102において受信されたプローブ要求を送信した無線端末(即ち、無線端末22、無線端末24、無線端末42、無線端末62)のうち、店舗12の外側に存在する無線端末を抽出する。
具体的には、端末情報抽出部530は、例えば、中継装置の識別記号210及び端末位置判定結果350をキーとして、データテーブル300を参照する。次に、端末情報抽出部530は、中継装置の識別記号210にアクセスポイント102の識別記号が記入されており、端末位置判定結果350に「エリア外」であることが記入されているログ情報を抽出する。端末情報抽出部530は、抽出されたログ情報に対応付けられた無線端末のMACアドレス320を抽出結果として出力する。
端末情報抽出部530は、更に、アクセスポイント102との距離が予め定められた値よりも小さなアクセスポイントに関するログ情報を参照して、抽出結果を生成してもよい。例えば、端末情報抽出部530は、アクセスポイント102に関するログ情報だけでなく、アクセスポイント104に関するログ情報も参照する。端末情報抽出部530は、アクセスポイント104に関するログ情報を参照して、無線端末42が店舗14の中に存在する無線端末であると決定する。そこで、端末情報抽出部530は、出力結果から、無線端末42の端末識別番号を削除する。これにより、抽出結果の精度を向上させることができる。
中継装置情報抽出部540は、中継装置情報格納部126から抽出すべき情報を示す抽出条件を受信し、中継装置情報格納部126を参照して、抽出条件に合致する情報を出力する。中継装置情報抽出部540は、端末情報生成部520から抽出条件を受信して、抽出条件に合致する情報を端末情報生成部520に出力する。例えば、中継装置情報抽出部540は、端末情報生成部520からログ情報取得部510により取得されたログ情報に含まれる中継装置識別情報を受け取り、受け取った中継装置識別情報により識別される中継装置の位置情報を、端末情報生成部520に出力する。
要求受信部550は、情報配信サーバ140からの要求を受信する。一実施形態において、要求受信部550は、情報配信サーバ140から、1以上の無線端末の端末識別情報と、1以上の無線端末の位置情報を要求する第1の要求とを受信する。他の実施形態において、要求受信部550は、情報配信サーバ140から、情報配信サーバ140により配信される情報を受け取る無線端末の条件を示す配信条件と、配信条件に合致する無線端末の端末識別情報を要求する第2の要求とを受信する。
要求受信部550は、情報配信サーバ140からの要求を解釈して、端末情報抽出部530の抽出条件を生成する。例えば、要求受信部550は、情報配信サーバ140からの要求を解釈して配信条件を取得する。要求受信部550は、配信条件を解釈して抽出条件を生成する。例えば、配信条件に含まれる配信情報の属性と、端末情報格納部124に格納されている端末属性情報とを比較して、配信情報の属性に合致する端末属性情報に対応付けられた端末識別情報を出力するための抽出条件を生成する。要求受信部550は、生成された抽出条件を端末情報抽出部530に送信する。
端末情報提供部560は、端末情報抽出部530から、情報配信サーバ140からの要求に応じて端末情報抽出部530が抽出した情報を受信する。端末情報提供部560は、端末情報抽出部530から受信した情報を情報配信サーバ140に提供する。
一実施形態において、端末情報提供部560は、情報配信サーバ140からの要求に応じて、端末位置情報及び端末属性情報の少なくとも一方を提供する。端末情報提供部560は、端末位置情報及び端末属性情報の少なくとも一方と、端末識別情報とを対応付けて、情報配信サーバ140に提供してよい。
他の実施形態において、端末情報提供部560は、情報配信サーバ140から受信した配信条件に合致する無線端末の端末識別情報を、情報配信サーバ140に提供してよい。また、更に他の実施形態において、端末情報抽出部530により抽出された無線端末の端末識別情報の個数を算出して、当該個数を、情報配信サーバ140に提供してもよい。
図6は、端末情報生成部520の一例を概略的に示す。図6を用いて、制御部122が、アクセスポイント102及びアクセスポイント104から取得したログ情報を処理して、端末位置情報及び端末属性情報の少なくとも一方を生成する動作について説明する。
本実施形態において、端末情報生成部520は、端末位置情報生成部610と、同一ユーザ判定部620と、端末属性情報生成部630とを備える。端末属性情報生成部630は、統計処理モジュール632と、端末位置判定モジュール634とを有する。統計処理モジュール632及び中継装置情報抽出部540は、統計処理部を構成してよい。
端末位置情報生成部610は、ログ情報取得部510から、無線端末の端末識別情報と、中継装置識別情報とが対応付けられた1以上のログ情報を受信する。端末位置情報生成部610は、受信したログ情報と、中継装置情報格納部126に格納された情報とに基づいて、複数の無線端末の端末位置情報を生成する。
例えば、端末位置情報生成部610は、中継装置情報抽出部540に対して、ログ情報に含まれる中継装置の識別記号210に対応付けられた位置情報220を抽出するための抽出条件を送信する。中継装置情報抽出部540は、中継装置の識別記号210をキーとして中継装置情報格納部126を参照して、ログ情報に含まれる中継装置識別情報により識別される中継装置の位置情報220を抽出する。端末位置情報生成部610は、中継装置情報抽出部540から、抽出された中継装置の位置情報220を取得する。
端末位置情報生成部610は、ログ情報取得部510から受け取ったログ情報のそれぞれについて、中継装置の識別記号210をキーとして、ログ情報に含まれる無線端末のMACアドレス320と、中継装置情報抽出部540から取得した中継装置の位置情報220とを対応付けて、端末位置情報を生成する。端末位置情報生成部610は、生成された端末位置情報を端末情報格納部124に格納する。
同一ユーザ判定部620は、端末情報格納部124に格納された情報を参照して、複数の無線端末のうち、2以上の無線端末の端末属性情報の相関が予め定められた値よりも大きいか否かを判断する。同一ユーザ判定部620は、2以上の無線端末の端末属性情報の相関が予め定められた値よりも大きいと判断した場合に、2以上の無線端末が同一のユーザにより所持されていると判定する。
例えば、同一ユーザ判定部620は、2以上の無線端末の端末位置情報の経時変化(移動履歴と称する場合がある。)の相関を解析して、2以上の無線端末の移動履歴の相関が予め定められた値よりも大きいと判断した場合に、2以上の無線端末が同一のユーザにより所持されていると判定する。同一ユーザ判定部620は、判定結果を端末識別情報と対応付けて、端末情報格納部124に格納してよい。
同一ユーザ判定部620は、同一ユーザ判定部620は、定期的に、2以上の無線端末の端末属性情報の相関を解析してよい。これにより、同一ユーザ判定部620は、特定の無線端末の保有者の変更を検出することができる。
端末属性情報生成部630は、ログ情報取得部510から、1以上の中継装置において受信された複数のプローブ要求のそれぞれを送信した複数の無線端末のそれぞれを識別する端末識別情報と、複数のプローブ要求のそれぞれの電波強度に関する情報、複数のプローブ要求のそれぞれの受信日時又は受信時刻に関する情報、及び、1以上の中継装置のそれぞれを識別する中継装置識別情報からなる群から選択される少なくとも1つの情報とが、複数のプローブ要求ごとに対応付けられた複数のログ情報を受信する。端末属性情報生成部630は、複数のログ情報に基づいて、複数の無線端末のそれぞれのユーザの属性を特定する端末属性情報を生成する。
端末属性情報生成部630は、統計処理モジュール632により生成された無線端末のユーザの位置及び属性の少なくとも一方に関する統計情報に基づいて、端末属性情報を生成してよい。これにより、当該無線端末の移動履歴に基づいて、当該無線端末のユーザの属性を特定することができる。端末属性情報生成部630は、当該無線端末の移動履歴を時間帯ごとに解析することで、当該無線端末のユーザの属性を特定してもよい。時間帯の例としては、平日/休日の区別、朝/昼/夕方/夜/深夜〜早朝の区別などを例示することができる。
例えば、端末属性情報生成部630は、ログ情報取得部510から取得したログ情報を用いて、複数の無線端末のそれぞれについて、当該無線端末からのプローブ要求を受信した中継装置の位置情報220及び属性情報230の少なくとも一方に関して、出現頻度、出現確率を算出する。端末属性情報生成部630は、算出された出現頻度又は出現確率に基づいて、当該無線端末のユーザの属性を決定する。
例えば、端末属性情報生成部630は、出現頻度又は出現確率が予め定められた値よりも大きい位置情報220又は属性情報230を、当該無線端末のユーザの属性として決定する。端末属性情報生成部630は、出現頻度又は出現確率が予め定められた値よりも小さい位置情報220又は属性情報230を、当該無線端末のユーザの属性として決定してもよい。
端末属性情報生成部630は、端末位置判定モジュール634の判定結果に基づいて、端末属性情報を生成してよい。端末属性情報生成部630は、端末位置判定モジュール634の判定結果を利用して、無線端末のユーザがよく利用するローカルエリア(店舗、学校、職場などを例示することができる。)を把握することができる。
例えば、端末属性情報生成部630は、複数の無線端末のそれぞれについて、端末位置判定モジュール634の判定結果が「エリア内」であるログ情報を用いて、当該無線端末からのプローブ要求を受信した中継装置の位置情報220及び属性情報230の少なくとも一方に関して、出現頻度又は出現確率を算出する。端末属性情報生成部630は、算出された出現頻度又は出現確率に基づいて、当該無線端末のユーザの属性を決定する。これにより、端末属性情報生成部630は、無線端末のユーザがよく利用するローカルエリアを決定することができる。端末属性情報生成部630は、無線端末のユーザがよく利用するローカルエリアに配されたアクセスポイントの属性情報230を、当該無線端末のユーザの属性として決定する。
端末属性情報生成部630は、複数の無線端末のそれぞれについて、端末位置判定モジュール634の判定結果が「エリア外」であるログ情報を用いて、当該無線端末からのプローブ要求を受信した中継装置の位置情報220及び属性情報230の少なくとも一方に関して、出現頻度又は出現確率を算出してもよい。これにより、端末属性情報生成部630は、無線端末のユーザの通勤経路、通学経路、所属機関、勤務時間、居住地域などを決定することができる。端末属性情報生成部630は、無線端末のユーザの通勤経路、通学経路、所属機関、勤務時間、居住地域などの情報を当該無線端末のユーザの属性として決定する。
統計処理モジュール632は、中継装置情報格納部126に格納された情報を参照して、複数のログ情報に含まれる端末識別情報及び中継装置識別情報の少なくとも一方に基づいて、複数の無線端末のそれぞれについて、複数の無線端末のユーザの位置及び属性の少なくとも一方に関する統計情報を生成する。統計処理モジュール632の詳細については後述する。
端末位置判定モジュール634は、端末識別情報、中継装置識別情報及び電波強度に関する情報に基づいて、複数のプローブ要求のそれぞれを送信した複数の無線端末のそれぞれが、複数のローカルエリアのいずれか1つの範囲内に存在した否かを判定する。端末位置判定モジュール634の詳細については後述する。
図7は、統計処理モジュール632の一例を概略的に示す。本実施形態において、統計処理モジュール632は、統計情報算出部710と、頻出情報抽出部720と、統計情報生成部730とを備える。
統計情報算出部710は、ログ情報取得部510から複数のログ情報を受信する。統計情報算出部710は、複数の無線端末のそれぞれについて、端末位置情報及び中継装置識別情報の少なくとも一方の出現頻度又は出現確率を算出する。統計情報算出部710は、算出された出現頻度又は出現確率を、頻出情報抽出部720に送信する。
頻出情報抽出部720は、統計情報算出部710により算出された出現頻度又は出現確率が予め定められた値よりも大きいか否かを判断する。頻出情報抽出部720は、出現頻度又は出現確率が予め定められた値よりも大きいと判断された中継装置識別情報又は端末位置情報を抽出する。頻出情報抽出部720は、抽出結果を統計情報生成部730に送信する。
統計情報生成部730は、頻出情報抽出部720により抽出された中継装置識別情報を中継装置情報抽出部540に送信して、頻出情報抽出部720により抽出された中継装置識別情報により識別される中継装置の位置情報及び属性情報の少なくとも一方を取得する。統計情報生成部730は、無線端末のそれぞれについて、統計情報算出部710により算出された中継装置識別情報の出現頻度又は出現確率と、中継装置情報抽出部540により抽出された位置情報及び属性情報の少なくとも一方とを対応付けることで、当該無線端末のユーザの位置及び属性の少なくとも一方に関する統計情報を生成する。
本実施形態によれば、無線端末のユーザが、特定の期間(例えば、平日の朝、昼、夜、休日など)に通過又は訪問する可能性の大きな場所の情報と、当該場所の属性とを対応付けることで、当該無線端末のユーザの属性を特定することができる。同様にして、頻出情報抽出部720が、出現頻度又は出現確率が予め定められた値よりも小さいと判断した中継装置識別情報を抽出するように改良することで、無線端末のユーザが通過又は訪問する可能性の小さい場所の情報から、当該無線端末のユーザの属性を特定してもよい。
本実施形態においては、統計処理モジュール632が、頻出情報抽出部720を用いて、統計情報算出部710により算出された出現頻度又は出現確率が予め定められた値よりも大きいか否かを判断する場合について説明した。しかし、統計処理モジュール632は本実施形態に限定されない。統計処理モジュール632は、統計情報算出部710により算出された出現頻度又は出現確率が予め定められた値よりも小さいか否かを判断してもよい。
図8は、端末位置判定モジュール634の一例を概略的に示す。本実施形態において、端末位置判定モジュール634は、連続ログ情報生成部810と、ログ情報分類部820と、分布算出部830と、分類基準調整部840とを備える。ログ情報分類部820は、端末種別部の一例であってよい。
連続ログ情報生成部810は、複数のログ情報の中から、時間的に連続するログ情報(連続ログ情報と称する場合がある。)を抽出する。これにより、複数のログ情報を、無線端末のユーザの行動ごとに取り扱うことができる。具体的には、端末識別情報と、中継装置識別情報と、受信日時又は受信時刻に関する情報とに基づいて、複数のログ情報の少なくとも一部の中から、端末識別情報及び中継装置識別情報が同一であり、受信日時又は受信時刻が時間的に連続する1以上のログ情報を抽出する。連続ログ情報生成部810は、抽出された1以上のログ情報からなる1以上の連続ログ情報を生成する。
ログ情報分類部820は、端末識別情報、電波強度に関する情報及び受信日時又は受信時刻に関する情報と、予め定められた分類基準とに基づいて、複数のログ情報の少なくとも一部を複数のグループに分類する。複数のグループへの分類方法は、特に限定されるものではないが、例えば、プローブ要求の電波強度の強弱により、ローカルエリア内に存在している無線端末と、ローカルエリア外に存在している無線端末との2つに分類することが考えられる。なお、ログ情報分類部820による分類結果は、ユーザの属性の一例であってよい。
他の分類方法としては、プローブ要求の電波強度の強弱と、電波強度が強い状態の継続時間とに基づいて、ローカルエリア内に存在している無線端末と、ローカルエリア外に存在している無線端末との2つのグループに分類することが考えられる。電波強度が強い状態の継続時間をも考慮することで、電波強度の変動による判断の誤りを抑制することができる。
例えば、ログ情報分類部820は、1以上の連続ログ情報のそれぞれを解析して、予め定められた電波強度よりも大きな電波強度のプローブ要求が継続して受信された時間が、予め定められた時間より長いと判断した場合、当該連続ログ情報に含まれるログ情報を、1以上の中継装置のそれぞれが配置されたローカルエリアの範囲内に存在した無線端末から送信された可能性のあるプローブ要求に関する第1のグループに分類する。一方、ログ情報分類部820は、1以上の連続ログ情報のそれぞれを解析して、予め定められた電波強度よりも大きな電波強度のプローブ要求が継続して受信された時間が、予め定められた時間より長くないと判断した場合、当該連続ログ情報に含まれるログ情報を、ローカルエリアの範囲外に存在した無線端末から送信された可能性のあるプローブ要求に関する第2のグループに分類する。
ログ情報分類部820は、例えば、連続ログ情報に含まれるログ情報の個数に対する、連続ログ情報に含まれるログ情報のうち、電波強度が予め定められた電波強度よりも大きなログ情報の個数の割合が、予め定められた値よりも大きいと判断した場合に、予め定められた電波強度よりも大きな電波強度のプローブ要求が継続して受信されたと判断してよい。これにより、電波強度の変動による誤検出を抑制することができる。
ログ情報を2つに分類する方法の一例について、具体的な例を用いて説明する。特定の一日について、アクセスポイント102が、無線端末22からのRSSIが−60dB以下のプローブ要求を、08:00から22:00の期間において受信し、無線端末24からのRSSIが−60dB以下のプローブ要求を、12:15から12:55の期間と、17:35から17:37分の期間とにおいて受信し、無線端末62からのRSSIが−60dB以下のプローブ要求を、12:05から12:07の期間と、12:50から12:52の期間と、18:05から18:07の期間とにおいて受信したと仮定する。
ログ情報分類部820は、ローカルエリア内に存在した無線端末から送信された可能性のあるプローブ要求として、例えば、10分以上継続して受信されたプローブ要求に対応するログ情報を抽出する。その結果、08:00から22:00の期間において受信された無線端末22からのプローブ要求と、12:15から12:55の期間において受信された無線端末24からのプローブ要求とを抽出する。ログ情報分類部820は、抽出した2つのプルーブ要求に対応するログ情報を第1のグループに分類する。一方、ログ情報分類部820は、その他のログ情報を第2のグループに分類する。
さらに他の分類方法としては、プローブ要求の電波強度の強弱と、電波強度が強い状態の継続時間とに基づいて、3以上のグループに分類してもよい。例えば、ログ情報分類部820は、受信日時又は受信時刻に関する情報及び端末位置判定モジュール634の判定結果に基づいて、複数の無線端末のそれぞれについて、複数のローカルエリアのそれぞれの範囲内に存在した時間を算出し、複数のローカルエリアのそれぞれの範囲内に存在した時間に応じて、複数の無線端末を種別する。
アクセスポイント102において受信されたプローブ要求を分類する場合を例とすると、プローブ要求の電波強度が強く、長時間(12時間以上の時間、店舗の営業時間よりも長い時間などを例示することができる。)にわたって受信されている場合、当該プローブ要求を送信した無線端末は、店舗12内に存在するOA機器などである可能性が高い。プローブ要求の電波強度が強く、数時間にわたって受信されている場合、当該プローブ要求を送信した無線端末は、店舗12の従業員などである可能性が高い。これらのデータは、顧客の行動履歴に着目する場合にはノイズとなる。
一方、プローブ要求の電波強度が比較的強く、数分〜数時間にわたって受信されている場合、当該プローブ要求を送信した無線端末は、店舗の来店客の無線端末である可能性が高い。無線端末からのプローブ要求の電波強度が比較的弱い場合、又は、無線端末からのプローブ要求の電波強度が比較的強くても、数秒〜数分にわたってしか受信されなかった場合、当該プローブ要求を送信した無線端末は、店舗の外側を通過した通行人の無線端末である可能性が高い。
このように、プローブ要求の電波強度の強弱に関する1以上の閾値と、電波強度が強い状態の継続時間に関する1以上の閾値とを用いて、1以上の連続ログ情報を3以上のグループに分類してもよい。これにより、ログ情報をデータ処理する場合にノイズとなるログ情報を予め除去することができる。
分布算出部830は、電波強度に関する情報及び中継装置識別情報に基づいて、1以上の中継装置ごとに、複数のグループのそれぞれについて、1以上の中継装置のそれぞれにおいて受信されたプローブ要求の電波強度を変量とする確率分布又は規格化された度数分布を算出する。
分類基準調整部840は、複数のグループのうちの少なくとも2つのグループの確率分布又は規格化された度数分布に基づいて、分類基準を調整する。分類基準調整部840は、ログ情報分類部820による分類結果の誤差が予め定められた条件に合致するように、分類基準として予め定められた電波強度の値を調整する。
例えば、2つのグループの確率分布又は規格化された度数分布に基づいて、分類基準を調整する場合、本来、第1のグループに含まれるべきデータが、第1のグループに含まれない(即ち、第2のグループに含まれてしまう)という誤差の生じる確率が、第1の閾値より小さなり、かつ、本来、第2のグループに含まれるべきデータが、第2のグループに含まれない(即ち、第1のグループに含まれてしまう)という誤差の生じる確率が、第2の閾値より小さくなるように、2つのグループを分類する電波強度の値を調整する。第1の閾値と第2の閾値とは同一の値であってもよく、異なる値であってもよい。分類基準調整部840は、分類基準の調整を複数回繰り返してよい。これにより、分類基準を精度よく算出することができる。
図9は、分類基準の調整方法の一例を概略的に示す。図9において、縦軸は、プローブ要求の受信信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)示す。横軸は、規格化された度数(頻度と称される場合もある。)を示す。実線は、アクセスポイント102において、RSSIが−60dB以下のプローブ要求が約30分以上にわたって観察された場合のデータを用いて生成した規格化された度数分布910を示す。点線は、アクセスポイント102において、RSSIが−60dB以下のプローブ要求が約30分以上にわたって観察された場合のデータ以外のデータを用いて生成した規格化された度数分布920を示す。
度数分布910は、店舗12に来店しなかったユーザの無線端末からのプローブ要求のRSSIの分布を示していると考えられる。度数分布920は、店舗12に来店したユーザの無線端末からのプローブ要求のRSSIの分布を示していると考えられる。
度数分布910及び度数分布920は、プローブ要求のデータを2つに分類するRSSIの閾値が−60dBという条件のもとで作成されているが、図9を参照すれば、店舗12に来店しなかったユーザを、店舗12に来店したと判断する可能性が非常に小さく、RSSIの閾値が−60dBという条件は非常に厳格な条件であったことが分かる。
例えば、ユーザが、店舗12に入店したことを自動的に検出してクーポンチケットを発行するような場合には、非常に厳格な条件を用いることが好ましい。しかし、店舗12の来客状況を把握する場合には、プローブ要求のデータを2つに分類するRSSIの閾値を−80dB程度に調整することで、より実態に即したデータが得られることが分かる。
このように、分類基準調整部840が、複数のグループのうちの少なくとも2つのグループの確率分布又は規格化された度数分布に基づいて分類基準を調整することで、データ処理の目的に応じた適切な結果が得られる。端末位置判定モジュール634が分類基準調整部840を有することで、端末位置判定モジュール634は、無線端末がローカルエリアの範囲内に存在するか否かをより適切に判定することができる。その結果、位置提供サーバ120は、精度のよい端末位置情報及び端末属性情報を提供することができる。
図10は、情報提供システム1000の一例を、通信回線10、無線端末22、行動履歴提供サーバ80及びクライアント端末90とともに示す。本実施形態において、情報提供システム1000は、情報配信サーバ140と、情報統合システム1020とを備える。情報統合システム1020は、アクセスポイント102と、アクセスポイント104と、基地局106と、位置提供サーバ120と、統合サーバ1022とを備える。情報提供システム1000、情報統合システム1020及び統合サーバ1022のそれぞれは、情報照合装置及び情報処理システムの少なくとも一方の一例であってよい。
行動履歴提供サーバ80は、1以上の行動履歴情報を格納する。1以上の行動履歴情報は、1以上の無線端末のユーザのうち、少なくとも一部のユーザの行動履歴に関する情報であってよい。1以上の行動履歴情報のそれぞれは、1以上の無線端末のユーザのうち、少なくとも一部のユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザによってなされた行動に関する情報とが対応付けられた情報であってよい。ユーザによってなされた行動に関する情報は、例えば、当該行動がなされた位置を示す情報と、当該行動がなされた時間を示す情報とを含む。
ユーザ識別情報は、個人の特定につながらないデータであることが好ましい。ユーザ識別情報は、当事者識別情報の一例であってよい。行動がなされた位置を示す情報は、当事者位置情報の一例であってよい。行動がなされた場所を示す情報は、当事者時間情報の一例であってよい。
行動履歴情報は、特定の行動に関与した1以上の当事者のそれぞれを識別する当事者識別情報と、特定の行動がなされた位置を示す当事者位置情報と、特定の行動がなされた時間を示す当事者時間情報とが対応付けられていれば、特に限定されない。行動履歴情報としては、商品の購買履歴、サービスの利用履歴などを例示することができる。
商品の購買履歴又はサービスの利用履歴としては、クレジットカードの利用履歴、POS情報に基づく購買履歴、特定の施設の入退場履歴、会員登録したユーザに特典を付与するサービスの利用履歴などを例示することができる。会員登録したユーザに特典を付与するサービスとしては、ポイントカードサービス、ポイントサービス、ポイントプログラム、ロイヤリティプログラム、マイレージサービス、マイレージプログラムなどを例示することができる。会員登録したユーザに特典を付与するサービスは、鉄道会社、航空会社、高速道路運営会社、企業、企業グループなどにより提供されてよい。
クレジットカードの利用履歴は、例えば、クレジットカード番号と、クレジットカードを利用した店舗と、クレジットカードを利用した時間とが対応付けられた情報を含む。会員登録したユーザに特典を付与するサービスの利用履歴は、例えば、会員IDと、商品を購入又はサービスを利用した店舗と、サービスを利用した時間とが対応付けられた情報を含む。クレジットカード番号、会員IDなどは、更に匿名化された識別記号に置換されていてもよい。
行動履歴情報の他の例としては、RTB(Real Time Bidding)サービスのような広告入札サービスにおける、ビッドリクエスト(入札リクエストと称される場合がある。)を例示することができる。例えば、ユーザが広告枠を有するWebページにアクセスすると、AdExchangeを介して、SSP(Supply Side Platform)からDSP(Demand Side Platform)にビッドリクエストが発行される。
ビッドリクエストには、広告枠を有するWebページを閲覧しているユーザを識別するユーザIDが含まれる。ユーザIDは、例えば、クッキー(Cookie)である。ユーザが、携帯端末上で動作するウェブブラウザを介して、上記Webページを閲覧している場合のように、ビッドリクエストに、緯度、経度などの位置情報が含まれる場合がある。また、AdExchangeからDSPに送信されたビッドリクエストには、100msec程度の入札期限が設定されており、ほぼリアルタイムに広告枠が売買される。したがって、ビッドリクエストと、ビッドリクエストが発行若しくは受信された時間又はビッドリクエストの入札期限とを対応づけて格納することで、1以上のビッドリクエストを行動履歴情報として利用することができる。
行動履歴情報の他の例としては、画像又は映像が撮影された位置及び時間に関する情報が付与された画像データ又は映像データであってよい。本実施形態において、まず、被写体認識アルゴリズムを用いて、画像データ又は映像データから被写体の特徴を抽出する。抽出された被写体の特徴により、被写体を識別することができる。次に、被写体の特徴と、画像又は映像が撮影された位置及び時間に関する情報とを対応付けることで、画像データ又は映像データを行動履歴情報として利用することができる。
行動履歴情報の他の例としては、位置情報を含むSNS(Social Networking Service)上の情報であってよい。位置情報を含むSNS上の情報としては、Geoタグが付与されたTweet、Facebook(登録商標)のチェックイン情報などを例示することができる。例えば、Goeタグが付与されたTweetは、Twitter(登録商標)のアカウントと、当該Tweetが発信された位置情報と、当該Tweetが発信された時間とが対応付けられた情報を含む。
行動履歴提供サーバ80は、ユーザ識別情報に対応付けて、当該ユーザ識別情報により識別されるユーザの属性を特定するユーザ属性情報を更に格納してよい。行動履歴提供サーバ80は、1以上の行動履歴情報を統合サーバ1022に送信する。行動履歴提供サーバ80は、ユーザ識別情報に対応付けて、ユーザ属性情報を統合サーバ1022に送信してもよい。
ユーザ属性情報は、ブラウザの閲覧履歴、インターネット上での検索履歴、Webサイトへのアクセス履歴、オンラインショッピングの購買履歴などに基づいて得られた属性であってよい。ユーザ属性情報は、クッキーを用いた解析により得られた当該クッキーにより識別されるユーザの属性であってもよい。クッキーを用いることで、ブラウザの閲覧履歴、インターネット上での検索履歴、Webサイトへのアクセス履歴、オンラインショッピングの購買履歴などに基づいて、当該クッキーにより識別されるユーザの属性を取得することができる。なお、Webメール、SNSなどのアカウントと、クッキーとを対応づけて解析することで、クッキーが変更された場合であっても、複数のクッキーを名寄せすることができる。これにより、複数のクッキーを名寄せしない場合と比較して、よりユーザの行動特性に応じたサービスを提供することができる。
クライアント端末90は、情報配信サーバ140からの情報を受信する。例えば、クライアント端末90は、クライアント端末90のユーザがWebサイトを閲覧しているときに、情報配信サーバ140から広告情報を受信する。クライアント端末90は、無線端末22のユーザの使用する端末の一例であってよい。
行動履歴提供サーバ80及びクライアント端末90は、情報提供システム1000と情報を送受することができる装置であればよく、Webブラウザソフトが導入されたパーソナルコンピュータ、携帯電話、携帯端末などであってよい。携帯端末としては、PDA、タブレット、ノートブック・コンピュータ(ラップトップ・コンピュータと称される場合がある。)、ウェアラブル・コンピュータなどを例示することができる。
情報提供システム1000は、主に、情報提供システム1000が統合サーバ1022を備える点と、情報配信サーバ140が統合された情報を利用して情報を提供する点とにおいて、情報提供システム100と相違する。情報提供システム1000は、上記の相違点以外の構成については、情報提供システム100と同様の構成を有してよい。例えば、情報提供システム100の場合と同様、情報提供システム1000の各部は、ハードウエアにより実現されてもよく、ソフトウエアにより実現されてもよく、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせにより実現されてもよい。
情報提供システム100の動作の概要は以下のとおりである。本実施形態において、位置提供サーバ120は、1以上の移動履歴情報を格納する。1以上の移動履歴情報のそれぞれは、端末識別情報と、当該端末識別情報によって識別される無線端末の端末位置情報と、当該無線端末が当該端末位置情報により示される位置に存在した時間を示す端末時間情報とが対応付けられた情報であってよい。位置提供サーバ120は、端末識別情報に対応付けて、当該端末識別情報により識別される無線端末の端末属性情報を更に格納してよい。位置提供サーバ120は、1以上の移動履歴情報を統合サーバ1022に送信する。位置提供サーバ120は、端末識別情報に対応付けて、端末属性情報を統合サーバ1022に送信してもよい。
移動履歴情報は、端末識別情報と、当該端末識別情報により識別される無線端末が存在した位置を示す端末位置情報と、当該無線端末が当該端末位置情報により示される位置に存在した時間を示す端末時間情報とが対応付けられていれば、特に限定されない。図3に関連して説明したデータテーブル300は、移動履歴情報の一例であってよい。
本実施形態において、統合サーバ1022は、行動履歴提供サーバ80が提供する1以上の行動履歴情報と、位置提供サーバ120が提供する1以上の移動履歴情報とを照合して、ユーザ識別情報と端末識別情報とを名寄せ(マッチングと称する場合がある。)する。統合サーバ1022は、移動履歴情報と、複数の種類の行動履歴情報とを照合することで、端末識別情報と、複数の種類のユーザ識別情報とを名寄せしてもよい。例えば、統合サーバ1022は、移動履歴情報と、クレジットカードの利用履歴と、ポイントサービスの利用履歴と、ビッドリクエストに関する情報とを照合することで、MACアドレスと、クレジットカード番号と、ポイントサービスの会員IDと、クッキーとを対応付ける。
統合サーバ1022は、名寄せにより得られたユーザ識別情報及び端末識別情報の対応関係を利用して、ユーザ識別情報に対応付けられたユーザ属性情報と、端末識別情報を対応づけてよい。同様に、端末識別情報に対応付けられた端末属性情報と、ユーザ識別情報とを対応づけてもよく、端末属性情報と、ユーザ属性情報とを対応付けてもよい。
一実施形態において、統合サーバ1022は、クッキー、位置情報及び時間情報を含むビッドリクエストと移動履歴情報とを名寄せすることで、クッキーと端末識別情報との対応関係を示す対応関係情報を取得する。一方、統合サーバ1022は、ビッドリクエストは別に、クッキーと、当該クッキーにより識別されるユーザのユーザ属性情報とが対応付けられた情報を取得する。上記のユーザ属性情報は、クッキーの解析により得られた情報であってよい。次に、統合サーバ1022は、対応関係情報により示される対応関係に基づいて、端末識別情報と、ユーザ属性情報とを対応付ける。このように、統合サーバ1022は、ビッドリクエストにユーザ属性情報が含まれていない場合であっても、端末識別情報とユーザ属性情報とを対応付けることができる。
本実施形態において、情報配信サーバ140は、統合サーバ1022によって統合された情報を利用して、情報の配信先、情報の配信コスト、配信される情報の種類などを決定する。情報配信サーバ140の配信部142は、統合サーバ1022に対して、条件に合致する情報を抽出して応答することを要求する抽出要求を送信する。配信部142は、統合サーバ1022からの応答に基づいて、無線端末22又はクライアント端末90の少なくとも一方に情報を配信する。
情報提供システム1000によれば、ユーザに対して、より有意義な情報を提供することができる。また、広告効果に見合ったコストで広告情報を配信することができる。例えば、RTBにおいて、ビッドリクエストに位置情報が含まれていない場合、又は、広告が配信される地域に関する情報の精度が低い場合であっても、情報提供システム1000によれば、ビッドリクエストに含まれるクッキーと、無線端末の端末識別情報との対応関係とに基づいて、当該端末識別情報により識別される無線端末の現在位置を取得することができる。これにより、広告が配信される地域を精度よく推測することができる。また、情報提供システム1000は、ユーザ属性情報及び端末属性情報に基づいて、配信する広告を選択することができる。その結果、ユーザにより適した広告を配信することができる。
情報提供システム1000の更なる効果について、無線端末22の移動履歴情報を解析することで、「毎日17時頃に店舗12の前を通過する」という端末属性情報と、「店舗12の利用頻度は低い」という端末属性情報が得られている場合を例として説明する。本実施形態によれば、情報提供システム1000は、AdExchangeを介して、クライアント端末90に表示されるべき広告のビッドリクエストを受信する。情報提供システム1000は、受信したビッドリクエストを解析して、ビッドリクエストに、無線端末22の端末識別情報に対応付けられたクッキーが含まれていれば、クライアント端末90に対して店舗12に関する広告を配信する。広告は、クーポン情報であってよい。本実施形態によれば、無線端末22のユーザがクライアント端末90を利用している場合であっても、無線端末22の移動履歴に基づいて、当該ユーザにとって有意義な情報を提供することができる。
情報提供システム1000の更なる効果について、無線端末22のユーザがポイントサービスAの会員であり、店舗12がポイントサービスAの加盟店である場合を例として、情報提供システム1000の効果について説明する。ポイントサービスAの加盟店は、ポイントサービスAのサービス提供場所の一例であってよい。無線端末22のユーザが店舗12に入店すると、アクセスポイント102が無線端末22からのプローブ要求を受信する。位置提供サーバ120は、プローブ要求の電波強度などに基づいて、無線端末22のユーザが店舗12に入店したと判断する。また、位置提供サーバ120は、店舗12の属性情報に基づいて、店舗12がポイントサービスAの加盟店であると判断する。
位置提供サーバ120は、無線端末22のユーザが店舗12に相当するローカルエリア内に存在することと、店舗12がポイントサービスAの加盟店であることとを、情報配信サーバ140に通知する。情報配信サーバ140は、統合サーバ1022にアクセスして、無線端末22の端末識別情報と、ポイントサービスAの会員IDとが対応付けられているか否かを判断する。無線端末22の端末識別情報と、ポイントサービスAの会員IDとが対応付けられている場合、情報配信サーバ140は、無線端末22のユーザに対して、店舗12がポイントサービスAの加盟店であることを通知する。
情報配信サーバ140は、店舗12がポイントサービスAの加盟店であることを示す情報を、Push通知により通知してもよい。情報配信サーバ140は、上記の情報を、無線端末22に対して通知してもよく、店舗12に配された情報端末に通知してもよい。店舗12に配された情報端末としては、表示装置、音声案内装置などを例示することができる。表示装置としては、料金精算所に配されたディスプレイ、キャッシュレジスターの画面などを例示することができる。
情報提供システム1000は、行動履歴情報を利用することで、端末位置判定モジュール634における端末位置の判定精度を向上させることができる。例えば、端末位置を判定すべきログ情報に対応する行動履歴情報が存在する場合において、行動履歴情報が店舗における購買履歴又はサービスの利用履歴である場合、端末位置判定モジュール634は、無線端末が店舗内に存在していたと判断する。端末位置を判定すべきログ情報に対応する行動履歴情報が存在する場合において、行動履歴情報が施設の入退場履歴である場合、端末位置判定モジュール634は、入退場履歴の内容に応じて、無線端末が当該施設内に存在していたか、当該施設外に存在していたかを判断する。
同様にして、情報提供システム1000は、行動履歴情報を利用することで、分類基準調整部840による分類基準の調整精度を向上させることができる。例えば、店舗12における購買履歴は、1以上の無線端末が特定の日時に店舗内に存在したことを示す証拠となる。そこで、ログ情報及び行動履歴を対比することで、行動履歴を用いて、端末位置判定モジュール634における端末位置の判定結果を検証することができる。
情報提供システム1000は、ユーザの明示的な許諾(オプトインと称する場合がある。)を得た後、移動履歴情報の取得、移動履歴情報と行動履歴情報との照合などを開始することが好ましい。情報提供システム1000は、ユーザが行動の追跡を望まない場合は、オプトアウトできるようにすることが好ましい。
図11は、統合サーバ1022の一例を概略的に示す。本実施形態において、統合サーバ1022は、照合部1120と、統合部1140と、要求処理部1160とを備える。照合部1120、統合部1140及び要求処理部1160の各部は互いに情報を送受することができる。照合部1120は、情報照合装置の一例であってよい。統合部1140は、情報統合装置の一例であってよい。
照合部1120は、履歴情報取得部1122と、履歴情報生成部1124と、履歴情報格納部1126と、対応関係生成部1130とを有する。統合部1140は、対応関係取得部1142と、属性情報取得部1144と、統合情報生成部1146とを有する。要求処理部1160は、要求受信部1162と、統合情報制御部1164と、統合情報格納部1166とを有する。
照合部1120は、1以上の行動履歴情報と、1以上の移動履歴情報とを照合する。照合部1120は、位置情報及び時間情報に基づいて、行動履歴情報及び移動履歴情報を名寄せする。照合部1120は、ユーザ識別情報及び端末識別情報の対応関係を示す対応関係情報を生成する。
履歴情報取得部1122は、行動履歴提供サーバ80から、1以上の行動履歴情報を取得する。履歴情報取得部1122は、位置提供サーバ120から、1以上の移動履歴情報を取得する。履歴情報取得部1122は、取得した情報を履歴情報格納部1126に格納する。履歴情報取得部1122は、第1の行動履歴取得部、第2の行動履歴取得部及び移動履歴取得部の少なくとも1つの一例であってよい。
履歴情報生成部1124は、ユーザ識別情報、位置情報及び時間情報が含まれる情報に基づいて、行動履歴を生成する。履歴情報生成部1124は、ユーザ識別情報、位置情報及び時間情報が含まれる情報を、通信回線10に接続された外部のコンピュータから取得してよい。履歴情報生成部1124は、生成された行動履歴情報を履歴情報格納部1126に格納する。履歴情報格納部1126に格納された1以上の行動履歴情報の少なくとも一部は、履歴情報生成部1124により生成された行動履歴であってよい。履歴情報生成部1124は、行動履歴生成部の一例であってよい。
履歴情報生成部1124は、例えば、画像又は映像が撮影された位置及び時間に関する情報が付与された画像データ又は映像データを取得する。履歴情報生成部1124は、被写体認識アルゴリズムを用いて、画像データ又は映像データから被写体の特徴を抽出する。履歴情報生成部1124は、被写体の特徴と、画像又は映像が撮影された位置及び時間に関する情報とを対応付けて、行動履歴情報を生成する。
履歴情報格納部1126は、履歴情報取得部1122が取得した1以上の行動履歴情報及び1以上の移動履歴情報を格納する。履歴情報格納部1126は、履歴情報生成部1124が生成した1以上の行動履歴情報を格納する。
対応関係生成部1130は、1以上の行動履歴情報及び1以上の移動履歴情報を照合して、ユーザ識別情報及び端末識別情報の対応関係を示す対応関係情報を生成する。対応関係生成部1130は、生成した対応関係情報を統合部1140に送信する。
統合部1140は、対応関係情報に基づいて、複数の情報を統合する。対応関係取得部1142は、対応関係生成部1130から対応関係情報を取得する。対応関係取得部1142は、取得した情報を統合情報生成部1146に送信する。
属性情報取得部1144は、行動履歴提供サーバ80から、ユーザ識別情報と、当該ユーザ識別情報により識別されるユーザの属性を特定するユーザ属性情報とが対応付けられた情報を取得する。当該情報は、第1の属性情報の一例であってよい。属性情報取得部1144は、位置提供サーバ120から、端末識別情報と、当該端末識別情報により識別される無線端末の端末属性情報とが対応付けられた情報を取得する。当該情報は、第2の属性情報の一例であってよい。属性情報取得部1144は、取得した情報を統合情報生成部1146に送信する。属性情報取得部1144は、第1の属性取得部及び第2の属性取得部の少なくとも一方の一例であってよい。
統合情報生成部1146は、対応関係取得部1142から対応関係情報を受信する。統合情報生成部1146は、属性情報取得部1144から、端末対応情報と対応付けられた端末属性情報を受信する。統合情報生成部1146は、属性情報取得部1144から、ユーザ識別情報と対応付けられたユーザ属性情報を受信する。統合情報生成部1146は、対応関係情報により示されるユーザ識別情報及び端末識別情報の対応関係に基づいて、受信した情報を統合する。
統合情報生成部1146は、対応関係情報により示されるユーザ識別情報及び端末識別情報の対応関係に基づいて、端末識別情報と、ユーザ属性情報とが対応付けられた統合情報を生成してよい。統合情報生成部1146は、対応関係情報により示されるユーザ識別情報及び端末識別情報の対応関係に基づいて、ユーザ識別情報と、端末属性情報とが対応付けられた統合情報を生成してよい。統合情報生成部1146は、対応関係情報により示されるユーザ識別情報及び端末識別情報の対応関係に基づいて、端末識別情報と、ユーザ識別情報と、端末属性情報と、ユーザ属性情報とが対応付けられた統合情報を生成してよい。統合情報生成部1146は、生成した統合情報を要求処理部1160に送信する。
要求処理部1160は、情報配信サーバ140からの要求に応じた処理を実施する。要求受信部1162は、情報配信サーバ140からの要求を受け付ける。情報配信サーバ140からの要求は、統合情報の中から抽出すべき情報を示す抽出条件を含む抽出要求であってよい。要求受信部1162は、情報配信サーバ140から、抽出条件を取得する。要求受信部1162は、抽出条件を統合情報制御部1164に送信する。
統合情報制御部1164は、要求受信部1162から、抽出条件を受信する。統合情報制御部1164は、統合情報格納部1166に格納された統合情報を参照して、抽出条件に合致する情報を抽出する。統合情報制御部1164は、抽出した情報を情報配信サーバ140に送信する。
統合情報格納部1166は、統合情報生成部1146から統合情報を受信する。統合情報格納部1166は、統合情報を格納する。統合情報格納部1166は、統合情報制御部1164からの要求に応じて、抽出条件に合致する情報を統合情報制御部1164に送信する。
図12は、対応関係生成部1130の一例を概略的に示す。本実施形態において、対応関係生成部1130は、履歴情報選択部1222と、条件決定部1224と、履歴情報抽出部1226と、照合情報生成部1228と、照合情報解析部1230とを備える。
履歴情報選択部1222は、照合元となる情報を選択する。履歴情報選択部1222は、選択した情報を条件決定部1224に送信する。1以上の移動履歴情報のそれぞれを照合元とし、1以上の行動履歴情報を照合先とする場合、履歴情報選択部1222は、1以上の移動履歴情報のうちの1つを選択する。1以上の行動履歴情報のそれぞれを照合元とし、1以上の移動履歴情報を照合先とする場合、履歴情報選択部1222は、1以上の行動履歴情報のうちの1つを選択する。履歴情報選択部1222は、選択部の一例であってよい。
条件決定部1224は、履歴情報抽出部1226における抽出条件を決定する。抽出条件は、地理的条件及び時期的条件を含む。地理的条件は、抽出されるべき移動履歴情報又は行動履歴情報に含まれる位置情報に関する条件である。時期的条件は、抽出されるべき移動履歴情報又は行動履歴情報に含まれる時間情報に関する条件である。条件決定部1224は、決定した条件を履歴情報抽出部1226に送信する。
1以上の移動履歴情報のそれぞれを照合元とし、1以上の行動履歴情報を照合先とする場合、条件決定部1224は、履歴情報選択部1222により選択された移動履歴情報に含まれる端末位置情報により示される位置を含み、予め定められた地理的範囲を有するエリアを、地理的条件として設定する。例えば、アクセスポイント102を中心として半径5mの範囲内を地理的条件として設定する。また、条件決定部1224は、履歴情報選択部1222により選択された移動履歴情報に含まれる端末時間情報により示される時間を含み、予め定められた範囲を有する期間を、時期的条件として設定する。例えば、2013年8月3日17時15分を中心として前後3分間の期間を時期的要件として設定する。
1以上の行動履歴情報のそれぞれを照合元とし、1以上の移動履歴情報を照合先とする場合も同様にして、条件決定部1224は、履歴情報選択部1222により選択された行動履歴情報に含まれる端末位置情報により示される位置を含み、予め定められた地理的範囲を有するエリアを、地理的条件として設定する。また、条件決定部1224は、履歴情報選択部1222により選択された行動履歴情報に含まれる端末時間情報により示される時間を含み、予め定められた範囲を有する期間を、時期的要件として設定する。
履歴情報抽出部1226は、条件決定部1224から受信した抽出条件に合致する情報を抽出する。1以上の移動履歴情報のそれぞれを照合元とし、1以上の行動履歴情報を照合先とする場合、履歴情報抽出部1226は、1以上の行動履歴情報の中から、その行動履歴情報に含まれる位置情報により示される位置が地理的条件に合致し、かつ、当該行動履歴情報に含まれる時間情報により示される時間が時期的条件に合致する行動履歴情報を抽出する。履歴情報抽出部1226は、選択された1つの移動履歴情報に対して、1以上の行動履歴情報を抽出してよい。履歴情報抽出部1226は、抽出された行動履歴情報に含まれるユーザ識別情報を、選択された移動履歴情報に含まれる端末識別情報と対応付けて、照合情報生成部1228に送信する。
1以上の行動履歴情報のそれぞれを照合元とし、1以上の移動履歴情報を照合先とする場合も同様にして、履歴情報抽出部1226は、1以上の移動履歴情報の中から、その移動履歴情報に含まれる位置情報により示される位置が地理的条件に合致し、かつ、当該移動履歴情報に含まれる時間情報により示される時間が時期的条件に合致する移動履歴情報を抽出する。履歴情報抽出部1226は、選択された1つの行動履歴情報に対して、1以上の移動履歴情報を抽出してよい。履歴情報抽出部1226は、抽出された移動履歴情報に含まれる端末識別情報を、選択された行動履歴情報に含まれるユーザ識別情報と対応付けて、照合情報生成部1228に送信する。
照合情報生成部1228は、1以上の端末識別情報の少なくとも1つに対して1以上のユーザ識別情報の少なくとも1つが対応付けられた照合情報を生成する。照合情報生成部1228は、生成された1以上の照合情報を照合情報解析部1230に送信する。
1以上の移動履歴情報のそれぞれを照合元とし、1以上の行動履歴情報を照合先とする場合、照合情報生成部1228は、履歴情報選択部1222により選択された移動履歴情報に含まれる端末識別情報と、履歴情報抽出部1226により抽出された1以上の行動履歴情報に含まれるユーザ識別情報とを対応づけて、照合情報を生成する。1以上の行動履歴情報のそれぞれを照合元とし、1以上の移動履歴情報を照合先とする場合も同様にして、照合情報生成部1228は、履歴情報選択部1222により選択された行動履歴情報に含まれるユーザ識別情報と、履歴情報抽出部1226により抽出された1以上の移動履歴情報に含まれる端末識別情報とを対応づけて、照合情報を生成する。
照合情報解析部1230は、照合情報生成部1228が生成した1以上の照合情報を解析して、対応関係情報を生成する。例えば、1以上の移動履歴情報のそれぞれを照合元とし、1以上の行動履歴情報を照合先とする場合、照合情報解析部1230は、同一の端末識別情報を含む照合情報が同じ区分となるように、1以上の照合情報を分類する。次に、同じ区分に分類された照合情報のすべてに含まれるユーザ識別情報を抽出する。抽出されたユーザ識別情報が1つである場合には、当該区分の端末識別情報と、当該ユーザ識別情報とを対応付ける。また、他の区分に分類された照合情報の中から、当該ユーザ識別情報を削除する。すべての区分について同様の処理を実施することで、対応関係情報を生成することができる。
図13は、対応関係生成部1130における処理の一例を概略的に示す。本実施形態によれば、データテーブル1302に格納された位置提供サーバ120が受信したログ情報と、データテーブル1304に格納されたポイントサービスの会員の購買履歴とに基づいて対応関係情報を生成する場合を例として、対応関係生成部1130における処理について説明する。
本実施形態によれば、データテーブル1302と、データテーブル1304とに基づいて、データテーブル1306が生成される。また、データテーブル1306に基づいて、データテーブル1308が生成される。データテーブル1302の各行は、移動履歴情報の一例であってよい。データテーブル1304の各行は、行動履歴情報の一例であってよい。データテーブル1306の各行は、照合情報の一例であってよい。データテーブル1308の各行は、対応関係情報の一例であってよい。
データテーブル1302は、1以上の無線端末のそれぞれのMACアドレス1322と、MACアドレス1322により識別される無線端末からのプローブ要求を受信した中継装置の識別記号1324と、識別記号1324により識別される中継装置において当該プローブ要求が受信された受信日時1326とを対応付けて格納する。データテーブル1304は、商品が購入された店舗名1342と、商品が購入された購入日時1344と、商品を購入した会員の会員ID1346とを対応付けて格納する。
データテーブル1306は、履歴情報選択部1222により選択されたMACアドレス1362と、履歴情報抽出部1226により抽出された会員ID1364とを対応づけて格納する。データテーブル1308は、1以上の無線端末のそれぞれのMACアドレス1382と、MACアドレス1382により識別される無線端末のユーザと同一人物である可能性が高い会員の会員ID1384とを対応付けて格納する。データテーブル1308は、対応関係の信頼度1386を、MACアドレス1382に対応付けて格納してもよい。信頼度1386は、MACアドレス1382に対応付けられている会員ID1384の個数に基づいて算出されてよい。例えば、特定のMACアドレスに対して、2つの会員IDが対応付けられている場合、信頼度は50%である。
本実施形態によれば、下記の手順により対応関係情報が生成される。データテーブル1302によれば、2013年3月10日の午前7時に、アクセスポイント102において、無線端末22から送信されたプローブ要求が受信されている。まず、履歴情報選択部1222が、データテーブル1302に含まれるデータの中から、上記の2013年3月10日の午前7時のデータを選択する。履歴情報選択部1222は、選択された移動履歴情報に含まれるMACアドレス1322を取得する。履歴情報選択部1222は、取得したMACアドレス1322を照合情報生成部1228に送信する。
次に、条件決定部1224が、アクセスポイント102が設置されている店舗を、地理的条件として設定する。また、2013年3月10日の午前6時58分〜午前7時2分までの期間を、時期的条件として設定する。その後、履歴情報抽出部1226が、データテーブル1304に含まれる行動履歴情報の中から、上記の地理的条件及び時期的条件に合致する行動履歴情報を抽出する。履歴情報抽出部1226は、抽出した行動履歴情報に含まれる会員ID1346を取得する。履歴情報抽出部1226は、取得した会員ID1346を照合情報生成部1228に送信する。
次に、照合情報生成部1228が、履歴情報選択部1222から受信したMACアドレス1322と、履歴情報抽出部1226から受信した会員ID1346とを対応付けて、データテーブル1306に格納する。その後、照合情報解析部1230が、データテーブル1306に格納された1以上の照合情報を解析して、対応関係情報を生成する。照合情報解析部1230は、生成された対応関係情報をデータテーブル1308に格納する。
図14は、統合情報を格納するデータテーブル1400の一例を概略的に示す。データテーブル1400の各行は、統合情報の一例であってよい。本実施形態において、データテーブル1400は、1以上の無線端末のそれぞれのMACアドレス1402と、ポイントサービスの会員ID1404と、クッキー1406と、MACアドレス1402に対応付けられた属性情報1412と、会員ID1404に対応付けられた属性情報1414と、クッキー1406に対応付けられた属性情報1416と、MACアドレス1402により識別される無線端末の現在位置を示す端末位置情報1420と、1以上の統合情報のそれぞれを識別するための匿名化された識別情報1430とを含む。
無線端末の現在位置を示す端末位置情報1420は、最後に、当該無線端末からのプローブ要求を受信した中継装置の位置に基づいて決定されてよい。無線端末の現在位置を示す端末位置情報1420は、当該無線端末から送信された位置情報に基づいて決定されてもよい。
データテーブル1400においては、1つの端末識別情報に対して、2つのユーザ識別情報が対応付けられている。データテーブル1400は、端末識別情報及びユーザ識別情報のそれぞれに対応付けられていた属性情報を含む。これにより、例えば、多くの属性情報に基づいて配信される広告を選択することができる。その結果、ユーザの利便性を向上させることができる。
データテーブル1400においては、各統合情報に対して、匿名化された識別情報1430を付与している。これにより、データテーブル1400に基づいて、MACアドレス1402に対応付けられた属性情報1412と、会員ID1404に対応付けられた属性情報1414と、クッキー1406に対応付けられた属性情報1416と、MACアドレス1402により識別される無線端末の現在位置を示す端末位置情報1420と、1以上の統合情報のそれぞれを識別するための匿名化された識別情報1430とを含む情報を生成することができる。その結果、個人を特定するリスクを抑制しつつ、属性情報を取り扱うことができる。
図10から図14までに関連した実施形態において、照合部1120、統合部1140及び要求処理部1160が同一の統合サーバ1022上で動作する場合について説明した。しかし、情報提供システム1000は本実施形態に限定されない。照合部1120、統合部1140及び要求処理部1160が物理的に異なるサーバ上で動作してもよく、照合部1120、統合部1140及び要求処理部1160が仮想サーバ上で動作してもよい。
図15は、情報提供システム1000における処理の一例を概略的に示す。図15は、情報提供システム1000が、RTB(Real Time Bidding)において、SSPサーバ1500からのビッドリクエストに対して応答する処理の一例を概略的に示す。
本実施形態において、まず、ステップ1502(ステップをSと省略する場合がある。)において、ユーザがWebページにアクセスしてインプレッションが発生する。インプレッションが発生すると、SSPサーバ1500は、Webページからの広告リクエストを受信する。S1504において、SSPサーバ1500は、広告リクエストを分析して、ビッドリクエストを生成する。ビッドリクエストには、ユーザのクッキーが含まれる。SSPサーバ1500は、生成されたビッドリクエストを、AdExchageを介して情報配信サーバ140に送信する。
S1510において、情報配信サーバ140は、受信したビッドリクエストを分析する。例えば、受信したビッドリクエストからユーザのクッキーを抽出する。S1512において、情報配信サーバ140は、ビッドリクエストから抽出されたクッキーを統合サーバ1022に送信し、当該クッキーに対応付けられた属性情報と、当該クッキーにより識別されるユーザの現在位置に関する情報とを送信するよう、要求する。
S1514において、要求受信部1162が、情報配信サーバ140からの要求を受け付ける。次に、統合情報制御部1164が、統合情報格納部1166に格納された統合情報を参照して、情報配信サーバ140から受信したクッキーに対応付けられた属性情報を抽出する。また、当該クッキーに対応付けられた無線端末の現在位置に関する情報を抽出する。S1516において、統合情報制御部1164は、抽出した情報を情報配信サーバ140に送信する。
S1518において、情報配信サーバ140は、ビッドリクエストに含まれる情報と、統合サーバ1022から受信した情報とに基づいて、ビッドレスポンスを生成する。例えば、情報配信サーバ140は、ビッドリクエストに含まれる属性情報と、統合サーバ1022から受信した属性情報と、統合サーバ1022から受信した無線端末の現在位置に関する情報とに基づいて、配信する広告の種類及び入札価格を決定する。情報配信サーバ140は、生成されたビッドレスポンスを、AdExchageを介してSSPサーバ1500に送信する。S1520において、SSPサーバ1500がオークションを実施して、落札者を決定する。
図16は、情報提供システム1000における処理の一例を概略的に示す。図16は、端末位置判定モジュール634における処理の一例を概略的に示す。図6及び図8に関連して説明したとおり、端末位置判定モジュール634は、端末識別情報、中継装置識別情報及び電波強度に関する情報に基づいて、複数のプローブ要求のそれぞれを送信した複数の無線端末のそれぞれが、複数のローカルエリアのいずれか1つの範囲内に存在した否かを判定する。
本実施形態において、端末位置判定モジュール634は、1以上の行動履歴情報及び対応関係情報に基づいて、複数のログ情報のそれぞれに含まれる端末識別情報により識別される無線端末が複数のローカルエリアのいずれか1つの範囲内に存在した否かを判定する。例えば、端末位置判定モジュール634は、対応関係情報を利用して、ログ情報と行動履歴情報とを照合することで、当該ログ情報に含まれる端末識別情報により識別される無線端末が、複数のローカルエリアのいずれか1つの範囲内に存在した否かを判定する。
S1602において、図8に関連して説明したとおり、連続ログ情報生成部810が、複数のログ情報の中から連続ログ情報を抽出する。S1604において、ログ情報分類部820は、連続ログ情報に含まれる端末識別情報、端末位置情報及び受信日時に合致する行動履歴情報を抽出するよう、統合サーバ1022に要求する。次に、要求受信部1162がログ情報分類部820からの要求を受け付け、統合情報制御部1164が条件に合致する行動履歴情報を抽出して、ログ情報分類部820に送信する。
S1610において、ログ情報分類部820は、条件に合致する行動履歴情報が抽出されたか否かを判断する。S1610において、ログ情報分類部820が、条件に合致する行動履歴情報が抽出されたと判断した場合(S1610のYES)、ログ情報分類部820は、抽出された行動履歴情報に基づいて、分類対象の無線端末が、複数のローカルエリアのいずれか1つの範囲内に存在した否かを判定する。例えば、行動履歴情報が店舗において商品を購入したことを示している場合、ログ情報分類部820は、分類対象の無線端末が、当該店舗内に存在したと判定する。行動履歴情報が特定の施設の入退室情報であり、当該施設から退出したことを示している場合、ログ情報分類部820は、分類対象の無線端末が当該施設外に存在したと判定する。
一方、S1614において、ログ情報分類部820が、条件に合致する行動履歴情報が抽出されたと判断した場合(S1610のNo)、図8の説明と同様、例えば、電波強度に基づいて、分類対象の無線端末が、複数のローカルエリアのいずれか1つの範囲内に存在した否かを判定する。ログ情報分類部820は、分類すべきログ対象がなくなるまで、同様の処理を繰り返し、分類すべきログ対象がなくなると処理を終了する。
電波強度に基づいて、分類対象の無線端末が、複数のローカルエリアのいずれか1つの範囲内に存在した否かを判定した場合、一定の確率で判定ミスが生じる。しかし、行動履歴情報を利用して、分類対象の無線端末が、複数のローカルエリアのいずれか1つの範囲内に存在した否かを判定することで、当該判定処理の精度を向上させることができる。
図17は、統計情報算出部710の一例を概略的に示す。本実施形態において、統計情報算出部710は、ログ情報配信部1710と、1以上の端末リスト生成部1720と、端末リスト配信部1730と、1以上の移動履歴生成部1740と、移動履歴解析部1750とを備える。
本実施形態において、統計情報算出部710は、1分毎の端末リストを生成する端末リスト生成部1720と、10分毎の端末リストを生成する端末リスト生成部1720と、30分毎の端末リストを生成する端末リスト生成部1720とを備える。本実施形態において、統計情報算出部710は、1時間毎の移動履歴を生成する移動履歴生成部1740と、1日毎の移動履歴を生成する移動履歴生成部1740と、1週間毎の移動履歴を生成する移動履歴生成部1740とを備える。
統計情報算出部710は、情報処理装置の一例であってよい。ログ情報配信部1710は、ログ情報取得部の一例であってよい。端末リスト生成部1720は、エリア情報生成部の一例であってよい。移動履歴生成部1740は、移動履歴生成部の一例であってよい。移動履歴解析部1750は、出現頻度算出部の一例であってよい。
本実施形態によれば、CEP(Complex Event Processing)、ストリームコンピューティングなどのリアルタイムデータ処理技術を利用して、ログ情報を解析することができる。例えば、ストリームコンピューティングによれば、解析のルール又はシナリオが予め設定されており、取得したデータが当該ルール又はシナリオに合致する場合、当該ルール又はシナリオに対応する処理が即座に実行される。リアルタイムデータ処理技術を利用してログ情報を解析することにより、大量に送信されてくるログ情報を、一旦、ハードディスクドライブに格納することなく解析することができる。そのため、バッチ処理によりログ情報を解析する場合と比較して、解析に必要なリソース量を大きく低減させることができる。
ログ情報配信部1710は、ログ情報取得部510から、複数のログ情報を連続的に受信する。ログ情報配信部1710は、複数のログ情報のそれぞれについて、当該ログ情報に含まれる時刻情報と、予め定められた1以上の第1時間区分のそれぞれとを比較する。第1時間区分のそれぞれは、1以上の端末リスト生成部1720のそれぞれにおける端末リストの生成間隔に対応する。第1時間区分のそれぞれは、第1期間の一例であってよい。
ログ情報配信部1710は、ログ情報の時刻情報により示される時刻が上記の第1時間区分のいずれかに含まれる場合、当該第1時間区分に対応する端末リスト生成部1720に配信すべきログ情報として、当該ログ情報を取得する。ログ情報配信部1710は、取得したログ情報を、対応する端末リスト生成部1720に配信する。一方、ログ情報の時刻情報により示される時刻が上記の第1時間区分のいずれにも含まれない場合、ログ情報配信部1710は当該ログ情報を破棄する。これにより、例えば、ログ情報配信部1710は、15時05分00秒から15時05分59秒までの間において位置情報が取得されたログ情報を取得して、1分毎の端末リストを生成する端末リスト生成部1720に配信することができる。
例えば、1分毎の端末リストを生成する端末リスト生成部1720は、15時05分00秒から15時05分59秒までの間に取得されたログ情報に基づいて、端末リストを生成する。10分毎の端末リストを生成する端末リスト生成部1720は、15時00分00秒から15時09分59秒までの間に取得されたログ情報に基づいて、端末リストを生成する。30分毎の端末リストを生成する端末リスト生成部1720は、15時00分00秒から15時29分59秒までの間に取得されたログ情報に基づいて、端末リストを生成する。
この場合において、例えば、15時05分20秒に取得された位置情報を含むログ情報を、ログ情報配信部1710が15時05分25秒に受信した場合、ログ情報配信部1710は、当該ログ情報を、全ての端末リスト生成部1720に配信する。一方、15時01分05秒に取得された位置情報を含むログ情報を、ログ情報配信部1710が15時05分25秒に受信した場合、ログ情報配信部1710は、当該ログ情報を、10分毎の端末リストを生成する端末リスト生成部1720、及び、30分毎の端末リストを生成する端末リスト生成部1720に配信する。
ログ情報配信部1710は、1以上のログ情報のそれぞれから、端末識別情報と、当該端末識別情報により識別される無線端末の位置を示す端末位置情報と、端末位置情報が取得された時刻を示す時刻情報とを抽出してよい。これにより、統計情報算出部710における情報処理の負担を軽減することができる。
端末リスト生成部1720は、予め定められた地理的範囲を有する1以上のエリアのそれぞれについて、各エリア内に存在する無線端末の端末識別情報のリスト(端末リストと称する場合がある。)を、上記の第1時間区分ごとに生成する。端末リストは、対応する第1時間区分の間に各エリア内に存在した無線端末の端末識別情報を重複することなく格納する。
端末リスト生成部1720は、ログ情報配信部1710により取得された1以上のログ情報がハードディスクドライブに格納される前に、上記の端末リストを生成してよい。端末リスト生成部1720は、端末リストの生成に利用したログ情報を、第1時間区分の終了前に破棄してもよい。
端末リストは、第1時間区分の識別情報と、各エリアの識別情報(エリア識別情報と称する場合がある。)と、各エリアに存在した少なくとも1つの無線端末の端末識別情報とが対応付けられた情報であってよい。端末リストは、エリア内端末情報の一例であってよい。第1時間区分の識別情報は、第1期間識別情報の一例であってよい。
例えば、1分毎の端末リストを生成する端末リスト生成部1720は、1分毎の端末リストを生成する。例えば、端末リスト生成部1720は、ログ情報配信部1710からログ情報を受信するごとに、下記の処理を実行する。
まず、ログ情報配信部1710から受信したログ情報に含まれる位置情報に基づいて、当該位置情報が取得された時に無線端末が存在したエリアを決定する。次に、現在生成中の端末リストを参照して、ログ情報配信部1710から受信したログ情報の端末識別情報が、上記の手順において決定されたエリアと既に対応付けられているか否かを判定する。
ログ情報配信部1710から受信したログ情報の端末識別情報が、上記の手順において決定されたエリアに既に対応付けられている場合、端末リスト生成部1720は、当該ログ情報を破棄する。一方、ログ情報配信部1710から受信したログ情報の端末識別情報が、上記の手順において決定されたエリアに既に対応付けられていない場合、端末リスト生成部1720は、当該ログ情報の端末識別情報と、上記の手順において決定されたエリアのエリア識別情報とを対応付けて、端末リストに格納する。その後、端末リスト生成部1720は、当該ログ情報を破棄する。
端末リスト配信部1730は、1以上の端末リスト生成部1720のそれぞれから、複数の端末リストを連続的に受信する。端末リスト配信部1730は、複数の端末リストのそれぞれについて、当該端末リストの時間区分と、予め定められた1以上の第2時間区分のそれぞれとを比較する。端末リスト配信部1730は、複数の端末リストのそれぞれを、各端末リストの時間区分に応じた移動履歴生成部1740に配信する。上記の第2時間区分のそれぞれは、1以上の移動履歴生成部1740のそれぞれにおける移動履歴の生成間隔に対応する。第2時間区分のそれぞれは、第2期間の一例であってよい。第2時間区分の期間は、第1時間区分の期間よりも長くてよい。
移動履歴生成部1740は、1以上の無線端末のそれぞれについて、各無線端末が存在した1以上のエリアを示す移動履歴を、上記の第2時間区分ごとに生成する。移動履歴生成部1740は、複数の端末リストに含まれる端末識別情報及びエリア識別情報に基づいて、移動履歴を生成してよい。
移動履歴生成部1740は、端末リスト生成部1720により生成された複数の端末リストがハードディスクドライブに格納される前に、上記の移動履歴を生成してよい。移動履歴生成部1740は、移動履歴の生成に利用した端末リストを、第2時間区分の終了前に破棄してもよい。
移動履歴は、各無線端末の端末識別情報と、当該無線端末が第2時間区分の間に存在した少なくとも1つのエリアのエリア識別情報とが対応付けられた情報であってよい。移動履歴は、各無線端末が第2時間区分の間に存在したエリアのエリア識別情報を全て含んでもよい。移動履歴生成部1740は、同一のエリア識別情報が連続する場合、連続する2以上のエリア識別情報を1つにまとめてもよい。
移動履歴は、各無線端末が第2時間区分の間に存在したエリアのエリア識別情報と、各無線端末の移動経路を示す情報とを含んでもよい。例えば、1日毎の移動履歴を生成する移動履歴生成部1740が、30分毎の端末リストを生成する端末リスト生成部1720により生成された48個の端末リストに基づいて、無線端末22の1日の移動履歴を作成する場合、移動履歴生成部1740は、48個の端末リストのそれぞれを、各端末リストの時間区分の順に受信する。そこで、各端末リストの時間区分の順に、各端末リストにおいて無線端末22と対応付けられたエリアのエリア識別情報を抽出して記録していくことで、無線端末の移動経路を示す移動履歴を生成することができる。
移動履歴解析部1750は、1以上の移動履歴生成部1740のそれぞれから、複数の移動履歴を連続的に受信する。移動履歴解析部1750は、各移動履歴に含まれるエリア識別情報の組み合わせのそれぞれの出現頻度又は出現確率(頻度分布と称される場合がある。)を算出する。エリア識別情報の組み合わせは、2つのエリアの組み合わせであってもよく、2以上のエリアの組み合わせであってもよい。
例えば、移動履歴解析部1750が2つのエリアの組み合わせの出現頻度又は出現確率を算出する場合、特定の移動履歴における無線端末22の移動経路が、エリアA→エリアB→エリアC→エリアAであったとすると、移動履歴解析部1750は、エリアA→エリアB、エリアA→エリアC、エリアB→エリアA、エリアB→エリアC、エリアC→エリアA及びエリアC→エリアBという6種類の組み合わせのそれぞれが1回出現したとカウントする。移動履歴解析部1750は、複数の移動履歴について同様の処理を実行することで、エリア識別情報の組み合わせのそれぞれの出現頻度又は出現確率を算出することができる。
移動履歴解析部1750は、文字列の解析手法を応用して、移動履歴を解析してよい。例えば、移動履歴解析部1750は、n−gramモデルを用いて出現頻度又は出現確率を算出する。例えば、特定の移動履歴における無線端末22の移動経路が、エリアA→エリアB→エリアC→エリアAであった場合、2−gramモデル(2−gramモデルは、n=2のn−gramモデルである。)を用いると、移動履歴解析部1750は、エリアA→エリアB、エリアB→エリアC及びエリアC→エリアAという3種類の組み合わせのそれぞれが1回出現したとカウントする。移動履歴解析部1750は、複数の移動履歴について同様の処理を実行することで、エリア識別情報の組み合わせのそれぞれの出現頻度又は出現確率を算出することができる。
図18は、統計情報算出部710における処理の一例を概略的に示す。本実施形態において、まず、端末リスト生成部1720が、複数のログ情報に基づいて、第1時間区分ごとの端末リスト1810を生成する。次に、移動履歴生成部1740が、第1時間区分よりも長い期間を有する第2時間区分の間に生成された複数の端末リスト1810からなる端末リスト群1820に基づいて、第2時間区分ごとの移動履歴1830を生成する。その後、移動履歴解析部1750が、複数の移動履歴1830のそれぞれに基づいて、頻度分布1840を生成する。移動履歴解析部1750は、2以上の移動履歴1830に基づいて、1つの頻度分布1840を生成してもよい。
図19は、端末リスト1810の一例を概略的に示す。本実施形態において、端末リスト1810は、集計期間1902と、ログ情報の集計中に出現したエリアのエリアID1904と、集計期間1902の間に、エリアID1904により識別されるエリアに存在した無線端末の端末ID1906とを対応づけて格納する。集計期間1902は、第1時間区分の一例であってよい。エリアID1904は、エリア識別情報の一例であってよい。端末ID1906は、端末識別情報の一例であってよい。
端末識別情報は、1以上の無線端末のそれぞれを識別することができる情報であれば特に限定されない。一実施形態において、端末識別情報として、例えば、無線端末のMACアドレス、Bluetooth(登録商標)対応デバイスを識別するためのBDアドレス(BD_ADDRなどと称される場合がある。)、ZigBee(登録商標)対応デバイスを識別するためのアドレスなどの通信端末に固有のID、各種のSIM(Subscriber Identity Module)カードに記録された通信端末に固有のID、通信端末の契約者ごとに割り当てられた契約者に固有のID(契約者固有IDと称される場合がある。また、通信キャリアによって、端末製造番号、ユーザID、iモード(登録商標)ID、サブスクライバID、EZ番号、端末シリアル番号などと称される場合がある。)などが用いられる。端末識別情報は、Cookie、IPアドレス、又は、PUSH通知用の識別情報であってもよい。
図20は、移動履歴1830の一例を概略的に示す。本実施形態において、移動履歴1830は、集計期間2002と、端末ID2004と、端末ID2004により識別される無線端末の移動履歴2006とを対応づけて格納する。集計期間2002は、第2時間区分の一例であってよい。端末ID2004は、端末識別情報の一例であってよい。
図21は、広告配信システム2100の一例を概略的に示す。本実施形態において、広告配信システム2100は、情報配信サーバ140と、SSPサーバ1500とを備える。広告配信システム2100は、Webサーバ82及び統合サーバ1022の少なくとも一方をさらに備えてもよい。SSPサーバ1500及び広告配信システム2100は、広告配信装置の一例であってよい。無線端末22は、通信端末の一例であってよい。
本実施形態の広告配信システム2100によれば、例えば、無線端末22が、通信回線10を介してWebサーバ82にアクセスして特定のWebページのデータを要求した場合に、SSPサーバ1500が、当該Webページに設定された広告枠に配信する広告(インターネット広告又はオンライン広告と称される場合がある。)を決定する。SSPサーバ1500は、例えば、配信すべき広告の識別情報(広告タグと称される場合がある。)をWebサーバ82に送信する。Webサーバ82は、SSPサーバ1500から受信した広告の識別情報に基づいて、例えば、情報配信サーバ140に当該広告の配信を要求する。Webサーバ82は、情報配信サーバ140から広告のデータを受信して、Webページのデータ及び広告のデータを、無線端末22に送信する。
本実施形態においては、特定の期間に無線端末22に広告を配信する権利の権利者が予め決定されている。より具体的には、広告配信システム2100は、無線端末22の端末識別情報と、無線端末22に広告が配信される期間を示す配信期間とを対応づけて格納している。本実施形態によれば、無線端末22が、Webサーバ82にアクセスして特定のWebページのデータを要求する前に、無線端末22に広告を配信する権利の権利者が決定されている点で、従来のRTB(Real Time Bidding)技術、及び、リスティング広告技術(キーワード連動型広告技術と称される場合がある。)と異なる。
広告配信システム2100の各部は、ハードウエアにより実現されてもよく、ソフトウエアにより実現されてもよく、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせにより実現されてもよい。また、プログラムが実行されることにより、コンピュータが、広告配信システム2100の少なくとも一部として機能してもよい。プログラムは、CD−ROM、DVD−ROM、メモリ、ハードディスクなどのコンピュータ読み取り可能な媒体に記憶されていてもよく、ネットワークに接続された記憶装置に記憶されていてもよい。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な媒体又はネットワークに接続された記憶装置から、広告配信システム2100の少なくとも一部を構成するコンピュータにインストールされてよい。
コンピュータを広告配信システム2100の少なくとも一部として機能させるプログラムは、広告配信システム2100の各部の動作を規定したモジュールを備えてよい。これらのプログラム又はモジュールは、プロセッサ、通信インターフェース、GPS情報取得装置等に働きかけて、コンピュータを広告配信システム2100の各部として機能させたり、コンピュータに広告配信システム2100における情報処理方法を実行させたりする。
これらのプログラムに記述された情報処理は、コンピュータに読込まれることにより、ソフトウエアと、広告配信システム2100の各種のハードウエア資源とが協働した具体的手段として機能する。そして、これらの具体的手段によって、本実施形態におけるコンピュータの使用目的に応じた情報の演算又は加工を実現することにより、使用目的に応じた広告配信システム2100を構築することができる。
本実施形態において、広告配信システム2100が、情報配信サーバ140との間で広告情報を送受する場合について説明した。しかし、広告配信システム2100は、本実施形態に限定されない。他の実施形態において、広告配信システム2100は、情報配信サーバ140の代わりに、又は、情報配信サーバ140とともに、DSPサーバ、アドエクスチェンジを運営するサーバ、アドネットワークを運営するサーバなどを介して、広告情報を互いに送受してよい。
本実施形態において、Webページに設けられた広告枠に広告が配信される場合について説明した。しかし、広告の配信方法は本実施形態に限定されない。他の実施形態において、広告は、Push通知により無線端末に配信されてもよい。
図22は、SSPサーバ1500の一例を概略的に示す。図22は、SSPサーバ1500の機能ブロック図の一例を、無線端末22及びWebサーバ82の機能ブロック図とともに示す。本実施形態において、無線端末22の各部は、互いに情報を送受してよい。Webサーバ82の各部は、互いに情報を送受してよい。SSPサーバ1500の各部は、互いに情報を送受してよい。また、無線端末22、Webサーバ82及びSSPサーバ1500は、互いに情報を送受してよい。
本実施形態において、無線端末22は、アクセス制御部2212と、予約情報受信部2214と、広告決定部2216とを備える。本実施形態において、Webサーバ82は、コンテンツ制御部2222と、予約情報受信部2224と、広告決定部2226とを備える。本実施形態において、SSPサーバ1500は、格納部2242と、入札情報取得部2244と、広告枠抽出部2246と、競売部2248と、予約端末抽出部2252と、予約情報生成部2254と、予約情報送信部2256と、広告枠情報取得部2262と、広告リクエスト取得部2264と、広告リクエスト応答部2266と、仲介部2268とを備える。
アクセス制御部2212は、コンテンツ情報取得部の一例であってよい。コンテンツ制御部2222は、端末識別情報取得部及び広告リクエスト送信部の一例であってよい。入札情報取得部2244は、配信条件取得部及び入札条件取得部の少なくとも一方の一例であってよい。競売部2248は、権利者決定部の一例であってよい。予約端末抽出部2252は、抽出部の一例であってよい。
本実施形態において、アクセス制御部2212は、無線端末22とWebサーバ82との間の通信を制御する。アクセス制御部2212は、Webブラウザによって実現されてよい。アクセス制御部2212は、Webサーバ82に管理されているコンテンツ(Webサーバ82のコンテンツと称する場合がある。)にアクセスして、当該コンテンツの広告枠に関する情報(広告枠情報と称する場合がある。)を含むコンテンツ情報を取得してもよい。1つのコンテンツに、複数の広告枠が含まれていてもよい。
コンテンツ情報としては、コンテンツのURL、ドメイン、コンテンツのHTMLデータ、コンテンツの属性を示す情報、などを例示することができる。アクセス制御部2212は、例えば、コンテンツのHTMLデータを受信して、無線端末22のコンピュータに、当該HTMLデータにより規定された手順を実行させてよい。Webサーバ82が管理するコンテンツは、特定のコンテンツの一例であってよい。
広告枠情報としては、広告枠の識別情報、広告枠のサイズ、コンテンツ中の広告枠の位置、配信可能期間又は配信不能期間、広告枠の属性などを例示することができる。広告枠によっては、特定の期間、特定の広告主の広告を配信することが決まっている場合がある。この場合、上記の期間、他の広告主の広告を配信することができない。広告枠情報に、配信可能期間又は配信不能期間に関する情報が含まれることにより、同一の広告枠に、同一のタイミングで2以上の広告が配信されることを防止することができる。広告枠の属性としては、広告枠が対応しているファイル形式又はプログラム言語、広告枠が対応しているブラウザ又はOS、当該広告枠を含むコンテンツの属性、当該広告枠への掲載を許可又は禁止される広告の属性、当該広告枠への広告の掲載を許可又は禁止される広告主又は業種に関する情報などを例示することができる。
本実施形態において、予約情報受信部2214は、予約情報送信部2256により送信された、無線端末22に関する配信予約情報を受信する。一実施形態において、無線端末22に関する配信予約情報は、広告の配信期間と、当該配信期間に無線端末22に広告を配信する権利の権利者の識別情報及び当該権利者により配信される広告の識別情報の少なくとも一方とが対応づけられた情報であってよい。他の実施形態において、無線端末22に関する配信予約情報は、広告枠の識別情報と、広告の配信期間と、当該配信期間に無線端末22が当該広告枠を含むコンテンツにアクセスした場合に、当該広告枠に広告を配信する権利の権利者の識別情報及び当該権利者により配信される広告の識別情報の少なくとも一方とが対応づけられた情報であってよい。
権利者の識別情報としては、権利者の氏名又は名称、権利者の会員ID、権利者の広告を管理する情報処理装置の識別情報などを例示することができる。情報処理装置の識別情報としては、端末識別情報と同様の識別情報を利用することができる。情報処理装置の識別情報は、当該情報処理装置のURI、IPアドレス、MACアドレス、Cookieなどであってよい。
広告決定部2216は、例えば、アクセス制御部2212がコンテンツにアクセスした場合に、予約情報受信部2214が受信した無線端末22に関する配信予約情報を参照して、当該コンテンツの広告枠に配信する広告を決定する。一実施形態によれば、広告決定部2216は、アクセス制御部2212がコンテンツにアクセスした時刻と、上記の配信予約情報に含まれる1以上の配信期間とを比較する。
アクセス制御部2212がコンテンツにアクセスした時刻が、1以上の配信期間のいずれかの期間に含まれる場合、広告決定部2216は、上記の配信予約情報において当該配信期間と対応付けられた権利者により配信される広告又は上記の配信予約情報において当該配信期間と対応付けられた広告(配信期間と対応付けられた広告などと称する場合がある。)を、アクセス制御部2212がアクセスしたコンテンツの広告枠に配信することを決定する。
上記の配信予約情報において、配信期間及び広告枠の識別情報がさらに対応付けられている場合、広告決定部2216は、アクセス制御部2212が取得したコンテンツ情報を解析して、当該コンテンツ情報に含まれる広告枠の識別情報が、配信予約情報において当該配信期間と対応付けられた広告枠の識別情報の1つと合致するか否かを判定する。コンテンツ情報に含まれる広告枠の識別情報が、配信予約情報において配信期間と対応付けられた広告枠の識別情報の1つと合致する場合、広告決定部2216は、配信予約情報において配信期間と対応付けられた広告などを、配信予約情報において配信期間と対応付けられた広告枠に配信することを決定する。
コンテンツ制御部2222は、Webサーバ82が管理するコンテンツを制御する。例えば、コンテンツに広告枠が設けられている場合、コンテンツ制御部2222は、当該広告枠に広告を配信する処理の少なくとも一部を制御する。コンテンツ制御部2222は、Webサーバ82が管理するコンテンツへのアクセスを制御してもよい。例えば、無線端末22が、Webサーバ82が管理するコンテンツにアクセスした場合、コンテンツ制御部2222は、無線端末22の端末識別情報を取得して、無線端末22とのセッションを制御する。
例えば、無線端末22がWebサーバ82のコンテンツにアクセスした場合、コンテンツ制御部2222は、当該コンテンツに広告枠が設けられているか否かを判定する。コンテンツに1以上の広告枠が設けられている場合、コンテンツ制御部2222は、当該1以上の広告枠に配信する広告を決定する。その後、コンテンツ制御部2222は、無線端末22からのアクセスへの応答として、広告データ、広告データのURI又は広告タグを含むコンテンツのデータを、無線端末22に送信する。コンテンツのデータとしては、HTMLデータ、スクリプト又はプログラムを含むHTMLデータ、動画データ、画像データ、音楽データなどを例示することができる。
一実施形態によれば、コンテンツ制御部2222は、当該1以上の広告枠の広告枠情報を含む広告リクエストを、SSPサーバ1500に送信する。コンテンツ制御部2222は、SSPサーバ1500からの応答に基づいて、1以上の広告枠のそれぞれに配信する広告を決定する。広告リクエストは、広告枠の識別情報を含み、当該広告枠に配信する広告の識別情報を要求する。広告リクエストは、広告枠の広告枠情報を含んでもよく、無線端末22の端末識別情報を含んでもよい。広告リクエストは、無線端末22がWebサーバ82のコンテンツにアクセスした時刻に関する情報を含んでもよい。
他の実施形態によれば、コンテンツ制御部2222は、1以上の広告枠の広告枠情報を広告決定部2226に送信する。コンテンツ制御部2222は、広告決定部2226の決定結果に基づいて、1以上の広告枠のそれぞれに配信する広告を決定する。広告決定部2226が、1以上の広告枠の一部について配信すべき広告を決定することができなかった場合、コンテンツ制御部2222は、当該一部の広告枠の広告枠情報を含む広告リクエストを、SSPサーバ1500に送信する。コンテンツ制御部2222は、SSPサーバ1500からの応答に基づいて、上記の一部の広告枠のそれぞれに配信する広告を決定する。
本実施形態において、予約情報受信部2224は、予約情報送信部2256により送信された配信予約情報を受信する。広告決定部2226は、Webサーバ82のコンテンツに設けられた広告枠に配信する広告を決定する。広告決定部2226は、コンテンツ制御部2222からの要求に応じて、Webサーバ82のコンテンツに設けられた広告枠に配信する広告を決定してもよい。広告決定部2226は、例えば、予約情報受信部2224が受信した配信予約情報を参照して、Webサーバ82のコンテンツに設けられた広告枠に配信する広告を決定する。
特定の広告主とWebサーバ82の管理者又は運営者との間で、SSPサーバ1500を介さずに、当該特定の広告主の広告を、特定の期間、特定のコンテンツの特定の広告枠に配信する契約が締結される場合がある。この場合、広告決定部2226は、上記の契約の契約情報を参照して、Webサーバ82のコンテンツに設けられた広告枠に配信する広告を決定してもよい。広告決定部2226は、上記の配信予約情報及び契約情報を参照して、Webサーバ82のコンテンツに設けられた広告枠に配信する広告を決定してもよい。
一実施形態によれば、広告決定部2226は、無線端末22がWebサーバ82のコンテンツにアクセスした時刻と、予約情報に含まれる1以上の配信期間とを比較する。無線端末22がコンテンツにアクセスした時刻が、1以上の配信期間のいずれかの期間に含まれる場合、広告決定部2226は、コンテンツ制御部2222が取得した無線端末22の端末識別情報と、配信予約情報において配信期間と対応付けられた端末識別情報とを比較する。コンテンツ制御部2222が取得した無線端末22の端末識別情報が、配信予約情報において配信期間と対応付けられた端末識別情報の1つと合致する場合、広告決定部2226は、配信予約情報において配信期間と対応付けられた広告などを、無線端末22がアクセスしたコンテンツの広告枠に配信することを決定する。
格納部2242は、各種の情報を格納する。格納部2242は、例えば、入札情報取得部2244が取得した1以上の入札情報を格納する。格納部2242は、予約情報生成部2254が生成した配信予約情報を格納してもよく、広告枠情報取得部2262が取得した1以上の広告枠情報を格納してもよい。
入札情報取得部2244は、入札情報を取得する。広告主側の情報処理装置から、入札情報を取得してよい。入札情報は、広告が配信される無線端末の条件を示す配信先条件、広告が配信される期間を示す配信期間などを含んでよい。配信先条件としては、無線端末の属性に関する条件、無線端末の位置に関する条件などを例示することができる。広告主側の情報処理装置としては、広告を配信する配信サーバ、DSPサーバ、アドエクスチェンジを運営するサーバ、アドネットワークを運営するサーバなどを例示することができる。情報配信サーバ140は、広告主側の情報処理装置の一例であってよい。
無線端末の属性としては、無線端末のユーザの性別、年齢、趣味、嗜好、配信期間において無線端末が存在する可能性の高い場所などを例示することができる。無線端末の位置は、入札時における無線端末の現在位置であってもよく、入札時より前の特定の時刻における無線端末の位置であってもよい。
配信期間の始期は、入札時刻よりも後の時刻であってよい。配信期間の始期は、入札時刻よりも1秒以上後の時刻であることが好ましく、入札時刻よりも30秒以上後の時刻であることが好ましい。配信期間の始期は、入札時刻よりも5分以上後の時刻であってもよく、入札時刻よりも30分以上後の時刻であってもよく、入札時刻よりも1日以上後の時刻であってもよい。入札時刻は、広告主側の情報処理装置が入札情報を送信した時刻であってもよく、入札情報取得部2244が入札情報を取得した時刻であってもよい。
入札情報は、広告が配信されるコンテンツの条件を示すコンテンツ条件を含んでもよい。入札情報は、配信期間の間、配信先条件に合致する無線端末に広告を配信する権利を取得するための条件を示す入札条件を含んでもよい。入札条件としては、入札金額の下限額、入札金額の上限額、広告の配信回数、1インプレッション中に複数の広告が配信される場合の順番、及び、これらの組み合わせなどを例示することができる。
一実施形態において、入札条件は、配信先条件に合致する無線端末が配信期間にアクセスしたコンテンツの広告枠に、広告を配信する権利を取得するための条件であってもよい。他の実施形態において、入札条件は、配信先条件に合致する無線端末が特定のコンテンツの広告にアクセスした場合に、当該特定のコンテンツの広告枠に、広告を配信する権利を取得するための条件であってもよい。
入札情報は、1インプレッション中に複数の広告枠が設けられている場合の処理、又は、1インプレッション中の1つの広告枠に複数の広告を順番に配信することができる場合の処理に関する設定情報を含んでもよい。一実施形態において、設定情報は、1インプレッションあたり1つの広告、又は、あらかじめ定められた数若しくは割合の広告についてのみ権利を取得し、残りの広告枠についてはRTBなどにより配信する広告を決定することを規定する。設定情報は、残りの広告枠の売却益の配分方法を規定してもよい。他の実施形態において、設定情報は、1インプレッション中に発生する広告枠のすべてについて権利を取得することを規定する。
広告枠抽出部2246は、複数の広告枠の中から、特定の条件に合致する広告枠を抽出する。一実施形態において、広告枠抽出部2246は、格納部2242に格納された広告枠情報の中から、特定の属性が付与された広告枠を抽出する。例えば、広告枠抽出部2246は、格納部2242に格納された広告枠情報の中から、広告枠又は当該広告枠を含むコンテンツに付与された属性情報に基づいて、入札情報に含まれるコンテンツ条件に合致するコンテンツに設けられた広告枠を抽出する。
競売部2248は、入札情報取得部2244が取得した1以上の入札条件に基づいて、特定の配信期間の間、特定の配信先条件に合致する無線端末に広告を配信する権利の権利者を決定する。競売部2248は、特定の配信期間の間、特定の配信先条件に合致する無線端末により提供される特定の広告枠に広告を配信する権利の権利者を決定してよい。上記の特定の広告枠としては、特定の配信期間の間に、特定の配信先条件に合致する無線端末が特定のコンテンツにアクセスした場合に、当該特定のコンテンツに設けられた広告枠を例示することができる。
競売部2248は、入札情報取得部2244が入札情報を取得した後、あらかじめ定められた入札期間を設けてよい。例えば、特定の入札情報の配信期間の少なくとも一部が、他の入札情報の配信期間の少なくとも一部と重複する場合には、同一の期間に同一の無線端末に広告を配信する権利が、2以上の入札情報の対象となる可能性がある。このような場合、競売部2248は、オークション形式により権利者を決定してよい。競売部2248は、最低入札金額を設定してもよい。競売部2248は、オークションの敗者の情報を記憶しておき、オークションの勝者が当該権利の取得をキャンセルした場合に、オークションの敗者にその旨を通知してもよい。
本実施形態においては、インプレッションが未だ発生していない時点で、広告枠に広告を配信する権利の権利者を決定する。そのため、実際にインプレッションが発生した場合、1つのインプレッション中で複数の広告を配信できる可能性がある。そこで、競売部2248は、1インプレッション中に複数の広告枠が設けられていた場合に、余った広告枠に広告を配信する権利の権利者を決定してもよい。競売部2248は、1インプレッション中の1つの広告枠に複数の広告を順番に配信することができる場合に、2番目以降に広告を配信する権利の権利者を決定してもよい。
予約端末抽出部2252は、入札情報取得部2244が取得した入札情報に合致する無線端末を抽出する。一実施形態において、予約端末抽出部2252は、例えば、統合サーバ1022のデータテーブル1400を参照して、無線端末に対応付けられた属性を示す属性情報、及び無線端末の位置を示す位置情報の少なくとも一方に基づいて、配信先条件に合致する無線端末を抽出する。
予約端末抽出部2252は、抽出部は、配信期間の少なくとも一部において、広告の配信先となりうる無線端末の中から、配信先条件に合致する無線端末を抽出してよい。例えば、予約端末抽出部2252は、予約情報生成部2254が生成した配信予約情報を参照して、配信期間の少なくとも一部において、広告の配信先となりうる無線端末を抽出する。これにより、ダブルブッキングを防止することができる。
予約情報生成部2254は、予約端末抽出部2252が抽出した無線端末の端末識別情報と、競売部2248が決定した権利者の入札情報に含まれる配信期間とが対応付けられた配信予約情報を生成する。予約情報生成部2254は、上記の端末識別情報と、上記の配信期間と、上記の権利者の識別情報及び当該権利者が配信する広告の識別情報の少なくとも一方とが対応付けられた配信予約情報を生成してもよい。競売部2248が、特定の配信期間の間、特定の配信先条件に合致する無線端末により提供される特定の広告枠に広告を配信する権利の権利者を決定した場合、予約情報生成部2254は、当該配信期間と、当該無線端末の端末識別情報と、当該広告枠の識別情報と当該権利者の識別情報及び当該権利者が配信する広告の識別情報の少なくとも一方とが対応付けられた配信予約情報を生成してもよい。
予約情報生成部2254は、配信予約情報を無線端末ごとに分割して、各無線端末に関する配信予約情報を生成してよい。各無線端末に関する配信予約情報においては、例えば、上記の配信期間と、上記の権利者の識別情報及び当該権利者が配信する広告の識別情報の少なくとも一方とが対応付けられる。
本実施形態において、予約情報送信部2256は、予約情報生成部2254が生成した配信予約情報を、無線端末22及びWebサーバ82の少なくとも一方に送信してよい。予約情報送信部2256は、無線端末22に関する配信予約情報を無線端末22に送信してもよい。
広告枠情報取得部2262は、特定の広告枠の識別情報を含む広告枠情報を取得する。広告枠情報取得部2262は、例えば、Webサーバ82などの広告枠を含むコンテンツを管理する情報処理装置から、広告枠情報を取得する。例えば、広告枠を含むコンテンツの管理者は、当該広告枠への広告の配信を希望する場合に、SSPサーバ1500に広告枠情報を提供する。
広告リクエスト取得部2264は、コンテンツ制御部2222からの広告リクエストを取得する。広告リクエスト応答部2266は、広告リクエスト取得部2264が取得した広告リクエストに応答して、広告リクエストにより特定される広告枠に配信する広告を特定するための情報を送信する。例えば、広告リクエスト応答部2266は、予約情報生成部2254により生成された配信予約情報を参照して、広告リクエストにより特定される広告枠に配信する広告を決定する。広告を特定するための情報としては、広告の識別情報、広告を配信する権利を有する権利者の識別情報などを例示することができる。
一実施形態によれば、広告リクエスト応答部2266は、無線端末22が、広告リクエストにより特定される広告枠を含むコンテンツにアクセスした時刻(アクセスの時刻と称する場合がある。)と、配信予約情報に含まれる配信期間とを比較する。アクセスの時刻が配信期間に含まれる場合、広告リクエスト応答部2266は、広告リクエストに含まれる端末識別情報と、配信予約情報において配信期間に対応付けられている端末識別情報とを比較する。広告リクエストに含まれる端末識別情報が、配信予約情報において配信期間に対応付けられている端末識別情報の1つと合致する場合、広告リクエスト応答部2266は、配信予約情報おいて配信期間と対応付けられた広告などを、広告リクエストにより特定される広告枠に配信することを決定する。
なお、広告リクエスト応答部2266における情報処理の順番は、本実施形態に限定されない。また、アクセスの時刻は、コンテンツ制御部2222が広告リクエストを送信した時刻であってもよく、広告リクエスト取得部2264が広告リクエストを取得した時刻であってもよい。
本実施形態において、仲介部2268は、特定の配信期間に、特定の無線端末に広告を配信する権利の取引を仲介する。仲介部2268は、上記の権利の売り注文と、買い注文とを受け付けて、両者をマッチングさせる。仲介部2268は、上記の権利が譲渡された場合、取引結果に基づいて、配信予約情報を更新してよい。
図23は、広告配信システム2100における処理の一例を概略的に示す。図23を用いて、配信予約情報を生成する処理の一例を説明する。本実施形態においては、SSPサーバ1500が、端末識別情報と配信期間とが対応付けられた配信予約情報が生成される。
本実施形態によれば、まず、ステップ2320(ステップをSと省略する場合がある。)において情報配信サーバ140が、配信先条件及び配信期間に関する情報を含む入札情報を、SSPサーバ1500に送信する。SSPサーバ1500の入札情報取得部2244は、入札情報を取得し、取得した入札情報を競売部2248に送信する。入札情報取得部2244は、入札情報を格納部2242に格納してもよい。
S2340において、予約端末抽出部2252が、統合サーバ1022のデータテーブル1400を参照して、入札情報に含まれる配信先条件に合致する無線端末の端末識別情報を抽出する。S2350において、競売部2248が、入札情報に含まれる配信期間において、予約端末抽出部2252により抽出された無線端末に広告を配信する権利の権利者を決定する。
例えば、競売部2248は、入札情報取得部2244から入札情報を受信すると、予め定められた入札期間を設定する。入札期間の間、競売部2248は、入札情報に含まれる配信期間の少なくとも一部の期間において、予約端末抽出部2252により抽出された無線端末に広告を配信する権利を希望する他の入札者の有無を監視する。入札期間が終了すると、競売部2248は、上記の権利の権利者を決定する。競売部2248は、例えば、オークション形式により、権利者を決定する。
S2360において、予約情報生成部2254が配信予約情報を生成する。本実施形態によれば、予約情報生成部2254は、競売部2248により決定された権利者の入札情報に含まれる配信期間と、上記権利者の入札情報に基づいて予約端末抽出部2252が抽出した1以上の無線端末の端末識別情報とを対応付けて、配信予約情報を生成する。
予約情報生成部2254は、生成された配信予約情報を格納部2242に格納してよい。予約情報生成部2254は、生成された配信予約情報を無線端末22及びWebサーバ82に送信してよい。予約情報生成部2254は、生成された配信予約情報の中から、無線端末22に関連する情報を抽出して、無線端末22に関する配信予約情報を生成してよい。予約情報生成部2254は、生成された配信予約情報の代わりに、無線端末22に関する配信予約情報を無線端末22に送信してよい。
図24は、広告配信システム2100における処理の一例を概略的に示す。図24を用いて、予約情報を生成する処理の他の例を説明する。本実施形態においては、SSPサーバ1500が、広告枠の識別情報と、配信期間と、端末識別情報とが対応付けられた配信予約情報が生成される。図24の説明においては、図23における処理と同様のステップに図23と同一の符号を付して、説明を省略する場合がある。
本実施形態において、まず、S2410において、Webサーバ82により管理される特定のコンテンツの管理者が、当該コンテンツに設けられた広告枠に配信する広告を募集することを決定する。上記の管理者は、Webサーバ82に広告料の下限値などの広告枠情報を入力して、広告を募集するための命令を実行する。上記の命令が実行されると、Webサーバ82のコンテンツ制御部2222が、広告枠情報をSSPサーバ1500に送信して、広告枠情報に合致する広告を決定することを要求する。SSPサーバ1500の広告枠情報取得部2262は、コンテンツ制御部2222からの要求を受信して、広告枠情報を格納部2242に格納する。
本実施形態によれば、S2320において、入札情報取得部2244が情報配信サーバ140からの入札情報を取得すると、S2430において、広告枠抽出部2246が、格納部2242に格納された広告枠情報を参照して、入札情報に含まれるコンテンツ条件に合致するコンテンツに設けられた広告枠を抽出する。その後、図23に関連して説明した方法と同様にして、S2360において、予約情報生成部2254が、広告枠の識別情報と、配信期間と、端末識別情報とが対応付けられた配信予約情報を生成する。
図25は、広告配信システム2100における処理の一例を概略的に示す。図25を用いて、広告枠に配信する広告を決定する処理の一例を説明する。本実施形態においては、SSPサーバ1500の広告リクエスト応答部2266が、配信予約情報を参照して、広告枠に配信する広告を決定する。
本実施形態によれば、まず、S2502において、無線端末22のアクセス制御部2212がWebサーバ82のコンテンツにアクセスする。次に、S2530において、Webサーバ82のコンテンツ制御部2222が、無線端末22の端末識別情報を取得する。また、無線端末22の端末識別情報を含む広告リクエストを、SSPサーバ1500に送信する。SSPサーバ1500の広告リクエスト取得部2264は、広告リクエストを取得して、当該広告リクエストを広告リクエスト応答部2266に送信する。
広告リクエスト応答部2266は、格納部2242に格納された配信予約情報を参照して、広告リクエストにより特定される広告枠に配信する広告を決定する。例えば、S2540において、広告リクエスト応答部2266が、広告リクエストに含まれるアクセスの時刻と、配信予約情報に含まれる配信期間とを比較する。アクセスの時刻が配信期間に含まれる場合、広告リクエスト応答部2266は、無線端末22の端末識別情報が、配信予約情報において配信期間に対応付けられているか否かを判定する。
無線端末22の端末識別情報が、配信予約情報において配信期間に対応付けられている場合(S2540のYESの場合)、S2542において、広告リクエスト応答部2266は、配信予約情報おいて配信期間と対応付けられた広告などを、広告リクエストにより特定される広告枠に配信することを決定する。広告リクエスト応答部2266は、配信予約情報を参照して、配信期間及び無線端末22の端末識別情報に対応付けられた広告の識別情報又は権利者の識別情報を抽出する。
一方、無線端末22の端末識別情報が、配信予約情報において配信期間に対応付けられていない場合(S2540のNOの場合)、S2550において、広告リクエスト応答部2266が、RTBを実施する。具体的には、広告リクエスト応答部2266は、ビットリクエストを生成して、ビットリクエストを情報配信サーバ140などに送信する。広告リクエスト応答部2266は、情報配信サーバ140などからのビットレスポンスを比較して、広告リクエストにより特定される広告枠に配信する広告を決定する。広告リクエスト応答部2266は、ビットレスポンスに含まれる広告の識別情報を抽出してよい。
S2560において、広告リクエスト応答部2266は、広告リクエストへの応答として、広告リクエストにより特定される広告枠に配信することが決定された広告の識別情報又は権利者の識別情報を、Webサーバ82に送信する。S2570において、コンテンツ制御部2222は、広告リクエスト応答部2266から受信した広告の識別情報又は権利者の識別情報に基づいて、例えば、情報配信サーバ140に、広告の配信を要求する。S2572において、情報配信サーバ140の配信部142が、コンテンツ制御部2222からの要求に基づいて、コンテンツ制御部2222に広告データを送信する。
S2580において、コンテンツ制御部2222は、無線端末22からのアクセスへの応答として、広告データを含むコンテンツのデータを、無線端末22に送信する。これにより、配信予約情報に基づいて、Webサーバ82のコンテンツに設けられた広告枠に広告を配信することができる。
本実施形態においては、配信予約情報が、配信期間と、端末識別情報と、広告の識別情報及び権利者の識別情報の少なくとも一方とを対応付けて格納する場合について説明した。しかし、広告の配信方法は本実施形態に限定されない。例えば、配信予約情報が、広告枠の識別情報と、配信期間と、端末識別情報と、広告の識別情報及び権利者の識別情報の少なくとも一方とを対応付けて格納する場合であっても、本実施形態と同様の手順により、広告を配信することができる。
図26は、広告配信システム2100における処理の一例を概略的に示す。図26を用いて、広告枠に配信する広告を決定する処理の他の例を説明する。本実施形態においては、Webサーバ82の広告決定部2226が、配信予約情報を参照して、広告枠に配信する広告を決定する。図26の説明においては、図25における処理と同様のステップに図25と同一の符号を付して、説明を省略する場合がある。例えば、本実施形態においても、配信予約情報が、広告枠の識別情報と、配信期間と、端末識別情報と、広告の識別情報及び権利者の識別情報の少なくとも一方とを対応付けて格納してもよい。
本実施形態においては、S2502において、無線端末22のアクセス制御部2212がWebサーバ82のコンテンツにアクセスすると、S2610において、Webサーバ82のコンテンツ制御部2222が、無線端末22の端末識別情報を取得する。そして、広告決定部2226が、S2540と同様の手順により、無線端末22の端末識別情報が、配信予約情報において配信期間に対応付けられているか否かを判定する。
無線端末22の端末識別情報が、配信予約情報において配信期間に対応付けられている場合(S2610のYESの場合)、S2612において、広告決定部2226は、配信予約情報おいて配信期間と対応付けられた広告などを、広告リクエストにより特定される広告枠に配信することを決定する。広告決定部2226は、配信予約情報を参照して、配信期間及び無線端末22の端末識別情報に対応付けられた広告の識別情報又は権利者の識別情報を抽出する。
一方、無線端末22の端末識別情報が、配信予約情報において配信期間に対応付けられていない場合(S2610のNOの場合)、S2530において、コンテンツ制御部2222が、無線端末22の端末識別情報を含む広告リクエストを、SSPサーバ1500に送信する。SSPサーバ1500の広告リクエスト取得部2264は、広告リクエストを取得して、当該広告リクエストを広告リクエスト応答部2266に送信する。その後、広告リクエスト応答部2266が、RTBを実施して、広告リクエストにより特定される広告枠に配信する広告を決定する。
その後、図25の場合と同様にして、S2560、S2570、S2572及びS2580が実行される。これにより、配信予約情報に基づいて、Webサーバ82のコンテンツに設けられた広告枠に広告を配信することができる。
図27は、広告配信システム2100における処理の一例を概略的に示す。図27を用いて、広告枠に配信する広告を決定する処理のさらに他の例を説明する。本実施形態においては、無線端末22の広告決定部2216が、配信予約情報を参照して、広告枠に配信する広告を決定する。図27の説明においては、図25における処理と同様のステップに図25と同一の符号を付して、説明を省略する場合がある。例えば、本実施形態においても、配信予約情報が、広告枠の識別情報と、配信期間と、端末識別情報と、広告の識別情報及び権利者の識別情報の少なくとも一方とを対応付けて格納してもよい。
本実施形態においては、S2502において、無線端末22のアクセス制御部2212がWebサーバ82のコンテンツにアクセスすると、S2704において、Webサーバ82のコンテンツ制御部2222は、無線端末22のアクセス制御部2212に、アクセスの時刻において無線端末22に広告を配信する権利の権利者の有無について問い合わせる。S2710において、広告決定部2216が、S2540と同様の手順により、無線端末22の端末識別情報が、配信予約情報において配信期間に対応付けられているか否かを判定する。
無線端末22の端末識別情報が、配信予約情報において配信期間に対応付けられている場合(S2710のYESの場合)、S2712において、広告決定部2216は、配信予約情報おいて配信期間と対応付けられた広告などを、広告リクエストにより特定される広告枠に配信することを決定する。また、広告決定部2216は、配信予約情報を参照して、配信期間及び無線端末22の端末識別情報に対応付けられた広告の識別情報又は権利者の識別情報を抽出する。その後、S2714において、抽出された広告の識別情報又は権利者の識別情報を、Webサーバ82のコンテンツ制御部2222に送信する。
この場合、図25の場合と同様にして、S2570、S2572及びS2580が実行される。これにより、配信予約情報に基づいて、Webサーバ82のコンテンツに設けられた広告枠に広告を配信することができる。
一方、無線端末22の端末識別情報が、配信予約情報において配信期間に対応付けられていない場合(S2710のNOの場合)、S2720において、アクセス制御部2212が、アクセスの時刻において無線端末22に広告を配信する権利の権利者が存在しないことを、コンテンツ制御部2222に通知する。この場合、図25の場合と同様にして、S2530、S2550、S2560、S2570、S2572及びS2580が実行される。これにより、配信予約情報に基づいて、Webサーバ82のコンテンツに設けられた広告枠に広告を配信することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 通信回線、12 店舗、14 店舗、16 歩道、22 無線端末、24 無線端末、42 無線端末、44 無線端末、62 無線端末、64 無線端末、80 行動履歴提供サーバ 、90 クライアント端末 、100 情報提供システム、102 アクセスポイント、104 アクセスポイント、106 基地局、120 位置提供サーバ、122 制御部、124 端末情報格納部、126 中継装置情報格納部、140 情報配信サーバ、142 配信部、144 配信情報格納部、200 データテーブル、210 識別記号、220 位置情報、222 情報、224 情報、230 属性情報、232 情報、234 情報、236 情報、238 情報、300 データテーブル、320 MACアドレス、330 情報、340 情報、350 端末位置判定結果、400 データテーブル、420 端末位置情報、422 情報、424 情報、430 識別記号、440 端末属性情報、510 ログ情報取得部、520 端末情報生成部、530 端末情報抽出部、540 中継装置情報抽出部、550 要求受信部、560 端末情報提供部、610 端末位置情報生成部、620 同一ユーザ判定部、630 端末属性情報生成部、632 統計処理モジュール、634 端末位置判定モジュール、710 統計情報算出部、720 頻出情報抽出部、730 統計情報生成部、810 連続ログ情報生成部、820 ログ情報分類部、830 分布算出部、840 分類基準調整部、910 度数分布、920 度数分布、1000 情報提供システム、1020 情報統合システム、1022 統合サーバ、1120 照合部、1122 履歴情報取得部、1124 履歴情報生成部、1126 履歴情報格納部、1130 対応関係生成部、1140 統合部、1142 対応関係取得部、1144 属性情報取得部、1146 統合情報生成部、1160 要求処理部、1162 要求受信部、1164 統合情報制御部、1166 統合情報格納部、1222 履歴情報選択部、1224 条件決定部、1226 履歴情報抽出部、1228 照合情報生成部、1230 照合情報解析部、1302 データテーブル、1304 データテーブル、1306 データテーブル、1308 データテーブル、1322 MACアドレス、1324 識別記号、1326 受信日時、1342 店舗名、1344 購入日時、1346 会員ID、1362 MACアドレス、1364 会員ID、1382 MACアドレス、1384 会員ID、1386 信頼度、1400 データテーブル、1402 MACアドレス、1404 会員ID、1406 クッキー、1412 属性情報、1414 属性情報、1416 属性情報、1420 端末位置情報、1430 識別情報、1500 SSPサーバ、1710 ログ情報配信部、1720 端末リスト生成部、1730 端末リスト配信部、1740 移動履歴生成部、1750 移動履歴解析部、1810 端末リスト、1820 端末リスト群、1830 移動履歴、1840 頻度分布、1902 集計期間、1904 エリアID、1906 端末ID、2002 集計期間、2004 端末ID、2006 移動履歴、2100 広告配信システム、2212 アクセス制御部、2214 予約情報受信部、2216 広告決定部、2222 コンテンツ制御部、2224 予約情報受信部、2226 広告決定部、2242 格納部、2244 入札情報取得部、2246 広告枠抽出部、2248 競売部、2252 予約端末抽出部、2254 予約情報生成部、2256 予約情報送信部、2262 広告枠情報取得部、2264 広告リクエスト取得部、2266 広告リクエスト応答部、2268 仲介部

Claims (13)

  1. コンピュータに、
    1以上の無線端末のそれぞれを識別する端末識別情報と、前記端末識別情報により識別される無線端末の位置を示す端末位置情報と、予め定められた第1期間において前記端末位置情報が取得された時刻を示す時刻情報とが対応付けられた1以上の情報を取得する情報取得手順と、
    記情報取得手順において取得された前記1以上の情報に含まれる前記端末位置情報に基づいて、前記第1期間を識別する第1期間識別情報と、予め定められた地理的範囲を有する1以上のエリアのそれぞれを識別するエリア識別情報と、前記エリア識別情報で識別されるエリアに存在した少なくとも1つの無線端末の前記端末識別情報とが対応付けられたエリア内端末情報を、前記1以上のエリアのそれぞれについて生成するエリア情報生成手順と、
    複数の前記エリア内端末情報に含まれる前記端末識別情報及び前記エリア識別情報に基づいて、前記第1期間よりも長い第2期間における移動履歴情報を、前記1以上の無線端末のそれぞれについて生成する移動履歴生成手順と、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記エリア情報生成手順は、前記1以上の情報に含まれる前記端末位置情報に基づいて、前記エリア内端末情報を生成し、前記エリア内端末情報の生成に利用された前記1以上の情報を、ハードディスクドライブに格納することなく破棄する手順を含み、
    前記移動履歴生成手順は、複数の前記エリア内端末情報に含まれる前記端末識別情報及び前記エリア識別情報に基づいて、前記移動履歴情報を生成し、前記移動履歴情報の生成に利用された前記1以上の情報を、ハードディスクドライブに格納することなく破棄する手順を含み、
    前記1以上の無線端末のそれぞれに関する前記移動履歴情報は、(i)前記端末識別情報と、(ii)前記端末識別情報により識別される無線端末が存在した少なくとも1つのエリアの前記エリア識別情報が、当該無線端末が存在した時刻順に配された情報とが、対応付けられた情報である、
    プログラム
  2. 前記コンピュータに、
    前記移動履歴情報に含まれる前記エリア識別情報の組み合わせのそれぞれの出現頻度、出現確率、頻度分布又は頻度分布を算出する出現頻度算出手順をさらに実行させるための、
    請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記出現頻度算出手順は、n−gramモデルを用いて前記出現頻度、前記出現確率または前記頻度分布を算出する手順を含む、
    請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記エリア情報生成手順は、前記第1期間が経過するたびに、前記エリア内端末情報を、前記1以上のエリアのそれぞれについて生成する手順を有し、
    前記移動履歴生成手順は、前記第2期間が経過するたびに、前記移動履歴情報を、前記1以上の無線端末のそれぞれについて生成する手順を有する、
    請求項1から請求項3までの何れか一項に記載のプログラム。
  5. 前記エリア情報生成手順は、異なる時間間隔を有する複数の前記第1期間のそれぞれについて、各第1期間の第1期間識別情報と、前記1以上のエリアのそれぞれを識別するエリア識別情報と、各第1期間において、前記1以上のエリアのそれぞれに存在した少なくとも1つの無線端末の前記端末識別情報とが対応付けられた、前記エリア内端末情報を、前記1以上のエリアのそれぞれについて生成する手順を有する、
    請求項1から請求項4までの何れか一項に記載のプログラム。
  6. 前記エリア情報生成手順は、
    前記情報取得手順において取得された前記1以上の情報のそれぞれから、前記端末位置情報と、前記端末位置情報と、前記時刻情報とを抽出する抽出手順と、
    前記抽出手順において抽出された前記端末位置情報、前記端末位置情報、及び、前記時刻情報に基づいて、前記1以上のエリアのそれぞれについて、前記エリア内端末情報を生成する手順と、
    を有する、
    請求項1から請求項5までの何れか一項に記載のプログラム。
  7. 前記移動履歴生成手順は、同一のエリア識別情報が連続する場合、連続する2以上のエリア識別情報を1つにまとめる手順を有する、
    請求項1から請求項6までの何れか一項に記載のプログラム。
  8. 1以上の無線端末のそれぞれを識別する端末識別情報と、前記端末識別情報により識別される無線端末の位置を示す端末位置情報と、予め定められた第1期間において前記端末位置情報が取得された時刻を示す時刻情報とが対応付けられた1以上の情報を取得する情報取得部と、
    記情報取得部が取得た前記1以上の情報に含まれる前記端末位置情報に基づいて、前記第1期間を識別する第1期間識別情報と、予め定められた地理的範囲を有する1以上のエリアのそれぞれを識別するエリア識別情報と、前記エリア識別情報で識別されるエリアに存在した少なくとも1つの無線端末の前記端末識別情報とが対応付けられたエリア内端末情報を、前記1以上のエリアのそれぞれについて生成するエリア情報生成部と、
    複数の前記エリア内端末情報に含まれる前記端末識別情報及び前記エリア識別情報に基づいて、前記第1期間よりも長い第2期間における移動履歴情報を、前記1以上の無線端末のそれぞれについて生成する移動履歴生成部と、
    を備え
    前記エリア情報生成部は、
    前記1以上の情報に含まれる前記端末位置情報に基づいて、前記エリア内端末情報を生成し、
    前記エリア内端末情報の生成に利用された前記1以上の情報を、ハードディスクドライブに格納することなく破棄し、
    前記移動履歴生成部は、
    複数の前記エリア内端末情報に含まれる前記端末識別情報及び前記エリア識別情報に基づいて、前記移動履歴情報を生成し、
    前記移動履歴情報の生成に利用された前記1以上の情報を、ハードディスクドライブに格納することなく破棄し、
    前記1以上の無線端末のそれぞれに関する前記移動履歴情報は、(i)前記端末識別情報と、(ii)前記端末識別情報により識別される無線端末が存在した少なくとも1つのエリアの前記エリア識別情報が、当該無線端末が存在した時刻順に配された情報とが、対応付けられた情報である、
    情報処理装置。
  9. 前記移動履歴情報に含まれる前記エリア識別情報の組み合わせのそれぞれの出現頻度、出現確率、頻度分布又は頻度分布を算出する出現頻度算出部をさらに備え、
    前記出現頻度算出部は、n−gramモデルを用いて前記出現頻度、前記出現確率または前記頻度分布を算出する、
    請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記エリア情報生成部は、前記第1期間が経過するたびに、前記エリア内端末情報を、前記1以上のエリアのそれぞれについて生成し、
    前記移動履歴生成部は、前記第2期間が経過するたびに、前記移動履歴情報を、前記1以上の無線端末のそれぞれについて生成する、
    請求項8又は請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記エリア情報生成部は、異なる時間間隔を有する複数の前記第1期間のそれぞれについて、各第1期間の第1期間識別情報と、前記1以上のエリアのそれぞれを識別するエリア識別情報と、各第1期間において、前記1以上のエリアのそれぞれに存在した少なくとも1つの無線端末の前記端末識別情報とが対応付けられた、前記エリア内端末情報を、前記1以上のエリアのそれぞれについて生成する、
    請求項8から請求項10までの何れか一項に記載の情報処理装置。
  12. 前記エリア情報生成部は、
    前記情報取得部が取得した前記1以上の情報のそれぞれから、前記端末位置情報と、前記端末位置情報と、前記時刻情報とを抽出し、
    抽出された前記端末位置情報、前記端末位置情報、及び、前記時刻情報に基づいて、前記1以上のエリアのそれぞれについて、前記エリア内端末情報を生成する、
    請求項8から請求項11までの何れか一項に記載の情報処理装置。
  13. 前記移動履歴生成部は、同一のエリア識別情報が連続する場合、連続する2以上のエリア識別情報を1つにまとめる、
    請求項8から請求項12までの何れか一項に記載の情報処理装置。
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