JP6680846B2 - 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
インターネットの飛躍的な普及に伴い、インターネットを介した広告配信が盛んに行われている。例えば、端末装置は、ウェブページ内に広告コンテンツの表示領域である広告枠が配置されている場合は、広告枠ごとに広告配信サーバから広告コンテンツを取得し、取得した広告コンテンツを各広告枠に表示する。
また、近年ではインターネットの普及に伴い、動画配信サービスにおいて配信される動画コンテンツにネット広告である広告コンテンツを挿入することも一般的になってきている(例えば、特許文献1参照)。
特表2009−522603号公報
ところで、動画配信サービスにて提供される動画を、例えば、ブラウザ上で閲覧する場合、通信環境の影響等により快適に動画を閲覧することが出来ない場合がある。このため、動画コンテンツをダウンロードした後、ダウンロードした動画コンテンツを閲覧したいとのユーザの要望が高まっている。一方で、ダウンロード後の動画には広告コンテンツを挿入することができないといった問題がある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、動画コンテンツをダウンロードさせる場合であっても効果的に広告コンテンツを閲覧させることができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
本願にかかる情報処理装置は、所定の広告コンテンツが閲覧されたか否かを判定する判定部と、前記判定部により前記所定の前記所定の広告コンテンツが閲覧されたと判定された場合に、対象の動画コンテンツをダウンロード可能に制御する動画制御部とを有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、動画コンテンツをダウンロードさせる場合であっても効果的に広告コンテンツを閲覧させることができるといった効果を奏する。
図1は、実施形態にかかる情報処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態にかかる情報処理システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態にかかる情報処理装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態にかかる動画コンテンツ記憶部の一例を示す図である。 図5は、実施形態にかかる広告コンテンツ記憶部の一例を示す図である。 図6は、実施形態にかかるユーザ情報記憶部の一例を示す図である。 図7は、実施形態にかかる情報処理手順を示すフローチャートである。 図8は、広告閲覧数に応じたダウンロード制御の一例を示す図である。 図9は、広告閲覧割合に応じたダウンロード制御の一例を示す図である。 図10は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願にかかる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ説明する。なお、この実施形態により本願にかかる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において、同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.情報処理〕
まず、図1を用いて、実施形態にかかる情報処理の一例について説明する。図1は、実施形態にかかる情報処理の一例を示す図である。実施形態にかかる情報処理は、図1に示す情報処理装置100によって行われる。
図1の説明に先立って、図2を用いて、実施形態にかかる情報処理システムについて説明する。図2は、実施形態にかかる情報処理システム1の構成例を示す図である。実施形態にかかる情報処理システム1は、図2に示すように、端末装置10と、動画提供主装置30と、広告主装置40と、情報処理装置100とを含む。端末装置10、動画提供主装置30、広告主装置40、情報処理装置100は、ネットワークNを介して有線または無線により通信可能に接続される。なお、図1に示す情報処理システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の動画提供主装置30や、複数台の広告主装置40や、複数台の情報処理装置100が含まれてよい。
端末装置10は、ユーザによって利用される情報処理装置である。端末装置10は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等である。
例えば、端末装置10は、動画コンテンツを再生するプレーヤーを含む動画サイト(「動画サイトST」とする)を表示画面に表示する。また、端末装置10は、動画コンテンツを再生する専用のアプリケーション、言い換えれば、動画コンテンツを再生する専用のプレーヤーを制御するアプリケーションがインストールされる場合がある。
具体的には、動画サイトSTでは、ブラウザ上で機能するプレーヤー(ブラウザ版プレーヤー)で動画コンテンツを閲覧させることもできるし、アプリケーション(アプリ版プレーヤー)を端末装置10にインストールさせることにより動画コンテンツを閲覧させることもできる。また、ブラウザ版プレーヤーおよびアプリ版プレーヤーのいずれが利用される場合であっても、動画コンテンツはストリーミング配信される。
動画提供主装置30は、実施形態にかかる情報処理装置100を管理する事業主(「事業主T」とする)に各種動画コンテンツを提供する提供主、すなわち、コンテンツプロバイダーによって利用される情報処理装置である。動画提供主装置30は、例えば、コンテンツプロバイダーの操作に応じて、動画コンテンツを情報処理装置100に入稿するサーバ装置である。動画提供主装置30は、例えば、コンテンツプロバイダー毎に存在する。なお、コンテンツプロバイダーは、このように動画コンテンツを事業主Tに提供することにより、事業主Tから収益を得る。また、動画コンテンツには、配信期間が設定される場合がある。具体的には、動画コンテンツには、動画サイトSTを介して配信される配信期間が設定される場合がある。
広告主装置40は、事業主Tに各種広告コンテンツを提供する広告主によって利用される情報処理装置である。広告主装置40は、例えば、広告主の操作に応じて、広告コンテンツを情報処理装置100に入稿するサーバ装置である。広告主装置40は、例えば、広告主毎に存在する。広告主は、自身の広告コンテンツを事業主Tに渡すことにより、様々な動画コンテンツに広告コンテンツを表示させてもらうことになる。したがって、広告主は、事業主Tに対して広告費を支払う。また、広告コンテンツには、配信期間が設定される場合がある。具体的には、広告コンテンツには、動画サイトSTを介して配信される配信期間が設定される場合がある。
以上のことから、事業主Tは、広告配信業者、あるいは、広告仲介業者といえる。また、以下に示す通り、事業主Tは、動画サイトSTを介して動画配信も行うため総合的な情報提供サービス業者ともいえる。また、コンテンツプロバイダーは、広告主にもなり得る場合がある。
ここで、実施形態にかかる情報処理が行われるにあたっての前提について説明する。まず、インターネットを通してユーザに対して動画コンテンツを視聴させる仕組みやサービスは、一般にVOD(Video On Demand)等と呼ばれる。そして、このVODは、SVOD(Subscription Video On Demand)と、AVOD(Advertising Video On Demand)といった2つの配信形態に大きく分けられる。
SVODでは、ユーザは月額料金を支払いさえすれば、本数に制限なく動画コンテンツを閲覧することができる。このようなことから、SVODを利用して動画配信を行う事業主は、ユーザから確実に利益を得ることができるため、その利益でコンテンツプロバイダーから動画コンテンツの提供を受けることができる。このようなことから、SVODでは、広告配信による収益を必要としないため、例えば、動画コンテンツに広告コンテンツを表示させる必要がない。また、広告コンテンツを表示させる必要がないということは、ユーザに対して、自由に動画コンテンツをダウンロードさせても問題ない。
一方、AVODは、動画コンテンツに広告コンテンツを掲載することで、ユーザに対して無料で動画コンテンツを視聴させることができる動画配信形態である。実施形態にかかる情報処理は、このAVODで動画配信を行うものである。かかる場合、例えば、事業主Tは、広告主により入稿された広告コンテンツを各種動画に掲載することの対価として、広告主から広告を得る。このようにして得た収益で、事業主Tは、コンテンツプロバイダーから動画コンテンツを購入する。このように、AVODでは、SVODと異なり、動画コンテンツに広告コンテンツを掲載することが非常に重要になる。
ここで、AVODの中でも動画コンテンツをダウンロードしたうえで、ダウンロードした動画コンテンツを閲覧したいとのユーザの要望がある。SVODおよびAVODのいずれにしても、動画コンテンツはストーリーミング配信されるが、ストーリーミング配信の場合、ネットワークへの接続環境が不安定な場合等には、動画コンテンツの読み込みに時間を要してしまったり、頻繁に再生が中断されてしまったりすることがあり、快適に閲覧することができない場合がある。このようなことから、ダウンロードしたうえで動画コンテンツを閲覧したいといった要望が多くなる。
AVODでは、動画コンテンツの決められた位置に広告コンテンツを挿入しておくことで、動画コンテンツがストリーミング配信されてゆく中で、動画コンテンツの途中等で広告コンテンツ(例えば、動画広告)を閲覧させる。この点について、図1の例を用いて説明する。例えば、動画コンテンツVC1がある。広告コンテンツは、ストリーミング配信される動画コンテンツVC1に挿入されるため、インストリーム広告等と呼ばれる。インストリーム広告には、プレロール広告、ミッドロール広告、ポストロール広告がある。
プレロール広告は、動画本編(動画コンテンツVC1)が再生される前に配信される広告コンテンツである。ミッドロール広告は、動画本編(動画コンテンツVC1)の途中に配信される広告である。ポストロール広告は、動画本編(動画コンテンツVC1)の終了後に続けて配信される広告である。
図1の例では、動画コンテンツVC1は、60分動画コンテンツ(トータル再生時間60分)であり、プレロール広告が挿入される挿入位置として、時間位置t0(再生時間0分の位置)、時間位置t30(再生時間30分の位置)、時間位置60分(再生時間60分の位置)が予め決められているとする。また、これにより、時間位置t0には、プレロール広告である広告コンテンツAD11が挿入され、時間位置t30には、ミッドロール広告である広告コンテンツAD21が挿入され、時間位置t0には、ポストロール広告である広告コンテンツAD31が挿入されているものとする。
広告コンテンツAD11、AD21、AD31はいずれも動画広告であり、再生時間は30秒であるものとする。
このような状態において、例えば、ユーザU1が端末装置10を操作し、動画サイトSTを訪問し、ブラウザ版プレーヤーPL1(以下、「PL1」と略す)で動画コンテンツVC1を閲覧することを想定する。かかる場合、実施形態にかかる情報処理装置100に対する比較対象となる所定のサーバ装置(以下、「サーバSV」とする)は、上記3つの広告コンテンツが挿入された動画コンテンツVC1を端末装置10に対してストリーミング配信する。
かかる場合、ユーザU1は、動画コンテンツVC1よりも前にまず広告コンテンツAD11を閲覧することになり、広告コンテンツAD11を閲覧し終わると、続けて動画コンテンツVC1を閲覧する。また、ユーザU1は、動画コンテンツVC1を閲覧している途中で広告コンテンツAD21を閲覧することになり、広告コンテンツAD21を閲覧し終わると、動画コンテンツVC1の閲覧を再開する。ユーザU1は、動画コンテンツVC1を閲覧し終わると、続けて広告コンテンツAD31を閲覧することになる。
このようにAVODでは、ユーザU1は、動画コンテンツVC1を閲覧する中で強制的に広告コンテンツを見せられることになる。このようなことから、AVODでは、ストリーミング配信される動画コンテンツを対象にしているからこそ、ユーザに対して効果的に広告コンテンツを閲覧させることができる。
しかしながら、例えば、ユーザU1がブラウザ上で動画コンテンツVC1を閲覧するのではなく、動画コンテンツVC1をダウンロードしてから見たいと考えた場合、サーバSVは、ダウンロード後の動画コンテンツVC1に広告コンテンツを掲載することはできない。具体的には、動画コンテンツVC1がダウンロードされてしまうと、インターネット環境が無くとも、ユーザU1は動画コンテンツVC1を閲覧することができるようになるため、サーバSVは、ユーザU1による動画コンテンツVC1の閲覧を把握することができなくなり、結果として広告コンテンツを掲載することができなくなる。
また、仮に、サーバSVは、広告コンテンツが挿入された状態で動画コンテンツVC1をダウンロードさせることができたとしても、ユーザU1はすぐに動画コンテンツVC1閲覧するとは限らず、タイムリーな広告コンテンツを提供することができない。また、動画コンテンツ、広告コンテンツそれぞれには、配信期間が設けられている場合があり、必ずしも両者の配信期間が一致するとは限らないので、そういう意味でも広告コンテンツが挿入された状態で動画コンテンツVC1をダウンロードさせることは現実的ではない。
以上のような前提および問題点を踏まえて、実施形態にかかる情報処理装置100は、AVOD配信形態の中で動画コンテンツをダウンロードさせる場合であっても、効果的に広告を閲覧させることができるよう情報処理を行う。具体的には、情報処理装置100は、所定の広告コンテンツが閲覧されたか否かを判定し、所定の広告コンテンツが閲覧されたと判定した場合に、対象の動画コンテンツをダウンロード可能に制御する。
例えば、情報処理装置100は、対象の動画コンテンツがダウンロードされる直前に、所定の広告コンテンツを表示させる。これにより、情報処理装置100は、対象の動画コンテンツがダウンロードされる直前において、所定の広告コンテンツが閲覧されたか否かを判定する。例えば、情報処理装置100は、少なくとも1以上の所定の広告コンテンツのうち、全ての数の広告コンテンツが閲覧されたか否かを判定する。具体的には、情報処理装置100は、対象の動画コンテンツに広告コンテンツを挿入可能な数に応じた所定の広告コンテンツのうち、全ての数の広告コンテンツが閲覧されたか否かを判定する。例えば、情報処理装置100は、所定の広告コンテンツが再生時間の最後まで閲覧されたか否かを判定する。以下、実施形態にかかる情報処理の一例について説明する。
まず、図1の例では、端末装置10は、ユーザU1によって利用されるものとする。しかしながら、端末装置10は各ユーザ毎に存在する。また、ユーザU1は、端末装置10を操作し、動画サイトSTを訪問し、動画コンテンツVC1をダウンロードしようとしている。動画コンテンツVC1をはじめ、動画コンテンツをダウンロードするには、プレーヤーPL1の下に表示されるダウンロードボタンBTを押下する必要がある。しかしながら、図1(a)の例では、ダウンロードボタンBTは表示(アクティブ化)されていない。なお、以下では、ダウンロードを「DL」と略して表記する場合がある。
まず、ユーザU1は、動画サイトSTを訪問したうえで、動画コンテンツVC1の検索をかけたとする。かかる場合、端末装置10は、例えば、動画コンテンツVC1を示す検索クエリを用いて、動画コンテンツVC1のDLページP1へアクセスする(ステップS1)。この処理は、端末装置10は、情報処理装置100に対して、DLページP1の配信を要求することに相当する。
不図示であるが、情報処理装置100は、端末装置10からのアクセスに応じて、DLページP1を端末装置10に配信する。ここで、DLページP1には、「動画コンテンツVC1をダウンロードされたい場合には、広告をご覧ください」等と案内表記がなされてもよい。そうすると、ユーザU1は、プレーヤーPL1に対応する動画の再生領域内に表示される再生ボタンBT1を押下する。そうすると、端末装置10は、再生ボタンBT1の押下を示す押下情報を情報処理装置100に送信する(ステップS2)。なお、押下情報は、広告コンテンツの配信要求と言い換えることができる。また、以下では、プレーヤーPL1といった表記は、プレーヤーPL1に対応する動画の再生領域も意味するものとする。
情報処理装置100は、端末装置10から押下情報を受信すると、配信対象(表示対象)の広告コンテンツを決定する広告決定処理を行う(ステップS3)。例えば、情報処理装置100は、配信対象の広告コンテンツを決定するとともに、配信対象の広告コンテンツが表示される表示順を決定する。ここでいう表示順とは、プレーヤーPL1において、ある広告コンテンツの再生表示が終わったら、次に別の広告コンテンツが再生表示されるといった、再生順を示すものであり、例えば、広告コンテンツが並べて表示される際の表示順(並び順)とは違うことを先に断わっておく。
例えば、情報処理装置100は、任意の手法で配信対象の広告コンテンツと表示順を決定することができる。後述するが、情報処理装置100は、広告コンテンツに対して広告主により設定されるターゲティング条件に基づいて、配信対象の広告コンテンツを決定する。ターゲティング条件とは、こういった動画コンテンツに掲載して欲しい、こういったユーザに閲覧させて欲しいといったことを指定するものである。一例を示すと、ターゲティング条件として「恋愛」が指定されている広告コンテンツは、動画カテゴリ「恋愛」に属する動画コンテンツ内に掲載される。
また、情報処理装置100は、決定した配信対象の広告コンテンツそれぞれの評価値に基づいて、表示順を決定することができる。例えば、情報処理装置100は、決定した配信対象の広告コンテンツのうち、評価値の高い広告コンテンツほど高い順位を決定する。評価値がより高いということは、一般にユーザに人気のあることを示しており、このような広告コンテンツがより先に閲覧されるようにした方が高い広告効果が見込める可能性がある。このような観点から、情報処理装置100は、評価値の高い広告コンテンツほど高い順位を決定する。
図1の例では、前提で説明している通り、動画コンテンツVC1は、広告コンテンツを3つ挿入可能である。具体的には、動画コンテンツVC1には、プレロール広告用の時間位置t0と、ミッドロール広告用の時間位置t30と、ポストロール広告用の時間位置t60といった3つの広告挿入ポイントが予め設けられている。このようなことから、図1の例では、情報処理装置100は、ステップS3において、配信候補の広告コンテンツの中から、3つの配信対象の広告コンテンツを決定する。また、情報処理装置100は、3つの配信対象の広告コンテンツについて表示順を決定する。
図1の例では、情報処理装置100は、配信対象の広告コンテンツとして、広告コンテンツAD11、AD21、AD31を決定したとする。また、情報処理装置100は、広告コンテンツAD11の表示順「1」(1番目にプレーヤーPL1に表示されることを意味する)、広告コンテンツAD21の表示順「2」(2番目にプレーヤーPL1に表示されることを意味する)、広告コンテンツAD31の表示順「3」(3番目にプレーヤーPL1に表示されることを意味する)を決定したものとする。
これら3つの広告コンテンツは、本来であれば、プレロール広告、ミッドロール広告、ポストロール広告として動画コンテンツVC1の中に挿入されることで、動画コンテンツVC1に掲載される。しかし、そのようにはせず、情報処理装置100は、動画コンテンツVC1がDLされる直前(DL可能に制御される直前)に、先に広告コンテンツAD11、AD21、AD31をプレーヤーPLに表示させる(ステップS4)。具体的には、情報処理装置100は、動画コンテンツVC1がDLされる直前に、先に広告コンテンツAD11、AD21、AD31を順にプレーヤーPLに再生表示させるよう端末装置10に対して表示制御する。動画コンテンツVC1をDLするためのDLページP1のプレーヤーPL1にて、この3つの広告コンテンツを表示させることは、動画コンテンツVC1がDLされる直前であることを示している。
なお、本実形態では、ユーザは、DL前に順に表示されるこのような広告コンテンツをスキップさせたり、早送りさせたり、シークバーを用いて任意の時間位置から再生させたりすることはできないものとする。このため、ユーザは、広告コンテンツを閲覧したくない場合には、例えば、ブラウザバックしたり、DLページP1を閉じたりするしかない。
次に、情報処理装置100は、広告コンテンツAD11、AD21、AD31が閲覧されたか否かを判定する判定処理を行う(ステップS5)。例えば、情報処理装置100は、動画コンテンツVC1がDLされる直前において、広告コンテンツAD11、AD21、AD31が閲覧されたか否かを判定する。例えば、情報処理装置100は、これら3つの広告コンテンツのうち、全ての数の広告コンテンツが閲覧されたか否かを判定する。例えば、情報処理装置100は、3つの広告コンテンツの全てにおいて、再生時間の最後までが閲覧されたか否かを判定する。例えば、広告コンテンツAD11、AD21、AD31の各再生時間が「30秒」であるとすると、情報処理装置100は、トータルの90秒、つまり、0秒から90秒まで閲覧された場合に、3つの広告コンテンツ全てが閲覧されたと判定する。
判定処理の一例について説明する。図1の例では、プレーヤーPL1において、広告コンテンツAD11、AD21、AD31の順に再生表示される。このため、情報処理装置100は、1番目の広告コンテンツAD11の閲覧が開始されたか否かを判定する。広告コンテンツAD11、AD21、AD31へと自動で再生表示が引き継がれてゆくため、情報処理装置100は、広告コンテンツAD11、AD21、AD31全体でのトータル再生時間90秒であるため、例えば、1番目の広告コンテンツAD11の閲覧が開始された後、90秒間広告コンテンツが連続で閲覧されたか否かを判定する。情報処理装置100は、90秒間広告コンテンツが連続で閲覧されたと判定した場合には、広告コンテンツAD11、AD21、AD31の全てが再生時間の最後まで閲覧されたと判定する。
また、情報処理装置100は、広告コンテンツAD11、AD21、AD31のうち、ユーザU1が現在閲覧している広告コンテンツを特定可能あるため、1番目の広告コンテンツAD11の閲覧が完了したか否かを判定し、広告コンテンツAD11の閲覧が完了した場合には、次に、2番目の広告コンテンツAD21の閲覧が完了したか否かを判定し、広告コンテンツAD21の閲覧が完了した場合には、次に、3番目の広告コンテンツAD31の閲覧が完了したか否かを判定してもよい。
なお、1番目の広告コンテンツAD11を例に挙げると、情報処理装置100は、広告コンテンツAD11が再生時間に対応する30秒間プレーヤーPL1にて表示され続けていれば、1番目の広告コンテンツAD11の閲覧が完了したと判定する。逆に、広告コンテンツAD11が再生表示されている途中(例えば、再生時間15秒の時点)で、ブラウザバックされる等により、再生表示が中止された場合には、広告コンテンツAD11、AD21、AD31の全てが再生時間の最後まで閲覧されなかったと判定し、動画コンテンツVC1をDL可能にする制御を行わない。
また、ブラウザバックしたユーザU1が再びDLページP1にアクセスし、再生ボタンBT1を押下した場合には、情報処理装置100は、ステップS3から処理をやり直す。
さて、情報処理装置100は、広告コンテンツAD11、AD21、AD31の全てが再生時間の最後まで閲覧されたと判定した場合、すなわち広告コンテンツAD11、AD21、AD31の全ての閲覧が完了された場合には、動画コンテンツVC1をDL可能に制御する制御処理を行う(ステップS6)。例えば、情報処理装置100は、動画コンテンツVC1をDL可能に制御する制御処理として、図1(b)に示すように、動画コンテンツVC1をDLするためのDLボタンBT2をアクティブ化する。情報処理装置100は、動画コンテンツVC1をDL可能に制御する制御処理として、ユーザU1の端末装置10からのDLのためのアクセスを許可する。
このような状態において、ユーザU1がDLボタンBT2を押下したとする。かかる場合、端末装置10は、情報処理装置100に対して、動画コンテンツVC1のダウンロードを要求する(ステップS7)。情報処理装置100は、端末装置10からDL要求を受信すると、端末装置10に対して、動画コンテンツVC1の動画データのDLを開始させる。例えば、情報処理装置100は、動画コンテンツVC1の動画データを端末装置10に配信すると、端末装置10はこれを自装置内の所定のメモリ内にDLする。
さて、これまで説明してきたように、実施形態にかかる情報処理装置100は、所定の広告コンテンツが閲覧されたか否かを判定し、所定の広告コンテンツが閲覧されたと判定した場合に、対象の動画コンテンツをダウンロード可能に制御する。所定の広告コンテンツは、図1の例では、配信対象の広告コンテンツAD11、AD21、AD31である。また、対象の動画コンテンツは、図1の例では、動画コンテンツVC1である。
これにより、実施形態にかかる情報処理装置100は、AVOD配信形態の中で動画コンテンツをダウンロードさせる場合であっても、効果的に広告コンテンツを閲覧させることができる。また、図1の前提で説明したようなインストリーム広告の場合、ユーザにスキップ等されてしまう可能性があるが、実施形態にかかる情報処理では、インストリーム広告として動画コンテンツ内に挿入されるはずであった広告を確実に最後まで表示させることができるため、ユーザが広告コンテンツを閲覧する機会を強制的に増やすことができる。この結果、情報処理装置100は、広告コンテンツの訴求力を高めることができる。
〔2.情報処理装置の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態にかかる情報処理装置100について説明する。図3は、実施形態にかかる情報処理装置100の構成例を示す図である。図3に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。例えば、情報処理装置100は、図1で説明した情報処理を行うサーバ装置である。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、動画コンテンツ記憶部121と、広告コンテンツ記憶部122と、ユーザ情報記憶部123を有する。
(動画コンテンツ記憶部121について)
動画コンテンツ記憶部121は、動画コンテンツに関する情報を記憶する。ここで、図4に実施形態にかかる動画コンテンツ記憶部121の一例を示す。図4の例では、動画コンテンツ記憶部121は、「提供主ID」、「動画ID」、「動画」、「挿入ポイント」、「動画カテゴリ」、「ユーザカテゴリ」といった項目を有する。また、「挿入ポイント」には、「プレ」、「ミッド」、「ポスト」といった項目が含まれる。
「提供主ID」は、「動画」を提供した提供主(コンテンツプロバイダー)を識別する識別情報を示す。「動画ID」は、「動画」を識別する識別情報を示す。「動画」は、動画コンテンツそのものであり、より詳細には、動画コンテンツに対応するデータといえる。「動画」は、例えば、お笑い番組、ドラマ、映画、アニメ等の様々なジャンルの動画コンテンツであり、このジャンルには制限は無い。また、「動画」は、例えば、過去にテレビ番組として放送されたものが、インターネット配信用に編集し直されたものであってもよい。
「挿入ポイント」は、図1で説明したように、インストリーム広告が挿入される挿入ポイントであり、対応する「動画」の再生時間に基づく時間位置として予め設定される。例えば、「プレ」は、プレロール広告が挿入される時間位置を示す。また、「ミッド」は、ミッドロール広告が挿入される時間位置を示す。また、「ポスト」は、ポストロール広告が挿入される時間位置を示す。
「動画カテゴリ」は、対応する「動画」が属するカテゴリを示す。例えば、恋愛系の映画である「動画」には、動画カテゴリ「映画、恋愛」が入力される。「ユーザカテゴリ」は、対応する「動画」がどのようなユーザ向けの動画であるかを示す。例えば、20歳以上のユーザ向けの「動画」には、ユーザカテゴリ「20歳以上」が入力される。また、「動画カテゴリ」や「ユーザカテゴリ」は、その「動画」の提供主によって指定されてもよい、情報処理装置100が「動画」を解析することで動的に割り出してもよい。
すなわち、図4の例では、提供主ID「CP1」によって識別される提供主(提供主CP1)が、動画ID「VC1」によって識別される動画コンテンツ(動画コンテンツVC1)のデータである動画データDA1を、情報処理装置100に対して入稿した例を示す。また、図4の例では、動画コンテンツVC1には、プレロール広告の挿入ポイントとして時間位置t0、ミッドロール広告の挿入ポイントとして時間位置t30、ポストロール広告の挿入ポイントとして時間位置t60が設定されている例を示す。また、図4の例では、動画コンテンツVC1は、動画カテゴリ「映画、恋愛」の属し、ユーザカテゴリ「20歳以上」に属する例を示す。
(広告コンテンツ記憶部122について)
広告コンテンツ記憶部122は、広告コンテンツに関する情報を記憶する。ここで、図5に実施形態にかかる広告コンテンツ記憶部122の一例を示す。図5の例では、広告コンテンツ記憶部122は、「広告主ID」、「広告ID」、「広告」、「ターゲティング条件(動画)」、「ターゲティング条件(ユーザ)」、「評価値」といった項目を有する。
「広告主ID」は、「広告」を提供した広告主を識別する識別情報を示す。「広告ID」は、「広告」を識別する識別情報を示す。「広告」は、広告コンテンツそのものであり、より詳細には、広告コンテンツに対応するデータといえる。
「ターゲティング条件(動画)」は、「広告」が掲載(挿入)される対象の動画コンテンツを指定する条件情報を示す。例えば、ターゲティング条件(動画)「恋愛」が対応付けられている広告コンテンツは、動画コンテンツ記憶部121において動画カテゴリ「恋愛」が対応付けられる動画コンテンツにのみ掲載(挿入)される。「ターゲティング条件(ユーザ)」は、「広告」が表示される対象のユーザを指定する条件情報を示す。例えば、ターゲティング条件(ユーザ)「全ユーザ」が対応付けられている広告コンテンツは、「男性」ユーザによって利用される端末装置10にのみ表示される。なお、「ターゲティング条件(動画)」や「ターゲティング条件(ユーザ)」は、例えば、その「広告」の広告主によって指定される。
「評価値」は、「広告」の評価値を示す。「評価値」としては、例えば、CTR(Click Through Rate)、CPC(Cost Per Click)、CPM(Cost Per Mile)、CPA(Cost Per Acquisition)、eCPM(effective Cost Per Mile)等が挙げられる。本実施形態では、「評価値」としていずれを用いるかは特に限定しない。なお、図5の例では、「評価値」として「N1」等といった概念的な記号が入力されているが、実際には、評価値を示す数値が入力される。
すなわち、図5の例では、広告主ID「M1」によって識別される広告主(広告主M1)が、広告ID「AD11」によって識別される広告コンテンツ(広告コンテンツAD1)のデータである広告データCDA11を、情報処理装置100に対して入稿した例を示す。また、図5の例では、広告コンテンツAD11には、ターゲティング条件(動画)として「恋愛」、ターゲティング条件(ユーザ)として「男性」が指定されている例を示す。また、図5の例では、広告コンテンツAD11の評価値が「N1」である例を示す。
なお、例えば、広告コンテンツAD11が初めて入稿された時点では、広告コンテンツAD11の評価値は未知である。したがって、かかる場合には、情報処理装置100は、広告コンテンツAD11がどのような分野(例えば、化粧品)の広告コンテンツであるのか等に基づいて、評価値を予測してもよい。そして、情報処理装置100は、予測した評価値を用いて実際に広告コンテンツAD11の配信を行い、配信実績が蓄積されてきた際には、その配信実績を用いて、評価値を計算し直すことができる。
(ユーザ情報記憶部123について)
ユーザ情報記憶部123は、ユーザに関する各種情報を記憶する。ここで、図6に実施形態にかかるユーザ情報記憶部123の一例を示す。図6の例では、ユーザ情報記憶部123は、「ユーザID」、「個人情報」といった項目を有する。
「ユーザID」は、ユーザを識別する識別情報を示す。「個人情報」は、ユーザの個人情報であり、例えば、ユーザの氏名、年齢、性別、住所等が含まれる。また、図6では不図示であるが、ユーザ情報記憶部123は、例えば、ユーザに関する各種履歴情報(例えば、購買履歴、移動履歴等の行動履歴)を有してもよい。
すなわち、図6の例では、ユーザID「U1」によって識別されるユーザ(ユーザU1)の個人情報が「UDA1」である例を示す。
図3に戻り、制御部130は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部130は、受付部131と、受信部132と、決定部133と、表示制御部134と、判定部135と、動画制御部136とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(受付部131について)
受付部131は、動画コンテンツおよび広告コンテンツの入稿と、動画コンテンツおよび広告コンテンツに関する各種設定事項を受け付ける。例えば、受付部131は、動画提供主装置30から動画コンテンツの入稿を受け付ける。また、受付部131は、動画提供主装置30から挿入ポイントを示す時間位置、動画カテゴリ、ユーザカテゴリの設定を受け付ける。また、受付部131は、受け付けた動画コンテンツおよび設定事項を動画コンテンツ記憶部121に格納する。
例えば、受付部131は、広告主装置40から広告コンテンツの入稿を受け付ける。また、受付部131は、広告主装置40からターゲティング条件の設定を受け付ける。また、受付部131は、受け付けた広告コンテンツおよび設定事項を広告コンテンツ記憶部122に格納する。
(受信部132について)
受信部132は、広告コンテンツの配信要求を受信する。例えば、受信部132は、端末装置10から広告コンテンツの配信要求を受信する。図1の例では、受信部132は、プレーヤーPL1に対応する動画の再生領域内に表示される再生ボタンBT1が押下された場合に、再生ボタンBT1の押下を示す押下情報を配信要求として受信する。また、図1の例では、受信部132は、端末装置10からDLページP1の配信要求も受信してよい。
(決定部133について)
決定部133は、配信対象の広告コンテンツに関する決定処理を行う。例えば、決定部133は、例えば、決定部133は、配信要求を送信したユーザ属性情報と、広告コンテンツ記憶部122におけるターゲティング条件(ユーザ)とのマッチングを行うことにより、ユーザ属性に一致するターゲティング条件を有する広告コンテンツを抽出する。次に、決定部133は、抽出した広告コンテンツのターゲティング条件(動画)と、動画コンテンツ記憶部121における動画カテゴリとのマッチングを行うことにより、動画カテゴリに一致するターゲティング条件を有する広告コンテンツを抽出した広告コンテンツの中から絞り込む。
次に、決定部133は、絞り込んだ広告コンテンツそれぞれの「評価値」に基づいて、絞り込んだ広告コンテンツの中から配信対象の広告コンテンツを決定する。ここで、図1のように、3つの挿入ポイントを有する動画コンテンツVC1をDL可能にする前に、ユーザに閲覧させたい広告コンテンツを配信対象の広告コンテンツとして決定する場合、決定部133は、絞り込んだ広告コンテンツそれぞれの「評価値」に基づいて、絞り込んだ広告コンテンツの中から配信対象の広告コンテンツを3つ決定する。図1の例では、決定部133は、配信対象の広告コンテンツとして、広告コンテンツAD11、AD21、AD31を決定している。
また、決定部133は、決定した配信対象の広告コンテンツのうち、評価値の高い広告コンテンツほど高い順位を決定する。図1の例では、決定部133は、広告コンテンツAD11の表示順「1」、広告コンテンツAD21の表示順「2」、広告コンテンツAD31の表示順「3」を決定している。
(表示制御部134について)
表示制御部134は、対象の動画コンテンツがダウンロードされる直前に、所定の広告コンテンツを表示させる。例えば、表示制御部134は、対象の動画コンテンツに広告コンテンツを挿入可能な数に応じた所定の広告コンテンツを表示させる。例えば、表示制御部134は、決定部133により決定された配信対象の広告コンテンツを配信要求送信元の端末装置10に表示させる。このようなことから、表示制御部134は、決定部133により決定された配信対象の広告コンテンツを配信する配信部ともいえる。対象の動画コンテンツはDL対象の動画コンテンツである。所定の広告コンテンツは配信対象の広告コンテンツである。したがって、対象の動画コンテンツに広告コンテンツを挿入可能な数とは、挿入ポイントの数に対応する。図1の例では、対象の動画コンテンツは、動画コンテンツVC1であり、プレロール広告、ミッドロール広告、ポストロール広告に対応する3つの挿入ポイントを有する。
図1の例では、表示制御部134は、動画コンテンツVC1がDLされる直前に、先に広告コンテンツAD11、AD21、AD31をプレーヤーPLに表示させる。具体的には、表示制御部134は、動画コンテンツVC1がDLされる直前に、先に広告コンテンツAD11、AD21、AD31を順にプレーヤーPLに再生表示させるよう端末装置10に対して表示制御する。
(判定部135について)
判定部135は、所定の広告コンテンツが閲覧されたか否かを判定する。対象の動画コンテンツがダウンロードされる直前において、所定の広告コンテンツが閲覧されたか否かを判定する。判定部135は、少なくとも1以上の所定の広告コンテンツのうち、全ての数の広告コンテンツが閲覧されたか否かを判定する。例えば、判定部135は、対象の動画コンテンツに広告コンテンツを挿入可能な数に応じた所定の広告コンテンツのうち、全ての数の広告コンテンツが閲覧されたか否かを判定する。例えば、判定部135は、所定の広告コンテンツが再生時間の最後まで閲覧されたか否かを判定する。例えば、判定部135は、表示制御部により表示制御された配信対象の広告コンテンツが閲覧されたか否かを判定する。例えば、判定部135は、図1で説明した判定処理を行う。
(動画制御部136について)
動画制御部136は、判定部135により所定の広告コンテンツが閲覧されたと判定された場合に、対象の動画コンテンツをダウンロード可能に制御する。例えば、動画制御部136は、対象の動画コンテンツをダウンロード可能に制御する処理として、対象の動画コンテンツをダウンロードするための操作ボタンを有効化する。
図1の例では、動画制御部136は、動画コンテンツVC1をDL可能に制御する制御処理として、図1(b)に示すように、動画コンテンツVC1をDLするためのDLボタンBT2をアクティブ化する。また、動画制御部136は、動画コンテンツVC1をDL可能に制御する制御処理として、ユーザU1の端末装置10からのDLのためのアクセスを許可する。また、動画制御部136は、端末装置10からDL要求を受信すると、端末装置10に対して、動画コンテンツVC1の動画データのDLを開始させる。
〔3.処理手順〕
次に、図7を用いて、実施形態にかかる情報処理の手順について説明する。図7は、実施形態にかかる情報処理手順を示すフローチャートである。図7の例では、情報処理装置100は、動画コンテンツおよび広告コンテンツの入稿を受付済みであるものとする。また、図7の説明では、適宜、図1の例を用いることにする。
まず、受信部132は、端末装置10から広告コンテンツの配信要求を受信したか否かを判定する(ステップS101)。例えば、受信部132は、プレーヤーPL内の再生ボタンBT1が押下されたか否かを判定する。受信部132は、広告コンテンツの配信要求を受信していない場合には(ステップS101;No)、受信するまで待機する。
一方、決定部133は、受信部132により広告コンテンツの配信要求が受信された場合には(ステップS101;Yes)、配信対象(表示制御対象)の広告コンテンツに関する広告決定処理を行う(ステップS102)。例えば、決定部133は、配信対象の広告コンテンツを決定するとともに、配信対象の広告コンテンツが表示される表示順を決定する。ここでは、決定部133は、3つの配対対象の広告コンテンツを決定するとともに、各配対対象の広告コンテンツに表示順を付与したとする。次に、表示制御部134は、決定部133により決定された配信対象の広告コンテンツを配信要求送信元の端末装置10に表示させる(ステップS103)。例えば、表示制御部134は、決定部133により決定された配信対象の広告コンテンツに対して、ユーザが操作(例えば、スキップ、早送り、巻き戻し操作)を加えられないように制御する。
次に、判定部135は、ステップS104〜S107まで、n個の配信対象の広告コンテンツ全てが再生時間の最後まで閲覧されたか否かを判定する判定する判定処理を行う。つまり、判定部135は、配信対象の広告コンテンツが閲覧完了されたか否かを判定する。まず、判定部135は、1番目の広告コンテンツの閲覧が開始されたか否かを判定する(ステップS104)。判定部135は、1番目の広告コンテンツの閲覧が開始されていない間は(ステップS104;No)開始されるまで待機する。一方、判定部135は、表示制御部134により1番目の広告コンテンツが端末装置10に対して表示制御された場合には、1番目の広告コンテンツの閲覧が開始されたと判定する(ステップS104;Yes)。
このような状態において、判定部135は、1番目の広告コンテンツの閲覧が中断されたか否かを判定する(ステップS105)。判定部135は、1番目の広告コンテンツの閲覧が中断されたと判定した場合には(ステップS105;Yes)、1番目の広告コンテンツが閲覧完了されなかったと見なし処理を終了する。一方、判定部135は、1番目の広告コンテンツの閲覧が中断されていないと判定している間は(ステップS105;No)、2番目の広告コンテンツの閲覧が開始されたか否かを判定する(ステップS106)。
判定部135は、2番目の広告コンテンツの閲覧が開始されていないと判定している間は(ステップS106;No)、ステップS105の処理を継続する。一方、判定部135は、2番目の広告コンテンツの閲覧が開始されたと判定した場合は(ステップS106;Yes)、2番目の広告コンテンツの閲覧が中断されたか否かを判定する(ステップS107)。また、判定部135は、2番目の広告コンテンツの閲覧が開始されたと判定した時点で(ステップS106;Yes)、1番目の広告コンテンツの閲覧が完了したと判定する。
また、判定部135は、2番目の広告コンテンツの閲覧が中断されたと判定した場合には(ステップS107;Yes)、2番目の広告コンテンツが閲覧完了されなかったと見なし処理を終了する。一方、判定部135は、2番目の広告コンテンツの閲覧が中断されていないと判定している間は(ステップS107;No)、3番目の広告コンテンツの閲覧が開始されたか否かを判定する(ステップS108)。
また、判定部135は、3番目の広告コンテンツの閲覧が開始されていないと判定している間は(ステップS108;No)、ステップS107の処理を継続する。一方、判定部135は、3番目の広告コンテンツの閲覧が開始されたと判定した場合は(ステップS108;Yes)、3番目の広告コンテンツの閲覧が中断されたか否かを判定する(ステップS109)。また、判定部135は、3番目の広告コンテンツの閲覧が開始されたと判定した時点で(ステップS108;Yes)、2番目の広告コンテンツの閲覧が完了したと判定する。
また、判定部135は、3番目の広告コンテンツの閲覧が中断されたと判定した場合には(ステップS109;Yes)、3番目の広告コンテンツが閲覧完了されなかったと見なし処理を終了する。一方、判定部135は、3番目の広告コンテンツの閲覧が中断されなかった場合には(ステップS109;No)、3つの広告コンテンツの全てが閲覧完了したことを動画制御部136に通知する。
動画制御部136は、3番目の広告コンテンツの閲覧が中断されなかった場合には(ステップS109;No)、DL対象の動画コンテンツをDL可能に制御する(ステップS110)。例えば、動画制御部136は、対象の動画コンテンツをDLするための操作ボタンを有効化する。また、この時点で、動画制御部136は、処理を終了する。
〔4.変形例〕
上記実施形態にかかる情報処理装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、情報処理装置100の他の実施形態について説明する。
〔4−1.閲覧された数だけDL可能に制御〕
上記実施形態では、情報処理装置100は、全ての広告コンテンツについて再生時間の最後まで閲覧されたと判定された場合には、動画コンテンツをDL可能に制御する例を示した。しかし、動画制御部136は、判定部135により配信対象の広告コンテンツが閲覧された(閲覧完了された)と判定された場合に、閲覧された(閲覧完了された)配信対象の広告コンテンツの数である閲覧数に基づいて、対象の動画コンテンツをダウンロード可能に制御してもよい。例えば、動画制御部136は、対象の動画コンテンツに広告コンテンツが挿入される時間位置であって、広告コンテンツを挿入可能な数に応じた時間位置のうち、閲覧数に対応する時間位置までの対象の動画コンテンツをダウンロード可能に制御する。この点について、図8の例を用いて説明する。図8は、広告閲覧数に応じたダウンロード制御の一例を示す図である。なお、図8では、図1の例を引き継いでいるものとする。
まず、図8の例では、ユーザU1は、動画コンテンツVC1をDLするために、始めに広告コンテンツを閲覧したものとする。具体的には、情報処理装置100により動画コンテンツVC1をDL可能に制御される前に、広告コンテンツAD11、AD21、AD31が表示制御される。このため、ユーザU1は、ユーザU1は、3つの広告コンテンツを順に最後まで閲覧しないといけないところ、3番目の広告コンテンツAD31を閲覧している途中で閲覧を中断(中止)したとする。
このような場合、情報処理装置100は、以下のような情報処理を行う。まず、判定部135は、1番目の広告コンテンツAD11の閲覧が開始されたか否かを判定する(ステップS201)。判定部135は、1番目の広告コンテンツAD11の閲覧が開始されていない間は(ステップS201;No)開始されるまで待機する。一方、判定部135は、表示制御部134により1番目の広告コンテンツAD11が端末装置10に対して表示制御された場合には、1番目の広告コンテンツAD11の閲覧が開始されたと判定する(ステップS201;Yes)。
このような状態において、判定部135は、2番目の広告コンテンツAD21まで閲覧完了されたか否かを判定する(ステップS202)。判定部135は、2番目の広告コンテンツAD21まで閲覧完了されなかったと判定した場合(ステップS202;No)、すなわち判定部135は、2番目の広告コンテンツAD21を閲覧している途中で閲覧が中断されたと判定した場合、この旨を動画制御部136に通知する。
動画制御部136は、2番目の広告コンテンツAD21まで閲覧完了されなかったと判定された場合(ステップS202;No)、1番目の広告コンテンツAD11しか閲覧完了されていない点から、動画コンテンツVC1のDLを可能にすることなく処理を終了する。動画コンテンツVC1の挿入ポイントの数(挿入可能な数)は、プレロール広告用の挿入ポイント(時間位置t0)、ミッドロール広告用の挿入ポイント(時間位置t30)、ポストロール広告用の挿入ポイント(時間位置t60)の計3つである。1番目の広告コンテンツAD11しか閲覧完了されていないということは、閲覧数「1」(閲覧完了数「1」ともいえる)である。そして、閲覧数「1」に対応する時間位置は、プレロール広告用の挿入ポイント(時間位置t0)から数えて、まさに時間位置t0に対応する。時間位置t0は、動画本編の前である。このようなことから、動画制御部136は、動画コンテンツVC1のDLを可能にすることなく処理を終了する。
一方、判定部135は、2番目の広告コンテンツAD21まで閲覧完了されたと判定した場合(ステップS202;Yes)、次に、3番目の広告コンテンツAD31まで閲覧完了されたか否かを判定する(ステップS203)。上記の通り、ユーザU1は、3つの広告コンテンツを順に最後まで閲覧しないといけないところ、3番目の広告コンテンツAD31を閲覧している途中で閲覧を中断(中止)した。かかる場合、判定部135は、3番目の広告コンテンツAD31まで閲覧完了されなかったと判定し(ステップS203;No)、すなわち判定部135は、3番目の広告コンテンツAD31を閲覧している途中で閲覧が中断されたと判定し、この旨を動画制御部136に通知する。
動画制御部136は、3番目の広告コンテンツAD31まで閲覧完了されなかったと判定された場合(ステップS203;No)、2番目の広告コンテンツAD21までは閲覧完了されている点から、3つの時間位置のうち、2番目の時間位置までに対応する動画コンテンツVC1をDL可能に制御する。動画コンテンツVC1の挿入ポイントの数(挿入可能な数)は、プレロール広告用の挿入ポイント(時間位置t0)、ミッドロール広告用の挿入ポイント(時間位置t30)、ポストロール広告用の挿入ポイント(時間位置t60)の計3つである。2番目の広告コンテンツAD21までは閲覧完了されているということは、閲覧数「2」(閲覧完了数「2」ともいえる)である。そして、閲覧数「2」に対応する時間位置は、プレロール広告用の挿入ポイント(時間位置t0)から数えて、ミッドロール広告用の挿入ポイント(時間位置t30)に対応する。このようなことから、動画制御部136は、動画コンテンツVC1全体のうち、時間位置t30までの分の動画コンテンツVC1をDLを可能にする(ステップS204a)。
一方、判定部135は、3番目の広告コンテンツAD31まで閲覧完了されたと判定し(ステップS203;Yes)、この旨を動画制御部136に通知する。動画制御部136は、3番目の広告コンテンツAD31まで閲覧完了されたと判定された場合には(ステップS203;Yes)、全ての広告コンテンツの閲覧が完了された点から、動画コンテンツVC1を最後までDL可能に制御する。動画コンテンツVC1の挿入ポイントの数(挿入可能な数)は、プレロール広告用の挿入ポイント(時間位置t0)、ミッドロール広告用の挿入ポイント(時間位置t30)、ポストロール広告用の挿入ポイント(時間位置t60)の計3つである。3番目の広告コンテンツAD31まで閲覧完了されたということは、閲覧数「3」(閲覧完了数「3」ともいえる)である。そして、閲覧数「3」に対応する時間位置は、プレロール広告用の挿入ポイント(時間位置t0)から数えて、ポストロール広告用の挿入ポイント(時間位置t60)に対応する。このようなことから、動画制御部136は、動画コンテンツVC1全体のうち、時間位置t60までの分の動画コンテンツVC1、すなわち動画コンテンツVC1において再生時間の最後までをDLを可能にする(ステップS204b)。
このように、実施形態にかかる情報処理装置100は、広告コンテンツが閲覧された数に応じて、その数に応じた分だけ動画コンテンツをDL可能に制御する。例えば、広告コンテンツの全てを閲覧しないと動画コンテンツをDLできないのであれば、動画コンテンツのDL諦めてしまうユーザも居るかもしれない。このため、情報処理装置100は、途中まででも広告コンテンツを閲覧すれば、少しでも動画コンテンツをDLさせるようにすることができるため、DLの機会を増やすことができる。
〔4−2.閲覧された割合だけDL可能に制御〕
また、動画制御部136は、判定部135により所定の広告コンテンツが閲覧されたと判定された場合に、所定の広告コンテンツの再生時間うち、所定の広告コンテンツが閲覧された分の再生時間に基づいて、対象の動画コンテンツをダウンロード可能に制御してもよい。例えば、動画制御部136は、所定の広告コンテンツの再生時間に対する、所定の広告コンテンツが閲覧された分の再生時間の割合に基づいて、対象の動画コンテンツをダウンロード可能に制御する。具体的には、動画制御部136は、対象の動画コンテンツの再生時間うち、割合に対応する再生時間分の動画コンテンツをダウンロード可能に制御する。この点について、図9の例を用いて説明する。図9は、広告閲覧割合に応じたダウンロード制御の一例を示す図である。なお、図9では、図1の例を引き継いでいるものとする。
図9の例では、広告コンテンツAD11、AD21、AD31のそれぞれが再生時間30であり、これらは広告コンテンツAD11から順に連続的に再生表示されてるゆくため、広告コンテンツAD11〜AD31の最後まで閲覧完了されるには90秒かかる。つまり、広告コンテンツAD11、AD21、AD31を合わせた全体の再生時間は90秒である。このような状態において、ユーザU1は、45秒まで閲覧したとする。つまり、ユーザU1は、全体再生時間の50%の再生時間まで閲覧したとする。
まず、判定部135は、1番目の広告コンテンツAD11の閲覧が開始されたか否かを判定する(ステップS301)。判定部135は、1番目の広告コンテンツAD11の閲覧が開始されていない間は(ステップS301;No)開始されるまで待機する。一方、判定部135は、表示制御部134により1番目の広告コンテンツAD11が端末装置10に対して表示制御された場合には、1番目の広告コンテンツAD11の閲覧が開始されたと判定する(ステップS301;Yes)。
次に、動画制御部136は、判定部135により広告コンテンツが閲覧されていると判定されている間、広告コンテンツAD11〜AD31における全体再生時間90秒に対する、現在まで広告コンテンツが閲覧された分の再生時間の割合を算出する(ステップS302)。例えば、動画制御部136は、広告コンテンツの再生時間が経過してゆくことに応じて、遂次、割合を算出する。
また、判定部135は、1番目の広告コンテンツAD11の閲覧が開始されたと判定した以降、全ての広告コンテンツが閲覧完了されたか否かを判定する(ステップS303)。具体的には、判定部135は、広告コンテンツAD11、AD21、AD31の全てが再生時間の最後まで閲覧されたか否かを判定する。
ここで、上記の通り、ユーザU1は、全体再生時間は90秒のうち、45秒まで閲覧したとする。また、ユーザU1は、45秒まで閲覧したところで閲覧を中断したとする。かかる場合、判定部135は、全ての広告コンテンツが閲覧完了されなかったと判定し(ステップS303;No)、すなわち判定部135は、閲覧が中断されたと判定し、この旨を動画制御部136に通知する。
動画制御部136は、全ての広告コンテンツが閲覧完了されなかったと判定された場合には(ステップS303;No)、中断された時点での割合に対応する再生時間分だけDL可能に制御する(ステップS304a)。具体的には、動画制御部136は、全体再生時間は90秒に対する、中断された時点での時間位置45秒の割合である「50%」を算出する。そして、動画制御部136は、全体の動画コンテンツVC1のうち、動画コンテンツVC1の再生時間60分に対する50%分の再生時間である30分の動画コンテンツVC1(0分から30分までの分の動画コンテンツVC1)をDL可能に制御する。
一方、判定部135は、全ての広告コンテンツが閲覧完了されたと判定した場合(ステップS303;Yes)、この旨を動画制御部136に通知する。動画制御部136は、全ての広告コンテンツが閲覧完了されたと判定された場合には(ステップS303;Yes)、動画コンテンツVC1について再生時間の最後までDL可能に制御する(ステップS304b)。つまり、動画制御部136は、動画コンテンツVC1の全体をDL可能に制御する。
このように、実施形態にかかる情報処理装置100は、広告コンテンツが閲覧され割合に応じて、その割合に応じた分だけ動画コンテンツをDL可能に制御する。例えば、広告コンテンツの全てを閲覧しないと動画コンテンツをDLできないのであれば、動画コンテンツのDL諦めてしまうユーザも居るかもしれない。このため、情報処理装置100は、途中まででも広告コンテンツを閲覧すれば、少しでも動画コンテンツをDLさせるようにすることができるため、DLの機会を増やすことができる。
また、動画コンテンツが途中までDLできるようになっても仕方ないという観点から、情報処理装置100は、広告コンテンツを最後まで閲覧させる強制力をユーザに与えることができる。
〔4−3.端末装置について〕
上記実施形態では、サーバ装置としての情報処理装置100が実施形態にかかる情報処理を行う例を示した。しかし、端末装置10が実施形態にかかる情報処理を行ってもよい。かかる場合、端末装置10を実施形態にかかる情報処理装置100と見なすことができる。また、端末装置10には、実施形態にかかる情報処理を実現するためのアプリケーションプログラム(例えば、情報処理プログラム)がインストールされてもよい。
〔4−4.インストリーム広告について〕
動画コンテンツに挿入されるインストリーム広告には、プレロール広告、ミッドロール広告、ポストロール広告があることにより、上記実施形態では、情報処理装置100が、プレロール広告、ミッドロール広告、ポストロール広告に対応する計3つの広告コンテンツ(図1の例では、広告コンテンツAD11、AD21、AD31)の全てが閲覧されたか否かを判定し、全てが閲覧されたと判定した場合には、対象の動画コンテンツをダウンロード可能に制御する例を示した。しかし、動画コンテンツは、必ずしもプレロール広告、ミッドロール広告、ポストロール広告といった3種の広告コンテンツが挿入される必要はない。
例えば、動画コンテンツは、プレロール広告、ミッドロール広告、ポストロール広告のうちいずれか1つの広告コンテンツしか挿入されない場合もある。また、動画コンテンツは、プレロール広告、ミッドロール広告、ポストロール広告のうちのいずれか2つの組み合わせ(例えば、プレロール広告およびミッドロール広告の組み合わせ、あるいは、プレロール広告およびポストロール広告の組み合わせ等)で挿入される場合もある。情報処理装置100は、これらの各シチュエーションに応じて、当該シチュエーションでの広告コンテンツの全てが閲覧されたか否かを判定し、全てが閲覧されたと判定した場合には、対象の動画コンテンツをダウンロード可能に制御する。
例えば、情報処理装置100は、本来であればプレロール広告のみが挿入されるような動画コンテンツをユーザが閲覧しようとする場合、プレロール広告に対応する1つの広告コンテンツを表示させ、この広告コンテンツが閲覧されたか否かを判定する。
また、例えば、情報処理装置100は、本来であればプレロール広告およびミッドロール広告の組み合わせで広告コンテンツが挿入されるような動画コンテンツをユーザが閲覧しようとする場合、プレロール広告およびミッドロール広告に対応する2つの広告コンテンツを表示させ、これらの広告コンテンツが閲覧されたか否かを判定する。
〔5.ハードウェア構成〕
また、上記実施形態にかかる情報処理装置100は、例えば図10に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図10は、情報処理装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、および、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、通信網50を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、通信網50を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを、入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態にかかる情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内のデータが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを、記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信網50を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔6.その他〕
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
以上、本願の実施形態をいくつかの図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、判定部は、判定手段や判定回路に読み替えることができる。
1 情報処理システム
10 端末装置
100 情報処理装置
120 記憶部
121 動画コンテンツ記憶部
122 広告コンテンツ記憶部
123 ユーザ情報記憶部
130 制御部
131 受付部
132 受信部
133 決定部
134 表示制御部
135 判定部
136 動画制御部

Claims (22)

  1. 端末装置に表示された所定の広告コンテンツが閲覧されたか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により前記所定の広告コンテンツが閲覧されたと判定された場合に、前記端末装置に対して対象の動画コンテンツをダウンロード可能に制御する動画制御部と
    を有し、
    前記動画制御部は、前記対象の動画コンテンツに広告コンテンツが挿入される時間位置であって、広告コンテンツを挿入可能な数に応じた時間位置のうち、閲覧された前記所定の広告コンテンツの数である閲覧数に対応する時間位置までの前記対象の動画コンテンツをダウンロード可能に制御する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記対象の動画コンテンツがダウンロードされる直前に、前記所定の広告コンテンツを表示させる表示制御部をさらに有し、
    前記判定部は、前記対象の動画コンテンツがダウンロード可能に制御される直前において、前記所定の広告コンテンツが閲覧されたか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記表示制御部は、前記対象の動画コンテンツに広告コンテンツを挿入可能な数に応じた前記所定の広告コンテンツを表示させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 対象の動画コンテンツに広告コンテンツを挿入可能な数に応じた所定の広告コンテンツを端末装置に表示させる表示制御部と、
    前記所定の広告コンテンツが閲覧されたか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により前記所定の広告コンテンツが閲覧されたと判定された場合に、前記端末装置に対して前記対象の動画コンテンツをダウンロード可能に制御する処理として、前記端末装置に前記対象の動画コンテンツをダウンロードできるよう前記端末装置に対してダウンロードのためのアクセスを許可する動画制御部と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  5. 前記表示制御部は、前記対象の動画コンテンツがダウンロードされる直前に、前記所定の広告コンテンツを表示させ、
    前記判定部は、前記対象の動画コンテンツがダウンロード可能に制御される直前において、前記所定の広告コンテンツが閲覧されたか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記判定部は、少なくとも1以上の前記所定の広告コンテンツのうち、全ての数の広告コンテンツが閲覧されたか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  7. 前記判定部は、前記対象の動画コンテンツに広告コンテンツを挿入可能な数に応じた前記所定の広告コンテンツのうち、全ての数の広告コンテンツが閲覧されたか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記判定部は、前記所定の広告コンテンツが再生時間の最後まで閲覧されたか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  9. 前記動画制御部は、前記判定部により前記所定の広告コンテンツが閲覧されたと判定された場合に、閲覧された前記所定の広告コンテンツの数である閲覧数に基づいて、前記対象の動画コンテンツをダウンロード可能に制御する
    ことを特徴とする請求項4〜8のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  10. 前記動画制御部は、前記対象の動画コンテンツに広告コンテンツが挿入される時間位置であって、広告コンテンツを挿入可能な数に応じた時間位置のうち、前記閲覧数に対応する時間位置までの前記対象の動画コンテンツをダウンロード可能に制御する
    ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記動画制御部は、前記判定部により前記所定の広告コンテンツが閲覧されたと判定された場合に、前記所定の広告コンテンツの再生時間うち、前記所定の広告コンテンツが閲覧された分の再生時間に基づいて、前記対象の動画コンテンツをダウンロード可能に制御する
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  12. 前記動画制御部は、前記所定の広告コンテンツの再生時間に対する、前記所定の広告コンテンツが閲覧された分の再生時間の割合に基づいて、前記対象の動画コンテンツをダウンロード可能に制御する
    ことを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記動画制御部は、前記対象の動画コンテンツの再生時間うち、前記割合に対応する再生時間分の動画コンテンツをダウンロード可能に制御する
    ことを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記動画制御部は、前記対象の動画コンテンツをダウンロード可能に制御する処理として、前記対象の動画コンテンツをダウンロードするための操作ボタンを有効化する
    ことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  15. 前記所定の広告コンテンツとして、端末装置に表示される表示対象の広告コンテンツを決定する決定部をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1〜14のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  16. 前記決定部は、前記対象の動画コンテンツに対応付けられるターゲティング条件に基づいて、前記表示対象の広告コンテンツを決定する
    ことを特徴とする請求項15に記載の情報処理装置。
  17. 前記決定部は、前記対象の動画コンテンツに対応付けられるカテゴリに基づいて、前記表示対象の広告コンテンツを決定する
    ことを特徴とする請求項15または16に記載の情報処理装置。
  18. 前記決定部は、前記対象の動画コンテンツが表示されるよりも前に、前記表示対象の広告コンテンツが表示される際の表示順を決定する
    ことを特徴とする請求項15〜17のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  19. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    端末装置に表示された所定の広告コンテンツが閲覧されたか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程により前記所定の広告コンテンツが閲覧されたと判定された場合に、前記端末装置に対して対象の動画コンテンツをダウンロード可能に制御する動画制御工程と
    を含み、
    前記動画制御工程は、前記対象の動画コンテンツに広告コンテンツが挿入される時間位置であって、広告コンテンツを挿入可能な数に応じた時間位置のうち、閲覧された前記所定の広告コンテンツの数である閲覧数に対応する時間位置までの前記対象の動画コンテンツをダウンロード可能に制御する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  20. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    対象の動画コンテンツに広告コンテンツを挿入可能な数に応じた所定の広告コンテンツを端末装置に表示させる表示制御工程と、
    前記所定の広告コンテンツが閲覧されたか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程により前記所定の広告コンテンツが閲覧されたと判定された場合に、前記端末装置に対して前記対象の動画コンテンツをダウンロード可能に制御する処理として、前記端末装置に前記対象の動画コンテンツをダウンロードできるよう前記端末装置に対してダウンロードのためのアクセスを許可する動画制御工程と
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  21. 端末装置に表示された所定の広告コンテンツが閲覧されたか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順により前記所定の広告コンテンツが閲覧されたと判定された場合に、前記端末装置に対して対象の動画コンテンツをダウンロード可能に制御する動画制御手順と
    をコンピュータに実行させ、
    前記動画制御手順は、前記対象の動画コンテンツに広告コンテンツが挿入される時間位置であって、広告コンテンツを挿入可能な数に応じた時間位置のうち、閲覧された前記所定の広告コンテンツの数である閲覧数に対応する時間位置までの前記対象の動画コンテンツをダウンロード可能に制御する
    ことを特徴とする情報処理プログラム。
  22. 対象の動画コンテンツに広告コンテンツを挿入可能な数に応じた所定の広告コンテンツを端末装置に表示させる表示制御手順と、
    前記所定の広告コンテンツが閲覧されたか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順により前記所定の広告コンテンツが閲覧されたと判定された場合に、前記端末装置に対して前記対象の動画コンテンツをダウンロード可能に制御する処理として、前記端末装置に前記対象の動画コンテンツをダウンロードできるよう前記端末装置に対してダウンロードのためのアクセスを許可する動画制御手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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