JP6012229B2 - 回転機械のテレメータ計測システム - Google Patents

回転機械のテレメータ計測システム Download PDF

Info

Publication number
JP6012229B2
JP6012229B2 JP2012086884A JP2012086884A JP6012229B2 JP 6012229 B2 JP6012229 B2 JP 6012229B2 JP 2012086884 A JP2012086884 A JP 2012086884A JP 2012086884 A JP2012086884 A JP 2012086884A JP 6012229 B2 JP6012229 B2 JP 6012229B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
coil
power transmission
secondary battery
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012086884A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013218439A (ja
Inventor
航 釘宮
航 釘宮
眞 新井
眞 新井
大山 宏治
宏治 大山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Hitachi Power Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Hitachi Power Systems Ltd filed Critical Mitsubishi Hitachi Power Systems Ltd
Priority to JP2012086884A priority Critical patent/JP6012229B2/ja
Publication of JP2013218439A publication Critical patent/JP2013218439A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6012229B2 publication Critical patent/JP6012229B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)

Description

本発明は、蒸気タービンまたはガスタービン等の動翼を有する回転機械において、動翼に発生する振動応力の計測等に際して用いられる回転機械のテレメータ計測システムに関するものである。
一般的な蒸気タービンは、ケーシングに回転軸であるロータが回転自在に支持され、このロータの外周部に動翼が設けられると共に、ケーシングに静翼が設けられ、蒸気通路にこの動翼と静翼が交互に複数配設されて構成されている。従って、この動翼及び静翼を流れる蒸気により、動翼を介してロータが回転駆動することができる。
このような蒸気タービン等の回転機械において、動翼に発生する振動応力を計測する場合には、動翼に歪みゲージなどのセンサを貼り付け、テレメータ送信機を用いて回転側の信号を無線で静止側のテレメータ受信機に伝達し、動翼に発生する振動応力を計測している技術がある(特許文献1及び特許文献2参照)。
特開平8−210929号公報 特開2000−137890号公報
一般的に、センサ及びテレメータ送信機が電力を必要とするため、センサ及びテレメータ送信機に電力を供給する1次電池を備えるが、1次電池は消耗するため交換が必要であり、連続計測時間は制限されてしまう。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、動翼を有する回転機械において、動翼の状態を検出する連続計測時間を延ばすことのできる回転機械のテレメータ計測システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、回転機械のテレメータ計測システムは、静止部材に回転自在に支持され、かつロータディスク及び前記ロータディスクに取り付けられる動翼を含む回転体に備えられて、前記動翼の状態を検出するセンサと、前記回転体に備えられて、前記センサの検出信号を無線情報として送信する送信部と、前記回転体に備えられて、前記センサ及び前記送信部に電力を供給する2次電池と、前記回転体に備えられて、前記2次電池を充電する電力を供給する充電手段と、前記静止部材に備えられて、前記無線情報を受信する受信部と、を含むことを特徴とする。
この回転機械のテレメータ計測システムは、2次電池が消耗しても、充電手段が2次電池を充電することで、センサ及び送信部に電力を供給する。このため、回転機械のテレメータ計測システムは、動翼の状態を検出する連続計測時間を延ばすことができる。
本発明において、前記充電手段は、前記静止部材に送電用コイルを備える送電部と、前記回転体に受電用コイルを備える受電部とを含み、前記受電部は、非接触電力電送により前記送電用コイルから前記受電用コイルに受電した電力で前記2次電池を充電することが好ましい。
回転機械の動翼は、駆動時に回転しているので、センサ及び送信部は、回転体に取り付けられている。上述した充電手段は、非接触電力伝送により、静止部材側の電力を伝送して2次電池を充電することができる。このため、回転体に電力を伝送するワイヤリングのための機構を設けることも不用となり、回転体の信頼性を高めることができる。センサ及び送信部は、受電用コイルに受電した電力を常時給電されるようにすれば、2次電池の電力と併用することで、電源の安定性を確保することができる。
本発明において、前記送電用コイル及び前記受電用コイルの配置位置は、前記回転体の回転軸から同じ距離であることが好ましい。
同じ距離を有する送電用コイル及び受電用コイルを取り付ける回転機械が増やすことにより、送電用コイル及び受電用コイルの品種を低減できることからテレメータ計測システムの都度設計が不用となり、コストを抑制することができる。
本発明において、前記送電用コイル及び前記受電用コイルは、前記回転体の回転周方向に分割され、複数の導体が巻回されていることが好ましい。
この構造により、送電用コイル及び受電用コイルは、ロータディスクの周方向に沿って延びるように巻回できるので、コイルを相対的に大きくし、送電用コイル及び受電用コイルが互いに非接触の状態で電力の伝送距離を伸ばすことができる。
本発明において、前記受電部は、電磁界共鳴による非接触電力電送により前記送電用コイルから前記受電用コイルに受電した電力で前記2次電池を充電することが好ましい。
これにより、送電用コイル及び受電用コイルが互いに非接触の状態で電力の伝送距離を伸ばすことができる。
本発明において、前記充電手段は、光を発光する発光素子を前記静止部材に備える送電部と、前記光を受け電力を発生するフォトダイオードを前記回転体に備える受電部とを含み、前記受電部は、前記フォトダイオードが発生する電力で前記2次電池を充電することが好ましい。
回転機械の動翼は、駆動時に回転しているので、センサ及び送信部は、回転体に取り付けられている。上述した充電手段は、光を介して静止部材側の電力を伝送して2次電池を充電することができる。このため、回転体に電力を伝送するワイヤリングのための機構を設けることも不用となり、回転体の信頼性を高めることができる。センサ及び送信部は、フォトダイオードが発電した電力を常時給電されるようにすれば、2次電池の電力と併用することで、電源の安定性を確保できる。
本発明において、前記充電手段は、前記回転体の熱を受け電力を発生する熱電変換素子を前記回転体に備える受電部を含み、前記受電部は、前記熱電変換素子が発生する電力で前記2次電池を充電することが好ましい。
回転機械の動翼は、駆動時に回転しているので、センサ及び送信部は、回転体に取り付けられている。静止側からの給電を受けずに、充電手段は、熱電変換素子が回転体の周囲の熱を受け発電し、熱電変換素子が発生する電力で2次電池を充電する。このため、回転体に電力を伝送するワイヤリングのための機構を設けることも不用となり、回転体の信頼性を高めることができる。センサ及び送信部は、熱電変換素子が発電した電力を常時給電されるようにすれば、2次電池の電力と併用することで、電源の安定性を確保できる。
本発明によれば、動翼を有する回転機械において、動翼の状態を検出する連続計測時間を延ばすことのできる回転機械のテレメータ計測システムを提供することができる。
図1は、蒸気タービンの概略構成図である。 図2は、実施形態1に係るテレメータ計測システムを説明する説明図である。 図3は、図2の部分拡大図である。 図4は、実施形態1に係るテレメータ計測システムの構成を示すブロック図である。 図5は、送電用コイルまたは受電用コイルの概略構成図である。 図6は、実施形態1の変形例に係るテレメータ計測システムの構成を示すブロック図である。 図7は、実施形態2に係るテレメータ計測システムを説明する説明図である。 図8は、実施形態2に係るテレメータ計測システムの構成を示すブロック図である。 図9は、実施形態3に係るテレメータ計測システムを説明する説明図である。 図10は、実施形態3に係るテレメータ計測システムの構成を示すブロック図である。 図11は、実施形態3の熱電変換素子の構成を示す構成図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る蒸気タービンを表す概略構成図である。実施形態1では、回転機械として、蒸気タービンを例に挙げて説明する。
実施形態1の蒸気タービン10において、図1に示すように、静止部材であるケーシング11は、中空形状をなし、回転体としてのロータ12が複数の軸受13により回転自在に支持されている。このロータ12は、ケーシング11の内部において、外周部にロータディスク14を介して動翼15が固定されている。この場合、動翼15は、ロータ12における軸方向に所定間隔で複数段にわたって設けられている。また、ケーシング11は、この複数段の動翼15の間に位置して、複数段の静翼16が固定されている。そして、ケーシング11は、この動翼15及び静翼16が配設される通路に蒸気通路17が形成されており、蒸気供給口18と蒸気排出口19が設けられ、蒸気通路17に連通している。
従って、蒸気がこの蒸気供給口18から蒸気通路17に供給されると、この蒸気が複数の動翼15と静翼16を通過することで、各動翼15を介してロータ12が駆動回転し、このロータ12に連結された図示しない発電機を駆動する一方、動翼15を駆動した蒸気は、排気ディフューザ(図示略)で静圧に変換されてから蒸気排出口19から大気に放出される。
図2は、実施形態1のテレメータ計測システムを説明する説明図である。図3は、図2の部分拡大図である。図4は、実施形態1に係るテレメータ計測システムの構成を示すブロック図である。上述した蒸気タービン10のような回転機械において、動翼15に発生する振動応力を計測する場合には、動翼15に歪みゲージ等の動翼の状態を検出するセンサ40を貼り付け、テレメータ計測システム1を用いて、ロータ12側におけるセンサ40の信号を無線情報として静止部材16A側の制御部8に伝達し、例えば、動翼15に発生する振動応力を計測している。図2に示すように、静止部材16Aは、動翼15を備えるロータ12の近傍に、ロータ12と非接触で位置して、上述したケーシング11の一部として位置している。
図2、図3及び図4に示すように、テレメータ計測システム1は、センサ40と、送信部2と、送信アンテナ3と、2次電池4と、充電手段5と、受信部6と、受信アンテナ7と、制御部8と、を含む。センサ40は、動翼15に貼り付けられた歪みゲージであり、配線isは、センサ40が検出した動翼15の振動応力に応じた検出信号を送信部2に伝達する。センサ40は、動翼15に貼り付けられた熱電対であってもよい。
送信部2は、センサ40の検出信号を無線情報iwとする。そして、送信部2は、受信部6に送信アンテナ3を介して無線情報iwを送信するテレメータ発信機である。受信部6は、受信アンテナ7を介して受信するテレメータ受信機であり、無線情報iwを制御部8に送出する。上述したセンサ40及び送信部2には、2次電池4の電力が電力線Pwを介して供給されている。
制御部8は、CPU(Central Processing Unit)を中心とするマイクロプロセッサと、このCPUの他に、処理プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)と、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)と、記憶手段となる記憶装置とを含む。制御部8は、無線情報iwに含まれるセンサ40の検出信号を抽出し、記憶手段に記憶する。制御部8は、表示手段8Aを備えることが好ましく、表示手段8Aがセンサ40の検出信号を表示する。
実施形態1に係る充電手段5は、図2に示す静止部材16Aに送電用コイルL1を備える送電部52と、ロータ12に受電用コイルL2を備える受電部51と、電源53とを含む。送電部52は、上述した制御部8に制御されている。図4に示すように、送電用コイルL1及び受電用コイルL2は、電磁誘導により非接触で電力を伝送する非接触電力伝送手段54を構成する。
図5は、送電用コイルまたは受電用コイルの概略構成図である。図2及び図3に示すように、送電用コイルL1及び受電用コイルL2は、ロータディスク14の側面及び、静止部材16Aにそれぞれ配置され、送電用コイルL1及び受電用コイルL2が対向して配置されている。
送電用コイルL1及び受電用コイルL2の配置位置は、図3に示すように、ロータディスク14の回転軸Zrから同じ距離r1であり、図4に示すように、回転軸Zrと平行な方向からみて、周方向に延び、回転軸Zrを囲むように配置されている。距離r1は、多様な回転機械のロータディスク14の径に対応可能な半径位置を選択することがより好ましい。このため、同じ距離r1を有する送電用コイルL1及び受電用コイルL2を取り付ける回転機械が増やすことにより、送電用コイルL1及び受電用コイルL2の品種を低減できることから、テレメータ計測システム1の都度設計が不用となり、コストを抑制することができる。
図3に示すように、送信部2及び2次電池4は、バランスホール14aの内部に配置されていることが好ましい。バランスホール14aは、上述した距離r1と異なる半径の距離r2にあるロータディスク14の凹部である。バランスホール14aは、ロータ12の回転振動を抑制する錘を配置可能な凹部であるが、この凹部に送信部2及び2次電池4を配置することで、送信部2及び2次電池4がロータディスク14の端部に突出することを抑制することができる。そして、送信部2及び2次電池4がバランスホール14aの内部に配置されている場合、ロータ12の回転により送信部2及び2次電池4が故障する可能性を抑制することができる。
図5に示すように、送電用コイルL1及び受電用コイルL2は、ロータディスク14の周方向に分割され、複数の導体57が磁性体のコア56に巻回されている。送電用コイルL1及び受電用コイルL2は、例えば、コイル半体55Aと、コイル半体55Bとが、回転軸Zrを囲むように配置されている。このため、送電用コイルL1及び受電用コイルL2は、ロータ12の回転軸Zrの周囲に設置が容易である。送電用コイルL1及び受電用コイルL2は、ロータディスク14の周方向に沿って延びるように巻回できるので、コイルを相対的に大きくし、電力の伝送距離を伸ばすことができる。
図4に示すように、制御部8の制御指令に基づいて、送電部52が、電源53の電力を送電線PAより受け、送電用コイルL1に電流を流す。送電用コイルL1の周囲に磁界が生じ、受電用コイルL2を貫く磁束に変化を与える電磁誘導が生じ、受電用コイルL2に電流が流れる。このように、非接触電力伝送手段54は、送電用コイルL1から受ける起電力により受電用コイルL2が受電する。受電部51は、充電回路を備えており、受電用コイルL2が受電した電力を配線Pcに送り2次電池4を充電する。
回転機械である蒸気タービン10の動翼15は、駆動時に回転しているので、センサ40及び送信部2は、ロータ12に取り付けられている。上述した充電手段5は、非接触電力伝送により、静止部材16Aの電力を伝送して2次電池4を充電することができる。このため、ロータ12に電力を伝送するワイヤリングのための機構を設けることも不用となり、ロータ12の信頼性を高めることができる。センサ40及び送信部2は、受電用コイルL2に受電した電力を常時給電されるようにすれば、2次電池4の電力と併用することで、電源の安定性を確保することができる。
以上説明したように、実施形態1に係るテレメータ計測システム1は、センサ40と、送信部2と、2次電池4と、充電手段5と、受信部6と、を含む。センサ40は、動翼15の状態を検出する。送信部2は、センサ40の検出信号を無線情報iwとして送信する。2次電池4は、センサ40及び送信部2に電力を供給する。充電手段5は、2次電池4を充電する電力を供給する。受信部6は、静止部材16Aに備えられ、無線情報iwを受信する。この回転機械のテレメータ計測システム1は、2次電池4が消耗しても、充電手段5が2次電池を充電することで、センサ40及び送信部2に電力を供給する。このため、回転機械のテレメータ計測システム1は、動翼15の状態を検出する連続計測時間を延ばすことができる。
(変形例)
図6は、実施形態1の変形例に係るテレメータ計測システムの構成を示すブロック図である。上述した実施形態1と同じ構成要素には同一の符号を付して、重複する説明は省略する。実施形態1の変形例に係るテレメータ計測システム1Aは、非接触電力伝送手段54Aが電磁界共鳴による非接触電力電送を行う。
実施形態1の変形例に係る充電手段5は、図2に示す静止部材16Aに送電用コイルL1A及びコンデンサC1を備える送電部52と、ロータ12に受電用コイルL2A及びコンデンサC2を備える受電部51と、電源53とを含む。図6に示すように、送電用コイルL1A、コンデンサC1、受電用コイルL2A及びコンデンサC2は、磁気共鳴により非接触で電力を伝送する非接触電力伝送手段54Aを構成する。
制御部8の制御指令に基づいて、送電部52が、電源53の電力を送電線PAより受け、送電用コイルL1A及びコンデンサC1が周囲の磁場を振動させる。送電用コイルL1A及びC1の周囲の磁場の振動と共振周波数が同じ受電用コイルL2A及びコンデンサC2は、共鳴し受電用コイルL2Aに電流が流れる。このように、非接触電力伝送手段54は、送電用コイルL1A及びコンデンサC1を含む共振回路と、受電用コイルL2A及びコンデンサC2を含む共振回路との共振周波数が同じであるため、電磁界共鳴により、受電用コイルL2Aが受電する。受電部51は、受電用コイルL2Aが受電した電力を配線Pcに送り2次電池4を充電する。
受電部51は、電磁界共鳴による非接触電力電送により送電用コイルL1Aから受電用コイルにL2Aに受電した電力で2次電池4を充電する。これにより、送電用コイルL1A及び受電用コイルL2Aが互いに非接触の状態で電力の伝送距離を伸ばすことができる。例えば、実施形態1の変形例に係る充電手段5は、実施形態1に係る充電手段5に比較して、伝送距離を長くすることができる。
(実施形態2)
図7は、実施形態2に係るテレメータ計測システムを説明する説明図である。図8は、実施形態2に係るテレメータ計測システムの構成を示すブロック図である。上述した実施形態1と同じ構成要素には同一の符号を付して、重複する説明は省略する。実施形態2に係るテレメータ計測システム1Bは、受電部51が光によりフォトダイオード51aが発生する電力で2次電池4を充電する。
実施形態2に係る充電手段5は、図7に示す静止部材16Aに光を発光する発光素子52aを備える送電部52と、ロータ12に光を受け電力を発生するフォトダイオード51aを備える受電部51と、電源53とを含む。送電部52は、上述した制御部8に制御されている。発光素子52aは、例えば発光ダイオードである。
図7に示すように、発光素子52a及びフォトダイオード51aは、ロータディスク14の外周面及び、静止部材16Aにそれぞれ配置され、発光素子52a及びフォトダイオード51aが対向して配置されている。発光素子52a及びフォトダイオード51aは、ロータディスク14の側面及び、静止部材16Aにそれぞれ配置され、発光素子52a及びフォトダイオード51aが対向して配置されていてもよい。
図8に示すように、制御部8の制御指令に基づいて、送電部52が、電源53の電力を送電線PAより受け、発光素子52aに電流を流す。発光素子52aの周囲に光が生じ、この光を受光したフォトダイオード51aには、電流が流れる。このように、実施形態2に係るテレメータ計測システム1Bは、発光素子52aが発光する光によりフォトダイオード51a発電し、受電部51が受電する。受電部51は、フォトダイオード51aが発電した電力を配線Pcに送り2次電池4を充電する。
実施形態2に係る充電手段5は、光を発光する発光素子52aを静止部材16Aに備える送電部52と、発光素子52aの光を受け電力を発生するフォトダイオード51aをロータ12に備える受電部51とを含み、受電部51は、フォトダイオード51aが発生する電力で2次電池4を充電する。
実施形態2に係る充電手段5は、光を介して静止部材16A側の電力を伝送して2次電池4を充電することができる。このため、ロータ12に電力を伝送するワイヤリングのための機構を設けることも不用となり、ロータ12の信頼性を高めることができる。センサ40及び送信部2は、フォトダイオード51aが発電した電力を常時給電されるようにすれば、2次電池4の電力と併用することで、電源の安定性を確保できる。
(実施形態3)
図9は、実施形態3に係るテレメータ計測システムを説明する説明図である。図10は、実施形態3に係るテレメータ計測システムの構成を示すブロック図である。図11は、実施形態3の熱電変換素子の構成を示す構成図である。上述した実施形態1と同じ構成要素には同一の符号を付して、重複する説明は省略する。実施形態3に係るテレメータ計測システム1Cは、熱電変換素子51bが発生する電力で2次電池4を充電する。
図9及び図10に示すように、実施形態3に係る充電手段5は、ロータ12周囲の熱を受け電力を発生する熱電変換素子51bを備える受電部51をロータ12に含む。この構造により、ロータ12の外部の電源53の電力が不用となる。
図11に示すように、熱電変換素子51bは、熱伝導率の小さいn型半導体であるn型熱電変換部91と、p型半導体であるp型熱電変換部92とを備える。このn型熱電変換部91及びp型熱電変換部92は、熱電変換材料から構成される。並置されたn型熱電変換部91とp型熱電変換部92の上端面には、2つの熱電変換部91、92に共通な電極93が接続される。一方、n型熱電変換部91とp型熱電変換部92との下端面には、それぞれ独立した電極94a、94bが接続される。
図9に示す動翼15を駆動した蒸気の熱は、熱電変換素子51bの電極93を加熱する。図11に示す熱電変換素子51bは、電極93が加熱される場合、電極93と電極94a、94bとの間で、熱励起されたキャリアによってp型熱電変換部92がn型熱電変換部91よりも高電位になる。電極94a、94b間に負荷となる受電部51が接続されていると、p型熱電変換部92からn型熱電変換部91側へ電流が流れる。
実施形態3に係る充電手段5は、ロータ12の熱を受け電力を発生する熱電変換素子51bをロータ12に備える受電部51を含み、受電部51は、熱電変換素子51bが発生する電力で2次電池4を充電する。
図10に示すように、実施形態3に係るテレメータ計測システム1Cは、熱電変換素子51bがロータ12の周囲の熱を受け発電し、受電部51が受電する。受電部51は、熱電変換素子51bが発電した電力を配線Pcに送り2次電池4を充電する。実施形態3に係るテレメータ計測システム1Cは、蒸気タービン10の排熱を利用して、2次電池4を充電するため、エネルギー効率を高めることができる。このため、ロータ12に電力を伝送するワイヤリングのための機構を設けることも不用となり、ロータ12の信頼性を高めることができる。センサ40及び送信部2は、熱電変換素子51bが発電した電力を常時給電されるようにすれば、2次電池4の電力と併用することで、電源の安定性を確保できる。
また、上述した各実施形態では、テレメータ計測システム1、1A、1B、1Cを蒸気タービン10に適用して説明したが、ロータディスク及び前記ロータディスクに取り付けられる動翼を含む回転体を備えた、ガスタービン、圧縮機、ガスタービン及び蒸気タービンを組み合わせた複合発電システムなどの回転機械にも適用することができる。
1、1A、1B、1C テレメータ計測システム
2 送信部
3 送信アンテナ
4 2次電池
5 充電手段
6 受信部
7 受信アンテナ
8 制御部
8A 表示手段
10 蒸気タービン
11 ケーシング
12 ロータ
14 ロータディスク
14a バランスホール
15 動翼
16 静翼
16A 静止部材
17 蒸気通路
18 蒸気供給口
19 蒸気排出口
40 センサ
51 受電部
51a フォトダイオード
51b 熱電変換素子
52 送電部
52a 発光素子
53 電源
54、54A 非接触電力伝送手段
55A、55B コイル半体
56 コア
57 導体
91 n型熱電変換部
92 p型熱電変換部
93、94a、94b 電極
C1、C2 コンデンサ
L1、L1A 送電用コイル
L2、L2A 受電用コイル
Zr 回転軸

Claims (5)

  1. 静止部材に回転自在に支持され、かつロータディスク及び前記ロータディスクに取り付けられる動翼を含む回転体に備えられて、前記動翼の状態を検出するセンサと、
    前記ロータディスクに備えられて、前記センサの検出信号を無線情報として送信する送信部と、
    前記ロータディスクに備えられて、前記センサ及び前記送信部に電力を供給する2次電池と、
    記2次電池を充電する電力を供給する充電手段と、
    前記静止部材に備えられて、前記無線情報を受信する受信部と、
    を含み、
    前記充電手段は、前記静止部材に送電用コイルを備える送電部と、前記回転体のロータディスクに受電用コイルを備える受電部とを含み、
    前記送電用コイル及び前記受電用コイルは、前記回転体の軸方向に対向配置され、前記送電用コイル及び前記受電用コイルの配置位置は、前記回転体の回転軸から同じ距離であり、
    前記受電部は、非接触電力電送により前記送電用コイルから前記受電用コイルに受電した電力で前記2次電池を充電することを特徴とする回転機械のテレメータ計測システム。
  2. 前記送信部及び前記2次電池は、前記ロータディスクのバランスホールの内部に配置され、前記バランスホールの位置が前記受電用コイルの位置よりも、前記回転体の回転軸からの距離が大きい、請求項1に記載の回転機械のテレメータ計測システム。
  3. 前記送電用コイル及び前記受電用コイルは、前記回転体の回転周方向に分割され、複数の導体が巻回されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転機械のテレメータ計測システム。
  4. 前記送電用コイル及び前記受電用コイルは、複数の磁性体コアのそれぞれに巻回され、複数の磁性体コアのうち、一組の磁性体コアが前記回転軸を囲むように配置されている請求項3に記載の回転機械のテレメータ計測システム。
  5. 前記受電部は、電磁界共鳴による非接触電力電送により前記送電用コイルから前記受電用コイルに受電した電力で前記2次電池を充電することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の回転機械のテレメータ計測システム。
JP2012086884A 2012-04-05 2012-04-05 回転機械のテレメータ計測システム Active JP6012229B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012086884A JP6012229B2 (ja) 2012-04-05 2012-04-05 回転機械のテレメータ計測システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012086884A JP6012229B2 (ja) 2012-04-05 2012-04-05 回転機械のテレメータ計測システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013218439A JP2013218439A (ja) 2013-10-24
JP6012229B2 true JP6012229B2 (ja) 2016-10-25

Family

ID=49590481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012086884A Active JP6012229B2 (ja) 2012-04-05 2012-04-05 回転機械のテレメータ計測システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6012229B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10784724B2 (en) 2016-05-16 2020-09-22 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Wireless power supply device, telemetric measuring system, rotating machine, system for supplying power wirelessly to rotating body, and turbine system

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6961447B2 (ja) * 2017-10-03 2021-11-05 旭ファイバーグラス株式会社 真空断熱材
JP2023011278A (ja) 2021-07-12 2023-01-24 トヨタ自動車株式会社 アンテナ、テレメータ装置およびテレメータ計測システム

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08210929A (ja) * 1995-02-07 1996-08-20 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 回転体の応力計測装置
JP3615950B2 (ja) * 1998-10-30 2005-02-02 三菱重工業株式会社 回転体の配線装置
JP2005141439A (ja) * 2003-11-06 2005-06-02 Hitachi Ltd 運転監視システム及びセンサ
JP2007200081A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Oki Electric Ind Co Ltd データ伝送方法及びそれを用いたセンサシステム
JP4849898B2 (ja) * 2006-01-30 2012-01-11 オンセミコンダクター・トレーディング・リミテッド タイヤ圧力検知システム及びタイヤ圧力検知装置
JP2009015626A (ja) * 2007-07-05 2009-01-22 Nsk Ltd センサ付軸受装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10784724B2 (en) 2016-05-16 2020-09-22 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Wireless power supply device, telemetric measuring system, rotating machine, system for supplying power wirelessly to rotating body, and turbine system

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013218439A (ja) 2013-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2449454C2 (ru) Способ и устройство для текущего контроля вращающихся машин
US11177726B2 (en) System and apparatus for axial field rotary energy device
CN102985641B (zh) 用于测量和调整在机器的定子和转子之间的间隙的方法
WO2015032449A1 (en) Bearing assembly including a sensor roller
KR101925102B1 (ko) 수중펌프의 회전자 온도측정장치
JP6012229B2 (ja) 回転機械のテレメータ計測システム
US20170363484A1 (en) Rotating device
CN104321548A (zh) 用于确定轴承运行特性的模块
CN102946178B (zh) 一种在旋转机械上为测量传感器供电的自供电装置
JP5983854B2 (ja) 回転電機
CN102782458B (zh) 具有能量转换器的轴承电流传感器装置
JP4198817B2 (ja) タイヤ内部状態測定器
WO2015032445A1 (en) Sensor roller and bearing assembly
CN105103417B (zh) 测试旋转电机的转子的棒形绕组的方法
WO2019147404A1 (en) Powering generator instrumentation via magnetic induction
JP5286011B2 (ja) 回転電機
KR101187254B1 (ko) 비접촉식 축동력 측정장치
JP5962265B2 (ja) 電動機及び搬送装置
US10281443B2 (en) Gas detection device
WO2024195170A1 (ja) 温度測定システム
JP2008262797A (ja) 電源装置付熱処理ローラ
JP2004023904A (ja) タイヤ電源供給装置
JP2023503474A (ja) 軸受装置
CN206135683U (zh) 一种电磁自激发电机
KR102535724B1 (ko) 발전기의 여자기용 공극감지장치

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20150206

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150219

A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20150219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160126

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160325

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160823

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160920

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6012229

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350