JP6011522B2 - 運転支援装置 - Google Patents
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Description
上記課題を解決する運転支援装置は、自車両のヨーレートを取得する自車両ヨーレート取得部と、自車両と進行方向が同じであって自車両の前方を走行する前方車両のヨーレートを取得する前方車両ヨーレート取得部と、自車両のヨーレート及び前記前方車両のヨーレートの大きさを比較する比較部と、自車両のヨーレート及び前記前方車両のヨーレートの大きさの比較結果に基づき、前記前方車両が、自車走行車線と進行方向が同じ車線であって自車走行車線に隣接する外側隣接車線及び内側隣接車線のうちいずれを走行しているかを判定する判定部と、前記自車走行車線に前方車両がなく、前記外側隣接車線を走行する外側前方車両及び前記内側隣接車線を走行する内側前方車両が存在する場合に、自車両の目標ヨーレートを、前記外側前方車両のヨーレート及び前記内側前方車両のヨーレートの平均値に設定する目標ヨーレート設定部と、自車両のヨーレートを前記目標ヨーレートに近づけるように自車両の操舵を支援する操舵支援部と、を備える。
図1に示すように、本実施の形態の運転支援装置10は、車両に搭載されたマイクロコンピュータ等を含んで構成される装置であって、ヨーレートセンサ13、車速センサ14、及び前方車両情報検出部15から各種信号を受信可能に接続されている。
An_θ=cos-1{(An−1_v)・(An_v)/|An−1_v||An_v|}…(1)
なお、この段階で旋回半径が「0」である場合には、前方車両101のヨーレートAn_yawを「0」とする。
An_R={(An_v)−(An−1_v)}/An_θ・・・(2)
さらに演算回数(n)における旋回半径An_Rと前方車両速度An_vから、前方車両のヨーレートAn_yawを算出する。
An_yaw=An_v/An_R・・・(3)
認識処理部11は、各前方車両(m)毎に、ヨーレートAn_yaw(1),An_yaw(2)・・・An_yaw(m)を算出する。算出したヨーレートAn_yaw(m)は、追従走行制御部12に出力する。
図1に示すように、追従走行制御部12は、通信線30を介して、動力制御部20、ステアリング制御部21、及び制動制御部22に接続されている。動力制御部20は、自車両の動力源を制御する。エンジンを動力源とする場合にはエンジンを制御し、モータを動力源として搭載している場合にはモータを制御する。ステアリング制御部21は、運転支援装置10からの要求に基づき、ステアリングアクチュエータ23を駆動する。また制動制御部22は、運転支援装置10からの要求に基づき、ブレーキアクチュエータ24を駆動して、車輪に制動力を付与する。なお、制動制御部22は、操舵支援が行われている間、ブレーキストロークセンサ25からの検出信号に基づき、ブレーキペダルが操作されたことを検知した場合にも、車輪に制動力を付与する。
図3に示すように、運転支援装置10の認識処理部11は、支援が開始されると、演算回数nをインクリメントして「1」とする(ステップS1)。なお、演算回数nは、初期値は「0」に設定されている。また、認識処理部11は、前方車両情報検出部15から検出信号を入力して、前方車両検出処理を行う(ステップS2)。本実施の形態では、車載カメラ17から入力した画像データに対する画像処理、レーダセンサ16から入力した検出信号に基づく前方車両の相対距離及び相対方向の演算を行う。
また認識処理部11は、前方車両(m)毎に、前方車両(m)の速度An_v(m)を算出し、この速度An_v(m)を用いて、上述した手法で前方車両のヨーレートAn_yaw(m)を算出する(ステップS6)。
図4及び図5に従って、その前方車両の分類処理について説明する。
図3に示すように、前方車両の分類の処理を終了すると、認識処理部11は、目標ヨーレートの設定を行う(ステップS8)。
認識処理部11は、前方車両の分類で演算したα車群のカウント台数iが0台を超えるか否か、即ち1台以上であるか否かを判断する(ステップS41)。カウント台数iが0台を超える場合には(ステップS41:YES)、全てのα車群の前方車両と自車両との相対距離Lを取得する(ステップS42)。また、認識処理部11は、各相対距離Lのうち、自車両から最も小さい相対距離Lの位置にある前方車両(m)を特定し(ステップ43)、自車両100を追従させる対象となる追従車両Tmを、その特定された前方車両とする(ステップS44)。そして自車両の目標ヨーレートTarget_yawを、その特定された前方車両のヨーレートCi_yaw(m)とする(ステップS45)。即ち、α車群の前方車両が存在する場合には、自車両に最も近い前方車両のヨーレートCi_yawを目標ヨーレートTarget_yawとする。
(1)自車両が道路のカーブ区間を走行する際、自車走行車線に前方車両が存在しない場合であっても、隣接車線を走行する外側前方車両及び内側前方車両の両方が存在すれば、外側前方車両のヨーレート及び内側前方車両のヨーレートを平均した値を、自車両の目標ヨーレートとして設定することができる。従って、隣接車線の他車両の走行に基づいて自車両の操舵を支援する場合であれ、自車両の旋回半径と自車走行車線の曲率半径とのずれの発生が抑制される。
なお、上記各実施の形態は、以下のような形態をもって実施することもできる。
・認識処理部11は、画像処理によって前方車両の台数を認識するとしたが、レーダセンサからの検出信号の受信パターンから前方車両の台数を認識してもよい。
・上記したステップS47、ステップS48では、各車群の車両のヨーレートの算術平均ではなく、中央値又は最頻値を算出してもよい。
Claims (1)
- 自車両のヨーレートを取得する自車両ヨーレート取得部と、
自車両と進行方向が同じであって自車両の前方を走行する前方車両のヨーレートを取得する前方車両ヨーレート取得部と、
自車両のヨーレート及び前記前方車両のヨーレートの大きさを比較する比較部と、
自車両のヨーレート及び前記前方車両のヨーレートの大きさの比較結果に基づき、前記前方車両が、自車走行車線と進行方向が同じ車線であって自車走行車線に隣接する外側隣接車線及び内側隣接車線のうちいずれを走行しているかを判定する判定部と、
前記自車走行車線に前方車両がなく、前記外側隣接車線を走行する外側前方車両及び前記内側隣接車線を走行する内側前方車両が存在する場合に、自車両の目標ヨーレートを、前記外側前方車両のヨーレート及び前記内側前方車両のヨーレートの平均値に設定する目標ヨーレート設定部と、
自車両のヨーレートを前記目標ヨーレートに近づけるように自車両の操舵を支援する操舵支援部と、を備える運転支援装置。
Priority Applications (1)
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JP2013266674A JP6011522B2 (ja) | 2013-12-25 | 2013-12-25 | 運転支援装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013266674A JP6011522B2 (ja) | 2013-12-25 | 2013-12-25 | 運転支援装置 |
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Family
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Family Applications (1)
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