JP6010785B2 - 取付具 - Google Patents
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Description
そして、端子仮止め部(2B)は、取付対象体(60)に取り付けられた状態においては、取付穴(61)の内周面(61A)に接触するので、端子仮止め部(2B)を介して取付対象体(60)との導通を確保しながら、挿入部(2)を取付穴(61)に固定することができる。
そして、アウトリガー部(3)は、その板面より取付対象体(60)側に曲率中心が存在するように湾曲しているので、エッジ部(3C)を強く取付対象体(60)の表面に押し当てることができるので、確実に皮膜を除去することができる。
このとき仮に、第2端子押圧部(4B)の延び方向先端側に第2湾曲部(41B)が設けられていない場合には、第1端子押圧部(4A)及び第2端子押圧部(4B)のうちいずれか一方の先端が他方に食い込んでしまう可能性が高い。そして、いずれか一方の先端が他方に食い込んでしまうと、一対の板面(2A)を十分に近接変位させることができないので、取付具を取り外すことが難しい。
(第1実施形態)
なお、図1は取付具1の正面図である。図2は取付具1の左側面図である。図3は取付具1の右側面図である。図4は取付具1の上面図である。図5は取付具1の下面図である。図6は取付具1の背面図である。図7は図2のA−A断面図である。図8、9は取付具1の斜視図である。
圧着端子50には、ハンダ付け又はカシメ等の固定方法により、図示されていないリード線やアース線等の電気線が固定されている。
取付具1は、図8又は図9に示すように、挿入部2、アウトリガー部3及び端子押圧部4等を有して構成されている。そして、挿入部2〜押圧部4等は、1枚の金属板にプレス加工を施すことにより一体成形されている。なお、本実施形態に係る取付具1は、ステンレス等の弾性(バネ性)を有する金属製である。
挿入部2は、図15に示すように、取付対象体60に取り付けられた状態において、開口部51を貫通して取付穴61に至る部位である。そして、挿入部2は、図10に示すように、互いに対向する一対の板面2A、及び当該一対の板面2Aを連結する連結部2Dを有している。
アウトリガー部3は、図13に示すように、取付具1のうち挿入部2の挿入方向後退側に設けられている。そして、アウトリガー部3は、取付具1が取付対象体60に取り付けられた状態において、取付対象体60の表面に接触する。
端子押圧部4は丸形圧着端子50に圧接する部位である。そして、本実施形態では、端子押圧部4を丸形圧着端子50に圧接することにより、丸形圧着端子50と取付具1との導通を確実に担保している。
先ず、図10に示すように、丸形圧着端子50が湾曲部Bと端子仮止め部2Bとの間に位置するまで挿入部2を開口部51に挿入する。これにより、丸形圧着端子50が端子仮止め部2Bと係合可能な状態となり、丸形圧着端子50が取付具1に仮固定された状態となる。
3.本実施形態に係る取付具の特徴
本実施形態では、端子仮止め部2Bを備えているので、丸形圧着端子50を挿入部2に仮固定することが可能となる。このため、仮固定した状態で、挿入部2を取付穴61に挿入することで丸形圧着端子50の固定作業が終了する。
ところで、本実施形態では、一対の板面2A間の距離が挿入方向後退側に向かうほど大きくなるように、挿入部2がU字状又はV字状に屈曲している。このため、丸形圧着端子50が端子押圧部4と接触するまで、挿入部2が開口部51に深く挿入されると、端子仮止め部2Bと丸形圧着端子50とが係合することなく、一対の板面2Aが開口部51の内周面に圧接する場合がある。
第1実施形態では、各端子押圧部4に設けられた湾曲部41は、全て連結部2D側に向けて湾曲し、かつ、端子仮止め部2Bは、板面2Aと平行な方向に突出していた。
本実施形態では、第1端子押圧部4Aの延び方向先端側には、連結部2D側に向けて湾曲した第1湾曲部41Aが設けられている。一方、第2端子押圧部4Bの延び方向先端側には、連結部2Dと反対側に向けて湾曲した第2湾曲部41Bが設けられている。
本実施形態では、取付具1を容易に取り外すことができる。すなわち、取付具1を取り外す際には、図22(a)に示すように、一対の板面2Aを近接させるように挿入部2を弾性変形させればよい。
すなわち、第1端子押圧部4A及び第2端子押圧部4Bのうちいずれか一方の先端が他方に食い込んでしまう可能性が高い。そして、いずれか一方の先端が他方に食い込んでしまうと、一対の板面2Aを十分に近接変位させることができないので、取付具1を取り外すことが難しい。
そして、端子仮止め部2Bが板面2A側に傾いた方向に突出していると、端子仮止め部2Bが板面2Aと平行に突出している場合に比べて、取付対象体60への食い込み量が小さくなるので、取付具1を容易に取り外すことができる。
上述の実施形態では、圧着端子として丸形圧着端子を用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば先開形圧着端子等を用いてもよい。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
3… アウトリガー部 3A… 平坦部 3B… 先端湾曲部 3C… エッジ部
4… 端子押圧部 50… 丸形圧着端子 51… 開口部 60… 取付対象体
61… 取付穴
Claims (3)
- 表面に皮膜が形成され、かつ、当該表面に取付穴が形成された金属製の取付対象体に、固定用の開口部を有する圧着端子を取り付けるための取付具であって、
互いに対向する帯板状に形成された一対の板面、及び当該一対の板面を連結する連結部を有し、U字状又はV字状に屈曲した金属製の挿入部と、
前記板面の幅方向端部から外方側に突出した突起状の端子仮止め部と、
前記挿入部に対して前記連結部と反対側に設けられ、前記一対の板面のうち一方の板面側から他方の板面側に延びて前記圧着端子に接触する第1端子押圧部と、
前記挿入部に対して前記連結部と反対側に設けられ、前記他方の板面側から前記一方の板面側に延びて前記圧着端子に接触する第2端子押圧部と、
前記第1端子押圧部の延び方向先端側に設けられ、前記連結部側に向けて湾曲した第1湾曲部と、
前記第2端子押圧部の延び方向先端側に設けられ、前記連結部と反対側に向けて湾曲した第2湾曲部と
を備えることを特徴とする取付具。 - 前記第1端子押圧部及び前記第2端子押圧部は、前記挿入部を挟んで前記幅方向両側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の取付具。
- 前記幅方向において、前記挿入部を挟んで前記第1端子押圧部と反対側に前記第2端子押圧部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の取付具。
Priority Applications (1)
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JP2012239153A JP6010785B2 (ja) | 2011-11-16 | 2012-10-30 | 取付具 |
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JP2011250833 | 2011-11-16 | ||
JP2011250833 | 2011-11-16 | ||
JP2012239153A JP6010785B2 (ja) | 2011-11-16 | 2012-10-30 | 取付具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013127950A JP2013127950A (ja) | 2013-06-27 |
JP6010785B2 true JP6010785B2 (ja) | 2016-10-19 |
Family
ID=48778364
Family Applications (1)
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JP2012239153A Active JP6010785B2 (ja) | 2011-11-16 | 2012-10-30 | 取付具 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP6010785B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2012
- 2012-10-30 JP JP2012239153A patent/JP6010785B2/ja active Active
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