JP6010453B2 - 2線式フィールド機器 - Google Patents

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Description

本発明は、2線式フィールド機器に関するものである。
従来より、差圧発信器、圧力発信器、温度発信器、電磁流量計などの2線式フィールド機器では、検出した差圧、圧力、温度、流量に対する検出信号を2線伝送路を介して外部の上位装置に送信するための送信回路を備えている。このような2線式フィールド機器の送信回路は、送信する検出信号に外部からノイズが混入すると測定対象の物理量の測定精度が低下してしまう。そこで、コイルを送信回路内に設け、コイルのインダクタンスによってノイズを低減することが行われている。
ところが、ノイズがコモンモードノイズの場合には、コイルのインダクタンスが大きくないとそのコモンモードノイズを十分にカットすることができない。インダクタンスを大きくするには、コイル自体を大型にしなければならないので、送信回路や2線式フィールド機器も大型になってしまう。そこで、図4に示すように、コイルの代わりにコモンモードチョークを設けることが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この図4に示すフィールド機器100では、送信回路110内の内部回路111と機器外部配線120とを接続する2線伝送路112にコモンモードチョーク113が接続されている。このコモンモードチョーク113は、同等の大きさ、巻き数のコイルと比較して、コモンモードノイズの印加時における磁束が2倍以上あり、インダクタンス値も2倍以上となる。これにより、大型にせずにコモンモードノイズにも対応することが可能となる。
特開2010−40687号公報
しかしながら、コモンモードチョークのようなインダクタンスが大きいコイルを送信回路内に設けると、このコイルによって大きな逆起電力エネルギーも生じるため、この逆起電力エネルギーが外部に漏れる虞があるので、本質安全防爆構造の基準を満たすことが困難であった。すると、爆発の危険性がある危険雰囲気中では使用できないので、使用可能な場所が限られてしまう。
そこで、本発明は、コモンモードノイズをカットするとともに本質安全防爆構造の基準を満たすことが可能な2線式フィールド機器を提供することを目的とする。
上述したような課題を解決するために、本発明に係る2線式フィールド機器は、2線伝送路を介して上位装置と接続されて、2線伝送路に流れる直流電流から動作電源を生成する電源回路と、2線伝送路を介して上位装置に信号を送信する送信回路とを備えた2線式フィールド機器であって、送信回路は、2線伝送路間に設けたコモンモードフィルタと、2線伝送路のコモンモードフィルタよりも上位装置側に設けた逆起電力遮断回路とを備えていることを特徴とするものである。
上記2線式フィールド機器において、逆起電力回路は、2線伝送路間に接続したダイオードから構成されるようにしてもよい。
本発明によれば、2線伝送路間に設けたコモンモードフィルタによりコモンモードノイズがカットされ、2線伝送路のコモンモードフィルタよりも上位装置側に設けた逆起電力遮断回路により、コモンモードフィルタで発生する逆起電力エネルギーが外部に漏れることを防ぐことができるので、コモンモードノイズをカットするとともに本質安全防爆構造の基準を満たすことが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態に係る2線式フィールド機器の構成を示すブロック図である。 図2は、図1における送信回路の構成を示すブロック図である。 図3は、送信回路の変形例を示すブロック図である。 図4は、従来の2線式フィールド機器における送信回路を示すブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る2線式フィールド機器1は、プラントなどのプロセス設備で発信器として用いられ、流量、温度、圧力、弁開度などの任意のプロセス変数を計測する装置からなる。この2線式フィールド機器1は、全体としてコンピュータで制御される通信機器からなり、2本の伝送線からなる伝送路3を介してコントローラなどの上位装置2と接続されて、上位装置2から伝送路3を介して供給される直流電流から取得した動作電源で動作し、伝送路3の直流電流を任意のプロセス変数の計測値に応じた電流値に制御することにより計測値を上位装置2へ通知するものである。
このような2線式フィールド機器1は、電源回路10と、測定回路20と、送信回路30とを備えている。
電源回路10は、伝送路3の2本の伝送線からなるループに対して直列に接続されて、上位装置2から供給されて伝送路3に流れる直流電流から2線式フィールド機器1の動作電源を生成して各部に供給する回路からなる。
測定回路20は、任意のセンサを制御するインタフェース回路からなり、そのセンサで計測した所望のプロセス変数の計測値を取得し、この計測値を送信回路30へ出力する。
送信回路30は、図1に示すように、伝送路3の2本の伝送線2からなるループに対して電源回路10とともに直列に接続されて、2線伝送方式とデジタル伝送方式とに基づいて上位装置2とデータ通信を行う回路からなる。また、送信回路30は、図2に示すように、電源回路10を含む外部配線40を介して上位装置2に接続されることにより、伝送路3に接続されている。
このような送信回路30は、伝送路3の2本の伝送線からなるループに直列に接続された内部回路31と、伝送路3の2本の伝送線の間に接続された逆起電力遮断回路32と、内部回路31と逆起電力遮断回路32との間の伝送路3の2本の伝送線の間に接続されたコモンモードフィルタ33とを備えている。
内部回路31は、2線伝送方式に基づいて伝送路3を流れる直流電流(ループ電流)をアナログ出力信号に基づいて4〜20mAの範囲内で所定の電流値に制御する機能を備えている。この機能により、測定回路20から入力された計測値に応じたアナログ出力信号を生成することにより、測定回路20による計測値を上位装置2へ通知することができる。
逆起電力遮断回路32は、伝送路3の2本の伝送線にそれぞれ並列に接続された2つのダイオードD1,D2から構成されている。これらのダイオードD1,D2の正極は、伝送路3の2本の伝送線のうちの負極側、負極が伝送路3の2本の伝送線のうちの正極側に接続されている。
コモンモードフィルタ32は、内部回路31と逆起電力遮断回路32との間で伝送路3の2本の伝送線に並列に接続されたチョークコイルから構成される。
このような2線式フィールド機器1の送信回路30において、コモンモードノイズが発生すると、コモンモードチョークからなるコモンモードフィルタ33によりそのコモンモードノイズはカットされる。このコモンモードチョークは、同等の大きさのコイルと比較して、コモンモードノイズの印加時における磁束が2倍以上であり、インダクタンス値も2倍以上となる。これにより、大型のコイルを設けなくてよいので、2線式フィールド機器1の小型化を促進することができる。
また、コモンモードチョークからなるコモンモードフィルタ33は、外部に逆起電力エネルギーが出力される場合があるが、本実施の形態ではコモンモードフィルタ33よりも外部側に逆起電力遮断回路32を設けている。これにより、コモンモードフィルタ33から出力された逆起電力エネルギーは、正極が伝送路3の2本の伝送線のうちの負極側、負極が伝送路3の2本の伝送線のうちの正極側に接続されたダイオードD1,D2により整流され、送信回路30外部に出力されることが防がれる。したがって、本質安全防爆構造の基準を満たすことが可能となるので、爆発の危険性がある危険雰囲気中でも使用可能となる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、2線伝送路3間に設けたコモンモードフィルタ33によりコモンモードノイズがカットされ、2線伝送路3のコモンモードフィルタ33よりも上位装置2側に設けた逆起電力遮断回路32により、コモンモードフィルタ33で発生する逆起電力エネルギーが外部に出力されることを防ぐことができるので、コモンモードノイズをカットするとともに本質安全防爆構造の基準を満たすことが可能となる。
なお、本実施の形態では、逆起電力遮断回路32が伝送路3の2本の伝送路に並列に接続された2つのダイオードD1,D2から構成される場合を例に説明したが、コモンモードフィルタ33から発生する逆起電力エネルギーが外部に出力されることを防ぐことができるのであれば、逆起電力遮断回路32の構成はこれに限定されず、適宜自由に設定することができる。
例えば、図3に示すように送信回路30’のように、逆起電力遮断回路32’として、ダイオードD3〜D6から構成されるブリッヂダイオード回路を用いるようにしてもよい。この場合においても、コモンモードフィルタ33から発生する逆起電力エネルギーが外部に出力されることを防ぐことができる。
本発明は、2線伝送路を用いる各種装置に適用することができる。
1…2線式フィールド機器、2…上位装置、3…伝送路、10…電源回路、20…測定回路、30,30’…送信回路、31…内部回路、32,32’…逆起電力遮断回路、33…コモンモードフィルタ、40…外部配線、D1〜D6…ダイオード。

Claims (2)

  1. 2線伝送路を介して上位装置と接続されて、前記2線伝送路に流れる直流電流から動作電源を生成する電源回路と、
    前記2線伝送路を介して上位装置に信号を送信する送信回路とを備えた2線式フィールド機器であって、
    前記送信回路は、前記2線伝送路間に設けたコモンモードフィルタと、前記2線伝送路の前記コモンモードフィルタよりも前記上位装置側に設けた逆起電力遮断回路とを備えている
    ことを特徴とする2線式フィールド機器。
  2. 請求項1記載の2線式フィールド機器において、
    前記逆起電力回路は、前記2線伝送路間に接続したダイオードから構成される
    ことを特徴とする2線式フィールド機器。
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