JP6009445B2 - 作業部分が流体用の通路を形成するスロットを有する歯内治療器具 - Google Patents

作業部分が流体用の通路を形成するスロットを有する歯内治療器具 Download PDF

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Description

本発明の分野は、歯科治療用の器具の設計及び製造の分野である。より詳細には、本発明は、歯根の管(すなわち歯根管)に対して作業するために使用される歯内治療器具に関する。
歯が深いう蝕を受けると、場合によっては歯の神経を抜く必要がある。このため、歯及び歯根から感染組織を除去するとともに、ガッタパーチャ又は他の管を充填ペーストによって構成される材料によって充填される管を成形する必要がある。
これらの作業を行うのに歯内治療器具が使用される。これらの器具は、小径ドリルに類似し得るものであり、ガッタパーチャ又は他の管充填ペーストを収納する必要のある管を成形するために歯根から象牙質をリーミング及び/又は切除するのに使用される。
したがって、この処置は機械方式で行われ、歯内治療器具は、その設計時点で、半硬質組織(material)である象牙質を貫通するのに十分な硬度を有すると同時に、歯根の内部形状をとることができるよう或る特定の程度の可撓性を有するように設計される。このため、ここ数年間で提案されている歯内治療器具は、鋼線の代わりにニッケル−チタン合金から作製されている。
今日の歯内治療器具は概して、従来的にフライス加工法によって1つ又は複数の螺旋状の切込みが形成された円筒状ロッドから製造される。切削面はその交点において切削縁を作り出す。
研削又はフライス加工の従来的な手段を用いて、行われる切削作業は、研削機又は切削機の前にワイヤ(加工される部品)の回転と前進移動との同時の動きの組合せからもたらされる。そのように加工される器具は、加工サイクルによって予め決定される、ワイヤの軸に対して垂直な断面が、既知の幾何学形状(円形、正方形、多角形等)である。これらのあらゆる断面の中心が、器具の切削部分に沿った切削縁の荷重支持コアをともに画定する。従来の加工手段(研削又はフライス加工)を用いる結果、この荷重支持コアが、直線状に、かつ、加工される最初の部品を構成するワイヤの軸と一致して延びる。
現在使用されている器具は、医師側に多大な注意及び正確な熟練性を要する。実際、既知の歯内治療器具を用いる場合には以下:
歯内治療器具の縁が象牙質の組織上で滑り、
又は、歯内治療器具の縁が象牙質の組織に尚早に係合することで、ねじ込みが過度にきつくなる現象が生じ、ねじ込みの終了時点で器具が組織内で動けなくなる、
という2つの相反する現象が起こり得る。
双方の場合とも、管の加工が正確になされないか、又は更には全くなされない。
歯内治療器具が組織内で動けなくなると、多くの場合に器具の破損が起こることに留意せねばならない。その場合、管の内部で歯内治療器具が破損することにより、医師の施術に多大な過剰コストがかかるとともに、患者の健康に危険が及ぶ。
その上、管のリーミング中に流体を使用することが従来的であり、この流体は場合によっては潤滑液又は消毒液でなければならない。
しかしながら、現用の器具はこれらの流体の作業を大幅に制限する。実際、歯管をリーミングする際、管の直径は使用する器具の直径であり、したがって、管の壁と回転器具との間のスペースは流体の流れを可能にしない。或る特定の場合では、器具の作業部分の段の形状が管から流体を押し出す傾向さえもある。
いずれの場合も、実際に流体の作業が非常に制限されることが分かっている。
したがって、医師がリーミング作業及び灌注作業を交互に別個に行う必要があり、これにより作業が遅れる。
本発明の目的は特に、従来技術の欠点を克服することである。
より詳細には、本発明は、ドリル穿孔作業及び管洗浄作業を同時に行うことを可能にするために、内部を歯内治療器具が動く歯管内の流体の流れを特に増大させる歯内治療器具を提案することを目的とする。
本発明の目的はまた、従来技術の歯内治療器具よりも効率的であるとともに医師が使用することがより単純であるこのタイプの歯内治療器具を提供することである。
これらの目的及び以下に述べる他の目的は、本発明によって達成され、本発明の対象は、歯の管に対して作業するために使用される歯内治療器具であって、該歯内治療器具は、基端1を有し、該基端から、前記管に対する作業のための作業部分が長手方向に延びており、前記基端及び/又は前記作業部分は、長手方向に延びるとともに流体用の通路を形成する少なくとも1つのスロットを少なくとも部分的に有することを特徴とする、歯の管に対して作業するのに使用される歯内治療器具である。
有利な一応用形態によれば、本発明は、歯の管を成形するのに使用される歯内治療器具であって、基端を有し、該基端から、2つの切削縁の間に少なくとも1つの段が延びており、該段は、切削部分に沿って長手方向に延びており、前記基端及び/又は前記切削部分は、長手方向に延びるとともに流体用の通路を形成する少なくとも1つのスロットを少なくとも部分的に有する、歯内治療器具に関する。
そのような通路は、管に入る方向(流入)であるか又は管を出る方向(流出)であるかにかかわらず、歯内治療器具の高さ(height:縦の長さ)の全て又は一部での流体の流れを可能にする。
したがって、本発明による歯内治療器具は、従来技術の器具よりも効率的な根管の灌注を可能にすることができる。
しかしながら、本発明は、専ら管の成形のためだけに意図されるものではないことが留意され得る。実際、本発明の原理を用いる器具は、管を充填ペースト(ガッタパーチャ)で充填するために設計及び使用されることが想定され得る。実際、そのようなペーストは、ペーストに推力を加えてペーストを根管に押し込む器具に装填することができ、過剰なペーストは器具の外側から溢れ出る。
その上、或る特定の実施の形態では、それらの実施の形態のうちの幾つかは以下でより詳細に説明するが、スロット(単数又は複数)を形成することにより、作業部分の容積変化が可能な歯内治療器具を得るようにすることができる。
作業部分は単一片から作製することができる。
本発明の第1のアプローチによれば、スロットは少なくとも部分的に螺旋状である。
したがって、流体の灌注流は、内側螺旋(スロットの螺旋)の方向又は外側螺旋(段の螺旋)の方向と器具の回転方向とによって共同して方向付けられる。
さらに、少なくとも部分的に螺旋状のスロットにより、螺旋の向き(左方向又は右方向)に応じて、同じ流入方向であるか同じ流出方向であるかにかかわらず、流体が能動的に搬送されることが可能になる。
さらに、螺旋のピッチが内圧に影響し、流体に対する動的流れを回復させる。少なくとも部分的に螺旋状のスロットの直径は、流体の流量を部分的に特徴とする。
本発明の別のアプローチによれば、前記スロットは、以下の群:
正弦波状、
直線状、
斜状、
湾曲状、
非直線状、特にL字、S字、T字、U字、V字、W字、Y字、Z字のような形状
に属する形状を有する。
特定の一実施の形態によれば、前記スロットは径方向の開口を有する。
別の特定の実施の形態によれば、前記スロットは軸方向の開口を有する。
(径方向又は軸方向の)開口は、器具の任意の高さに位置することができることが留意され得る。この開口は、器具の先端に向けて配向することも基端に向けて配向することもそのいずれにも向けずに配向すること(これは例えば、スロット部分が器具の軸に対して垂直にある場合に当てはまる)もできる。
さらに、スロットの開口は必ずしもスロットの端に位置する必要がないことに留意せねばならない。したがって、開口は、スロット(例えばこの場合ではT字状スロット又はY字状スロット)の2つの端の間の任意の不特定の高さに位置することができる。
当然のことながら、スロットの開口は、スロットの端(先端又は基端)に位置することもできる。
スロットは長手方向に開口を有しないことも考えられ得る。
前記基端は回転軸を有する1つの特定の実施の形態によれば、前記スロットは、前記回転軸にセンタリングされるように長手方向に延びる。しかし、別の実施の形態によれば、前記スロットは、前記基端の前記回転軸に対して偏心されるように長手方向に延びることも考えられ得る。
有利な一特性によれば、前記基端は、前記作業部分の前記スロットと連通する少なくとも1つのスロットも有する。
このようにして、スリーブに形成されているスロット(単数又は複数)により、歯内治療器具の灌注系と外部機構(device)とを接続して、例えば流体を外部容器から器具の内部へ向けて、したがって、その後、処置される歯根管に向けて搬送することを可能にすることができる。
好ましい実施の形態によれば、前記作業部分は、長手方向に延びる複数のスロットのうちの少なくとも1つを有し、前記複数のスロットの間に複数の画定アームを有する。
この場合、前記アームは好ましくは、それぞれ、少なくとも部分的に螺旋状である経路に沿って延びる荷重支持コアによって支持される。
複数のアームが螺旋状の荷重支持コアによって支持されているそのような器具は、容積変化を受けやすい。
実際、アームは互いに対して径方向に接離しやすい。さらに、アームの各端は、以下でより詳細に説明されるように、正面切削性能(端切削)を与えるように調整することができる。
容積変化に対するこの性能により、この実施の形態によれば、特に以下:
アームにかかる応力が大きい場合、動けなくなる現象が防止され、器具が径方向に後退することによって自然に係合から外れることが可能になり、
器具の相対変化により、歯屑の除去が向上するとともに灌注流体の効率が上がり、
器具の働きは、単純な切削に類似し得る従来の歯内治療器具の作業(action)と比較した場合、むしろ「掻出し」又は「研削」に類似し得るものであり、
器具は、可変であるとともに多くの場合に複雑である管の形態学(卵形、非対称形、凹凸形、幅狭又は幅広、曲線等)に適合させることができ、したがって、器具にかかる応力の作業下での回転の際に器具がプロットする包絡線の自然な本調整により、器具の切削縁(単数又は複数)と管の壁との間の接触ゾーンが常に最大であり、
より軟らかい壊死組織は、より硬い健全組織の力よりも器具に抗する力がより小さいため、器具はそれらの壊死組織のより選択的な掻爬を行い、したがって、処置した管の形状を最適に保ち、
幾つかの螺旋(アームの螺旋及びスロット(単数又は複数)の螺旋)が同一方向又は反対方向、器具の回転方向又はその反対方向に存在することにより、流体の出入り循環に関する作業(リーミング、歯屑の除去、灌注、圧密化等)を可能にする、
という利点を与える器具が得られる。
有利な解決策によれば、前記アームは軸方向の中空特徴部を画定する。
この場合、前記アームによって画定されている前記軸方向の中空特徴部は好ましくは、前記基端内に形成されている軸方向の中空特徴部と連通する。
特定の一特性によれば、前記アームは異なる長さを有する。
この場合、前記アームのうちの1つは有利には、長さが他のアームの長さよりも長い中央アームであることを特徴とする。
そのような中央アームは、器具の「ガイド」機能又は換言すれば「ドライバ」機能を有することができる。
別の特定の特性によれば、上記アームのそれぞれは、例えば正面切削力を与えるようにノッチ付き端を有する。
そのような端は、例えば望ましくない要素(歯根管内で破損した器具の小片等)を捕捉するために器具によって用いられることが可能な或る種のグリップを形成する。
本発明の他の特性及び特徴は、単なる例示的かつ非限定的な例として与えられた、本発明の種々の実施形態の以下の記載から、また、添付の図面から、より明らかとなるであろう。
本発明の第1の実施形態による歯内治療器具のブランクの側面図である。 本発明の第1の実施形態による歯内治療器具のブランクの斜視図である。 本発明の第1の実施形態による歯内治療器具のブランクの断面図である。 本発明の第1の実施形態による歯内治療器具のブランクの断面図である。 本発明の第1の実施形態による歯内治療器具のブランクの側面図である。 本発明の第1の実施形態による歯内治療器具のブランクの斜視図である。 本発明の第1の実施形態による歯内治療器具のブランクの断面図である。 本発明の第1の実施形態による歯内治療器具のブランクの断面図である。 図5によって示されているようなブランクから得られる歯内治療器具の回転時に見られるその内部形状の概略図である。 本発明の第3の実施形態における歯内治療器具の側面図である。 本発明の第3の実施形態における歯内治療器具の長手方向図である。 本発明の第3の実施形態における歯内治療器具の細部図である。 本発明の第3の実施形態における歯内治療器具の斜視図である。 図10によって示されている歯内治療器具を機械スリーブと連係させて示す図である。 図10によって示されている歯内治療器具を別のタイプの機械スリーブと連係させて示す図である。 図15によって示されている歯内治療器具の断面図である。 図15によって示されている歯内治療器具の断面図である。 本発明の第4の実施形態による歯内治療器具の側面図である。 本発明の第5の実施形態による歯内治療器具の側面図である。 本発明の第5の実施形態による歯内治療器具の斜視図である。 本発明の第6の実施形態による歯内治療器具の側面図である。 本発明の第6の実施形態による歯内治療器具の断面図である。 本発明の第6の実施形態による歯内治療器具の断面図である。 本発明の第6の実施形態による歯内治療器具の断面図である。 図21によって示されている器具を径方向応力下で示す図である。 図21によって示されている歯内治療器具の一変形形態の実施形態の斜視図である。 図21によって示されている歯内治療器具の別の代替的な実施形態を示す図である。 図21によって示されている歯内治療器具の別の代替的な実施形態を示す図である。 図21によって示されている歯内治療器具の別の代替的な実施形態を示す図である。 図21によって示されている歯内治療器具の別の代替的な実施形態を示す図である。 図21によって示されている歯内治療器具の別の代替的な実施形態を示す図である。 図21によって示されている歯内治療器具の別の代替的な実施形態を示す図である。 歯内治療器具の別の変形形態を示す図である。 一使用例による、図33によって示されている器具を示す図である。 図27によって示されている器具の代替的な実施形態を示す図である。 本発明による器具の別の代替的な実施形態を示す図である。
ここで上述したように、本発明の原理は、作業部分が流体の流れを可能にするようになっている長手方向スロットを有する歯内治療器具を提案することにある。
本発明の特定の一実施形態によれば、歯内治療器具は容積変化を受けることが可能である。
図1〜図8は、本発明の原理に従って長手方向スロットを有する、歯根管に対する作業のための歯内治療器具の2つの実施形態の例を示す。
「歯根管に対して作業する」という語は、幾つかの考えられ得る異なる状況、つまり、特に、管をドリル穿孔するか又は、繰り返すが、管を充填することからなる作業、すなわち、管を充填ペーストで充填する作業を指すものと理解される。
図1〜図8に示されているように、歯内治療器具は、医師が手で操作するように設計されている把持端を構成することができるか、又は回転具の先端に歯内治療器具を取り付けるための組付けユニットを構成することができる基端1を有する。
本発明による歯内治療器具は、金属ロッド、より具体的には、放電加工(EDM)法によって加工された、ニッケル−チタン合金から作られたロッドから作製される。EDMワイヤは、切削面を作り出すように歯内治療器具の長手方向軸に対する長手方向シフトと横断シフトとの組合せでシフトされ、長手方向シフト及び横断シフトはその交点において、一方が器具の基端1によって画定されているとともに他方が基端に対向した遠位端1によって画定されている2つの端の間に延びる切削部分2に沿って、長手方向に延びる切削縁の外観をもたらす。
図1〜図8は、歯内治療器具のブランクを構成する金属ロッドの2つの例の図である。
図1〜図4によって示されている例によれば、ブランク片は、円形断面を有する中空ロッドである。このブランク片は、(器具の作業部分を構成する)切削部分において、長手方向に、この場合では螺旋状に延びる2つのスロット21を更に有する。そのようなブランク片は、段及び切削縁(1つの段が2つの切削縁によって画定されている)が形成される部分である。
図3(図1に示されている断面A−Aに沿った図である)及び図4(図1に示されている断面B−Bに沿った図である)において見てとることができるように、スロット21は、器具の基端1の回転軸を構成する、器具の長手方向軸Xに対して、偏心するように延びている。
このようにして形成されるスロットは、灌注流体等の流体の循環用の通路である。本実施形態によれば、器具は、流体の循環にも寄与する中心の中空特徴部200を有することに留意することができる。
図5〜図8に示されている実施形態によれば、ブランク部は、中実ロッドから作製され、切削部分2において、長手方向に延びる2つのスロット21を有する。図5及び図6において見てとることができるように、スロット21は正弦波形状を有する。図7(図5に示されている断面A−Aに沿った図である)を参照すると、スロットが、器具の基端1の回転軸Xに対してセンタリングされるように長手方向に延びており、したがって、中心の中空特徴部200(図8)を特徴とする。
この中空特徴部200の位置は、基端1の回転軸に対する放電加工ワイヤのセンタリング又は偏心に応じて様々とすることができる(図36)ことに留意せねばならない。
スロットの数と中心すなわち回転軸に対するスロットの位置とに応じて、以下:
中心の中空特徴部(図36)の場合は、
スロットが放電加工ワイヤの少なくとも一半径によってセンタリング又は偏心され、
「ドライバ」アーム(図27)の場合は、
この場合の中空特徴部はリング形状とすることができ、少なくとも1つのスロットが放電加工ワイヤの半径よりも大きく偏心される、
という少なくとも2つの構造が可能である。
この構造では、最小限で3つのスロットを用いる必要がある。図27は、放電加工ワイヤの半径よりも大きく偏心されている4つのスロットを示し、基端の回転軸にセンタリングされているとともに長さが他の外側アーム23(すなわち、「ドライバ」アーム230の周囲に分散配置されている)の長さよりも長いガイドアームすなわち「ドライバ」アーム230を示す。
多角形断面を有するこの「ドライバ」アームは、直線及び/又は湾曲線によって形成することができる。
ここで、図27によって示されている実施形態のより詳細な説明を、図28〜図32を踏まえながら、以下に与える。図28〜図32は、器具を以下:
側面図で(図28)、
図28に示されている断面A−Aに沿って(図29)、
図28に示されている断面B−Bに沿って(図30)、
図28に示されている断面C−Cに沿って(図31)、
図28に示されている断面D−Dに沿って(図32)、
示す。
これらの図において見てとることができるように、「ドライバ」アーム230の断面及び外側アーム23の断面は、任意の不特定の形状及び/又はアップグレード可能なものとすることができる(図29〜図31)。
例えば本実施形態によれば、「ドライバ」アーム230は正方形断面を有するのに対し、アーム23は直角台形の形態の断面を有する。
その上、「ドライバ」アームの端及び外側アームには、切削先端又は非切削先端を設けることができる。
センタリングされてもセンタリングされなくてもよい1つ又は2つのスロットを有する他の構造も考えられ得る。
この代表例は、全体的に螺旋状とすることができるか、部分的に螺旋状とすることができるか又は全く螺旋状でないものとすることができる。
好ましい実施形態では、この代表例の遠位端は、例えば3mmの高さのところに非作業部分を露出するように、先端及び縁が非螺旋状であり、円錐状であり、かつ丸みを帯びており、したがって、歯内治療器具の「ドライバ」として機能する。
既に述べたように、弾性アーム23(すなわち外側アーム)は、「ドライバ」アーム230の長さとは異なる長さを有することができ、互い同士の間でも異なる長さを有することができる(図35)。
参考として、図9は、回転(軸方向移動を伴わない)の際の器具のセッティングからもたらされる内部形状を示しており、形状201が器具の回転の一方向についての形状であり、形状202が回転の逆方向についての形状である。
直前に記載した2つの実施形態では、スロット21は、以下の:
径方向開口(スロット21が、図1〜図4によって示されている器具の場合では器具の中心の中空特徴部と連通しており、図5〜図8によって示されている例の場合では器具の直径を延びている)と、
スロット21が、器具の遠位端20において開口するまで延びている、軸方向開口と、
を有する。
しかしながら、スロット(単数又は複数)は、切削部分の直径よりも浅い深さに沿って延びる中実ロッドから作製されることが考えられ得る。スロット(単数又は複数)21は、切削部分の長さの一部にのみ延び、その場合、軸方向開口を有しないことが更に考えられ得る。
概して、本発明の原理は、円錐形状、角錐形状、円筒形状、多角形状及び螺旋形状を含むあらゆる形状のブランクに適用することができる。
さらに、形成されているスロットは、直前に述べた形状(螺旋状及び正弦波状)とは異なる、以下:
直線状、
斜状、
湾曲状、
非直線状、特にL字、S字、T字、U字、V字、W字、Y字又はZ字の形状
等の形状を有することができる。
さらに、スロットは多数の組合せ及び/又は変形形態を有することができ、特に以下:
スロットの数が、所与の断面について典型的には1つ〜6つ、又は更には、特に大径の器具について6つよりも多くの数まで様々であるものとすることができ、
形成されているスロット(単数又は複数)は、一定幅、可変幅又は段階的な幅を有することができ、
スロットは同一であっても異なっていてもよく、
スロットは、切削部分の長さの全体又は部分に関して(中実ロッドの場合は直径方向に、又は更には、中空ロッドの場合は半径方向に)貫通スロットとすることも非貫通スロットとすることもでき、
スロットは、(溝と同様に)非貫通スロットである場合、一定又は可変の深さ及び/又は幅を有することができ、
スロットは、考えられ得るあらゆる寸法及び配置のストリーク、ピン、ノッチ、バンプ等の起伏特徴部が設けられている表面によって縁取られることができ、
スロットは、材料添加、化学処理、着色等の特定の処理を受けた表面によって縁取られることができ、
少なくとも1つの所与のスロットは、場合によっては、(スロットよりも長いか又は短い長さ、スロットよりも広いか又は狭い幅、及びスロットよりも厚いか又は薄い厚さを有する(正:of)、規則的又は不規則的な任意の形状である、少なくとも1つの中実部を有する)全体的に又は部分的に断続しているものとすることができる。このタイプの実施形態は、例えば制御方式で調節して、したがって、スロットのあらゆる地点における流体の流れを促進、低減、遮断又はガイドすることを可能にすることができる。
その上、本発明は、特に以下:
器具が、直線とすることも捩れているものとすることもできる(すなわち、任意の不特定の形状を有するものとすることができる)中実ロッド又はチューブの形状のブランクから作製され、
外側加工ブランクの場合、所与の断面における段の数は従来的に、1つ〜6つの範囲であり(但し、特に大径の器具については6つを超える場合がある)、
歯内治療器具は、最大30%又は更にはそれを上回ることが可能な、0%〜15%の典型的な円錐形を有することができ、
器具の直径は典型的には、0.06mm〜1.2mmの範囲であるが、例えば獣医学用途の場合では最大4mmとすることができるか、又は更には、先端が0.06mmよりも小さいものとすることができ、
器具は、長さが従来的には15mm〜30mmの範囲であるが、より一般的には5mm〜200mmまで様々とすることができ、
器具は、手動使用又は機械使用を意図したものであり、取付け手段を有することができ、
器具は、連続回転使用若しくは交互回転使用、若しくは振動モード又は更にはこれらの使用の組合せを意図したものとすることができ、
器具は、金属性(ニッケル−チタン若しくは他の考えられ得る合金、ステンレス鋼、カーバイド又は当てはまり得る任意の他の金属から作製される)とすることができるか、又は更にはプラスチックから作製することができる、
という群に属する特性を有する、様々な形状特性又は寸法特性を有する器具に適用することができる。
器具の設計は、ドリル穿孔、カテーテル法、灌注用の器具のような、又は、繰り返すが、例えば圧密器、抽出器、トレパン等の器具の目的に適合させることができる。
ここで、図10〜図17を参照しながら、本発明による別の歯内治療器具の説明を以下に行う。
本発明の原理によれば、それぞれが2つの切削縁220によって画定されている段22によって形成されている切削部分からなる作業部分が延びている基端1を有する。段22はここでは形状が螺旋状である。
図11において見ることができるように、スロット21は、切削部分の長さの一部にしか延びておらず、したがって、器具の遠位端20の位置レベルにおいては開口していな
い。
本実施形態によれば、スロット21は、図16(図15に示されている断面D−Dに沿った図である)及び図17(図15に示されている断面E−Eに沿った図である)において見てとることができるように、器具の断面を通る螺旋経路に沿って延びる。
さらに、図12によって提示されている細部図においてよりはっきりと見てとることができるように、段22の螺旋及びスロット21の螺旋は逆の向き(左向き及び右向き)を有する。参考として、段の螺旋はここでは右向きであるのに対し、スロットの螺旋は左向きに取り付けられている。
このように段の螺旋形状及びスロットの螺旋形状を反対方向に設計することにより、器具の内側を通る灌注流体の導入と器具の外側を通る歯屑の除去との効率的な組合せが可能になる。
このことは、段が右ピッチの螺旋形状で延びるのに対し、スロット21が左ピッチの螺旋形状で延びる歯内治療器具を示す図14によって示されている。この器具は、矢印Rによって示されているように時計回り方向に回転可能に駆動されると、器具の作業部分が矢印F1によって示されているように管の底部に向けて流体を押しやる傾向があり、矢印F2によって示されているように器具の外側を通って歯屑を除去する。
図18に示されている、考えられ得る一変形形態によれば、切削部分は、スロット21の螺旋及び段22の螺旋が同じ方向(双方の場合とも右ピッチ及び双方の場合とも左ピッチ)に形成されるように作製することができる。そのような構造により、2つの動力学、すなわち内部の動力学と外部の動力学とが相乗的に組み合わさるため、流体の推力がより大きくなる。
更に別の変形形態によれば、長手方向スロットの螺旋は、器具に沿って交互に片方が右ピッチ及び片方が左ピッチを有するものとすることができ、したがって、チャネルの内側で回転する器具の径方向の収縮及び拡張のそれぞれの同時運動を駆動する。そのような設計により、器具の特定のパラメータによる流体の動力学、器具の流体及び回転に影響を与えることが可能になることで、一定であっても一定でなくてもよく、また連続的であっても連続的でなくてもよい制御された流量での、一方向への流体の移動を生じさせる。そのような幾何学形状は、動きが例えば手動器具、交互回転器具、振動器具等の連続回転以外である器具とともに用いることもできる。
段に関して、段は部分的に又は全体的に螺旋とすることも、連続的とすることも、交互に存在することもできることが留意され得る。概して、器具の回転方向が時計回りである場合、段は、その螺旋の方向がドリル穿孔用器具に関しては右方向、圧密化用器具に関しては左方向になるように形成される。スロットの螺旋のピッチはそれ自体が、一定であっても可変であっても段階的であってもよい。
その上、段及び/又は切削縁には起伏特徴部を設けることができる。
別の有利な特性によれば、器具は、その基端1が、器具の、切削部分2によって実際に構成される作業部分の、スロット21(単数又は複数)と連通する、少なくとも1つのスロット11を有するように作製することができる。
したがって、器具の基端1に形成されたスロット(単数又は複数)を用いて、スロット21(単数又は複数)によって構成される、器具の灌注系と外部機構とを接続することができる。
図14によって示されているように、そのような外部機構は、流体を搬送する導管30に連結する機械スリーブとすることができ、この導管30は、本実施形態によれば、機械スリーブの軸に対して軸方向に延びるとともに、機械スリーブのチャンバ31と連通し、このチャンバ31自体は器具の基端のスロット11と連通する。
図15に示されている実施形態によれば、器具の基端が機械スリーブ3と連結され、流体搬送機構4が、基端1の、スリーブ3の外側に延びる部分に取り付けられる。この機構4は、器具の基端1のスロット11内に灌注流体を径方向に搬送するように意図されている。
図19〜図26によって示されている特定の一実施形態によれば、2つのスロット21が形成され、器具の作業部分が4つのアーム23を有する。図示しない、別の特定の実施形態によれば、2つのスロット21が形成され、器具の作業部分が3つのアーム23を有する。
スロットの互いに対する配置が、形成されるアームの数量に影響する。
見てとることができるように、スロット21は、器具の遠位端に向かうにつれて漸増する幅を呈して基端1から延びている。このことは、図22(図21に示されている断面A−Aに沿った図である)及び図23(図21に示されている断面B−Bに沿った図である)によって示されており、図23に示されているスロット21の幅よりも特に広い幅を有するスロット21を図22に示す(図24は、図21に示されている断面C−Cに沿った、すなわち、器具の基端1における図である)
器具のスロット21は、螺旋経路に沿って長手方向に延びる。
アーム23は、器具の回転軸Xの回りに螺旋状に延びるリボンの形態をとり、したがって、螺旋経路に沿って延びる荷重支持コアによって支持される(荷重支持コアはアームのあらゆる断面の中心点をつなぐ線である)。アームの数は様々とすることができる。アームは、歯管、特に円錐管の形態学に器具を適合させるために、必要に応じて、より厚いか又はより薄い厚さ、より広いか又は、より狭い幅、より長いか又はより短い長さの、一定幅、可変幅又は段階的な幅を有するものとすることができる。
螺旋状に延びる荷重支持コアによってアームが担持されているそのような器具は、容積変化を受けることが可能である。
実際、図20に示されているように荷重支持コアが左ピッチを有する螺旋経路に沿って延びるアームを有する器具の場合、器具の時計回り方向の回転は、矢印F3によって示されている抵抗トルクが存在するとアームを延出させる傾向があるのに対し、器具の反時計回りの回転は、矢印F4によって示されている抵抗トルクが存在するとアームを後退させる傾向があることで、器具の作業部分を、図25によって示されているような、アームが互いにくっついている形態にもたらす傾向がある。
さらに、螺旋アーム23は、管の円錐形状に作業部分の形状を合致させるために、より長いか又はより短い長さ、特に図26に示されているように異なる長さを有するものとすることができる。
図20に示されているように、アーム23は、器具の内側の灌注流体の流れを可能にさせるとともに促進させるために、基端1に形成されている軸方向の中空特徴部200に延びるとともに中空特徴部200と連通する軸方向の中空特徴部を画定する。
その上、アームのこれらの自由端は、互いと同一とすることも互いと異なるものとすることもできる。これらの自由端は例えば、形状が尖形状、平坦状、丸みを帯びた形状、斜状、円錐状、角錐状等とすることができる。
その上、これらの自由端は、図33に示されているようなノッチ付き端230の形態をとることができ、したがって、アームが爪の形態で終端する。歯付き端230を形成する歯は、先端のうちの1つが器具の軸方向の中空特徴部に向いている三角形断面を有することができる。
したがって、そのような器具を用いて、歯管(dental tooth canal)内で破損した器具等の望ましくない要素5(図34)を捕捉することができる。
実際、上記に示したように、器具の回転は一方の方向への径方向の拡張及び他方の方向への径方向の後退を可能にすることができる。したがって、器具は、取り出される小片に達するまで径方向拡張方向に根管へと導入され、次いで、反対方向に回転しながら引き抜かれて、小片4の後退を可能にし、したがって、小片を捕捉して挟持することを可能にすることができる。
同様に、組織の採取(生検)を行うためにこの種類の器具を使用することも考えられ得る。

Claims (15)

  1. 歯の管に対して作業するために使用される歯内治療器具であって、該歯内治療器具は、基端(1)を有し、該基端から、2つの切削縁間に少なくとも1つの段(22)が存在し、該基端から、前記管に対する作業のための作業部分が長手方向に延びており、
    前記作業部分は、長手方向に延びるとともに流体用の通路を形成する、該器具の前記断面を通る少なくとも1つのスロット(21)を有しており、
    前記基端(1)は回転軸を有し、
    前記スロットは、前記回転軸に対して偏心されるように長手方向に延びている
    ことを特徴とする、歯の管に対して作業するのに使用される歯内治療器具。
  2. 請求項1に記載の歯内治療器具であって、該歯内治療器具は、歯の管を成形するのに使用され、基端(1)を有し、該基端から、2つの切削縁(220)の間に少なくとも1つの段(22)が延びており、該段は、切削部分(2)に沿って長手方向に延びており、
    前記基端及び/又は前記切削部分(2)は、長手方向に延びるとともに流体用の通路を形成する少なくとも1つのスロットを少なくとも部分的に有することを特徴とする、請求項1に記載の歯内治療器具。
  3. 前記スロット(21)は螺旋状であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の歯内治療器具。
  4. 前記スロット(21)は、以下の群:
    正弦波状、
    直線状、
    斜状、
    湾曲状、
    非直線状、特にL字、S字、T字、U字、V字、W字、Y字、Z字のような形状
    に属する形状を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の歯内治療器具。
  5. 前記スロット(21)は径方向の開口を有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の歯内治療器具。
  6. 前記スロット(21)は軸方向の開口を有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の歯内治療器具。
  7. 前記基端(1)は回転軸を有し、
    前記スロットは、前記回転軸にセンタリングされるように長手方向に延びることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の歯内治療器具。
  8. 前記基端(1)は、前記作業部分の前記スロット(21)と連通する少なくとも1つのスロット(11)も有することを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の歯内治療器具。
  9. 前記作業部分は、長手方向に延びる複数のスロット(21)のうちの少なくとも1つを有し、前記複数のスロットの間に複数の画定アーム(23)を有することを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の歯内治療器具。
  10. 前記アーム(23)はそれぞれ、少なくとも部分的に螺旋状である経路に沿って延びる荷重支持コアによって支持されることを特徴とする、請求項に記載の歯内治療器具。
  11. 前記アームは軸方向の中空特徴部を画定することを特徴とする、請求項又は10に記載の歯内治療器具。
  12. 前記アーム(23)によって画定されている前記軸方向の中空特徴部は、前記基端(1)内に形成されている軸方向の中空特徴部(200)と連通することを特徴とする、請求項11に記載の歯内治療器具。
  13. 前記アーム(23)は異なる長さを有することを特徴とする、請求項12のいずれか1項に記載の歯内治療器具。
  14. 前記アーム(23)のうちの1つは有利には、長さが他のアームの長さよりも長い中央アームであることを特徴とする、請求項13に記載の歯内治療器具。
  15. 前記アーム(23)のそれぞれはノッチ付き端を有することを特徴とする、請求項14のいずれか1項に記載の歯内治療器具。
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