JP6008354B1 - 芳香剤をセットできる手すり - Google Patents

芳香剤をセットできる手すり Download PDF

Info

Publication number
JP6008354B1
JP6008354B1 JP2015234709A JP2015234709A JP6008354B1 JP 6008354 B1 JP6008354 B1 JP 6008354B1 JP 2015234709 A JP2015234709 A JP 2015234709A JP 2015234709 A JP2015234709 A JP 2015234709A JP 6008354 B1 JP6008354 B1 JP 6008354B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handrail
fragrance
main body
opening
outer lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015234709A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017101444A (ja
Inventor
茂 藤中
茂 藤中
Original Assignee
茂 藤中
茂 藤中
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 茂 藤中, 茂 藤中 filed Critical 茂 藤中
Priority to JP2015234709A priority Critical patent/JP6008354B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6008354B1 publication Critical patent/JP6008354B1/ja
Publication of JP2017101444A publication Critical patent/JP2017101444A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Steps, Ramps, And Handrails (AREA)

Abstract

【課題】容易に芳香剤を取り替えできる手すりを提供する。【解決手段】中空部を有する金属製手すり芯材と、手すり芯材の表面を覆うように抗菌作用を有する樹脂材料を用いて形成される手すりカバーと、を備える手すり本体と、手すり本体の両端部に設けられ、手すり本体を支持し、中空部を有するブラケットと、を備える手すりにおいて、手すりに設けられる開口部と、開口部を介して、手すり内に取り替え可能にセットされる芳香剤カートリッジと、開口部を塞ぐため、開口部に着脱可能に設けられる蓋部と、を備え、蓋部の外蓋部に形成されるルーバー状複数の仕切り板を有する芳香剤放出部によって、芳香剤カートリッジの芳香成分が手すりの外部へ流出可能に構成されている。【選択図】 図2a

Description

本発明は、芳香剤をセットする手すりに関し、より詳しくは、芳香剤を容易に取り替え可能な手すりに関する。
日本は、国勢調査の結果によって、2007年に65歳以上の人口は総人口の21.5%を占め、超高齢社会となった。総務省が発表した2013年10月1日時点の推計人口によると、2020年には高齢化率は29.1%、2035年には33.4%に達し、人口の3人に1人が高齢者になると推計されている。これから、老人ホームや病院等をたくさん設置する必要があると予想され、老人ホームや病院において、移動をサポートする手すりは安全で安心して利用できることが不可欠である。
歩行や動作補助のため、室内の廊下や階段、浴室やトイレ等に各種の手すりが取り付けられている。浴室は住まいの中で、最もケガや事故の多い場所であり、浴室内複数の箇所に手すりを設置すれば、転倒やつまずきを防止し、洗い場での動作や浴槽内で立ち座りをやさしく補助できる。また、洗面室及びトイレでの移動や動作においても身体のバランスを崩しやすいので、動作に合わせた手すりを設置することが多い。(引用文献1を参照)。
家庭や公共場所等の室内空間の空気による不快感をなくし、快適な空間を生み出すために芳香剤が広く使用されている。芳香剤を収納した容器を一定の場所に置くと、放出された香りにより不快な空気をなくし、快適な空間を生み出す。
老人ホームや病院等において、手すりは、廊下の側壁部分や階段の側壁部分を始めとして、食堂内、トイレ内、共有スペース内、寝室等、種々の場所において設けられている。しかしながら、老人ホームや病院等には、小物置場を設置することが困難であり、廊下や階段等のところは特に困難である。また、小物置場があっても、普通に芳香剤容器を置くことで老人や患者さんに怪我をさせたり、誤って食べられたりする恐れがある。ここで、廊下や階段等に設置されている手すりに芳香剤を入れることにより上記の欠点を克服することができる。
引用文献2(特開2005−213959号公報)には、掴み部分が中空構造の手すり類において、この中空部分に消臭剤を充填して掴み部分に呼吸孔を設けたことを特徴とする手すり類の消臭空気清浄構造が提案されている。当該発明によれば、手すり類本来の機能を果たしながら、建物や車両内の消臭や空気清浄が達せられ、衛生環境が改善されるという優れた効果を奏する。
特開平11−022133号公報 特開2005−213959号公報
しかしながら、特許文献1に記載の手すりは、手すりの機能性のみが重要視されており、これらの手すりを上記の箇所に配置しても安らぎや楽しさを与えることができなかった。
また、特許文献2に記載の中空構造の手すり類において、中空の手すり本体にセットされた芳香剤の芳香成分が手すりの外部に流出させることが可能であるため、この手すりが配置された箇所及びその周縁に好適な香りを漂わせることが可能となり、安らぎや楽しさ等を与えることが可能となるが、消耗品である芳香剤の交換方法について、明らかに記載されていない。
本発明は発明者たちが従来の欠点に鑑み鋭意研究の結果であり、芳香剤を容易に取り替え可能な手すりを提供することを目的とする。
本発明は、以下の構成によって把握される。
(1)本発明の芳香剤をセットできる手すりに係る第1の態様は、中空部を有する金属製手すり芯材と、前記手すり芯材の表面を覆うように抗菌作用を有する耐候性樹脂材料を用いて形成される手すりカバーと、を備える手すり本体と、手すりの取り付け箇所に前記手すり本体を支持するため、前記手すり本体の両端部にブラケットを備えた、芳香剤をセットできる手すりにおいて、
開口部が、前記手すり本体に設けられ、外蓋部が、平面視において、一つの短辺が直線状で、もう一つの短辺が曲線状である略長方形の形状を呈して、前記開口部を塞ぎ、前記蓋部にルーバー状に延在する複数の仕切り板を有する芳香剤放出部と、前記外蓋部の反対側に形成され、前記開口部に嵌め込むように前記手すり本体の中空部へ延在し、一定の空間を構成する嵌合部と、前記嵌合部の前記外蓋部側の周縁から全周に亘って外側に延出するように形成されて、前記外蓋部と隣接する縁部と、前記縁部の直線状の短辺に延設する両長辺にそれぞれ形成される、略長方形の切り欠き部と、前記外蓋部の直線状の短辺方向に対応させて前記嵌合部に形成される突起部と、を備え、
前記外蓋部を着脱するとき、前記略長方形の切り欠き部と前記突起部とを使用し、
前記開口部を介して、前記手すり本体取り替え可能にセットされる芳香剤カートリッジを備え、前記芳香剤放出部によって、前記芳香剤カートリッジの芳香成分が前記手すり本体の外部へ流出可能に構成されている。
(2)上記(1)の構成において、殺菌剤、消臭剤又はエアーフレッシュの少なくとも一つを収納する前記芳香剤カートリッジが、前記手すり本体の中空部に着脱自在にセットされてもよい
(3)上記(1)または(2)の構成において、前記手すり本体は、長さが400mm〜1200mmである直線状又は曲線状であって、28mm〜45mmの直径の円形又は楕円形の断面を有し、前記手すりカバーの厚さが2mm〜7mmであってもよい。
この構成によれば、置く場所がなくても、芳香剤を設置することができ、かつ、当該芳香剤を容易に取り替え可能な手すりを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る手すりの平面図である。 本発明の第1実施形態に係る手すりの端部ブラケットの分解斜視図である。 蓋部の平面図である。 一つの方向から見る蓋部の側面図である。 他の方向から見る蓋部の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る手すりの蓋部にセットする芳香剤カートリッジの断面図である。 本発明の第2実施形態に係る手すりの平面図である。 本発明の他の実施形態に係る手すりの側面図である。
以下に本発明の好ましい実施形態に基づき、図面と共に詳細に説明する。これらは例示の目的で掲げたもので、これらにより本発明を限定するものではない。また、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ符号を付している。
第1実施形態
図1は、本発明の第1実施形態に係る直線状手すり10の平面図であり、図2aは本発明の第1実施形態に係る手すりの端部ブラケット102の分解斜視図であり、図2bは蓋部104の平面図であり、図2cは一つの方向から見る蓋部104の斜視図であり、図2dは他の方向から見る蓋部104の側面図であり、図3は、本発明の第1実施形態に係る手すりの蓋部104にセットする芳香剤カートリッジの断面図である。
図1及び図2aに示すように、手すり10は、中空部を有する金属製手すり芯材と、手すり芯材の表面を覆うように抗菌作用を有する樹脂材料を用いて形成される手すりカバー(図示せず)と、を備える手すり本体101と、手すり本体101の端部に設けられ、壁などの取り付け部分に固定されることにより手すり本体101を支持し、中空部を有するブラケット(止まりエンドとも言える)102と、を備える手すりにおいて、一つのブラケット102に設けられる開口部103と、開口部103を介して、ブラケット102内に取り替え可能にセットされる芳香剤カートリッジ(図示せず)と、開口部103を塞ぐため、開口部103に着脱可能に設けられる蓋部104と、を備え、蓋部104にルーバー状に延在する複数の仕切り板を有する芳香剤放出部105によって、芳香剤カートリッジの芳香成分が手すり10の外部へ流出可能に構成されている。
手すり本体101における金属手すり芯材に用いる金属は、特に限定されるものではなく、鉄鋼、アルミニウム、ステンレス、亜鉛、チタン等の金属材料を用いて形成してよいが、押出成形の容易さ及び軽量であることから、アルミニウム若しくはアルミニウム合金を用いて形成するのが好ましい。また、金属手すり芯材の肉厚が例えば3mm程度で、表面には最大表面粗さが0.01〜0.1mm程度の微細な凹凸を設けて手すり10のカバーとの接触面積を大きくすると共に、手すり10のカバーの収縮による位置ずれを防ぐ、手すり10のカバーが金属手すり芯材から剥離することを防止するようにしておくのが好ましい。
手すり10のカバーとしては、変色や退色がほとんどない耐候性樹脂からなり、年間を通して手にやさしく安全で、冬はひんやりしなく、夏は暑くなりにくいオールシーズン対応の親切な樹脂素材である。カバーの色としては、白、赤、黄、青、グレー、外観との調和を意識したナチュウラルベースな木目ライトブラウン、使いやすさとエクステリアとの調和を兼ね備える木目ミディアムブラウン等が挙げられる。
上記耐候性樹脂に用いる合成樹脂材料は、押出成形が可能であれば、特に限定されるものではなく、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリイソプレン、エチレン酢酸ビニル共重合体などのポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ABS樹脂、ポリアミド、アクリル樹脂等の熱可塑性樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル、ユリヤ樹脂等の熱硬化性樹脂等を用いることができる。また、樹脂材料には、木粉が配合されていてもよく、木粉を配合することにより木質感を現出させることができるとともに成形品の強度を向上することができ、木粉によって外観や強度を向上させることができる。
また、必要に応じて適宜添加剤などを配合してもよい。例えば炭酸カルシウム、石粉等の充填剤や発泡剤、発泡助剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤等を配合してもよい。また、不燃性を付与するために水酸化アルミニウム等の無機粒子を配合してもよい。ほかにも、熱可塑性エラストマーを加えて、表面の滑り性を抑制するようにしてもよい。
手すり10は人の手が直接触れる機会が多い構成材であることから、その外表面の衛生を保つために、カバーの樹脂材料には、抗菌剤や耐候剤を配合することができる。この抗菌剤等の好ましい配合量は、カバーに悪影響を及ぼさない程度の量である。抗菌剤としては無機系抗菌剤が好ましい。
無機系抗菌剤としては、無機イオン交換体に金属イオンを担持させた無機系抗菌剤が好ましい。担持される金属イオンとしては銀、銅、亜鉛イオンが好ましい。無機イオン交換体としては、ゼオライト、リン酸塩系無機イオン交換体、アルミノケイ酸塩、活性炭、ハイドロキシアパタイト、ガラスが例示され、ゼオライト及びリン酸塩系無機イオン交換体が好ましい。リン酸塩系無機イオン交換体としてはリン酸ジルコニウム塩が好ましい。
また、カバーは単層又は2層以上の複層になっていてもよい。例えば、内層部と表層部との2層構造にして、層ごとに樹脂の組成や添加剤の量を変化させてもよい。2層にして組成を変化させることで、機能や耐久性、外観を向上させることもできる。例えば、外装は顔料で加飾をしたり、内部は耐久性や強度を持たせたりすることもできる。
手すり本体101の長さについては、設置場所によって異なるが、本実施形態において、その長さが400mm〜1200mmであり、好ましくは600mm〜900mmである。手すり本体101の断面が必ずしも円形とは限らなく、楕円形でもよい。その太さについては、使用する人によって異なるが、本実施形態において、手すり本体101の断面が円形であって、28mm〜45mmの直径を有する。好ましくは30mm〜40mmであり、より好ましくは33mm〜35mmである。手すり本体101の直径が45mmを超えると、しっかりと握れないので、人間工学に基づき力を入れにくく滑りやすいので好ましくない。28mm未満の場合は、手すりの強度が足りないので手すりの役割を果たせない。例えば、多くの人が利用する建物において、軽く握るので40mmの直径が適し、手を滑らせながらしっかり握って使われる老人ホーム等の場所では、やや細めの34mmの直径が適している。
手すり芯材の表面に設けられるカバーは、その厚さが2mm〜7mmである。好ましくは3mm〜5mmである。このような所定範囲内の厚みが金属製の手すり芯材の表面に設けられることによって、人が触れた際に天然木のような温かみのある触感を有し、また、金属製の手すり芯材が本来的に有する剛性を発揮することができ、使用に耐えうる剛性を兼ね備えた手すり本体101が実現される。
ブラケット102は、図2aに示すように、中空部を有するブラケット本体1021と、ブラケット本体1021には、手すり本体101に嵌着するために形成される嵌着口1022と、ブラケット102を壁などに固定する固定部1023と、ブラケット本体1021の固定部1023の反対側に形成される開口部103と、開口部103を塞ぐため、開口部103に嵌合する蓋部104と、を備えている。
ブラケット102の固定部1023には、ブラケット中空部を貫く挿通用孔(図示せず)が形成されており、この挿通用孔にボルト、ビス等の取り付け具を挿通させて壁などの取り付け部分に固定することによりブラケット102を固定する。
嵌着口1022は、ブラケット本体1021 から外部側に突出し、中空部を有する手すり本体101の両端部の開口に嵌合するように形成され、その内部に構成される空間が手すり本体101の空間と相互に連通するように形成されている。ブラケット102は、握る際に違和感が少なく使いやすいため、手すり本体101と同じ材料で成形されている。ブラケット102は止まりエンドの役割を果たし、かつ、固定部1023によって壁などの取り付け部分に固定されることにより手すり本体101を支持する。
蓋部104は、図2b〜図2dに示すように、平面視において、一つの短辺が直線で、もう一つの短辺が曲線である略長方形の外蓋部を有し、外蓋部に形成されるルーバー状に延在する複数の仕切り板を有する芳香剤放出部105と、その外蓋部の反対側に形成され、開口部103に嵌め込むようにブラケット102の中空部の内部へ延在し、一定の空間を構成する嵌合部107と、嵌合部107の蓋部104の外蓋部側の周縁から全周に亘って外側に延出するように形成され、蓋部104の外蓋部と隣接する縁部109と、縁部109の直線状の短辺に接近する両長辺にそれぞれ形成される略長方形の切り欠き部106と、直線状短辺に対応する嵌合部107に形成される突起部108と、を備えている。蓋部104における切り欠き部106及び突起部108の構成によって、蓋部104を取り外すときは、ワンタッチで着脱可能にすることができ、よって、開口部103を介して、芳香剤カートリッジをブラケット102の中空部に容易に取り替え可能にセットできる。
また、蓋部104は、一つの例として、芳香剤放出部105のルーバー状仕切り板同士で構成する隙間が約1mm、突起部108が約1.5mm、略長方形の切り欠き部106の長辺が約7mm、短辺が約1.5mm、外蓋部の直線状短辺から切り欠き部106までの距離が約5mm、外蓋部の直線状短辺に対応する嵌合部107の高さが約17mm、曲線状短辺に対応する嵌合部107の高さが約15mmであるような構成をすることができる。
蓋部104の構成材としては手すりと同様にすることができるが、コスト削減の観点から、樹脂材料で構成することが好ましい。蓋部104の色としては、手すり10と調和するために、手すり本体101と同じ色にすることができ、また、芳香剤カートリッジの有無を容易に確認するため、透明色にしてもよい。
手すり内に芳香剤をセットする場所としては、芳香剤が手すり10の内部に収納されることができれば特に限定しない。例えば、蓋部104の中空部にセットすることができ、又は蓋部104に対応するブラケットの中空部にセットしてもよい。
手すり10にセットされる芳香剤は、簡単に取り替えできるため、カートリッジに形成されるタイプが好ましい。カートリッジとしては、通気孔を備え、軽量でコストも安くできるPE、PP、PS等の合成樹製の容器状に形成されたものを用い、当該容器に芳香剤、殺菌剤、消臭剤又はエアーフレッシュの少なくとも一つをナフタレン等の昇華剤や無機吸着剤に含浸させた粒状若しくはゼリー状のもの、又は紙、布、織布、不織布等に含浸させたもの等の芳香剤が収納されるように構成される。
芳香剤カートリッジは、開口部103に出入自在で、手すり10の内部に容易に着脱自在にセットできれば、その形について、特に限定することがなく、例えば、柔軟な棒状、塊状又は固形ペレット状の芳香剤等が挙げられる。芳香剤カートリッジのセット方法としては、芳香剤カートリッジをブラケット102の内部空間に置くだけ、若しくは両面テープでブラケット102の内面に粘着されることによってセットされ、又は蓋部104の内部空間にあらかじめ設けられる収納部にセットされる等の方法が挙げられ、図3は芳香剤カートリッジのセット方法の一例であり、この場合には、芳香効果が弱まってきた芳香剤を取り替えたいときは、芳香剤カートリッジだけを取り替えることができ、また、蓋ごとに取り替えしてもよい。
また、カートリッジには異なる香りの芳香剤、殺菌剤、消臭剤又はエアーフレッシュを入れることができ、置く場所、役割、気分又は季節によって自由に選ぶことができる。
この手すり10の構成によれば、開口部103を介してブラケット102の空間にセットされる芳香剤カートリッジの芳香成分が蓋部104の芳香剤放出部105によって手すり10の外部に流出させることが可能であるため、この手すり10が配置される箇所及びその周辺に好適な香りを漂わせることが可能となり、安らぎや楽しさ等を与えることが可能となる。
また、芳香剤カートリッジが手すりの内部にセットされているので、室内に置く場所がなくても、安全、安心且つ容易に取り替えできる芳香剤を置くことができる。また、色付けの蓋部104を用いる場合は、芳香剤カートリッジが手すり10の外観から分からず、意匠性に優れる。
実施形態2
図4は本発明の第2実施形態に係る手すりの平面図であり、図4において、上記図1〜図3で示したものと同一又は同等箇所には同一の符号を付して示している。また、以下の説明において、構造について上記で示した箇所と重複する説明は、必要な事項を除き省略する。
図4に示すように、手すり10は、中空部を有する金属製手すり芯材と、手すり芯材の表面を覆うように抗菌作用を有する樹脂材料を用いて形成される手すりカバー(図示せず)と、を備える手すり本体101と、手すり本体101に設けられる開口部103と、開口部103を介して、手すり本体101内に取り替え可能にセットされる芳香剤カートリッジ(図示せず)と、開口部103を塞ぐため、開口部103に着脱可能に設けられる蓋部104と、を備え、蓋部104にルーバー状に延在する複数の仕切り板を有する芳香剤放出部105によって、芳香剤カートリッジの芳香成分が手すり10の外部へ流出可能に構成されている。
芳香剤カートリッジは蓋部104の中空部にセットされ、又は手すり本体101の中空部にセットされることができる。この手すり10の構成によれば、蓋部104を介して手すり本体101の中空部空間にセットされる芳香剤カートリッジの芳香成分が蓋部104の芳香剤放出部105によって手すり10の外部に流出させることが可能であるため、この手すり10が配置される箇所及びその周辺に好適な香りを漂わせることが可能となり、安らぎや楽しさ等を与えることが可能となる。
他の実施形態
実施形態1及び2において、手すりの一箇所に開口部及び蓋部を設けることにより、芳香剤をセットできる手すりが構成されている。手すりの長さにより、多箇所で芳香剤をセットできる開口部及び蓋部を設ける構成にしてもよい。
また、実施形態1及び2において、直線状手すりに芳香剤をセットしたが、いうまでもなく、手すりの表面及び形状に関係なく、内部空間を有するすべての手すりに芳香剤をセットすることができる。例えば、図5に示す波状な手すり20にセットすることができる。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことはいうまでもない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 直線状手すり
101 手すり本体
102 ブラケット
103 開口部
104 蓋部
105 芳香剤放出部
106 切り欠き部
107 嵌合部
108 突起部
109 縁部
1021 ブラケット本体
1022 嵌着口
1023 固定部
20 波状な手すり

Claims (3)

  1. 中空部を有する金属製手すり芯材と、前記手すり芯材の表面を覆うように抗菌作用を有する耐候性樹脂材料を用いて形成される手すりカバーと、を備える手すり本体と、
    手すりの取り付け箇所に前記手すり本体を支持するため、前記手すり本体の両端部にブラケットを備えた、芳香剤をセットできる手すりにおいて、
    開口部が、前記手すり本体に設けられ、
    外蓋部が、平面視において、一つの短辺が直線状で、もう一つの短辺が曲線状である略長方形の形状を呈して、前記開口部を塞ぎ、
    前記蓋部にルーバー状に延在する複数の仕切り板を有する芳香剤放出部と、
    前記外蓋部の反対側に形成され、前記開口部に嵌め込むように前記手すり本体の中空部へ延在し、一定の空間を構成する嵌合部と、
    前記嵌合部の前記外蓋部側の周縁から全周に亘って外側に延出するように形成されて、前記外蓋部と隣接する縁部と、
    前記縁部の直線状の短辺に延設する両長辺にそれぞれ形成される、略長方形の切り欠き部と、
    前記外蓋部の直線状の短辺方向に対応させて前記嵌合部に形成される突起部と、を備え、
    前記外蓋部を着脱するとき、前記略長方形の切り欠き部と前記突起部とを使用し、
    前記開口部を介して、前記手すり本体取り替え可能にセットされる芳香剤カートリッジを備え、前記芳香剤放出部によって、前記芳香剤カートリッジの芳香成分が前記手すり本体の外部へ流出可能に構成されることを特徴とする
    芳香剤をセットできる手すり。
  2. 殺菌剤、消臭剤又はエアーフレッシュの少なくとも一つを収納する前記芳香剤カートリッジが、前記手すり本体の中空部に着脱自在にセットされることを特徴とする
    請求項1に記載の芳香剤をセットできる手すり。
  3. 前記手すり本体は、長さが400mm〜1200mmである直線状又は曲線状であって、28mm〜45mmの直径の円形又は楕円形の断面を有し、前記手すりカバーの厚さが2mm〜7mmであることを特徴とする
    請求項1または2のいずれか一項に記載の芳香剤をセットできる手すり。
JP2015234709A 2015-12-01 2015-12-01 芳香剤をセットできる手すり Active JP6008354B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015234709A JP6008354B1 (ja) 2015-12-01 2015-12-01 芳香剤をセットできる手すり

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015234709A JP6008354B1 (ja) 2015-12-01 2015-12-01 芳香剤をセットできる手すり

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6008354B1 true JP6008354B1 (ja) 2016-10-19
JP2017101444A JP2017101444A (ja) 2017-06-08

Family

ID=57140141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015234709A Active JP6008354B1 (ja) 2015-12-01 2015-12-01 芳香剤をセットできる手すり

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6008354B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7243497B2 (ja) * 2019-07-09 2023-03-22 積水ハウス株式会社 玄関用手摺

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60150241U (ja) * 1984-03-15 1985-10-05 ナショナル住宅産業株式会社 手すり
JP3013369B2 (ja) * 1989-12-01 2000-02-28 大日本印刷株式会社 パラボラアンテナ用リフレクターの製造方法
JP2001032491A (ja) * 1999-07-27 2001-02-06 Matsushita Electric Works Ltd 手摺りのコーナ部の取り付け構造
JP2001238942A (ja) * 2000-02-28 2001-09-04 Leap:Kk 身廻品の芳香装置
JP2005133523A (ja) * 2003-10-29 2005-05-26 Yasuo Miyake 手すり
JP2005287623A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Susumu Tatsumi 椅子
JP2010070994A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Aron Kasei Co Ltd 手摺りブラケット

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60150241U (ja) * 1984-03-15 1985-10-05 ナショナル住宅産業株式会社 手すり
JP3013369B2 (ja) * 1989-12-01 2000-02-28 大日本印刷株式会社 パラボラアンテナ用リフレクターの製造方法
JP2001032491A (ja) * 1999-07-27 2001-02-06 Matsushita Electric Works Ltd 手摺りのコーナ部の取り付け構造
JP2001238942A (ja) * 2000-02-28 2001-09-04 Leap:Kk 身廻品の芳香装置
JP2005133523A (ja) * 2003-10-29 2005-05-26 Yasuo Miyake 手すり
JP2005287623A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Susumu Tatsumi 椅子
JP2010070994A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Aron Kasei Co Ltd 手摺りブラケット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017101444A (ja) 2017-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060252326A1 (en) Antimicrobial cubicle curtain and methods of making the same
JP6008354B1 (ja) 芳香剤をセットできる手すり
US6209146B1 (en) Ventilation device for a toilet
KR101213197B1 (ko) 공기 정화수단이 구비된 침대용 매트리스
JP2021176344A (ja) 可撓性分割シート仕切り構造
JP2007032111A (ja) 戸袋の構造
US20210282360A1 (en) Litter Box
JP2007297912A (ja) 手摺り部材
KR20170011258A (ko) 다용도 복합 탈취기
KR102255867B1 (ko) 양변기용 교체형 위생패드
JP2009174311A (ja) 緊急脱出・救出口付き建具
KR100757316B1 (ko) 건축물에서 발생되는 유해물질 중화에 사용하는 판넬
JP2003239490A (ja) 手摺り部材
WO2023112196A1 (ja) 光触媒装置
KR200395623Y1 (ko) 기능성 합판
JP2005213959A (ja) 手すり類の消臭空気清浄構造
KR200250533Y1 (ko) 공기정화 및 통기성을 갖는 의자
KR20180017849A (ko) 악취 제거 기능을 구비한 애완동물용 하우스
JPH0627432B2 (ja) 保養施設
KR200347441Y1 (ko) 황토와 대나무숯이 내장된 가구
TW202023461A (zh) 腳踏墊片、馬桶底部腳踏墊片及馬桶座墊下層陶瓷部份和馬桶內側向下延伸的陶瓷部份吸尿墊片與小便斗吸尿墊片等
KR101728672B1 (ko) 악취제거 변기
JP2024003292A (ja) 室内殺菌装置
JPH01322063A (ja) 建築内装材
KR20230006732A (ko) 접착성을 지닌 냄새제거제를 이용한 탈취기

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160830

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160906

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6008354

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250