JP6007869B2 - 車両用電力回生システム及び電圧変換装置 - Google Patents

車両用電力回生システム及び電圧変換装置 Download PDF

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Description

本発明は、車両用電力回生システム及びその電圧変換装置に関するものである。
近年、車両には、車両用電力回生システムが備えられたものがある。車両用電力回生システムとしては、走行状況に応じて電力を発生する発電機と、発電機に接続された第1蓄電装置と、それらが入力側に接続されたDC/DCコンバータを有する電圧変換装置と、DC/DCコンバータの出力側に接続された第2蓄電装置及び負荷とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。このような車両用電力回生システムにおける第1蓄電装置としては、例えばキャパシタが用いられ、第2蓄電装置としては、例えば鉛蓄電池が用いられ、システム全体がキャパシタによって急速な充放電が可能とされ、例えば回生ブレーキによって発電機で発生される電力をキャパシタにて早急に蓄えることが可能とされている。
特開2012−240593号公報
ところで、上記のような車両用電力回生システムでは、DC/DCコンバータの出力電圧によっては、例えば、第1蓄電装置の空き容量が少ない状態が多く回生ブレーキによって発電機で発生される電力が多く無駄になってしまうという虞や、第1蓄電装置の充電率が著しく低くなってしまうという虞等がある。これらのことは、回生ブレーキに基づく電力を効率良く利用できないことに繋がり、ひいては低燃費化の妨げとなる。
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的は、回生ブレーキに基づく電力を効率良く利用することができる車両用電力回生システム及び電圧変換装置を提供することにある。
上記課題を解決する車両用電力回生システムは、車両状況に応じて電力を発生する発電機と、前記発電機に接続されて該発電機からの電力を蓄える第1蓄電装置と、前記発電機及び前記第1蓄電装置が入力側に接続されたDC/DCコンバータを有する電圧変換装置と、前記電圧変換装置における前記DC/DCコンバータの出力側に接続されて、該DC/DCコンバータからの出力電圧に応じて電力を蓄える第2蓄電装置とを備え、前記電圧変換装置における前記DC/DCコンバータの出力側及び前記第2蓄電装置に負荷が接続されて、該負荷に前記DC/DCコンバータ及び前記第2蓄電装置の少なくとも一方からの出力電圧が供給される車両用電力回生システムであって、前記電圧変換装置は、制御部を備え、前記制御部は、前記第2蓄電装置の出力電圧を基準電圧として、前記第1蓄電装置の充電率が第1設定値よりも高い場合には前記電圧変換装置の出力電圧を前記基準電圧よりも高くて且つ電位差が大きくなるように制御し、前記第1蓄電装置の充電率が第1設定値以下の場合には前記電圧変換装置の出力電圧を前記基準電圧以上で且つ電位差が小さくなるように制御する。
同構成によれば、第1蓄電装置の充電率が第1設定値よりも高い場合は電圧変換装置の出力電圧が第2蓄電装置の出力電圧である基準電圧よりも高くて且つ電位差が大きくなるように制御される。よって、第2蓄電装置に電力を早急に移動させることができるとともに、第1蓄電装置の空き容量を速やかに増やすことができ、回生ブレーキによって発電機で発生される電力が無駄になることを抑えることが可能となる。又、第1蓄電装置の充電率が第1設定値以下の場合は電圧変換装置の出力電圧が前記基準電圧以上で且つ電位差が小さくなるように制御される。よって、第1蓄電装置の充電率が著しく低くなってしまうことを抑えることができるとともに、第2蓄電装置に電力を移動させる際の損失が無駄に増大してしまうことを抑えることができる。
上記車両用電力回生システムにおいて、前記制御部は、前記第1蓄電装置の充電率が第1設定値以下の場合であって前記第2蓄電装置の充電率が第2設定値以下の場合は出力電圧を前記第2蓄電装置の出力電圧よりも高くし、前記第1蓄電装置の充電率が第1設定値以下の場合であって前記第2蓄電装置の充電率が第2設定値よりも高い場合は出力電圧を前記第2蓄電装置の出力電圧と同等とすることが好ましい。
同構成によれば、第1蓄電装置の充電率が第1設定値以下の場合であって第2蓄電装置の充電率が第2設定値以下の場合は出力電圧が第2蓄電装置の出力電圧よりも高くされるため、第1蓄電装置の充電率が第1設定値よりも高い場合に比べるとゆっくりではあるが第2蓄電装置に電力を移動させることができる。これにより、第2蓄電装置の充電率を第2設定値に近づけることができる。又、第1蓄電装置の充電率が第1設定値以下の場合であって第2蓄電装置の充電率が第2設定値よりも高い場合は出力電圧が第2蓄電装置の出力電圧と同等とされるため、第2蓄電装置の電流の出し入れが行われないようにすることができる。
上記車両用電力回生システムにおいて、前記制御部は、車速に応じて前記第1設定値を設定するものであって、車速が遅い場合に比べて車速が速い場合の前記第1設定値を同等又は低く設定することが好ましい。
同構成によれば、車速が遅い場合に比べて車速が速い場合の前記第1設定値が同等又は低く設定されるため、車速が速い方が第1蓄電装置の空き容量を速やかにより多く増やすことができる。そして、停止するまでの一回の回生ブレーキで発生される電力は車速が速い方が多くなるため、車速が速い場合に多く発生される可能性が高い電力を無駄なく第1蓄電装置に蓄えさせる可能性を高くすることができる。
上記課題を解決する電圧変換装置は、車両状況に応じて電力を発生する発電機及び該発電機に接続されて該発電機からの電力を蓄える第1蓄電装置が入力側に接続され、出力電圧に応じて電力を蓄える第2蓄電装置及び出力電圧が供給される負荷が出力側に接続されたDC/DCコンバータを有する電圧変換装置であって、制御部を備え、前記制御部は、前記第2蓄電装置の出力電圧を基準電圧として、前記第1蓄電装置の充電率が第1設定値よりも高い場合には出力電圧を前記基準電圧よりも高くて且つ電位差が大きくなるように制御し、前記第1蓄電装置の充電率が第1設定値以下の場合には出力電圧を前記基準電圧以上で且つ電位差が小さくなるように制御する。
同構成によれば、第1蓄電装置の充電率が第1設定値よりも高い場合は電圧変換装置の出力電圧が第2蓄電装置の出力電圧である基準電圧よりも高くて且つ電位差が大きくなるように制御される。よって、第2蓄電装置に電力を早急に移動させることができるとともに、第1蓄電装置の空き容量を速やかに増やすことができ、回生ブレーキによって発電機で発生される電力が無駄になることを抑えることが可能となる。又、第1蓄電装置の充電率が第1設定値以下の場合は電圧変換装置の出力電圧が前記基準電圧以上で且つ電位差が小さくなるように制御される。よって、第1蓄電装置の充電率が著しく低くなってしまうことを抑えることができるとともに、第2蓄電装置に電力を移動させる際の損失を無駄に生じさせることを抑えることができる。
上記電圧変換装置において、前記制御部は、前記第1蓄電装置の充電率が第1設定値以下の場合であって前記第2蓄電装置の充電率が第2設定値以下の場合は出力電圧を前記第2蓄電装置の出力電圧よりも高くし、前記第1蓄電装置の充電率が第1設定値以下の場合であって前記第2蓄電装置の充電率が第2設定値よりも高い場合は出力電圧を前記第2蓄電装置の出力電圧と同等とすることが好ましい。
同構成によれば、第1蓄電装置の充電率が第1設定値以下の場合であって第2蓄電装置の充電率が第2設定値以下の場合は出力電圧が第2蓄電装置の出力電圧よりも高くされるため、第1蓄電装置の充電率が第1設定値よりも高い場合に比べるとゆっくりではあるが第2蓄電装置に電力を移動させることができる。これにより、第2蓄電装置の充電率を第2設定値に近づけることができる。又、第1蓄電装置の充電率が第1設定値以下の場合であって第2蓄電装置の充電率が第2設定値よりも高い場合は出力電圧が第2蓄電装置の出力電圧と同等とされるため、第2蓄電装置の電流の出し入れが行われないようにすることができる。
上記電圧変換装置において、前記制御部は、車速に応じて前記第1設定値を設定するものであって、車速が遅い場合に比べて車速が速い場合の前記第1設定値を同等又は低く設定することが好ましい。
同構成によれば、車速が遅い場合に比べて車速が速い場合の前記第1設定値が同等又は低く設定されるため、車速が速い方が第1蓄電装置の空き容量を速やかにより多く増やすことができる。そして、停止するまでの一回の回生ブレーキで発生される電力は車速が速い方が多くなるため、車速が速い場合に多く発生される可能性が高い電力を無駄なく第1蓄電装置に蓄えさせる可能性を高くすることができる。
本発明の車両用電力回生システム及び電圧変換装置では、回生ブレーキに基づく電力を効率良く利用することができる。
一実施形態における車両用電力回生システムの電気回路図。 一実施形態における車両用電力回生システムの動作例の説明図。
以下、車両に設けられた車両用電力回生システムの一実施形態を図1及び図2に従って説明する。
図1に示すように、車両用電力回生システムは、発電機11と、第1蓄電装置12と、電圧変換装置13と、第2蓄電装置14とを備える。
発電機11は、車両状況に応じて電力を発生するものであって、オンされた負荷15の種類や数等に応じてエンジンに駆動されて電力を発生する場合や、減速時や停止時の回生ブレーキによって電力を発生する場合がある。
第1蓄電装置12は、本実施形態ではキャパシタであって、発電機11に接続されて該発電機11からの電力を蓄える。ここで、前記第2蓄電装置14は、本実施形態では鉛蓄電池であって、第1蓄電装置12は第2蓄電装置14よりも急速な充放電が可能なものが採用されている。
電圧変換装置13は、発電機11及び第1蓄電装置12が入力側に接続されたDC/DCコンバータ16と、DC/DCコンバータ16の出力電圧を制御可能な制御部17とを有する。本実施形態の制御部17はICよりなり、DC/DCコンバータ16のスイッチング素子を制御することで出力電圧の値を制御可能とされている。
電圧変換装置13におけるDC/DCコンバータ16の出力側には、負荷15が接続されるとともに、リレー18を介して第2蓄電装置14が接続されている。
第2蓄電装置14は、DC/DCコンバータ16からの出力電圧に応じて電力を蓄えたり、負荷15に電力を供給する。
又、第2蓄電装置14はエンジンスタータ19に(リレー18を介さず)接続されている。前記リレー18はエンジンスタータ19に電力を供給する場合には負荷15に電力を供給しないように(エンジンスタータ19に集中的に電力を供給するように)オフ状態とされ、通常時はオン状態とされる。
ここで、前記制御部17は、第2蓄電装置14の出力電圧を基準電圧として、第1蓄電装置12の充電率が第1設定値よりも高い場合は出力電圧を前記基準電圧よりも高くて且つ電位差が大きくなるように制御し、第1蓄電装置12の充電率が第1設定値以下の場合は出力電圧を前記基準電圧以上で且つ電位差が小さくなるように制御する。本実施形態の第1設定値は、予め設定された一定の値であって、例えば、80%に設定されている。尚、これは、一回の回生ブレーキで発生される平均的な電力が第1蓄電装置12の容量の20%程度であることから、その電力を蓄えることができる程度の空き容量が第1蓄電装置12に速やかに作られるように決定している。
そして、制御部17は、第2蓄電装置14の出力電圧(例えば、12.8ボルト)を基準電圧として、第1蓄電装置12の充電率が第1設定値(本実施形態では80%)よりも高い場合は電圧変換装置13(DC/DCコンバータ16)の出力電圧を前記基準電圧よりも高くて且つ電位差が大きい14.8ボルトとする。
又、本実施形態の制御部17は、第1蓄電装置12の充電率が第1設定値以下の場合であって第2蓄電装置14の充電率が第2設定値以下の場合は出力電圧を第2蓄電装置14の出力電圧(基準電圧)よりも高くする。又、本実施形態の制御部17は、第1蓄電装置12の充電率が第1設定値以下の場合であって第2蓄電装置14の充電率が第2設定値よりも高い場合は出力電圧を第2蓄電装置14の出力電圧(基準電圧)と同等とする。尚、ここで言う同等とは、第2蓄電装置14の出力電圧と一致する値に対して誤差の範囲を含んだ値のことである。又、本実施形態の第2設定値は、予め設定された一定の値であって、例えば、90%に設定されている。
具体的には、制御部17は、第1蓄電装置12の充電率が第1設定値(本実施形態では80%)以下の場合であって第2蓄電装置14の充電率が第2設定値(本実施形態では90%)以下の場合は出力電圧を第2蓄電装置14の出力電圧(例えば、12.8ボルト)よりも高い14.0ボルトとする。又、本実施形態の制御部17は、第1蓄電装置12の充電率が第1設定値(本実施形態では80%)以下の場合であって第2蓄電装置14の充電率が第2設定値(本実施形態では90%)よりも高い場合は出力電圧を第2蓄電装置14の出力電圧(例えば、12.8ボルト)と同等の12.8ボルトとする。尚、この際の制御部17が設定する電圧変換装置13の出力電圧は、第2蓄電装置14の出力電圧(例えば、12.8ボルト)を監視しながら設定する。
次に、上記のように構成された車両用電力回生システムの作用について説明する。
例えば、図2に示すように、第1蓄電装置12の充電率Xが第1設定値(本実施形態では80%)よりも高い100%の状態で、且つ第2蓄電装置14の充電率(図示略)が第2設定値(本実施形態では90%)以下の状態から加速して停止するまでの一つの動作例について説明する。
この場合、まず加速している加速区間Aでは回生ブレーキによる発電は行われず、減速している減速区間Bでは回生ブレーキによる発電が行われる。
そして、まず第1蓄電装置12の充電率Xが第1設定値(本実施形態では80%)よりも高い区間Cでは、制御部17によって電圧変換装置13(DC/DCコンバータ16)の出力電圧が14.8ボルトとされる。これにより、第1蓄電装置12の充電率Xは速やかに低下しつつ、該第1蓄電装置12の電力は、負荷15及び第2蓄電装置14に供給され、負荷15にて消費されるとともに第2蓄電装置14に移動(充電)される。
次に、第1蓄電装置12の充電率Xが第1設定値(本実施形態では80%)以下となった区間Dでは、第2蓄電装置14の充電率が第2設定値(本実施形態では90%)以下の状態であることから、制御部17によって電圧変換装置13(DC/DCコンバータ16)の出力電圧が14.0ボルトとされる。これにより、第1蓄電装置12の充電率Xは前記区間Cよりもゆっくり低下しつつ、該第1蓄電装置12の電力は、負荷15及び第2蓄電装置14に供給され、負荷15にて消費されるとともに第2蓄電装置14にゆっくりではあるが移動(充電)される。
尚、ここで、第1蓄電装置12の充電率Xが第1設定値(本実施形態では80%)以下となった区間Dで、第2蓄電装置14の充電率が第2設定値(本実施形態では90%)よりも高い状態にあると、制御部17によって電圧変換装置13(DC/DCコンバータ16)の出力電圧が第2蓄電装置14の出力電圧と同等の12.8ボルトとされる。この場合、第1蓄電装置12の充電率Xは更にゆっくり低下して、該第1蓄電装置12の電力は第2蓄電装置14に供給されず、第2蓄電装置14の電流の出し入れはほぼない状態とされる。
そして、減速区間Bになると、回生ブレーキによって発電機11にて電力が発生され、第1蓄電装置12の充電率Xは上昇し、この例では、停止(車速0)直前に100%の状態となっている。
次に、上記実施の形態の特徴的な効果を以下に記載する。
(1)第1蓄電装置12の充電率Xが第1設定値よりも高い場合は電圧変換装置13の出力電圧が第2蓄電装置14の出力電圧である基準電圧よりも高くて且つ電位差が大きくなるように制御される。よって、第2蓄電装置14に電力を早急に移動させることができるとともに、第1蓄電装置12が後に発電機11で発生される電力を蓄えるための空き容量を速やかに増やすことができ、回生ブレーキによって発電機11で発生される電力が無駄になることを抑えることが可能となる。具体的には、例えば、図2に二点鎖線で示すように、電圧変換装置13の出力電圧が14.0ボルトで一定であると、第1蓄電装置12の空き容量がなかなか増えず、回生ブレーキによって発電機11で発生される電力が無駄になる区間Eが大きくなることが考えられるが、これを抑えることが可能となる。これにより、この例では、図2の充電率量Yの分だけ多く電力を第2蓄電装置14に移動させるようにすることができる。
又、第1蓄電装置12の充電率Xが第1設定値以下の場合は電圧変換装置13の出力電圧が前記基準電圧以上で且つ電位差が小さくなるように制御されるため、第1蓄電装置12の充電率Xが著しく低くなってしまうことを抑えることができるとともに、第2蓄電装置14に電力を移動させる際の損失が無駄に増大してしまうことを抑えることができる。具体的には、例えば、電圧変換装置13の出力電圧が14.8ボルトで常に一定であると、第1蓄電装置12の充電率Xが著しく低くなってしまったり、第2蓄電装置14に電力を移動させる際の損失が無駄に増大してしまう虞があるが、これを抑えることができる。
これにより、回生ブレーキに基づく電力を効率良く利用することができ、ひいては車両の低燃費化を図ることができる。具体的には、本実施形態では、第1蓄電装置12の充電率Xが第1設定値よりも高い場合は、多少の損失が生じるものの第1蓄電装置12の電力を第2蓄電装置14に早急に移動させて、一回の回生ブレーキで発生される電力を蓄えることができる程度の空き容量を第1蓄電装置12に速やかに作るようにしている。これにより、回生ブレーキに基づく電力をできるだけ無駄にしないように利用することができ、トータルとして低燃費化を図ることができるようにしている。
(2)第1蓄電装置12の充電率Xが第1設定値以下の場合であって第2蓄電装置14の充電率が第2設定値以下の場合は出力電圧が第2蓄電装置14の出力電圧よりも高くされるため、第1蓄電装置12の充電率が第1設定値よりも高い場合に比べるとゆっくりではあるが第2蓄電装置14に電力を移動させることができる。これにより、第2蓄電装置14の充電率を第2設定値に近づけることができる。又、第1蓄電装置12の充電率Xが第1設定値以下の場合であって第2蓄電装置14の充電率が第2設定値よりも高い場合は出力電圧が第2蓄電装置14の出力電圧と同等とされるため、第2蓄電装置14の電流の出し入れが行われないようにすることができる。
上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、第1設定値は、予め設定された一定の値(80%)であるとしたが、これに限定されず、一定の他の(80%以外の)値にしてもよいし、車両状況に応じて変更されるようにしてもよい。例えば、制御部17は、車速に応じて第1設定値を設定するものとし、車速が遅い場合に比べて車速が速い場合の第1設定値を同等又は低く設定するように変更してもよい。具体的には、例えば、車速が予め設定された第1速度より速い場合は、第1設定値を低い値とし第1速度以下の場合は第1設定値を高い値としてもよいし、速度が速くなるほど(複数段階又は無段階で)第1設定値を低くするようにしてもよい。
このようにすると、車速が遅い場合に比べて車速が速い場合の第1設定値が同等(例えば、上記第1速度を跨がない場合は同等)又は低く(例えば、第1速度より速くなった場合は低く)設定されるため、車速が速い方が第1蓄電装置12の空き容量を速やかにより多く増やすことができる。そして、停止するまでの一回の回生ブレーキで発生される電力は車速が速い方が多くなるため、車速が速い場合に多く発生される可能性が高い電力を無駄なく第1蓄電装置12に蓄えさせる可能性を高くすることができる。
・上記実施形態では、制御部17は、第1蓄電装置12の充電率が第1設定値以下の場合、第2蓄電装置14の充電率に応じて出力電圧を変更するようにしたが、これに限定されず、第2蓄電装置14の充電率に関わらず、電圧変換装置13の出力電圧を(例えば、第2蓄電装置14の出力電圧と同等に)決定するようにしてもよい。
・上記実施形態では、第1蓄電装置12はキャパシタであって、第2蓄電装置14は鉛蓄電池であるとしたが、これに限定されず、それぞれ他の種類の蓄電装置に変更してもよい。例えば、第1蓄電装置12をリチウムイオン電池に変更してもよい。
11…発電機、12…第1蓄電装置、13…電圧変換装置、14…第2蓄電装置、15…負荷、16…DC/DCコンバータ、17…制御部、X…第1蓄電装置の充電率。

Claims (6)

  1. 車両状況に応じて電力を発生する発電機と、
    前記発電機に接続されて該発電機からの電力を蓄える第1蓄電装置と、
    前記発電機及び前記第1蓄電装置が入力側に接続されたDC/DCコンバータを有する電圧変換装置と、
    前記電圧変換装置における前記DC/DCコンバータの出力側に接続されて、該DC/DCコンバータからの出力電圧に応じて電力を蓄える第2蓄電装置と
    を備え、前記電圧変換装置における前記DC/DCコンバータの出力側及び前記第2蓄電装置に負荷が接続されて、該負荷に前記DC/DCコンバータ及び前記第2蓄電装置の少なくとも一方からの出力電圧が供給される車両用電力回生システムであって、
    前記電圧変換装置は、制御部を備え、
    前記制御部は、前記第2蓄電装置の出力電圧を基準電圧として、
    前記第1蓄電装置の充電率が第1設定値よりも高い場合には前記電圧変換装置の出力電圧を前記基準電圧よりも高くて且つ電位差が大きくなるように制御し、
    前記第1蓄電装置の充電率が第1設定値以下の場合には前記電圧変換装置の出力電圧を前記基準電圧以上で且つ電位差が小さくなるように制御することを特徴とする車両用電力回生システム。
  2. 請求項1に記載の車両用電力回生システムにおいて、
    前記制御部は、前記第1蓄電装置の充電率が第1設定値以下の場合であって前記第2蓄電装置の充電率が第2設定値以下の場合は出力電圧を前記第2蓄電装置の出力電圧よりも高くし、前記第1蓄電装置の充電率が第1設定値以下の場合であって前記第2蓄電装置の充電率が第2設定値よりも高い場合は出力電圧を前記第2蓄電装置の出力電圧と同等とすることを特徴とする車両用電力回生システム。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用電力回生システムにおいて、
    前記制御部は、車速に応じて前記第1設定値を設定するものであって、車速が遅い場合に比べて車速が速い場合の前記第1設定値を同等又は低く設定することを特徴とする車両用電力回生システム。
  4. 車両状況に応じて電力を発生する発電機及び該発電機に接続されて該発電機からの電力を蓄える第1蓄電装置が入力側に接続され、出力電圧に応じて電力を蓄える第2蓄電装置及び出力電圧が供給される負荷が出力側に接続されたDC/DCコンバータを有する電圧変換装置であって、
    制御部を備え、
    前記制御部は、前記第2蓄電装置の出力電圧を基準電圧として、
    前記第1蓄電装置の充電率が第1設定値よりも高い場合には出力電圧を前記基準電圧よりも高くて且つ電位差が大きくなるように制御し、
    前記第1蓄電装置の充電率が第1設定値以下の場合には出力電圧を前記基準電圧以上で且つ電位差が小さくなるように制御することを特徴とする電圧変換装置。
  5. 請求項4に記載の電圧変換装置において、
    前記制御部は、前記第1蓄電装置の充電率が第1設定値以下の場合であって前記第2蓄電装置の充電率が第2設定値以下の場合は出力電圧を前記第2蓄電装置の出力電圧よりも高くし、前記第1蓄電装置の充電率が第1設定値以下の場合であって前記第2蓄電装置の充電率が第2設定値よりも高い場合は出力電圧を前記第2蓄電装置の出力電圧と同等とすることを特徴とする電圧変換装置。
  6. 請求項4又は5に記載の電圧変換装置において、
    前記制御部は、車速に応じて前記第1設定値を設定するものであって、車速が遅い場合に比べて車速が速い場合の前記第1設定値を同等又は低く設定することを特徴とする電圧変換装置。
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