JP2015061424A - 車両用電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用電源装置において、第2の充電装置から第1の充電装置への電力の移し替えに伴う電力損失を抑制することにある。
【解決手段】第1の充電装置11及び電力ライン19間にスイッチ17が接続されている。このスイッチ17は、第1の充電装置11及び電力ライン19間を導通させた導通状態と、第1の充電装置11及び電力ライン19間を遮断させた遮断状態との間で切り替わる。このため、スイッチ17が第1の充電装置11及び電力ライン19間を遮断させた状態においては、第2の充電装置12の電力が電力ライン19を介して第1の充電装置11に供給されることが抑制される。したがって、第2の充電装置12から第1の充電装置11への電力の移し替えに伴う電力損失を抑制することができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両用電源装置に関する。
近年、車両には、特に減速時にオルタネータを駆動させて回生電力を得ることで、加速時等におけるエンジンへの負荷を軽減し、燃費の向上を図る車両用電源装置が搭載されているものもある。
例えば、特許文献1に記載の車両用電源装置においては、車両には、例えば鉛バッテリからなる第一蓄電装置(第1の充電装置)と、例えばキャパシタからなる第二蓄電装置(第2の充電装置)と、が搭載されている。上記車両の減速時等においては、オルタネータからの回生電力を第二蓄電装置に充電する。そして、その充電した電力は、各種の負荷及び第一蓄電装置に供給される。また、第二蓄電装置と、第一蓄電装置及び各種の負荷との間にはDC/DCコンバータが接続される。このDC/DCコンバータは、第二蓄電装置からの電圧を、第一蓄電装置の電圧に合わせるべく電圧変換を行う。これにより、第一蓄電装置の電力が不用意に充放電されることを抑制することができる。
特開2012−240487号公報
上記構成において、第二蓄電装置に充電された電力を、負荷に供給する際、第一蓄電装置にも電力が供給されることがある。この場合には、第二蓄電装置に充電された電力が第一蓄電装置に移し替えられることになる。この際、第二蓄電装置の内部抵抗によって、電力損失が生じる。
特に、蓄電装置の種類の違い(鉛バッテリ及びキャパシタ等)に起因して、第一蓄電装置の内部抵抗は、第二蓄電装置の内部抵抗に比べて高くなることが一般的である。このため、第二蓄電装置から第一蓄電装置に電力が移し替えられる際の電力損失は大きくなる。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、第2の充電装置から第1の充電装置への電力の移し替えに伴う電力損失を抑制した車両用電源装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
上記課題を解決する車両用電源装置は、車両の動作に基づき発電する発電機と、前記発電機が発電した電力を充電可能である第1及び第2の充電装置と、前記両充電装置からの電力が供給される負荷と、前記第1及び第2の充電装置、前記発電機及び前記負荷間を電気的に接続する電力ラインと、前記第1の充電装置及び前記電力ライン間に接続されるとともに、前記第1の充電装置及び前記電力ライン間を導通させた導通状態と、前記第1の充電装置及び前記電力ライン間を遮断させた遮断状態との間で切り替わるスイッチと、を備えている。
この構成によれば、第1の充電装置及び電力ライン間にスイッチが接続されている。このスイッチは、第1の充電装置及び電力ライン間を導通させた導通状態と、第1の充電装置及び電力ライン間を遮断させた遮断状態との間で切り替わる。このため、スイッチが第1の充電装置及び電力ライン間を遮断させた状態においては、第2の充電装置の電力が電力ラインを介して第1の充電装置に供給されることが抑制される。したがって、第2の充電装置から第1の充電装置への電力の移し替えに伴う電力損失を抑制することができる。
上記車両用電源装置について、前記負荷に電力を供給するにあたって、前記第2の充電装置の残量が第1のしきい値以上であるとき前記スイッチを前記遮断状態とし、前記第2の充電装置の残量が前記第1のしきい値未満であるとき前記スイッチを前記導通状態とする電力制御部を備えることが好ましい。
この構成によれば、電力制御部は、負荷に電力を供給する際、第2の充電装置の残量が第1のしきい値以上であるときスイッチを遮断状態とし、第2の充電装置の残量が第1のしきい値未満であるときスイッチを導通状態とする。よって、第2の充電装置の残量が低下したときにのみ、第1の充電装置からの電力も負荷に供給する。また、第2の充電装置の残量が十分であるときには、スイッチが遮断状態であるため、第2の充電装置から第1の充電装置への電力の移し替え、ひいてはそれに伴う電力損失を抑制することができる。
上記車両用電源装置について、前記発電機が発電している状態において、前記電力制御部は、前記第1の充電装置の残量が第2のしきい値以上であるとき前記スイッチを前記遮断状態とし、前記第1の充電装置の残量が前記第2のしきい値未満であるとき前記スイッチを前記導通状態とすることが好ましい。
この構成によれば、発電機が発電している状態において、電力制御部は、第1の充電装置の残量が第2のしきい値以上であるときスイッチを遮断状態とする。このため、不必要に発電機からの発電電力が第1の充電装置に供給されることが抑制される。この結果、第1の充電装置の内部抵抗に起因する電力損失を抑制することができる。
上記車両用電源装置について、前記第1の充電装置は鉛バッテリであって、前記第2の充電装置は前記鉛バッテリより内部抵抗が低いキャパシタ又はリチウムイオン電池であることが好ましい。
この構成によれば、第1の充電装置は鉛バッテリであって、第2の充電装置は鉛バッテリより内部抵抗が低いキャパシタ又はリチウムイオン電池である。このように、特に、第1の充電装置の内部抵抗が、第2の充電装置の内部抵抗より高い場合には、第2の充電装置から第1の充電装置への電力の移し替えに伴う電力損失が大きくなる。しかし、上記のようにスイッチを設け、スイッチを遮断状態とすることで、その電力損失を抑制することができる。
上記車両用電源装置について、前記電力ラインにおける前記第1及び第2の充電装置間に接続されるとともに、前記発電機から前記第2の充電装置への電力経路及び前記第1の充電装置から前記負荷への電力経路間を遮断する遮断部を備えていることが好ましい。
この構成によれば、遮断部を通じて、発電機から第2の充電装置への電力経路と、第1の充電装置から負荷への電力経路との間を遮断する。この遮断により、第2の充電装置を充電しつつ、第1の充電装置から負荷に放電する際に、両充電装置間で電力が授受されることが抑制される。
本発明によれば、車両用電源装置において、第2の充電装置から第1の充電装置への電力の移し替えに伴う電力損失を抑制することができる。
第1の実施形態における車両用電源装置の構成を示すブロック図。 第1の実施形態における電力制御部の処理手順を示すフローチャート(給電時)。 第1の実施形態における電力制御部の処理手順を示すフローチャート(充電時)。 第2の実施形態における車両用電源装置の構成を示すブロック図。
(第1の実施形態)
以下、車両用電源装置の第1の実施形態について図1〜図3を参照して説明する。
図1に示すように、車両用電源装置10は、第1の充電装置11と、第2の充電装置12と、DC/DCコンバータ15と、オルタネータ(発電機)30と、充電制御部13と、電力制御部14と、スタータ16と、スイッチ17と、負荷群25とを備えている。
本実施形態では、第1の充電装置11は、長期に亘り電力を保持可能な鉛バッテリからなる。第2の充電装置12は、上記第1の充電装置11よりも急速な充放電が可能である電気二層キャパシタからなる。
オルタネータ30は電力ライン19を通じて負荷群25に接続されている。この電力ライン19には、第1の充電装置11及び第2の充電装置12が接続されている。また、DC/DCコンバータ15は、電力ライン19上における第1の充電装置11と第2の充電装置12との間に接続されている。
オルタネータ30は車両の減速時等に運動エネルギを電気エネルギに変換し、その変換した電気エネルギ(発電電力)を電力ライン19に供給する。充電制御部13は、図示しない車速センサからの車速信号及びブレーキ信号に基づき車両の走行状態を判定し、判定した走行状態に応じて、オルタネータ30の界磁電流を制御して、オルタネータ30の出力電圧を制御する。例えば、充電制御部13は、ブレーキが操作されてタイヤ7が制動される際に、オルタネータ30の界磁電流を増加させてオルタネータ30に回生電力を発電させる。
第2の充電装置12は、オルタネータ30からの発電電力に基づき適宜の電圧(例えば14V〜25V)に充電される。DC/DCコンバータ15は、第2の充電装置12からの電圧を第1の充電装置11の電圧に合わせるべく電圧変換を行い、この変換した電圧を電力ライン19を通じて第1の充電装置11及び負荷群25へ供給する。
スイッチ17は、電力ライン19と第1の充電装置11との間に接続されている。本例では、このスイッチ17は機械的なスイッチである。このスイッチ17がオン状態であるとき、第1の充電装置11は、電力ライン19に電気的に導通された状態(導通状態)となる。また、このスイッチ17がオフ状態であるとき、第1の充電装置11は、電力ライン19と電気的に遮断された状態(遮断状態)となる。
また、スタータ16は、スイッチ17と第1の充電装置11との間に電気的に接続されている。このスタータ16は、第1の充電装置11から電力が供給されることでエンジン2を始動させる。
第1の充電装置11と電力ライン19との間には測定点23bが設定され、第2の充電装置12と電力ライン19との間には測定点23aが設定されている。電力制御部14は、測定点23a,23bからの電流に基づき、各充電装置11,12に流入出する電流Iと、各充電装置11,12の電圧Vを認識する。
電力制御部14は、第1の充電装置11に流入出する電流(充放電電流)値を積算することでSOC(State Of Charge)を算出する。SOCは、充電池の残量率(残量)を示す指標であって、0〜100%の数値で表される。例えばSOCが100%の場合には、第1の充電装置11は満充電状態であり、SOCが0%の場合は、第1の充電装置11の残量がゼロの状態である。
また、電力制御部14は、第2の充電装置12の電圧Vに基づき、第2の充電装置12の残量を認識可能である。
<給電時の処理>
次に、図2のフローチャートを参照しつつ、負荷群25への電力供給時において電力制御部14が実行する処理手順について説明する。電力制御部14は、このフローチャートを繰り返し実行する。
まず、電力制御部14は、第2の充電装置12の電圧Vを取得する(S101)。電力制御部14は、この電圧Vが第1のしきい値Th1以上であるか否かを判断する(S102)。この第1のしきい値Th1は、第2の充電装置12のみでは負荷群25に安定的な電力を供給できないと予想される第2の充電装置12の電圧に基づき設定される。例えば、満充電時の第2の充電装置12の電圧Vが16Vの場合、第1のしきい値Th1は10Vに設定される。
電力制御部14は、第2の充電装置12の電圧Vが第1のしきい値Th1以上である旨判断すると(S102でYES)、スイッチ17をオフに維持し(S103)、フローチャートに係る処理を終了する。このように、第2の充電装置12の電圧Vが第1のしきい値Th1以上である場合、スイッチ17がオフ状態とされることで、第2の充電装置12からの電力が、第1の充電装置11に供給されずに、全て負荷群25に供給される。
一方、電力制御部14は、第2の充電装置12の電圧Vが第1のしきい値Th1未満である旨判断すると(S102でNO)、スイッチ17をオンに切り替え(S104)、フローチャートに係る処理を終了する。このように、第2の充電装置12の電圧Vが第1のしきい値Th1未満である場合、スイッチ17がオン状態とされることで、第2の充電装置12のみならず、第1の充電装置11からの電力も負荷群25に供給される。
電力制御部14は、スイッチ17をオンに切り替える前にDC/DCコンバータ15からの出力電圧を第1の充電装置11の電圧Vに合わせて下げる。これにより、スイッチ17をオンとした直後の電力ライン19等における電圧変動及び第2の充電装置12から第1の充電装置11への電力の移動を抑制することができる。
<発電時の処理>
次に、図3のフローチャートを参照しつつ、発電時における電力制御部14が実行する処理手順について説明する。電力制御部14は、オルタネータ30が発電を開始したとき、図3のフローチャートに係る処理を開始する。例えば、電力制御部14は、第2の充電装置12への流入電流に基づき、オルタネータ30の発電開始を認識する。
まず、電力制御部14は、第1の充電装置11のSOCを算出する(S201)。電力制御部14は、この算出したSOCが第2のしきい値Th2以上であるか否かを判断する(S202)。この第2のしきい値Th2は、第1の充電装置11に充電が必要な程度のSOC、例えば92%に設定する。
電力制御部14は、この算出したSOCが第2のしきい値Th2以上である旨判断すると(S202でYES)、スイッチ17をオフに維持し(S203)、フローチャートに係る処理を終了する。一方、電力制御部14は、この算出したSOCが第2のしきい値Th2未満である旨判断すると(S202でNO)、スイッチ17をオンに切り替え(S204)、フローチャートに係る処理を終了する。
以上のように、第1の充電装置11の充電が必要な場合以外は、スイッチ17がオフとされるため、無駄に第2の充電装置12及び第1の充電装置11間での電力の移動が行われることが抑制される。
以上、説明した実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)第1の充電装置11及び電力ライン19間にスイッチ17が接続されている。このスイッチ17は、第1の充電装置11及び電力ライン19間を導通させた導通状態(オン状態)と、第1の充電装置11及び電力ライン19間を遮断させた遮断状態(オフ状態)との間で切り替わる。このため、スイッチ17が第1の充電装置11及び電力ライン19間を遮断させた状態においては、第2の充電装置12の電力が電力ライン19を介して第1の充電装置11に供給されることが抑制される。したがって、第2の充電装置12から第1の充電装置11への電力の移し替えに伴う電力損失を抑制することができる。
(2)電力制御部14は、第2の充電装置12の電圧Vが第1のしきい値Th1以上であるときスイッチ17を遮断状態とし、第2の充電装置12の電圧Vが第1のしきい値Th1未満であるときスイッチ17を導通状態とする。よって、第2の充電装置12の残量が低下したときにのみ、第1の充電装置11からの電力も負荷群25に供給する。また、第2の充電装置12の残量が十分であるときには、スイッチ17が遮断状態にあるため、第2の充電装置12から第1の充電装置11への電力の移し替え、ひいてはそれに伴う電力損失を抑制することができる。
(3)オルタネータ30が発電している状態において、電力制御部14は、第1の充電装置11の残量(SOC)が第2のしきい値Th2以上であるときスイッチ17を遮断状態とする。このため、不必要にオルタネータ30からの発電電力が第1の充電装置11に供給されることが抑制される。この結果、第1の充電装置11の内部抵抗に起因する電力損失を抑制することができる。
(4)第1の充電装置11は鉛バッテリであって、第2の充電装置12は鉛バッテリより内部抵抗が低いキャパシタである。このように、特に、第1の充電装置11の内部抵抗が、第2の充電装置12の内部抵抗より高い場合には、第2の充電装置12から第1の充電装置11への電力の移し替えに伴う電力損失が大きくなる。しかし、上記のようにスイッチ17を設け、スイッチ17を遮断状態とすることで、上記電力損失を抑制することができる。
(第2の実施形態)
以下、車両用電源装置の第2の実施形態について、図4を参照して説明する。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図4に示すように、本実施形態では、第2の充電装置12としてリチウムイオン電池が利用されている。電力制御部14は、測定点23aにおいて流入出する電流(充放電電流)値を積算することで第2の充電装置12についてもSOCを算出する。
また、DC/DCコンバータ15に代えて、機械的スイッチとして構成される遮断部41を電力ライン19に接続する。また、第2の充電装置12と電力ライン19との間には、スイッチ42が接続されている。電力制御部14は、遮断部41、両スイッチ17,42をオンオフ状態間で切り替える。
遮断部41がオフ状態にあるとき、オルタネータ30及び第2の充電装置間を結ぶ第1の電力経路L1と、第1の充電装置11及び負荷群25間を結ぶ第2の電力経路L2と、を電気的に遮断することができる。また、遮断部41がオン状態にあるとき、上記両電力経路L1,L2が導通した状態となる。この状態においては、両充電装置11,12及び負荷群25間で相互に電力の授受が可能となる。
電力制御部14は、オルタネータ30が発電している状態において、第1の充電装置11のSOCが第2のしきい値Th2以上であって、かつ第2の充電装置12のSOCが100%に達していない場合には、遮断部41をオフとして、両スイッチ17,42をオンとする。これにより、オルタネータ30からの発電電力は全て第2の充電装置12に充電され、第1の充電装置11からの電力のみが負荷群25に供給される。よって、第1の充電装置11から第2の充電装置12への電力移行を防止することができる。
以上、説明した実施形態によれば、第1の実施形態の(1)〜(4)の効果に加え、以下の効果を奏することができる。
(5)遮断部41を通じて、オルタネータ30から第2の充電装置12への第1の電力経路L1と、第1の充電装置11から負荷群25への第2の電力経路L2との間を遮断する。よって、例えば、第2の充電装置12を充電しつつ、第1の充電装置11から負荷群25に放電する際に、両充電装置11,12間で電力が授受されることが抑制される。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・第1の実施形態においては、第1の充電装置11は鉛バッテリであって、第2の充電装置12は電気二層キャパシタであったが、両充電装置11,12は充電可能であればこれらに限らない。第2の実施形態についても同様である。
・上記実施形態においては、電力制御部14は、各充電装置11,12に流入出する電流値を積算することでSOCを算出していたが、このSOCを各充電装置11,12の電圧Vに基づき算出してもよい。また、電力制御部14は、第1の充電装置11のSOCではなく、第1の充電装置11の電圧Vがしきい電圧以下となるか否かに基づき、スイッチ17のオンオフ状態の切り替えを行ってもよい。
・第2の実施形態における遮断部41をDC/DCコンバータ15に代えてもよい。また、第2の実施形態におけるスイッチ42を省略してもよい。
・上記両実施形態においては、スイッチ17,42及び遮断部41は、機械的なスイッチであったが、FET等の半導体スイッチを利用してもよい。
10…車両用電源装置、11…第1の充電装置、12…第2の充電装置、13…充電制御部、14…電力制御部、15…DC/DCコンバータ、16…スタータ、17…スイッチ、19…電力ライン、23a,23b…測定点、25…負荷群、30…オルタネータ(発電機)、41…遮断部、42…スイッチ。

Claims (5)

  1. 車両の動作に基づき発電する発電機と、
    前記発電機が発電した電力を充電可能である第1及び第2の充電装置と、
    前記両充電装置からの電力が供給される負荷と、
    前記第1及び第2の充電装置、前記発電機及び前記負荷間を電気的に接続する電力ラインと、
    前記第1の充電装置及び前記電力ライン間に接続されるとともに、前記第1の充電装置及び前記電力ライン間を導通させた導通状態と、前記第1の充電装置及び前記電力ライン間を遮断させた遮断状態との間で切り替わるスイッチと、を備えた車両用電源装置。
  2. 請求項1に記載の車両用電源装置において、
    前記負荷に電力を供給するにあたって、前記第2の充電装置の残量が第1のしきい値以上であるとき前記スイッチを前記遮断状態とし、前記第2の充電装置の残量が前記第1のしきい値未満であるとき前記スイッチを前記導通状態とする電力制御部を備えた車両用電源装置。
  3. 請求項2に記載の車両用電源装置において、
    前記発電機が発電している状態において、前記電力制御部は、前記第1の充電装置の残量が第2のしきい値以上であるとき前記スイッチを前記遮断状態とし、前記第1の充電装置の残量が前記第2のしきい値未満であるとき前記スイッチを前記導通状態とする車両用電源装置。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の車両用電源装置において、
    前記第1の充電装置は鉛バッテリであって、前記第2の充電装置は前記鉛バッテリより内部抵抗が低いキャパシタ又はリチウムイオン電池である車両用電源装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用電源装置において、
    前記電力ラインにおける前記第1及び第2の充電装置間に接続されるとともに、前記発電機から前記第2の充電装置への電力経路及び前記第1の充電装置から前記負荷への電力経路間を遮断する遮断部を備えた車両用電源装置。
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