JP6007735B2 - 通信装置及び電力制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置及び電力制御方法に関し、例えば、通信装置の省電力化に適用することができる。
従来、伝送装置等の通信装置において、省電力化する方法として、通過するトラフィックが無いときに、回路の電源をOFFにする方法(パワーゲーティング)や、クロックを停止する方法(クロックゲーティング)などが存在する。
しかしながら、完全に回路の電源やクロックをオフとしてしまうと、最低限必要なトラフィックの処理すらもできなくなくなり、通信装置の通信品質に大きな影響を与える恐れがある。そのため、通信装置の通信品質に大きな影響を与えることなく、柔軟に省電力制御を行うことを目的とした従来技術として、特許文献1、2の記載技術がある。
特許文献1に記載の通信装置では、消費電力調整機能付きのコンポーネント群の間の連携、ならびに、そのコンポーネント群の管理と制御を行うことにより、過剰に消費している電力を低減している。
特許文献2に記載の通信装置では、インタフェースごとに優先トラフィックを監視し、優先トラフィックに応じて当該インタフェースのデータ伝送速度を減速させることにより省電力化を実現している。
さらに、従来では、非特許文献1に示されるように、接続する伝送装置間で制御信号の送受を行い、トラフィックが非導通時の電源を停止する時間を長くする手段の標準化が進められている。
特開2011−23980号公報 特開2011−166268号公報
黒田 康之 著、「光アクセスネットワークにおける低消費電力化技術」、「電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集 2011年_通信(2)」、電子情報通信学会、BT−3−6、2011年8月30日
ところで、通信装置を利用するユーザのライフサイクルによっては、深夜帯や逆に日中にはまったく通信を行わない場合もある。また、通信キャリアの設備において、オフィスの多い地域をカバーする通信装置では、週末だけトラフィックが減少する特徴がある。このような増減するトラフィックの特徴を捉えて、通信装置において、電力消費を柔軟に増減させることができれば、通信装置における省電力化を実現できるが、省電力制御にともなって通信に影響を及ぼすようなことは避けなければならない。
しかしながら、従来の通信装置(特許文献1、2、非特許文献1等)では、上述のように、トラフィック量に応じたきめ細かい省電力制御を行った場合でも、通信に影響を与えないことを保障することはできない。
そのため、通信装置の通信への影響を低減しつつ、動作状態に応じた柔軟な省電力制御を行うことができる通信装置及び電力制御方法が望まれている。
第1の本発明は、冗長系を構成する複数の通信処理部を有する通信装置において、(1)それぞれの上記通信処理部は、消費電力の異なる複数の電力消費モードに対応しており、(2)現用系の上記通信処理部で処理される通信量を測定する通信量測定手段と、(3)上記通信量測定手段の測定結果に応じて、上記通信処理部を駆動させる電力消費モードの変更の要否を判定する電力消費モード変更判定手段と、(4)上記電力消費モード変更判定手段が電力消費モードを変更すると判定した場合に、予備系の上記通信処理部を、上記電力消費モード変更判定手段が判定した変更後の電力消費モードで駆動させ、さらに、上記予備系の通信処理部に、上記通信量測定手段が測定した通信量に相当する通信量の試験用信号を処理させ、さらに、上記予備系の通信処理部により試験用信号が正常に処理されたか否かを判定する試験処理を行う試験手段と、(5)上記試験手段による試験処理の結果が正常であった場合にのみ、上記予備系の通信処理部を、現用系に切替える切替手段とを有することを特徴とする。
第2の本発明は、冗長系を構成する複数の通信処理部を有する通信装置の電力制御方法において、(1)それぞれの上記通信処理部は、消費電力の異なる複数の電力消費モードに対応しており、(2) 現用系の上記通信処理部で処理される通信量を測定する通信量測定工程と、(3)上記通信量測定工程の測定結果に応じて、上記通信処理部を駆動させる電力消費モードの変更の要否を判定する電力消費モード変更判定工程と、(4)上記電力消費モード変更判定工程で電力消費モードを変更すると判定した場合に、予備系の上記通信処理部を、上記電力消費モード変更判定工程で判定した変更後の電力消費モードで駆動させ、さらに、上記予備系の通信処理部に、上記通信量測定工程で測定した通信量に相当する通信量の試験用信号を処理させ、さらに、上記予備系の通信処理部により試験用信号が正常に処理されたか否かを判定する試験処理を行う試験工程と、(5)上記試験工程による試験処理の結果が正常であった場合にのみ、上記予備系の通信処理部を、現用系に切替える切替工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、通信への影響を低減しつつ、動作状態に応じた柔軟な省電力制御を行うことができる通信装置を提供することができる。
実施形態に係る通信装置の機能的構成について示したブロック図である。 実施形態に係るIFカードを構成する制御部の内部構成について示したブロック図である。 実施形態に係る通信装置(IFカード)に設定されたトラフィックテーブルの構成例について示した説明図である。 実施形態に係る通信装置の動作について示したシーケンス図である。 実施形態に係る予備系のIFカードによる試験処理の動作について説明したフローチャートである。 実施形態に係る通信装置において、BP上の信号レベルを調整する構成について示した説明図である。
(A)主たる実施形態
以下、本発明による通信装置及び電力制御方法の一実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
(A−1)実施形態の構成
図1は、この実施形態の通信装置1の全体構成を示すブロック図である。
この実施形態では、例として、通信装置1は、ネットワークN1とネットワークN2との間の通信を中継するルータ等として機能する装置であるものとする。通信装置1は、例えば、通信キャリア接続する加入者宅内(例えば、オフィスや家庭等)のブロードバンドルータ等に適用することができる
図1に示すように、通信装置1は、BP(Back plane)10に、スイッチ20と2つのIF(Interface)カード30(30−1、30−2)が接続された構成となっているものとする。通信装置1では、2つのIFカード30−1、30−2により冗長構成となっているものとする。なお、以下では、通信装置1の初期状態として、IFカード30−1が現用系、IFカード30−2が予備系として動作しているものとして説明する。また、通信装置1は、外部電源から供給される電力を、通信装置1内で分配する主電源部40を有している。
BP10は、通信装置1内の各ユニット(スイッチ20及び各IFカード30)間でデータ伝送(データスイッチング)を行うための伝送路として機能するものである。BP10の詳細仕様については限定されないものであるが、種々の通信装置で利用される種々の内部バス(例えば、スイッチングファブリック)を適用することができる。
通信装置1は、基本構成としてBP10及びスイッチ20を有しており、IFカード30は脱着可能な構成となっているものとする。なお、この実施形態では、説明を簡易にするため、各IFカード30に配置されるインタフェースの数は1つであるものとするが、複数備えるようにしてもよいことは当然である。また、通信装置1において配置されるIFカード30の数については限定されないものである。さらに、この実施形態の通信装置1では、2つのIFカード30により構成される1つの冗長系のみが配置されているが、3つ以上のIFカード30を用いて1つの冗長系を構成するようにしてもよいし、複数の冗長系を配置するようにしてもよい。
次に、スイッチ20の内部構成について説明する。
スイッチ20は、制御部21、WAN終端部22、主信号処理部23、2つのBP終端部24(24−1、24−2)、及びスイッチ部25を有している。
制御部21は、スイッチ20の各構成要素の制御等を行うものである。
BP終端部24(24−1、24−2)は、スイッチ20がBP10と授受する信号を終端するものである。ここでは、IFカード30−1、30−2のそれぞれに対して、BP終端部24−1、24−2が配置されているものとする。
WAN終端部22は、ネットワークN1(WAN)に接続する回線と授受する信号を終端するものである。WAN終端部22が終端する回線のインタフェース仕様については限定されないものであるが、例えば、各種イーサネット(登録商標)仕様のインタフェースや、各種ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)、VDSL(Very high-bit−rate Digital Subscriber Line)、E−PON(Ethernet(登録商標) Passive Optical Network)、GE−PON(Gigabit Erhernet−PON)等のインタフェースを適用することができる。WAN終端部22は、ネットワークN1から受信した信号から受信パケットのデータを抽出する。また、WAN終端部22は、供給された送信パケットを接続回線に対応する信号に変換して送出する処理を行う。
主信号処理部23は、WAN終端部22又はBP終端部24が受信した主信号を処理するものである。
スイッチ部25は、主信号処理部23及び各BP終端部24から送出された信号を宛先に転送するスイッチ処理を行うものである。
次に、IFカード30(30−1、30−2)の構成について説明する。ここでは、各IFカード30の構成は同様であるものとして説明する。
各IFカード30は、制御部31、電源部32、回線終端部33、主信号終端部34、及びBP終端部35を有している。
制御部31は、当該IFカード30の各構成要素の制御等を行うものである。制御部31は、消費電力(単位時間あたりの消費電力)の異なる複数の電力消費モードのいずれかを選択し、選択した電力消費モードで、当該IFカード30を駆動させる制御も行う。この実施形態では、それぞれのIFカード30は、消費電力の異なる3つの電力消費モードに対応しているものとする。具体的には、IFカード30は、最も消費電力が高いHigh設定、High設定よりも低消費電力で動作するMid設定、及びMid設定よりもさらに低消費電力で動作するLow設定の3つの電力消費モードに対応しているものとする。IFカード30では、通常はHigh設定の電力消費モードで動作し、制御部31の制御に応じて、省電力の電力消費モード(Mid設定又はLow設定)で動作するものとする。なお、IFカード30において、対応する電力消費モードの数は限定されないものである。
IFカード30において、電力消費モードごとに調整されるパラメータは限定されないものであるが、この実施形態では、駆動電圧(電源部32から各構成要素へ供給される電力の電圧)を用いて各電力消費モードの消費電力が調整されるものとする。
そして、制御部31は、図2に示すように、プロセッサ31a及びトラフィックテーブル31bを有している。プロセッサ31aは、制御部31が行う情報処理を実行するものである。そして、トラフィックテーブル31bは、プロセッサ31aが参照するテーブルであり、電力消費モードごとのパラメータが記録されている。トラフィックテーブル31bの詳細については後述する。
BP終端部35は、IFカード30がBP10と授受する信号を終端するものである。
回線終端部33は、ネットワークN2に接続する回線(例えば、ネットワークN2を構成するレイヤ2スイッチ)と授受する信号を終端するものである。回線終端部33が終端する回線のインタフェース仕様については限定されないものであるが、例えば、各種イーサネット(登録商標)仕様のインタフェースを適用することができる。回線終端部33は、ネットワークN2から受信した信号から受信パケットのデータを抽出する。また、回線終端部33は、供給された送信パケットを接続回線に対応する信号に変換して送出する処理を行う。
電源部32は、主電源部40から分配される電力を、さらに、当該IFカード30内の各構成要素(回路)に分配して、当該IFカード30を駆動させる。電源部32は、制御部31の制御に応じた駆動電圧で、当該IFカード30を駆動させる。
次に、IFカード30の冗長構成について説明する。
通信装置1では、2つのIFカード30−1、30−2が、ネットワークN2に接続されている。この2つのIFカード30−1、30−2は、冗長系を構成(ホットスタンバイ構成)しており、いずれか一方が現用系として動作し、他方が予備系として動作しているものとする。通信装置1では、現用系のIFカード30に異常が発生した場合、他方のIFカード30に切替えてネットワークN2に接続する構成となっている。通信装置1で、IFカード30の切替が発生した場合に適用する切替プロトコルは限定されないものであるが、例えば、VRRP(Virtual Router Redundancy Protocol)等のプロトコルを適用することができる。
次に、各ユニット(スイッチ20及び各IFカード30)間で連携する構成について説明する。
通信装置1では、各ユニットの制御部(スイッチ20の制御部21、及び、各IFカード30の制御部31)の間で相互に制御信号を授受して連携することが可能であるものとする。各制御部間の通信については、専用の信号線を設けるようにしてもよいが、この実施形態では、信号線の本数増大に伴うコスト増を考慮して、各制御部間の制御信号についても、主信号と同じ伝送路(BP10)を共用するものとする。
具体的には、通信装置1では、BP10に、主信号以外の信号(例えば、上述の制御信号)も伝送することができる手段(インチャネル通信手段)が実現されているものとする。例えば、通信装置1では、BP10上のパケットに、主信号のパケットと主信号以外のパケットについて区別可能な識別子(以下、「制御ID」と呼ぶ)及び宛先識別子(宛先ユニットのBP終端部に係る識別子)が付与されているものとする。すなわち通信装置1では、それぞれのユニットのBP終端部に宛先識別子が付与されており、各ユニットの制御部は、BP終端部単位で、パケット(信号)の送受信が可能となっているものとする。例えば、各ユニットのBP終端部では、主信号以外の範囲の制御IDが設定されたパケットについては、抽出(ドロップ)して、当該ユニットの制御部に通知するようなハードウェア構成とするようにしてもよい。なお、通信装置1では、BP10に接続する各ユニットが、ハードウェア的に他のユニットの宛先識別子を認識可能な構成とすることが望ましい。これにより、BP10に接続する各ユニットは、短時間で電源の設定変更等の制御が可能となる。
次に、各IFカード30の電力制御について説明する。
通信装置1では、現用系のIFカード30で処理されるトラフィック量が測定されており、その測定トラフィック量に応じた電力消費モードで、予備系のIFカード30を駆動させ、予備系のIFカード30を現用系に切替える処理が行われる。
制御部31では、プロセッサ31aによりトラフィックテーブル31bが参照され、測定トラフィックに応じた電力消費モードの変更を行うか否かが判定される。
図3は、トラフィックテーブル31bの構成例について示した説明図である。
図3に示すように、トラフィックテーブル31bでは、電力消費モード(High設定、Mid設定、Low設定)ごとに対応するトラフィック量、及び駆動電圧が定義されている。具体的には、トラフィックテーブル31bでは、Low設定(トラフィック量:なし、駆動電圧:1.0[V])、Mid設定(トラフィック量:10000[pps]、駆動電圧:1.2[V])、及びHigh設定(トラフィック量:100000[pps]、駆動電圧:1.4[V])の3段階の定義がなされているものとする。図3において、トラフィック量の単位を示す単位はpps(Packet/sec)で示している。
例えば、制御部31では、電力消費モードがHigh設定(1.4[V])の状態で、測定トラフィック量が100000pps未満となった場合に、電力消費モードをMid設定(1.2[V])に変更すると判定するものとする。また、制御部31では、電力消費モードがMid設定の状態で、測定トラフィック量が10000pps未満となった場合に、電力消費モードをLow設定(1.0[V])に変更すると判定するものとする。さらに、制御部31では、電力消費モードがLow設定の状態で、測定トラフィック量が10000pps以上となった場合に、電力消費モードをMid設定(1.2[V])に変更すると判定するものとする。さらにまた、制御部31は、電力消費モードがMid設定の状態で、測定トラフィック量が100000pps以上となった場合に、電力消費モードをHigh設定(1.4[V])に変更すると判定するものとする。なお、この実施形態では、各電力消費モードの遷移に係る閾値(トラフィック量)は、ヒステリシス特性を持たせるようにしてもよい。
トラフィックテーブル31bには実験等により検証された値が設定される必要がある。しかし、ハードウェアの個体差や動作環境(動作温度や処理トラフィック量等)を考慮した場合、現用系のIFカード30の駆動電圧を低下させる制御を行うと、当該IFカード30の通信に影響を与えるおそれがある。また、現用系のIFカード30の駆動電圧を変更すること自体が、当該IFカード30の通信に影響を与えるおそれがある。一方、トラフィックテーブル31bの駆動電圧に、マージンを大きく取った安全値を設定してしまうと、省電力の効果が低くなってしまうことになる。
そこで、この実施形態の通信装置1では、予備系のIFカード30を用いて、変更後の駆動電圧でも動作に影響がないことを検証してから、予備系のIFカード30を現用系に切替える処理を行うものとする。通信装置1において、予備系のIFカード30の動作を検証する際には、現用系のIFカード30で測定されたトラフィック量と同じ量のトラフィック量を、予備系のIFカード30に処理させる。その場合、通信装置1では、予備系のIFカード30に、現用系のIFカード30で測定されたトラフィック量と同じ量の試験用トラフィック(疑似トラフィック)を処理させるものとする。そして、通信装置1では、予備系のIFカード30に試験用トラフィックを導通させた状態で、エラー等なく正常に動作しているかどうかを検証する試験処理を行うものとする。
通信装置1において、試験用トラフィックを用いた試験処理(導通試験処理)の方法(「試験用トラフィックの発生方法」、及び、「試験用トラフィックの導通確認方法」)については限定されないものであるが、以下のような方法であるものとする。
以下では、例として、図1に示すように、現用系のIFカード30−1の回線終端部33をトラフィック計測点として測定した測定トラフィック量と、同じトラフィック量の試験用トラフィックを、予備系のIFカード30−2で発生させる場合について説明する。
この場合、IFカード30−2では、制御部31により試験用データを送信するための試験用パケットを生成して、測定トラフィック量と同量分回線終端部33(図1に示す試験用トラフィック挿入点)から、スイッチ20(BP終端部24−2:図1に示す試験用トラフィック抽出点)に向けて送出する処理が行われるものとする。
試験用データの内容については限定されないものであるが、例えば、予め設定されたパターン及び大きさのデータを適用するようにしてもよい。
そして、制御部31は、その試験用データについて、回線終端部33で処理可能な形式のパケット(信号)に変換してから回線終端部33に供給する必要がある。この実施形態では、例として、制御部31は、試験データに対してCRC演算等による誤り訂正符号を付加したパケットに変換するものとする。
なお、制御部31は、試験用パケットを生成する際に、試験用データに主信号と区別可能な制御IDをヘッダとして付加するものとする。これにより、スイッチ部25のBP終端部24−2(図1に示す試験用トラフィック抽出点)では、上述の制御IDに基づいて、ハードウェア処理により試験用パケットを識別して抽出(ドロップ)することができる。
そして、スイッチ20の制御部21では、BP終端部24−2による試験用パケットの抽出状況を監視し、試験用パケットが正常に受信されるか否かを確認(試験処理)することができる。例えば、IFカード30−2の駆動電圧が低いことにより、セットアップ/ホールド時間が仕様を満足できない場合など、BP終端部24−2のCRC演算(復号処理)にてビットエラーを検出することができる。そして、スイッチ20の制御部21は、BP終端部24−2でエラーが検出される度に、その旨を送信元(予備系のIFカード30−2)に通知するものとする。
そして、予備系のIFカード30では、上述の試験用トラフィックを用いた試験処理がNGだった場合には、駆動電圧の最適化処理(補正処理)が行われるものとする。
例えば、予備系のIFカード30では、変更後の電力消費モードついて設定されている駆動電圧(トラフィックテーブル31bに設定されている駆動電圧)を初期値として、試験用トラフィックを用いた試験処理を行った結果、NGだった場合には、試験結果がOKとなるまで、所定のステップ幅ずつ駆動電圧を増加させて試験処理を繰り返し行うものとする。これにより、予備系のIFカード30では、当該電力消費モードに対する最適な駆動電圧の探索を行うものとする。なお、この実施形態では、予備系のIFカード30において、連続して試験処理を行う回数について上限値(n)を設けるものとする。
例えば、予備系のIFカード30(制御部31)において、連続してn回試験処理に失敗した場合には、現用系のIFカード30(制御部31)に、最終的な試験処理の結果がNGだった旨を通知するものとする。そして、現用系のIFカード30(制御部31)は、予備系のIFカード30(制御部31)から、試験処理が失敗した旨の通知を受けた場合には、現在の電力消費モードでの動作を継続するものとする。この場合、現用系のIFカード30(制御部31)は、例えば、予め設定された一定時間、予備系のIFカード30(制御部31)は、電力消費モードの変更に係る判定を停止するようにしてもよい。
予備系のIFカード30で、試験処理を連続して行う場合に、駆動電圧を増加させるステップ幅については限定されないものであるが、この実施形態では、例として、初期値(トラフィックテーブル31bの設定値)の5%を適用するものとする。
例えば、予備系のIFカード30では、1回目の試験処理では駆動電圧をトラフィックテーブル31bの値とする。そして、予備系のIFカード30において、2回目の試験処理では駆動電圧を、初期値(1回目の試験処理の駆動電圧)プラス5%の値(初期値×1.05)とすることになる。そして、予備系のIFカード30において、3回目の試験処理では、駆動電圧を初期値プラス10%の値(初期値×1.10)とすることになる。
以上のように、予備系のIFカード30で、試験用トラフィックを用いた試験処理が成功した場合、予備系のIFカード30は、試験処理に成功した駆動電圧での動作を継続しつつ、現用系のIFカード30に、試験処理に成功した旨を通知する。そして、その後、予備系のIFカード30についてすべての正常性確認(例えば、通信装置1内の自己診断機能等による正常性確認)がとれた後、現用系のIFカード30と、予備系のIFカード30との間で連携し、冗長系の切替処理が行われる。これにより、予備系だったIFカード30が現用系に切り替わり、現用系だったIFカード30が予備系に切り替わることになる。
次に、図6を用いて、通信装置1内(BP10内)の信号レベルの調整について説明する。なお、図6では、説明を簡易にするため、BP10に係る信号レベルの調整に関する構成以外については図示を省略している。
図6に示すように、通信装置1において、各BP終端部は、BP10と信号を授受するためのトランシーバ(以下、「TR」と呼ぶ)を備えている。具体的には、スイッチ20側のBP終端部24−1、24−2は、それぞれTR24aを有している。また、IFカード30−1、30−2側のBP終端部35は、それぞれTR35aを有している。
上述の通り、各IFカード30は、電力消費モードに応じた電圧で駆動することになる。すなわち、各IFカード30のTR35aは当該IFカード30の電力消費モードに応じた駆動電圧で駆動することになる。したがって、各IFカード30のTR35aは、駆動電圧に応じたレベルの信号をBP10に供給することになる。
これにより、スイッチ20側のBP終端部24−1、24−2では、IFカード30ごとに、異なるレベルの信号が供給されることになる。そのため、この実施形態のBP終端部24−1、24−2には、TR24aで受信する信号レベルが一律となるように、変換(調整)するレベル変換部24bが配置されるものとする。
レベル変換部24bは、制御部21の制御に応じて、対応するTR24aで受信する信号レベルの変換を行うものとする。スイッチ20の制御部21は、各IFカード30の制御部31と通信して、各IFカード30の電力消費モードを認識して、対応するBP終端部24(レベル変換部24b)に変換内容(調整内容)を指示する。
例えば、図6に示すように、IFカード30−1がHigh設定(通常設定)の電力消費モードで動作している場合には、IFカード30−1からの信号にレベル変換は必要ないので、制御部21は、BP終端部24−1のレベル変換部24bに対して、レベル変換の処理を停止状態(インアクティブ状態)とする制御を行う。また、図6に示すように、IFカード30−2がMid設定(省電力設定)の電力消費モードで動作している場合には、IFカード30−2からの信号にレベル変換を行う必要があるので、制御部21は、BP終端部24−2のレベル変換部24bに対して、Mid設定に対応するレベル変換の処理を実行する状態(アクティブ状態)に制御する。
(A−2)実施形態の動作
次に、以上のような構成を有するこの実施形態の通信装置1の動作(実施形態の電力制御方法)を説明する。
まず、図4のシーケンス図を用いて、通信装置1全体の動作について説明する。
図4のシーケンス図では、初期状態として、IFカード30−1が現用系として動作し、IFカード30−2が予備系として動作しているものとして説明する。そして、図4のシーケンス図では、初期状態で、IFカード30−1がHigh設定で動作を開始したものとして説明する。
ここでは、まず、現用系のIFカード30−1(制御部31)により、トラフィック測定、及び、電力消費モードの変更要否の判定処理が開始されたものとする(S101)。
この時点で、現用系のIFカード30−1(制御部31)は、High設定の状態であるため、測定トラフィック量が、100000pps未満となった場合に、電力消費モードをMid設定(1.2[V])に変更すると判定することになる。そしてここでは、現用系のIFカード30−1(制御部31)は、測定トラフィック量が、100000pps未満となった状態が一定時間以上継続した場合に、電力消費モードをMid設定(1.2[V])に変更すると判定するものとする。これは、電力消費モード変更の頻発(フラッピング)の発生を防止するための処理である。
現用系のIFカード30−1(制御部31)で、トラフィック測定を行う方法は限定されないものであるが、例えば、トラフィック測定点である回線終端部33を監視して、ネットワークN2から入力されるパケット数を測定するようにしてもよい。また、当該通信装置1がSNMP(Simple Network Management Protocol)に対応する通信装置である場合には、トラフィック測定に対応するMIB(Management Information Base)値を参照することによりトラフィック測定を行うようにしてもよい。
そして、その後、現用系のIFカード30−1(制御部31)において、測定トラフィック量が、100000pps未満となった状態が一定時間以上継続し、電力消費モードをMid設定(1.2[V])に変更すると判定されたものとする(S102)。
そして、現用系のIFカード30−1(制御部31)は、試験用トラフィックを用いた試験処理を、予備系のIFカード30−2(制御部31)に指示する(S103)。このとき、現用系のIFカード30−1(制御部31)は、トラフィックテーブル31bの値(Mid設定:1.2V)と、直近の測定トラフィック量Aを通知する。ここでは、測定トラフィック量Aは1秒当たりのパケット数「pps」で示される値であるものとする。
そして、予備系のIFカード30−2(制御部31)は、スイッチ20(制御部21)と協働して試験処理を実行する(S104)。なお、ステップS104において、予備系のIFカード30−2(制御部31)は、駆動電圧を初期値(Mid設定:1.2V)とした状態で試験処理を行った結果NGであった場合には、駆動電圧の最適化(補正)を行う処理も行う。また、予備系のIFカード30−2(制御部31)とスイッチ20(制御部21)とが行う試験処理の詳細については、後述する。
そしてここでは、ステップS104の試験処理はOKであり、その旨が、予備系のIFカード30−2(制御部31)から現用系のIFカード30−1(制御部31)に通知されたものとする(S105)。
そして、試験処理がOKであった場合、現用系のIFカード30−1(制御部31)と予備系のIFカード30−2(制御部31)により、系切替が実行されることになる(S106)。これにより、IFカード30−1が予備系として動作し、IFカード30−2が現用系として動作することになる。このとき、通信装置1では、予備系のIFカード30−2に実トラフィックを入力し、同期確立やリンクアップなど正常性を確認後、系切替を実行することが望ましい。
そして、系切替後は、現用系のIFカード30−2(制御部31)により、トラフィック測定、及び、電力消費モードの変更要否の判定処理が開始されることになる(S107)。
そして、その後、現用系のIFカード30−2(制御部31)の判定により、必要に応じて、Mid設定からLow設定又はHigh設定に変更すると判定されることになる。
なお、上述のステップS105で、予備系のIFカード30−2(制御部31)から通知された試験処理結果がNGだった場合、現用系のIFカード30−1(制御部31)は、例えば、一定時間経過後に、上述のステップS101の処理から実行するようにしてもよい。
次に、図5のフローチャートを用いて、上述のステップS104において、予備系のIFカード30−2(制御部31)が行う試験処理(駆動電圧の最適化処理を含む)について説明する。なお、図5のフローチャートにおいてV1は、試験処理を行う駆動電圧を保持する変数である。また、図5のフローチャートにおいてカウンタCは、試験処理を行った回数をカウントするものである。
現用系のIFカード30−1(制御部31)から、試験処理の指示(試験処理の駆動電圧の初期値、及び測定トラフィック量Aの情報を含む)が通知されると、まず、予備系のIFカード30−2(制御部31)は、V1及びカウンタCの初期化を行う(S201)。
予備系のIFカード30−2(制御部31)は、Cを0に初期化し、V1を現用系のIFカード30−1(制御部31)から通知された電力消費モード(Mid設定)の初期値に設定する。
そして、予備系のIFカード30−2(制御部31)は、電源部32を制御して、V1の電圧で駆動するように制御し、さらに、スイッチ20にMid設定で駆動を開始する旨を通知する(S202)。これにより、スイッチ20では、BP終端部24−2のレベル変換部24bに対するレベル変換(レベル補正)開始の制御が行われることになる。
そして、予備系のIFカード30−2(制御部31)は、回線終端部33から、スイッチ20のBP終端部24−2へ向けて、試験用トラフィックを送出させる。このとき、予備系のIFカード30−2(制御部31)は、試験用トラフィックにおける1秒当たりのパケット数がAとなるように、試験用トラフィックのフローを制御する。また、予備系のIFカード30−2(制御部31)が試験用トラフィックの送出を開始してから終了するまでの期間については限定されないものであるが、例えば、予め設定された一定時間としてもよい。さらに、予備系のIFカード30−2(制御部31)は、試験用トラフィックの送信開始後に、スイッチ20(制御部21)からのエラー通知の蓄積(又はカウント)を行う。
そして、予備系のIFカード30−2(制御部31)は、試験用トラフィックの送信処理後に、今回の試験処理の成否(OK又はNG)を判定する(S204)。例えば、予備系のIFカード30−2(制御部31)は、送信したパケット数に対するエラー通知数の比率が一定以下の場合、今回の試験処理をOKと判定するようにしてもよい。また例えば、予備系のIFカード30−2(制御部31)は、エラー通知数が一定数以下の場合、今回の試験処理をOKと判定するようにしてもよい。
そして、予備系のIFカード30−2(制御部31)は、今回の試験処理結果がOKの場合後述するステップS205から動作し、今回の試験処理結果がNGの場合後述するステップS206から動作する。
上述のステップS204で、今回の試験処理結果がOKの場合、予備系のIFカード30−2(制御部31)は、最終的な試験処理の結果もOKである旨を、現用系のIFカード30−1(制御部31)に通知して(S205)、処理を終了する。
一方、上述のステップS204で、今回の試験処理結果がNGの場合、予備系のIFカード30−2(制御部31)は、駆動電圧の最適化処理(補正処理)を開始又は継続することになる。
予備系のIFカード30−2(制御部31)は、今回の試験処理結果がNGの場合、V1を更新(初期値の5%を加算)し(S206)、さらにカウンタCをインクリメント(1加算)する(S207)。
そして、予備系のIFカード30−2(制御部31)は、カウンタCの値がnに達しているか否かを判定する(S208)。
カウンタCの値がnに達していない場合(Cがn未満の場合)には、予備系のIFカード30−2(制御部31)は、上述のステップS202の処理に戻って、駆動電圧の最適化処理を継続する。
一方、カウンタCの値がnに達している場合(c=nの場合)には、n回試験処理がNGだったことを示しているため、予備系のIFカード30−2(制御部31)は、駆動電圧の最適化処理を中止し、最終的な試験処理の結果もNGである旨を、現用系のIFカード30−1(制御部31)に通知して(S209)、処理を終了する。
(A−3)実施形態の効果
この実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
(A−3−1)上記の実施形態の通信装置1では、IFカード30の電力消費モードを変更する際に、予備系のIFカード30で試験用トラフィックを用いた試験処理を行って、試験OKとなった後に、予備系のIFカード30を現用系に切替える構成となっている。これにより、通信装置1では、電力消費モードを変更する際の主信号導通への影響を低減している。
(A−3−2)また、通信装置1では、主信号と同じ伝送路に制御信号を通す構成(インチャネル通信手段)で、各ユニット(スイッチ20、及び各IFカード30)の制御部間での連携を実現している。
例えば、通信装置1内で各ユニット間の制御の調停を行うCPU(制御部)を設けて、各ユニット間の連携を実現する方法も考えられるが、ソフトウェアを介するために処理時間が増大する恐れがある。特に通信装置1内で、連携するユニット数(例えばIFカード30の配置数)が増えた場合に、上述のCPUへの処理負荷が大きくなり、処理遅延が発生するおそれがある。しかし、この実施形態では、各ユニットの制御部間で、直接制御信号を授受して連携させているため、上述のような処理遅延が発生するおそれは少ない。
(B)他の実施形態
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(B−1)上記の実施形態のIFカードでは、各電力消費モードの消費電力を、駆動電圧で調整する構成となっていたが、その他のパラメータを用いて消費電力を調整するようにしてもよい。例えば、IFカードにおいて、動作クロックの周波数や、データ処理するバス幅を調整することにより消費電力を調整するようにしてもよい。
IFカードにおいて動作クロックを低下させる場合、より低消費電力での駆動を実現することができる。この場合、IFカードにおいて、例えば、回線終端部、及びBP終端部で、伝送路クロックで受信信号に係るデータをメモリに書き込んだ後、メモリからの読み出し側のクロック周波数を低下させて、それ以降の信号処理部(主信号終端部)の消費電力を低減するようにしてもよい。
(B−2)上記の実施形態の通信装置では、電力消費モードを変更する際に、試験用トラフィックを用いた試験処理を行うことについて説明したが、より高い消費電力の電力消費モードに変更する場合(例えば、Mid設定からHigh設定に変更する場合)には、試験処理の工程を省略するようにしてもよい。さらに、上記の実施形態の通信装置は、より高い消費電力の電力消費モードに変更する場合には、系切替を実行せずに、現用系のIFカードの駆動電圧を上げる処理だけを行うようにしてもよい。これにより、急にトラフィックが増加した場合でも、各ユニット(スイッチ及び各IFカード)のハードウェアの高速制御により、電源電圧復帰(電力消費モードをHigh設定へ復帰)が可能となる。なお、各IFカードでは、トラフィックが急に増加すること等を想定して、主信号終端部等にバッファメモリ配置して、送受信信号に係るデータを通過させることが望ましい。例えば、IFカードで、電源電圧を復帰(電力消費モードをHigh設定へ復帰)する処理を行う際に、バッファメモリで送受信信号に係るデータを安全に保持することができる。
(B−3)上記の実施形態の通信装置1は、試験用トラフィックを用いた試験処理を行う際に、片方向(IFカード30からスイッチ20への方向)のフローに係る試験処理を行う構成について説明したが、双方向のフローに係る試験処理を行うようにしてもよい。その場合、通信装置1は、試験処理を行う際に、スイッチ20のBP終端部24から、IFカード30(回線終端部33)に向かって流れる試験用トラフィックのフローを追加するようにしてもよい。双方向の通信について試験処理を行う場合、現用系のIFカード30では、ネットワークN2から入力されるフロー、及び、ネットワークN2へ送出されるフローの2つのフローについてトラフィック測定を行う必要がある。
1…通信装置、10…BP、20…スイッチ、21…制御部、22…WAN終端部、23…主信号処理部、24、24−1、24−2…BP終端部、25…スイッチ部、30、30−1、30−2…IFカード、31…制御部、31a…プロセッサ、31b…トラフィックテーブル、32…電源部、33…回線終端部、34…主信号終端部、35…BP終端部。

Claims (4)

  1. 冗長系を構成する複数の通信処理部を有する通信装置において、
    それぞれの上記通信処理部は、消費電力の異なる複数の電力消費モードに対応しており、
    現用系の上記通信処理部で処理される通信量を測定する通信量測定手段と、
    上記通信量測定手段の測定結果に応じて、上記通信処理部を駆動させる電力消費モードの変更の要否を判定する電力消費モード変更判定手段と、
    上記電力消費モード変更判定手段が電力消費モードを変更すると判定した場合に、予備系の上記通信処理部を、上記電力消費モード変更判定手段が判定した変更後の電力消費モードで駆動させ、さらに、上記予備系の通信処理部に、上記通信量測定手段が測定した通信量に相当する通信量の試験用信号を処理させ、さらに、上記予備系の通信処理部により試験用信号が正常に処理されたか否かを判定する試験処理を行う試験手段と、
    上記試験手段による試験処理の結果が正常であった場合にのみ、上記予備系の通信処理部を、現用系に切替える切替手段と
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. それぞれの上記通信処理部が対応する複数の電力消費モードでは、少なくとも、当該通信処理部を動作させる駆動電圧、動作クロック、又はデータ処理に係るバス幅が異なっていることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 上記試験手段は、上記電力消費モード変更判定手段が判定した変更後の電力消費モードでの試験処理の結果が異常だった場合、当該電力消費モードに係るパラメータを補正して、再度試験処理を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 冗長系を構成する複数の通信処理部を有する通信装置の電力制御方法において、
    それぞれの上記通信処理部は、消費電力の異なる複数の電力消費モードに対応しており、
    現用系の上記通信処理部で処理される通信量を測定する通信量測定工程と、
    上記通信量測定工程の測定結果に応じて、上記通信処理部を駆動させる電力消費モードの変更の要否を判定する電力消費モード変更判定工程と、
    上記電力消費モード変更判定工程で電力消費モードを変更すると判定した場合に、予備系の上記通信処理部を、上記電力消費モード変更判定工程で判定した変更後の電力消費モードで駆動させ、さらに、上記予備系の通信処理部に、上記通信量測定工程で測定した通信量に相当する通信量の試験用信号を処理させ、さらに、上記予備系の通信処理部により試験用信号が正常に処理されたか否かを判定する試験処理を行う試験工程と、
    上記試験工程による試験処理の結果が正常であった場合にのみ、上記予備系の通信処理部を、現用系に切替える切替工程と
    を有することを特徴とする電力制御方法。
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