JP6006694B2 - 平面ハンドル - Google Patents

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本発明は平面ハンドルに関し、好ましくはサーバ等の電気機器を格納するキャビネットの扉の施錠に使用される平面ハンドルに関する。
従来、電気機器を格納するためのキャビネットが広く用いられている。例えばコンピュータのサーバの格納にキャビネットが用いられており、サーバ設置区域への立入管理を重視する場合には、施錠可能なキャビネットが用いられている。特許文献1には、サーバ等を格納するキャビネットの扉に用いられ、あらかじめ登録された正当権限者でなければハンドルロック機構の解錠が行えない扉用ロックハンドル装置が開示されている。
特開2005−256367号公報
このように施錠可能なキャビネットは密閉性が高く、サーバの放熱により内部が高温になりやすいので、壁面に通気孔を有するキャビネットを設置し、冷却ファン等によりキャビネット内に通風することが一般的に行われている。このようにキャビネット内に通風する場合、サーバからの放熱量が増加したときには通風量を上げる必要があるが、キャビネットの壁面の開口率が低く通気性が不十分な場合、サーバの冷却に必要な通風量を確保できなくなることがある。しかし、特許文献1に開示されているような従来の扉用ロックハンドル装置は通気性が全くないため、サーバの冷却に必要な通気性を確保するうえで、一つの障害となっていた。
以上に鑑み、本発明は、電気機器を格納するためのキャビネットの通風性の向上に寄与する平面ハンドルを提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明は、扉に固定される縦長のハウジングと、前記ハウジングに収容される縦長の平板状把持部材とを含み、前記把持部材の長手方向の一端が前記ハウジングに対し回動可能に取り付けられ、前記把持部材に設けられたシリンダ錠により前記把持部材が前記ハウジングに対しロックされ、電気機器を格納するキャビネットの扉に使用される平面ハンドルに関する。
本発明の平面ハンドルは、前記ハウジングが、前記把持部材を収容したとき前記把持部材に対向する面に少なくとも1つの通気開口を有し、前記把持部材における前記一端と遠位端との間において、前記遠位端寄りの位置に前記シリンダ錠が配置され、前記把持部材は、前記長手方向において、前記一端と前記シリンダ錠との間に厚さ方向へ延びる複数の貫通孔を有し、前記貫通孔のそれぞれは六角形であって、前記複数の貫通孔はハニカム構造となるように配置してあり、前記把持部材を前記ハウジングに収容したとき、前記複数の貫通孔と前記通気開口と連通することを特徴とする。
本発明の一つ以上の実施態様によれば、把持部材をハウジングに収容したとき、把持部材の長手方向の一端と遠位端との間に設けられて把持部材の厚み方向に延びる複数の貫通孔と、ハウジングの把持部材との対向面に設けられた開口とが連通するので、平面ハンドルを通じてキャビネット内に通風することが可能になり、これによりキャビネットの通風性の向上に寄与する平面ハンドルが提供される。
図面は、本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
本発明に係る平面ハンドルの斜視図。 平面ハンドルの分解斜視図。 図1のIII−III線断面図。 平面ハンドルの背面図。 平面ハンドルの別の実施態様を表す図。
下記の実施の形態は、添付の図面に示す平面ハンドルに関し、発明の不可欠な構成ばかりではなく、選択的及び好ましい構成を含む。
図1は、本発明の一実施形態に係り、把持部材10とハウジング30とを含む平面ハンドル1の斜視図である。図1では、把持部材10がハウジング30に収容された状態を実線で表し、把持部材10をハウジング30に対し起立させた状態を仮想線で表している。把持部材10は、縦長の平板状部材であり、その長手方向の一端11がハウジング30に対し回動可能に取り付けられるとともに、ハウジング30が取り付けられた扉(図示せず)を施錠するためのラッチ金具14に連結されている。図1に示す例では、把持部材10を起立させた状態からさらに所定の方向に回転させることができ、これにより、把持部材10に連結されたラッチ金具14を回転させることができる。
把持部材10の一端11と、長手方向において一端11に対向する遠位端12との間には、把持部材10の厚み方向に延びる複数の貫通孔13が穿孔されている。また、把持部材10の長手方向において遠位端12寄りの位置にシリンダ錠50が配置されており、把持部材10の表面に鍵穴51が露出している。後述するように、このシリンダ錠50においてロータ52の鍵穴51に対向するロータ52の後端部54に固定されたロックカム55の爪部57が、ハウジング30に立設された囲壁部33の頂部36に当接することにより、把持部材10をハウジング30に収容した状態のときに、把持部材10をハウジング30に対しロックすることができる。なお本実施形態では、シリンダ錠50がディスクシリンダー錠である場合を例に説明する。
図2と図3を参照して、平面ハンドル1の各部について説明する。平面ハンドル1は、把持部材10とハウジング30を含み、把持部材10の一端11が、回転シャフト40及び連結ピン16を介してハウジング30に対し回動可能に取り付けられる。把持部材10と回転シャフト40との間には、波型の板バネ17が挟み込まれ、この波型の板バネ17により、把持部材10のハウジング30に対する起立角度を所定の値(例えば45°)に保つことができる。また、把持部材10が回動可能に取り付けられたハウジング30は、仮想線で示す扉2に設けられた取付開口22にはめ込まれ、扉2の反対側に配置されるブラケット20を介して、扉2に対しネジ止め等の公知の手段により固定される。なお、図3ではラッチ金具14の図示は省略している。
把持部材10の一端11には、把持部材10を幅方向に貫通するピン挿入孔18が設けられており、このピン挿入孔18に連結ピン16を挿入することにより、回転シャフト40と把持部材10とが連結される。また、把持部材10の長手方向における遠位端12寄りの位置には、シリンダ錠50を設置するための錠設置孔19が設けられており、錠設置孔19の開口縁部から、シリンダ錠50のロータ52が収納される円筒部21が、把持部材10の厚み方向に延び出している。円筒部21はシリンダ錠50のロータ52を回転可能に保持する外筒に相当し、円筒部21の内面にはシリンダ錠を施錠状態にしたときディスクタンブラー59が進入する溝60が形成されている。すなわち、把持部材10にはシリンダ錠50の外筒が一体に形成されている。このように把持部材10にシリンダ錠50の外筒を一体に形成すれば、ロータ52と外筒があらかじめ組み合わされたシリンダ錠50を把持部材10に取り付ける場合と比較して、錠設置孔19の孔径を小さくすることができる結果、貫通孔13を設置可能な面積を大きくすることができるので好ましい。なお、円筒部21にロータ52を収納したとき、ロータ52の回転軸上において鍵穴51に対向するロータ52の後端部54が円筒部21から突出する。
把持部材10において、ピン挿入孔18と錠設置孔19との間の領域には、複数の六角形の貫通孔13がハニカム構造となるように配列されている。また、錠設置孔19と把持部材10の遠位端12との間にも複数の貫通孔13が設けられている(図4参照)。このように複数の六角形の貫通孔13をハニカム構造となるように配列すれば、把持部材10の強度を損なうことなく把持部材10の開口率を大きくすることができるので好ましい。なお、本実施形態の貫通孔13の形状には、六角形のほか、三角形及び台形も含まれており、これによっても把持部材10の開口率が高められている。
ハウジング30も縦長の平板状部材であり、長手方向及び幅方向寸法が把持部材10よりも大きい。また、把持部材10を収容するために、ハウジング30の中央域には、厚み方向に窪む凹部31が形成されている。凹部31は、特許請求の範囲で言う把持部材10と対向する面であり、そのほぼ全面に通気開口32が設けられている。凹部31の幅方向両側には、一対の側壁部39が長手方向に互いに並行して延びる。本実施形態の通気開口32は、ハウジング30のリブ37により二分されているが、リブ37を設けずに単一の通気開口32とすることもできる。
ハウジング30には、把持部材10を収容する際に、シリンダ錠50のロータ52が収納された円筒部21が旋回動しながら進入可能な囲壁部33が立設されている。囲壁部33は、ハウジング30の把持部材10と対向する面とは反対側の面、すなわちハウジング30の背面からハウジングの厚み方向に延び出すとともに、ハウジング30の長手方向において回転シャフト40から離間した位置に設けられる。囲壁部33には、ハウジング30の幅方向に立設される第1壁部34と、第1壁部34の両側からハウジング30の長手方向と平行な方向に回転シャフト40の方向、別言すれば把持部材10の遠位端12から一端11に向かう方向に平行な方向に向けて延び出す一対の第2壁部35とが含まれる。ハウジング30を扉2に取り付けるとき、囲壁部33は取付開口22に挿入され、第1壁部34および第2壁部35が取付開口22の開口縁に当接する。
シリンダ錠50のロータ52の後端部54には、シリンダ錠50により把持部材10をハウジング30に対しロックするための、ロックカム55が取り付けられている。ロックカム55は円形の円盤部56と、円盤部56からその直径方向両側に延び出す一対の爪部57とを有し、円形の円盤部56の中心はロータ52の回転軸上に位置する。シリンダ錠50が開錠状態のとき、一対の爪部57は把持部材10およびハウジング30の長手方向に並ぶ。一方、シリンダ錠50が施錠状態のときは、一対の爪部57はロータ52の回転軸の周りを90°回転した位置となって、把持部材10およびハウジング30の幅方向に並び、一対の第2壁部35のそれぞれの頂部36に当接する。
一対の第2壁部35の離間寸法は、ロックカム55の円盤部56の直径および把持部材10の円筒部21の外径より大きい。また、一対の爪部57の先端58は、それぞれ円盤部56の中心と同心円の円弧を描いており、一対の第2壁部35の離間寸法は、一対の爪部57の先端58どうしの離間距離よりも小さい。シリンダ錠50を開錠状態にし、ハウジング30に対し把持部材10を回動させてハウジング30に収容するとき、把持部材10およびハウジング30の長手方向に並ぶ一対の爪部57は、第1及び第2壁部34、35に当たることなく囲壁部33を通過する。次いでシリンダ錠50を施錠状態にすると、ロックカム55の一対の爪部57は把持部材10の幅方向、すなわちハウジング30の幅方向に並び、一対の第2壁部35のそれぞれの頂部36に当接する。これにより、把持部材10がハウジング30に対しロックされる。
ここで、ロックカム55の円盤部56の直径は、把持部材10の円筒部21の外径、すなわちシリンダ錠50の外筒の外径と同じか、または小さいことが好ましい。このようにすれば、ロックカム55の円盤部56が把持部材10の円筒部21の直径方向外側にはみ出すことがないので、ロックカム55の円盤部56が通風性を損なうことを防止できる。また、各爪部57の円盤部56からの延出方向に直交する方向における寸法を、円盤部56の直径よりも小さくすることが好ましい。これにより、シリンダ錠50を開錠状態にしたときに、爪部57が把持部材10の円筒部21と、ハウジング30の第2壁部35との間に露出する面積を最小限に留めることができる。
ハウジング30にはさらに、把持部材10を収容したとき把持部材10の一端11に対応する部位に、回転シャフト40を挿通するためのシャフト挿通部41が形成されている。シャフト挿通部41には、ハウジング30の厚み方向に貫通するシャフト孔42が設けられている。
回転シャフト40は円柱状の部材であり、回転軸方向におけるいずれか一方の端部に設けられ、把持部材10と連結するための連結ピン16が挿入されるピン孔43と、ピン孔43が設けられた端部と反対側の端部に設けられ、回転規制カム44及びラッチ金具14が取り付けられる非円形部45と、ピン孔43と非円形部45との間に配置される拡径部46とを有する。ピン孔43は回転シャフト40を回転軸に対し直交する方向に貫通し、把持部材10のピン挿入孔18と連通可能に設けられる。拡径部46は、回転シャフト40をハウジング30のシャフト孔42に挿通したときハウジング30の凹部31に当接し、回転シャフト40のハウジング30に対する進入深さを規制する。非円形部45は、回転シャフト40をシャフト孔42に挿通したときハウジング30の背面に突き出す。本実施形態では、非円形部45の回転軸方向に直交する断面の形状が正方形とされている。非円形部45に嵌めこまれるれる回転規制カム44は円形の部材であり、その直径方向両側に延び出す一対の延出部47を有し、回転シャフト40に対し回転不能に取り付けられる。把持部材10を回転シャフト40の周囲に回転させたとき、回転規制カム44が回転シャフト40とともに回転し、ハウジング30の背面に立設された突起部38(図4参照)に延出部47が当接することにより、把持部材10の回転角度が規制される。非円形部45にはさらに、前述のラッチ金具14が取り付けられる。ラッチ金具14と回転規制カム44は、螺着などの公知の手段により、回転シャフト40に対し固定される。
図4に、施錠状態の平面ハンドル1を背面から見た図を示す。別言すれば、サーバ等の電気機器を収容するためのキャビネット(図示せず)の内側から、施錠状態の平面ハンドル1を見たときの状態を示す。なお、図4ではラッチ金具14の図示は省略している。施錠状態の平面ハンドル1では、把持部材10はハウジング30に収容されており、図4から明らかなように、把持部材10に設けられた複数の貫通孔13の大部分が、ハウジング30の通気開口32と連通し、貫通孔13から通気開口32に至る気体の流路が確保される。従って、本願の平面ハンドル1をキャビネットに取り付けた場合、キャビネットにあらかじめ設けられた通気孔に加え、平面ハンドル1の貫通孔13および通気開口32を通じてキャビネットに通風することが可能になる結果、キャビネットの通風性が向上する。
上記の実施形態では、貫通孔13が六角形である場合を例に説明したが、図5(a)〜(d)に例示するように、貫通孔13の形状は円形、正方形または三角形でもよいし、図5(e)〜(h)に示すように、把持部材10の長手方向または幅方向に延びるスリットでもよいし、把持部材10の長手方向に対し斜めに延びるスリットでもよい。本発明の複数の貫通孔13の形状は、円形、楕円形、多角形のいずれか1種の形状、又はこれらの組合せとすることができる。複数の貫通孔13の配置は、千鳥状、格子状等の規則的な配列でもよいし、ランダムに配置することもできる。また、貫通孔13の開口寸法が把持部材10の厚み方向に沿って一定である必要は無く、拡大又は縮小していてもよい。また別の実施形態として、把持部材10の貫通孔13を通過する空気の流動方向を考慮して、貫通孔13を把持部材10の厚み方向に対し斜めに設けることもできる。さらに、把持部材10に複数の貫通孔13を設ける領域の厚みを、それ以外の領域の厚みよりも小さくして、貫通孔13を通過する空気の圧力損失を小さくすることもできる。
また、上記の実施形態ではシリンダ錠50がディスクシリンダー錠である場合について説明したが、ロータリーディスクシリンダー錠、八万ロック錠などの、任意のシリンダ錠50を用いることができる。なお、本発明の平面ハンドル1の材質に制限はなく、金属、樹脂、セラミックスなどの公知の材料を用いることができる。
以上に記載した本発明に関する開示は、少なくとも下記の事項に整理することができる。
扉に固定される縦長のハウジングと、前記ハウジングに収容される縦長の平板状把持部材とを含み、前記把持部材の長手方向の一端が前記ハウジングに対し回動可能に取り付けられ、前記把持部材に設けられたシリンダ錠により前記把持部材が前記ハウジングに対しロックされ、電気機器を格納するキャビネットの扉に使用される平面ハンドルであって、前記ハウジングが、前記把持部材を収容したとき前記把持部材に対向する面に少なくとも1つの通気開口を有し、前記把持部材における前記一端と遠位端との間において、前記遠位端寄りの位置に前記シリンダ錠が配置され、前記把持部材は、前記長手方向において、前記一端と前記シリンダ錠との間に厚さ方向へ延びる複数の貫通孔を有し、前記貫通孔のそれぞれは六角形であって、前記複数の貫通孔はハニカム構造となるように配置してあり、前記把持部材を前記ハウジングに収容したとき、前記複数の貫通孔と前記通気開口と連通する
上記段落0025に開示した本発明は、少なくとも下記の実施の形態を含むことができる。該実施の形態は、分離して又は互いに組み合わせて採択することができる。
)前記シリンダ錠が、鍵穴を有するロータと、前記ロータを回転可能に保持する外筒とを備え、前記外筒が前記把持部材と一体に成形されて前記把持部材の厚み方向に延び出す。
)前記ロータが前記鍵穴に対向する後端部を有し、前記後端部が前記把持部材と一体に成形された前記外筒から突き出すとともに、前記後端部に前記把持部材を前記ハウジングに対しロックするためのロックカムが取り付けられ、前記ロックカムは円形の円盤部と、前記円盤部からその直径方向両側に延び出す一対の爪部とを有して、前記円盤部の中心が前記ロータの回転軸上に位置し、前記ロックカムの前記円盤部の直径が、前記シリンダ錠の前記外筒の外径と同じか小さい。
1 平面ハンドル
2 扉
10 把持部材
11 一端
12 遠位端
13 貫通孔
21 円筒部(外筒)
30 ハウジング
31 凹部(把持部材に対向する面)
32 通気開口
40 回転シャフト
50 シリンダ錠
51 鍵穴
52 ロータ
54 後端部
55 ロックカム
56 円盤部
57 爪部

Claims (3)

  1. 扉に固定される縦長のハウジングと、前記ハウジングに収容される縦長の平板状把持部材とを含み、前記把持部材の長手方向の一端が前記ハウジングに対し回動可能に取り付けられ、前記把持部材に設けられたシリンダ錠により前記把持部材が前記ハウジングに対しロックされ、電気機器を格納するキャビネットの扉に使用される平面ハンドルであって、
    前記ハウジングが、前記把持部材を収容したとき前記把持部材に対向する面に少なくとも1つの通気開口を有し、
    前記把持部材における前記一端と遠位端との間において、前記遠位端寄りの位置に前記シリンダ錠が配置され、
    前記把持部材は、前記長手方向において、前記一端と前記シリンダ錠との間に厚さ方向へ延びる複数の貫通孔を有し、
    前記貫通孔のそれぞれは六角形であって、前記複数の貫通孔はハニカム構造となるように配置してあり、
    前記把持部材を前記ハウジングに収容したとき、前記複数の貫通孔と前記通気開口と連通することを特徴とする前記平面ハンドル。
  2. 前記シリンダ錠が、鍵穴を有するロータと、前記ロータを回転可能に保持する外筒とを備え、前記外筒が前記把持部材と一体に成形されて前記把持部材の前記厚さ方向に延び出す、請求項1に記載の平面ハンドル。
  3. 前記ロータが前記鍵穴に対向する後端部を有し、
    前記後端部が前記把持部材と一体に成形された前記外筒から突き出すとともに、
    前記後端部に前記把持部材を前記ハウジングに対しロックするためのロックカムが取り付けられ、
    前記ロックカムは円形の円盤部と、前記円盤部からその直径方向両側に延び出す一対の爪部とを有して、前記円盤部の中心が前記ロータの回転軸上に位置し、
    前記ロックカムの前記円盤部の直径が、前記シリンダ錠の前記外筒の外径と同じか小さい、請求項に記載の平面ハンドル。
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