JP6006129B2 - 街並の形成方法 - Google Patents
街並の形成方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6006129B2 JP6006129B2 JP2013018228A JP2013018228A JP6006129B2 JP 6006129 B2 JP6006129 B2 JP 6006129B2 JP 2013018228 A JP2013018228 A JP 2013018228A JP 2013018228 A JP2013018228 A JP 2013018228A JP 6006129 B2 JP6006129 B2 JP 6006129B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- street
- south
- road
- buildings
- streets
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000007664 blowing Methods 0.000 claims description 23
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 20
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 9
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 14
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 12
- 230000006870 function Effects 0.000 description 9
- 238000007726 management method Methods 0.000 description 7
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 6
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 5
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 4
- 241000271566 Aves Species 0.000 description 3
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 description 3
- 230000004888 barrier function Effects 0.000 description 3
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 3
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 3
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 3
- 240000004050 Pentaglottis sempervirens Species 0.000 description 2
- 235000004522 Pentaglottis sempervirens Nutrition 0.000 description 2
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000003595 mist Substances 0.000 description 2
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 2
- 230000008016 vaporization Effects 0.000 description 2
- 238000009834 vaporization Methods 0.000 description 2
- 235000020681 well water Nutrition 0.000 description 2
- 239000002349 well water Substances 0.000 description 2
- 241000196324 Embryophyta Species 0.000 description 1
- 206010019345 Heat stroke Diseases 0.000 description 1
- 241001465754 Metazoa Species 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 235000013305 food Nutrition 0.000 description 1
- 230000036571 hydration Effects 0.000 description 1
- 238000006703 hydration reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 230000001737 promoting effect Effects 0.000 description 1
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 1
- 238000009418 renovation Methods 0.000 description 1
- 230000008439 repair process Effects 0.000 description 1
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 1
- 230000007480 spreading Effects 0.000 description 1
- 238000003892 spreading Methods 0.000 description 1
- 238000012876 topography Methods 0.000 description 1
- 230000005068 transpiration Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Road Paving Structures (AREA)
Description
そこで、地域ごとの自然環境の差を考慮して宅地造成を行い、自然環境を活かした街並を形成することが望まれている。また、特に夏場の気温が高い地域では、夏場における快適性の向上が強く望まれている。
前記フェノロジーガイド21により夏期の風向の情報を取得し、
前記住宅地1における夏期の主風向に面して夏期の風が通過する緑地2を住宅地の東側に配置し、
前記住宅地1内に、前記緑地2から放射状に伸びるようにして複数の街路3〜9を配置し、
複数の建物A〜Eが建築される複数の街区11〜15を、前記街路3〜9に隣接して街路の外側となる住宅地の周縁部に沿って、および街路の間に配置してなり、
前記緑地2と複数の街区11〜15との間に境界道路2aを南北方向に配置し、当該境界道路2aに前記複数の街路3〜9を南北方向に間隔をおいて接続するとともに、前記境界道路2aの中央付近に、当該境界道路2aと直交する方向であって夏期の風が吹く方向に吹込道路2bを配置することにより、前記緑地2を当該吹込道路2bによって南北に分断し、前記複数の街路のうち一つの街路4を前記吹込道路2bの延長線上に配置してなり、
前記複数の街路3〜9のうち前記吹込道路2bの延長線上に配置された街路4、およびこの街路4の南側に配置された一つの街路5を東から南に向かって伸びる円弧状に形成し、
前記吹込道路2bの延長線上に配置された街路の北側には、吹込道路2bよりも北側の北側緑地に対向した街路3を配置し、この街路3を、西方向へ直線状に伸びた後に南方向へ直線状に伸びて前記吹込道路2bの延長線上に配置された街路4の中間部に接続する形状とし、
南側の円弧状の街路5の南側には、境界道路2aの南端部に接続された街路6を配置し、この街路6を、南西方向へ直線状に伸びた後に西方向へ直線状に伸びて、前記吹込道路2bの延長線上に配置された街路4、およびこの街路4の南側に配置された街路5の西端部に接続する形状とし、
前記複数の建物A〜Eのうち一部の建物(例えば建物A)を、前記街路(例えば街路4)に対して角度を付けて配置し、
当該建物(例えば建物A)と前記街路(例えば街路4)との間に、植栽部17aと散水手段とを有する緑化スペース17を形成してなり、
さらに、二つの円弧状の街路4,5の間、および南側の円弧状の街路5とその南側の街路6との間に配置される前記街区12(13)に、一方の街路4(5)に沿って並設される前記複数の建物B…(C…)と、他方の街路5(6)に沿って並設される前記複数の建物B…(C…)とを建築し、
前記一方の街路4(5)側の前記複数の建物B…(C…)と、前記他方の街路5(6)側の前記複数の建物B…(C…)との間を通風路20とすることを特徴とする。
そして、前記吹込道路2bに吹き込む風は、街路4に対して吹き込みやすくなっている。
そして、請求項1に記載の発明によれば、前記街路(例えば街路4)に対して角度を付けて配置された建物(例えば建物A)と前記街路(例えば街路4)との間に、前記緑化スペース17を形成するので、前記街路(例えば街路4)に沿って緑化スペース17を配置できる。また、前記街路(例えば街路4)に対して角度を付けて配置された建物(例えば建物A)を複数並べて配置した場合には、前記緑化スペース17も前記街路(例えば街路4)に沿って複数並んで配置されることになる。これによって、前記街路(例えば街路4)に沿って植栽部17aを並べることができるので、前記街路(例えば街路4)および前記街区(例えば街区11)の景観性を向上できる。
また、前記散水手段による散水を行えば、前記緑化スペース17上を通過する風を冷却できるので、冷却された風を前記街路(例えば街路4)の先や前記街区(例えば街区11)内に吹き込ませることで、前記街路(例えば街路4)や前記街区(例えば街区11)に建築された前記複数の建物(例えば建物A)の快適性をより向上させることができる。
さらに、請求項1に記載の発明によれば、一方の街路4(5)側の前記複数の建物B…(C…)と、他方の街路5(6)側の前記複数の建物B…(C…)との間を通風路20とするので、これら一方の街路4(5)側の前記複数の建物B…(C…)と、他方の街路5(6)側の前記複数の建物B…(C…)との間に街路を形成せずとも風を通過させることができる。また、前記通風路20に植栽を設ければ、通風路20を通過する風を冷却できるので、前記街区12(13)における快適性の向上に貢献できる。
本実施の形態における街並構造は、図1〜図5に示すように、住宅地1と、前記住宅地1における夏期の主風向に面して配置される緑地2と、前記緑地2から放射状に伸びるようにして前記住宅地1内に配置される複数の街路3〜9と、前記街路3〜9に隣接して配置され、複数の建物A〜Eが建築される複数の街区11〜15と、を備える。
前記境界道路2aは、前記住宅地1の北側に位置する前記外部道路1aと連通している。
前記吹込道路2bは、前記緑地2を南北に分断しており、東から西に向かって吹く風を効率良く取り込める。また、緑地2は、この吹込道路2bによって南北に分断されることによって北側緑地2cと南側緑地2dとに分かれることになる。また、この吹込道路2bは、前記住宅地1の東側に位置する前記外部道路1aと連通している。
また、井戸水等を利用して水の流れる場所を形成してもよい。すなわち、井戸水等の気化熱利用や、植栽による日陰の形成などにより、緑地2を通過する風の冷却効果を高めることができる。
また、この街路3は前記緑地2の前記北側緑地2cの西側に位置しており、前記北側緑地2cを東から西に向かって通過する風が、当該街路3に対して吹き込みやすくなっている。
また、この街路4は、その東側端部が前記吹込道路2bの延長線上に配置されており、これら街路4と吹込道路2bとを、前記境界道路2aと交差する一本の道路として見ることもできる。これによって、前記吹込道路2bに吹き込む風は、街路4に対して吹き込みやすくなっている。
また、この街路5は前記緑地2の前記南側緑地2dの西側に位置しており、前記南側緑地2dを東から西に向かって通過する風が、当該街路5に対して吹き込みやすくなっている。
また、この街路6は前記緑地2の前記南側緑地2dの西側に位置しており、前記南側緑地2dを東から西に向かって通過する風が、当該街路6に対して吹き込みやすくなっている。
また、前記境界道路2a、前記吹込道路2b、前記街路3,4,5,6には、LED街路灯が設けられており、省エネルギー化・CO2削減に貢献している。
また、前記街路7,8,9および前記通路10には、LED街路灯が設けられており、省エネルギー化・CO2削減に貢献している。
また、この街区11には、複数の建物A…(建物群A)が建築されている。これら複数の建物A…は、いわゆる戸建住宅である。
また、この街区12には、複数の建物B…(建物群B)が建築されている。これら複数の建物B…は、いわゆる戸建住宅である。
また、この街区13には、複数の建物C…(建物群C)が建築されている。これら複数の建物C…は、いわゆる戸建住宅である。
前記街区14は、前記住宅地1の北側および西側に位置する前記外部道路1a,1aと、前記街路3と前記街路7と前記街路4の一部とに隣接して配置され、これら外部道路1a,1aと街路3,7と街路4の一部によって囲まれている。この街区14は、前記外部道路1a,1aに沿って略L字状に形成されている。
前記街区15は、前記住宅地1の南側および南東側に位置する前記外部道路1a,1aと、前記街路6と前記街路8とに隣接して配置され、これら外部道路1a,1aと街路6,8によって囲まれている。この街区15は、前記外部道路1a,1aに沿って略逆への字状に形成されている。
また、前記街区15には、複数の建物E…(建物群E)が建築されている。これら複数の建物E…は、いわゆる戸建住宅である。
前記街区14,15に建築される建物D,Eは、前記住宅地1の周縁部に沿って一列に並んで配置されている。
そして、前記街区14,15に建築される複数の建物D…,E…の屋根は南向きの屋根面を有しており、当該南向きの屋根面のそれぞれには太陽電池アレイ16が設置されている。
前記街区14,15は、前記住宅地1の周縁部に沿って配置されるため、前記住宅地1における防壁として機能する。また、これら街区14,15は、直線上に形成される部分が多いため、建築される建物D…,E…も、直線を意識した配置を行うことができ、これによって、特に前記太陽電池アレイ16の発電効率を意識した南北軸配置を行うことができる。
また、前記街区14,15だけでなく、前記住宅地1の中央側に配置される前記街区11,12,13の建物A…,B…,C…の屋根のそれぞれにも、前記太陽電池アレイ16が設置されているものとする。
さらに、前記緑地2に建築された前記集会所Fの屋根にも、前記太陽電池アレイ16が設置されているものとする。
本実施の形態においては、図3,図4に示すように、前記建物Aが、前記街路4に対して角度を付けて配置されている。すなわち、前記街路4は、上述のように東から南に向かって伸びる円弧状に形成された道路であり、このような円弧状の街路4に対して、前記建物Aは南北軸に沿って建築されている。したがって、前記緑化スペース17が、当該建物Aと街路4との間に形成されることになる。
このような緑化スペース17は、平面視において略三角形状に形成されており、植物が栽培される植栽部17aを備える。さらに、散水手段として、例えばミストシャワー装置が設置されている。すなわち、前記植栽部17aによって日陰を形成したり、ミストシャワー装置によって気化熱を発生させたりして冷却効果を得ることができる。
なお、本実施の形態においては、前記緑化スペース17は、前記街路4に沿って複数並んで配置されている。
なお、前記複数の緑化スペース17…が、緩やかな曲線道路である前記街路4に沿って並んで配置された状態となっているので、街路4に沿って進めば、連続して緑化スペース17が目に入り、景観性に優れる。
また、この建物Aの内部の北側に位置する部屋は「夏の間19」とされている。すなわち、前記北庭18は、植栽18aの蒸散機能を利用し、周囲を冷却する機能を有する。このような北庭18に面するように配置された前記夏の間19は、夏場において居室として利用することで住人は涼を取ることができるので好ましい。
この集会所Fには、前記太陽電池アレイ16の他にも、定置型蓄電池を設置し、緊急時のエネルギーを確保できるようにしている。また、共同井戸を設置し、緊急時の水需要にも対応できるようにしている。防災備蓄庫も併設されており、非常用食料、救助用道具等が備蓄されている。
通常時は、前記住宅地1内のエネルギーを一元管理するためのエネルギーセンターとして機能させてもよいものとする。
そして、前記街路4側の前記複数の建物B…と、前記街路5側の前記複数の建物B…との間が通風路20とされている。すなわち、前記街区12には、前記街路4,5の他にも風を通す道として、前記通風路20が形成されている。したがって、街区12における通風性を高めるために、前記街路4側の前記複数の建物B…と、前記街路5側の前記複数の建物B…との間に、前記街路4,5とは別の街路を形成する必要がない。
また、前記街区12の、前記街路4側の前記複数の建物B…と、前記街路5側の前記複数の建物B…とは背中合わせに配置されている。
すなわち、通風路20を形成するに際しては、一方の複数の建物と他方の複数の建物とが、それぞれ列を為して並設されている必要がある。本実施の形態においては、前記街区12に建築される複数の建物A…も2列に並んで配置され、前記街区13に建築される複数の建物B…も2列に並んで配置されている。
また、このような通風路20は、前記北庭18を通過するようにしてもよい。また、前記通風路20上に、前記北庭18のように植栽を設けるようにしてもよい。
本実施の形態における街並の形成方法は、図1〜図5に示すように、少なくとも前記住宅地1が形成される地域の一年間の気候情報について編纂されたフェノロジーガイド21に基づいて街並を形成する。
本実施の形態においては、一年間の気候情報についてのみ図示したが、上述のように一年間を通じての花の咲く時期や、野鳥が飛来する時期、年中行事等を始め、様々な地域情報を編纂したものを利用して前記住宅地1を設計し、形成する。
フェノロジーガイド21によれば、6月から9月の間における風向が、東から西に向かって吹く「東風」となっている。したがって、前記住宅地1のうち夏期の主風向に面する位置、すなわち住宅地1の東側に前記緑地2を配置する。なお、緑地2を配置する場所に元々あった樹木(既存樹)等は極力保存し、樹木周囲に形成された生態系を残した状態で、前記住宅地1を形成することが望ましい。
また、前記複数の建物A〜Eが建築される前記複数の街区11〜15を、前記街路3〜9に隣接して配置する。前記街区11,12,13は、前記街路3〜9によって形成される街並を意識した配置とし、前記街区14,15は、前記住宅地1の周縁部に沿って配置し、前記外部道路1a…および前記太陽電池アレイ16による太陽光発電効率を意識した南北軸配置とする。
上述のように前記複数の建物A〜Eのうち一部の建物を、前記街路に対して角度を付けて配置する。本実施の形態においては、前記建物Aを、前記街路4に対して角度を付けて配置した。そして、当該建物Aと前記街路4との間に、前記緑化スペース17を形成した。したがって、予め緑化スペース17を形成することを考慮に入れて、前記住宅地1の設計を行う。
同様に、前記街路5と前記街路6との間に配置される前記街区13にも通風路20を形成する。したがって、予め通風路20を形成することを考慮に入れて、前記住宅地1の設計を行う。
本実施の形態の情報配信システムは、図1,図6〜図9に示すように、気象観測装置22と、情報端末23,24,25と、データベース26と、サーバ27と、を有する。
本実施の形態の気象観測装置22は、デジタル気象観測装置であり、気象観測データとして、例えば温度、湿度、気圧、風向、風速、雨量の瞬時値、雨量の時間最低/最高値等を観測することができる。
なお、本実施の形態の各建物A〜Eには、ホームエネルギーマネージメントシステム(HEMS)が設置されている。ホームエネルギーマネージメントシステムは、各建物A〜Eの全体の電力等のエネルギー需給を総合的に管理するエネルギー管理手段であり、前記太陽電池アレイ16を含む電気配線網、通信ネットワーク、分電盤および前記エネルギー表示装置23等を備える。
なお、ユーザーとは、前記住宅地1内に住む住人はもちろんのこと、本実施の形態の情報配信システムを含むサービスへの加入者を指すものとする。
また、この分電盤はセンサー付き分電盤とされており、住宅内の各所で使用される電力使用量を計測する計測ユニットや、ガス・水道の使用量を計測する流量センサーと接続されるパルスカウンターを有する。
また、この表示装置は、エネルギー状況や各種情報が表示される表示部と、前記表示部に表示された画面や前記ホームエネルギーマネージメントシステムに組み込まれた各種電気機器の操作を行うための操作部と、前記ホームエネルギーマネージメントシステムの各種動作を制御するための制御手段とを備える。
なお、このエネルギー表示装置23は通信ネットワークを利用して、例えばスマートフォン等の情報端末と接続可能とされており、外出中でも、この情報端末上で各種操作や情報確認等を行うことができる。
また、このエネルギー表示装置23は通信ネットワークを利用して、例えば住宅関連サービスを提供する会社のサーバにアクセスして、住宅関連サービスを受けることができる。例えば、エネルギー表示装置23を構成するソフトウェアのアップデートを行うなど様々なサービスが挙げられる。
スマートフォン24は、正面の大部分を占めるディスプレイ部分を表示部としている。また、ディスプレイ部分はタッチパネルとされている。すなわち、ディスプレイ部分を操作部としている。したがって、表示部に表示されるボタン等をタッチしたり、画面をスライドさせたり、文字入力することによって各種操作ができる。
また、このスマートフォン24は、前記エネルギー表示装置23に対しても接続されているため、エネルギー表示装置23に見ることができる情報を、スマートフォン24でも見ることができる。また、エネルギー表示装置23でできる各種操作も、このスマートフォン24で行うことができる。
なお、本実施の形態の情報端末23,24,25は、以上のものに限られるものではなく、その他の情報端末でもよいものとする。
その他、必要なプログラムやデータを備えているものとする。
前記サーバ27は、前記気象観測装置22から送信される気象観測データと、前記各建物A〜Eの前記エネルギー表示装置23から送信されるエネルギー使用状況に基づいて算出される前記住宅地1内のエネルギー使用状況と、に基づいてアドバイスデータ26aを抽出し、前記情報端末であるエネルギー表示装置23やスマートフォン24、パソコン25に配信する。
また、前記アドバイスデータ26aとして、前記各建物A〜Eにおける冷暖房設備の使用状況に関するアドバイスデータ26aが含まれている。なお、本実施の形態の冷暖房設備としては、いわゆるエアコン(空調機)が採用されているが、これに限られるものではなく、適宜変更可能である。また、空気調和設備を採用してもよいものとする。
その際は、例えば外部のデータセンター等を利用してメール等によって確認できるようにしてもよい。
また、前記住宅地1を含む周辺地域のエアコン稼働率が可視化されれば、ユーザーは、前記住宅地1を含む周辺地域のエアコン稼働率を、エアコンのオン・オフのタイミングを判断する目安として利用できるので、広域での省エネルギー化・CO2削減を図ることが可能となる。
これら表示画面では、エアコンに関するアドバイスデータ26aが表示されている。例えば、自然換気を促したり、エアコンの電源オフを促したり、水分補給を促すなど、様々なアドバイスデータがある。
また、前記気象観測装置22による気象観測データに基づいて、例えば時間ごとの日射しの強弱や、紫外線の強弱、天気、気温、時間ごとの風の強弱、風向、風速、時間ごとの熱中症ガイド等の各種情報が、前記情報端末23,24,25に配信される。各種情報は、ユーザーが分かりやすいように、ウィンドウ、アイコン、ボタン、タブ、図、表、グラフ、テキスト、標識、模様といったオブジェクトが適宜配置された画面に構成されて配信される。
例えば、このまちの回覧板28では、住人同士の物の貸し借り(まちのモノシェア29)や、簡単なお稽古教室開設のための掲示板(オケイコホームタウンシステム30)を掲載したり、前記気象観測装置22による気象観測データを開示したり(まちの気象台情報31)、回覧板機能、お掃除・修理問い合わせ窓口(リフォームメンテナンス情報32)、植栽お手入れアドバイス33を掲載したりする。
すなわち、住人が、できるだけ業者や行政に頼らずに、前記住宅地1を住人主体で管理できる環境を整えることができる。
「オケイコホームタウンシステム30」は、住人が活かしたい能力や趣味をポータルサイトに登録し、気軽に習い事を始めたい住人や、眠っている能力を活かしたい住人同士が連携する仕組みとなっている。
「まちの気象台情報31」では、上述のような気象観測データに基づく各種情報を掲載する。
「リフォームメンテナンス情報32」では、各建物A〜Eのリフォーム時期のアナウンス、メンテナンス情報を掲載する。
「植栽お手入れアドバイス33」では、地域特性に合った植栽計画、お手入れ方法を学ぶことができるようにしている。前記フェノロジーガイド21に即した植栽計画が立てられるものとする。
また、前記気象観測装置22は前記緑地2に設置されているので、外部から入手する広域の気象情報よりも詳細な気象観測データを入手できる。
また、前記散水手段による散水を行えば、前記緑化スペース17上を通過する風を冷却できるので、冷却された風を前記街路4の先や前記街区11内に吹き込ませることで、前記街路4や前記街区11に建築された前記複数の建物Aの快適性をより向上させることができる。
2 緑地
2a 境界道路
2b 吹込道路
4 街路
5 街路
6 街路
7 街路
8 街路
9 街路
10 通路
11 街区
12 街区
13 街区
14 街区
15 街区
21 フェノロジーガイド
22 気象観測装置
23 情報端末
24 情報端末
25 情報端末
26 データベース
26a アドバイスデータ
27 サーバ
28 まちの回覧板(ポータルサイト)
A 建物・建物群
B 建物・建物群
C 建物・建物群
D 建物・建物群
E 建物・建物群
F 集会所
Claims (1)
- 少なくとも住宅地が形成される地域の一年間の気候情報について編纂されたフェノロジーガイドに基づいて街並を形成する街並の形成方法であって、
前記フェノロジーガイドにより夏期の風向の情報を取得し、
前記住宅地における夏期の主風向に面して夏期の風が通過する緑地を住宅地の東側に配置し、
前記住宅地内に、前記緑地から放射状に伸びるようにして複数の街路を配置し、
複数の建物が建築される複数の街区を、前記街路に隣接して街路の外側となる住宅地の周縁部に沿って、および街路の間に配置してなり、
前記緑地と複数の街区との間に境界道路を南北方向に配置し、当該境界道路に前記複数の街路を南北方向に間隔をおいて接続するとともに、前記境界道路の中央付近に、当該境界道路と直交する方向であって夏期の風が吹く方向に吹込道路を配置することにより、前記緑地を当該吹込道路によって南北に分断し、前記複数の街路のうち一つの街路を前記吹込道路の延長線上に配置してなり、
前記複数の街路のうち前記吹込道路の延長線上に配置された街路、およびこの街路の南側に配置された一つの街路を東から南に向かって伸びる円弧状に形成し、
前記吹込道路の延長線上に配置された街路の北側には、吹込道路よりも北側の北側緑地に対向した街路を配置し、この街路を、西方向へ直線状に伸びた後に南方向へ直線状に伸びて前記吹込道路の延長線上に配置された街路の中間部に接続する形状とし、
南側の円弧状の街路の南側には、境界道路の南端部に接続された街路を配置し、この街路を、南西方向へ直線状に伸びた後に西方向へ直線状に伸びて、前記吹込道路の延長線上に配置された街路、およびこの街路の南側に配置された街路の西端部に接続する形状とし、
前記複数の建物のうち一部の建物を、前記街路に対して角度を付けて配置し、当該建物と前記街路との間に、植栽部と散水手段とを有する緑化スペースを形成してなり、
さらに、二つの円弧状の街路の間、および南側の円弧状の街路とその南側の街路との間に配置される前記街区に、一方の街路に沿って並設される前記複数の建物と、他方の街路に沿って並設される前記複数の建物とを建築し、
前記一方の街路側の前記複数の建物と、前記他方の街路側の前記複数の建物との間を通風路とすることを特徴とする街並の形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013018228A JP6006129B2 (ja) | 2013-02-01 | 2013-02-01 | 街並の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013018228A JP6006129B2 (ja) | 2013-02-01 | 2013-02-01 | 街並の形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014148836A JP2014148836A (ja) | 2014-08-21 |
JP6006129B2 true JP6006129B2 (ja) | 2016-10-12 |
Family
ID=51572018
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013018228A Active JP6006129B2 (ja) | 2013-02-01 | 2013-02-01 | 街並の形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6006129B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020153085A (ja) * | 2019-03-18 | 2020-09-24 | 大和ハウス工業株式会社 | 建物配置構造 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111291954B (zh) * | 2018-12-07 | 2024-05-24 | 北京大学 | 一种城市景观量化分析方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0886098A (ja) * | 1994-09-20 | 1996-04-02 | Sekisui House Ltd | 街並み |
JP2005002627A (ja) * | 2003-06-11 | 2005-01-06 | Misawa Homes Co Ltd | 造成地の樹木植栽方法 |
JP2006129746A (ja) * | 2004-11-04 | 2006-05-25 | Misawa Homes Co Ltd | まちづくり計画地の立地環境把握と緑化方法。 |
JP2010265710A (ja) * | 2009-05-18 | 2010-11-25 | Misawa Homes Co Ltd | 風環境を考慮した分岐道路構造 |
-
2013
- 2013-02-01 JP JP2013018228A patent/JP6006129B2/ja active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020153085A (ja) * | 2019-03-18 | 2020-09-24 | 大和ハウス工業株式会社 | 建物配置構造 |
JP7297480B2 (ja) | 2019-03-18 | 2023-06-26 | 大和ハウス工業株式会社 | 建物配置構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014148836A (ja) | 2014-08-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Ramyar et al. | Spatio-temporal planning of urban neighborhoods in the context of global climate change: Lessons for urban form design in Tehran, Iran | |
Seelig | A master plan for low carbon and resilient housing: The 35 ha area in Hashtgerd New Town, Iran | |
Tablada et al. | Vertical farming on facades: transforming building skins for urban food security | |
Wang et al. | Vertical greenery systems (VGS) in urban tropics | |
JP6006129B2 (ja) | 街並の形成方法 | |
JP6006128B2 (ja) | 街並構造 | |
Munawaroh et al. | Application of passive cooling design concept as an effort to reduce climate change | |
Tantasavasdi et al. | Impact of design features on natural ventilation of open-air malls in Thailand | |
JP2009155837A (ja) | 住宅地 | |
Liu et al. | Comprehensive optimization of urban building cluster morphology based on microclimate: A two-level optimization approach | |
Dahanayake et al. | 63: A brief discussion on current vertical greenery systems in Hong Kong: the way forward | |
Qian et al. | Green campus environmental design based on sustainable theory | |
Wang et al. | Renovation of old communities for public health and resilient environment based on greenery optimization and wind deflectors | |
Williams et al. | Suburban neighbourhood adaptation for a changing climate (SNACC) | |
Peng et al. | The use of vertical greening in urban rehabilitation to improve sustainability of the environment in Taiwan | |
JP2014149231A (ja) | 情報配信システム | |
Jusuf et al. | Valuing green spaces as a heat mitigation technique | |
Zhu et al. | The planning and design of environmentally sustainable high-rises | |
Kumakura et al. | Influence of residents’ behaviour on the thermal environment of a common garden path for detached houses in summer | |
Breton | Underground vegetal scenography: Benefits and installation conditions | |
Mathew et al. | Feasibility study of green walls at the University of Illinois | |
Gooroochurn et al. | Enhancing energy performance and comfort of built environment in tropical climates | |
Yi | Re-Imagining Nature in Dense, High Rise Urban Environment: The Present and Future of Green Building Infrastructure in Singapore | |
Aisyah et al. | Comparative Study of Soft-scape Element Significance in Improving the Walkability of Urban Corridor | |
Lopes et al. | Managing the growth of the demand for cooling in urban areas and mitigating the urban heat island effect |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140917 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150610 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150616 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150803 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160119 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160310 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160906 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160908 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6006129 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |