JP6005737B2 - フッ化ビニリデンを重合させる方法 - Google Patents
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Description
本出願は、2011年6月21日に出願された米国仮出願第61/499341号明細書および2011年8月2日に出願された欧州出願第11176240.7号明細書の優先権を主張し、これらの出願のそれぞれの全内容は、参照によりあらゆる目的で本明細書に組み込まれる。
それにもかかわらず、このような重合法から得られるVDFポリマーは、熱劣化問題の証拠として、特に260℃以上の温度に曝露される場合、相当の黄変/黒変現象を起こす。
(a’)少なくとも60モル%、好ましくは少なくとも75モル%、より好ましくは85モル%のフッ化ビニリデン(VDF);
(b’)任意選択により、VDFとは異なる0.1〜15モル%、好ましくは0.1〜12モル%、より好ましくは0.1〜10モル%のフッ素化モノマー(前記フッ素化モノマーは、好ましくはフッ化ビニル(VF1)、クロロトリフルオロエチレン(CTFE)、ヘキサフルオロプロペン(HFP)、テトラフルオロエチレン(TFE)、パーフルオロメチルビニルエーテル(MVE)、トリフルオロエチレン(TrFE)およびそれらからの混合物からなる群の中で選択される);ならびに
(c’)任意選択により、モノマー(a’)およびモノマー(b’)の合計量に基づいて、0.1〜5モル%、好ましくは0.1〜3モル%、より好ましくは0.1〜1モル%の1種または複数種の水素化コモノマー
を含むポリマーである。
(a’)少なくとも60モル%、好ましくは少なくとも75モル%、より好ましくは85モル%のフッ化ビニリデン(VDF);
(b’)任意選択により、VDFとは異なる0.1〜15モル%、好ましくは0.1〜12モル%、より好ましくは0.1〜10モル%のフッ素化モノマー(前記フッ素化モノマーは、好ましくはフッ化ビニル(VF1)、クロロトリフルオロエチレン(CTFE)、ヘキサフルオロプロペン(HFP)、テトラフルオロエチレン(TFE)、パーフルオロメチルビニルエーテル(MVE)、トリフルオロエチレン(TrFE)およびそれらからの混合物からなる群の中で選択される)
からなるポリマーである。
F−(CF2CF2)n−CH2CH2−SO3X’a{式中、nは、2に等しいかまたは範囲4〜7であり、X’aは、H、アルカリ金属またはNRH’ 4基(RH’は、HまたはC1〜C6炭化水素基である)である}
の少なくとも1種の界面活性剤[界面活性剤(Q)]を含んでもよい。
T1−(CFW1)p1−O−RF−(CFW2)p2−T2(I)
{式中:
− RFは、官能性PFPEの数平均分子量が、少なくとも1000、好ましくは少なくとも1300、より好ましくは少なくとも1500であるような、上記で定義した(パー)フルオロポリオキシアルキレン鎖[鎖(R’F)]であり;
− T1およびT2は、互いに等しいかまたは異なり、
i)カルボン酸、リン酸およびスルホン酸基から、それらの酸形態または塩形態で選択される官能性末端基、および
ii)フッ素原子、塩素原子および任意選択により1個以上の塩素原子を含む、C1〜C3(パー)フルオロアルキル基から選択される非官能性末端基
から選択され(但し、T1およびT2の少なくとも一方は、上記で定義した官能性末端基であることを条件とする);
− W1およびW2は、互いに等しいかまたは異なり、独立して、フッ素原子または−CF3基を表し;
− p1およびp2は、互いに等しいかまたは異なり、独立して、1〜3に含まれる、好ましくは、W1および/またはW2が−CF3基である場合、1に等しい整数である}
に適合する。
XpOOC−CFW1−O−RF−CFW2−COOXP(II)
{式中:
− RFは、二官能性PFPEの数平均分子量が、少なくとも1000、好ましくは少なくとも1300、より好ましくは少なくとも1500であるような、上記で定義した(パー)フルオロポリオキシアルキレン鎖[鎖(R’F)]であり;
− W1およびW2は、互いに等しいかまたは異なり、上記で定義したのと同じ意味を有し;
− Xpは、互いに等しいかまたは異なり、水素原子、一価の金属、好ましくはアルカリ金属、または式−N(R’n)4(式中、R’nは、出現ごとに等しいかまたは異なり、水素原子、またはC1〜C6炭化水素基、好ましくはアルキル基である)のアンモニウム基である}
に適合するものが挙げられる。
XPOOC−CF2−O−(CF2)n’(CF2CF2O)m’−CF2−COOXp(III)
(式中、n’およびm’は、独立して、二官能性PFPEの数平均分子量が、少なくとも1000、好ましくは少なくとも1300、より好ましくは少なくとも1500であるような>0の整数であり、該繰り返し単位は、一般にパーフルオロポリオキシアルキレン鎖に沿って統計的に分布しており、Xpは、上記で定義した意味を有する)
に適合する少なくとも1種の二官能性PFPEを含む。
− ジアシルパーオキシド(ジアセチルパーオキシド、ジスクシニルパーオキシド、ジプロピオニルパーオキシド、ジブチリルパーオキシド、ジベンゾイルパーオキシド、ベンゾイルアセチルパーオキシド、ジグルタル酸パーオキシドおよびジラウリルパーオキシドなど);
− ジアルキルパーオキシド(特に、ジtertブチルパーオキシド(DTBP)、ジクミルパーオキシド、tert−ブチルクミルパーオキシド、1,3−1,4−ビス(tert−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、2,5ジメチル2.5ジ(tert−ブチルパーオキシル)ヘキシン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルパーオキシル)ヘキサンを含む);
− ヒドロアルキルパーオキシド(特に、t−ブチルヒドロパーオキシド(TBHP)、クメンヒドロパーオキシド、ターシャリーアミルヒドロパーオキシドを含む);
− 過カルボン酸エステルおよびその塩(例えば、アンモニウム、ナトリウムまたはカリウム塩);過酸の例としては、過酢酸が挙げられる;過酸のエステルは、同様に使用することができ、その例としては、アルキルパーオキシアセテート、アルキルパーオキシベンゾエート、アルキルパーオキシピバレート(特に、tert−ブチルパーオキシアセテートおよびtert−ブチルパーオキシピバレートのような)が挙げられる;
− パーオキシジカーボネート(特に、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、ジ−n−プロピルパーオキシジカーボネートを含む)
からなる群から選択される。
a)場合により脱イオン水と組み合わせて、界面活性剤(T)の水溶液を重合反応器に供給し、その結果、水相中界面活性剤(T)の必要濃度を達成する工程;
b)任意選択により、水相媒体中に連鎖移動剤、安定剤および/または他の重合添加剤を添加する工程;
d)必要に応じて、場合により他の共重合性モノマーと組み合わせて、フッ化ビニリデン(VDF)を添加する工程;
d)重合開始剤を添加し、ならびに任意選択により、重合の間に、VDFモノマーおよび/またはコモノマー、開始剤、移動剤の追加量をさらに添加する工程;
f)反応器からポリマー(F)分散液を回収する工程
を含む。
5グラムの粉末をアルミニウム製カップ(直径6cm、高さ2cm)内に一様に分布させ、オーブン中270℃で1時間維持した。冷却後、携帯比色計(Minolta CR−400)を用いてASTM E313規格に準拠して黄色度指数を測定した。アルミニウム製カップの直径は、カップの中に約1cm挿入した比色計の測定プローブに適合するように選択した。比色計を回転して得た5回の測定値を平均して、報告値を得た。
撹拌機を備えた7.5リットルのステンレススチール製水平反応器に、5375gの脱塩水および反応器の水相中のその濃度が2.4g/lであるような量の、式F−(CF2CF2)3−CH2CH2−SO3Hの界面活性剤の水溶液を投入した。次いで、50℃〜60℃の融点を有する4gのパラフィン系ワックスを添加した。反応器を密閉し、撹拌下で100℃に加熱し、約2分間脱気した。反応器を122.5℃まで加熱し、次いで、フッ化ビニルを反応器に供給して、内部圧力を45barに到達させた。24.4mlのジ−tertブチルパーオキシド(DTBP)開始剤の添加を用いて、重合を開始させた。フッ化ビニリデンを連続的に添加して、反応器圧力を45barの設定値の値に維持した。約239分間(合計量で2298gのモノマーの導入に必要な時間に必要な時間)で、VDF供給を停止した。収率を最適化するために、反応器圧力が約11barに低下するまで重合を続けさせた。この時点で、反応器を冷却し、未反応フッ化ビニリデンを排気し、次いで、ラテックスを反応器から排出し、80メッシュでろ過して、ありうる凝塊を除去した。ラテックスは、ポリマーを29.4重量%含むことがわかった。反応器を洗浄して、重合までの間に形成されたありうる凝塊を除去した。凝塊による2.4%の損失を評価した(フッ化ビニリデンの初期重量2298gに対する凝固粒子のパーセントとして定義した)。ろ過したラテックスをレーザ光散乱法により分析し、粒子直径の平均サイズ0.239μmを有することがわかった。次いで、ラテックスを機械式撹拌により凝固させ;凝固させたポリマーを、洗浄水の導電率が2μohm/cm未満に低下するまで脱塩水で数回洗浄した。湿ったポリマーを、含水率が0.15重量%より低くなるまで、対流ストーブ中60℃で乾燥させた。Kayeness Galaxy細管レオメータ(L/D=15/1)を用いて232℃および剪断速度100s−1で測定した、ポリマー溶融粘度は、18.9kPであることがわかった。
凝固生成物を溶融させたとき、非常に暗色の試験片が得られた。270℃で乾燥粉末の熱老化1時間後に測定した黄色度指数は、83.3であることがわかった。
水相中1.2g/lの濃度を生じるように式F−(CF2CF2)3−CH2CH2−SO3Hの界面活性剤の量を用いる以外は、実施例1におけるものと同じ手順に従った。
重合208分後、ラテックスは、粒径の平均サイズ0.297μmを有するポリマーを29.7重量%含有することがわかり、凝塊による損失は4.3重量%であった。
上記のように測定したポリマー溶融粘度は、23.9kPであった。
270℃で乾燥粉末の熱老化1時間後に測定した黄色度指数は、66.0であることがわかった。
水相中1.2g/lの濃度を生じるように式F−(CF2CF2)3−CH2CH2−SO3Hの界面活性剤の量を用い、およびその濃度が0.07g/lになるような量で水酸化アンモニウムを添加した以外は、実施例1におけるものと同じ手順に従った。
重合187分後、ラテックスは、粒径の平均サイズ0.274μmを有するポリマーを29.9重量%含有することがわかり、凝塊による損失は3.0重量%であった。
上記のように測定したポリマー溶融粘度は、32.7kPであった。
270℃で乾燥粉末の熱老化1時間後に測定した黄色度指数は、49.5であることがわかった。
水相中1.2g/lの濃度を生じるように式F−(CF2CF2)3−CH2CH2−SO3Hの界面活性剤の量を用い、およびその濃度が0.17g/lになるような量で水酸化ナトリウムを添加した以外は、実施例1におけるものと同じ手順に従った。
水相中0.8g/lの濃度に対応する式F−(CF2CF2)3−CH2CH2−SO3Hの界面活性剤の量、0.10g/lの濃度の水酸化ナトリウムを用い、1.0mg/lの濃度を生じるように式HOOC−CF2−O−(CF2)n’(CF2CF2O)m’−CF2−COOH(式中、n’およびm’は、数平均分子量が1500であるようである)の二官能性フッ素化界面活性剤を添加した以外は、実施例1におけるものと同じ手順に従った。
0.71重量%(反応器中に供給したVDFの合計重量に基づいて)の酢酸エチルの量、5mg/lの二官能性フッ素化界面活性剤の量を用い、反応器を125℃および50barの設定値圧力で初期に開始することにより、およびモノマー転化率1.0%後に115℃に温度を低下させる以外は、実施例5におけるものと同じ手順に従った。供給したVDFの合計量は、1950gであり、これを286分後に反応させた。
水酸化ナトリウムの代わりに水酸化アンモニウム(0.05g/l)、および5mg/lの二官能性フッ素化界面活性剤の量を用いる以外は、実施例5におけるものと同じ手順に従った。
重合170分後、ラテックスは、粒径の平均サイズ0.192μmを有するポリマーを29.7重量%含有することがわかり、凝塊による損失は2.9重量%であった。
上記のように測定したポリマー溶融粘度は、31.7kPであった。
270℃で乾燥粉末の熱老化1時間後に測定した黄色度指数は、48.3であることがわかった。
F−(CF2CF2)3−CH2CH2−SO3Hを0.8g/lの量、および水酸化アンモニウムを0.05g/lの量で用いる以外は、実施例3におけるものと同じ手順に従った。
重合203分後、ラテックスは、粒径の平均サイズ0.302μmを有するポリマーを29.2重量%含有することがわかり、凝塊による損失は2.5重量%であった。
上記のように測定したポリマー溶融粘度は、33.9kPであった。
270℃で乾燥粉末の熱老化1時間後に測定した黄色度指数は、38.2であることがわかった。
撹拌機を備えた21リットルのステンレススチール製水平反応器、14.1Lの脱塩水、反応器の水相中その濃度が1.0g/lであるような量の式F−(CF2CF2)3−CH2CH2−SO3Hの水溶液を用い、および反応器の水相中その濃度が50mg/lであるような量で実施例5の同じ二官能性フッ素化界面活性剤を添加する以外は、実施例5におけるものと同じ手順に従った。重合温度を85℃に設定し、30barの設定値圧力をVDF72.5モル%とHFP27.5モル%の混合物を供給することによって初期に達成した。次いで、20g/lの濃度を有する過硫酸アンモニウムの水溶液285mlを導入して、即時に重合を開始させた。次いで、設定値圧力(30bar)を、VDF87.5モル%とHFP12.5モル%の混合物を供給することにより維持した。120分後、過硫酸アンモニウムの同じ水溶液70mlを反応器にさらに添加した。187分(気体混合物6000gの合計量の導入に必要な時間)後、モノマーの供給を中断した。重合187分後、ラテックスは、粒径の平均サイズ0.141μmを有するポリマーを30.5重量%含有することがわかった。
上記のように測定したポリマー溶融粘度は、21.6kPであった。
270℃で乾燥粉末の熱老化1時間後に測定した黄色度指数は、72であることがわかった。
Claims (10)
- フッ化ビニリデン(VDF)熱可塑性ポリマー[ポリマー(F)]の分散液を製造する方法であって、式F−(CF2CF2)3−CH2CH2−SO3Xa{式中、Xaは、H、アルカリ金属またはNRH 4基(RHは、H、またはC1〜C6炭化水素基である)である}の0.5〜1.5g/lの少なくとも1種の界面活性剤[界面活性剤(T)]、および重合開始剤として有機酸化剤[剤(O)]を含む水相中でVDFを重合させる工程を含み、前記ポリマー(F)が、
(a’)少なくとも60モル%のフッ化ビニリデン(VDF);
(b’)任意選択により、VDFとは異なる0.1〜15モル%のフッ素化モノマー{前記フッ素化モノマーは、フッ化ビニル(VF 1 )、クロロトリフルオロエチレン(CTFE)、ヘキサフルオロプロペン(HFP)、テトラフルオロエチレン(TFE)、パーフルオロメチルビニルエーテル(MVE)、トリフルオロエチレン(TrFE)およびそれらからの混合物からなる群の中で選択される};および
(c’)任意選択により、モノマー(a’)およびモノマー(b’)の合計量に基づいて、0.1〜5モル%の1種または複数種の水素化コモノマー
を含むポリマーである、方法。 - 前記ポリマー(F)が、
(a’)少なくとも75モル%のフッ化ビニリデン(VDF);
(b’)任意選択により、VDFとは異なる0.1〜12モル%のフッ素化モノマー{前記フッ素化モノマーは、フッ化ビニル(VF1)、クロロトリフルオロエチレン(CTFE)、ヘキサフルオロプロペン(HFP)、テトラフルオロエチレン(TFE)、パーフルオロメチルビニルエーテル(MVE)、トリフルオロエチレン(TrFE)およびそれらからの混合物からなる群の中で選択される};および
(c’)任意選択により、モノマー(a’)およびモノマー(b’)の合計量に基づいて、0.1〜3モル%の1種または複数種の水素化コモノマー
を含むポリマーである、請求項1に記載の方法。 - 前記水相が、0.8〜1.2g/lの量の界面活性剤(T)を含む、請求項1または2に記載の方法。
- 前記水相が、界面活性剤(T)とは異なる追加の界面活性剤[界面活性剤(Q)]をさらに含み、前記追加の界面活性剤は、式:
F−(CF2CF2)n−CH2CH2−SO3X’a{式中、nは、2に等しいかまたは範囲4〜7であり、X’aは、H、アルカリ金属またはNRH’ 4基(RH’は、HまたはC1〜C6炭化水素基である)}に適合する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。 - 界面活性剤(T)の重量パーセントが、界面活性剤(T)および界面活性剤(Q)の全重量に対して、少なくとも90重量%である、請求項4に記載の方法。
- 前記水相が、少なくとも1つの(パー)フルオロポリオキシアルキレン鎖[鎖(R’F)]と少なくとも1つの官能基とを含む少なくとも1種の官能性(パー)フルオロポリエーテル(官能性PFPE)をさらに含み、前記官能性PFPEは、少なくとも1000の数平均分子量および25℃で1重量%未満の水中溶解度を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
- 水相が、以下の式(III):
XPOOC−CF2−O−(CF2)n’(CF2CF2O)m’−CF2−COOXp(III)
{式中、n’およびm’は、独立して、二官能性PFPEの数平均分子量が、少なくとも1000であるような>0の整数であり、繰り返し単位は、一般にパーフルオロポリオキシアルキレン鎖に沿って統計的に分布しており、Xpはそれぞれ、互いに等しいかまたは異なり、水素原子、一価の金属、または式−N(R’n)4(式中、R’nは、出現ごとに等しいかまたは異なり、水素原子またはC1〜C6炭化水素基である)のアンモニウム基である}
に適合する少なくとも1種の二官能性PFPEを含む、請求項6に記載の方法。 - 前記剤(O)が、
− ジアシルパーオキシド;
− ジアルキルパーオキシド;
− ヒドロアルキルパーオキシド;
− 過カルボン酸エステルおよびその塩;
− パーオキシジカーボネート
からなる群から選択される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。 - 前記剤(O)が、
− ジアセチルパーオキシド、ジスクシニルパーオキシド、ジプロピオニルパーオキシド、ジブチリルパーオキシド、ジベンゾイルパーオキシド、ベンゾイルアセチルパーオキシド、ジグルタル酸パーオキシドおよびジラウリルパーオキシドからなる群から選択されるジアシルパーオキシド;
− ジtertブチルパーオキシド(DTBP)、ジクミルパーオキシド、tert−ブチルクミルパーオキシド、1,3−1,4−ビス(tert−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、2,5ジメチル2,5ジ(tert−ブチルパーオキシル)ヘキシン、および2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルパーオキシル)ヘキサンからなる群から選択されるジアルキルパーオキシド;
− t−ブチルヒドロパーオキシド(TBHP)、クメンヒドロパーオキシド、およびターシャリーアミルヒドロパーオキシドからなる群から選択されるヒドロアルキルパーオキシド;
− 過酢酸の塩、およびアルキルパーオキシアセテート、アルキルパーオキシベンゾエート、アルキルパーオキシピバレートのエステルからなる群から選択される過カルボン酸エステルおよびその塩;
− ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、およびジ−n−プロピルパーオキシジカーボネートからなる群から選択されるパーオキシジカーボネート
からなる群から選択される、請求項8に記載の方法。 - 前記剤(O)が、ジアルキルパーオキシドおよびヒドロアルキルパーオキシドから選択される、請求項8または9に記載の方法。
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