JP6005724B2 - ホイールがスピンしている状況下にある4wd車両のための車両速度の推定 - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
[0001]本出願は、2011年3月29日に出願された米国仮特許出願第61/468,971号の優先権を主張するものであり、その全内容が参照により本明細書に組み込まれる。
[0002]通常の運転状況下では、車両の加速度はホイールの加速度にほぼ等しい。言い換えると、車両の加速トルクは、ホイールの回転トルクと、ホイールの慣性トルクと、風の抵抗トルクと、ホイールの制動トルクとの合計にほぼ等しい。車両の加速トルクおよびホイールの駆動トルクは、車両制御システムにより、車両のホイールがトラクションを失ってスピンしているかどうかを決定するのに使用され得る。例えば、大きい駆動トルクが全輪駆動車両または四輪駆動車両のホイールに加えられると、4つのすべてのホイールが同時にスピンする可能性がある。これは特に、低い均質摩擦係数(homogenous coefficient of friction)(”μ”)を有する表面(例えば、すべりやすい表面など)上に車両が位置するときに当てはまる。トラクションが失われると、トラクション制御システム(”TCS”traction control system)が、車両のパフォーマンスを向上させるためにトルクを制御する。
[0003]ホイールがスピンしている状況を感知するために、車両制御システムは、車両加速トルクの合計を実際のホイール駆動トルクで除することによりトルク比を計算することができる。車両のホイールがスピンしていない場合、トルク比はほぼ1.0である。しかし、車両がスピンしている場合、車両駆動トルクは車両加速トルク未満となり、トルク比は実質的に1.0を超える。したがって、トルク比が実質的に1.0を超える場合、車両制御システムが、車両のホイールのうちの1つまたは複数がスピンしており、TCSからの補助が必要であることを決定する。
[0004]しかし、4つのホイールがスピンしている状況では、車両速度がホイール速度と等しく、したがって、TSCが起動しない可能性があり(または、過度に遅れて起動する)、それにより車両制御が不安定になる可能性がある。
[0005]本発明の実施形態は、ホイールがスピンしている状況にある車両を制御するための方法およびシステムを提供する。これらの方法およびシステムは、(1)ホイールがスピンしている状況を感知し、(2)ホイールスピンエントリー条件(wheel−spinning entry condition)をチェックし、(3)その後のホイールのスピン感知を向上させるために基準車両速度を更新する。
[0006]本発明の一実施形態は、車両のホイールがスピンしている状況を感知するためのシステムを提供する。システムが制御装置を有する。制御装置が、複数のホイール速度センサから受信される情報に基づいて車両の各ホイールの速度を決定するように構成され、各ホイールの速度に基づいて車両の2番目に低速のホイールを特定するように構成され、車両の2番目に低速のホイールの加速度と車両の質量とに基づいて車両の加速トルクを計算するように構成され、車両の加速トルクとホイールの駆動トルクとに基づいてトルク比を計算するように構成され、さらに、トルク比が所定の閾値より大きい場合にトラクション制御システムを起動させるように構成される。
[0007]本発明の別の一実施形態が、車両のホイールがスピンしている状況を感知するためのコンピュータ実施方法を提供する。この方法が、プロセッサのところで複数のホイール速度センサから情報を受信することと、複数のホイール速度センサからの情報に基づいて車両の各ホイールの速度を決定することとを含む。また、この方法が、各ホイールの速度に基づいて車両の2番目に低速のホイールを特定することと、車両の2番目に低速のホイールの加速度と車両の質量とに基づいて車両の加速トルクを計算することと、車両の加速トルクとホイールの駆動トルクとに基づいてトルク比を計算することとを含む。この方法が、トルク比が所定の閾値より大きい場合にトラクション制御システムを起動させることをさらに含む。
[0008]詳細な説明および添付図面を考察することにより本発明の別の態様が明確となる。
[0009]車両制御システムを有する車両を示す図である。 [0010]図1の車両制御システムを示す概略図である。 [0011]図1のシステムによって実施されるホイールスピン感知方法を示すフローチャートである。 [0012]図1のシステムによって実施される車両の加速トルクを計算する方法を示すフローチャートである。 [0013]図1のシステムによって実施されるホイールスピンフラグ(wheel spinning flag)管理方法を示すフローチャートである。 [0014]ホイールがスピンしている状況が感知された場合に図1のシステムによって実施される反応方法を示すフローチャートである。 [0015]図3〜図5、図6aの方法を実施するための、種々のフラグの値、および、図1のシステムによって使用される値を示すグラフである。 ホイールがスピンしている状況が感知された場合に図1のシステムによって実施される反応方法を示すフローチャートである。 図3〜図5、図7aの方法を実施するための、種々のフラグの値、および、図1のシステムによって使用される値を示すグラフである。 [0016]図1のシステムによって実施される車両の基準速度の更新方法を示すフローチャートである。
[0017]本発明の任意の実施形態を詳細に説明する前に、本発明が、その用途において、以下の説明に記載されるかまたは以下の図面に示される構成要素の構造および構成の細部のみに限定されないことを理解されたい。本発明は別の実施形態も可能であり、また、種々の形で実施または実行され得る。
[0018]図1は車両10を示す。車両10は車両制御システム12を有する。システム12は制御装置14および複数のセンサを有する。図1では、各センサは参照符号20が付されており、さらには別の参照符号も付されている。別の参照符号は、以下でより詳細に説明するが、種々のタイプのセンサを互いに区別するために特定の標識を提供するものである。センサ20は、制御装置エリアネットワーク(”CAN”)バス22などのネットワークに接続される。センサ20は、車両10の運転パラメータに関する情報を提供する。
[0019]図2は、より詳細な車両制御システム12を概略的に示す。図2に示されるように、システム12は、制御装置14と、1つまたは複数のセンサ20と、バス22とを有する。一部の実施形態では、制御装置14は、バス22を介さずに1つまたは複数のセンサ20から直接にセンサ読取値を取得する。一部の環境では、制御装置14は、生データではなく補正されたセンサ読取値を使用する。例えば、制御装置14は、オフセットを適用することによりセンサ読取値のうちの1つまたは複数を補正することができる。制御装置14は、センサエイジング、ファウリング、および、起こり得る別の信号歪みを補正するためにオフセットを使用することができる。さらに、一部の実施形態では別のタイプのセンサ20がシステム12内に含まれてもよいことを理解されたい。また、制御装置14は、ホイールがスピンしている状況を感知するために図1〜図2に示されるセンサ20のサブセットからの情報のみを使用してもよい。さらに、図1〜図2に示されるシステム構成要素の構成および位置は単に例示を目的としている。一部の実施形態では、制御装置14は、エンジン制御装置などの別の制御装置に組み合わされてもよい。
[0020]図2に示されるように、センサ20は、車両10の各ホイール46に付随するホイール速度センサ44を有する。各ホイール速度センサ44はホイール46の速度を提供する。一部の実施形態では、ホイール速度センサ44はまた、各ホイール46の加速度を提供する。別の実施形態では、別個のセンサがホイールの加速度を提供し、制御装置14が、ホイール速度センサ44によって提供されるホイールの速度に基づいてホイールの加速度を計算する。
[0021]また、センサ20は、車両のエンジンの最新状態を表す情報を伝達するエンジンセンサ(図示せず)を有することができ、エンジン制御装置50を介してバス22に接続される。例えば、エンジン制御装置50は、ホイール46に送られるエンジントルクまたは駆動トルクを表す信号を提供することができる。別法としてまたは加えて、一部の実施形態では、制御装置14が、エンジン制御装置50を介さずに、エンジンセンサなどから直接にエンジンに関連する情報を受信し、これらのエンジンセンサにはエンジンカムシャフトセンサが含まれてよい。センサ20はまた、横方向加速度センサ54を有することができる。
[0022]図2に示されるように、制御装置14は、入力/出力インターフェース60と、電子処理ユニット(”EPU”)62と、ランダムアクセスメモリ(”RAM”)およびリードオンリーメモリ(”ROM”)などの1つまたは複数の非一時的(non−transitory)メモリモジュール64とを有する。入力/出力インターフェース60は、バス22を介して、センサ20からのセンサ読取値を含めた情報を伝達したり受信したりする。入力/出力インターフェース60は、車両10内部(例えば、CAN22を介して)の別の構成要素および車両10外部の別の構成要素と連絡することができる。例えば、入力/出力インターフェース60は、イーサネットカードまたはワイヤレスネットワークカードなどのネットワークインターフェースを有することができ、これは、システム12がローカルエリアネットワークまたはインターネットなどのネットワークを介して情報を送信および受信するのを可能にする。
[0023]EPU62は入力/出力インターフェース60から情報を受信し、1つまたは複数の命令またはモジュールを実行することによりその情報を処理する。命令またはモジュールは非一時的コンピュータ可読媒体64内に記憶される。EPU62は、コンピュータ可読媒体64への情報(例えば、バス22から受信された情報あるいはEPU62によって実行された命令またはモジュールによって生成された情報)を記憶する。図2には単一のEPU、コンピュータ可読媒体モジュール、および、入力/出力インターフェースが示されるが、制御装置14が複数の処理ユニット、メモリモジュールおよび/または入力/出力インターフェースを有することができることを理解されたい。
[0024]コンピュータ可読媒体内に記憶される命令は、EPU62によって実行されるときに特定の機能を提供する。一般に、命令は、システム12がホイールがスピンしている状況を感知してそれに反応するための1つまたは複数の手法を提供する。例えば、図3〜図6は、制御装置14によって実行されるホイールスピン感知および反応方法70を示すフローチャートである。
[0025]図3に示されるように、ホイールがスピンしている状況を感知するために、制御装置14が車両の加速トルクを計算する(72において)。ホイールの回転トルクと、ホイールの慣性トルクと、風の抵抗トルクと、ホイールの制動トルクとを使用して車両の加速度を推定する現行のシステムとは異なり、制御装置14は2番目に低速のホイール46の加速度を使用して車両の加速トルクを計算する。詳細には、図4に示されるように、制御装置14は、CANバス22を介して各ホイール速度センサ44からホイールの速度を取得する(72aにおいて)。2番目に低速のホイール46を決定するために、制御装置14がホイール速度センサ44からの読取値を比較する(72bにおいて)。次いで、制御装置14が、特定された2番目に低速のホイールの加速度を決定する(72cにおいて)。次いで、制御装置14が、式 力=質量×加速度(F=ma)を使用して、車両10の2番目に低速のホイール22の加速度と車両の質量とを使用して車両の加速トルクを計算する(72dにおいて)。
[0026]得られる積は車両の加速トルクを表しており、これは、トルク比を計算するために制御装置14によって使用される(図3の74において)。概要セクションにおいて上で説明したように、トルク比は、車両の加速トルクを実際のホイールの駆動トルクで除することによって計算される(例えば、エンジン制御装置50からの情報に基づいて)。2番目に低速のホイールの加速度に基づいて車両の加速トルクを計算することにより、制御装置14が、車両の加速トルクがホイールの状態に従ってホイールがスピンしている状況を隠すことを防止する。したがって、ホイールがスピンしている状況では、車両の加速トルクは実際のホイールの駆動トルクより大きくなり、トルク比は通常よりも大きくなり(すなわち、約1.0より大きくなり)、約3.0になる可能性もある。
[0027]したがって、図3に示されるように、トルク比を計算した後(74において)、制御装置14が、計算されたトルク比が所定の閾値(例えば、約1.0または約3.0)より大きいかどうかを決定する(76において)。トルク比が所定の閾値より大きくない場合、制御装置14が感知プロセスをゼロから開始する。一部の実施形態では、制御装置14は、車両の最新の加速トルクおよび付随するトルク比を実質的に継続的に計算する。別の実施形態では、制御装置14は、所定のタイミングのサイクルにおいて車両の最新の加速度および付随するトルク比を計算する(例えば、20ミリ秒ごと)。
[0028]また、トルク比が所定の閾値より大きい場合(76において)、制御装置14が、任意選択で、ホイールがスピンしている状況が起こっているかどうかの結論を下す前に種々の条件が満たされているかどうかを確認する。例えば、図3に示されるように、制御装置14は、所定の時間におけるトルク比の時間微分が約ゼロより大きいかどうかを決定する(78において)。詳細には、制御装置14は、トルク比が変化しているかまたは比較的一定であるかを決定する。トルク比の時間微分が約ゼロより大きくない場合(すなわち、トルク比が比較的一定である場合)、制御装置14は、ホイールがスピンしている状況が起こっていないという結論を下し、感知サイクルをゼロから開始する。
[0029]また、トルク比の時間微分が約ゼロより大きい場合、制御装置14は、車両が加速モードにあることを決定する(80において)。車両が加速モードにあることを決定するために、制御装置14は、計算された車両の加速トルクが一定であるかまたは変化しているかを決定することができる。別法として、制御装置14は、車両の速度と、平均ホイール速度と、平均ホイール加速度とに基づいて車両の加速度を計算することができる。車両が加速モードにない場合(例えば、車両の速度が所定の時間を通して一定である場合)、制御装置14は、ホイールがスピンしている状況が起こっていないという結論を下し、感知サイクルをゼロから開始する。
[0030]車両が加速モードにある場合(80において)、制御装置14は、車両の最新の速度が所定の閾値(例えば、時速70キロメートル)未満であるかどうかを決定する(82において)。制御装置14はホイールの速度に基づいて車両の速度を計算することができる。車両の最新の速度が所定の閾値より大きい場合、制御装置14は感知プロセスをゼロから開始する。
[0031]車両の最新の速度が所定の閾値未満である場合(82において)、制御装置14は、実際のホイールの駆動トルクが所定の閾値より大きいかどうかを決定する(84において)。ホイールの駆動トルクは、エンジンのトルクに基づいて制御装置14によって決定される。例えば、一部の構成では、制御装置14が、車両のエンジンによって送られるトルクを決定することにより最小の駆動トルクをチェックする(例えば、車両の垂直力と0.1などの非常に低い摩擦係数とを乗じたものを使用する)。車両10のホイール46が高トルクの力(例えば、800ニュートンメートル)によって駆動されていない場合、ホイールがスピンする状況は起きにくい。したがって、ホイールの駆動トルクが所定の閾値より大きくない場合、制御装置は最新の感知プロセスを終了し、プロセスをゼロから開始する。
[0032]図3に示されるように、ホイールの駆動トルクが所定の閾値より大きい場合、制御装置14は、車両10がその時点で砂利道上を移動しているかどうかを決定する(86において)。車両10が砂利道上を移動している場合、ホイールがある程度スピンしていることが予想され、車両のTCSがこの状況において運転手を補助することができない可能性がある。一部の実施形態では、制御装置14は、ホイールの速度と、加速度と、ジャークとに基づき、車両10が砂利道上にいるかどうかを決定する。車両が砂利道上にいる場合、制御装置14は感知プロセスをゼロから開始する。
[0033]また、車両が砂利道上を移動していない場合、制御装置14は、ホイールがスピンしている状況が起こっており、エントリー条件(78、80、82、84、86)がすべて満たされているという結論を下す。その場合、制御装置14は、ホイールスピン感知フラグ(wheel−spinning detection flag)を設定する(例えば、”TRUE”)(88において)。制御装置14が上述のエントリー条件を種々の順序でチェックしてよいこと(78、80、82、84および86において)、また、一部の実施形態ではこれらのエントリー条件の一部を並行してチェックしてよいことを理解されたい。また、制御装置14は、ホイールがスピンしている状況が起こっているという結論を下す前に追加のエントリー条件をチェックすることもできる。
[0034]一部の実施形態では、ホイールがスピンしている状況を誤って感知することを防止するために、制御装置14は、ホイールが真にスピンしている状況が起こっている時間を特定することを目的として、ホイールスピン感知フラグが”TRUE”に設定されている時間の長さを追跡する。例えば、図5は、制御装置14によって実行される、ホイールスピン感知フラグを管理する方法100を示すフローチャートである。図5に示されるように、制御装置14は、ホイールスピン感知フラグが”TRUE”に設定されている時間の長さを追跡し、ホイールスピン感知フラグが所定のホールドタイム(例えば、約40ミリ秒)を通して”TRUE”に設定された後でオールホイールスピンフラグ(all−wheel−spinning flag)(すなわち、”AllWheelSpin”)を”TRUE”に設定する。オールホイールスピンフラグが”TURE”に設定された後、制御装置14は、ホイールがスピンしている状況を打ち消すための反応処置を開始する。
[0035]詳細には、図5に示されるように、ホイールスピン感知フラグが”TRUE”に設定された後(102において)、制御装置14がタイマー(”タイマーA”)を始動させ、タイマーのカウントアップを開始する(104において)。ホイールスピン感知フラグがまだ設定されていない場合、制御装置14が、タイマー(すなわち、タイマーA)のカウントダウンを開始し(106において)、最終的にゼロに到達する(108において)。
[0036]タイマーが始動された後(104において)、制御装置14が、タイマーが所定のホールドタイムに到達したがどうかまたはその所定のホールドタイムを超えたかどうかを追跡し、ここでは、オールホイールスピンフラグがまだ設定されていない(すなわち、オールホイールスピンフラグがその時点で”FALSE”に設定されている)(110において)。オールホイールスピン感知フラグが設定されるまで、制御装置14は、オールホイールスピンフラグを”FALSE”に設定しており(112において)、タイマーはホールドタイム未満である(例えば、約20ミリ秒未満)(114において)。また、タイマーがホールドタイムに到達して、オールホイールスピンフラグがまだ”TRUE”に設定されていない場合(110において)、制御装置14が、オールホイールスピンフラグを”TRUE”に設定する(116において)。このフラグが”TRUE”に設定された後、制御装置が、ホイールがスピンしている状況を軽減するための修正アクションを取ることができる。また、オールホイールスピンフラグが”FALSE”に再設定される前に確実に制御装置14が適切な反応処置を取るようにするために、制御装置14は、フラグが”FALSE”に再設定された後(例えば、オールホイールスピンフラグの継続時間の立ち下がりエッジが感知され、ここでは、TCSは作動しない)(120において)、オールホイールスピンフラグの継続時間を延長することができ(118において)。例えば、制御装置14は、オールホイールスピンフラグが”FALSE”に再設定された後の追加の200ミリ秒により制御装置14のための十分な処理時間を得ることができる。
[0037]オールホイールスピンフラグが”TRUE”に設定された後(さらに、必要に応じて延長された後)、制御装置14は、ホイールがスピンしている状況に対処するための反応処置を取る。図6aは、本発明の一実施形態に従って、制御装置14によって実行される反応方法150を示すフローチャートである。図6aに示されるように、制御装置14は、車両のTCSに関連する、ベースのホイール速度または基準のホイール速度(すなわち、”vFzRef”)のための調整ファクタ(すなわち、”vDeltaSlip”)を決定する(152において)。調整ファクタは、ベースの速度に追加されるときに、車両のTCSを起動させるときのための正確なターゲット速度を提供する。詳細には、制御装置14が調整ファクタを決定した後、制御装置14が、車両10のホイールの最新の速度がベースのホイールの速度と調整値との合計より大きいがどうかを決定する(154において)。車両の最新のホイール速度がその合計値より大きい場合、制御装置14は、超ターゲット速度フラグ(over−target−speed flag)を”TRUE”(すなわち、”WhlSpdOverTar”)(155において)に設定して、車両のTCSを起動させる(156において)。TCSが、当技術分野で既知の車両のためのトラクションを確保することを試みる種々のアクションを実行する。TCSは、ホイールがスピンしている状況を止めるか軽減することを試みることを目的として、所定の時間だけそれらのアクションを実行するようにプログラムされ得るか、または、所定の回数のアクションまたは所定の回数のサイクルを実行するようにプログラムされ得る。別の実施形態では、制御装置14が、修正アクションを停止するタイミングに関する指示をTCSに出す(例えば、制御装置14がホイールがスピンしている状況を感知しなくなった後)。
[0038]図6aに示されるように、制御装置14がTCSを起動させた後(156において)、制御装置14がタイマー(すなわち、”タイマーB”)のカウントアップを開始する(157において)。タイマーが所定の時間に到達した後(例えば、約200ミリ秒)(158において)、制御装置14がタイマー(すなわち、”タイマーB”)を再設定し、調整ファクタをゼロに再設定し、超ターゲット速度フラグを”FALSE”に設定し、オールホイールスピンフラグの延長を”FALSE”に設定する(160において)。図6bは、サンプルの車両状況のための方法150を実行するために制御装置14によって使用されるフラグおよびタイマーの値をグラフで示す。
[0039]図7aは、本発明の一実施形態による、制御装置14によって実行される別の反応方法を示すフローチャートである。詳細には、図7aは、車両10のホイールの最新の速度がベースのホイールの速度と調整値との合計より大きくないときに、制御装置14によって実行される方法170を示す。例えば、図7aに示されるように、オールホイールスピンフラグの立ち下がりエッジが感知され、TCSが起動されていない場合(172において)、制御装置14がタイマー(”タイマーC”)の約500ミリ秒までのカウントアップを開始する(174において)。このタイマーは、車両の速度がターゲット速度(例えば、ベースのホイールの速度と調整値との合計)を超えるための追加の時間が得られるようにする。タイマー(すなわち、タイマーC)がカウントアップする間、制御装置14が、車両10のホイールの最新の速度がベースのホイールの速度と調整値との合計より大きいがどうかを決定することを継続することができる(図6の154を参照)。
[0040]オールホイールスピンフラグの立ち下がりエッジが感知されていないかまたはTCSが起動されている場合(172において)、制御装置が調整ファクタをゼロに再設定し、タイマー(すなわち、タイマーC)をゼロに再設定し、オールホイールスピンフラグの延長を”FALSE”に設定する(176において)。
[0041]また、図7aに示されるように、タイマー(すなわち、タイマーC)がカウントアップしている間、および/または、タイマーが約500ミリ秒に到達した後、制御装置14は、車両が加速しているかどうかを決定することができる(178において)。車両が加速していない場合、制御装置14がすべてのタイマー(すなわち、タイマーA、タイマーBおよびタイマーC)をゼロに再設定し、オールホイールスピンフラグを”FALSE”に設定し、超ターゲット速度フラグを”FALSE”に設定し、オールホイールスピンフラグの延長を”FALSE”に設定する(180において)。図7bは、サンプルの車両状況のための方法170を実行するために制御装置14によって使用されるフラグおよびタイマーの値を示す。
[0042]一部の実施形態では、オールホイールスピンフラグが”TRUE”に設定されるとき、制御装置14がやはりTCSに関連するベースの速度または基準速度を調整する。例えば、図8は、基準速度を調整するための、制御装置14によって実行される方法200を示す。一部の実施形態では、制御装置14は、車両の加速モデルに従うように基準速度を調整する。詳細には、図8に示されるように、制御装置14がオールホイールスピンフラグを設定した後でTCSが起動されていないとき(例えば、TCSが伝動装置のトルク制御(”!PTC”)を実行していない)(201において)、制御装置14が基準速度を車両のモデル速度に設定する(202において)。車両のモデル速度は車両の加速モデル(aModel)に基づき、これは、V=Vk−1+aModel×ΔTである。
[0043]また、制御装置14は、Kalman−filter計算の速度オフセットのためのファジィセット(すなわち、”Fuzzy A set”)を修正し(204において)、Kalman−filter計算の加速度オフセットのためのファジィセットを修正する(206において)。
[0044]このように調整を行うことにより、制御装置14が、その後のホイールがスピンする状況(例えば、すべりやすい表面で起こる)をより良好に特定することができ、それにより、TCSが適切に起動されるようになり、低摩擦係数の表面上での加速時の車両の不安定性が軽減される。
[0045]制御装置14が、ホイールがスピンしていることを感知することに加えて別の車両制御プロセスを実行するように構成されてもよいことを理解されたい。例えば、一部の構成では、制御装置14は、車両のトラクション制御システム(”TCS”)および/または車両の電子スタビリティ制御(”ESC”)システムをさらに制御する。
[0046]本発明の種々の特徴および利点が以下の特許請求の範囲に記載される。

Claims (15)

  1. 車両のホイールがスピンしている状況を感知するためのシステムであって、
    複数のホイール速度センサから受信される情報に基づいて前記車両の各ホイールの速度を決定するように構成され、各ホイールの前記速度に基づいて前記車両の2番目に低速のホイールを特定するように構成され、前記車両の2番目に低速のホイールの加速度と前記車両の質量とに基づいて車両の加速トルクを計算するように構成され、前記車両の加速トルクとホイールの駆動トルクとに基づいてトルク比を計算するように構成され、さらに、前記トルク比が所定の閾値より大きい場合にトラクション制御システムを起動させるように構成される、制御装置を備える、システム。
  2. 前記所定の閾値が1.0である、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記所定の閾値が3.0である、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記複数のホイール速度センサをさらに備え、前記複数のホイール速度センサの各々が前記車両のホイールの各々に付随する、請求項1〜3のいずれか一項に記載のシステム。
  5. 前記制御装置が、前記2番目に低速のホイールの加速度を計算するようにさらに構成される、請求項1〜4のいずれか一項に記載のシステム。
  6. 前記制御装置が、前記トルク比の時間微分を計算するように、車両の加速度を計算するように、車両の速度を計算するように、及び、前記車両が砂利道上を移動しているかどうかを決定するように、さらに構成される、請求項1〜5のいずれか一項に記載のシステム。
  7. 前記制御装置が、前記トルク比の時間微分がゼロより大きく、前記車両の加速度が第2の所定の閾値より大きく、前記車両速度が第3の所定の閾値未満であり、前記ホイールの駆動トルクが第4の所定の閾値より大きく、及び、前記車両が砂利道上を移動していないときに、前記トラクション制御システムを起動させるように構成される、請求項6に記載のシステム。
  8. 前記制御装置が、前記トラクション制御システムに関連する基準速度のための調整ファクタを決定するようにさらに構成される、請求項1〜7のいずれか一項に記載のシステム。
  9. 前記制御装置が、車両の速度が前記調整ファクタと前記基準速度との合計より大きい場合に前記トラクション制御システムを起動させるように構成される、請求項8に記載のシステム。
  10. 前記制御装置が、車両モデル基準速度に基づいて前記基準速度を設定するように構成される、請求項9に記載されるシステム。
  11. 車両のホイールがスピンしている状況を感知するためのコンピュータ実施方法であって、
    プロセッサで、複数のホイール速度センサから情報を受信するステップと、
    前記プロセッサで、前記複数のホイール速度センサからの前記情報に基づいて前記車両の各ホイールの速度を決定するステップと、
    前記プロセッサで、前記各ホイールの速度に基づいて前記車両の2番目に低速のホイールを特定するステップと、
    前記プロセッサで、前記車両の2番目に低速のホイールの加速度と前記車両の質量とに基づいて車両の加速トルクを計算するステップと、
    前記プロセッサで、前記車両の加速トルクとホイールの駆動トルクとに基づいてトルク比を計算するステップと、
    前記トルク比が所定の閾値より大きい場合にトラクション制御システムを起動させるステップと
    を含む、方法。
  12. トラクション制御システムを起動させるステップが、前記トルク比が3.0より大きい場合に前記トラクション制御システムを起動させるステップを含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記2番目に低速のホイールの加速度を計算するステップをさらに含む、請求項11又は12に記載の方法。
  14. 前記トルク比の時間微分を計算するステップと、車両の加速度を計算するステップと、車両の速度を計算するステップと、前記車両が砂利道上を移動しているかどうかを決定するステップとをさらに含む、請求項11〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記トラクション制御システムを起動させるステップが、前記トルク比の時間微分がゼロより大きく、前記車両の加速度が第2の所定の閾値より大きく、前記車両の速度が第3の所定の閾値未満であり、前記ホイールの駆動トルクが第4の所定の閾値より大きく、前記車両が砂利道上を移動していない場合に、前記トラクション制御システムを起動させるステップを含む、請求項14に記載の方法。
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