JP6005219B1 - 無線通信制御装置、プログラム及び無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のアクセスポイントを配置する場合において、複数の無線通信端末の通信環境を効率的に改善できる技術を提供する。【解決手段】無線通信制御装置200は、カバーエリアが重複する複数の無線アクセスポイントのそれぞれから、カバーエリア内の無線通信端末との間の通信状況を取得する通信状況取得部204と、通信状況に基づいて、予め定められた条件を満たす無線通信端末を特定する端末特定部206と、端末特定部206によって特定された無線通信端末との通信接続を確立しないように複数の無線アクセスポイントを制御する接続制御部208とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、無線通信制御装置、プログラム及び無線通信システムに関する。
特定のエリアに複数の無線アクセスポイントを配置して無線通信端末に無線通信サービスを提供するシステムが知られていた(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2006−086675号公報
複数のアクセスポイントを配置する場合において、複数の無線通信端末の通信環境を効率的に改善できる技術を提供できることが望ましい。
本発明の第1の態様によれば、カバーエリアが重複する複数の無線アクセスポイントのそれぞれから、カバーエリア内の無線通信端末との間の通信状況を取得する通信状況取得部と、通信状況に基づいて、予め定められた条件を満たす無線通信端末を特定する端末特定部と、端末特定部によって特定された無線通信端末との通信接続を確立しないように複数の無線アクセスポイントを制御する接続制御部とを備える無線通信制御装置を提供する。
上記無線通信制御装置において、上記接続制御部は、上記複数の無線アクセスポイントのうち、上記端末特定部によって特定された無線通信端末と通信接続を確立している無線アクセスポイントに、上記特定された無線通信端末との通信接続を切断させてよい。上記接続制御部は、予め定められた期間、上記無線通信端末との通信接続を確立しないように上記複数の無線アクセスポイントを制御してよい。上記接続制御部は、上記無線通信端末が満たした条件に応じた期間、上記無線通信端末との通信接続を確立しないように上記複数の無線アクセスポイントを制御してよい。上記通信状況は、通信を継続的に実行していない無通信時間と、通信品質とを含んでよく、上記端末特定部は、上記無通信時間が予め定められた閾値より長い無線通信端末と、上記通信品質が予め定められた閾値より低い無線通信端末とを特定してよく、上記接続制御部は、上記無線通信端末が、上記通信品質が予め定められた閾値より低いことによって特定された場合に、上記無通信時間が予め定められた閾値より長いことによって特定された場合よりも長い期間、上記無線通信端末との通信接続を確立しないように上記複数の無線アクセスポイントを制御してよい。
上記通信状況は、通信を継続的に実行していない無通信時間を含んでよく、上記端末特定部は、上記無通信時間が予め定められた閾値より長い無線通信端末を特定してよい。上記通信状況は、通信品質を含んでよく、上記端末特定部は、上記通信品質が予め定められた閾値より低い無線通信端末を特定してよい。上記接続制御部は、上記複数の無線アクセスポイントの、通信接続を確立しない無線通信端末が登録されるブラックリストに、上記端末特定部によって特定された上記無線通信端末を登録することによって、上記複数の無線アクセスポイントを制御してよい。
本発明の第2の態様によれば、コンピュータを、上記無線通信制御装置として機能させるためのプログラムが提供される。
本発明の第3の態様によれば、上記無線通信制御装置と、上記複数の無線アクセスポイントとを備える無線通信システムが提供される。上記複数の無線アクセスポイントは、異なる周波数帯域を用いて通信してよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
無線通信システム10の一例を概略的に示す。 無線通信制御装置200の機能構成の一例を概略的に示す。 無線通信制御装置200による処理の流れの一例を概略的に示す。 無線通信制御装置200による処理の流れの一例を概略的に示す。 BL格納部214が格納するBL220及び複数のAP100が格納するBL120の一例を概略的に示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、無線通信システム10の一例を概略的に示す。無線通信システム10は、複数の無線アクセスポイント(AP)100と、複数の無線AP100を制御する無線通信制御装置200とを備える。図1では4つの無線AP100を例示しているが、無線AP100の数はこれに限られない。
無線AP100は、無線通信端末300から受信した接続要求に応じて無線通信端末300と通信接続を確立し、無線通信端末300の通信を中継する。無線AP100は、不図示の任意のネットワークに接続されてよく、無線通信端末300と当該任意のネットワークとの間の通信を中継してよい。任意のネットワークは、インターネット及び電話網等を含んでよい。無線AP100と任意のネットワークとの接続は有線接続であっても、無線接続であってもよい。また、無線AP100は、複数の無線通信端末300同士の通信を中継してもよい。
無線AP100は、無線LAN(Local Area Network)ルータ、Wi−Fi(Wireless Fidelity)(登録商標)ルータ及びモバイルWi−Fiルータ等であってよい。無線AP100は、任意の認証方式を用いて無線通信端末300を認証してよい。例えば、無線AP100は、EAP(Extensible Authentication Protocol)−SIM(Subscriber Identity Module)方式を用いて無線通信端末300を認証する。また、無線AP100は、EAP−MD5(Message Digest algorithm 5)、EAP−TLS(Transport Layer Security)、EAP−TTLS(Tunneled TLS)、PEAP(Protected EAP)、LEAP(Lightweight EAP)及びEAP−FAST(EAP Flexible Authentication via Secure Tunneling)等を用いてもよい。
複数の無線AP100は、異なる周波数帯域を用いて通信を実行してよい。複数の無線AP100は、マルチチャネルシステムを構成してよい。また、複数の無線AP100は、同一の周波数帯域を用いて、例えば時分割によって通信を実行してもよい。
無線通信端末300は、無線AP100と通信可能であればどのような端末であってもよい。例えば、無線通信端末300は、スマートフォン等の携帯電話、タブレット端末及びPC(Personal Computer)等である。
本実施形態に係る複数の無線AP100は、図1に例示するようにカバーエリア110が重複する。カバーエリア110が重複するとは、一の無線通信端末300の位置がカバーエリア110内のいずれの位置であっても、当該一の無線通信端末300が複数の無線AP100から受信する電波の受信強度が同様になる状態であってよい。ここで、「同様」とは、同一であること、ほとんど同じであること、略同一であること、実質的に同一であることを含んでよい。重複するカバーエリア110は、例えば、同様の構成及び機能を有する複数の無線AP100を近接して配置することによって形成される。
本実施形態に係る無線通信制御装置200は、例えば、複数の無線通信端末300のうち、通信接続を確立している無線AP100との間の通信品質が予め定められた閾値よりも低い無線通信端末300を特定する。そして、無線通信制御装置200は、特定した無線通信端末300との間に通信接続を確立している無線AP100に当該通信接続を切断させ、かつ、複数の無線AP100が当該無線通信端末300との通信接続を予め定められた期間確立しないように、複数の無線AP100を制御する。
本実施形態に係る複数の無線AP100はカバーエリア110が重複するので、一の無線AP100との間の通信品質が低い無線通信端末300は、原則として、他の無線AP100との間の通信品質も同様に低くなる。したがって、仮に、複数の無線AP100のそれぞれが、通信品質の低い無線通信端末300との通信接続を切断するように構成されている場合、一の無線AP100との間の通信品質が低いことによって通信接続が切断された無線通信端末300は、他の無線AP100と通信接続を確立しても、すぐに切断されることになる。よって、複数の無線AP100間で当該無線通信端末300との通信の接続と切断とが繰り返されることになり、複数の無線AP100によって提供できる通信環境の品質が低下する。これに対して、本実施形態に係る無線通信システム10によれば、複数の無線AP100が、一の無線AP100との間の通信品質が低い無線通信端末300との通信接続を確立しないように制御されるので、このような状況の発生を防ぐことができる。
図2は、無線通信制御装置200の機能構成の一例を概略的に示す。無線通信制御装置200は、接続端末情報取得部202、通信状況取得部204、端末特定部206、接続制御部208及びBL格納部214を備える。なお、無線通信制御装置200がこれら全ての構成を備えることは必須であるとは限らない。
接続端末情報取得部202は、複数の無線AP100のそれぞれから、通信接続を確立している無線通信端末300の端末情報を取得する。端末情報は、無線通信端末300を識別できる情報であってよい。端末情報は、例えば、無線通信端末300のMAC(Media Access Control)アドレスである。
通信状況取得部204は、複数の無線AP100のそれぞれから、通信接続を確立している各無線通信端末300との間の通信状況を取得する。通信状況とは、例えば、通信品質である。無線AP100と無線通信端末300との間の通信品質は、無線AP100によって測定されてよい。また、無線通信端末300によって測定された通信品質を、無線AP100が無線通信端末300から受信してもよい。無線AP100は、通信状況取得部204からの要求に応じて通信品質を通信状況取得部204に対して送信してよい。また、無線AP100は、定期的に通信品質を通信状況取得部204に対して送信してもよい。
通信状況取得部204は、通信品質として、RSSI(Received Signal Strength Indication)、PER(Packet Error Rate)及び送信リトライオーバ数等を取得してよい。なお、これらは例示であって、通信状況取得部204は、通信品質を表す他の情報を取得してもよい。
また、通信状況とは、例えば、通信を継続的に実行していない時間を示す無通信時間である。無線AP100と無線通信端末300との間の無通信時間は、無線AP100によって測定されてよい。無線AP100は、無線通信端末300の通信を中継することに伴って、無線通信端末300の通信履歴を管理してよい。無線AP100は、通信状況取得部204からの要求に応じて無通信時間を通信状況取得部204に対して送信してよい。また、無線AP100は、定期的に無通信時間を通信状況取得部204に対して送信してもよい。
端末特定部206は、通信状況取得部204が取得した通信状況に基づいて、予め定められた条件を満たす無線通信端末300を特定する。端末特定部206は、例えば、通信状況取得部204が取得した通信品質が予め定められた閾値より低い無線通信端末300を特定する。予め定められた閾値は、無線通信制御装置200に予め格納されていてよく、また、任意に設定されてもよい。
また、端末特定部206は、通信状況取得部204が取得した無通信時間が予め定められた閾値よりも長い無線通信端末300を特定してよい。予め定められた閾値は、無線通信制御装置200に予め格納されていてよく、また、任意に設定されてもよい。
接続制御部208は、複数の無線AP100が、端末特定部206によって特定された無線通信端末300との通信接続を確立しないように、複数の無線AP100を制御する。接続制御部208は、予め定められた期間、端末特定部206によって特定された無線通信端末300との通信接続を確立しないように複数の無線AP100を制御してよい。予め定められた期間は、無線通信制御装置200に予め格納されていてよく、また、任意に設定されてもよい。予め定められた期間は、例えば10秒、20秒等のように、秒単位で設定されてよい。
接続制御部208は、端末特定部206が特定した無線通信端末300が満たした条件に応じた期間、当該無線通信端末300との通信接続を確立しないように複数のAP100を制御してよい。例えば、接続制御部208は、無線通信端末300が、通信品質が予め定められた閾値より低いことによって特定された場合と、無通信時間が予め定められた閾値より長いことによって特定された場合とで異なる期間、当該無線通信端末300との通信接続を確立しないように複数のAP100を制御する。
接続制御部208は、BL制御部210及び接続切断部212を有する。BL制御部210は、複数の無線AP100のブラックリスト(BL)を制御する。BLは、通信接続の確立を拒否する無線通信端末300の端末情報を登録するリストである。
BL制御部210は、端末特定部206によって無線通信端末300が特定された場合に、当該無線通信端末300の端末情報を複数の無線AP100のBLに登録することによって、複数の無線AP100が当該無線通信端末300との通信接続を確立しないように制御する。
BL制御部210は、複数の無線AP100のそれぞれがBLを格納している場合、端末情報を複数の無線AP100に送信して、BLに登録させてよい。BL制御部210は、複数の無線AP100のBLを無線通信制御装置200が格納している場合には、格納しているBLに端末情報を登録してよい。また、BL制御部210は、BL格納部214が格納しているBLに端末情報を登録してよい。
複数の無線AP100のそれぞれがBLを格納している場合、各無線AP100は、無線通信端末300から接続要求を受信したときに、格納しているBLを参照して、通信接続の可否を判定する。また、複数の無線AP100のBLを無線通信制御装置200が格納している場合、各無線AP100は、無線通信端末300から接続要求を受信したときに、無線通信制御装置200が格納しているBLを参照して、通信接続の可否を判定する。
BL制御部210は、複数の無線AP100のBLに端末情報を登録する場合に、当該端末情報の登録を維持する時間を示す追加時間を設定してよい。BL制御部210は、複数の無線AP100のBLに、端末情報と対応付けて追加時間を登録してよい。また、BL制御部210は、複数の無線AP100のBLとは別に、端末情報と追加時間との対応付けを格納してもよい。また、BL制御部210は、BL格納部214に格納されているBLに、端末情報と対応付けて追加時間を登録してよい。
BL制御部210は、複数の無線AP100のBLに端末情報を登録してから、設定した追加時間を経過した場合に、当該端末情報をBLから除外するように制御してよい。BL制御部210は、複数の無線AP100のそれぞれがBLを格納している場合、当該BLを参照して、各端末情報の追加時間が経過したか否かを判定してよい。なお、複数の無線AP100のそれぞれがBLを格納している場合、複数の無線AP100のそれぞれが、自らが格納するBLを参照して、追加時間が経過したか否かを判定し、経過したと判定した場合に、対応する端末情報をBLから除外してもよい。
BL制御部210は、複数の無線AP100のBLを無線通信制御装置200が格納している場合、当該BLを参照して、各端末情報の追加時間が経過したか否かを判定してよい。また、BL制御部210は、BL格納部214に格納されているBLを参照して、各端末情報の追加時間が経過したか否かを判定してよい。
接続切断部212は、複数の無線AP100のうち、端末特定部206によって特定された無線通信端末300と通信接続を確立している無線AP100に、当該特定された無線通信端末300との通信接続を切断させる。接続切断部212は、例えば、無線AP100から無線通信端末300に対して切断信号を送信させるように、無線AP100を制御する。
図3は、無線通信制御装置200による処理の流れの一例を概略的に示す。無線通信制御装置200は、図3に示す処理を予め定められた時間間隔で実行してもよいし、連続して実行してもよい。図3に示す各処理は、無線通信制御装置200が備える制御部が主体となって実行される。
ステップ302(ステップをSと省略して記載する場合がある。)では、複数のAP100のうちの一の無線AP100を特定する。無線通信制御装置200は、接続された複数の無線AP100から任意の無線AP100を特定してよい。
S304では、接続端末情報取得部202が、S302で特定された一の無線AP100から、通信接続を確立している無線通信端末300の端末情報を取得する。これにより、無線通信制御装置200は、S302で特定された無線AP100と通信接続を確立している無線通信端末300の端末数を把握できる。
S306では、通信状況取得部204が、S302で特定された一の無線AP100と通信接続を確立している無線通信端末300のうちの一の無線通信端末300と、当該一の無線AP100との間の通信状況を、当該一の無線AP100から取得する。通信状況取得部204は、通信状況として、無通信時間及び通信品質を取得する。
S308では、端末特定部206が、S306で取得された無通信時間が予め定められた閾値よりも長いか否かを判定する。予め定められた閾値よりも長いと判定された場合、S310に進み、長いと判定されなかった場合、S314に進む。
S310では、BL制御部210が、無線通信制御装置200に接続されている全無線AP100のBLに、一の無線通信端末300の端末情報を登録する。S312では、BL制御部210が、S310で登録した端末情報に対応する追加時間を設定する。
S314では、端末特定部206が、S306で取得された通信品質が予め定められた閾値よりも低いか否かを判定する。予め定められた閾値よりも低いと判定された場合、S316に進み、低いと判定されなかった場合、S322に進む。
S316では、BL制御部210が、無線通信制御装置200に接続されている全無線AP100のBLに、一の無線通信端末300の端末情報を登録する。S318では、BL制御部210が、S316で登録した端末情報に対応する追加時間を設定する。
ここで、BL制御部210は、S312において設定する追加時間よりも長い追加時間を設定してよい。すなわち、BL制御部210は、無線通信端末300が、通信品質が予め定められた閾値より低いことによって特定された場合に、無通信時間が予め定められた閾値より長いことによって特定された場合よりも長い追加時間を設定してよい。
S320では、接続切断部212が、一の無線AP100と一の無線通信端末300との通信接続を切断させる。S322では、一の無線AP100と通信接続を確立している全ての無線通信端末300に対する処理が終了したか否かを判定する。終了していないと判定した場合、S306に戻って次の無線通信端末300についての処理を実行し、終了していると判定した場合、S324に進む。
S324では、無線通信制御装置200に接続された全ての無線AP100について処理が終了したか否かを判定する。終了していないと判定した場合、S302に戻って次の無線AP100を特定し、終了していると判定した場合、処理を終了する。
上述したように、本実施形態に係る無線通信制御装置200によれば、通信品質が予め定められた閾値よりも低い無線通信端末300の通信接続が切断されて、予め定められた期間、当該無線通信端末300との通信接続を確立しないように、全無線AP100が制御される。これにより、例えば、カバーエリア110の端部に位置する無線通信端末300が、複数のカバーエリア110に対して通信接続と通信切断とを繰り返してしまうことを防止できる。また、無線AP100と無線通信端末300との間の通信品質が低い場合、データの再送が増加することによって通信リソースをより多く消費してしまうところ、本実施形態に係る無線通信制御装置200によれば、通信品質が低い無線通信端末300の通信接続が切断されて、再接続が予め定められた期間制限されるので、通信リソースの消費を低減させることができる。
また、上述したように、無線通信制御装置200によれば、無通信時間が予め定められた閾値よりも長い無線通信端末300の通信接続が切断されて、全無線AP100が、予め定められた期間、当該無線通信端末300との通信接続を確立しないように制御される。これにより、例えば、無線AP100の通信接続数が上限に達した場合に、通信を実行しない蓋然性が高い無線通信端末300との通信接続を切断させて、新たな無線通信端末300が通信接続できるようにすることが可能となる。
また、上述したように、無線通信制御装置200によれば、無線通信端末300が、通信品質が予め定められた閾値より低いことによって特定された場合に、無通信時間が予め定められた閾値より長いことによって特定された場合よりも長い追加時間が設定される。通信品質が予め定められた閾値よりも低い無線通信端末300は、その後すぐには通信品質が回復する状態にはならないが、無通信時間が予め定められた閾値より長い無線通信端末300は、その後すぐに通信を実行する可能性があり、このような事象に適合する追加時間を設定することができる。これにより、複数の無線AP100によって提供する無線通信サービス全体の品質を向上させることができる。
なお、図3では、S308において、無通信時間が閾値よりも長いか否かを判定し、S314において、通信品質が閾値よりも低いか否かを判定する場合を例示したが、これに限らない。S308において、通信品質が閾値よりも低いか否かを判定し、S314において、無通信時間が閾値よりも長いか否かを判定してもよい。
図4は、無線通信制御装置200による処理の流れの一例を概略的に示す。無線通信制御装置200は、図4に示す処理を予め定められた時間間隔で実行してもよいし、連続して実行してもよい。また、無線通信制御装置200は、図4に示す処理を、図3に示す処理に引き続いて実行してもよい。図4に示す各処理は、無線通信制御装置200が備える制御部が主体となって実行される。
S402では、複数のAP100のうちの一の無線AP100を特定する。無線通信制御装置200は、接続された複数の無線AP100から任意の無線AP100を特定してよい。S404では、BL制御部210が、S402で特定された無線AP100のBLに登録されている複数の端末情報のうちの一の端末情報を特定する。
S406では、S404で特定された端末情報に対応する追加時間が0になっているか否かを判定する。追加時間が0になっていると判定された場合、S408に進み、0になっていると判定されなかった場合、S410に進む。S408では、BL制御部210が、S402で特定された無線AP100のBLから、S404で特定された端末情報を除外する。
S410では、S402で特定された無線AP100のBLに登録されている全ての端末情報について処理が終了したか否かを判定する。終了していないと判定した場合、S404に戻って次の端末情報を特定し、終了していると判定した場合、S412に進む。
S412では、無線通信制御装置200に接続されている全ての無線AP100について処理が終了したか否かを判定する。終了していないと判定した場合、S402に戻って次の無線AP100を特定し、終了していると判定した場合、処理を終了する。
なお、図4では、複数の無線AP100のそれぞれについて、BLに登録されている端末情報が示す無線通信端末300の追加時間が0になっているか否かを判定する例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、無線通信制御装置200は、BL格納部214に格納されているBLに登録されている端末情報のうち、追加時間が0になっている端末情報があるか否かを判定し、追加時間が0になっている端末情報が少なくとも1つあった場合に、追加時間が0になっている端末情報を、複数の無線AP100のBLから除外してよい。
図5は、BL格納部214が格納するBL220及び複数の無線AP100が格納するBL120の一例を概略的に示す。BL120には、端末情報が登録される。BL220は、端末情報欄222及び追加時間欄224を有し、端末情報及び対応する追加時間が登録される。
BL制御部210は、追加時間欄224に登録されている追加時間を監視して、追加時間が0になった場合に、0になった追加時間に対応する端末情報を複数の無線AP100に対して送信して、BL120から削除させてよい。
以上の説明において、無線通信制御装置200の各部は、ハードウエアにより実現されてもよく、ソフトウエアにより実現されてもよい。また、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせにより実現されてもよい。また、プログラムが実行されることにより、コンピュータが、無線通信制御装置200として機能してもよい。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な媒体又はネットワークに接続された記憶装置から、無線通信制御装置200の少なくとも一部を構成するコンピュータにインストールされてよい。
コンピュータにインストールされ、コンピュータを本実施形態に係る無線通信制御装置200として機能させるプログラムは、CPU等に働きかけて、コンピュータを、無線通信制御装置200の各部としてそれぞれ機能させる。これらのプログラムに記述された情報処理は、コンピュータに読込まれることにより、ソフトウエアと無線通信制御装置200のハードウエア資源とが協働した具体的手段として機能する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階などの各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」などと明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」などを用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 無線通信システム、100 AP、110 カバーエリア、120 BL、200 無線通信制御装置、202 接続端末情報取得部、204 通信状況取得部、206 端末特定部、208 接続制御部、210 BL制御部、212 接続切断部、214 BL格納部、220 BL、222 端末情報欄、224 追加時間欄、300 無線通信端末

Claims (11)

  1. カバーエリアが重複する複数の無線アクセスポイントのそれぞれから、前記カバーエリア内の無線通信端末との間の通信状況を取得する通信状況取得部と、
    前記通信状況に基づいて、予め定められた条件を満たす無線通信端末を特定する端末特定部と、
    前記複数の無線アクセスポイントのうち、前記端末特定部によって特定された前記無線通信端末との通信接続を確立している無線アクセスポイントに、前記特定された無線通信端末との通信接続を切断させ、前記複数の無線アクセスポイントが当該無線通信端末との通信接続を確立しないように前記複数の無線アクセスポイントを制御する接続制御部と
    を備える無線通信制御装置。
  2. 前記接続制御部は、前記複数の無線アクセスポイントが、予め定められた期間、前記無線通信端末との通信接続を確立しないように前記複数の無線アクセスポイントを制御する、請求項1に記載の無線通信制御装置。
  3. カバーエリアが重複する複数の無線アクセスポイントのそれぞれから、前記カバーエリア内の無線通信端末との間の通信状況を取得する通信状況取得部と、
    前記通信状況に基づいて、予め定められた条件を満たす無線通信端末を特定する端末特定部と、
    前記端末特定部によって特定された前記無線通信端末が満たした条件に応じた期間、前記無線通信端末との通信接続を確立しないように前記複数の無線アクセスポイントを制御する接続制御部と
    を備える無線通信制御装置。
  4. 前記接続制御部は、前記複数の無線アクセスポイントのうち、前記端末特定部によって特定された無線通信端末と通信接続を確立している無線アクセスポイントに、前記特定された無線通信端末との通信接続を切断させる、請求項に記載の無線通信制御装置。
  5. 前記通信状況は、通信を継続的に実行していない無通信時間と、通信品質とを含み、
    前記端末特定部は、前記無通信時間が予め定められた閾値より長い無線通信端末と、前記通信品質が予め定められた閾値より低い無線通信端末とを特定し、
    前記接続制御部は、前記無線通信端末が、前記通信品質が予め定められた閾値より低いことによって特定された場合に、前記無通信時間が予め定められた閾値より長いことによって特定された場合よりも長い期間、前記無線通信端末との通信接続を確立しないように前記複数の無線アクセスポイントを制御する、請求項3又は4に記載の無線通信制御装置。
  6. 前記通信状況は、通信を継続的に実行していない無通信時間を含み、
    前記端末特定部は、前記無通信時間が予め定められた閾値より長い無線通信端末を特定する、請求項1から4のいずれか一項に記載の無線通信制御装置。
  7. 前記通信状況は、通信品質を含み、
    前記端末特定部は、前記通信品質が予め定められた閾値より低い無線通信端末を特定する、請求項1から4のいずれか一項に記載の無線通信制御装置。
  8. 前記接続制御部は、前記複数の無線アクセスポイントの、通信接続の確立を拒否する無線通信端末が登録されるブラックリストに、前記端末特定部によって特定された前記無線通信端末を追加することによって、前記複数の無線アクセスポイントを制御する、請求項1から7のいずれか一項に記載の無線通信制御装置。
  9. コンピュータを、請求項1から8のいずれか一項に記載の無線通信制御装置として機能させるためのプログラム。
  10. 請求項1から8のいずれか一項に記載の無線通信制御装置と、
    前記複数の無線アクセスポイントと
    を備える無線通信システム。
  11. 前記複数の無線アクセスポイントは、異なる周波数帯域を用いて通信する、請求項10に記載の無線通信システム。
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