JP6005016B2 - 移動体用表示装置 - Google Patents

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Description

この発明は、車両等の移動体に持ち込みまたは搭載される移動体用表示装置に関するものである。
通常、自動車等の車両に搭載されている車載ディスプレイは、太陽光などの外光にさらされる環境下にて使用されることが多いため、外光の映り込みによって画面が見づらくなることがある。この外光の映り込みによる画面の見づらさを解消するための方法として、画面の輝度を上げるという方法が挙げられる。
例えば特許文献1には、カーナビゲーション装置等の車載機器において、外光の照度に応じてバックライトの発光量を調節する液晶表示装置が記載されている。
特開2004−212798号公報
しかしながら、例えば特許文献1に示すような従来の表示装置では、外光の照度に応じて画面の輝度を調節しているだけであり、外光の角度は考慮しておらず、その反射光により視認性が悪くなるか否かを考慮していない。
そのため、視認者から見て輝度上昇が特に必要ない状況下であっても画面輝度が上がってしまったり、逆に、輝度上昇が必要な場合でも十分に輝度が上昇しないという課題があった。また、照度の変化を検知してからバックライトの制御を行うため、急激な照度変化が起きた場合には制御に遅延が生じてしまう場合もあった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、視認者にとって外光の画面への映り込み(反射)が目障りになる角度で外光が入射した場合にのみ、輝度を制御する移動体用表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明は、移動体に持ち込みまたは搭載して使用される移動体用表示装置において、前記移動体用表示装置の画面に対する所定の入射角度からの外光のみを導光する導光パイプと、前記導光パイプにより導光された外光による照度を所定の閾値以上の照度として検出する照度センサと、前記移動体用表示装置全体を制御する中央制御部と、前記中央制御部からの指示を受けて、前記移動体用表示装置の画面の全体および部分的な輝度を制御する光源制御部と、を備え、前記導光パイプと前記照度センサは、前記導光パイプで導光された外光が前記移動体用表示装置の画面で反射した反射光が前記移動体内の視認者の目線へ向かう位置に設けられており、前記中央制御部は、前記照度センサにより前記所定の閾値以上の照度が検出された場合に、当該照度センサに対応する前記移動体用表示装置の画面のうち前記視認者に近い部分の輝度を上昇させるように前記光源制御部に対して指示を行うことを特徴とする。
この発明によれば、視認者にとって外光の画面への映り込み(反射)が目障りになる角度で外光が入射した場合にのみ、その視認者側の画面輝度が上がって画面が見やすくなるように輝度を制御するようにしたので、効率よく外光の映り込み(反射)による視認性の低下を改善することができる。
実施の形態1における車載用表示装置を正面から見た図である。 図1におけるP−P断面図を上面から見た上部断面図である。 図1におけるR−R断面図を上面から見た下部断面図である。 実施の形態1における車載用表示装置の構成の一例を示すブロック図である。 照度センサが照度のみではなく外光の指向性についても検出することができるものであることを示す説明図である。 外光の反射光が視認者の目に届かない場合の輝度特性を示す説明図である。 外光の反射光が視認者の目に届く場合の輝度特性を示す説明図である。 実施の形態1における中央制御部の処理を示すフローチャートである。 実施の形態2における車載用表示装置の構成の一例を示すブロック図である。 視認者の位置(シートの位置/角度)に応じて導光パイプの角度が変更されることを示す説明図である。 実施の形態3における車載用表示装置の構成の一例を示すブロック図である。 自車位置の変化と太陽光の入射角の関係を示す模式図である。 図12に示す場合の、太陽光と導光パイプの変化の様子を示す説明図である。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
この発明は、車両等の移動体に持ち込みまたは搭載して使用される移動体用表示装置であり、以下の実施の形態では、車載用表示装置を例に挙げて説明するが、車両以外の他の移動体用の表示装置であってもよい。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における車載用表示装置を正面から見た図である。また、図2は、図1におけるP−P断面図を上面(図中、矢印Q方向)から見た上部断面図であり、図3は、図1におけるR−R断面図を上面(図中、矢印S方向)から見た下部断面図である。
なお、この表示装置1は、車両の運転席Aと助手席Bの間に設置されているものとする。
図1に示すとおり、表示装置1の正面には表示部3が設けられ、表示装置1の下方内部には、2組の照度センサ7(7A,7B)と導光パイプ8(8A,8B)が備え付けられている。これは、左右どちらにも視認者がいた場合、すなわち、運転席Aにも助手席Bにも視認者がいた場合に対応して輝度制御を行うためのものであり、視認者の位置に対応して設けられていれば、製品用途によっては1組もしくは3組以上であってもよい。
表示部(ディスプレイ)3は、後述する映像制御部11からの指示に基づき画面上に描画を行う表示部であり、例えばLCD(Liquid Crystal Display)とタッチセンサから構成されているような、タッチパネルと組み合わせた表示部であってもよい。なお、タッチパネルを用いる場合には、感圧方式、電磁誘導方式、静電容量方式、あるいはこれらを組み合わせた方式などのうち、いずれを用いてもよい。また、LCDの代わりに有機ELディスプレイを用いてもよい。
導光パイプ8(8A,8B)は、表示装置1の画面に対する所定の入射角度からの外光のみを導光するもの、すなわち、一定の入射角で入射した光のみを照度センサ7へ導く機能を有するものであり、内部は空洞であっても導光部材が充填されていてもどちらでもよいし、形状についてもこの図に示すように円筒型のものであっても他の形状であってもよい。
また、照度センサ7(7A,7B)は、周囲の明るさを感知するセンサであり、導光パイプ8(8A,8B)により導光された外光による照度を所定の閾値以上の照度として検出する。なお、照度センサ7Aは導光パイプ8Aからの外光を強く検知し、照度センサ7Bは導光パイプ8Bからの外光を強く検知する。
また、図2に示すとおり、表示装置1の筐体2の内部には、表示部3の背面に正面視ほぼ同じ大きさの導光板5と、さらにその背面に反射板6が設けられている。また、導光板5の左右両側には、バックライト4(4A,4B)が備えられている。このバックライト4(4A,4B)は、左右対称に光源が並んだ両サイドエッジ型バックライトから構成される。
また、図3に示すとおり、表示装置1の筐体2の内部にはさらに、導光板5の下方に回路基板9が設けられ、この回路基板に2つの照度センサ7(7A,7B)が取り付けられている。なお、図1に示す正面図においては、表示装置1の内部に配置された回路基板9については図示が省略されている。
図4は、この実施の形態1における車載用表示装置1の構成の一例を示すブロック図である。
この表示装置1は、回路基板9上に設けられた中央制御部10、映像制御部11、光源制御部12を備えている。
中央制御部10は、車載用表示装置1全体を制御するものであり、表示部3にどのような映像を表示させるかを映像制御部11に対して指示するとともに、照度センサ7(7A,7B)により検出された照度を取得し、その照度に応じて、照度センサ7(7A,7B)に対応する視認者に近い部分の輝度を変化させるよう、すなわち、バックライト4(4A,4B)の輝度を変化させるよう、光源制御部12に対して指示を行う。
映像制御部11は、中央制御部10からの指示を受けて、表示部3に表示させる映像を出力する。
光源制御部12は、中央制御部10からの指示を受けて、表示装置1の画面の全体および部分的な輝度を制御する。ここでは、具体的には、2つのバックライト4(4A,4B)の輝度を調整するための信号を出力する。
図5は、導光パイプ8を用いることで、照度センサ7が照度のみではなく外光の指向性についても検出することができるものであることを示す説明図である。ここでは、運転席Aの視認者のみに注目して、1組の照度センサ7Aと導光パイプ8Aとについて説明する。
このように、回路基板9上に取り付けられた照度センサ7Aの手前に、一定の角度で導光パイプ8Aを取り付けることにより、図5の破線矢印が示すように、導光パイプ8Aを通らない角度からの外光(太陽光等)については、照度センサ7Aは反応せず、図5の実線矢印で示すように、導光パイプ8Aを通る角度で入射した外光についてのみ照度センサ7Aが反応する。
すなわち、この照度センサ7Aは、ある範囲の入射角で入射した外光のみについて反応するので、照度のみではなく外光の指向性についても検出することができる、と言うことができる。
また、導光パイプ8Aと照度センサ7Aは、導光パイプ8Aで導光された外光が表示装置1の画面で反射した反射光が車両(移動体)内の視認者の目線へ向かう位置(運転席A)に設けられている。
なお、導光パイプ8Aに斜めに入射した光であっても、照度センサ7Aは多少は反応するため、照度センサ7Aが所定の閾値以上の照度を検出した場合に、導光パイプ8Aを通る入射角の光を検出したと判断するようにすればよい。
この際、視認者の位置と表示装置1の位置が決まれば、視認者にとって目障りとなる外光の入射角はある一定の範囲に限定されるため、車種の内部構成などがわかれば、導光パイプ8の角度は決定できる。つまり、車種による内部構成はわかっているので、視認者の位置と表示装置1の位置が決まれば、導光パイプ8の角度は決定できる。
次に、外光の反射光が視認者の目に届く場合と届かない場合の輝度特性について、図6および図7を用いて説明する。
図6は、外光の反射光が視認者の目に届かない場合の輝度特性を示す説明図である。図6(a)は、表示装置1と視認者Aおよび外光(太陽光)の位置関係および外光から表示装置1への入射光と、それによる表示装置1から視認者Aへの反射光の関係を示している。
また、図6(b)は、この際の左右のバックライト4(4Aおよび4B)の輝度と視野角に対する輝度特性を示す図である。
図6(b)において、破線で示すグラフは、左側のバックライト4Aの輝度を示しており、二点鎖線で示すグラフは、右側のバックライト4Bの輝度を示している。また、実線で示すグラフは、表示画面全体の輝度(明るさ)を示している。
この図6(b)に示すように、通常、左側のバックライト4Aの輝度は、視野角が右の方が強くなるように制御されており、右側のバックライト4Bの輝度は、視野角が左の方が強くなるように制御されている。つまり、左右のバックライト4Aおよび4Bの輝度は同等であり、この結果、全体としては実線で示すグラフのように、視野角に対する輝度特性としても左右対称になっている。
そして、図6(a)に示すように、外光(太陽光)からの入射光が表示装置1に反射した後の反射光が、視認者Aに影響を与えない方向である場合には、バックライト4Aおよび4Bともに通常の輝度のまま(図6(b)に示す状態)であり、視野角に対する輝度特性としても左右対称になっている。
一方、図7は、外光の反射光が視認者の目に届く場合の輝度特性を示す説明図である。図7(a)は、表示装置1と視認者Aおよび外光(太陽光)の位置関係および外光から表示装置1への入射光と、それによる表示装置1から視認者Aへの反射光の関係を示しており、図6(a)の場合とは異なり、視認者Aから見て画面に外光(太陽光)が映り込んで見える状態、すなわち、外光(太陽光)からの入射光が表示装置1に反射した後の反射光が、視認者Aに影響を与える方向となっている。
また、図7(b)は、この際の左右のバックライト4(4Aおよび4B)の輝度と視野角に対する輝度特性を示す図である。
図7(b)においても、破線で示すグラフは、左側のバックライト4Aの輝度を示しており、二点鎖線で示すグラフは、右側のバックライト4Bの輝度を示している。また、実線で示すグラフは、表示画面全体の輝度(明るさ)を示している。
そして、図7(a)に示すように、外光(太陽光)からの入射光が表示装置1に反射した後の反射光が、視認者Aに影響を与える方向である場合には、左側(視認者Aとは逆側)に位置するバックライト4Aについて、視認者A側(右側)の輝度を上昇させる。この結果、全体としては実線で示すグラフのように、視野角が右の方の輝度の方が高くなり、視認者Aにとっては視認しやすい状態となっている。
なお、ここでは、視認者と逆側のバックライトの輝度(視認者側の画面の輝度)のみを制御(上昇)させた場合を示しているが、より最適な画面輝度を実現するために、視認者側のバックライトの輝度(視認者とは逆側の画面の輝度)も制御(少しだけ上げたり、少しだけ下げたりするなど)するようにしても、視認者にとってより見やすい輝度を実現してもよい。
図8は、この実施の形態1における中央制御部10の処理を示すフローチャートである。
まず、照度センサA(7A)が検出した照度が所定の閾値以上か否かをチェックする(ステップST1)。この所定の閾値とは、導光パイプ8Aからの光を直接受けているかそれに近い状態である場合の照度の値であり、この所定の閾値以上の照度の光を検出した場合(ステップST1のYESの場合)には、運転席Aの視認者にとってその光の反射光により表示画面が見にくくなっていることを示している。
そこで、この場合(ステップST1のYESの場合)には、運転席A側の視認者にとっては反射光よりも強くディスプレイの輝度が上がって表示画面が見やすくなるよう、バックライトA(4A)の輝度を所定の値上げるように光源制御部12に対して指示を行う(ステップST2)。
一方、照度センサA(7A)が検出した照度が所定の閾値より小さい値であった場合(ステップST1のNOの場合)には、照度センサB(7B)が検出した照度が所定の閾値以上か否かをチェックする(ステップST3)。
そして、照度センサB(7B)が検出した照度が所定の閾値以上であった場合(ステップST3のYESの場合)には、運転席B側の視認者にとってはディスプレイの輝度が上がって表示画面が見やすくなるよう、バックライトB(4B)の輝度を所定の値だけ上げるように光源制御部12に対して指示を行う(ステップST4)。
一方、照度センサB(7B)が検出した照度が所定の閾値より小さい値であった場合(ステップST3のNOの場合)には、最初のステップST1に戻って処理を繰り返す。
また、ステップST2やステップST4においてバックライト4の輝度を上げたあとも、最初のステップST1に戻って処理を繰り返す。
このように、中央制御部10は、照度センサ7(7A,7B)により所定の閾値以上の照度が検出された場合に、それぞれの照度センサ7(7A,7B)に対応する表示装置1の画面のうち視認者(運転席A,助手席B)に近い部分の輝度を上昇させるように光源制御部12に対して指示を行う。
この処理は、車載用表示装置1の電源がONしている間中、所定の周期で(例えば5秒ごとに)繰り返されるものである。
これらの制御により、効率よく外光の映り込み(反射)による視認性の低下を改善することができる。
なお、車両が右折や左折等により進行方向を変える途中で、照度センサ7が一瞬だけ所定の閾値以上の照度を検出したような場合に画面の輝度を変更してしまうことがないように、ステップST1およびST3のチェックにおいて、所定の時間(例えば2秒以上)以上、所定の閾値以上である状態が続いたかどうかチェックするようにしてもよい。
また、バックライト4の輝度の上昇幅としては、照度センサ7の検出結果に応じて変動させるようにしてもよい。
以上のように、この実施の形態1によれば、視認者にとって外光の画面への映り込み(反射)が目障りになる角度で外光が入射した場合にのみ、その視認者側の画面輝度が上がって画面が見やすくなるように輝度を制御するようにしたので、効率よく外光の映り込み(反射)による視認性の低下を改善することができる。
実施の形態2.
図9は、この発明の実施の形態2における車載用表示装置1の構成の一例を示すブロック図である。なお、実施の形態1で説明したものと同様の構成には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。以下に示す実施の形態2では、実施の形態1と比べると、シート位置/角度検出センサ21(21Aおよび21B)をさらに備えており、回路基板9上にも導光パイプ制御部13をさらに備えている。
シート位置/角度検出センサ21(21Aおよび21B)は、各座席(運転席Aおよび助手席B)に取り付けられ、運転席Aおよび助手席Bのそれぞれのシート位置/角度を検出する、すなわち、それぞれの座席の視認者の位置を検出するセンサである。
中央制御部10は、実施の形態1と同様に、表示部3にどのような映像を表示させるかを映像制御部11に対して指示したり、照度センサ7(7A,7B)により検出された照度を取得し、その照度に応じてバックライト4(4A,4B)の輝度を変化させるよう、光源制御部12に対して指示を行うとともに、この実施の形態2ではさらに、シート位置/検出センサ21(21A,21B)により検出された視認者の位置を取得し、その位置に応じて、導光パイプ8(8A,8B)により導光された外光が表示装置1の画面で反射した反射光が視認者の目線へ向かう角度になるように、導光パイプ8(8A,8B)の向きや角度を変化させるよう、導光パイプ制御部13に対して指示を行う。
導光パイプ制御部13は、中央制御部10からの指示を受けて、2つの導光パイプ8(8A,8B)の角度を制御するものであり、導光パイプ8(8A,8B)の向きや角度を変化させるための信号を出力する。
なお、この実施の形態2における導光パイプ8(8Aおよび8B)は、向きや角度が可変となる機構を有するものとする。
図10は、視認者の位置(シートの位置/角度)に応じて導光パイプ8の角度が変更されることを示す説明図である。ここでも、運転席Aの視認者のみに注目して、1組の照度センサ7Aと導光パイプ8Aとについて説明する。
実施の形態1においても説明したように、視認者の位置と表示装置1の位置が決まれば、導光パイプ8の角度は決定できる。
そして、実施の形態1においては、視認者の位置はほぼ一定であるものとして説明したが、厳密には、車両シートの位置/角度(車両シートの前後位置と背もたれの角度)によって、視認者の位置は多少変化する。
そこで、この実施の形態2では、シート位置/角度検出センサ21を用いて視認者の位置を把握し、その情報に基づいて導光パイプ8の角度を機械的に制御することで、より正確な輝度制御を行う。
図10では、破線の位置にいた視認者Aが、矢印Xの方向、すなわち、後方に下がった場合を示している。
最初、視認者Aが破線の位置にいた場合には、導光パイプ8Aも破線の向きに設置されていた。しかし、視認者Aが矢印Xの方向に移動したことにより、その移動後の視認者Aにとって外光が画面に反射して見にくくなる入射角も変化する。
そのため、それに合わせて導光パイプ8Aの向きを、矢印Yの方向に移動させることにより、実線で示す導光パイプ8Aの向きに変化させる。なお、この図10では、視認者Aが後方(X方向)に下がったときに、導光パイプ8Aの角度が回路基板9に対してより垂直側(Y方向)に回転している例を示している。
このように、中央制御部10は、導光パイプ8Aにより導光された外光が、表示装置1の画面において反射した反射光が、視認者Aの目線へ向かう角度になるように導光パイプ8Aの角度を変えるよう、導光パイプ制御部13に対して指示を行う。これにより、視認者の位置が変わった場合であっても、効率よく外光の映り込み(反射)による視認性の低下を改善することができる。
以上のように、この実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果に加え、視認者の位置が移動した場合にも、導光パイプの向きをそれに追随させることができるので、視認者の位置が変わった場合であっても、効率よく外光の映り込み(反射)による視認性の低下を改善することができる。
実施の形態3.
図11は、この発明の実施の形態3における車載用表示装置1の構成の一例を示すブロック図である。なお、実施の形態1,2で説明したものと同様の構成には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。以下に示す実施の形態3では、実施の形態1と比べると、自車位置検出センサ22、移動速度検出センサ23、地図情報記憶部24をさらに備え、太陽光の入射を事前に予測して対応するものである。
自車位置検出センサ22は、GPS(Global Positioning System)衛星からの電波により車両(移動体)の現在位置を測定するGPS受信機や、方位センサや走行距離センサなどにより車両(移動体)の現在位置や方位を検出する自立航法センサなどにより、車両(移動体)の現在位置と進行方向を検出する。
移動速度検出センサ23は、車速センサを用いて自車の移動速度を検出してもよいし、例えばGPS受信機による位置情報を用いて移動速度を取得したり、加速度センサを用いて速度を取得するなど、またはこれらを組み合わせて、自車(移動体)の移動速度を検出する。
地図情報記憶部24は、例えば地図情報、道路情報、施設情報などの地図データを記憶している。この地図情報記憶部24は、例えばHDD(Hard Disk Drive)や、半導体素子を用いたSDカードなどのメモリでもよいし、ネットワーク上に存在し、通信ネットワークを介して道路データなどの情報を取得できる構成であってもよい。
中央制御部10は、自車位置検出センサ22により自車の位置情報を取得し、移動速度検出センサ23により自車の移動速度を取得し、地図情報記憶部24により地図データを取得し、自身(表示装置1)が有している時刻情報を取得するとともに、これら取得した位置情報と移動速度と地図データと時刻情報とに基づいて、自車両の進行方向における太陽光の位置および入射角度を計算する。なお、時刻情報については、例えばGPSを用いることにより取得するようにしてもよい。
図12は、自車位置の変化と太陽光の入射角の関係を示す模式図である。この図12に示すように、道路30上を自車31が走行しており、実線で示す自車31が現在の自車位置を示している。そして、この自車31は道路30に沿って矢印Zで示す方向へ進み、所定時間後(ここでは、5秒後とする)には、自車31は破線で示す位置に到達することが予測される。
このとき、自車位置と現在時刻とにより太陽の位置もわかるので、太陽光からの入射角についても、現在は太陽光から実線で示す矢印の角度で入射しているが、所定時間後(5秒後)には破線で示す矢印の角度で入射することが予測できる。
図13は、この場合の太陽光と導光パイプ8Aの変化の様子を示す説明図である。なお、ここでも、運転席Aの視認者のみに注目して、1組の照度センサ7Aと導光パイプ8Aとについて説明する。
図12における自車31の現在位置(実線で示す位置)においては、図13に示すように、照度センサ7Aへの太陽光の入射はないが、図12に示すように急カーブなどで自車の方向が大きく変化し、急激な照度変化が起こる可能性がある。このような場合においても、事前に太陽光の入射が予測できれば、太陽光の照度変化に対して最小限の遅延で高精度に追従して輝度を変化させることができる。
前述のとおり、現在時刻における太陽の向き、すなわち、太陽光の画面への入射角は、自車位置および自車の方向がわかれば一義的に決まるため、取得した位置情報と、移動速度と、地図データと、時刻情報とに基づいて、計算可能である。
そして、所定時間後(5秒後)の自車位置もまた、取得した位置情報と、移動速度と、地図データと、時刻情報とに基づいて計算可能であり、そのときの太陽光の画面への入射角についても計算可能である。
この際、所定時間後(5秒後)の太陽光の画面への入射角が、図13の破線の矢印で示すように、導光パイプ8Aの角度と同じであると予測された場合に、そのときのバックライト4Aの輝度をどのように制御するかを事前に計算しておく。
すなわち、所定時間後(5秒後)の自車位置と太陽光の位置とを計算し、当該計算した太陽光の位置により、所定時間後(5秒後)の太陽光が導光パイプ8Aにより導光される角度の外光になると判断した場合に、所定時間後(5秒後)に光源制御部12に対して指示する輝度制御の内容を決定しておく。
このように、太陽光の画面への入射に備えて、画面輝度を制御するプログラムを事前に実行して計算しておくことにより、実際に太陽光の入射があったときに、最小限の遅延で高精度に輝度上昇を実行できる。ただし、天候や障害物などによって、実際には太陽光が入射しない場合を考慮し、あくまでも照度センサ7Aが反応しない限りは輝度変化を実行しなくてもよい。
また、たとえ太陽光が画面に入射する場合でも、視認者にとって目障りとなる角度、つまり、導光パイプ8の設定角度以外で入射することが予測される場合には、輝度制御は行わなくてもよい。すなわち、導光パイプ8の角度も考慮に入れて、事前に画面輝度を制御するプログラムを実行する。
以上のように、この実施の形態3によれば、実施の形態1と同様の効果に加え、太陽光の画面への入射に備えて、画面輝度を制御するプログラムを事前に実行して計算しておくことにより、実際に太陽光の入射があったときに、最小限の遅延で高精度に輝度上昇を実行できる。
なお、以上の実施の形態1〜3では、表示装置1がバックライト4を用いるものとして説明したが、この発明は、必ずしもバックライトを用いているディスプレイに限らず、他のディスプレイにも適用することができる。
例えば表示部(ディスプレイ)3として有機ELディスプレイを用いた場合には、自己発光している素子のうちどの部分の素子の輝度を上げればよいかを制御するようにすればよい。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 車載用表示装置(移動体用表示装置)、2 筐体、3 表示部(ディスプレイ)、4,4A,4B バックライト、5 導光板、6 反射板、7,7A,7B 照度センサ、8,8A,8B 導光パイプ、9 回路基板、10 中央制御部、11 映像制御部、12 光源制御部、13 導光パイプ制御部、21,21A,21B シート位置/角度検出センサ、22 自車位置検出センサ、23 移動速度検出センサ、24 地図情報記憶部、30 道路、31 自車。

Claims (3)

  1. 移動体に持ち込みまたは搭載して使用される移動体用表示装置において、
    前記移動体用表示装置の画面に対する所定の入射角度からの外光のみを導光する導光パイプと、
    前記導光パイプにより導光された外光による照度を所定の閾値以上の照度として検出する照度センサと、
    前記移動体用表示装置全体を制御する中央制御部と、
    前記中央制御部からの指示を受けて、前記移動体用表示装置の画面の全体および部分的な輝度を制御する光源制御部と、を備え、
    前記導光パイプと前記照度センサは、前記導光パイプで導光された外光が前記移動体用表示装置の画面で反射した反射光が前記移動体内の視認者の目線へ向かう位置に設けられており、
    前記中央制御部は、前記照度センサにより前記所定の閾値以上の照度が検出された場合に、当該照度センサに対応する前記移動体用表示装置の画面のうち前記視認者に近い部分の輝度を上昇させるように前記光源制御部に対して指示を行う
    ことを特徴とする移動体用表示装置。
  2. 前記視認者の位置を検出するシート位置/角度検出センサと、
    前記導光パイプの角度を制御する導光パイプ制御部と、をさらに備え、
    前記中央制御部は、前記シート位置/角度検出センサにより検出された前記視認者の位置に応じて、前記導光パイプにより導光された外光が前記移動体用表示装置の画面で反射した反射光が前記視認者の目線へ向かう角度になるように、前記導光パイプの角度を変えるよう、前記導光パイプ制御部に対して指示を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の移動体用表示装置。
  3. 前記中央制御部は、
    前記移動体の位置情報と、前記移動体の移動速度と、地図データと、時刻情報とを取得するとともに、
    当該取得した前記移動体の位置情報と、前記移動体の移動速度と、前記地図データと、前記時刻情報とに基づいて、所定時間後の前記移動体の位置と太陽光の位置とを計算し、
    当該計算した太陽光の位置により、前記所定時間後の太陽光が前記所定時間後に前記導光パイプにより導光される角度の外光になると判断した場合に、前記所定時間後に前記光源制御部に対して指示する輝度制御の内容を決定しておく
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の移動体用表示装置。
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