JP6003841B2 - Uoe鋼管のピーキング低減方法 - Google Patents

Uoe鋼管のピーキング低減方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6003841B2
JP6003841B2 JP2013160280A JP2013160280A JP6003841B2 JP 6003841 B2 JP6003841 B2 JP 6003841B2 JP 2013160280 A JP2013160280 A JP 2013160280A JP 2013160280 A JP2013160280 A JP 2013160280A JP 6003841 B2 JP6003841 B2 JP 6003841B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peaking
uoe steel
steel pipe
die
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013160280A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015030004A (ja
Inventor
秀徳 開
秀徳 開
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Priority to JP2013160280A priority Critical patent/JP6003841B2/ja
Publication of JP2015030004A publication Critical patent/JP2015030004A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6003841B2 publication Critical patent/JP6003841B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、UOE鋼管のピーキング量を低減する方法に関するものである。
UOE鋼管を製造する場合、まずパイプ素材である鋼板(被成形材)をCプレス成形し、ついでUプレス成形後、Oプレス成形にてほぼ円管状に成形し、さらに突き合わせ部を溶接後、拡管機を用いて拡管して所定の形状寸法にしている。
このようなUOE鋼管の製造上の問題点は、Oプレス成形後のピーキング(突合わせ部の尖がり)が大きくなることである。ピーキングは、Oプレス成形によるO成形時の突合わせ部近傍の変形が不十分な場合に発生する。このピーキングは、その後の工程でも十分に矯正されずに製品(UOE鋼管)に残ってしまうと、形状不良となる場合がある(例えば、特許文献1参照)。
このUOE鋼管のピーキング量を測定する方法としては、図1にUOE鋼管の管端部の正面図、図2に図1の要部拡大図を示すように、UOE鋼管1の管端部において溶接部3の内面に製品の正規の曲率を有するテンプレート9を押し当て、UOE鋼管1の内面とテンプレート9との隙間を隙間ゲージで測定してピーキング量PKとする方法がある。
そして、このピーキング量PKを低減するために、Cプレス成形やOプレス成形の設定を調整することが行われていた。
特開平8−294727号公報
近年、需要家からの寸法精度厳格化の要求があり、寸法精度の一つであるピーキングの許容量(ピーキング公差)についても厳格化が求められている。
しかしながら、従来のようなCプレス成形やOプレス成形の設定を調整する方法だけでは、厳格化するピーキング公差を充分に満足することができない。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、UOE鋼管を製造する場合に、製品(UOE鋼管)のピーキング量を的確に低減することができるUOE鋼管のピーキング低減方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有する。
[1]UOE鋼管の製造において、被成形材をOプレス成形にてほぼ円管状に成形し、その突き合わせ部を溶接後、拡管機を用いて拡管する際に、拡管機のコーンに設置されているダイス群のうち、被成形材の溶接部直下に位置するダイスの両隣のダイスについて、コーンとの間に補正ライナーを配置して当該ダイスの高さ位置を上昇させることで、UOE鋼管のピーキング量を低減することを特徴とするUOE鋼管のピーキング低減方法。
本発明により、UOE鋼管を製造する場合に、製品(UOE鋼管)のピーキング量を的確に低減することができる。
UOE鋼管のピーキング量の測定方法を示す図である。 図1の要部拡大図である。 拡管機の側面図である。 本発明の一実施形態を示す横断面図である。 本発明の実施例の結果を示す図である。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
本発明の一実施形態においては、突き合わせ部を溶接後の被成形材を拡管する拡管機を用いて、UOE鋼管のピーキング量を低減するようにしている。
図3は、その拡管機を示す側面図である。拡管機10は、突き合わせ部を溶接後の被成形材(拡管前の被成形材)2を拡管するために、固定配置されたブーム11と、ブーム11中を長手方向に移動するプルロッド12と、プルロッド12の先端に取り付けられていて外周面が長手方向にテーパ形状になっているコーン13と、そのコーン13の外周面に当接してブーム11の先端に連結部材15を介して連結されていてプルロッド12の長手方向後方への移動によるコーン13の長手方向への移動によって拡径するダイス群14を備えている。
これによって、拡管機10では、ブーム11の中にあるプルロッド12を後方(図3中の右方向)に引くことによって、コーン13が後方に引っ張られ、コーン13の外側にあるダイス群14が拡径し、拡管前の被成形材2を内側から押し広げて拡管するようになる。
なお、コーンとダイス群の間にテーパセグメントが介在している場合もあるが、その場合には、ダイス群とテーパセグメントを一体としてダイス群14と呼ぶことにする。
その上で、この実施形態においては、拡管機10により拡管前の被成形材2を拡管する際に、拡管機10のコーン13に設置されているダイス群14のうち、拡管前の被成形材2の溶接部3直下に位置するダイス14aの両隣のダイス14b、14cについて、コーン13との間に補正ライナー16を配置して、ダイス14b、14cの高さ位置を上昇させるようにしている。
なお、補正ライナー16の厚さtは、補正ライナー16が無い場合(t=0)の場合に発生する平均的なピーキング量PK0を適切に補正できる厚さにすればよい。例えば、下式のようにすればよい。
t=k×PK0
k=1.0〜2.0
これによって、溶接部3直下に位置するダイス14aの拡管量よりも、両隣のダイス14b、14cの拡管量の方が大きくなり、溶接部3の尖がり(曲率)が減少するので、UOE鋼管(製品)1のピーキング量PKを低減することができる。
本発明の実施例として、API規格 5L X65 PSL2、外径1067mm、管厚22.0mm、管長12320mmのUOE鋼管を製造した。なお、ピーキング公差(上限)は1.5mmであった。
そして、まず、従来例として、補正ライナー16が無い状態(t=0)で拡管を行った。その結果、図5(a)に示すように、従来例では、ピーキング量PKの平均値PK0は1.85mmであり、ピーキング公差1.5mm以下を満足している本数は製造本数の約30%であった。
これに対して、本発明例として、上記の本発明の一実施形態に基づいて拡管を行った。なお、補正ライナーの厚さtは2mmとした。その結果、図5(b)に示すように、本発明例では、ピーキング量PKの平均値は1.00mmであり、ピーキング公差1.5mm以下を満足している本数は製造本数の約98%であった。
これによって、本発明の有効性が確認された。
1 UOE鋼管
2 突き合わせ部を溶接後の被成形材(拡管前の被成形材)
3 溶接部
9 テンプレート
10 拡管機
11 ブーム
12 プルロッド
13 コーン
14 ダイス群
14a 溶接部直下のダイス
14b、14c 溶接部直下のダイス14aの両隣のダイス
15 連結部材
16 補正ライナー

Claims (1)

  1. UOE鋼管の製造において、被成形材をOプレス成形にてほぼ円管状に成形し、その突き合わせ部を溶接後、拡管機を用いて拡管する際に、拡管機のコーンに設置されているダイス群のうち、被成形材の溶接部直下に位置するダイスの両隣のダイスについて、コーンとの間に補正ライナーを配置して当該ダイスの高さ位置を上昇させることで、被成形材の溶接部直下に位置するダイスの拡管量よりも、被成形材の溶接部直下に位置するダイスの両隣のダイスの拡管量の方が大きくなるようにして、UOE鋼管のピーキング量を低減することを特徴とするUOE鋼管のピーキング低減方法。
JP2013160280A 2013-08-01 2013-08-01 Uoe鋼管のピーキング低減方法 Active JP6003841B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013160280A JP6003841B2 (ja) 2013-08-01 2013-08-01 Uoe鋼管のピーキング低減方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013160280A JP6003841B2 (ja) 2013-08-01 2013-08-01 Uoe鋼管のピーキング低減方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015030004A JP2015030004A (ja) 2015-02-16
JP6003841B2 true JP6003841B2 (ja) 2016-10-05

Family

ID=52515804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013160280A Active JP6003841B2 (ja) 2013-08-01 2013-08-01 Uoe鋼管のピーキング低減方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6003841B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2817620B2 (ja) * 1994-04-22 1998-10-30 住友金属工業株式会社 メカニカル拡管機ヘッド
JPH09239447A (ja) * 1996-03-11 1997-09-16 Nkk Corp Uoe鋼管の製造方法
RU2465086C1 (ru) * 2008-11-25 2012-10-27 Сумитомо Метал Индастриз, Лтд. Устройство правки формы трубных концов для металлических труб uoe

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015030004A (ja) 2015-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6262166B2 (ja) ベンディングプレス成形用金型
JP6088783B2 (ja) ラック付き管部材製造方法
JP5868891B2 (ja) 異径管状部品の製造方法
JP6070967B2 (ja) 溶接鋼管の製造方法
JP6607102B2 (ja) 溶接鋼管の成形方法および成形装置並びに溶接鋼管の製造方法および製造設備
JP2009050888A (ja) パイプ拡管方法
JP2013049061A (ja) 溶接鋼管の製造方法及び溶接鋼管
JP5262746B2 (ja) Uoe金属管の管端形状矯正方法
JP2817620B2 (ja) メカニカル拡管機ヘッド
JP2015147239A (ja) 電縫鋼管の製造方法
JP6137307B2 (ja) ベンディングプレス装置およびベンディングプレス方法ならびに鋼管の製造装置および鋼管の製造方法
US10702902B2 (en) Method of manufacturing flaring-processed metal pipe
JP5333281B2 (ja) Uoe鋼管の拡管時湾曲防止方法
JP6003841B2 (ja) Uoe鋼管のピーキング低減方法
JPWO2014192043A1 (ja) 鋼管のプレス成形方法および鋼管の製造方法
JP2017113769A (ja) 扁平リングの成形工法及びその装置
JP5857876B2 (ja) Uoe鋼管製造用の拡管機
JP4906849B2 (ja) 鋼管の拡管成形方法および鋼管の拡管成形装置
JP6028931B2 (ja) 鋼管の製造方法およびその製造装置
JPWO2014188944A1 (ja) 鋼管の製造方法
JPWO2011016434A1 (ja) 金属管の端部を拡管するためのプラグ、プラグを用いた拡管方法及び金属管の製造方法
JP5867071B2 (ja) 厚肉電縫鋼管の製造方法
JP2011115817A (ja) 溶接用部材及びその製造方法
JP2016137503A (ja) 溶接鋼管の製造装置およびそれを用いた溶接鋼管の製造方法
JP5291306B2 (ja) 異径管継ぎ手

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150326

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160302

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160809

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160822

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6003841

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250