JP6003407B2 - 携帯端末装置 - Google Patents

携帯端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6003407B2
JP6003407B2 JP2012189925A JP2012189925A JP6003407B2 JP 6003407 B2 JP6003407 B2 JP 6003407B2 JP 2012189925 A JP2012189925 A JP 2012189925A JP 2012189925 A JP2012189925 A JP 2012189925A JP 6003407 B2 JP6003407 B2 JP 6003407B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal device
housing
unit
mobile terminal
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012189925A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014049868A (ja
Inventor
白石 充孝
充孝 白石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2012189925A priority Critical patent/JP6003407B2/ja
Publication of JP2014049868A publication Critical patent/JP2014049868A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6003407B2 publication Critical patent/JP6003407B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Telephone Set Structure (AREA)

Description

本発明は携帯端末装置に関し、特に折り畳み可能な携帯端末装置に関する。
近年、携帯電話やスマートフォンなどの携帯端末装置が普及している。特に、携帯電話においては、折り畳み式の端末が広く普及している。また、スマートフォンにおいても、折り畳み可能な端末が提案されている。
例えば、特許文献1には、折り畳み可能に連結された2つの筐体を備える携帯電子機器が開示されている。特許文献1に開示された携帯電子機器は、それぞれの筐体に表示部を備える。さらに、携帯電子機器は、それぞれの筐体の表示部が設けられた面にマイク及びスピーカを備える。そして、利用者が携帯電子機器を保持する向きに応じて、それぞれの筐体に設けられたマイクとスピーカの動作が切り替わる。これにより、利用者は、携帯電子機器を保持する向きを意識することなく通話することができる。
特開2011−109457号公報
しかしながら、マイク及びスピーカを備える折り畳み式の形態端末装置においては、開閉状態に応じて、マイクとスピーカとの相対的な位置関係が変化する。このため、開閉状態によっては、通話等が困難になってしまい、携帯端末装置の利便性が低くなるという問題がある。
上記課題に鑑み本発明の目的は、開閉状態に拘らず携帯端末装置の利便性の低下を抑制することができる携帯端末装置を提供することである。
本発明の一態様にかかる携帯端末装置は、第1の表示部が設けられた第1の面を有する第1の筐体と、第2の表示部が設けられた第2の面を有する第2の筐体と、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを回転軸を中心に連結し、前記第1及び第2の筐体が少なくとも第1の状態において前記第1の面と前記第2の面とをそれぞれ外側に向けて連結する連結部と、前記第1の面上であって前記回転軸と平行な第1の方向端部に設けられた第1の音声出力部と、前記第2の筐体の側面のうち前記第1の方向と反対方向である第2の方向端部の第1の側面に設けられた第1の音声入力部と、を備えるものである。
本発明により、開閉状態に拘らず携帯端末装置の利便性の低下を抑制することができる携帯端末装置を提供することができる。
実施の形態にかかる開状態の携帯端末装置の平面図である。 実施の形態にかかる開状態の携帯端末装置の背面図である。 実施の形態にかかる開状態の携帯端末装置の下面図である。 実施の形態にかかる開状態の携帯端末装置の上面図である。 実施の形態にかかる開状態の携帯端末装置の断面図である。 実施の形態にかかる閉状態の携帯端末装置の平面図である。 実施の形態にかかる閉状態の携帯端末装置の背面図である。 実施の形態にかかる閉状態の携帯端末装置の下面図である。 実施の形態にかかる閉状態の携帯端末装置の上面図である。 実施の形態にかかる閉状態の携帯端末装置の断面図である。 実施の形態にかかる携帯端末装置のブロック図である。 実施の形態にかかる携帯端末装置の動作を説明するための表である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図5は、携帯端末装置1の開状態を示す図である。図1は、本実施の形態にかかる携帯端末装置1の開状態における正面図である。図2は、携帯端末装置1の開状態における背面図である。図3は、携帯端末装置1の開状態における下面図である。図4は携帯端末装置1の開状態における上面図である。図5は、図2のA−A断面における概略断面図である。
また、図6〜図10は、携帯端末装置1の閉状態を示す図である。図6は、携帯端末装置1の閉状態における正面図である。図7は、携帯端末装置1の閉状態における背面図である。図8は、携帯端末装置1の閉状態における下面図である。図9は携帯端末装置1の閉状態における上面図である。図10は、図7のB−B断面における概略断面図である。なお、本実施の形態にかかる携帯端末装置1は、例えばスマートフォン、タブレット型の携帯端末装置、携帯電話、ゲーム機、電子書籍端末などである。
<携帯端末装置1の構成>
始めに、図1〜図10を参照して、携帯端末装置1の構成について説明する。本実施の形態にかかる携帯端末装置1は、第1の筐体10と、第2の筐体20と、を備える。携帯端末装置1は、第1の筐体10と第2の筐体20との間にヒンジ30を備える(例えば、図1及び図2参照)。
ヒンジ30(連結部)は、第1の筐体10と第2の筐体20とを開閉可能に連結する。より詳細には、ヒンジ30は、第1の筐体10と第2の筐体20とを回転軸を中心に開閉可能に連結する。言い換えると、ヒンジ30は、携帯端末装置1が閉状態(第1の状態)から開状態(第2の状態)へ、または、開状態(第2の状態)から閉状態(第1の状態)へと変化可能に、第1の筐体10と第2の筐体20とを連結する。また、ヒンジ30は、閉状態において第1の筐体10の主面100a(第1の面)と第2の筐体20の主面200a(第2の面)とをそれぞれ外側に向けて連結する。言い換えると、ヒンジ30は、閉状態において、主面100aと主面200aとが反対方向を向くように、第1の筐体10と第2の筐体20とを連結する。また、ヒンジ30は、閉状態(第1の状態)から開状態(第2の状態)に回転軸を中心に第1筐体10と第2筐体20とを相対回転する。そして、ヒンジ30は、閉状態における第1及び第2の筐体10、20を保持し、開状態における第1及び第2の筐体10、20を保持する
第1の筐体10は、表示部11と、レシーバ12と、マグネット13と、を備える(図1及び図2参照)。具体的には、第1の筐体10は、主面100a上に、表示部11及びレシーバ12を備える。第1の筐体10の主面100aは、略矩形である。より詳細には、主面100aは、携帯端末装置1の上側(図1における上側)(第1の方向)の短辺101aと、携帯端末装置1の下側(図1における下側)(第2の方向)の短辺101bと、短辺101a、101bを挟む長辺101c、101dにより構成される平面である。主面100a(第1の面)は、第1の筐体10を構成する面のうち、最も広い面であって、閉状態において携帯端末装置1の外側を向く平面である。
表示部11(第1の表示部)は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)であり、第1の筐体10内部に格納された表示制御部(図示省略)の制御に応じて、画像を表示する。勿論、表示部11は、LCDに限られず、他の表示デバイス(有機EL(Electro Luminescence)等)であってもよい。表示部11は、主面100aの略中央に位置する。なお、表示部11は、タッチパネル等の操作部を備える(図示省略)。
レシーバ12(第1の音声出力部)は、通話時において、通話相手の音声を出力する。また、レシーバ12は、通話時以外において、動画や音楽等の音声を出力するスピーカとしても動作する。
第1の筐体10は、主面100a上であって、ヒンジ30の回転軸と平行な第1の方向(図1における上側)の端部に、レシーバ12を備える。つまり、レシーバ12は、表示部11よりも上側に位置する。言い換えると、レシーバ12は、短辺101aと表示部11との間に位置する。勿論、図1に示すように、レシーバ12が位置する主面100aの端部とは、主面100aの短辺101a上のみを意味するものではなく、主面100aの短辺101a近傍を含む部分である。また、レシーバ12は、主面100aの短手方向の略中央に位置する。
マグネット13は、第1の筐体10の内部に位置する(図2及び図5参照)。マグネット13が配置される位置は、第2の筐体20内部の後述するホール素子26が配置される位置に対応する。より詳細には、携帯端末装置1の閉状態において、マグネット13とホール素子26が対向するように、マグネット13及びホール素子26が配置される。
第2の筐体20は、表示部21と、カメラ22と、メインマイク23と、スピーカ24と、サブマイク25と、ホール素子26と、基板27と、バッテリ28と、を備える(図3及び図4参照)。第2の筐体20の主面200aは、略矩形である。より詳細には、主面200aは、携帯端末装置1の上側(図1における上側)の短辺201aと、携帯端末装置1の下側(図1における下側)の短辺201bと、短辺201a、201bを挟む長辺201c、201dにより構成される平面である。主面200a(第2の面)は、第2の筐体20を構成する面のうち、最も広い面であって、閉状態において携帯端末装置1の外側を向く平面である。
表示部21(第2の表示部)は、例えばLCDであり、第2の筐体20内部に格納された表示制御部(図示省略)の制御に応じて、画像を表示する。勿論、表示部21は、LCDに限られず、他の表示デバイス(有機EL等)であってもよい。表示部21は、主面200aの略中央に位置する。なお、表示部21は、タッチパネル等の操作部を備える(図示省略)。
カメラ22(撮像部)は、図示しない撮像素子を有する。カメラ22は、ユーザの操作に応じて撮像処理を実行し、画像データや動画データを生成する。カメラ22は、表示部21よりも短辺201a側に位置する。言い換えると、カメラ22は、短辺201aと表示部21との間に位置する。
メインマイク23(第1の音声入力部)は、周囲の音を収音するマイク装置である。具体的には、メインマイク23は、通話時におけるユーザの声や、動画撮影時における周囲の音声等を収音する。
スピーカ24(第2の音声出力部)は、通話時(ハンズフリー通話)において、通話相手の音声を出力する。また、スピーカ24は、通話時以外において、音声付き動画や音楽等の音声を出力する。
メインマイク23及びスピーカ24は、第2の筐体20の側面のうち、ヒンジ30の回転軸と平行な第1の方向(図1における上側)と逆の方向である第2の方向の端部(図1における下側)の側面200b(第1の側面)に位置する(図3参照)。メインマイク23は、スピーカ24よりもヒンジ30側(第1の筐体10側)に位置する。側面200bは、第1の筐体10の短辺101bを含む側面(第1の筐体10の下側の側面)100bと同じ向きの面である。本実施の形態においては、第1の筐体10の側面100bと第2の筐体20の側面200bとは、略同一面に位置する。なお、第1の筐体10の側面100c(第1の筐体10の上側の側面)と第2の筐体20の側面200c(第2の筐体20の上側の側面)も同様に、略同一面に位置する。
サブマイク25(第2の音声入力部)は、周囲の音を収音するマイク装置である。具体的には、サブマイク25は、通話時(ハンズフリー通話)におけるユーザの声や、動画撮影時における周囲の音声等を収音する。
サブマイク25は、第2の筐体20の上側の側面200cに位置する(図4参照)。より詳細には、サブマイク25は、メインマイク23が設けられた面(側面200b)と反対側の側面200c(第2の側面)に位置する。なお、ヒンジ30からサブマイク25までの距離と、ヒンジ30からメインマイク23までの距離とは、略同じ距離である(図3及び図4参照)。
ホール素子26は、第2の筐体20内部に位置する(図2及び図5参照)。ホール素子26は、第1の筐体10内部に配置されたマグネット13から発生する磁界を検出する。ホール素子26が磁界を検出することにより、基板27は、携帯端末装置1が閉状態になったことを判定できる(図10参照)。
基板27は、回路素子を有する。ここで、回路素子は、例えば携帯端末装置1を駆動するためのプロセッサ、メモリ、通信モジュール等の集積回路装置や、カメラ22を制御する回路等である。本実施の形態においては、基板27は、第2の筐体20の内部であって、第2の筐体20の中央よりも上側(第1の方向側)に位置する(図2及び図5参照)。
バッテリ28は、基板27や、表示部11、21に電源を供給する。バッテリ28は、例えばリチウムイオン二次電池である。バッテリ28は、第2の筐体20の内部であって、基板27よりも下側(第2の方向側)に位置する(図2参照)。
携帯端末装置1の開状態においては、主面100aと主面200aとは、略同一方向を向いている(図1参照)。このため、携帯端末装置1の開状態においては、主面100aと主面200aとが、略同一面となる(図3及び図4参照)。つまり、主面100aと主面200aとがなす角度が略180度なる。このため、表示部11、21も略同一面に位置する。したがって、ユーザは、2つの表示部11、21により構成される大画面を用いて、動画視聴等をすることができる。
また、開状態においては、レシーバ12は第1の筐体10の主面100aに位置している。スピーカ24は第2の筐体20の側面200bに位置している。このため、ユーザが、第1の筐体10の背面100d及び第2の筐体20の背面200dを下向きにして、開状態の携帯端末装置1を机等に置いた場合であっても、レシーバ12及びスピーカ24は塞がれない。したがって、レシーバ12及びスピーカ24から出力される音量や音質の低下を抑制できる。
メインマイク23は第2の筐体20の側面200bに位置している。サブマイク25は第2の筐体20の側面200cに位置している。このため、ユーザが、第1の筐体10の背面100d及び第2の筐体20の背面200dを下向きにして、開状態の携帯端末装置1を机等に置いてハンズフリー通話を行う場合であっても、メインマイク23及びサブマイク25は塞がれない。したがって、開状態において、メインマイク23及びサブマイク25の収音性能の低下を抑制できる。
一方、携帯端末装置1が閉状態の場合、第1の筐体10の背面100dと第2の筐体20の背面200dとが当接する(図8及び図9参照)。言い換えると、携帯端末装置1の閉状態においては、第1の筐体10の主面100aと、第2の筐体の主面200aとが外側を向いている(図6及び図7参照)。つまり、携帯端末装置1の閉状態において、主面100aと主面200aとは、反対方向を向いている。
このため、携帯端末装置1が閉状態の場合、主面100aの表示部11は、主面200aのカメラ22に対して、筐体の厚み方向において反対方向を向いている。その結果、ユーザは、表示部11に表示された撮像画像(カメラ22を用いて撮像された画像)を見ながら写真撮影や動画撮影を行うことができる。
なお、第2の筐体20は、側面200bにメインマイク23を備え、側面200cにサブマイク25を備える。言い換えると、携帯端末装置1は、閉状態において当接する背面100b、200bにメインマイク23及びサブマイク25を有していない。このため、携帯端末装置1が閉状態の場合であっても、メインマイク23及びサブマイク25は携帯端末装置1の外側に露出している。したがって、閉状態においても、メインマイク23及びサブマイク25の収音性能の低下を抑制できる。
<携帯端末装置1の動作>
続いて、本実施の形態にかかる携帯端末装置1の動作例について説明する。携帯端末装置1のブロック図を図11に示す。携帯端末装置1は、制御部40と、表示部11と、表示部21と、レシーバ12と、スピーカ24と、メインマイク23と、サブマイク25と、ホール素子26と、カメラ22と、通信部41と、を備える。なお、図11は、携帯端末装置1の動作を説明するために必要なブロックのみを示している。そのため、携帯端末装置1が、図11に示されていないブロックを備えていてもよいことは言うまでもない。
制御部40は、第2の筐体20内部に配置された基板に設けられた演算装置である。制御部40は、開閉状態やアプリケーションソフトウェアに基づいて、レシーバ12、スピーカ24、メインマイク23、及びサブマイク25の動作状態を制御する。より詳細には、制御部40は、開閉状態と実行中のアプリケーションソフトウェア(以下、実行アプリケーションソフトウェアと称す)の種類とに基づいて、レシーバ12等の動作状態を制御する。ここで、動作状態の制御とは、例えば、レシーバ12から音声を出力する(動作する)か、音声を出力しない(休止する)かの制御を意味する。なお、制御部40は、レシーバ12等を休止する制御を行う場合、レシーバ12への電源供給を遮断することによって休止する制御を行ってもよいし、電源供給は行いつつ、レシーバ12をスリープ状態とすることによって休止する制御を行ってもよい。通信部41は、無線通信におけるデータの送受信等を行う。
携帯端末装置1の状態(開閉状態及び実行アプリケーションソフトウェア)と、レシーバ12、スピーカ24、メインマイク23、及びサブマイク25の動作状態と、を対応付けた表を図12に示す。制御部40は、図12の表を参照して、レシーバ12、スピーカ24、メインマイク23、及びサブマイク25の動作状態を制御する。図12に示した表に関する情報は、図示しないメモリ等に予め格納されている。なお、制御部40は、第2の筐体20に設けられたホール素子26の検出結果に基づいて、携帯端末装置1の開閉状態を検出する。
まず、携帯端末装置1が閉状態であって、実行アプリケーションソフトウェアが音声通話の場合について説明する。この場合、制御部40は、レシーバ12、メインマイク23、及びサブマイク25を動作する制御を行う。また、制御部40は、スピーカ24を休止する制御を行う。なお、音声通話が開始する前においては、スピーカ24が着信音を鳴動してもよい。
ユーザが、閉状態の携帯端末装置1を顔にあてた場合、ユーザの耳にレシーバ12が接近し、ユーザの口にメインマイク23が接近する。このため、閉状態においてレシーバ12及びメインマイク23が動作することにより、通常の音声通話が可能となる。このとき、メインマイク23近傍に配置されたスピーカ24を休止する制御を行うことにより、メインマイク23が、スピーカ24から出力される音声(通話相手の声)を収音してしまうことを防止できる。
さらに、制御部40は、サブマイク25を動作する制御を行って、携帯端末装置1の周囲の音を収音する。そして、制御部40は、収音した音の音声波形の位相を反転させ逆位相の信号を生成して、通話相手からの音声信号に重ね合わせる。つまり、制御部40は、周囲の音(雑音)の逆位相の音声信号と通話相手から音声信号とを混合した音声信号を生成する。そして、制御部40は、生成した音声信号をレシーバ12に出力する。レシーバ12は、制御部40から入力された音声信号をアナログ変換した音声を出力する。このため、レシーバ12から出力される音声に含まれる逆位相の音声が周囲の音を打ち消す。したがって、制御部40は、雑音である周囲の音を除去することができる。つまり、制御部40は、サブマイク25から収音した音を用いて、ノイズキャンセルを行う。これにより、携帯端末装置1は、出力音声の品質を向上することができる。なお、ノイズキャンセル技術については、公知の技術を用いることができるため、詳細な説明は省略する。また、メインマイク23及びサブマイク25は、第2の筐体20の側面に位置しているが、広範囲の音声を収音可能に構成されており、周囲の音やユーザの話し声を適切に収音できる。
なお、ユーザが閉状態の携帯端末装置1を用いて通話を行う場合、ユーザは、携帯端末装置1を把持する。このため、第1の筐体10の主面100aは、ユーザの顔にあたる。一方、第2の筐体20の主面200aは、ユーザの掌にあたる。このため、ユーザは、主面200aの表示部21に設けられたタッチパネルを誤って操作してしまう恐れがある。したがって、制御部40は、携帯端末装置1が閉状態であって、実行アプリケーションソフトウェアが音声通話の場合、表示部21のタッチパネルへの入力を無効にする。
次に、携帯端末装置1が開状態であって、実行アプリケーションソフトウェアが音声通話(ハンズフリー)の場合について説明する。例えば、ユーザが、携帯端末装置1をテレビ電話として使用する場合である。この場合、制御部40は、スピーカ24及びサブマイク25を動作する制御を行う。また、制御部40は、レシーバ12及びメインマイク23を休止する制御を行う。
スピーカ24は、通話相手の音声を出力する。サブマイク25は、ユーザの声を収音する。これにより、ハンズフリー機能を用いた音声通話が実現される。このとき、制御部40は、スピーカ24よりもサブマイク25に近い位置に設けられているレシーバ12を休止する制御を行う。このため、携帯端末装置1は、レシーバ12から出力される音声(通話相手の声)をサブマイク25が収音してしまうことを防止できる。同様に、制御部40は、サブマイク25よりもスピーカ24に近い位置に設けられているメインマイク23を休止する制御を行う。このため、携帯端末装置1は、スピーカ24から出力される音声をメインマイク23が収音してしまうことを防止できる。
次に、携帯端末装置1が開状態であって、実行アプリケーションソフトウェアが音声通話(ハンズフリー)の場合の別パターンについて説明する。制御部40は、レシーバ12及びメインマイク23を動作する制御を行う。また、制御部40は、スピーカ24及びサブマイク25を休止する制御を行う。
なお、ユーザが携帯端末装置1を耳にあてた状態で行われる通話(通常の音声通話)の場合と異なり、レシーバ12は、スピーカとして動作し、通常の音声通話時よりも大きな音量で通話相手の音声を出力する。
このとき、制御部40は、レシーバ12よりもメインマイク23に近い位置に設けられているスピーカ24を休止する制御を行う。このため、携帯端末装置1は、スピーカ24から出力される音声(通話相手の声)をメインマイク23が収音してしまうことを防止できる。同様に、制御部40は、メインマイク23よりもレシーバ12に近い位置に設けられているサブマイク25を休止する制御を行う。このため、携帯端末装置1は、レシーバ12から出力される音声をサブマイク25が収音してしまうことを防止できる。
なお、上記では、携帯端末装置1が開状態であって、実行アプリケーションソフトウェアが音声通話(ハンズフリー)の場合について2つのパターンを説明した。制御部40は、ユーザの手動操作に応じてパターンを切り替えてもよいし、携帯端末装置1の向きに応じてパターンを切り替えてもよい。
ここで、特許文献1に記載の携帯電子機器において、表示部が外側に向くように折り曲げるものではないが、携帯電子機器のそれぞれの表示部が外側を向くように折り畳んだ状態で通話する場合について考える。この場合、それぞれの筐体に設けられた一対のマイク及びスピーカも外側、つまり筐体の厚み方向において反対方向を向く。そのため、通話時において、利用者の顔(耳及び口)側に位置する筐体のマイク及びスピーカの一方のみが有効となる。
例えば、利用者の顔側の筐体に設けられたスピーカが有効となった場合、当該筐体のマイクは無効となり、利用者の顔側とは反対側(携帯電子機器を把持している利用者の手側)を向いた筐体のマイクが有効となる。このため、利用者は顔側の筐体に設けられたスピーカを用いて通話相手の音声を聞くことはできるが、顔側とは反対側を向いた筐体のマイクが利用者の音声を収音することが困難となる。したがって、端末が折り畳まれた状態において、携帯端末装置の利便性が低いという問題がある。
これに対して、本実施の形態にかかる携帯端末装置1は、上述したように、レシーバ12、スピーカ24、メインマイク23、及びサブマイク25を開閉状態に応じて切り替える。そのため、ユーザは、閉状態及び開状態のいずれの場合であっても、携帯端末装置1を用いて容易に通話することができる。したがって、携帯端末装置1は、利便性の低下を抑制することができる。
次に、携帯端末装置1が閉状態であって、実行アプリケーションソフトウェアが動画撮影の場合について説明する。例えば、ユーザが、カメラ22を用いて表示部11を見ながら動画の撮影を行うような場合である。この場合、制御部40は、メインマイク23及びサブマイク25を動作する制御を行う。また、制御部40は、レシーバ12及びスピーカ24を休止する制御を行う。携帯端末装置1は、メインマイク23とサブマイク25の2つのマイクを用いて、携帯端末装置1の周囲の音声を入力する。
このとき、メインマイク23は、側面200bに位置し、サブマイク25は、側面200cに位置している。つまり、メインマイク23及びサブマイク25は、第2の筐体20の長手方向の両端に位置している。このため、携帯端末装置1は、ステレオ録音をすることができる。例えば、ユーザは、携帯端末装置1の長手方向を横方向に向けて動画撮影を行う。勿論、動画の音声が入力されればよいため、制御部40は、メインマイク23またはサブマイク25のいずれか一方のみを動作する制御を行ってもよい。
次に、携帯端末装置1が開状態であって、実行アプリケーションソフトウェアが動画視聴の場合について説明する。ユーザが、表示部11、21を用いて動画の視聴を行うような場合である。この場合、制御部40は、レシーバ12及びスピーカ24を動作する制御を行う。また、制御部40は、メインマイク23及びサブマイク25を休止する制御を行う。
このとき、レシーバ12は、表示部11、21よりも第1の方向側に位置している。また、スピーカ24は、表示部11、21よりも第2の方向側に位置している。そのため、ユーザは、ステレオの音声を聴くことができる。例えば、ユーザは、携帯端末装置1を横にして(表示部11と表示部21とが上下方向に並ぶようにして)動画を視聴する。勿論、動画の音声が出力されればよいため、制御部40は、レシーバ12またはスピーカ24のいずれか一方のみを動作する制御を行ってもよい。
なお、制御部40は、表示部11、21を用いて、1つの動画を表示する制御を行うこともできる。例えば、制御部40は、動画の左半分(または上半分)を表示部11に表示する制御を行い、動画の右半分(または下半分)を表示部21に表示する制御を行うこともできる。これにより、携帯端末1は、表示部11のみまたは表示部21のみを用いて動画を表示するよりも大きな画面で動画を表示できる。
以上のように、本実施の形態にかかる携帯端末装置1の構成によれば、ヒンジ30は、第1の筐体10と第2の筐体20とを回転軸を中心に開閉可能に連結する。レシーバ12は、第1の筐体10の主面100a上であって、ヒンジ30の回転軸と平行な第1の方向端部に位置する。また、メインマイク23は、第2の筐体20の側面のうち、ヒンジ30の回転軸と平行な第2の方向端部の側面200bに位置する。このため、携帯端末装置1が開状態または閉状態のいずれの場合であっても、レシーバ12とメインマイク23とが携帯端末装置1の厚み方向において反対方向を向くことがない。そのため、携帯端末装置1は、開閉状態に拘らず、通話時において、レシーバ12を用いて通話相手の音声をユーザに対して出力するとともに、メインマイク23を用いて安定してユーザの音声を収音することができる。その結果、携帯端末装置1は、開閉状態に拘らず携帯端末装置の利便性の低下を抑制することができる。
以上、本発明を上記実施形態に即して説明したが、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、本願特許請求の範囲の請求項の発明の範囲内で当業者であればなし得る各種変形、修正、組み合わせを含むことは勿論である。
1 携帯端末装置
10 第1の筐体
11 表示部
12 レシーバ
13 マグネット
20 第2の筐体
21 表示部
22 カメラ
23 メインマイク
24 スピーカ
25 サブマイク
26 ホール素子
27 基板
28 バッテリ
30 ヒンジ
40 制御部
41 通信部

Claims (10)

  1. 第1の表示部が設けられた第1の面を有する第1の筐体と、
    第2の表示部が設けられた第2の面を有する第2の筐体と、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体とを回転軸を中心に連結し、前記第1及び第2の筐体が少なくとも全閉状態において前記第1の面と前記第2の面とをそれぞれ外側に向けて連結する連結部と、
    前記第1の面上であって前記回転軸と平行な第1の方向端部に設けられた第1の音声出力部と、
    前記第2の筐体の側面のうち前記第1の方向と反対方向である第2の方向端部の第1の側面に設けられた第1の音声入力部と、
    前記第1の側面の反対側に位置する第2の側面に設けられた第2の音声入力部と、
    前記第1の側面に設けられた第2の音声出力部と、
    アプリケーションソフトウェアを実行し、前記第1及び第2の筐体の全閉状態並びに全開状態と実行中の前記アプリケーションソフトウェアとに基づいて、前記第1の音声入力部、前記第2の音声入力部、前記第1の音声出力部、及び前記第2の音声出力部の動作状態を制御する制御部と、
    を備え
    前記第1及び第2の筐体が全開状態であり、かつ前記制御部が通話機能を実行している場合、前記制御部は、前記第1の音声入力部及び前記第1の音声出力部又は前記第2の音声入力部及び前記第2の音声出力部の一方を動作する制御を行い、他方を休止する制御を行う携帯端末装置。
  2. 前記第1の音声出力部は、前記第1の表示部よりも前記第2の側面側に設けられている請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 前記携帯端末装置は、前記アプリケーションソフトウェアとして、通話機能を有し、
    前記第1及び第2の筐体が全閉状態であり、かつ前記制御部が通話機能を実行している場合、前記制御部は、前記第1の音声入力部及び前記第1の音声出力部を動作する制御を行い、前記第2の音声出力部を休止する制御を行う請求項またはに記載の携帯端末装置。
  4. 前記第1及び第2の筐体が全閉状態であり、かつ前記制御部が通話機能を実行している場合、前記制御部は、前記第2の音声入力部をさらに動作する制御を行い、当該第2の音声入力部により収音された音声信号の位相を反転させ、位相を反転させた音声信号と、通話相手からの音声信号と、を混合し、前記第1の音声出力部が混合した音声信号に基づいて音声を出力する制御を行う請求項に記載の携帯端末装置。
  5. 前記第2の面に撮像部をさらに備え、
    前記撮像部を用いて動画の撮影を行う場合、前記制御部は、前記第1の音声入力部及び第2の音声入力部のうち少なくとも一方を動作する制御を行う請求項のいずれか一項に記載の携帯端末装置。
  6. 前記撮像部は、前記第2の表示部よりも、前記第2の側面側に設けられている請求項に記載の携帯端末装置。
  7. 前記第1の表示部が動画を表示している場合、前記制御部は、前記第1の音声出力部及び第2の音声出力部のうち少なくとも一方を動作する制御を行う請求項のいずれか一項に記載の携帯端末装置。
  8. 前記第1及び第2の筐体が全開状態において前記第1の面と前記第2の面とが互いに同一方向を向く請求項1〜のいずれか一項に記載の携帯端末装置。
  9. 基板及びバッテリをさらに備え、
    前記基板及びバッテリは、前記第2の筐体に設けられている請求項1〜のいずれか一項に記載の携帯端末装置。
  10. 前記連結部は、前記全閉状態から前記全開状態に回転軸を中心に第1の筐体と第2の筐体とを相対回転し、前記全閉状態及び前記全開状態をそれぞれ保持する請求項1〜のいずれか一項に記載の携帯端末装置。
JP2012189925A 2012-08-30 2012-08-30 携帯端末装置 Expired - Fee Related JP6003407B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012189925A JP6003407B2 (ja) 2012-08-30 2012-08-30 携帯端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012189925A JP6003407B2 (ja) 2012-08-30 2012-08-30 携帯端末装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014049868A JP2014049868A (ja) 2014-03-17
JP6003407B2 true JP6003407B2 (ja) 2016-10-05

Family

ID=50609139

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012189925A Expired - Fee Related JP6003407B2 (ja) 2012-08-30 2012-08-30 携帯端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6003407B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI111896B (fi) * 1995-11-24 2003-09-30 Nokia Corp Kaksitoimisen tiedonvälityslaitteen käyttöä helpottava toiminto ja kaksitoiminen tiedonvälityslaite
JPH118667A (ja) * 1997-06-17 1999-01-12 Nec Home Electron Ltd 携帯通信装置
JP4716238B2 (ja) * 2000-09-27 2011-07-06 日本電気株式会社 携帯端末装置の音響再生システム及び方法
JP2003284015A (ja) * 2002-03-22 2003-10-03 Nec Saitama Ltd 携帯電話機
US8698751B2 (en) * 2010-10-01 2014-04-15 Z124 Gravity drop rules and keyboard display on a multiple screen device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014049868A (ja) 2014-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1993968B (zh) 便携式通信终端
DK2553820T3 (en) METHOD AND APPARATUS FOR DETERMINING THE INTERACTION MODE
JP5187192B2 (ja) 携帯端末
KR20120102115A (ko) 듀얼 디스플레이 이동 통신 장치
JP2006197404A (ja) 携帯電話機
KR100754681B1 (ko) 휴대용 통신 장치 및 촬영 모드 감지 방법
KR20120034673A (ko) 다중 배향용 장치
WO2020038148A1 (zh) 移动终端
EP1928158A1 (en) Mobile phone for multimedia with self-cradling function
JP2014107714A (ja) 携帯端末装置
JP6003407B2 (ja) 携帯端末装置
JPWO2006025326A1 (ja) 視野角制御デバイス、表示装置、視野角制御デバイスの制御方法、視野角制御プログラム、および該プログラムを記録した記録媒体
JP2014068153A (ja) 携帯端末装置
JP4480545B2 (ja) 携帯通信端末
WO2020038153A1 (zh) 移动终端
JP2014107785A (ja) 携帯端末装置
JP4440289B2 (ja) 開閉式携帯端末装置
KR20100088983A (ko) 휴대 단말기
JP4267024B2 (ja) 折り畳み式携帯通信端末
KR101973650B1 (ko) 이동 단말기 및 그 동작 방법
JP2005252539A (ja) 携帯端末
JP4480546B2 (ja) 携帯通信端末
JP2005311728A (ja) 移動端末装置
US8676250B2 (en) Portable electronic device and control method therefor
JP2008301056A (ja) 携帯電話端末

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20150612

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150703

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160809

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160822

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6003407

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees