JP6002765B2 - 再生セルロース繊維 - Google Patents

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Description

本発明は、ビスコース法により得られる再生セルロース繊維に関する。
例えば、タンポンまたは吸収体などの衛生用途には、一般的に、衛生製品の吸収容量をできるだけ高くするために、液体保持容量が特に高い繊維が望ましい。
タンポンの製造に通常使用される先行技術による繊維材料は、普通ビスコース繊維、いわゆるトリローバルビスコース繊維、および綿である。以下でさらに説明するいわゆるシンジャイナ試験による前記繊維の比吸収容量は、綿で約4.0g/g、普通ビスコースで4.5g/g、トリローバルビスコース繊維で5.2g/gである。
タンポンメーカーの目標は、繊維材料および費用の最小の消費で、際立った吸収度を達成することである。
綿は、吸収容量が不十分なため、タンポン用の繊維材料として徐々に時代遅れになりつつあるが、トリローバル繊維は、普通ビスコースと比較して、製造にはるかに多くの費用がかかり、しかもそれらをタンポンに加工することは、さらに一層困難である。
セルロース繊維の吸収容量を増大させるための多くの異なったアプローチが報告されている:
1.モノマーをセルロース繊維にグラフトすることによる化学的改質
2.カルボキシメチルセルロース、キトサン、セルロースカルバメート、アルギン酸塩またはグアーガムなどの吸収性ポリマーをセルロース繊維マトリックスに配合することによる化学的改質
3.例えば、US−A4,129,679により知られている、例えば中空繊維またはつぶれた中空繊維などの繊維の物理的改質、または
4.例えば、EP−A10301874により知られている、長さ対幅の比が2:1から10:1の少なくとも3肢を備えた多肢押出孔を有する紡糸口金を使用することにより得られる多肢繊維(いわゆる「トリローバル」繊維)。
セルロース繊維の化学的改質の不利な点は、タンポンなどの非常に細心の注意を要する医学的用途のためにはコストも時間もかかる毒物学的および生理学的試験手順が必要なことであり、化学物質は恐らく安全と考えられるが、毒性のショック症候群(TSS)の発生のために、大部分のタンポンメーカーは化学的に改質された繊維材料の使用を避ける。
中空繊維およびつぶれた中空繊維の不利な点は、それらの高い水保持容量のために製造が困難であり、また、高い水保持容量の結果、繊維は洗浄中に大きく膨潤し、乾燥中に水素結合の形成のために互いに接着し、そのために、乾燥状態で脆くなり、湿潤状態ではつるつるし、それらをばらばらにしてカードされた布帛に加工することが困難になることである。
近年、多肢、特にトリローバルの繊維の使用は着実に増加してきた。
多肢ビスコース繊維の製造は、例えば、米国特許第5,634,914号および第5,458,835号およびEP−A1 0301874に記載されている。それらに開示された方法には、先行技術から知られた改質剤をある特定量含有していてもよい一般的に使用されるビスコースを、多肢形状、特にトリローバル形状の押出孔を通して従来型の紡糸浴中へ紡糸することが記載されている。前記方法の最も重要な特徴は、紡糸口金における多肢押出孔の形状が、フィラメントの断面の所望の形状と同様であることである。これらの文献の教示によれば、紡糸口金孔の幾何学的形状が繊維断面の形状を決定して、繊維断面の特定の長さ対幅の比は、押出孔を適切に設計することにより得ることができる。
それに加えて、多肢繊維に関する先行技術の教示によれば、そのような多肢繊維は、先行技術によるビスコース繊維、すなわち特にタンポンにおけるビスコース繊維の吸収容量と比較して増大した吸収容量を有しており、また、そのような繊維は、少なくとも3肢を有しなければならず、これらの繊維の各肢は、少なくとも2:1、最も好ましくは3:1から5:1の長さ対幅の比を示さなければならない。肢は、それらが折れ曲がって自分に重なるほど長くも細くもないという条件であれば、長さ対幅の比が大きいほど、繊維の自由体積と吸収容量との比率が大きい。
これらの文献は、緩徐な再生紡糸条件下では、例えば、酸レベルを低下させ且つ/または硫酸塩レベルを上げ且つ/またはビスコース改質剤を添加することにより、多肢繊維のさらに高い吸収容量が達成することができることも言及している。
ビスコース繊維の断面における中空空間が、前記繊維およびそれから製造される製品の吸収容量を増大させるということが、US−A4,362,159からさらに知られている。
WO2004/085720Aからは、断面の面積が前記断面に内接する最大の正三角形の面積より2.50倍未満、好ましくは2.40倍未満、特に好ましくは2.25倍未満大きい断面を有し、且つ以下で定義するシンジャイナ吸収容量が6.0g/g(繊維)を超える、中実の再生された普通ビスコース繊維が知られている。
WO2004/005595Aには、不規則なローブのある断面を有する吸収性の普通ビスコース繊維が記載されている。さらに、断面が不規則なビスコース繊維が、US4,129,679およびGB−A1,333,047に記載されている。
US6,403,217B1には、溶融紡糸法による改質された繊維断面を有する繊維を製造するための種々の型の形状が記載されている。溶融紡糸法は、ビスコース法で使用される湿式紡糸法とは根本的に異なる。
さらに、繊維は太いほど曲がりにくく、したがって、該繊維で作製された吸収性物品中の孔はつぶれるのが遅くなるので、繊度が増大すると、通常、繊維の吸収力が増大することが知られている。しかしながら、繊度を増大させることにより吸収容量を増大させる可能性は、特に多肢繊維においては限定される。
改良された吸収性セルロース繊維に対する必要性は依然として存在する。特に、繊度が増大した多肢セルロース繊維に対する必要性がある。
本発明は、断面が少なくとも2つの多肢の基本形状で形成され、基本形状は、各々の場合に、それらの肢端の少なくとも1つで別の基本形状の肢端に接続し、2つの肢端の接続から生じた接続している肢の長さが、他の肢のうちの最短の肢の長さの少なくとも1.5、好ましくは1.5から2.0倍長いことを特徴とする、多肢断面を有する再生セルロース繊維により、前記目的を達成したものである。
本発明の目的は、複数のセルロース繊維を複数含む繊維束によっても達成される。
本発明のさらなる態様は、本発明のセルロース繊維を製造する方法、並びに本発明のセルロース繊維および本発明の繊維束の使用に関する。
Y形の繊維断面を有する2本の繊維の配列(先行技術)を示す概略図である。 それらの肢の一端で互いに接続した2つの多肢基本形状を有する本発明の繊維の一実施形態の断面を示す概略図である。 それらの肢の一端で互いに接続した3つの多肢基本形状を有する本発明の繊維の一実施形態の断面を示す概略図である。 それらの肢の一端で互いに接続した4つの多肢基本形状を有する本発明の繊維の一実施形態の断面を示す概略図である。 各々の場合に、3つの基本形状で構成された本発明の繊維における中空空間の形成を示す概略図である。 10個の基本形状で構成された本発明の繊維における中空空間の形成を示す概略図である。 2本の非対称の多肢繊維で構成された本発明の繊維の断面を示す概略図である。 本発明の繊維を製造するために使用される紡糸口金の開口部の断面を示す概略図である。 本発明の繊維の断面を示す顕微鏡写真である。
本発明は、多肢セルロース繊維においては、断面形状が同じままでより太い繊維を紡糸することによる繊度の単なる増大は、繊維の吸収力に関する性質の改良をもたらさないという問題から出発する。
本発明は、前記目的を、繊維断面を比例的に増大させることによる繊度の増大でなく、繊維断面の増殖(multiplication)により達成する。したがって、それ自体は知られている多肢の基本形状がそれらの肢端で互いに接続して、その結果、このようにしてさらに高い繊度を有するさらに太い繊維が出現する。2つの肢端の接続から生じた接続している肢の長さは、他の肢の最短の肢の長さよりも少なくとも1.5、好ましくは1.5から2.0倍長いという尺度の結果として、繊維中心間の距離がかなり増大し、それにより、数本の繊維が互いに結合したときに、大きな中空空間が生じる。
好ましくは、基本形状は、Y形の基本形状、X形の基本形状およびそれらの混合からなる群から選択される。Y形、すなわち「トリローバル」の基本形状が特に好ましい。
図1は、従来のトリローバルの断面形状を有する2本の繊維1、2の配列を示す。繊維の肢により、繊維中心は大きい距離に保たれて、その結果、液体保持容量が大きい構造が形成される。
図2は、それらの一方の肢端で互いに接続した2つのトリローバルの基本形状1’、2’からなる本発明の繊維を示す(それらは説明のために、それぞれ黒および白で描いてある)。この場合、2つのY形の基本的構成要素間の距離は、先行技術のトリローバルの繊維(図1)と比較してかなり増大していることが、直ちに見てとれる。図2で図式的に例示したように、肢の接続により生じた接続している肢12の長さは、残余の肢の長さよりも好ましくは1.5から2.0倍長い。
図3および4に示したように、この効果は、3つ以上の基本形状、例えば、3つの基本形状1’、2’、3’(図3)、または4つの基本形状1’、2’、3’、4’(図4)を、それぞれ配列することにより、さらに増強することができる。
(元の基本形状が同じ寸法を有する場合)互いに接続された基本形状が多ければ多いほど、生じる繊維の繊度は高い。
互いに接続された基本形状の数は、好ましくは2から10の範囲、特に好ましくは2から4の範囲である。
このようにして、本発明の繊維構造により、液体の保持に適し、且つ、安定な、すなわち、繊維の肢の剛性のためにつぶれることのない中空空間が生成する。
これを図5(この場合、各々3つのY形の基本形状で構成される2本の繊維の配列)並びに図6に(この場合、互いに接続した10個のY形の基本形状で作製される繊維)図式的に例示する。
好ましくは、互いに接続した基本形状は、本発明の繊維において繊維の断面が、例えば、図2、3および4の実施形態で示したように、少なくとも1つの対称軸を示すように配列される。
好ましくは、それ自体知られた様式であるが、少なくとも一部の繊維の肢、好ましくは全ての肢が、2:1から10:1の長さ対幅の比を有する。
本発明の繊維の繊度は、好ましくは、2dtexから40dtex、特に好ましくは6から16dtexの範囲にある。従来のトリローバルのセルロース繊維は、典型的には3から4dtexの繊度を示す。本発明の繊維は、従来のものと比較してかなり高い繊度を示すことができるとともに、吸収性物品に適用するための性質が同時に改良されており、またはそれぞれ少なくとも同等に保たれている。
本発明のセルロース繊維は、短繊維、すなわち短く切断された繊維の形態、またはフィラメントのトウの形態で提供することができる。
さらに好ましい実施形態において、本発明のセルロース繊維は、基本形状の少なくとも1つの肢の長さが他の肢と異なり、且つ1つまたは幾つかの肢の長さが最短の肢(単数または複数)の長さよりも2から10倍長い非対称の繊維であってもよい。
複数のそのような非対称の繊維が同じ程度の圧力で圧縮された場合、密度がより低い製品が生じ、それは、吸収力は密度の上昇と共に直線的に減少するので、吸収性製品にとって有利であることが示された。それに加えて、そのような非対称の繊維は改良された捲縮を示す。
好ましくは、本発明の非対称のセルロース繊維中、その全ての基本形状において、全ての肢はそれらの長さが互いに異なる。そのような繊維は、本明細書においては、「完全に非対称の」セルロース繊維と称する。
非対称のセルロース繊維の各々において、少なくとも1つの肢は、好ましくは幅に関しても他の肢と異なっていてもよい。この場合、前記非対称のセルロース繊維の各々において、1つまたは幾つかの肢の幅は、最も狭い肢の幅よりも1.1から5倍広くてよい。
基本形状内で、非対称のセルロース繊維の肢の間の角度は、80°から140°であることができる。
図7は、2つの非対称の基本形状1’および2’で構成される本発明の繊維の例を図式的に示したものであり、該繊維は、各々の場合に、長い方の肢(肢の長さSaの)および同じ長さ(肢の長さSb)の2つの短い方の肢を含む。
本発明は、本発明のセルロース繊維をセルロース短繊維の形態で複数含む繊維束にも関する。
複数の繊維は、「繊維束」として、例えば、スパンレーヨン(多数の短繊維)、連続フィラメントのストランド、または繊維の大きな把として、理解することができる。
本発明の繊維束において、その中に含まれるセルロース繊維の断面は、好ましくは本質的に等しい。したがって、本質的に同じ断面構造(例えば、各々の場合、3つの互いに接続した基本形状で作製されたもの)を有する複数のセルロース繊維が提供される。
上記のように、繊維束が非対称の繊維を含むならば、繊維束に含まれる多肢繊維の好ましくは少なくとも10%、特に好ましくは少なくとも20%、最も好ましくは少なくとも50%が非対称の繊維である。好ましくは、繊維束に含まれる全ての繊維が非対称の繊維である。特に好ましくは、繊維束に含まれる全ての非対称の繊維の断面が本質的に等しい。
繊維束は、さらに他の繊維、例えば、多肢ではないセルロース繊維のみならず、異なった起源の、例えば他のポリマー由来の繊維も含むことができる。
本発明の再生セルロース繊維、および本発明の繊維束のそれぞれを製造する方法は、
− ビスコース紡糸塊を準備するステップ、
− ビスコース紡糸塊を少なくとも1つの紡糸口金の開口部を通して紡糸浴中に紡糸して、それによりフィラメントを形成するステップ
を含み、
紡糸口金の開口部が少なくとも2つの多肢副次開口部で形成され、副次開口部は、各々の場合に、それらの肢の少なくとも1つの端部で別の副次開口部の肢の端部に接続しているか、または出現するフィラメントが形成された肢端で相互に接続するように前記肢の端部に非常に接近していることを特徴とする方法。
したがって、例えばトリローバルの紡糸開口部を有する、それ自体は知られている紡糸口金が改変されて、各々の場合にトリローバルの数個、好ましくは2から4個の紡糸開口部が互いに非常に接近して配列されているため、ビスコースの紡糸中に生じるY形の繊維がそれらの肢端で隣接する繊維の肢端に融合して、その結果、数個のY形の基本形状で構成される本発明の繊維が形成されるようになっている。
本発明にしたがって、最短の肢の長さよりも少なくとも1.5倍長い、接続している肢の長さを達成するために、副次開口部の肢は適当な方法で寸法決めされるべきである。
任意選択により、本発明の方法は、本方法により製造された繊維と、他の繊維、例えば、従来の多肢繊維、多肢でない繊維および/または異なった起源の、例えば他のポリマー由来の繊維とを混合するステップを含むことができる。
好ましくは、本発明の方法は、紡糸口金が数個の開口部を含み、全ての開口部は本質的に同じ副次開口部配列を有するように構成される。結果として、好ましい形態、すなわち、例えば、本発明の繊維からなる繊維束中で全ての繊維が本質的に同じ断面を有する形態が達成される。
上記のような非対称の基本形状を生成させるために、少なくとも1つの肢が他の肢と長さが異なり、開口部の1つまたは幾つかの肢の長さが最短の肢(単数または複数)の長さよりも2から10倍長い開口部を通して、ビスコース紡糸塊が紡糸される。
さらに、本発明は、吸収性製品、衛生製品、特にタンポン、失禁用製品、衛生パッドおよびパンティーライナー、毛布、クッションおよび寝袋のための充填材料、食料品、特に肉製品用の包装材、紙、特に濾紙、フロック、衣類、特にインレーフリース、および創傷被覆材中における、本発明の再生セルロース繊維、および本発明の繊維束のそれぞれの使用に関する。
紙における使用には、特に短く切断された繊維の形態の本発明の繊維が好適である。
衣類分野においては、本発明の繊維は、任意選択により他の繊維と混合されてまたは多層構造として、特に湿気対策用の衣類布地に好適である。
比較可能な条件下で、繊度3.3dtexおよび6.4dtexのY繊維を紡出する。繊維の対称性はそれによっては変化せず、断面積は単純に比例して増加した。
次いで、吸収体を繊維から製造して、膨張容量並びに吸収容量(不織布および関連産業のためのEDANA/INDA標準的試験方法ERT350.0およびWSP350.1にそれぞれ従うシンジャイナ試験)を前記吸収体について試験する。
結果を以下の表にまとめる。
考察すると、繊度の高い繊維で作製された吸収体の方が僅かに大きく且つかなり速く膨張し、それは繊維の所望の剛直化に帰せられることが分かる。前記剛直化は吸収体の乾燥膨張中(安定性)も顕著であり、それは約50%増大する。前記効果は所望の寸法に圧縮された吸収体の製造を妨げるので、通常望ましくない。
しかしながら、水収容容量およびさらに水維持容量(すなわち、加圧無しのおよび非常に高い圧力下の容量)の測定中、より高い繊度を有する繊維の吸収容量におけるかなりの減少が顕著であり、それは、より高い繊度が原因である粗めの細孔構造に帰せられる。
シンジャイナ測定において、より高い繊度を有する繊維は、最初は実際により良い結果を達成する。しかしながら、この測定は、試験検体の密度に依存する。結果を、実験的に決定された係数(12mmの基底値から出発して2mm当たり0.1g/gの安定性)により補正すると(「補正シンジャイナ」列を参照)、繊度がより高い繊維がより低い密度特異的吸収容量を有することが示される。
比較可能な条件下で、2つのY形の基本形状(「ダブルY」)(図2を参照)で構成され、繊度が6.5dtexおよび10.7dtexの本発明の繊維を、それぞれ紡出する。やはり比較可能な条件下で紡出された実施例1の繊維が、参照試料として役立つ。実施例2の繊維の基本的Y形状の幾何学的形状は、実施例1の対応するY断面に大まかに合致した。
したがって、6.5dtexの「ダブルY」繊維は、実施例1の3.3dtexの2本のY繊維で構成されると考えることができる。
10.7dtexの「ダブルY」繊維は、実施例1の6.4dtexの2本のY繊維で構成されると考えることができる。
繊維試料について実施例1の試料と同じ試験をする。結果を以下の表にまとめる。
結果:繊度6.5dtexの「ダブルY」繊維は、3.3dtexの単純Y繊維と比較して増大した吸収および膨張容量を有する。水収容容量および水維持容量の値は殆ど変化しなかった。しかしながら、繊度6.4dtexの単純Y繊維におけるほど大きい膨張速度の増大は可能でない。
より高い繊度の「ダブルY」繊維(10.7dtex)で、両方の利点を組み合わせることができる。10.7dtexの「ダブルY」繊維は、6.4dtexの単純Y繊維が示すのと同じ有利な膨張速度を示す(6.4dtexの単純Y繊維におけるのと同じ太さの基本的Y形状)。
同時に、加圧無し(WHV)および生理学的圧力下の吸収容量(シンジャイナ測定)は、それぞれ、3.3dtexの元の単純Y繊維のレベルと少なくとも同じ高いレベルにとどまる(前以て作られた中空空間を介した付加された吸収が、粗めの細孔構造を補う)。
ビスコースを、図8に図式的に例示した開口部を有する紡糸口金を通して紡糸した。紡糸開口部は2つの3肢(トリローバル)の基本形状で構成されると理論的に考えることができる。
実施例3a)において、開口部の肢の幅は、各々の場合に20μmに達し、自由肢(互いに接続していない)の長さは60μmに達し、長さは、各々の場合、2つの基本形状の概念上の中心から開始することにより決定された(図8における細い線を参照)。2つの基本形状を接続することにより、長さ120μmの接続している肢が形成される(やはり2つの基本形状の中心間の距離として決定される)。
実施例3b)において、開口部の肢の幅は、各々の場合に25μmに達し、自由肢の長さは、各々の場合に75μmであり、接続している肢の長さはおよそ140μmであった。
各紡糸口金は約400個のこれらの開口部を含んだ。
以下においては、前記紡糸口金は「YY」型とも称し、そこから防糸された繊維はそれぞれ、「YY」繊維と称する。
ビスコースはこれらの型を通して以下のように紡糸されてさらに加工される。
引き取り速度: 50m/min
主延伸: 25%
繊度調節: スループットによる
ビスコース: セルロース含有率:9.6%
NaOH含有率: 5.6%
落球粘度:38秒
ビスコースはポリエチレングリコール(PEG)を含んだ。
後処理: 40mmに切断、懸濁、洗浄、後処理、乾燥棚で乾燥。
3つの個々のYY型を、各々の場合、型支持台に載せて紡出した。各試験シリーズにおいて、標準的なトリローバルの断面を有する繊維も、EP0301874Aに従って他の点では同等の様式で紡出した。以下において、これらの繊維は「参照繊維」と称する。
実施例3a)による型開口部を使用して、繊度3.29dtex、4.11dtexおよび4.93dtexのYY繊維を、ビスコースのスループットを適切に改変することにより紡糸した。
実施例3b)による型開口部を使用して、繊度4.77dtex、5.96dtexおよび7.15dtexのYY繊維を、ビスコースのスループットを適切に改変することにより紡糸した。
参照繊維は、各々の場合に3.3dtexの繊度を有した。
図9は、実施例3b)による繊度5.96dtexのYY繊維の顕微鏡写真を示す。
繊維の断面像は、製造された繊維の接続している肢の長さが、多くの場合、自由肢の長さの2倍を超えることを示している。接続している肢の長さの自由翼の長さに対する比が最大で2.0であることを確保するためには、紡糸口金開口部における中央のバーは、さらに約5%だけ短くしなければならない。
製造された本発明の繊維の性質を、繊度3.3dtexの参照繊維の性質と比較した。本発明の繊維は、かなり改良された性質を、特にそれらのシンジャイナ吸収力に関して示した(約15%まで高い吸収力)。
さらなる試験シリーズにおいて、繊度3.7dtex、4.11dtexおよび4.52dtexのYY繊維(型デザインa))、および5.36dtex、5.96dtexおよび6.56dtexのYY繊維(型デザインb))をそれぞれ類似の様式で製造した。これらの繊維においても、参照繊維のシンジャイナ吸収率と比較して改良されたシンジャイナ吸収率が検出された。

Claims (21)

  1. 断面が少なくとも2つの多肢基本形状(1’、2’、3’、4’)で形成され、該基本形状は、各々の場合に、それらの肢端の少なくとも1つで別の1つの基本形状の肢端に接続し、2つの肢端の接続から生じた接続している肢(12)の長さが、他の肢のうちの最短の肢の長さよりも少なくとも1.5倍長いことを特徴とする、多肢断面を有する再生セルロース繊維。
  2. 前記肢(12)の長さが、他の肢のうちの最短の肢の長さよりも1.5から2.0倍長いことを特徴とする、請求項1に記載のセルロース繊維。
  3. 基本形状が、Y形の基本形状、X形の基本形状およびそれらの混合からなる群から選択されることを特徴とする、請求項1または2に記載のセルロース繊維。
  4. 互いに接続した基本形状の数が、2から10の範囲にあることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のセルロース繊維。
  5. 互いに接続した基本形状の数が、2から4の範囲にあることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のセルロース繊維。
  6. 断面が少なくとも1つの対称軸を示すことを特徴とする、請求項1〜のいずれかに記載のセルロース繊維。
  7. 少なくとも一部の肢が、2:1から10:1の長さ対幅の比を有することを特徴とする、請求項1〜のいずれかに記載のセルロース繊維。
  8. 全ての肢が、2:1から10:1の長さ対幅の比を有することを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載のセルロース繊維。
  9. 繊度が2dtexから40dtexの範囲にあることを特徴とする、請求項1〜のいずれかに記載のセルロース繊維。
  10. 繊度が6dtexから16dtexの範囲にあることを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載のセルロース繊維。
  11. 短繊維、すなわち短く切断された繊維の形態、またはフィラメントのトウの形態でることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載のセルロース繊維。
  12. 多肢基本形状において、肢の少なくとも1つがその長さにおいて他の肢と異なり、且つ1つまたは幾つかの肢の長さが、最短の肢の長さ(単数または複数)よりも2から10倍長いことを特徴とする、請求項1〜11のいずれかに記載のセルロース繊維。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載のセルロース繊維を複数含む、繊維束。
  14. 繊維束中に含まれる複数のセルロース繊維の断面が本質的に等しいことを特徴とする、請求項13に記載の繊維束。
  15. 請求項1〜14のいずれかに記載の再生セルロース繊維又は繊維束のそれぞれを製造する方法であって、
    ビスコース紡糸塊を準備するステップ、
    ビスコース紡糸塊を少なくとも1つの紡糸口金の開口部を通して紡糸浴中に紡糸して、それによりフィラメントを形成するステップ
    を含み、
    紡糸口金の開口部が少なくとも2つの多肢副次開口部で形成され、副次開口部は、各々の場合に、それらの肢の少なくとも1つの端部で別の副次開口部の肢の端部に接続しているか、または出現するフィラメントが形成された肢端で相互に接続するように前記肢の端部に非常に接近していることを特徴とする方法。
  16. 紡糸口金が数個の開口部を備え、全ての開口部が本質的に同じ副次開口部配列を有することを特徴とする、請求項15に記載の方法。
  17. 吸収性製品、衛生製品、毛布用、クッションおよび寝袋の充填材料、食料品の包装材、紙、フロック、衣類、および創傷被覆材における、請求項1から10のいずれかに記載の再生セルロース繊維又は繊維束のそれぞれの使用。
  18. 前記衛生製品が、タンポン、失禁用製品、衛生パッドまたはパンティーライナーである、請求項17の使用。
  19. 前記食料品が、肉製品である、請求項17の使用。
  20. 前記紙が、濾紙である、請求項17の使用。
  21. 前衣類が、インレーフリースである、請求項17の使用。
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