JP6002545B2 - ヒューズ組付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、主に自動車などに用いられるヒューズのヒューズホルダに対する組み付けミスを防止するためのヒューズ組付構造に関する。
従来から、自動車などの車両には、各種の電装品等により形成される電気回路、特に大電流回路に電力ヒューズが組み込まれている(特許文献1参照)。これにより、かかる回路に定格以上の大電流が流れた際に該回路を遮断し、搭乗者や電装品等の保護・安全が図られている。かかる電力ヒューズには、筒型ヒューズ、平型ヒューズ、栓型ヒューズなどの種類があり、例えば、筒型ヒューズの一つとして、ガラス管ヒューズが知られている。特許文献1に示すように、ガラス管ヒューズ(以下、単にヒューズという。)は、ヒューズ端子と接続される一対の端子接続部と、これら端子接続部の間に介在する導体を内包して端子接続部間を絶縁するガラス製の本体部(ガラス管部)を備え、全体が略円筒状をなして構成される。かかるヒューズは、ヒューズ端子を介して電気回路(一例として、バスバ)に組み込まれ、該電気回路に定格内の電流を導通させる。そして、定格外の電流が流れた場合、本体部内の導体が溶断して電気回路を遮断させる。
ヒューズ端子は、導電性を有する金属製の板材に打ち抜き加工や折り曲げ加工等を施して形成される。例えば、ヒューズ端子は、ヒューズの端子接続部を保持する円筒状のヒューズ保持部と、ヒューズ端子を電気回路と接続させる回路接続部と、これらヒューズ保持部と回路接続部を連結する連結部を備えて構成される。この場合、連結部は、保持部から外径方向へ平板状に延出されている。回路接続部は、連結部の延出端から屈曲して平板状に連続するように伸延されており、ヒューズホルダにヒューズを組み付けるための締結部材が挿通される貫通孔を有している。一例として、回路接続部と連結部は、略L字状に連続させることができる。
ヒューズをヒューズホルダに組み付ける際には、ヒューズの端子接続部をヒューズ端子のヒューズ保持部に嵌入させ、該ヒューズ端子の回路接続部をヒューズホルダに締結固定する。これにより、ヒューズ端子を介してヒューズをヒューズホルダに組み付けることができる。なお、その際、ヒューズ端子の回路接続部を電気回路側の接続端子と接続させることで、ヒューズがかかる電気回路に組み込まれ、該電気回路を導通させることができる。
特開2002−373567号公報
ここで、ヒューズホルダに対するヒューズの適正な組み付け状態(姿勢)としては、ヒューズ端子の回路接続部に対してヒューズが下側に位置付けられた状態(下向き状態)、例えば、ヒューズホルダにおける回路接続部の組み付け面よりもヒューズがヒューズホルダへ潜り込んだ状態が一例として想定できる。このような場合、ヒューズホルダの構造によっては、ヒューズ端子の回路接続部に対してヒューズが上側に位置付けられるように、つまり、前記組み付け面に対してヒューズが凸出した状態(上記下向き状態とは天地逆向き)となるように組み付けることが物理的に可能な場合もある。したがって、誤ってヒューズが天地逆向きにヒューズホルダにセットされ、かかるヒューズをヒューズホルダに組み付けようとした場合、例えば、回路接続部をヒューズホルダに対して締結固定する際に、締結用ボルトの締結工具がヒューズのガラス管部に干渉し、該ガラス管部を破損させてしまうおそれがある。
本発明はこれを踏まえてなされたものであり、その解決しようとする課題は、ヒューズのヒューズホルダに対する誤組み付けを防止するためのヒューズ組付構造を実現することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、筒型のヒューズの両端の導電部に固定された一対のヒューズ端子を介して、ヒューズホルダのヒューズ組付部にヒューズを組み付けるヒューズ組付構造であって、前記一対のヒューズ端子は、各ヒューズ端子の平板面を同一平面内に位置させて前記ヒューズの両端の導電部の外周側に固定され、前記ヒューズ組付部は、前記ヒューズが収容される収容部と、前記収容部に収容された前記ヒューズが組み付けられる組付台座部を有し、前記収容部には、前記ヒューズの長手方向が対応する一方の壁部に、前記ヒューズが収容される際に前記ヒューズと干渉する誤組付防止突起が設けられてなることを特徴とする。
これによれば、ヒューズをヒューズホルダに組み付ける際、ヒューズの姿勢を一意(下向き状態)に決定しない限り、かかるヒューズをヒューズホルダに組み付けることができない。したがって、ヒューズのヒューズホルダに対する誤組み付けを確実に防止することができる。
この場合、前記誤組付防止突起は、前記ヒューズが前記ヒューズ端子の平板面を前記組付台座部と対向させ、前記平板面よりも前記収容部に近接して位置付けられている状態において、前記ヒューズとは干渉せずに該ヒューズの前記収容部への収容を許容し、前記ヒューズが前記状態とは天地逆向きに位置付けられている状態において、前記ヒューズと干渉して該ヒューズの前記収容部への収容を規制する。これにより、誤組付防止突起が収容部への収容を許容する状態において、ヒューズをヒューズ端子の平板面よりも収容部に近接して位置付けることで、かかるヒューズを下向き状態とすることが可能となる。
本発明によれば、ヒューズのヒューズホルダに対する誤組み付けを防止するためのヒューズ組付構造を実現することができる。
本発明の一実施形態に係る組付構造の分解斜視図である。 ヒューズをヒューズホルダに組み付けた状態を示す平面図である。 誤組付防止突起がヒューズと干渉して該ヒューズのヒューズホルダの組付台座部への組み付けを規制した状態を示す模式図である。
以下、本発明のヒューズ組付構造(以下、単に組付構造という。)について、添付図面を参照して説明する。かかる組付構造は、自動車などに用いられるヒューズのヒューズホルダに対する誤組み付け(組み付けミス)を防止するためのものである。なお、ヒューズとしては、自動車などの車両に搭載される各種の電装品等により形成される電気回路、特に大電流回路に組み込まれる電力ヒューズを一例として想定するが、その用途はこれに特に限定されない。
図1〜図3には、本発明の一実施形態に係る組付構造の構成を示す。図1は、かかる組付構造の分解斜視図、図2は、ヒューズをヒューズホルダに組み付けた状態を示す平面図、図3は、誤組付防止突起がヒューズと干渉して該ヒューズのヒューズホルダの組付台座部への組み付けを規制した状態を示す模式図である。
図1に示すように、本実施形態に係る組付構造は、筒型のヒューズ1の両端の導電部(以下、端子接続部という。)11に固定された一対のヒューズ端子3a,3bを介して、ヒューズホルダ4のヒューズ組付部40にヒューズ1を組み付けるためのものである。かかる組付構造により、ヒューズ1をヒューズホルダ4のヒューズ組付部40に組み付け、組み付けたヒューズ1を電気回路中の2つの接続端子2a,2b間に組み込むことで、該接続端子2a,2b間を導通させている。
ヒューズ1は、ヒューズ端子3a,3bが固定される一対の端子接続部11と、これら端子接続部11の間に介在する導体(図示しない)を内包して端子接続部11間を絶縁する本体部12を備え、全体が略円筒状をなして構成されている。すなわち、ヒューズ1は、両端に一対をなして端子接続部11を有し、これら端子接続部11に挟まれた中間部に本体部12を有した構成をなす。本体部12は、内包する導体の状態が外部から視認可能となるように、例えば、透明もしくは半透明のガラス製の管体などで構成されている。これにより、定格外の電流が流れて導体が溶断し、電気回路が遮断された場合、その導体状態を容易に確認することができ、ヒューズ1の交換等への迅速な対応を可能としている。なお、本実施形態においては、一対のヒューズ端子3a,3bが端子接続部11に固定され、これらのヒューズ端子3a,3bと一体化されたものをヒューズ1として扱う。
接続端子2a,2bは、バスバモジュールとして構成されている。この場合、接続端子2a,2bは、導電性を有する金属製の板材を打ち抜き加工や折り曲げ加工等してなる複数のバスバを絶縁基板上に配索して構成することができ、その形状及び端子の種類や数は特に限定されない。接続端子2a,2bは、後述するヒューズホルダ4の組付台座部41の上に載置されるとともに、その上にヒューズ端子3a,3bが載置されるように配されている。そして、接続端子2a,2bは、接続されるヒューズ端子3a,3bとともにヒューズホルダ4に組み付けられ、ヒューズ1が組み込まれる電気回路を形成している。接続端子2a,2bには、ヒューズホルダ4(具体的には、組付台座部41)にヒューズ1を組み付けるための締結部材(一例として、ボルト5)が挿通される貫通孔(以下、接続端子孔という。)21が形成されている。かかる接続端子孔21は、後述するヒューズ端子孔31aと連通可能に穿孔されている。一例として、接続端子孔21を長孔形状とすることで、ヒューズ端子3a,3bを介してヒューズ1をヒューズホルダ4に組み付ける際、後述する組付台座部41や該組付台座部41の穴部41bなどに寸法誤差が生じた場合であっても、組付誤差を長孔形状の接続端子孔21で吸収することができ、組み付け作業の迅速化を図ることが可能となる。
一対のヒューズ端子3a,3bは、各ヒューズ端子3a,3bの接続部31の平板面を同一平面内に位置させてヒューズ1の両端の端子接続部11の外周側に固定される構成となっており、接続端子2a,2bに接続される平板状の接続部31と、ヒューズ1(具体的には、端子接続部11)を保持する筒状(一例として、円筒状)のヒューズ保持部32と、接続部31とヒューズ保持部32を連結する連結部33を備えている。なお、ヒューズ端子3a,3bは、導電性を有する金属製の板材に打ち抜き加工や折り曲げ加工等を施すことで、接続部31、ヒューズ保持部32及び連結部33を一体的に形成すればよい。連結部33は、ヒューズ保持部32から拡径方向へ平板状に延出され、接続部31は、該連結部33の延出端から屈曲して平板状に連続するように伸延されている。具体的には、一対のヒューズ保持部32から拡径方向へ同一寸法で連結部33が延出され、一対をなすように構成されている。また、接続部31は、一対の連結部33の延出端から略直角に屈曲して平板状に同一寸法で連続するように伸延され、一対をなすように構成されている。その際、接続部31は、ヒューズ1の長手方向の外側へ屈曲して伸延されており、ヒューズ保持部32が端子接続部11を保持した状態で、前記長手方向の両側へ離間するように一対をなして伸延される構成をなす。
この場合、接続部31は、その幅(図2における上下方向に対する寸法)がヒューズ1(具体的には、本体部12)の外径寸法よりも僅かに大寸となるように設定されている。また、接続部31には、ヒューズホルダ4(具体的には、組付台座部41)にヒューズ1を組み付けるためのボルト5が挿通される貫通孔(以下、ヒューズ端子孔という。)31aが形成されている。一例として、ヒューズ端子孔31aを長孔形状とすることで、ヒューズ端子3a,3bが取り付けられたヒューズ1をヒューズホルダ4に組み付ける際、後述する組付台座部41や該組付台座部41の穴部41bなどに寸法誤差が生じた場合であっても、組付誤差を長孔形状のヒューズ端子孔31aで吸収することができ、組み付け作業の迅速化を図ることが可能となる。
また、ヒューズ保持部32は、端子接続部11の外径寸法よりも僅かに大寸に内径が設定された底付きの円筒状に構成されている。これにより、ヒューズ保持部32は、端子接続部11を嵌入保持する。なお、ヒューズ保持部32を底抜けの円筒状に構成することも可能である。また、ヒューズ保持部32の端子接続部11の保持方法は嵌入に限定されず、例えば、溶接やカシメなどであっても構わない。そして、ヒューズ保持部32は、連結部33が同一の拡径方向へ延出するとともに、接続部31がヒューズ1の筒軸方向の両側へ平行に伸延するようにヒューズ1を保持している。
ヒューズホルダ4は、ヒューズ1を保持するためのヒューズ組付部40を有する樹脂製の筺体である。ヒューズ組付部40は、ヒューズ1が収容される収容部42と、収容部42に収容されたヒューズ1が組み付けられる組付台座部41を有している。一対の組付台座部41は、ヒューズ1の長手方向の長さ寸法に応じた間隔を空けて離間するようにヒューズホルダ4の底部(図示しない)から略円柱状をなして立設されている。これにより、収容部42内の一対の組付台座部41間にヒューズ1の本体部12及び端子接続部11が落ち込む窪み部42aが形成される。ヒューズ1は、本体部12及び端子接続部11が窪み部42aに落ち込んだ状態で収容部42に収容され、組付台座部41に組み付けられる。各組付台座部41の座面部41aには、ボルト5を螺合させる螺旋溝(一例として、雌ネジ)を内周部に有する穴部41bが形成されている。すなわち、穴部41bは、一対の組付台座部41の座面部41aに一対をなして形成されている。なお、一対の座面部41aは、ヒューズ端子3a,3bの平板状をなす接続部31と平行に対面可能な平面状をなして形成されている。また、一対の穴部41bの形成間隔(別の捉え方をすれば、中心間隔)は、ヒューズ1に取り付けられたヒューズ端子3a,3bにおける接続部31の貫通孔31aの形成間隔(中心間隔)と略一致させている。
収容部42は、ヒューズ1を収容することが可能であれば、大きさや形状等の構成はヒューズ1の構成などに応じて任意に設定することが可能である。本実施形態において、収容部42は、ヒューズ1の長手方向に対応して立設された一対の壁部43を有しており、これら一対の壁部43は、一対の組付台座部41とともに収容部42を囲むように対向配置されている。壁部43には、ヒューズ端子3a,3bが固定されたヒューズ1を組付台座部41に対して位置決めする位置決め部44が突設されている。位置決め部44は、壁部43の立設方向へ連続して該壁部43から収容部42側へ向けて突出する突条として構成されている。図1及び図2には、対向配置された一対の壁部43のそれぞれに2つずつ、合計4つの位置決め部44,45が設けられており、一方の壁部43(同各図に示す壁部43a)の位置決め部44が他方の壁部43(同壁部43b)の位置決め部45と互いに対向配置されている。そして、一方の壁部43aの2つの位置決め部44の配設間隔、及び他方の壁部43bの2つの位置決め部45の配設間隔は、ヒューズ1の端子接続部11の配設間隔(換言すれば、ヒューズ端子3a,3bのヒューズ保持部32の配設間隔)に対応して設定されている。また、対向配置された二対の位置決め部44,45は、その対向間隔がヒューズ端子3a,3bの接続部31の幅(図2における上下方向に対する寸法)と略同寸、別の捉え方をすれば、本体部12の外径寸法よりも僅かに大寸となるように互いに壁部43から突出している。すなわち、これらの位置決め部44,45は、ヒューズ端子3a,3bの接続部31とそれぞれ当接することで、位置決め部44と位置決め部45の間でヒューズ1を組付台座部41に対して位置決めするようになっている(図1及び図2参照)。
本実施形態において、ヒューズホルダ4の収容部42には、一方の壁部43(一例として、図1に示す壁部43b)にヒューズ1が収容される際に該ヒューズ1と干渉する誤組付防止突起(以下、単に突起という。)46が設けられている。突起46は、ヒューズ1がヒューズ端子3a,3bの平板面を組付台座部41と対向させ、前記平板面よりも収容部42に近接して位置付けられている状態(以下、下向き状態という。)において、ヒューズ1とは干渉せずに該ヒューズ1の収容部42への収容を許容し、ヒューズ1が前記状態(下向き状態)とは天地逆向きに位置付けられている状態(以下、上向き状態という。)において、ヒューズ1と干渉して該ヒューズ1の収容部42への収容を規制する。つまり、突起46は、接続部31のヒューズホルダ4側の一平板面31bを組付台座部41へ対向させてヒューズ1を収容部42へ収容させる際、ヒューズ1とは干渉せずに該ヒューズ1の組付台座部41への組み付けを許容する。これに対し、突起46は、接続部31の反ヒューズホルダ4側の他平板面31cを組付台座部41へ対向させてヒューズ1を収容部42へ収容させようとする際、ヒューズ1と干渉して該ヒューズ1の組付台座部41への組み付けを規制する。すなわち、突起46は、収容部42へ収容させる際のヒューズ1の姿勢、換言すれは、その際の組付台座部41に対する接続部31の対向状態に応じてヒューズ1と干渉するように、壁部43bからヒューズ1に向けて突設された構成となっている。
突起46は、上述したように収容部42へ収容させる際のヒューズ1の組付台座部41に対する接続部31の対向状態、つまりヒューズ1の姿勢に応じてヒューズ1と干渉させることが可能であれば、その構成は任意に設定することができる。図1〜図3には、一方の壁部43bの2つの位置決め部45に対し、壁部43bの立設方向端部近傍で収容部42の開口部分を狭めてさらに突出するように形成された突起46の構成を一例として示している。すなわち、突起46は、位置決め部45と位置決め部44の間隔が、接続部31の幅よりも干渉部45からの突出寸法分だけ小寸となるように構成されている。
ここで、ヒューズ1は、突起46が収容部42への収容(組付台座部41への組み付け)を許容する状態において、接続部31の平板面よりもヒューズホルダ4の収容部42に近接して位置付けられ、突起46が収容部42への収容(組付台座部41への組み付け)を規制する状態において、接続部31の平板面よりも組付台座部41から離隔して位置付けられている。換言すれば、ヒューズ1をヒューズホルダ4へ組み付けるにあたって、ヒューズ1に固定されたヒューズ端子3a,3bの接続部31の一平板面31b側を組付台座部41へ対向させた状態においては、ヒューズ1が接続部31よりも下側(ヒューズホルダ4側)へ窪んだ状態(下向き状態)となる。一方、接続部31の他平板面31c側を組付台座部41へ対向させた状態においては、ヒューズ1が接続部31よりも上側(反ヒューズホルダ4側)へ隆起した状態(上向き状態)となる。
したがって、接続部31の一平板面31b側を組付台座部41へ対向させてヒューズ1を収容部42へ進入させた場合、かかるヒューズ1は、突起46と干渉することなく、該突起46を摺り抜けて本体部12及び端子接続部11が窪み部42aへ落ち込み、収容部42へ収容される。この結果、ヒューズ端子3a,3bの接続部31を組付台座部41の座面部41aと正対させることができる。これにより、かかるヒューズ1をヒューズ端子3a,3bの接続部31を介してヒューズホルダ4の組付台座部41に組み付けることができる。その際には、接続端子孔21が穴部41bと連通するように組付台座部41の上に接続端子2a,2bを載置する。なお、接続端子2a,2bは、壁部43a,43bに突設された係合部47a,47bと係合され、組付台座部41に対して位置決めされる。次いで、ヒューズ端子孔31aが接続端子孔21及び穴部41bと連通するように、ヒューズ端子3a,3bの接続部31を接続端子2a,2bの上に載置する。なお、ヒューズ端子3a,3bは、接続部31を位置決め部44,45と当接させることで、これら位置決め部44,45の間で組付台座部41に対して位置決めされる。そして、この状態で連通させたヒューズ端子孔31a及び接続端子孔21からボルト5を挿通し、穴部41bへ螺合させることで、ヒューズ端子3a,3bに固定されたヒューズ1をヒューズホルダ4に組み付けることができる(図2に示す状態)。
これに対し、接続部31の他平板面31c側を組付台座部41へ対向させてヒューズ1を収容部42へ進入させた場合、かかるヒューズ1は、突起46と干渉し、該突起46を摺り抜けることができない。この結果、本体部12及び端子接続部11が窪み部42aへ落ち込まず、ヒューズ1を収容部42へ収容させることができない。すなわち、図3に示すように、突起46と位置決め部44に挟まれてヒューズ1が傾いた状態となり、ヒューズ端子3a,3bの接続部31を接続端子2a,2bの上に載置することができない。したがって、接続部31のヒューズ端子孔31aが接続端子孔21及び穴部41bと連通されず、ボルト5を穴部41bへ螺合させることが不可能となる。これにより、ヒューズ1(端的には、ヒューズ端子3a,3b)の組付台座部41への組み付けが規制された状態となる(図3に示す状態)。
このように、本実施形態に係る組付構造によれば、ヒューズ1をヒューズホルダ4に組み付ける際、ヒューズ1の姿勢、端的には、組付台座部41に対する接続部31の対向状態を一意に決定しない限り、かかるヒューズ1をヒューズホルダ4に組み付けることができない。したがって、ヒューズ1のヒューズホルダ4に対する誤組み付け(組み付けミス)を確実に防止することができる。本実施形態においては、ヒューズ1を下向き状態としない限り、ヒューズホルダ4に組み付けできない構成としているため、例えば、組み付け作業時にボルト5を締結させる際、締結用工具がヒューズ1の本体部12(ガラス管部分)に干渉し、該本体部12を破損させてしまうような事態を有効に回避することができる。また、ヒューズ1が収容部42に収容され、上向き状態のようにヒューズ1が接続部31よりも上側へ隆起することがないため、組み付けスペースや組み付け作業時の作業スペースの省スペース化を図ることができる。
1 ヒューズ
3a,3b ヒューズ端子
4 ヒューズホルダ
11 導電部(端子接続部)
40 ヒューズ組付部
42 収容部
43(43a,43b) 壁部
46 誤組付防止突起

Claims (2)

  1. 筒型のヒューズの両端の導電部に固定された一対のヒューズ端子を介して、ヒューズホルダのヒューズ組付部にヒューズを組み付けるヒューズ組付構造であって、
    前記一対のヒューズ端子は、各ヒューズ端子の平板面を同一平面内に位置させて前記ヒューズの両端の導電部の外周側に固定され、
    前記ヒューズ組付部は、前記ヒューズが収容される収容部と、前記収容部に収容された前記ヒューズが組み付けられる組付台座部を有し、
    前記収容部には、前記ヒューズの長手方向が対応する一方の壁部に、前記ヒューズが収容される際に前記ヒューズと干渉する誤組付防止突起が設けられてなることを特徴とするヒューズ組付構造。
  2. 前記誤組付防止突起は、前記ヒューズが前記ヒューズ端子の平板面を前記組付台座部と対向させ、前記平板面よりも前記収容部に近接して位置付けられている状態において、前記ヒューズとは干渉せずに該ヒューズの前記収容部への収容を許容し、前記ヒューズが前記状態とは天地逆向きに位置付けられている状態において、前記ヒューズと干渉して該ヒューズの前記収容部への収容を規制することを特徴とする請求項1に記載のヒューズ組付構造。
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