JP6002178B2 - センサ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも1つのセンサ(特に光電センサ)及び該センサを着脱自在に取り付けることができる支持体を備えるセンサ装置に関する。
この種のセンサ装置は、数多くの産業分野において、あらゆる種類の検査、監視及び制御の仕事をこなすために利用されている。支持体は、普通はケーシングに格納されているセンサを、壁や機械、輸送装置等の表面上に所定の位置及び向きで取り付けるためのものである。支持体は、例えば、センサのケーシングを収容する部分を備える簡単な穴付き金属板として構成することができる。一方、枠体や架台の形をした比較的大型で複雑な支持体も知られている。同一の支持体が複数のセンサの取り付けに対応していることも多い。
支持体の種類に関わらず、センサシステムの組み立て及び使用開始には比較的コストがかかることが多いのが実情である。例えば、センサの向きは、支持体に対して、あるいは壁等の固定的な基準面に対して、その都度の使用状態に応じて正確に調整しなければならない。更に、一般に走査速度や視野といったセンサの運転パラメータは、現場で具体的な取り付け状況に応じてその都度適切な値に設定しなければならない。使用形態によってはそれに相当なコストがかかることがある。
センサが故障して交換が必要になった場合、コストのかかる位置調整及びパラメータ設定を再び行わなければならない。その際、光電センサの光軸とセンサのケーシングの幾何形状(例えば円筒状のケーシングの対称軸)の位置関係がセンサの製造条件によって様々に変わり得るという事情が作業を難しくする。それゆえ、固定的に取り付けられた支持体が、新たに組み込まれたセンサにとって正しい向きになっていることはまれである。更に、新たに支持体に組み込まれたセンサをケーブルで接続すること、つまり対応する給電線やデータ線で正しく接続することは、操作者にとって面倒であることが多い。以上のようなことから、既存の設備においてセンサの交換や追加のセンサの運転開始を行うと、設備が長時間停止することになる。その結果、設備の効率が低下してしまう。
本発明の課題は、簡単に設置することができ、メンテナンスや設定変更も容易であるセンサ装置を提供することにある。
前記課題は、請求項1に記載の特徴を有するセンサ装置により解決される。
本発明に係るセンサ装置では、情報を保存するための記憶装置が支持体に設けられ、更に、少なくとも1つのセンサ関連情報を前記支持体に伝送し、該伝送された情報を前記記憶装置に保存するための第一の通信手段と、前記記憶装置に保存された情報を読み出し、読み出した情報を前記センサ又は前記支持体に設けられた評価装置へ伝送するための第二の通信手段が設けられている。前記評価装置は、伝送された情報に基づいて、前記センサ及び/又は前記支持体に対して少なくとも1つの調整機能を作動させるように構成されている。
即ち、前記支持体は、通常の支持体のような純粋に機械的な固定機能だけでなく、更にセンサと支持体の間で使用に関する情報の交換を行うことを可能にする。センサと支持体の間の通信が可能であるため、支持体に保存された情報を利用して、支持体へのセンサの取り付けを容易にすることができる。例えば、前記記憶装置には、センサの運転パラメータの値であって、装置の最初の運転開始時にその特定の取り付け状況にとって特に有利であることが証明された値を保存することができる。センサ交換の際、新たに組み込まれたセンサにそのパラメータ値を伝送することができるため、改めてその値を測定する必要はない。こうして、本発明は、新たに設置されるセンサの調整を部分的又は完全に自動化し、それにより、該当の設備における不所望の停止時間を低減及び/又は短縮することができる。
本発明の発展形態は、従属請求項、明細書及び添付図面に記載されている。
前記評価装置は、運転開始の基準が現前している場合にのみ前記調整機能を作動させるように構成することができる。この形態は、センサの調整はセンサの新たな設置や交換の際にのみ必要となるのが通例であるという状況を顧慮したものである。従って支持体は、センサの運転中には普通に機械的な固定具としてのみ機能し、運転開始の基準が現前している場合に調整工程に関与する。これにより、センサと支持体の間の無駄な通信が回避されるとともに、新たに支持体にセンサが組み込まれるたびにその調整が確実に行われる。運転開始の基準とは、例えば、操作者がボタンの押下等の操作により所望のタイミングで新たなセンサの運転開始の合図を出す、ということである。
更に前記評価装置は、前記記憶装置から読み出された古い情報と前記第一の通信手段を通じて前記支持体に伝送された新しい情報の比較に基づいて前記調整機能を作動させるように構成してもよい。後に例を挙げて説明するように、センサ交換のなかで行われる調整に際しては、新たに用意されたセンサの特定の特性だけでなく、先に取り付けられたセンサ及び/又は支持体に関する情報も考慮することが、様々な理由から有利である。この構成によれば、新たに設置されたセンサの自動調整のための可能性は相当に広がる。
本発明の一実施形態では、前記調整機能の作動が、前記センサの運転パラメータ(例えばスキャナの走査速度、走査密度及び/又は視野)を適合させることを含む。例えば、レーザスキャナの視野は比較的コストのかかる方法で現場に適合させなければならないことが多い。予め保存された視野に関する値を呼び出した上で、新たに組み込まれるセンサの視野を自動的に適合させることは、この問題の対策となり得る。
本発明の別の実施形態では、前記調整機能の作動が、前記第一の通信手段又は前記第二の通信手段を通じて伝送された情報及び/又は該伝送された情報から導出された評価情報を前記センサ及び/又は前記支持体の表示部に表示することを含む。この実施形態では、操作者は、取り付けの際、表示された情報(例えば、位置又は向きの指示及び/又は何らかのパラメータ値)を読み取り、該当の調整をセンサ及び/又は支持体に対して自ら行うことができる。この形態によれば、自動的な調整装置にかかるコストを避けることができる。
本発明の更に別の実施形態では、前記調整機能の作動が、前記支持体に対する前記センサの向きの適合化及び/又は固定的な基準面に対する前記支持体の適合化の調整を含む。一般に、同一のモデルであっても、ケーシングの外形寸法に対するセンサの光軸の向きにばらつきがある。即ち、同じ種類のセンサでも「斜視」の度合いにそれぞれ僅かながら個体差がある。そのため、ある特定のセンサの設置工程のなかでそのセンサのために決められた位置や向きは、別のセンサには適合しないのが普通である。この問題は、センサと支持体の間で通信を可能にすることで解決できる。特に、新たなセンサがその個別的な向き(例えばその「斜視角」)を評価装置へ出力し、それを受けた評価装置が適切な補正値を算出する、ということが可能である。
向きの適合化のため、前記センサ又は前記支持体に、該支持体の向き又は該支持体に固定された前記センサの向きの調節を可能にする調節装置を特に設けてもよい。このような調節装置を用いることにより、簡単に、しかも特に支持体をその取り付け箇所から外さずに、センサの向きの再調整と、特に先に触れた、新たに設置されるセンサの個別的な「斜視」の補正とを行うことができる。
前記調節装置の現在の設定を保存するための手段を前記記憶装置に設けてもよい。例えば、調節装置と、記憶装置へ書き込みを行うための書き込みヘッドとの間を信号線で接続することができる。ここで、その書き込みヘッドをセンサと支持体のどちらに設けるかは特に重要ではない。このようにすれば、設置工程の間に算出されるセンサ用の調節設定を直接支持体に保存することができる。
前記調節装置は駆動部を備え、前記評価装置は前記第一の通信手段又は前記第二の通信手段を通じて伝送された情報に基づいて前記駆動部を制御する、という構成も可能である。このようにすれば、新たに設置されるセンサの完全な自動調整が可能となる。センサの交換は「誰にでもできる」作業となり、それだけ迅速に行うことができる。従って、そのために特に訓練された要員は不要である。
もっとも、前記調節装置を手動で操作可能にし、前記センサ又は前記支持体の現在の向きを算出及び表示するための手段を設けることも可能である。この場合、操作者は表示に注意しつつ、センサ又は支持体が所望の向きになるまで調節装置を操作する。
センサのケーシング又はそれに対応する支持体を動かすことにより該センサの向きを調整する代わりに、純粋に電子的な調整を行うことも可能である。例えば、センサの視野は、画像フィールド(例えばCCDアレイ)の評価対象画素を個々に定めることにより、電子的な方法で調整できる。その場合、センサの向きに何らかの誤差があれば、機械的な動きによることなく、画素の別の配列(簡単な例は「画像フィールドの左半分のみ」)を評価に使用することにより誤差を補正できる。この場合、評価対象の画素に関する情報は記憶装置に保存することができる。
前記第一の通信手段及び/又は第二の通信手段は非接触で情報を伝送するように構成することができる。例えば、センサ及び支持体に無線による信号の送受信(例えば電波通信や赤外線通信)を行うための適宜の送受信ユニットを設ければよい。
特に、前記第一の通信手段及び/又は第二の通信手段は前記センサと前記支持体の間のローカルな無線接続、特に無線LAN接続又はNFC接続に依拠するものとすることができる。ローカルな無線接続を確立するための部品は比較的安価である。このようなローカルな無線接続を用意すれば、情報の送受信のためにセンサと支持体をケーブルで接続する必要がなくなる。
ただし、無線通信は本発明にとって必須ではない。むしろ、原理的には、例えば製造コストを抑えるために、前記第一の通信手段及び/又は第二の通信手段は、センサと支持体の互いに接触した接触面を通じて情報の送受信を行うように構成することもできる。
前記記憶装置は少なくとも1つのRFIDトランスポンダを含むものとすることができ、該RFIDトランスポンダは前記支持体に直接取り付けられていることが好ましい。このような素子を用いれば、非常に安価に記憶装置を作ることができ、また、いわゆる「タグ」の形にして比較的容易に多数の面に貼り付けることができる。
前記RFIDトランスポンダは前記センサの読み書き複合ユニットを通じて読み書き可能であることが好ましい。このようにすれば、センサが無線で効率的に支持体の記憶装置と通信することができる。
また、前記記憶装置は交換可能なメモリカード、特にSDカードを含み、該カードは前記支持体のカードスロットに差し込み可能であってもよい。このようなメモリカードはRFIDトランスポンダに比べて記憶容量が大きい。その上、交換可能であることから、必要に応じて情報を1つの支持体から別の支持体に持ち運ぶために利用することができる。
本発明の更に別の実施形態では、前記支持体が、前記センサに電気エネルギーを供給するための電流接続部、特にケーブル接続部として構成されたもの、を備えている。言い換えれば、センサへの給電を、通常のようにセンサのケーシングを通じてではなく、支持体を通じて行うのである。それゆえ、センサを支持体に取り付ける際、該センサを付属の電流源とケーブルで接続する必要がない。これにより、設置作業の時間を節約できる。
ある形態では、前記第二の通信手段が、追加機能として、前記支持体の電流接続部から前記センサの給電ユニットまで電気エネルギーを伝送するように構成されている。
更に、前記支持体が使用に特有のデータを前記センサへ伝送するためのアプリケーションデータ接続部、特にケーブル接続部として構成されたもの、を備え、前記第一の通信手段が使用に特有のデータを前記支持体のアプリケーションデータ接続部から前記センサの受信ユニットまで伝送するように追加的に構成されていてもよい。使用に特有のデータとは、例えばレーザスキャナの走査速度や走査密度のような、作動中の運転パラメータをいう。第一の通信手段はこのように2つの観点から利用することができる。
前記第一の通信手段は更に、前記センサにより算出された測定データを前記支持体に設けられた測定データ接続部、特にケーブル接続部として構成されたもの、へ伝送するように構成され、前記測定データ接続部は前記測定データを後段に配置された処理装置へ転送するように構成されていてもよい。これにより、もともとセンサと支持体の間の信号接続のために用意されている第一の通信手段がセンサからの出力信号の伝送に利用される。本発明の好ましい実施形態においては、測定データの伝送だけでなくアプリケーションデータの伝送及び給電も支持体を通じて行われる。そのため、センサを設置する際にケーブル接続を行う必要が全くない。より正確に言うと、嵌め込み、締め付け又はねじ込み等の簡単な方法でセンサを支持体の中又は上に取り付けるだけで、自動的に給電及び信号接続の用意ができる。これにより、センサシステムの設置コストが最も低く抑えられる。
前記支持体は前記センサのケーシングのための収容部を備えていてもよい。多くのセンサは少なくとも部分的に円筒状になったケーシングを備えている。このようなケーシングは、例えば、板状部品又は特定の断面を持つ成形部品に設けられた円形の収容部に容易に組み込み、固定することができる。
前記支持体に少なくとも2つのセンサが着脱自在に固定できるようにしてもよい。このような支持体には複数のセンサを同時に取り付けることができる。
以下、本発明について、模範例を挙げて図面を参照しながら説明する。
本発明の第一の実施例に係るセンサ装置の概略側面図。 本発明の第二の実施例に係るセンサ装置の概略側面図。
図1に示した光電センサ11(例えば光遮断機)は、光軸OAに沿って、それ自体は既知の方法により発射光線13を射出して受光光線15を受光するように構成されている。センサ11はケーシング12を備え、支持体17上に取り付けられている。本実施例の支持体17はL字状の側面形状を有する剛性部品である。図示せぬ基準軸に対する支持体17上でのセンサ11の姿勢(特に光軸OAに対する相対位置)は調節装置19によって調整可能である。調節装置19は、例えば調節ねじを介して手動で操作可能なものとすることができる。あるいは、電気的に又は空気によって駆動される調節装置19を用いてもよい。図示した例の調節装置19は、互いに離れた少なくとも2箇所において、それぞれ中立位置を起点に左右及び上下に動かすことができるように構成されている。支持体17は図示せぬ固定穴によって、固定された設備部品や取り付け枠等に取り付けることができる。支持体17の側面に取り付けられたRFIDトランスポンダ21は、センサ11又は支持体17に関する情報を後の利用のために保存するためのものである。RFIDトランスポンダ21に対する情報の読み書きを行うための読み書きヘッドは、センサ11又は支持体17のどちら側にあってもよく、図1にはそれを特に描いていない。
支持体17に取り付けられた送受信ユニット25及びセンサ11内に統合された送受信ユニット27はセンサ11と支持体17の間のローカルな双方向無線接続を達成するためのものである。送受信ユニット25及び27の構成は使用上の要求に応じて広帯域接続用又は狭帯域接続用とすることができる。この無線接続を通じて、センサ11から支持体17へセンサ関連情報を伝送してRFIDトランスポンダ21に保存したり、RFIDトランスポンダ21に保存された情報を読み出してセンサ11又は支持体17上の評価ユニット(図示せず)に伝送したりすることができる。
図示した通り、支持体17には給電線30及びデータ線31のためのケーブル接続部29が設けられている。これに対し、センサ11には独自のケーブル接続部がない。より正確に言えば、センサ11への給電と測定データの伝送は支持体17のケーブル接続部29を通じて行われる。その際、送受信ユニット25及び27の間のローカルな無線接続がエネルギーやデータの無線伝送に利用される。図示しない別の実施形態では、適宜の接触面やプラグを通じた有線接続によりエネルギーやデータの伝送が行われる。
図1に示した装置の最初の運転開始時には、まず支持体17の向きを粗めに調節し、対応する設備部品に固定する。次に、組み立て工が、調節装置19を用いて、センサ11の光軸OAが所望の向きになるまで調整を行う。その後(場合によってはボタンが押下されたとき)、調節装置19の設定がローカルな無線接続を通じて支持体17へ伝送され、RFIDトランスポンダ21に保存される。更にセンサ11は、内部の基準面に対する光軸OAの向き(「斜視角」とも呼ばれる)も支持体17へ伝送する。センサ11のこの個別的な斜視角も同様にRFIDトランスポンダ21に保存される。こうして、固定的な基準面(例えば監視対象の壁)に対するセンサ11の光軸OAの位置及び向きがRFIDトランスポンダ21内に保存される。
センサ11が故障したら、支持体17から取り外し、新しいセンサ11を支持体17に取り付ける。このセンサ11は同じモデルであることもあるが、絶対にそうとは限らない。つまり、原理的には別のモデルのセンサ11と交換することもあり得る。交換の後、センサ11又は支持体17の評価装置に運転開始動作の実行を指示する信号を出す。これもユーザによるボタンの押下によって行うことができる。新たに組み込まれたセンサ11は取り外された古いセンサ11とは斜視角が異なるのが普通である。ただし、一般に斜視角は、製造されたセンサ11毎にそれぞれ既知である。それゆえ、先にRFIDトランスポンダ21に保存しておいた斜視角、調節装置19の先の設定、及び新たなセンサ11の既知の斜視角に基づいて、基準面に対するセンサ11の光軸OAが交換前と同じになるような調節装置19の設定を算出することができる。その際、調節装置19は適切且つ自動的に調整されるため、新たに組み込まれたセンサ11は操作者の更なる関与なしでも正しい方向に向けられる。あるいは、調節装置19の設定を表示部に表示し、操作者が手動で調節装置19を調節するようにしてもよい。この場合、適宜の位置センサ(例えば容量式センサ)によりセンサ11の現在の位置又は向きを求め、所望の位置に達したらそれを通知することが好ましい。
特にセンサ装置の最初の運転開始時に、信号の最大値を探す等の方法で正確な調整値を求めるために、調節装置19に制御可能な駆動部を組み込んでもよい。例えば、自動的に調節装置19の全調整範囲をたどり、センサ信号が最大となる調整値を表示及び/又は保存する。ある実施形態(図示せず)では、このような信号の探索が、支持体17に対するセンサ11の相対運動によってではなく、固定的な基準面(例えば壁)に対する支持体17の相対運動によって行われる。
図2は本発明に係るセンサ装置の別の実施形態を示している。この実施形態では、センサ11’がレーザスキャナとして構成され、ケーシング12’の円筒状の後端部が支持体17’の収容部18に収容されている。支持体17’は逆T字状であるが、図1に示したL字状の支持体17と同様に給電線30及びデータ線31のためのケーブル接続部29を備えている。図1に示した実施形態と同様にRFIDトランスポンダ21が支持体17’に設けられている。
図2に示した実施形態では、センサ11’への給電及びセンサ11’と支持体17’の通信は無線ではなく、センサ11’及び支持体17’の適当な電気的接触面(図示せず)を通じて行われる。センサ11’は視野及び走査速度を調整するための調整装置(図示せず)を備えている。
センサ装置の最初の設置時に、操作者が、センサ11’の視野と走査速度が具体的な取り付け状況に応じて調整する。その後、例えばボタンの押下により、最初の運転開始動作が完了したことを信号で通知する。調整装置の設定、つまり最後に調整されたセンサ11’の視野及び最後に調整された走査速度が、電気的接触部を通じて支持体17’へ伝送され、そこで読み書きヘッド(図示せず)を用いてRFIDトランスポンダ21に保存される。センサ11’が故障したら、それを支持体17’から取り外し、新しいセンサ11’を支持体17’に取り付ける。すると、新たに組み込まれたセンサ11’が自律的にパラメータ設定を行う。これは、RFIDトランスポンダ21に保存された視野及び走査速度の値を読み出し、調整装置を用いてセンサ11’をそれらの値に設定することにより行われる。このようにすれば、センサ11’のパラメータの再設定作業は不要である。
使用形態によっては、図1に示したような自動的なセンサ調整と図2に示したような自動的なパラメータ調整を組み合わせることも考えられる。このようなセンサ装置を備える工場の経営者は、センサ11、11’の故障の際、新たなセンサ11、11’を該当の支持体17、17’に組み込み、場合によっては運転開始信号を発生させるだけでよい。その後の調整及びパラメータ設定は完全に自動的に実行される。従って、センサ11、11’の交換に特別な知識は必要なく、また作業に多大な手間がかかることもない。
11、11’…センサ
12、12’…ケーシング
13…発射光線
15…受光光線
17、17’…支持体
18…収容部
19…調節装置
21…RFIDトランスポンダ
25…支持体の送受信ユニット
27…センサの送受信ユニット
29…ケーブル接続部
30…給電線
31…データ線
OA…光軸

Claims (21)

  1. 少なくとも1つのセンサ(11、11’)と、該センサ(11、11’)を着脱自在に取り付けることができる支持体(17、17’)とを備えるセンサ装置において、
    情報を保存するための記憶装置(21)が前記支持体(17、17’)に設けられ、
    少なくとも1つのセンサ関連情報を前記支持体(17、17’)に伝送し、該伝送された情報を前記記憶装置(21)に保存するための第一の通信手段(25、27)が設けられ、
    前記記憶装置(21)に保存された情報を読み出し、読み出した情報を前記センサ(11、11’)又は前記支持体(17、17’)に設けられた評価装置へ伝送するための第二の通信手段(25、27)が設けられ、
    前記評価装置は、伝送された情報に基づいて、前記センサ(11、11’)及び/又は前記支持体(17、17’)に対して少なくとも1つの調整機能を作動させるように構成され、
    前記センサ(11、11’)はレーザスキャナとして構成され、
    前記調整機能の作動が、走査速度、走査密度及び/又は視野といった前記センサ(11’)の運転パラメータを適合させることを含むこと
    を特徴とするセンサ装置。
  2. 前記評価装置は、運転開始の基準が現前している場合にのみ前記調整機能を作動させるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のセンサ装置。
  3. 前記評価装置は、前記記憶装置(21)から読み出された古い情報と前記第一の通信手段(25、27)を通じて前記支持体(17、17’)に伝送された新しい情報の比較に基づいて前記調整機能を作動させるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のセンサ装置。
  4. 前記調整機能の作動が、前記第一の通信手段(25、27)又は前記第二の通信手段(25、27)を通じて伝送された情報及び/又は該伝送された情報から導出された評価情報を前記センサ(11、11’)及び/又は前記支持体(17、17’)の表示部に表示することを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のセンサ装置。
  5. 前記調整機能の作動が、前記支持体(17)に対する前記センサ(11)の向きの適合化及び/又は固定的な基準面に対する前記支持体(17)の向きの適合化を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のセンサ装置。
  6. 前記向きの適合化のため、前記センサ(11)又は前記支持体(17)に、該支持体(17)の向き又は該支持体(17)に固定された前記センサ(11)の向きの調節を可能にする調節装置(19)が設けられていることを特徴とする請求項5に記載のセンサ装置。
  7. 前記調節装置(19)の現在の設定を保存するための手段が前記記憶装置(21)に設けられていることを特徴とする請求項6に記載のセンサ装置。
  8. 前記調節装置(19)は駆動部を備え、前記評価装置は前記第一の通信手段又は前記第二の通信手段を通じて伝送された情報に基づいて前記駆動部を制御するように構成されていることを特徴とする請求項6又は7に記載のセンサ装置。
  9. 前記調節装置(19)が手動で操作可能であり、前記センサ(11)又は前記支持体(17)の現在の向きを算出及び表示するための手段が設けられていることを特徴とする請求項6又は7に記載のセンサ装置。
  10. 前記第一の通信手段(25、27)及び/又は第二の通信手段(25、27)は非接触で情報を伝送するように構成されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のセンサ装置。
  11. 前記第一の通信手段(25、27)及び/又は第二の通信手段(25、27)は前記センサ(11)と前記支持体(17)の間のローカルな無線接続に依拠していることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のセンサ装置。
  12. 前記第一の通信手段及び/又は第二の通信手段は、センサ(11’)と支持体(17’)の互いに接触した接触面を通じて情報の送受信を行うように構成されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のセンサ装置。
  13. 前記記憶装置(21)は少なくとも1つのRFIDトランスポンダを含ことを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載のセンサ装置。
  14. 前記RFIDトランスポンダ(21)は前記センサ(11、11’)の読み書き複合ユニットを通じて読み書き可能であることを特徴とする請求項13に記載のセンサ装置。
  15. 前記記憶装置は交換可能なメモリカードを含み、該カードは前記支持体(17、17’)のカードスロットに差し込み可能であることを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載のセンサ装置。
  16. 前記支持体(17、17’)が、前記センサ(11、11’)に電気エネルギーを供給するための電流接続部(29)を備えている請求項1〜15のいずれかに記載のセンサ装置。
  17. 前記第二の通信手段が更に、前記支持体(17、17’)の電流接続部(29)から前記センサ(11、11’)の給電ユニットまで電気エネルギーを伝送するように構成されていることを特徴とする請求項16に記載のセンサ装置。
  18. 前記支持体(17、17’)が前記センサ(11、11’)の運転パラメータを前記センサ(11、11’)へ伝送するためのアプリケーションデータ接続部(29)を備え、前記第一の通信手段が更に、前記センサ(11、11’)の運転パラメータを前記支持体(17、17’)のアプリケーションデータ接続部(29)から前記センサ(11、11’)の受信ユニットまで伝送するように構成されていることを特徴とする請求項1〜17のいずれかに記載のセンサ装置。
  19. 前記第一の通信手段は更に、前記センサ(11、11’)により算出された測定データを前記支持体(17、17’)に設けられた測定データ接続部(29)へ伝送するように構成され、前記測定データ接続部(29)は前記測定データを後段に配置された処理装置へ転送するように構成されていることを特徴とする請求項1〜18のいずれかに記載のセンサ装置。
  20. 前記支持体(17’)は前記センサ(11’)のケーシング(12’)のための収容部(18)を備えていることを特徴とする請求項1〜19のいずれかに記載のセンサ装置。
  21. 前記支持体に少なくとも2つのセンサが着脱自在に固定できることを特徴とする請求項1〜20のいずれかに記載のセンサ装置。
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