JP6002084B2 - 情報配信装置、情報配信方法及び情報配信プログラム - Google Patents

情報配信装置、情報配信方法及び情報配信プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ユーザが携帯する端末に情報を配信する技術に関する。
近年、屋外ディスプレイを用いた電子広告が増えている。通信を利用することで、テレビCMのように不特定多数に同じ広告を流すのではなく、設置場所の地域性を考慮した視聴者ターゲットの設定を行い、その特定層に焦点を絞った広告を配信することができる。デジタルサイネージで配信する広告については、広告出稿条件に合致する複数のデジタルサイネージ端末の広告枠の比較を容易にして、広告主や広告仲介業者からの予約を受け付けるなど(特許文献1参照)、個々のデジタルサイネージ端末の特徴に基いて広告が配信される工夫がなされている。
一方、携帯電話、PDA、タブレット、モバイルコンピュータ、カーナビなど、携帯可能な様々な端末が普及し、それに伴い、携帯端末への広告配信が始まっている。
特開2011−198052号公報
しかしながら、従来技術では、固定の場所への設置が想定されるデジタルサイネージ端末に対する広告配信を行うため、デジタルサイネージ端末の状況の変化は考慮していない。具体的には、固定の場所へデジタルサイネージ端末を設置した後に、デジタルサイネージ端末の状況を表す情報(位置、利用ユーザの通る時間帯、利用ユーザの嗜好など)を手動で登録する。
したがって、従来のデジタルサイネージ端末へ広告を配信する技術では、携帯端末のように逐一状況が変化する端末に対して適切な広告を配信することができないという問題があった。また、従来のインターネットブラウザを対象として行われてきた広告配信は、ユーザの利用履歴や検索キーワードなどから長期的嗜好を推定して配信する広告を決定しており、逐一状況が変化する端末に対して適切な広告を配信することができないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、ユーザが携帯する端末に適切な情報を配信することを目的とする。
第1の本発明に係る情報配信装置は、ユーザが携帯する端末に情報を配信する情報配信装置であって、配信する情報と当該情報の配信地域を管理する情報管理手段と、前記端末が情報を表示可能な状態になったときに前記端末から位置データを受信し、当該位置データから前記ユーザが短期的未来に移動する可能性のある範囲を推定する推定手段と、前記情報管理手段から前記配信地域を読み出し、前記推定手段が推定した範囲に配信地域が含まれる前記情報について当該配信地域と前記範囲との関係に基いてスコアを算出し、スコア順に前記情報を並べた配信リストを生成する配信リスト生成手段と、前記配信リストの上位の前記情報を前記端末へ配信する配信手段と、前記端末から時系列の位置データを受信して管理する移動データ管理手段と、前記移動データ管理手段から時系列の位置データを取得し、所定の回数以上出現する時系列の位置データを定常ルートとして抽出するとともに、当該定常ルート上の滞留地点を抽出する定常ルート抽出手段と、を有し、前記推定手段は、前記ユーザの移動開始地点から現在位置までの時系列の位置データと一致度の高い定常ルートを選択し、現在位置から近い前記滞留地点を情報配信地点として取得し、当該情報配信地点から所定の距離以内及び当該情報配信地点までの定常ルートから所定の距離以内を前記範囲として推定することを特徴とする。
第2の本発明に係る情報配信方法は、ユーザが携帯する端末に情報を配信するコンピュータによる情報配信方法であって、前記端末が情報を表示可能な状態になったときに前記端末から位置データを受信し、当該位置データから前記ユーザが短期的未来に移動する可能性のある範囲を推定するステップと、配信する情報と当該情報の配信地域を管理する情報管理手段から前記配信地域を読み出し、前記推定するステップで推定した範囲に配信地域が含まれる前記情報について当該配信地域と前記範囲との関係に基いてスコアを算出し、スコア順に前記情報を並べた配信リストを生成するステップと、前記配信リストの上位の前記情報を前記端末へ配信するステップと、前記端末から時系列の位置データを受信して移動データ管理手段で管理するステップと、前記移動データ管理手段から時系列の位置データを取得し、所定の回数以上出現する時系列の位置データを定常ルートとして抽出するとともに、当該定常ルート上の滞留地点を抽出するステップと、を有し、前記推定するステップは、前記ユーザの移動開始地点から現在位置までの時系列の位置データと一致度の高い定常ルートを選択し、現在位置から近い前記滞留地点を情報配信地点として取得し、当該情報配信地点から所定の距離以内及び当該情報配信地点までの定常ルートから所定の距離以内を前記範囲として推定することを特徴とする。
第3の本発明に係る情報配信プログラムは、上記情報配信装置の各手段としてコンピュータを動作させることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが携帯する端末に適切な情報を配信することができる。
本実施の形態における広告配信サーバを含む全体構成図である。 広告配信サーバに広告を登録する処理の流れを示すシーケンス図である。 広告配信サーバがユーザ端末に広告を配信する処理の流れを示すシーケンス図である。 配信リストを生成する処理の流れを示すフローチャートである。 定常ルートを抽出する処理の流れを示すフローチャートである。 定常ルートを利用する方法を説明する図である。 交通手段を勘案する方法を説明する図である。 移動ルート情報を利用する方法を説明する図である。 乗り換え情報を利用する方法を説明する図である。 移動データを利用する方法を説明する図である。 移動データを利用する別の方法を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本実施の形態における広告配信サーバを含む全体構成図である。同図に示す例では、広告配信サーバ1、ユーザ端末2、および広告登録端末3が通信ネットワーク100に接続されている。広告主もしくは広告仲介業者が広告登録端末3を用いて広告本体と広告に関連する関連情報を広告配信サーバ1に登録する。広告配信サーバ1は、ユーザ端末2を保持するユーザが短期的未来(ある時点から一定時間後)に移動する可能性のある範囲を特定し、当該範囲内を配信地域とする広告をユーザ端末2に配信する。ユーザ端末2は、ユーザが広告を閲覧できる状態になったタイミングで時刻データ、位置データなどの情報を広告配信サーバ1に送信し、広告配信サーバ1が配信する広告を受信してユーザに閲覧させる。ユーザは、ユーザ端末2が表示する広告をクリックすることで詳細な情報等が掲載される別のサイトを閲覧することができる。以下、各装置について説明する。
広告配信サーバ1は、広告登録部11、広告配信部12、ユーザ端末ID生成部13、データ収集部14、リスト生成部15、およびデータ蓄積部16を備える。
広告登録部11は、広告登録端末3から広告本体と広告に関連する関連情報を含む広告データ受信し、広告データにユニークな広告IDを付与して管理する。関連情報は、広告の配信時間帯、広告ジャンル、および配信地域などの情報を含む。
広告配信部12は、登録された広告をユーザ端末2に配信する。広告を配信する方法としては、HTMLを利用したインタラクティブメディアあるいはストリーミング形式、ダウンロード形式の動画メディアなどが考えられる。配信のプロトコルとして、例えば、HTTP、RTSPを用いる。
ユーザ端末ID生成部13は、ユーザ端末2から端末の機種、時刻データ、位置データなどのユーザデータを受信した際に、ユーザ端末2を識別するためのユニークなユーザ端末IDを生成して管理する。
データ収集部14は、ユーザ端末2に配信する広告の一覧を記載した配信リストの生成に必要なデータを収集する。具体的には、広告に関しては、広告登録部11で登録された広告ID、配信時間帯(時刻データ)、広告ジャンル、配信地域(位置データ)があり、ユーザ端末2に関しては、ユーザ端末2に付与されたユーザ端末ID、移動データ(時刻データ、位置データの集合)がある。また、配信した広告をユーザが閲覧した情報として、ユーザ端末2での広告閲覧時もしくはクリック時の広告ID、ユーザ端末ID、時刻データ、位置データ、ログタイプ(閲覧かクリックかなど)がある。
リスト生成部15は、データ収集部14が収集した各種データを元にユーザ端末2の状況に即した広告の配信リストを生成する。具体的には、広告IDに結びついた時刻データとユーザ端末2を利用するタイミングの時刻データの一致する広告ID群を求め、さらに、広告IDに結びついた位置データとユーザ端末2を保持するユーザが短期的未来に移動・滞留する可能性のある位置データの一致する広告ID群を求めて、双方の広告ID群に属する広告IDを並べて配信リストとして生成する。配信リストの項目には、広告ID、広告ジャンル、ユーザ端末2の時刻データ、ユーザ端末2の位置データ、およびスコアがある。スコアは、広告ID群を求める際に出力されるものを用いる。なお、広告ID群を求める処理の詳細については後述する。
また、リスト生成部15は、データ収集部14が収集した広告ログが一定数以上ある場合に広告ログ収集テーブルを生成し、広告の閲覧履歴を配信リストのスコアに加味する。具体的には、広告ジャンルごとに、時間帯毎(例えば1時間毎)のログ数をカウントしてもっとも多い時間帯のログ数最大値を1となるように正規化し、広告ジャンル、時間帯のテーブルとして保持する。また、広告IDごとに、経度1秒緯度1秒ごとの位置データをカウントして最大値が1となるように正規化し、広告ID、位置データ(緯度経度1秒毎)のテーブルとして保持する。そして、配信リストの広告IDそれぞれについて、広告ジャンルと時刻データが一致するテーブル内のデータ、広告IDと位置データが一致するテーブル内のデータを取得して平均値を求めてスコアに加味する。
データ蓄積部16は、データ収集部14が収集したデータ、リスト生成部15が生成したリスト、広告ログ収集テーブルを蓄積する。
ユーザ端末2は、ユーザ要求受付部21、ユーザ要求処理部22、時刻管理部23、位置管理部24、およびデータ蓄積部25を備える。
ユーザ要求受付部21は、ユーザによるユーザ端末2に対する操作、例えばURLリンクのクリック、広告中の映像コンテンツの再生、停止、時刻の設定入力などを受け付ける。また、ユーザ要求受付部21は、ユーザがユーザ端末2の電源を入れる、あるいはスタンバイ状態から復帰させてユーザ端末2の利用を開始した場合に、広告配信サーバ1にユーザが広告を見ることができるタイミングであることを通知する。
ユーザ要求処理部22は、操作の内容に合わせて、広告配信サーバとの通信、広告の受信、広告の表示等の処理を行う。
時刻管理部23は、現地時間での時刻データを生成する。また、ユーザ要求受付部21の設定入力によって時刻データを設定する。
位置管理部24は、GPS衛星からの信号を受信できるGPS受信機を備え、ユーザ端末2が存在する位置データ(緯度、経度、標高)を生成する。
データ蓄積部25は、時刻データ、位置データの集合である移動データを保持、管理するとともに、定期的に広告配信サーバ1と通信し、ユーザ端末ID、移動データを含むユーザデータを送信する。
広告登録端末3は、要求受付部31および要求処理部32を備える。
要求受付部31は、広告主や広告仲介業者などによる広告登録端末3に対する操作、例えば、広告を掲載するサイトのURLの登録、広告動画の登録、広告に関連する関連情報の入力を受け付ける。
要求処理部32は、操作の内容に合わせて、登録内容の表示処理、広告配信サーバと通信して入力された広告データのアップロード等の処理を行う。
なお、広告配信サーバ1、ユーザ端末2、および広告登録端末3が備える各部は、演算処理装置、記憶装置等を備えたコンピュータにより構成して、各部の処理がプログラムによって実行されるものとしてもよい。このプログラムは広告配信サーバ1、ユーザ端末2、および広告登録端末3が備える記憶装置に記憶されており、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等の記録媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。
次に、本実施の形態における広告配信サーバの処理の流れについて説明する。
まず、広告配信サーバ1に広告を登録する処理について説明する。図2は、広告配信サーバ1に広告を登録する処理の流れを示すシーケンス図である。
広告主や広告仲介業者が広告登録端末3を用いて広告の登録を行う(ステップS11)。具体的には、広告主や広告仲介業者が、広告本体のデータ(動画データやインターネットURLなど)と、広告に関連する関連情報を広告登録端末3に入力する。
広告登録端末3は、広告データが入力されると、入力された広告データを広告配信サーバ1へ送信する(ステップS12)。
広告配信サーバ1は、広告データを受信すると、広告データに対してユニークな広告IDを生成し(ステップS13)、受信した広告データに広告IDを関連付けて蓄積する(ステップS14)。
続いて、広告配信サーバ1がユーザ端末2に広告を配信する処理について説明する。図3は、広告配信サーバ1がユーザ端末2に広告を配信する処理の流れを示すシーケンス図である。
ユーザがユーザ端末2の利用を開始すると(ステップS21)、ユーザ端末2は、ユーザが広告を見ることができるタイミングであるとみなして、端末の機種、起動時とt秒後の移動データ(時刻データ、位置データ)などのユーザデータを広告配信サーバ1へ送信する(ステップS22)。ユーザ端末2にユーザ端末IDが付与されている場合はユーザ端末IDもユーザデータに含めて送信する。
広告配信サーバ1は、ユーザ端末IDが伴わないユーザデータを受信した場合にはユーザ端末IDを生成し(ステップS23)、受信したユーザデータにユーザ端末IDを関連付けて蓄積する(ステップS24)。なお、ユーザ端末IDを生成した場合はユーザ端末2に通知しておき、ユーザ端末IDが通知されたユーザ端末2がユーザデータを送信するときは、ユーザデータにユーザ端末IDを付与する。
また、移動データを含むユーザデータが一定数蓄積されると、よく利用されるルートを示す定常ルートを定期的に抽出する(ステップS25)。定常ルートはユーザが短期的未来に移動する可能性のある位置を推定する際に利用される。なお、定常ルートを抽出する処理の詳細については後述する。
広告配信サーバ1は、ユーザがユーザ端末2で広告を閲覧可能な状態になったことを知ると、受信したユーザデータからユーザ端末2を保持するユーザが短期的未来に移動する可能性のある範囲を推定し、推定した範囲に属する広告を選択して、選択した広告の広告ID、位置データ、時刻データ、およびスコアを記載した配信リストを生成する(ステップS26)。配信リストを生成する処理の詳細は後述する。
広告配信サーバ1は、配信リストを生成すると、配信リストのスコアが上位の広告IDに該当する広告データを一定件数(例えば10件)ユーザ端末2へ送信するとともに(ステップS27)、配信リストを蓄積する(ステップS28)。
ユーザ端末2は受信した広告を表示する(ステップS29)。ユーザがユーザ端末2でアプリケーションを利用している場合は、アプリケーションの利用を妨げないように、例えばアプリケーション画面上部の帯状領域に受信した広告を数件表示する。アプリケーションを利用していない場合は、ユーザ端末2の画面全体に受信した広告をリスト状に並べて表示する。
ユーザはユーザ端末2に表示された広告を閲覧し、興味ある広告をクリックする(ステップS30)。広告をクリックすることで、その広告の詳細な情報が表示される。
ユーザ端末2で広告が閲覧もしくはクリックされた場合、ユーザ端末2は、そのログデータを広告配信サーバ1へ送信する(ステップS31)。ログデータは、広告ID、位置データ、時刻データ、およびログタイプ(表示もしくはクリック)の情報を含む。
広告配信サーバ1は、受信したログデータを蓄積しておき(ステップS32)、次回以降の広告ログ収集テーブル生成に利用する。
次に、配信リストを生成する処理について説明する。
図4は、配信リストを生成する処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ユーザがユーザ端末2を利用するタイミングの時刻データに一致する時刻データが関連付けられた広告ID群を広告登録部11が管理する広告データから取得する(ステップS41)。
続いて、ユーザ端末2から受信したユーザデータから、ユーザ端末2を保持するユーザが短期的未来に移動・滞留する可能性のある位置データ群を算出する(ステップS42)。短期的未来に移動・滞留する可能性のある位置データ群を算出する処理については後述する。
そして、ステップS42で算出した位置データ群に一致する位置データが関連付けられた広告ID群を広告登録部11が管理する広告データから取得する(ステップS43)。このとき、ステップS42で算出した位置データ群と広告の配信地域との関係に基いてスコアを算出する。
ステップS41,S43で取得した広告ID群の双方に含まれている広告IDを配信リストに記載して配信リストを生成する(ステップS44)。配信リストに記載された広告には、ステップS42で短期的未来に移動・滞留する可能性のある位置データ群を算出する際に求めたスコアが付与される。
また、ユーザ端末2から受信したログデータが一定数以上ある場合、ログデータから広告ログ収集テーブルを生成する(ステップS45)。
広告ログ収集テーブルに基いてスコアを求め、配信リストのスコアに加味して最終スコアを算出する(ステップS46)。
次に、ユーザ端末2を保持するユーザが短期的未来に移動・滞留する可能性のある範囲を算出し、広告にスコアを付与する方法ついて説明する。
<定常ルートを利用する方法>
まず、定常ルートを抽出する処理について説明する。定常ルートには、各ユーザがよく利用するルートを示す個人定常ルートと多数のユーザが旅行や出張などでよく利用する一般定常ルートが存在する。図5は、定常ルートを抽出する処理の流れを示すフローチャートである。
蓄積された全ての移動データから、一定時間(例えば3時間)以上連続で変化のない位置データに囲まれた時間帯の移動データをルートとして抽出する(ステップS51)。
1ユーザ端末IDごとに、一定距離(例えば20m)以内の誤差で一致するルートをカウントし、カウント数が一定回数(例えば2回)以上一致するルートについて、ルートデータ((位置データ、相対時刻データ)群)、一致ルート数、およびユーザ端末IDを個人定常ルートとしてデータ蓄積部16に保存する(ステップS52)。
ステップS51で抽出した全てのルートからステップS52で抽出した個人定常ルートを削除し、さらに、過去1年以内のルートを対象として、一定距離(例えば20m)以内の誤差で一致するルートをカウントし、カウント数が一定回数(例えば100回)以上一致するルートについて、ルートデータ((位置データ、相対時刻データ)群)、一致ルート数、およびカウント実施日を一般定常ルートとしてデータ蓄積部16に保存する(ステップS53)。
そして、個人定常ルートと一般定常ルートを対象として、ルート上の滞留地点を抽出する(ステップS54)。具体的には、ある時点からの5分間の平均速度が、その時点までの5分間の平均速度よりも10km/時以上遅くなっている点で急な減速が発生したとみなし、急な減速が発生したあとの5分間の平均速度が15km/時以下であり、かつ、進行方向が一定でない場合、ユーザが乗換駅や道中のおみやげ屋、レストラン等に滞留したとみなし、その滞留時間帯の位置データの平均値を滞留地点の位置データとする。求めた滞留地点の位置データ群は、個人定常ルート、一般定常ルートに関連付けてデータ蓄積部16に保存する。
続いて、定常ルート(個人定常ルート、一般定常ルート)を利用して、短期的未来に移動・滞留する可能性のある位置データ群を算出する処理について説明する。図6は、定常ルートを利用する方法を説明する図である。
一定時間(例えば3時間)以上連続で変化のない位置データで、現在時刻から時間的に最も近い位置データを移動開始地点とみなし、移動開始地点から現在位置までの位置データ群と一致度合いの高い定常ルートを推定ルートとして抽出する。なお、一致度合いの同じ定常ルートが複数存在する場合は、個人定常ルートに関連付けられた一致ルート数、もしくは一般定常ルートに関連付けられた一致ルート数/100を比較して、数値の高い定常ルートを推定ルートとする。
推定ルート上の滞留地点もしくは移動終了地点のうち現在位置より先で最も近い地点を広告取得地点とし、広告取得地点からm×νの距離以内にある領域52に存在する広告にスコア1.0を与える。なお、mは定数、νはユーザの移動速度である。
そして、k秒後のユーザの位置Pkから広告取得地点までの推定ルート51上に存在する広告にスコア1.0を与える。
さらに、k秒後のユーザの位置Pkから広告取得地点までの推定ルート51よりm×νの距離以内の領域53に存在する広告に、推定ルート51からの距離Lに応じて(1−L/m×ν)のスコアを与える。
スコアが与えられた広告すべてを、ユーザが短期的未来に移動・滞留する可能性のある範囲内の広告ID群に含める。
<交通手段を勘案する方法>
新幹線や電車、バスの路線図や道路網情報を用いて交通手段を勘案する方法について説明する。図7は、交通手段を勘案する方法を説明する図である。
ユーザの進行方向のk秒後の位置Pkとl秒後の位置Plを結ぶ線分を中心として、線分からm×ν離れた矩形領域54内に存在する交通手段55(線路、路線、道路情報など)をアプリケーションやデータベースなどから取得し、交通手段55上に存在する広告にスコア1.0を与える。なお、取得する線路、路線、道路情報は、取得元のアプリケーション、データベースなどにおいて、矩形領域54を含む粒度で表示する際に描画される情報を対象とする。
そして、矩形領域54内の線路、路線、道路情報よりm×νの距離以内に存在する広告に、距離Lに応じて(1−L/m×ν)のスコアを与える。
<移動ルート情報を利用する方法>
カーナビやユーザ端末のアプリケーションで検索した移動ルート情報を利用する方法について説明する。図8は、移動ルート情報を利用する方法を説明する図である。
カーナビやユーザ端末2のアプリケーションで検索した移動ルート56をカーナビやアプリケーションから取得し、現在位置からk秒後の位置Pkからl秒後の位置Pl間の移動ルート56上に存在する広告にスコア1.0を与える。移動ルート56は、ユーザ端末2を介して取得してもよいし、広告配信サーバ1がカーナビなどから直接取得してもよい。
そして、移動ルート56よりm×νの距離以内の領域57に存在する広告に、距離Lに応じて(1−L/m×ν)のスコアを与える。
<乗り換え情報を利用する方法>
電車の乗換検索サービスなどの乗り換え情報を利用する方法について説明する。図9は、乗り換え情報を利用する方法を説明する図である。
乗換検索サービスからユーザが検索した目的地、乗り換え地点などの乗り換え情報を取得し、目的地、乗り換え地点よりm×νの距離以内の領域58に存在する広告にスコア1.0を与える。
そして、目的地へ向かうルート59よりm×νの距離以内の領域60に存在する広告に、ルート59からの距離Lに応じて(1−L/m×ν)のスコアを与える。ルート59は、ユーザ端末2を介して取得してもよいし、広告配信サーバ1が乗換検索サービスから取得してもよい。
<移動データを利用する方法>
移動データ(時系列の位置データ)を利用する方法について説明する。図10は、移動データを利用する方法を説明する図である。
現在位置を(xi,yi)、t秒後の位置を(xj,yj)とすると、移動速度は、νxj=(xj−xi)/t,νyj=(yj−yi)/tとなる。
短期的未来をk〜l秒後とした場合、Y=νX+aを満たす線分61上に存在する広告にスコア1.0を与える。
移動速度νj=sqrt((xj−xi)+(yj−yi))/t,定数mに対して、線分61よりm×νの距離以内の領域62に存在する広告に、線分61からの距離Lに応じて(1−L/m×ν)のスコアを与える。
あるいは、図11に示すように、ユーザがk秒後に存在する位置Pkを中心として、l秒後に存在する位置Plまでの距離を半径とした角度θの円弧64内に存在する広告に、位置Pk,Plを結ぶ距離Nの線分63からの距離Lに応じて(1−L/N×sin(θ/2))のスコアを与える。
図10,11を用いて説明した方法は、非常にシンプルな方法であり、定常ルートが抽出できていない場合、路線図情報等を取得できない場合、およびカーナビなどと連携できない場合に利用する。
なお、上記で説明した短期的未来に移動・滞留する可能性のある位置を算出して広告にスコアを付与する方法は、ユーザの状況に応じて適宜切り替えてもよいし、上記の方法を組み合わせて用いてもよい。
さらに、ユーザの長期的嗜好をスコアに加味することで、ユーザの移動先だけでなく長期的嗜好も考慮した広告を配信することが可能となる。例えば、子供がいるユーザがベビー用品についてよく検索しており、長期的嗜好を考慮するとベビー用品の広告が配信される場合に、そのユーザが昼食時に外出しているときは、ユーザの歩く通り沿いで子供も過ごしやすいレストランのクーポンを配信することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ユーザがユーザ端末2で広告を見ることができる状態になった時に、広告配信サーバ1がユーザ端末2から時刻データ、位置データを含むユーザデータを受信し、受信したユーザデータに基いてユーザが短期的未来に移動・滞留する可能性のある範囲を推定し、推定した範囲に配信地域が含まれる広告について、ユーザが短期的未来に移動・滞留する可能性のある範囲と配信地域との関係に基いてスコアを算出し、上位のスコアの広告をユーザ端末2に配信することにより、ユーザ端末2の状況に応じた広告を配信することができる。
本実施の形態によれば、時系列の位置データを集計して、ユーザがよく利用するルートや、多くの人がよく利用するルートを定常ルートとして抽出し、現在位置までの移動経路と一致度合いの高い定常ルートを推定ルートし、推定ルート上の滞留地点や移動終了地点を抽出することで、ユーザや多くの人が立ち寄る場所のクーポンやイベント周知を配信できる。
本実施の形態によれば、ユーザが利用したカーナビや乗換案内サービスから移動ルート情報や行き先情報を取得し、ユーザが短期的未来に移動・滞留する可能性のある範囲を推定することにより、移動ルート周辺、乗り換え駅あるいは降車駅周辺の広告を配信できる。
なお、本実施の形態では、ユーザ端末2に広告を配信していたが、広告に限らず、配信地域が指定された情報を配信するものでもよい。
1…広告配信サーバ
11…広告登録部
12…広告配信部
13…ユーザ端末ID生成部
14…データ収集部
15…リスト生成部
16…データ蓄積部
2…ユーザ端末
21…ユーザ要求受付部
22…ユーザ要求処理部
23…時刻管理部
24…位置管理部
25…データ蓄積部
3…広告登録端末
31…要求受付部
32…要求処理部

Claims (3)

  1. ユーザが携帯する端末に情報を配信する情報配信装置であって、
    配信する情報と当該情報の配信地域を管理する情報管理手段と、
    前記端末が情報を表示可能な状態になったときに前記端末から位置データを受信し、当該位置データから前記ユーザが短期的未来に移動する可能性のある範囲を推定する推定手段と、
    前記情報管理手段から前記配信地域を読み出し、前記推定手段が推定した範囲に配信地域が含まれる前記情報について当該配信地域と前記範囲との関係に基いてスコアを算出し、スコア順に前記情報を並べた配信リストを生成する配信リスト生成手段と、
    前記配信リストの上位の前記情報を前記端末へ配信する配信手段と、
    前記端末から時系列の位置データを受信して管理する移動データ管理手段と、
    前記移動データ管理手段から時系列の位置データを取得し、所定の回数以上出現する時系列の位置データを定常ルートとして抽出するとともに、当該定常ルート上の滞留地点を抽出する定常ルート抽出手段と、を有し、
    前記推定手段は、前記ユーザの移動開始地点から現在位置までの時系列の位置データと一致度の高い定常ルートを選択し、現在位置から近い前記滞留地点を情報配信地点として取得し、当該情報配信地点から所定の距離以内及び当該情報配信地点までの定常ルートから所定の距離以内を前記範囲として推定することを特徴とする情報配信装置。
  2. ユーザが携帯する端末に情報を配信するコンピュータによる情報配信方法であって、
    前記端末が情報を表示可能な状態になったときに前記端末から位置データを受信し、当該位置データから前記ユーザが短期的未来に移動する可能性のある範囲を推定するステップと、
    配信する情報と当該情報の配信地域を管理する情報管理手段から前記配信地域を読み出し、前記推定するステップで推定した範囲に配信地域が含まれる前記情報について当該配信地域と前記範囲との関係に基いてスコアを算出し、スコア順に前記情報を並べた配信リストを生成するステップと、
    前記配信リストの上位の前記情報を前記端末へ配信するステップと、
    前記端末から時系列の位置データを受信して移動データ管理手段で管理するステップと、
    前記移動データ管理手段から時系列の位置データを取得し、所定の回数以上出現する時系列の位置データを定常ルートとして抽出するとともに、当該定常ルート上の滞留地点を抽出するステップと、を有し、
    前記推定するステップは、前記ユーザの移動開始地点から現在位置までの時系列の位置データと一致度の高い定常ルートを選択し、現在位置から近い前記滞留地点を情報配信地点として取得し、当該情報配信地点から所定の距離以内及び当該情報配信地点までの定常ルートから所定の距離以内を前記範囲として推定することを特徴とする情報配信方法。
  3. 請求項1に記載の情報配信装置の各手段としてコンピュータを動作させることを特徴とする情報配信プログラム。
JP2013108876A 2013-05-23 2013-05-23 情報配信装置、情報配信方法及び情報配信プログラム Expired - Fee Related JP6002084B2 (ja)

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