JP6001847B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

本発明は,着用者の股下に装着され,尿などの液体を吸収し保持するための使い捨ておむつに関する。具体的に説明すると,本発明は,前身頃外装体と後身頃外装体との間に吸収性本体が架橋されたタイプの使い捨ておむつに関するものであり,前身頃外装体と後身頃外装体が備えるタミーギャザーの配置,及び吸収性本体が前身頃外装体及び後身頃外装体に固定される態様に特徴を有している。
従来から,トップシートと,バックシートと,これらのシート間に介在する吸収体を含む使い捨ておむつが知られている。一般的な使い捨ておむつにおいて,吸収体は,着用者の肌に接する表面側から液透過性材料で形成されたトップシートにより被覆され,反対の裏面側から液不透過性材料で形成されたバックシートにより被覆されている。このため,例えば着用者が排泄した体液は,トップシートを透過して,吸収体により吸収され,バックシートによって外側への漏出が防止されるようになっている。
また,上記構成を有する使い捨ておむつとして,吸収性本体と,この吸収生本体を着用者の腰周りに保持するための前身頃外装体と後身頃外装体とが,それぞれ個別に形成された形態の使い捨ておむつ(いわゆる架橋型の使い捨ておむつ)が知られている(例えば特許文献1)。架橋型の使い捨ておむつでは,吸収性本体の長さ方向一端部が前身頃外装体に固定され,吸収性本体の長さ方向他端部が後身頃外装体に固定される。このため,吸収性本体は,前身頃外装体と後身頃外装体との間に,架橋されるような構造となる。そして,吸収性本体が架橋された状態で,前身頃外装体と後身頃外装体の両側縁部を固定することにより,パンツ型の使い捨ておむつが形成され,着用者は,パンツ型に形成された使い捨ておむつを履くことができるようになっている。また,架橋型の使い捨ておむつは,着用者の脚部周り部分の構造が比較的簡易であるため,着用者は使い捨ておむつを装着した状態であっても,脚部を自由度高く動かすことができるという利点がある。
また,従来から,パンツ型の使い捨ておむつにおいて,着用者の腹部周りに相当する位置に,複数のタミー伸縮材を設けることが知られている(例えば特許文献2)。タミー伸縮材は,使い捨ておむつの前身頃と後身頃の腹周り部分に伸長状態で固定されており,タミー伸縮材が収縮すると,使い捨ておむつの腹周り部分にタミーギャザーが形成される。このように,タミーギャザーを形成することで,使い捨ておむつのフィット性が向上し,おむつのずり下がりを効果的に防止できるとされている。また,タミー伸縮材を配設してタミーギャザーを形成することにより,使い捨ておむつの腹周り部分の柔軟性が高まり,着用者に与える装着感が良好になるという利点もある。
また,使い捨ておむつの腹周り部分にタミー伸縮材を設ける場合に,吸収性本体と重畳する領域において,タミー伸縮材の一部を間欠させるという技術も知られている(例えば特許文献2 図2)すなわち,一般的に,使い捨ておむつの腹周り部分においても,着用者が排泄した尿などの液体を吸収する必要があるため,この腹周り部分にも吸収性本体が配設される。しかしながら,吸収性本体が配設された領域にタミー伸縮材を設けることとすると,タミー伸縮材の収縮力によって,吸収性本体が歪んだり,吸収体の位置がずれたりする恐れがある。そこで,吸収性本体と重畳する領域においては,タミー伸縮材を部分的に間欠させることで,吸収性本体に歪みや位置ずれが生じるという不具合を解消することができる。
特開2010−233733号公報 特開2011−50484号公報
しかしながら,上述した通り,使い捨ておむつの腹周り部分にタミー伸縮材を設けると,タミー伸縮材が配設された箇所に,皺(タミーギャザー)が形成されることとなる。このため,例えば,上記架橋型の使い捨ておむつにおいて,使い捨ておむつのフィット性や着用感を良好なものとするために,前身頃外装体と後身頃外装体の幅方向全体にわたってタミー伸縮材を配設すると,前身頃外装体と後身頃外装体全体に皺(タミーギャザー)が形成される。上述した通り,上記架橋型の使い捨ておむつにおいては,吸収性本体を前身頃外装体と後身頃外装体に固定する必要があるが,上記のように前身頃外装体と後身頃外装体にタミー伸縮材を配設した場合,前身頃外装体及び後身頃外装体に皺(タミーギャザー)が形成され,吸収性本体の前身頃外装体と後身頃外装体に対する固定性が悪くなるという不具合が生じていた。要するに,架橋型の使い捨ておむつを形成するにあたり,吸収性本体と前身頃外装体及び後身頃外装体との固定性が重要視されるが,前身頃外装体及び後身頃外装体にタミー伸縮材を配設すると,この固定性が低下するという問題があった。
また,架橋型の使い捨ておむつにおいて,吸収性本体と前身頃外装体及び後身頃外装体との固定性が低下することを防止するため,例えば特許文献2に示されたように,吸収性本体と重畳する領域においてタミー伸縮材を部分的に間欠させることが考えられる。しかしながら,架橋型の使い捨ておむつは,分離した前身頃外装体と後身頃外装体の間に吸収性本体が架橋されるものであり,特許文献2に示されるような使い捨ておむつのように,吸収性本体全体が外装体によって被覆されるものではない。このため,架橋型の使い捨ておむつでは,少なくとも,吸収性本体が前身頃外装体と後身頃外装体に固定される部分において,着用者の身体とのフィット性を高めることが求められている。従って,架橋型の使い捨ておむつでは,タミー伸縮材と吸収性本体が重畳する領域で,タミー伸縮材を間欠させることとすると,タミー伸縮材が収縮しても吸収性本体が着用者の身体に密着しなくなり,結果として,吸収性本体と着用者の身体のフィット性が悪くなるという不具合が生じていた。
すなわち,架橋型の使い捨ておむつにおいては,タミー伸縮材を前身頃外装体及び後身頃外装体の幅方向全体にわたって配設すると,吸収性本体の固定性が低下してしまう。一方で,タミー伸縮材と吸収性本体が重畳する領域において,タミー伸縮材を間欠させることとすると,吸収性本体と着用者の身体のフィット性が悪くなってしまう。このように,従来は,吸収性本体の固定性に関する問題と,吸収性本体のフィット性に関する問題を同時に解決するための技術が存在していなかった。
このため,現在では,吸収性本体の固定性を適切に保ちつつ,しかも,吸収性本体と着用者の身体のフィット性が良好な架橋型の使い捨ておむつが求められている。
そこで,本発明の発明者は,上記の従来発明の問題点を解決する手段について鋭意検討した結果,架橋型の使い捨ておむつにおいて,前身頃外装体と後身頃外装体に複数のタミー伸縮材を配設し,タミー伸縮材を一部間欠させつつも,吸収性本体を前身頃外装体と後身頃外装体に配置するに際し,吸収性本体に含まれる吸収体の幅方向両側縁の一部が,タミー伸縮材に重畳するように固定することにより,吸収性本体の固定性を適切に保ちつつ,しかも,吸収性本体と着用者の身体のフィット性を良好なものとすることができるという知見を得た。そして,本発明者は,上記知見に基づけば,従来技術の課題を解決できることに想到し,本発明を完成させた。
具体的に本発明は,以下の構成を有する。
本発明は,使い捨ておむつに関する発明である。
本発明の使い捨ておむつは,前身頃外装体1と,後身頃外装体2と,吸収性本体3を有している。吸収性本体3は,その長さ方向の一端部側が,前身頃外装体1に固定される。また,吸収性本体3は,その長さ方向の他端部側が,後身頃外装体2に固定される。すなわち,本発明の使い捨ておむつは,いわゆる架橋型の使い捨ておむつである。
ここで,吸収性本体3は,吸収体31と,吸収体31を肌当接面側から被覆する液透過性のトップシート32と,吸収体31を肌非当接面側から被覆する液不透過性のバックシート33を含む。トップシート32とバックシート33は,吸収体31よりも幅広に形成されている。このため,トップシート32とバックシート33を,吸収体31の両側縁に沿って接合することにより,吸収体31は,トップシート32とバックシート33によって被包される。
また,前身頃外装体1と後身頃外装体2のそれぞれは,使い捨ておむつの幅方向に沿って配置された複数のタミー伸縮材51を有している。
この複数のタミー伸縮材51は,前身頃外装体1と後身頃外装体2の中間部においては部分的に間欠している。このため,複数のタミー伸縮材51は,前身頃外装体1と後身頃外装体2の幅方向両側部に配置されている。
複数のタミー伸縮材51は,使い捨ておむつを肌当接面側から見たときに,前身頃外装体1と後身頃外装体2の幅方向両側部に配置されたタミー伸縮材51の一部が,吸収性本体3の吸収体31の一部と重なるように配置されている。
そして,吸収性本体3は,前身頃外装体1及び後身頃外装体2の両方又はいずれか一方と,吸収体31の幅で固定されている。
上記構成のように,まず,架橋型使い捨ておむつの前身頃外装体1と後身頃外装体2に,それぞれ,複数のタミー伸縮材51を配設することにより,着用者の脚部周りの自由度が高く,しかもフィット性に優れた使い捨ておむつを形成することができる。また,吸収性本体3が前身頃外装体1と後身頃外装体2に固定される領域の一部において,複数のタミー伸縮材51を間欠的なものとすることにより,タミー伸縮材51が間欠した領域においては,皺(タミーギャザー)が形成されなくなる。このため,この間欠領域に吸収性本体3を配置することで,吸収性本体3と前身頃外装体1及び後身頃外装体2との固定性が向上する。さらに,本発明では,タミー伸縮材51を一部間欠させつつも,タミー伸縮材51の一部が,吸収性本体3の吸収体31が幅方向両側部に重畳するように配設されている。従って,吸収性本体3の吸収体31は,タミー伸縮材51の一部が重畳する幅方向両側部において,着用者の身体との密着性が高まる。しかも,本発明では,吸収性本体3は,前身頃外装体1及び/又は後身頃外装体2と,吸収体31の幅で固定されている。このため,タミー伸縮材51が収縮すると,吸収性3は,前身頃外装体1及び/又は後身頃外装体2と確実に連動するため,吸収体3と着用者の身体のフィット性が向上する。
本発明の使い捨ておむつは,吸収体31が,前身頃外装体1側と後身頃外装体2側において,吸収体31の両側縁が幅方向外側に向かって延出した延出部311を有する砂時計型の吸収体であることが好ましい。この場合において,使い捨ておむつを肌当接面側から見たときに,前身頃外装体1と後身頃外装体2の幅方向両側部に配置されたタミー伸縮材51の一部は,吸収体31の延出部311と重なるように配置されることが好ましい。
上記構成のように,吸収体31を砂時計型とし,吸収体31の四隅に形成された延出部311に,タミー伸縮材51の一部を重畳させることにより,当該吸収体31の延出部311が,着用者の肌に向かって密着し易くなる。このため,吸収体31と着用者の身体のフィット性をさらに向上させることができる。また,砂時計型の吸収体31は,その四隅に延出部311が形成されることに伴い,吸収体31の長手方向中央部に,吸収体31の内方に向かって湾曲又は屈折したくびれ部312が形成される。このように吸収体31にくびれ部312が形成されることで,着用者の脚部の可動域を制限することなく,使い捨ておむつの着用感を向上させることができる。
本発明の使い捨ておむつは,複数のタミー伸縮材51が前身頃外装体1と後身頃外装体2の中間部において間欠した間欠領域の幅Nが,吸収体31の最大幅Mに対し,70%以上90%以下であることが好ましい。
上記構成のように,複数のタミー伸縮材51の間欠領域の幅Nが,吸収体31の最大幅Mに対し90%以下であることにより,複数のタミー伸縮材51と吸収体31とが十分な幅で重畳することとなるため,吸収体31と着用者の身体のフィット性が向上する。一方,複数のタミー伸縮材51の間欠領域の幅Nが,吸収体31の最大幅Mに対して70%未満であると,タミー伸縮材51が収縮した際に,吸収体31が湾曲したり,吸収体31に皺が発生したりするため,吸収体31と着用者の身体の間に隙間ができ,尿などの体液がその隙間から漏れやすくなる。このため,複数のタミー伸縮材51の間欠領域の幅Nは,吸収体31の最大幅Mに対して70%以上であることが好ましい。
本発明の使い捨ておむつは,使い捨ておむつを肌当接面側から見たときに,前身頃外装体1と後身頃外装体2の幅方向両側部に配置されたタミー伸縮材51の一部が吸収性本体3に重なる幅2PTが,吸収性本体3の幅Pに対し,40%以上60%以下であることが好ましい。
上記構成のように,吸収性本体3とタミー伸縮材51の重畳領域の幅2PTが,吸収性本体3の幅Pに対して40%以上であることにより,吸収性本体3全体と着用者の身体の密着性を高めることができる。一方,吸収性本体3とタミー伸縮材51の重畳領域の幅2PTが60%を超えると,タミー伸縮材51が収縮した際に,吸収性本体3が湾曲したり,吸収性本体3に皺が発生したりするため,重畳領域の幅2PTは,吸収性本体3の幅Pに対し,60%以下であることが好ましい。
本発明の使い捨ておむつにおいて,吸収性本体3は,吸収体31両側縁部に配置された一対のサイドシート34aをさらに有することが好ましい。一対のサイドシート34aのそれぞれには,使い捨ておむつの長さ方向に沿って,複数の立体ギャザー伸縮材52が配置されている。このため,複数の立体ギャザー伸縮材52が収縮することにより,一対のサイドシート34aが,吸収体31両側縁部沿って起立し,立体ギャザーを形成される。ここで,使い捨ておむつを肌当接面側から見たときに,複数の立体ギャザー伸縮材52の一部は,タミー伸縮材51の一部と交差して重なるように配置されていることが好ましい。
上記構成のように,複数の立体ギャザー伸縮材52の一部が,複数のタミー伸縮材51の一部と交差することで,当該交差部分においては,特に吸収性本体3を着用者の身体の密着度を高めることができる。
本発明の使い捨ておむつにおいは,使い捨ておむつを肌当接面側から見たときに,複数の立体ギャザー伸縮材52とタミー伸縮材51が交差する領域において,吸収性本体3が,前身頃外装体1及び後身頃外装体2から離間していることが好ましい。なお,ここのいう「離間する」とは,吸収性本体3が前身頃外装体1及び後身頃外装体2に,接着剤等によって固定されていない状態を意味する。
上記構成のように,複数の立体ギャザー伸縮材52とタミー伸縮材51の交差領域において,吸収性本体3を前身頃外装体1及び後身頃外装体2に固定せず離間させておくことにより,複数の立体ギャザー伸縮材52とタミー伸縮材51が,互いに,その伸縮性を阻害し合うという不具合を防止できる。このため,複数の立体ギャザー伸縮材52とタミー伸縮材51の交差領域において,吸収性本体3の形状が崩れたり,伸縮材の収縮性が悪くなるという事態を回避できる。
上記の通り,本発明によれば,吸収性本体の固定性を適切に保ちつつ,しかも,吸収性本体と着用者の身体のフィット性が良好な架橋型の使い捨ておむつを提供することができる。
図1は,本発明の使い捨ておむつの例を示す斜視図である。 図2は,本発明の使い捨ておむつの例を示す展開図である。 図3は,図2におけるX―Xの線分において,使い捨ておむつを切断した状態の例を示す断面図である。
以下,図面を用いて本発明を実施するための形態について説明する。本発明は,以下に説明する形態に限定されるものではなく,以下の形態から当業者が自明な範囲で適宜修正したものも含む。
ここで,本願明細書において,「A〜B」とは,「A以上B以下」であることを意味する。
また,本願明細書において,使い捨ておむつの「長さ方向」というときは,基本的に,前身頃と後身頃を結ぶ方向(図2における上下方向)を意味し,「幅方向」というときは,基本的に,長手方向に直交する方向(図2における左右方向)を意味する。
(1.使い捨ておむつの全体構成)
図1は,使い捨ておむつ100の例を示す概略図であり,使い捨ておむつ100を前身頃外装体1側からみた状態を示している。図2は,図1に示された使い捨ておむつ100の展開図であり,使い捨ておむつ100を,吸収性本体3のトップシート32側からみた状態を示している。なお,図2においては,各所に配置された伸縮材の位置関係を示すため,使い捨ておむつを構成する各種シート材を透過的に描画している。また,図3は,図2におけるX−Xの線分において,使い捨ておむつ100を切断した状態の例を示す断面図である。図3(a)は,使い捨ておむつ100の各構成を示すための断面図であり,図3(b)は,図3(a)に示された各構成の配置関係を示している。なお,使い捨ておむつを形成する各種シート材は,通常,非常に薄いものであるが,図3においては,概念的に厚みをもたせて描画している。
図1及び図2に示されるように,使い捨ておむつ100は,前身頃外装体1と,後身頃外装体2と,吸収性本体3を有している。前身頃外装体1は,装着時において着用者の腹部に接触し,後身頃外装体2は,装着時において着用者の背部に接触する。吸収性本体3は,その長手方向の一端部側が前身頃外装体1に固定され,他端部側が後身頃外装体2の間に固定される。このため,本発明では,吸収性本体3が,前身頃外装体1と後身頃外装体2との間に架橋された状態となっている。吸収性本体3を,前身頃外装体1と後身頃外装体2に固定する手段は,公知の方法を用いることができ,例えば,ホットメルト接着剤やその他流動性のある接着剤を用いた固定方法に固定することとしてもよいし,ヒートシールのような熱溶着や超音波溶着により固定することとしてもよい。
また,前身頃外装体1及び後身頃外装体2の幅方向両側縁が互いに接合されることにより,前身頃外装体1及び後身頃外装体2が環状に繋がっている。このため,図1に示されるように,装着時に着用者の腰周りに位置する腰周り開口部101と,装着時に着用者の脚部周りに位置する脚部周り開口部102が形成される。このようにして,架橋型の使い捨ておむつ100が形成される。着用者は,その腹部が前身頃外装体1に接触し,背部が後身頃外装体5に接触するようにして,腰周り開口部101からに両脚部を入れ,それぞれの脚部を脚部周り開口部102から出すことで,架橋型の使い捨ておむつ100を装着することができるようになっている。
(2.使い捨ておむつの各部構成)
以下,図面を用いて,本発明の使い捨ておむつ100の具体的な各部の構成について具体的に説明する。
(2−1.前身頃外装体,及び後身頃外装体)
前身頃外装体1及び後身頃外装体2は,着用者の腹部及び背部に接触するとともに,使い捨ておむつ100の着用時において,前身頃外装体1及び後身頃外装体2の間に位置する吸収性本体3を,吊持するための部材である。
図2に示された展開図において,前身頃外装体1は,腰周り端となる辺である長辺と,後身頃外装体2との接合部である両側辺と,吸収性本体3との接合する辺である短辺と,両側辺と短辺を結ぶ斜辺を有する形状となっている。また,後身頃外装体2についても同様に,腰周り端となる辺である長辺と,前身頃外装体1との接合部である両側辺と,吸収性本体3との接合する辺である短辺と,両側辺と短辺を結ぶ斜辺を有する形状となっている。ただし,前身頃外装体1については,両側辺と短辺とを結ぶ斜辺の傾斜が。後身頃外装体2における両側片と短辺とを結ぶ斜辺の傾斜よりも緩やかになっている。このため,前身頃外装体1と後身頃外装体2を接合した場合であっても,脚部周り開口部102は,前身頃外装体1が比較的広く開けており,着用者の脚部が動き易くなっている。
前身頃外装体1と後身頃外装体2の両側縁部は,互いに重ね合わされ,例えば,熱エンボス加工や,ソニック溶着のような公知の接合手段により接合される。
なお,前身頃外装体1と後身頃外装体2は,基本的に同様の構成を有している。このため,前身頃外装体1について説明した構成は,後身頃外装体2においても同様の構成を採用することができる。
(2−1−2.インナーシートとアウターシート)
図3(a)は,図2におけるX−Xの線分において,使い捨ておむつ100の前身頃外装体1側を切断した状態を示す断面図である。図3(a)の断面図に示されるように,前身頃外装体1は,インナーシート11とアウターシート12を重ね合わせることにより構成されている。インナーシート11は,着用者の肌に接する面(肌当接面)側に配置され,アウターシート12は,着用者の肌に接しない面(肌非当接面)側に配置される。インナーシート11とアウターシート12は,別途形成されたシート材であってもよいし,例えば一枚のシート材を使い捨ておむつの腰周り開口部の端縁に相当する位置で折り返すことにより一体的に形成されたものであってもよい。
インナーシート11とアウターシート12は,例えば,柔軟な繊維不織布やプラスチックシートや,それらのラミネートシートによって形成されている。インナーシート11とアウターシート12の間は,例えばホットメルト接着剤によって接着される。さらに,インナーシート11とアウターシート12の間には,使い捨ておむつの幅方向に沿って,複数のタミー伸縮材51や,複数のウエスト伸縮材53が,伸長状態で固定されている。
(2−1−2.タミー伸縮材)
タミー伸縮材51は,前身頃外装体1及び後身頃外装体2の幅方向にわたって伸長状態で配置されており,収縮することにより,使い捨ておむつの腹周りにタミーギャザーを形成するための部材である。
図2に示されるように,前身頃外装体1と後身頃外装体2には,使い捨ておむつの幅方向に沿って,複数のタミー伸縮材51が配置されている。複数のタミー伸縮材51は,前身頃外装体1と後身頃外装体2のうち,吸収性本体3が配置される腹周りの領域に,配置される。また,複数のタミー伸縮材51は,前身頃外装体1や後身頃外装体2を構成するインナーシート11とアウターシート12の間に,伸長状態で固定されている。このため,複数のタミー伸縮材51が収縮すると,前身頃外装体1と後身頃外装体2の腹周りの領域に,タミーギャザーが形成される。
複数のタミー伸縮材51の数は,例えば,10本〜30本,12本〜28本,15本〜25本であることが好ましい。また,複数のタミー伸縮材51は,前身頃外装体1や後身頃外装体2の幅方向のほぼ全体にわたって,直線状に形成されていることが好ましく,複数のタミー伸縮材51のそれぞれは,実質的に平行に配置されることが好ましい。
図2に示されるように,使い捨ておむつを着用者の肌に接触する面(肌当接面)側から見ると,複数のタミー伸縮材51の一部は,吸収性本体3と重畳して配置されている。また,複数のタミー伸縮材51のうち,吸収性本体3の吸収体31と重畳するものは,前身頃外装体1と後身頃外装体2の幅方向中央部において,一部間欠的に形成されている。すなわち,複数のタミー伸縮材51のうち,吸収性本体3の吸収体31と重畳するものは,前身頃外装体1と後身頃外装体2の幅方向両側部にのみ配置される。ここで,タミー伸縮材51は,吸収性本体3の吸収体31と重畳する部分が完全に間欠するものではなく,タミー伸縮材51は,部分的に,吸収性本体3の吸収体31と重畳する。また,複数のタミー伸縮材51のすべてを間欠的に形成する必要はなく,少なくとも,複数のタミー伸縮材51のうち,吸収性本体3の吸収体31を重畳するものだけを間欠的なものとすればよい。この点についての詳細は,後述する。
タミー伸縮材51には,公知の弾性伸縮部材を用いることができる。例えば,タミー伸縮材51には,糸状弾性ゴムが適用することが好ましい。このようなゴム材としては,スチレン系ゴム,オレフィン系ゴム,ウレタン系ゴム,エステル系ゴム,ポリウレタン,ポリエチレン,ポリスチレン,スチレンブタジエン,シリコーン,又はポリエステル等の素材を用いることができる。なお,タミー伸縮材51の形成材料は必ずしもこれらの材料に限定されるものではなく,例えば熱可塑性エラストマー,プラスチックシート,又はゴムシート等の伸縮性を有する公知の種々のものを用いることができる。特に熱可塑性エラストマーを用いることが好ましく,この熱可塑性エラストマーとしては,例えばスチレン系エラストマー,オレフィン系エラストマー,ポリブタジエン系エラストマー,ポリエステル系エラストマー,ポリアミド系エラストマー,ウレタン系エラストマー,塩化ビニル系エラストマー,フッ素系エラストマー,アイオノマー樹脂,又はシリコーン系樹脂等の公知の種々のものを用いることができる。なお,これらの熱可塑性エラストマーは単独で用いてもよいし,2種以上を混合して用いてもよい。
(2−1−3.ウエスト伸縮材)
ウエスト伸縮材53は,前身頃外装体1及び後身頃外装体2の腰周り開口部101の端縁に沿って配置され,収縮することにより,使い捨ておむつの腰周り開口部101近傍に,ウエストギャザーを形成するための部材である。
複数のウエスト伸縮材53は,インナーシート11とアウターシート12の間に伸長状態で固定されている。ウエスト伸縮材53の数は,2本以上であればよく,例えば,2本〜15本,4本〜12本,又は6本〜9本であることとしても良い。複数のウエスト伸縮材53は,図2に示されるように,使い捨ておむつの長手方向に所定間隔で配置されている。また,複数のウエスト伸縮材53は,略平行に並置されることが好ましい。図2に示されるように,複数のウエスト伸縮材53は,その伸長状態において,前身頃外装体1と後身頃外装体2の幅方向のほぼ全域に延びて配置されていることが好ましく,例えば,複数のウエスト伸縮材53は,前身頃外装体1と後身頃外装体2の幅方向の長さに対して,80%〜99%,又は85%〜95程度の領域に伸長状態で配置されていることが好ましい。
ウエスト伸縮材53には,上記タミー伸縮材51と同様に,公知の弾性伸縮部材を用いることができる。例えば,ウエスト伸縮材53には,糸状弾性ゴムや平状弾性ゴムを用いることができる。
(2−2.吸収性本体)
吸収性本体3は,前身頃外装体1と後身頃外装体2の間に架橋された状態で保持され,使い捨ておむつ100の着用時おいて,着用者の股下に位置し,着用者が排泄した尿などの液体を吸収保持するための部材である。
図3(a)は,図2に示されたX−Xの線分における使い捨ておむつ100の断面図を示している。つまり,図3(a)は,前身頃外装体1と吸収性本体3の概略断面図である。図3に示されるように,吸収性本体3は,吸収体31と,トップシート32と,バックシート33と,立体ギャザー34と,カバーシート35と,立体ギャザー伸縮材52を基本構成としている。
(2−2−1.吸収体)
吸収体31は,尿などの液体を吸収し,吸収した液体を保持するための部材である。吸収体31は,液透過性のトップシート32と,液不透過性のバックシート33の間に配置される。吸収体31は,トップシート32を透過した液体を吸収する機能を有し,吸収性材料により構成される。
吸収体31を構成する吸収性材料には,公知の材料を採用することができる。吸収性材料としては,例えば,フラップパルプ,高吸収性ポリマー,又は親水性シートを用いることとしても良い。また,吸収性材料には,フラップパルプ,高吸収性ポリマー,又は親水性シートのうち1種類を単独で用いてもよいし,2種類以上を併用することとしてもよい。吸収性材料は,通常,単層又は複数層のマット状に形成され,用いられる。
また,吸収体31は,トップシート32とバックシート33の間の領域に封入されることが好ましい。すなわち,図3(a)に示されるように,トップシート32とバックシート33は,吸収体31の周囲を囲うようして,互いに接合されることが好ましい。
吸収体31の形状は,適宜,使い捨ておむつの形状や,大きさ,用途に合せて設計することができる。例えば,吸収体31の形状は,図2に示されるように,砂時計型であることが好ましい。砂時計型とは,前身頃外装体1側と後身頃外装体2側において,吸収体31の両側縁が,幅方向外側に向かって延出した延出部311を有することを意味する。砂時計型では,吸収体31の四隅に延出部311が形成されることにより,吸収体31の長手方向中央部に,吸収体31の内方に向かって湾曲又は屈折したくびれ部312が形成される。また,吸収体31は,一般的な使い捨ておむつに使用されている,矩形型,楕円形型,又はひょうたん型とすることとしてもよい。
(2−2−2.トップシート)
トップシート32は,着用者の股下部の肌に直接接し,尿などの液体を吸収体31に透過させるための部材である。このため,トップシート32は,柔軟性が高い液透過性材料で構成される。また,トップシート32は,吸収体31の表面を被覆するように配置される。
トップシート32を構成する不透過性材料の例は,織布,不織布,又は多孔性フィルムである。また,例えばポリプロピレンやポリエチレン,ポリエステル,ナイロンのような熱可塑性樹脂の繊維を親水化処理してさらに不織布にしたものを用いることとしてもよい。
(2−2−3.バックシート)
バックシート33は,トップシート32を透過し吸収体31に吸収された液体が,漏出することを防止するための部材である。このため,バックシート33は,液不透過性材料によって構成される。そして,バックシート33は,吸収体31の底面からの液漏れを防止するため,吸収体31の底面を被覆するように配置される。
バックシート33を構成する不透過材料の例は,ポリエチレン樹脂からなる液不透過性のフィルムである。特に,0.1〜4μmの微細な孔が複数形成された微多孔性ポリエチレンフィルムを用いることが好ましい。
また,図3(a)に示されるように,バックシート33には吸収体31が載置され,載置された吸収体31の上面がトップシート32によって被覆され,吸収体31を被覆したトップシート32が,吸収体31の両側縁に沿って,バックシート33に接着されている。トップシート32とバックシート33は,例えば,ホットメルト接着剤やその他流動性のある接着剤を用いた接着方法により接着されてもよいし,ヒートシールのような熱溶着や超音波溶着により接着されていてもよい。
(2−2−4.立体ギャザー)
立体ギャザー34は,吸収性本体3の両側縁部に沿って起立し,着用者が排泄した尿の横漏れを防止するための部材である。立体ギャザー34は,吸収性本体3の両側縁部に沿って一対形成されるものであってもよいし,2対以上形成されてもよい。立体ギャザー34は,起立した状態(弾性伸縮部材が収縮した状態)において尿の防漏壁となるため,トップシート32を透過しなかった尿や,吸収体31により吸収しきれなった尿が,使い捨ておむつの脚部周り開口部などから漏出する事態を防止できる。
立体ギャザー34は,吸収体31の両側縁に沿っては配置されたサイドシート34aによって形成される。図3(a)にされるように,サイドシート34aは,使い捨ておむつの長手方向に沿って,トップシート32上に固定される。また,サイドシート34aは,トップシート32及びバックシート33の両側縁を挟みこむようにして,トップシート32の上面及びバックシート33の底面に固定されている。
立体ギャザー34は,一又は複数の立体ギャザー伸縮材52が,使い捨ておむつの長手方向に沿って配設されており,立体ギャザー伸縮材52の収縮力を利用して起立するものである。つまり,立体ギャザー伸縮材52は,伸張された状態で,サイドシート34aに固定されており,立体ギャザー伸縮材52が収縮すると,立体ギャザー34を構成するサイドシート34aも収縮し,立体ギャザー34が立ち上がる。立体ギャザー伸縮材52を配設する位置は,立体ギャザーの形態や,使い捨ておむつの形状や大きさに合せて適宜変更可能であるが,一般的に,立体ギャザー34の上端縁近傍に配設される。
また,図2に示されるように,立体ギャザー伸縮材52は,吸収性本体3の長さ方向全体にわたって配設されるものではなく,吸収性本体3の長さ方向の中央部を中心に配設されるものであることが好ましい。すなわち,サイドシート34aには,吸収性本体3の両端側(上端側及び下端側)において,立体ギャザー伸縮材52が配設されていない領域を有していることが好ましい。
図3(a)に示されるように,立体ギャザー34のそれぞれは,内側ギャザー部341と外側ギャザー部342の2つのギャザー部を有するものであってもよい。また,内側ギャザー部341と外側ギャザー部342は,一枚のシート材(サイドシート34a)から構成されるものであってもよい。すなわち,図3(a)に示されるように,吸収体31の長手方向に沿って,バックシート33の裏面(肌非当接面)に一部固定されたサイドシート34aを,トップシート32とバックシート33の接合位置よりも幅方向外側において,吸収性本体3の内方に向かって折り返して,外側折返部342aを形成する。また,外側折返部342aにおいて折り返されたサイドシート34aの一部は,トップシート32とバックシート33を挟み込むように,トップシート32の表面(肌当接面)上に固定される。さらに,サイドシート34aは,トップシート32との固定線より幅方向内側にも延在しており,この延在している部分が,吸収体31の幅方向内方又は幅方向外方に向かって折り返され,内側折返部341aを形成する。そして,サイドシート34aの内側折返部341aには,使い捨ておむつの長手方向に沿って内側立体ギャザー伸縮材521が配置される。同様に,サイドシート34aの外側折返部342aには,使い捨ておむつの長手方向に沿って外側立体ギャザー伸縮材522が配置される。これにより,立体ギャザー34には,内側ギャザー部341と外側ギャザー部342が形成される。
内側ギャザー部341の先端部には,使い捨ておむつの長手方向に沿って伸長状態の内側立体ギャザー伸縮材521が一又は複数本配設されている。このため,内側ギャザー部341は,トップシート32とサイドシート34aの固定線を起点として,吸収体31の内方に向かって傾倒しながら起立するものであってもよい。また,内側ギャザー部341は,トップシート32に固定された側が吸収体31の内方に向かって傾倒し,内側ギャザー部341の先端部側が,吸収体31の外方に向かって折れ曲がったものであってもよい。
また,外側ギャザー部342は,内側ギャザー部341よりも吸収性本体3の外側に形成される。外側ギャザー部342を形成する外側折返部342aにも,使い捨ておむつの長手方向に沿って,伸長状態の外側立体ギャザー伸縮材522が,一又は複数本配設されている。外側ギャザー部342は,外側立体ギャザー伸縮材522が配設されていない状態において,吸収体31の外側に傾倒するように形成されているため,外側立体ギャザー伸縮材522が配設され起立した状態においても,吸収体31の外方に向かって傾倒する。
内側ギャザー部341と,外側ギャザー部342は,それぞれ別々のシート材によって形成されこととしてもよいし,一枚のシート材(サイドシート34a)により形成されることしてもよい。図3(a)は,内側ギャザー部341と外側ギャザー部342が,一枚のサイドシート34aを幅方向に折り込むことにより,形成された例を示している。
立体ギャザー34を構成するサイドシート34aとしては,撥水性を有する材料を用いることが好ましい。撥水性の材料の例としては,撥水性が高くかつ通気性が良いという観点から,スパンボンドやカードエンボスのような不織布を用いることが好ましい。特に,耐水圧が高いという理由から,SMS(スパンボンド/メルトブロー/スパンボンド)や,SMMS(スパンボンド/メルトブロー/メルトブロー/スパンボンド)のような目の詰まった不織布を用いることが好ましい。
(2−2−5.カバーシート)
カバーシート35は,バックシート33を補強し,かつ,その手触りを良くするための部材である。図3(a)に示されるように,カバーシート35は,バックシート33の衣類と対抗する側に貼り合わせられる。カバーシート35は,サイドシート34aの一部に重畳して貼り合わせられるものであってもよい。カバーシート35を構成する材料としては,織布や不織布が用いられる。特に,カバーシート35を構成する材料として,ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリエステルのような熱可塑性樹脂からなる不織布又は湿式不織布を用いることが好ましい。
図3(a)に示されるように,カバーシート35の裏面(肌非当接面)側には,固定部351が設けられている。この固定部351は,吸収性本体3と前身頃外装体1(及び後身頃外装体2を固定するものである。吸収性本体3と前身頃外装体1は,公知の方法を用いて固定することができる。吸収性本体3と前身頃外装体1は,例えば,ホットメルト接着剤やその他流動性のある接着剤を用いた固定方法に固定することとしてもよいし,ヒートシールのような熱溶着や超音波溶着により固定することとしてもよい。
また,図3(a)に示されるように,固定部351は,吸収性本体3における吸収体31の直下に,吸収体31の幅と,略同一の幅で設けられていることが好ましい。例えば,固定部351の幅は,吸収体3の最大幅に対し,95%〜105%の幅を有していることが好ましい。このように,吸収体31の直下に,吸収体31と略同一の幅で,固定部351を設けることにより,前身頃外装体1及び後身頃外装体2に設けられたタミー伸縮材51が収縮に合わせて,吸収体31が確実に連動する。従って,吸収体31と着用者の身体のフィット性を高めることができる。
また,図2や図3(a)に示されるように,吸収性本体3のうち,吸収体31の幅方向外側には,立体ギャザー34を形成するための立体ギャザー伸縮材52が配置されている。このため,固定部351を,吸収体31の幅方向外側にまで広げると,タミー伸縮材51と立体ギャザー伸縮材52が直交する領域にまで,固定部351が広がることとなる。しかしながら,タミー伸縮材51と立体ギャザー伸縮材52が直交する領域において,吸収性本体3と前身頃外装体1及び後身頃外装体2を固定すると,タミー伸縮材51と立体ギャザー伸縮材52が互いに伸長作用を阻害し合うこととなるため,好ましくない。そこで,固定部351を,吸収性本体3における吸収体31の直下に留めることにより,タミー伸縮材51と立体ギャザー伸縮材52の伸長作用が互いに阻害し合う事態を防止できる。
また,吸収性本体3の長さ方向両端部においては,吸収性本体3と略同一幅で,吸収性本体3と前身頃外装体1及び後身頃外装体2を固定することが好ましい。図2に示されるように,吸収性本体3の長さ方向両端部には立体ギャザー伸縮材52が配置されていない。このため,収性本体3の長さ方向両端部においては,立体ギャザー伸縮材52によりタミー伸縮材51の伸長作用が阻害されることがなく,また吸収性本体の3隅が折れ曲がることも無いため,吸収性本体の長さ方向両端部において固定することにより,前身頃外装体1及び後身頃外装体2との接合状態を強固にすることができる。
(3.各部構成の配置について)
本発明の使い捨ておむつは,基本的に,上記した各部の構成を備えている。
以下では,上記各部構成の配置関係について,図2及び図3(b)を参照して具体的に説明する。
ここで,図2及び図3(b)に示された符号Pは,吸収性本体3の幅を示している。
符号Mは,吸収体31の最大幅を示している。吸収体31の最大幅とは,吸収体31の幅のうち,延出部311が形成された部分の幅を意味する。
符号Cは,吸収体31の最小幅を示している。吸収体31の最小幅とは,吸収体31の幅のうち,くびれ部312が形成された部分の幅を意味する。
符号Nは,図2に示されるように,使い捨ておむつの展開図を平面からみたときに,前身頃外装体1及び後身頃外装体2に配設されたタミー伸縮材51が間欠した間欠領域の幅を示している。
符号PTは,使い捨ておむつの展開図を平面からみたときに,一部が間欠したタミー伸縮材51と,吸収性本体3が重畳する幅を示している。
符号MTは,使い捨ておむつの展開図を平面からみたときに,一部が間欠したタミー伸縮材51と吸収体31が重畳する幅を示している。
ここで,複数のタミー伸縮材51が前身頃外装体1と後身頃外装体2の中間部において間欠した間欠領域の幅Nは,吸収体31の最大幅Mに対し,70%〜90%の幅であることが好ましい。このように,複数のタミー伸縮材51の間欠領域の幅Nが,吸収体31の最大幅Mに対し70%以上90%以下であることにより,複数のタミー伸縮材51と吸収体31とが十分な幅で重畳することとなる。従って,複数のタミー伸縮材51が収縮すると,これに連動して,吸収体31の両側縁が着用者の肌の方向に向かって好適に湾曲するため,吸収体31と着用者の身体のフィット性が向上する。
一方,間欠領域の幅Nが吸収体31の最大幅Mの90%を超えると,複数のタミー伸縮材51と吸収体31の連動性が低下するため,好ましくない。また,間欠領域の幅Nが,吸収体31の最大幅Mに対して70%未満であると,タミー伸縮材51が収縮した際に,吸収体31全体が歪んだり,吸収体31に皺が発生したりする。このように,吸収体31全体に歪みや皺が生じると,吸収体31と着用者の身体の間に隙間ができ,尿などの体液がその隙間から漏れやすくなる。このため,間欠領域の幅Nを,吸収体31の最大幅Mに対して70%未満とすることは好ましくない。
また,例えば,間欠領域の幅Nは,吸収体31の最大幅Mに対し,75%〜85%の幅であってもよいし,78%〜82%の幅であってもよい。
なお,間欠領域の幅Nと,吸収体31の左右両側におけるタミー伸縮材51との重畳幅2MTの和は,吸収体31の最大幅Mに相当する。このため,吸収体31の左右両側におけるタミー伸縮材51との重畳幅2MTは,吸収体31の最大幅Mに対し,10%〜30%であることが好ましい。
次に,使い捨ておむつを肌当接面側から見たときに,前身頃外装体1と後身頃外装体2の幅方向両側部に配置されたタミー伸縮材51の一部が吸収性本体3に重なる幅2PTは,吸収性本体3の幅Pに対し,40%〜60%の幅であることが好ましい。幅2PTとは,吸収性本体3の左右両側におけるタミー伸縮材51の重畳幅を足したものである。
このように,吸収性本体3とタミー伸縮材51の重畳領域の幅2PTが,吸収性本体3の幅Pに対して40%以上60%であることにより,吸収性本体3全体と着用者の身体の密着性を高めることができる。
一方,幅2PTが吸収性本体3の幅Pに対して60%を超えると,タミー伸縮材51が収縮した際に,吸収性本体3全体が歪んだり,吸収性本体3に皺が発生したりする。このため,幅2PTを,吸収性本体3の幅Pに対して60%を超える幅とすることを好ましくない。
なお,上記幅2PTと上記幅Nの和は,上記幅Pに相当する。このため,複数のタミー伸縮材51が前身頃外装体1と後身頃外装体2の中間部において間欠した間欠領域の幅Nは,吸収性本体3の幅Pに対し,40%〜60%であることが好ましい。
また,図2に示されるとおり,本発明の吸収体31は,その四隅に,延出部311を有するものであることが好ましい。この場合において,前身頃外装体1と後身頃外装体2の幅方向両側部に配置されたタミー伸縮材51の一部は,吸収体31の延出部311と重なるように配置されていることが好ましい。図2に示されるように,吸収体31は,その四隅に延出部311を有することにより,長さ方向中間部にくびれ部312が形成されている。ここで,吸収体31の延出部311は,くびれ部312の長さ方向の延長線上をヒンジとして,着用者の肌が存在する方向に向かって起立し易くなっている。このため,タミー伸縮材51の一部が吸収体31の延出部311と重なるように配置することで,吸収体31の延出部311は,タミー伸縮材51の収縮に連動して,起立するようになる。このように,吸収体31の延出部311を起立させることにより,吸収体31と着用者の肌のフィット性が向上するため,尿漏れ防止に繋がる。
また,吸収体31の幅のうち,延出部311が形成された部分の幅Mと,くびれ部312が形成された部分の幅Cを比較すると,幅Cは,幅Mに対して,50%〜90%であることが好ましい。また,幅Cは,幅Mに対して,60%〜85%の幅であってもよいし,65%〜85%の幅であってもよい。幅Cが,幅Mに対して,50%〜90%であることにより,吸収体31と着用者の肌のフィット性をより向上させることができる。
また,吸収性本体3の幅Pと,吸収体31の最大幅Mを比較すると,幅Mは,幅Pに対して,50%〜90%であることが好ましく,60%〜85%であってもよいし,65%〜85%であってもよい。また,吸収性本体3の幅Pと,吸収体31の最小幅Cを比較すると,幅Cは,幅Pに対して,30%〜60%であることが好ましく,35%〜55%であってもよいし,40%〜50%であってもよい。このような条件を満たすことにより,吸収体31の大きさが,吸収性本体3に対して適度なものとなるため,着用者の体液を好適に吸収保持できるとともに,着用者は違和感なく使い捨ておむつを装着することができる。
図2に示されるように,外側立体ギャザー伸縮材522と,前身頃外装体1に配置されたタミー伸縮材51は,使い捨ておむつを平面からみたときに,交差して重なるように配置されていることが好ましい。このように,外側立体ギャザー伸縮材522とタミー伸縮材51が交差するように配置することで,この交差する領域において,吸収性本体3と着用者の肌のフィット性を高めることができる。また,使い捨ておむつを肌当接面側から見たときに,複数の立体ギャザー伸縮材52とタミー伸縮材とが交差する領域において,吸収性本体3は,前身頃外装体1及び後身頃外装体2と離間していることが好ましい。すなわち,当該交差領域において,吸収性本体3は,前身頃外装体1及び後身頃外装体2に固定されないことが好ましい。このように,外側立体ギャザー伸縮材522とタミー伸縮材51の交差領域において,吸収性本体3を離間させることにより,外側立体ギャザー伸縮材522とタミー伸縮材51は,互いに干渉し合うこと無く伸縮することができるようになる。
図2に示された例では,立体ギャザー伸縮材52(外側立体ギャザー伸縮材522)は,吸収性本体3の長さ方向全体にわたって配設されるものではなく,吸収性本体3の長さ方向の中央部を中心に配設されている。この場合において,吸収性本体3は,立体ギャザー伸縮材52が配設されていない四隅の領域において,前身頃外装体1と後身頃外装体2と固定されていることが好ましい。このように,吸収性本体3の四隅を前身頃外装体1と後身頃外装体2に固定することで,外側立体ギャザー伸縮材522とタミー伸縮材51の干渉を避けつつも,吸収性本体3を前身頃外装体1と後身頃外装体2に対し,しっかりと固定することができる。
以上,本願明細書では,本発明の内容を表現するために,図面を参照しながら発明の実施形態の説明を行った。ただし,本発明は,上記実施形態に限定されるものではなく,本願明細書に記載された事項に基づいて当業者が自明な変更形態や改良形態を包含するものである。
本発明に係る使い捨ておむつは,乳幼児や高齢者用のおむつに適用することができる。従って,本発明は,育児及び介護に関する産業において好適に利用し得る。
1 前身頃外装体
11 インナーシート
12 アウターシート
2 後身頃外装体
3 吸収性本体
31 吸収体
311 延出部
312 くびれ部
32 トップシート
33 バックシート
34 立体ギャザー
34a サイドシート
341 内側ギャザー部
341a 内側折返部
342 外側ギャザー部
342a 外側折返部
35 カバーシート
351 固定部
51 タミー伸縮材
52 立体ギャザー伸縮材
521 内側立体ギャザー伸縮材
522 外側立体ギャザー伸縮材
53 ウエスト伸縮材
100 使い捨ておむつ
101 腰周り開口部
102 脚部周り開口部

Claims (4)

  1. 前身頃外装体(1)と,後身頃外装体(2)と,吸収性本体(3)を有し,
    前記吸収性本体(3)の長さ方向の一端部側が,前記前身頃外装体(1)に固定され,
    前記吸収性本体(3)の長さ方向の他端部側が,前記後身頃外装体(2)に固定された
    使い捨ておむつであって,
    前記吸収性本体(3)は,
    吸収体(31)と,
    前記吸収体(31)を肌当接面側から被覆する液透過性のトップシート(32)と,
    前記吸収体(31)を肌非当接面側から被覆する液不透過性のバックシート(33)と,
    前記吸収体(31)の両側縁部において前記トップシート(32)に固定された左右一対のサイドシート(34a)と,
    前記サイドシート(34a)と前記トップシート(32)との固定線よりも前記使い捨ておむつの幅方向の内側において,前記使い捨ておむつの長手方向に沿って前記サイドシート(34a)に対して固定された内側立体ギャザー伸縮材(521)と,
    前記固定線よりも前記幅方向の外側において,前記長手方向に沿って前記サイドシート(34a)に対して固定された外側立体ギャザー伸縮材(522)と,を含み,
    前記トップシート(32)と前記バックシート(33)は,前記吸収体(31)よりも幅広に形成され,前記トップシート(32)と前記バックシート(33)を接合することにより,前記吸収体(31)が被包されており,
    前記前身頃外装体(1)と前記後身頃外装体(2)のそれぞれは,
    前記使い捨ておむつの幅方向に沿って配置された複数のタミー伸縮材(51)を有し,
    前記複数のタミー伸縮材(51)は,
    前記前身頃外装体(1)と前記後身頃外装体(2)の中間部においては間欠し,前記前身頃外装体(1)と前記後身頃外装体(2)の幅方向両側部に配置され,
    前記複数のタミー伸縮材(51)は,
    前記使い捨ておむつを肌当接面側から見たときに,前記前身頃外装体(1)と前記後身頃外装体(2)の幅方向両側部に配置されたタミー伸縮材(51)の一部が,前記吸収性本体(3)の吸収体(31)の一部と重なるように配置されており,
    さらに,前記吸収性本体(3)は,前記前身頃外装体(1)及び前記後身頃外装体(2)の両方又はいずれか一方と,前記吸収体(31)の幅で固定されており,
    前記複数のタミー伸縮材(51)が前記前身頃外装体(1)と前記後身頃外装体(2)の中間部において間欠した間欠領域の幅(N)は,前記吸収体(31)の最大幅(M)に対し,70%以上90%以下であり,
    前記使い捨ておむつを肌当接面側から見たときに,前記外側立体ギャザー伸縮材(522)は,前記前身頃外装体(1)と前記後身頃外装体(2)の両方の前記タミー伸縮材(51)と交差して重なるように配置されており,
    前記外側立体ギャザー伸縮材(522)が前記タミー伸縮材(51)と交差する領域において,前記吸収性本体(3)は,前記前身頃外装体(1)及び前記後身頃外装体(2)から離間しており,かつ,
    前記サイドシート(34a)と前記トップシート(32)との固定線は,前記吸収体(31)の前記幅方向の外側に位置する
    使い捨ておむつ。
  2. 前記吸収体(31)は,前記前身頃外装体(1)側と前記後身頃外装体(2)側において,前記吸収体(31)の両側縁が幅方向外側に向かって延出した延出部(311)を有する砂時計型の吸収体であり,
    前記使い捨ておむつを肌当接面側から見たときに,前記前身頃外装体(1)と前記後身頃外装体(2)の幅方向両側部に配置されたタミー伸縮材(51)の一部は,前記吸収体(31)の前記延出部(311)と重なるように配置されている
    請求項1に記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記使い捨ておむつを肌当接面側から見たときに,前記前身頃外装体(1)と前記後身頃外装体(2)の幅方向両側部に配置されたタミー伸縮材(51)の一部が前記吸収性本体(3)に重なる幅(2PT)は,前記吸収性本体(3)の幅(P)に対し,40%以上60%以下である
    請求項1又は請求項2に記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記前身頃外装体(1)は,腰周り端となる辺である長辺と,前記後身頃外装体(2)との接合部である両側辺と,前記吸収性本体(3)と接合する辺である短辺と,前記両側辺と前記短辺を結ぶ斜辺を有する形状であり,
    前記後身頃外装体(2),腰周り端となる辺である長辺と,前記前身頃外装体(1)との接合部である両側辺と,前記吸収性本体(3)と接合する辺である短辺と,前記両側辺と前記短辺を結ぶ斜辺を有する形状である
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の使い捨ておむつ。
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