JP5999815B2 - 排水栓装置 - Google Patents

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Description

本発明は排水栓装置に関する。
特許文献1は従来の排水栓装置を開示している。この排水栓装置は、排水栓本体、第1マグネット、第2マグネット、及び駆動部を備えている。排水栓本体は水槽の排水口を開閉することができる。第1マグネットは排水栓の下部に設けられている。この第1マグネットは下端面がS極又はN極である。第2マグネットは、排水口に連通した排水管内である第1マグネットの下方位置と、この下方位置から水平方向に外れた退避位置との間を水平移動することができる。第2マグネットが第1マグネットの下方位置に移動すると、第2マグネットと第1マグネットとの間で反発力が生じ、第1マグネット及び排水栓本体が上昇し、排水口が開放する。駆動部は第2マグネットを第1マグネットの下方位置と退避位置との間で往復移動させることができる。
この排水栓装置は、駆動部が第2マグネットを第1マグネットの下方位置と退避位置との間を水平移動させることによって、排水栓本体が昇降し、排水口を開閉することができる。このように、この排水栓装置は簡易な構造で排水口を開閉することができる。
特開平7−317118号公報
しかし、特許文献1の排水栓装置は、排水口を閉鎖する際、第2マグネットを第1マグネットの下方位置から退避位置に水平移動させるものであるため、退避位置を第1マグネットの下方位置の近傍に設けると、第2マグネットと第1マグネットの間の反発力が残存し、排水口の閉鎖が不充分になるおそれがる。このため、排水口の閉鎖を確実にするためには、第2マグネットの退避位置を第1マグネットの下方位置からある程度、離れた位置にする必要がある。このため、第2マグネットの往復距離が長くなり、排水栓装置が大型化してしまうおそれがある。また、第2マグネット及び駆動部は排水口に連通した排水管内を移動するため、排水管内を流れる排水の影響を受けて往復移動がスムーズに行うことができないおそれがある。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、小型化することができ、排水口の開閉を良好に行うことができる排水栓装置を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の排水栓装置は、水槽の排水口を開閉する排水栓本体と、
この排水栓本体の下部に設けられ、下端面がS極又はN極である第1マグネットと、
前記排水口に連通した排水管の外側であって、前記第1マグネットの前記下端面に下方から対向した位置で端面が上方を向いた状態に配置した第1位置と、前記端面が、前記第1マグネットの下方領域内で斜め上方を向いておらず、また前記下方領域に向かって斜め上方及び水平方向を向いていない状態に配置した第2位置との間で回動自在であり、前記第1位置で前記第1マグネットとの間で反発力が生じ、前記第1マグネット及び前記排水栓本体を上昇させる第2マグネットと、
前記第2マグネットを前記第1位置と前記第2位置との間で回動させる駆動部とを備えていることを特徴とする。
この排水栓装置は、第2マグネットが第1位置に回動すると、第1マグネットの下端面に下方から対向した位置で第2マグネットの端面が上方を向き、第1マグネットと第2マグネットとの間に生じる反発力で、第1マグネット及び排水栓本体が上昇し、排水口を開放することができる。また、第2マグネットが第2位置に回動すると、第2マグネットの端面が、第1マグネットの下方領域内で斜め上方を向いておらず、また下方領域に向かって斜め上方及び水平方向を向いていない状態に配置されるため、第2マグネットと第1マグネットとの間に生じる反発力を小さくすることができたり、第1マグネットを下方に引き付ける力を生じさせたりすることができる。このため、この排水栓装置は排水栓本体等の自重や磁力によって排水口を確実に閉鎖することができる。また、第2マグネットは、排水管の外側で回動するため、排水管内を流れる排水の影響を受けずに、駆動部によって第1位置と第2位置との間をスムーズに回動させることができる。さらに、この排水栓装置は、第2マグネットが第1位置と第2位置との間を回動するため、往復距離を短くすることができ、小型化することができる。
したがって、本発明の排水栓装置は、小型化することができ、排水口の開閉を良好に行うことができる。
実施例1の排水栓装置の開状態を示す断面図である。 実施例1の排水栓装置の閉状態を示す断面図である。 実施例1の排水栓装置の閉状態における要部を示す概略図である。 実施例2の排水栓装置の開状態における要部を示す概略図である。 実施例2の排水栓装置の閉状態における要部を示す概略図である。
本発明における好ましい実施の形態を説明する。
本発明の排水栓装置において、前記第2位置に回動した前記第2マグネットは前記第1マグネットに下方向の磁力を作用させ得る。この場合、第1マグネットに作用する下方向の磁力によって排水栓本体に下方向の力を作用させることができる。このため、排水栓本体が排水口を確実に閉鎖することができる。
本発明の排水栓装置において、前記第2マグネットは回動自在に軸支されており、
前記駆動部は、前記第2マグネットを前記端面の反対側から押し上げて前記第2マグネットの下方に位置する前進位置と、斜め下方に傾斜して形成された前端面に沿って前記第2マグネットが位置する後退位置とを往復移動するピストン部材を有しており、
前記ピストン部材が前記前進位置に移動すると、前記第2マグネットは前記第1位置に回動した状態になり、前記ピストン部材が前記後退位置に移動すると、前記第2マグネットは前記第1マグネットの下方領域に向かって前記端面が斜め下方に向いた状態に配置した前記第2位置に回動した状態になり得る。
この場合、ピストン部材が前進位置と後退位置との間で往復移動すると、第2マグネットが第1位置と第2位置との間で回動し、排水口を開閉することができる。第2マグネットは回動するため、移動範囲を狭く、排水栓装置を小型にすることができる。また、ピストン部材を後退位置に移動すると、第2マグネットの端面が第1マグネットの下方領域に向かって斜め下方に向き、第1マグネットとの間に生じる反発力を小さくすることができる。このため、この排水栓装置は排水栓本体等の自重によって確実に排水口を閉鎖することができる。さらに、この排水栓装置は、ピストン部材の移動距離を短くすることができるため、駆動装置を小型化することができる。
次に、本発明の排水栓装置を具体化した実施例1及び2について、図面を参照しつつ説明する。
<実施例1>
実施例1の排水栓装置は、図1〜図3に示すように、排水栓本体10、第1マグネット30、第2マグネット50、及び駆動部70を備えている。排水栓本体10は水槽である洗面器1の排水口3を開閉する。排水口3は、洗面器1の上方から見た平面視において、円形に開口しており、洗面器1の底面1Aから内側下方に向けて曲面で形成され、下方に向かって徐々に縮径し、下端部で内側に突出した縁部5を形成している。
洗面器1は、排水口3の下端部の縁部5に係止して連結し、下方に延びた円筒状の第1排水管7と、第1排水管7の下端部に連結し、略L字状で下流側が水平方向に延びた第2排水管9とによって、排水路の上流側を形成している。
排水栓本体10は、栓蓋部11、ロッド部13、第1マグネット30を保持する第1保持部15、ガイド部17、及びパッキン19を有している。栓蓋部11は円盤状であり、その径は排水口3の上端部(洗面器1の底面から下方に傾斜し始めた部分)の径よりも小さく、第1排水管7の上端部の外径よりも大きい。ロッド部13は、円柱状であり、栓蓋部11の下面中央から下方に延びている。第1保持部15は、ロッド部13の下端部に連続して形成された蓋部15Aと、蓋部15Aに取り付けられ内部に第1マグネット30を収納する空間を形成した収納部15Bとを有している。ガイド部17は、蓋部15Aから放射状に延びた図示しない3本の支持棒によって支持された円環である。ガイド部17は第1排水管7の内径よりも僅かに小さい外径を有している。排水栓本体10が昇降する際、ガイド部17が第1排水管7の内面に沿って昇降するため、排水栓本体10が傾くことなく鉛直方向に昇降することができる。パッキン19は栓蓋部11の下部周縁に嵌められている。排水栓本体10が下降するとパッキン19の下端エッジ部、若しくは外周面が排水口3の内面に当接し、排水口3を水密状に閉鎖する。
排水栓本体10はヘアーキャッチャー20が取り付けられている。ヘアーキャッチャー20は、略椀状であり、水が通過する多数の貫通孔21が貫設されている。ヘアーキャッチャー20は、第1排水管7の内面に形成された段部7Aに載置され、第1排水管7内に配置されている。ヘアーキャッチャー20は、中央部にロッド部13を遊挿しており、ロッドが昇降しても昇降せず、第1排水管7の内面に形成された段部7Aに載置された状態のままである。
第1マグネット30は永久磁石である。第1マグネット30は、下端面30AがS極、上端面30BがN極となるように第1保持部15の収納部15Bの下面近傍に収納され、保持されている。
第2マグネット50は、駆動部70の後述するピストン部材71と共に第2排水管9の外側面に一体的に形成されたケース40内に収納されている。ケース40は第1マグネット30が収納された排水栓本体10の第1保持部15の真下に位置する部分に第2マグネット50が回動可能な第1収納空間41を形成している。
第2マグネット50は第2保持部材51に一つの端面50Aが露出するように保持されている。第2マグネット50は永久磁石である。第2マグネット50は、露出した端面50AがS極であり、その反対側の端面50BがN極となるように第2保持部材51の凹部に接着剤等によって固定されている。第2保持部材51は上端部をケース40の収納空間の上部に設けた軸部53に回動自在に吊下げ状態で軸支されている。つまり、第2マグネット50が吊下げ状態で回動自在に軸支されている。
駆動部70は、ピストン部材71、ピストン部材71の後端面に連結したワイヤー73を有している。ピストン部材71は前端面71Aが斜め下方に傾斜して形成されている。ピストン部材71は、ケース40に形成した第1収納空間41に連通した第2収納空間42内に収納され、第1収納空間41に向けて進退自在である。ワイヤー73は、一端が前述したようにピストン部材71の後端面に連結しており、他端が図示しない操作部に連結している。操作部を操作すると、ワイヤー73を介してピストン部材71が第2収納空間42内に位置する後退位置と第1収納空間41へ向けて突出した前進位置との間を移動する。
このような構成を有する排水栓装置は、次に示すように排水栓本体10が洗面器1の排水口3を開閉する。
排水口3を開放するように操作部を操作すると、図1に示すように、ワイヤー73を介してピストン部材71が前進位置へ移動する。この際、ピストン部材71が第2保持部材51の第2マグネット50が露出した側面とは反対側から第2保持部材51を軸部25を中心にして押し上げる。そして、ピストン部材71が第2保持部材51の下方に位置する。つまり、第2マグネット50は、第2保持部材51から露出した端面50Aの反対側から押し上げられて、ピストン部材71が下方に位置した状態になる。この状態で、第2マグネット50が露出した端面50Aが、略隙間なく第1収納空間41の天井面に沿った状態になる。
この状態は、第2マグネット50が、第2排水管9の外側で、第1マグネット30の下端面30Aに下方から対向した位置で端面50Aが上方を向いた状態に配置した第1位置に回動されていることになる。第2マグネット50の上方を向いた(第2保持部材51から露出した)端面50AはS極である。また、排水栓本体10の第1保持部15に保持された第1マグネット30の下端面30AもS極である。このため、第2マグネット50が第1位置に回動されると、第1マグネット30との間で反発力が生じ、第1マグネット30及び排水栓本体10が上昇して、排水口3を開放する。
洗面器1内に水が貯留されていると、その水の水頭圧により、排水栓本体10に下向きの力がかかる。この状態で、上述したように排水口3を開放すると、水圧に勝る第1マグネット30と第2マグネット50との間の反発力によって、排水栓本体10が僅かに排水口3を開放する。すると、洗面器1内の水が第1排水管7へ流れ込み、洗面器1内の水が減少する。水頭圧が減少した分、第1マグネット30及び排水栓本体10がさらに上昇する。第1マグネット30が上昇すると第2マグネット50との距離が大きくなって、第1マグネット30と第2マグネット50との間の反発力が小さくなるため、排水栓本体10が排水口3を開放し難い状態になる。しかし、この排水栓装置は、ヘアーキャッチャー20が抵抗部材になり、ヘアーキャッチャー20より上流側の排水路内の圧力が高くなるため、洗面器1内の水の水頭圧を相殺し、排水栓本体10にかかる下向きの力を弱めることができる。このため、この排水栓装置は、第1マグネット30と第2マグネット50との間の反発力によって更に排水栓本体10を上昇させることができ、排水口3を大きく開放することができる。
次に、排水口3を閉鎖するように操作部を操作すると、図2に示すように、ワイヤー73を介してピストン部材71が第2収納空間42内に位置する後退位置へ移動する。この状態で、第2保持部材51は、図2及び図3に示すように、重力、及び第2マグネット50と第1マグネット30との間の反発力によって、鉛直下方よりさらに時計方向に回動し、ピストン部材71の斜め下方に傾斜して形成された前端面71Aに第2マグネット50が露出した側面とは反対側の側面が当接した状態になる。この状態は、第2マグネット50が、第1マグネット30の下方領域Xに向かって第2保持部材51から露出した端面50Aを斜め下方(矢印Y方向)に向けた第2位置に回動した状態である。このような状態にすることによって、第2マグネット50と第1マグネット30との間に生じる反発力を小さくすることができる。このため、この排水栓装置は排水栓本体10等の自重によって確実に排水口3を閉鎖することができる。また、第2マグネット50は、排水管の外側で回動するため、排水管内を流れる排水の影響を受けずに、駆動部70によって第1位置と第2位置との間をスムーズに回動させることができる。さらに、この排水栓装置は、第2マグネット50が第1位置と第2位置との間を回動するため、往復距離を短くすることができ、小型化することができる。また、この排水栓装置は、ピストン部材71の移動距離を短くすることができるため、駆動装置を小型化することができる。
したがって、実施例1の排水栓装置は、小型化することができ、排水口3の開閉を良好に行うことができる。
<実施例2>
実施例2の排水栓装置は、図4及び図5に示すように、第2マグネット50の回動方式が実施例1と相違する。他の構成は実施例1と同様であり、同一の構成は同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
この排水栓装置では、第2マグネット50を保持する第2保持部材151が軸部153を中心にして360度回動することができる。第2保持部材151を回動させる駆動部は、図示しないが、ラック・アンド・ピニオン機構によって構成されている。この第2保持部材151も第2マグネット50の一つの端面50Aが露出するように保持している。第2マグネット50は、露出した端面50AがS極であり、その反対側の端面50BがN極となるように第2保持部材151の凹部に接着剤等によって固定されている。
第2保持部材151は第2マグネット50を保持する凹部が設けられた側面とは反対側の側面の近傍を軸部153により軸支されている。軸部153は第1マグネット30が収納された排水栓本体10の第1保持部15の真下に配置されている。このため、第2保持部材151が第2マグネット50の露出した端面50Aを上方に向くように回動した際、図4に示すように、第2マグネット50は、図示しない排水口3に連通した排水管の外側であって、第1マグネット30の下端面30Aに下方から対向した位置で端面50Aが上方を向いた状態に配置した第1位置に回動されたことになる。第2マグネット50の上方を向いた(第2保持部材151から露出した)端面50AはS極である。また、排水栓本体10の第1保持部15に保持された第1マグネット30の下端面30AもS極である。このため、第2マグネット50が第1位置に回動されると、第1マグネット30との間で反発力が生じ、第1マグネット30及び排水栓本体10が上昇して、排水口3を開放する。
この排水栓装置は、図5(A)、(B)に示すように、第2保持部材151から露出した第2マグネット50の端面50Aが左右水平方向から下方に向く範囲(矢印Zで示す範囲)の所定の箇所を第2マグネット50の第2位置にすることができる。第2マグネット50の第2位置が、図5(A)に示すように、第2保持部材151から露出した第2マグネット50の端面50Aが、第1マグネット30の下方領域で鉛直下方Y1を向いた状態の配置であったり、図示しないが、斜め下方を向いた状態の配置であったりすると、第2マグネット50の第2保持部材151から露出した端面50Aとは反対側の端面50Bが第1マグネット30に向いた状態になる。第2マグネット50は第2保持部材151から露出した第2マグネット50の端面50Aとは反対側の端面50BがN極であるため、下端面30AがS極である第1マグネット30を下方に引き付けることになる。
また、図5(B)に示すように、第2保持部材151から露出した第2マグネット50の端面50Aが、第1マグネット30の下方領域に向かった水平方向ではなく、下方領域から外側を向いた左右水平方向Y2、Y3のどちらを向いた状態に配置しても、第2保持部材151から露出した第2マグネット50の端面50Aとは反対側の端面50Bが第1マグネット30の下端面30Aに近い位置となる。このため、N極である第2マグネット50の反対側の端面50Bと、S極である第1マグネット30の下端面30Aとが引き付け合い、第1マグネット30を下方に引き付けることになる。このように、この排水栓装置は、第2位置に回動した第2マグネット50が第1マグネット30に下方向の磁力を作用させることができる。このため、排水栓本体10が排水口3を確実に閉鎖することができる。また、第2位置に位置する第2マグネット50は、第1マグネット30との距離が大きいため、第2マグネット50と第1マグネット30との引き付け合う力が大きくならず、第2保持部材151を回動させる駆動部の操作荷重が大きくならない。
このように、この排水栓装置は、第2マグネット50が第1位置に回動すると、第1マグネット30の下端面に下方から対向した位置で第2マグネット50の端面が上方を向き、第1マグネット30と第2マグネット50との間に生じる反発力で、第1マグネット30及び排水栓本体10が上昇し、排水口3を開放することができる。また、第2マグネット50が第2位置に回動すると、第2マグネット50の端面が、第1マグネット30の下方領域内で斜め上方を向いておらず、また下方領域に向かって斜め上方及び水平方向を向いていない状態に配置され、さらに第1マグネット30に下方向の磁力を作用させることができる。このため、この排水栓装置は排水口3を確実に閉鎖することができる。また、第2マグネット50は、排水管の外側で回動するため、排水管内を流れる排水の影響を受けずに、駆動部によって第1位置と第2位置との間をスムーズに回動させることができる。さらに、この排水栓装置は、第2マグネット50が第1位置と第2位置との間を回動するため、往復距離を短くすることができ、小型化することができる。
したがって、実施例2の排水栓装置も、小型化することができ、排水口3の開閉を良好に行うことができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施例1及び2では、第1マグネットの下端面をS極にしたが、N極にしてもよい。この場合、第2マグネットはN極が露出するように第2保持部材に保持される。
(2)実施例1及び2では、排水栓装置を洗面器に適用したが、浴槽等の他の水槽に適用してもよい。
(3)実施例2では、第2保持部材を回動させる駆動部がラック・アンド・ピニオン機構によって構成したが、他の機構によって第2保持部材を回動させてもよい。
1…洗面器(水槽)
3…排水口
7、9…排水管(7…第1排水管、9…第2排水管)
10…排水栓本体
30…第1マグネット
30A…(第1マグネットの)下端面
50…第2マグネット
50A…(第2マグネットの)端面
70…駆動部
71…ピストン部材
71A…(ピストン部材の)前端面

Claims (3)

  1. 水槽の排水口を開閉する排水栓本体と、
    この排水栓本体の下部に設けられ、下端面がS極又はN極である第1マグネットと、
    前記排水口に連通した排水管の外側であって、前記第1マグネットの前記下端面に下方から対向した位置で端面が上方を向いた状態に配置した第1位置と、前記端面が、前記第1マグネットの下方領域内で斜め上方を向いておらず、また前記下方領域に向かって斜め上方及び水平方向を向いていない状態に配置した第2位置との間で回動自在であり、前記第1位置で前記第1マグネットとの間で反発力が生じ、前記第1マグネット及び前記排水栓本体を上昇させる第2マグネットと、
    前記第2マグネットを前記第1位置と前記第2位置との間で回動させる駆動部とを備えていることを特徴とする排水栓装置。
  2. 前記第2位置に回動した前記第2マグネットは前記第1マグネットに下方向の磁力を作用させることを特徴とする請求項1記載の排水栓装置。
  3. 前記第2マグネットは回動自在に軸支されており、
    前記駆動部は、前記第2マグネットを前記端面の反対側から押し上げて前記第2マグネットの下方に位置する前進位置と、斜め下方に傾斜して形成された前端面に沿って前記第2マグネットが位置する後退位置とを往復移動するピストン部材を有しており、
    前記ピストン部材が前記前進位置に移動すると、前記第2マグネットは前記第1位置に回動した状態になり、前記ピストン部材が前記後退位置に移動すると、前記第2マグネットは前記第1マグネットの下方領域に向かって前記端面が斜め下方に向いた状態に配置した前記第2位置に回動した状態になることを特徴とする請求項1又は2記載の排水栓装置。
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