JP5998671B2 - 2サイクルエンジン - Google Patents

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Description

本発明は、シリンダ内部に燃料を直接噴射するユニフロー型の2サイクルエンジンに関する。
船舶の機関としても用いられる2サイクルエンジン(2ストロークエンジン)は、吸気、圧縮、燃焼、排気といった4つの連続する行程を、シリンダ内部におけるピストン1往復の行程で完了するレシプロエンジンである。例えば、高圧噴射によって燃料油と燃料ガスとを並行して供給するディーゼル型のガスエンジンでは、上死点近傍で燃料ガスおよび燃料を噴射することで、圧縮行程における所望の時点で燃料ガスを確実に着火させるとともに、燃料ガスをシリンダ内で確実に燃焼させて排気系統で燃焼が生じるのを回避している(例えば、特許文献1)。
特許第3432098号
上述したような2サイクルエンジンでは、運転状況に応じて噴射する燃料ガスを可変する制御がなされており、例えば、エンジンが高負荷状態にある場合には、低負荷状態にある場合よりも、多量の燃料ガスが噴射される。その結果、多量の燃料ガスが噴射された場合に、シリンダ内において燃料ガスが部分的に濃くなってしまい、ノッキングや過早着火等の異常燃焼が生じて、正常な運転が困難になるおそれがある。
本発明は、このような課題に鑑み、運転状況に拘わらず、異常燃焼を回避して常時正常な運転を可能とする2サイクルエンジンを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の2サイクルエンジンは、シリンダと、シリンダ内を摺動するピストンと、シリンダにおけるピストンのストローク方向一端部に設けられ、該シリンダ内で生じた排気ガスを排気するために開閉される排気ポートと、シリンダにおけるピストンのストローク方向他端部側の内周面に設けられ、ピストンの摺動動作に応じてシリンダ内に活性ガスを吸入する掃気ポートと、シリンダにおけるピストンのストローク方向に離隔して複数配置され、当該シリンダ内に燃料ガスを噴射する燃料噴射弁と、燃料噴射弁を制御してシリンダ内に燃料ガスを噴射させる燃料噴射制御部と、備え、燃料噴射制御部は、エンジン負荷が予め定められた閾値以上である場合には、エンジン負荷が閾値未満である場合よりも、燃料ガスを噴射する燃料噴射弁を増やし、予め設定されたエンジン運転状況下において、1回の圧縮行程中に、掃気ポート側に位置する燃料噴射弁から、排気ポート側に位置する燃料噴射弁まで、順次、燃料ガスを噴射させることを特徴とする。
また、予め設定された運転状況は、エンジン負荷が予め定められた閾値以上であるとよい。
また、燃料ガスの排気ポートからの吹き抜けを検知する吹き抜け検知部を備え、燃料噴射制御部は、吹き抜け検知部によって燃料ガスの吹き抜けが検知されるか、もしくは、吹き抜け検知部によって検知される燃料ガスの吹き抜け量が、予め設定された閾値以上となった場合に、燃料ガスが噴射されている燃料噴射弁の中で、最も排気ポートの近くに位置する燃料噴射弁からの燃料ガスの噴射量を低減させるとともに、当該噴射量を低減させた燃料噴射弁よりも掃気ポート側に位置する燃料噴射弁からの燃料ガスの噴射量を増加させるとよい。
また、燃料噴射制御部は、1回の圧縮行程において複数の燃料噴射弁から燃料ガスを噴射する場合、最も排気ポートの近くに位置する燃料噴射弁からの燃料ガスの噴射量を、他の燃料噴射弁からの燃料ガスの噴射量よりも少なくするとよい。
本発明の2サイクルエンジンによれば、運転状況に拘わらず、異常燃焼を回避して常時正常な運転が可能となる。
2サイクルエンジンの全体構成を示す説明図である。 低負荷状態における各制御部の動作を示す説明図である。 低負荷状態において燃料ガスの吹き抜けが生じた場合の各制御部の動作を示す説明図である。 高負荷状態における各制御部の動作を示す説明図である。 高負荷状態において燃料ガスの吹き抜けが生じた場合の各制御部の動作を示す説明図である。 燃料噴射制御部による制御を説明するフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、2サイクルエンジン100の全体構成を示す説明図である。本実施形態の2サイクルエンジン100は、ユニフロー型であり、例えば、船舶等に用いられる。具体的に、2サイクルエンジン100は、シリンダ110(シリンダヘッド110a、シリンダブロック110b)と、ピストン112と、パイロット噴射弁114と、排気ポート116と、排気弁駆動装置118と、排気弁120と、掃気ポート122と、掃気室124と、燃料噴射ポート126と、燃料噴射弁128(第1燃料噴射弁128a、第2燃料噴射弁128b、第3燃料噴射弁128c)と、ロータリエンコーダ130と、吹き抜け検知部132と、燃焼室140とを含んで構成され、ガバナー(調速機)150、燃料噴射制御部152、排気制御部154等の制御部によって制御される。
2サイクルエンジン100では、吸気、圧縮、燃焼、排気といった4つの連続する行程を通じて、不図示のクロスヘッドに連結されたピストン112がシリンダ110内を摺動自在に往復移動する。このようなクロスヘッド型のピストン112では、シリンダ110内でのストロークを比較的長く形成することができ、ピストン112に作用する側圧をクロスヘッドに受けさせることが可能なので、2サイクルエンジン100の高出力化を図ることができる。さらに、シリンダ110とクロスヘッドが収まる不図示のクランク室とが隔離されるので、低質燃料油を用いる場合においても汚損劣化を防止することができる。
パイロット噴射弁114は、シリンダ110のストローク方向一端部である、ピストン112の上死点より上方のシリンダヘッド110aに設けられ、エンジンサイクルにおける所望の時点で適量の燃料油を噴射する。かかる燃料油は、シリンダヘッド110aと、シリンダブロック110bにおけるシリンダライナと、ピストン112とに包囲された燃焼室140の熱で自然着火し、僅かな時間で燃焼して、燃焼室140の温度を極めて高くするので、燃料ガスを含む予混合気を所望のタイミングで確実に燃焼することができる。
排気ポート116は、シリンダ110におけるピストン112のストローク方向の一端側、すなわち、ピストン112の上死点より上方のシリンダヘッド110aの頂部に設けられた開口部であり、シリンダ110内で生じた燃焼後の排気ガスを排気するために開閉される。排気弁駆動装置118は、所定のタイミングで排気弁120を上下に摺動させ、排気ポート116を開閉する。このようにして排気ポート116を介して排気された排気ガスは、例えば、不図示の過給機のタービン側に供給された後、外部に排気される。
掃気ポート122は、シリンダ110におけるピストン112のストローク方向の他端側の内周面(シリンダブロック110bの内周面)に設けられた開口部であり、ピストン112の摺動動作に応じてシリンダ110内に活性ガスを吸入する。かかる活性ガスは、酸素、オゾン等の酸化剤、または、その混合気(例えば空気)を含む。掃気室124には、不図示の過給機のコンプレッサによって加圧された活性ガス(例えば空気)が封入されており、掃気室124とシリンダ110内の差圧をもって掃気ポート122から活性ガスが吸入される。掃気室124の圧力は、ほぼ一定とすることができるが、掃気室124の圧力が変化する場合には、掃気ポート122に圧力計を設け、その計測値に応じて燃料ガスの噴射量等、他のパラメータを制御してもよい。
燃料噴射ポート126は、シリンダ110内周面(排気ポート116と掃気ポート122との間)において、略周方向(厳密な周方向のみならず、ストローク方向への変位を許容する)に所定の間隔を空けて設けられた複数の開口部である。また、燃料噴射ポート126は、ピストン112のストローク方向に離隔して複数配置されている。本実施形態では、燃料噴射ポート126が、ピストン112のストローク方向において、3か所に配置されている。
燃料噴射弁128は、各燃料噴射ポート126内に配置され、燃料噴射制御部152からの指令を受けて、例えば、LNG(液化天然ガス)をガス化した燃料ガスを噴射する。こうしてシリンダ110内に燃料ガスが供給される。また、燃料ガスは、LNGに限らず、例えば、LPG(液化石油ガス)、軽油、重油等をガス化したものを適用することもできる。なお、以下においては、ピストン112のストローク方向において、最も掃気ポート122側に位置する燃料噴射弁128を第1燃料噴射弁128aとし、排気ポート116と掃気ポート122との中間に位置する燃料噴射弁128を第2燃料噴射弁128bとし、最も排気ポート116側に位置する燃料噴射弁128を第3燃料噴射弁128cとして説明する。
ロータリエンコーダ130は、不図示のクランク機構に設けられ、クランクの角度信号(以下、クランク角度信号と言う。)を検出する。
吹き抜け検知部132は、排気ポート116に連通する排気通路中に設けられ、燃料噴射弁128から噴射された燃料ガスが、燃焼せずにそのまま排気ポート116から排出される量を検知する。この吹き抜け検知部132は、シリンダ110から排出される排気ガス中の炭化水素(ハイドロカーボン)濃度を検知することで、排気ポート116からの燃料ガスの吹き抜けを検知する。
ガバナー150は、上位の制御装置から入力されたエンジン出力指令値と、ロータリエンコーダ130からのクランク角度信号によるエンジン回転数に基づいて、燃料噴射量を導出し、燃料噴射制御部152に出力する。
燃料噴射制御部152は、ガバナー150から入力された燃料噴射量を示す情報と、ロータリエンコーダ130からのクランク角度信号に基づいて、燃料噴射弁128を制御する。
排気制御部154は、燃料噴射制御部152からの排気弁開閉タイミング信号と、ロータリエンコーダ130からのクランク角度信号に基づいて、排気弁駆動装置118に排気弁操作信号を出力する。以下、上述した2サイクルエンジン100のエンジンサイクルにおける各制御部の動作について説明する。
図2は、低負荷状態における各制御部の動作を示す説明図である。燃焼行程後の排気行程では、図2に示すように、排気ポート116および掃気ポート122が閉塞状態にあり、シリンダ110内は排気ガスで満たされている。燃焼圧によってピストン112が下降し下死点に近づくと、排気制御部154は排気弁駆動装置118を通じて排気弁120を開弁し、また、ピストン112の摺動動作に応じて掃気ポート122が開口する。すると、掃気ポート122から活性ガスが吸入され、活性ガスは、燃料ガスの混合を促進するためのスワールを形成しながら上昇し、シリンダ110内の排気ガスを排気ポート116から押し出す。
そして、ピストン112が下死点から上死点に向けて上昇すると、その過程で掃気ポート122が閉口され、活性ガスの吸入が停止される。このとき、排気制御部154は、排気弁120を開弁状態に維持しており、ピストン112の上昇によって、引き続き、シリンダ110内の排気ガスは、排気ポート116から排出される。その後、さらにピストン112が上昇して、第2燃料噴射弁128bよりも上死点に近づくと、排気制御部154は、排気弁120を閉弁して排気ポート116を閉口する。
ここで、ピストン112が下死点から上死点に向けて上昇する圧縮行程では、ガバナー150から入力された燃料噴射量を示す情報に基づいて、燃料噴射制御部152が、燃料噴射弁128からシリンダ110内に燃料ガスを噴射する。このとき、燃料噴射制御部152は、入力された燃料ガスの噴射量や、ロータリエンコーダ130からのクランク角度信号によって導出されるエンジン回転数等から、エンジンの運転状況(負荷)を推定し、エンジンの運転状況に応じて、燃料ガスを噴射する燃料噴射弁128を決定する。なお、ここでは、理解を容易にするために、燃料噴射制御部152が、エンジンの運転状況(負荷)を推定することとした。しかしながら、上位の制御装置やガバナー150が、エンジンの運転状況に基づいて、燃料ガスを噴射する燃料噴射弁128を決定するとともに、この決定に基づく指令を、燃料噴射制御部152に送信してもよい。
燃料噴射制御部152は、エンジンの負荷が予め設定された閾値未満である場合には、図2に示すように、第2燃料噴射弁128bから燃料ガスを噴射する。このとき、第2燃料噴射弁128bからの燃料ガスの噴射は、ピストン112が第2燃料噴射弁128bよりも下死点側のa位置にあるときから、ピストン112が第2燃料噴射弁128bに到達する直前まで行われる。このように、エンジンの負荷が閾値未満である場合には、ガバナー150が決定した量の燃料ガスを、第2燃料噴射弁128bからのみ噴射することで、シリンダ110内において燃料ガスの濃い部分を意図的に生成し、確実に燃焼作用をもたらすようにしている。
なお、図2に示すように、第2燃料噴射弁128bから燃料を噴射する際には、排気ポート116がいまだ開口している。そのため、シリンダ110内のガスの流れの状況によっては、燃料ガスの吹き抜けが生じ、第2燃料噴射弁128bから噴射した燃料の一部が、そのまま排気ポート116から排出されることもあり得る。上述のように、燃料ガスの吹き抜けは、吹き抜け検知部132によって検知されており、吹き抜け検知信号が、吹き抜け検知部132から燃料噴射制御部152に入力されている(図1参照)。燃料噴射制御部152は、エンジンの運転状況が一定であるとした場合に、吹き抜け検知部132によって検知される燃料ガスの吹き抜け量が閾値以上になると、次のようにして燃料噴射弁128を制御する。
図3は、低負荷状態において燃料ガスの吹き抜けが生じた場合の各制御部の動作を示す説明図である。吹き抜け検知部132によって検知される燃料ガスの吹き抜け量が閾値以上になると、燃料噴射制御部152は、第1燃料噴射弁128aおよび第2燃料噴射弁128bから燃料ガスを噴射する。このとき、第1燃料噴射弁128aからの燃料ガスの噴射は、ピストン112が第1燃料噴射弁128aよりも下死点側のb位置にあるときから、ピストン112が第1燃料噴射弁128aに到達する直前まで行われる。また、第2燃料噴射弁128bからの燃料ガスの噴射は、ピストン112が第2燃料噴射弁128bよりも下死点側のc位置にあるときから、ピストン112が第2燃料噴射弁128bに到達する直前まで行われる。
このとき、エンジンの運転状況が図2および図3で同じであったとすると、図2において第2燃料噴射弁128bから噴射される燃料ガスの噴射量と、図3において第1燃料噴射弁128aおよび第2燃料噴射弁128bから噴射される燃料ガスの合計量とが、等しくなるように制御される。つまり、閾値以上の吹き抜け量が検知された場合には、第2燃料噴射弁128bからの燃料ガスの噴射量を減らすとともに、この減少分を、排気ポート116からより遠くに位置する第1燃料噴射弁128aにおいて噴射する。これにより、シリンダ110内に噴射される燃料ガスを一定に維持しながら、排気ポート116からの燃料ガスの吹き抜け量を低減することが可能となる。
図4は、高負荷状態における各制御部の動作を示す説明図である。上述のように、エンジンの負荷が閾値未満である低負荷状態において、燃料噴射制御部152は、燃料噴射弁128を図2および図3に示すように制御する。これに対して、エンジンの負荷が閾値以上である高負荷状態において、燃料噴射制御部152は、燃料噴射弁128を、図4に示すように制御する。
すなわち、燃料噴射制御部152は、エンジンの負荷が予め設定された閾値以上である場合には、図4に示すように、第1燃料噴射弁128a、第2燃料噴射弁128b、第3燃料噴射弁128cのいずれからも燃料ガスを噴射する。このとき、第1燃料噴射弁128aからの燃料ガスの噴射は、ピストン112が第1燃料噴射弁128aよりも下死点側のd位置にあるときから、ピストン112が第1燃料噴射弁128aに到達する直前まで行われる。また、第2燃料噴射弁128bからの燃料ガスの噴射は、ピストン112が第2燃料噴射弁128bよりも下死点側のa位置にあるときから、ピストン112が第2燃料噴射弁128bに到達する直前まで行われる。さらに、第3燃料噴射弁128cからの燃料ガスの噴射は、ピストン112が第3燃料噴射弁128cよりも下死点側のe位置にあるときから、ピストン112が第3燃料噴射弁128cに到達する直前まで行われる。
このように、燃料噴射制御部152は、エンジンの高負荷状態では、掃気ポート122に位置する第1燃料噴射弁128aから、排気ポート116側に位置する第3燃料噴射弁128cまで、順次、燃料ガスを噴射するように制御することとなる。また、エンジンの高負荷状態においては、低負荷状態よりも多量の燃料ガスがシリンダ110内に噴射される。ここでは、図2に示す低負荷状態と、図4に示す高負荷状態とで、第2燃料噴射弁128bから噴射される燃料ガスの量が等しく、低負荷状態に比べて増加した分の燃料ガスが、第1燃料噴射弁128aおよび第3燃料噴射弁128cから噴射されることとなる。
仮に、エンジンの高負荷状態において、全ての燃料ガスを第2燃料噴射弁128bからのみ噴射することとすると、燃料ガスが局所的に濃くなり過ぎてしまい、ノッキングや過早着火等の異常燃焼が生じるおそれがある。上記のように、エンジンの高負荷状態となって、多量の燃料ガスを噴射する場合に、第1燃料噴射弁128a、第2燃料噴射弁128b、第3燃料噴射弁128cから順次燃料ガスを噴射することで、シリンダ110内の全体に広く燃料ガスを行き渡らせることができる。これにより、多量の燃料ガスが噴射された場合に、シリンダ110内において燃料ガスが局所的に濃くなりすぎるおそれが低減され、エンジンの運転状況に拘わらず、異常燃焼を回避して常時正常な運転が可能となる。
また、第1燃料噴射弁128a、第2燃料噴射弁128b、第3燃料噴射弁128cから燃料ガスを噴射する際に、最も排気ポート116の近くに位置する第3燃料噴射弁128cからの燃料ガスの噴射量を、第1燃料噴射弁128aおよび第2燃料噴射弁128bからの燃料ガスの噴射量よりも少なくしている。これにより、排気ポート116からの燃料ガスの吹き抜け量が低減され、燃費効率を向上することができる。
なお、エンジンの高負荷状態において、吹き抜け検知部132によって検知される燃料ガスの吹き抜け量が閾値以上になった場合、燃料噴射制御部152は、次のようにして燃料噴射弁128を制御する。
図5は、高負荷状態において燃料ガスの吹き抜けが生じた場合の各制御部の動作を示す説明図である。吹き抜け検知部132によって検知される燃料ガスの吹き抜け量が閾値以上になると、燃料噴射制御部152は、第3燃料噴射弁128cからの燃料ガスの噴射を停止し、第1燃料噴射弁128aおよび第2燃料噴射弁128bから燃料ガスを噴射する。このとき、第1燃料噴射弁128aからの燃料ガスの噴射は、ピストン112が第1燃料噴射弁128aよりも下死点側のf位置にあるときから、ピストン112が第1燃料噴射弁128aに到達する直前まで行われる。また、第2燃料噴射弁128bからの燃料ガスの噴射は、ピストン112が第2燃料噴射弁128bよりも下死点側のa位置にあるときから、ピストン112が第2燃料噴射弁128bに到達する直前まで行われる。
そして、エンジンの運転状況が図4および図5で同じであったとすると、図5において第1燃料噴射弁128aから噴射される燃料ガスの噴射量と、図4において第1燃料噴射弁128aおよび第3燃料噴射弁128cから噴射される燃料ガスの合計量とが、等しくなるように制御される。つまり、閾値以上の吹き抜け量が検知された場合には、第3燃料噴射弁128cからの燃料ガスの噴射を停止し、この減少分を、排気ポート116からより遠くに位置する第1燃料噴射弁128aにおいて噴射する。これにより、シリンダ110内に噴射される燃料ガスを一定に維持しながら、排気ポート116からの燃料ガスの吹き抜け量を低減することが可能となる。以下に、上記の燃料噴射制御部152の具体的な制御について説明する。
図6は、燃料噴射制御部152による制御を説明するフローチャートである。なお、この図6に示す処理は、ガバナー150から燃料噴射量にかかる情報が入力されることで開始される。
(ステップS201)
例えば、ガバナー150から燃料噴射量にかかる指令信号が入力されると、燃料噴射制御部152は、エンジンの負荷が予め設定された閾値未満であるか、すなわち、エンジンの運転状況が低負荷状態であるかを判定する。その結果、低負荷状態であると判定した場合にはステップS202に処理を移し、低負荷状態ではない(高負荷状態である)と判定した場合にはステップS209に処理を移す。
(ステップS202)
ステップS201においてエンジンの低負荷状態であると判定した場合には、燃料噴射制御部152は、吹き抜け検知部132によって検知される燃料ガスの吹き抜け量が閾値以上であるかを判定する。その結果、燃料ガスの吹き抜け量が閾値以上であると判定した場合にはステップS205に処理を移し、燃料ガスの吹き抜け量は閾値以上ではない(閾値未満である)と判定した場合にはステップS203に処理を移す。
(ステップS203)
ステップS202において燃料ガスの吹き抜け量が閾値未満であると判定した場合には、燃料噴射制御部152は、ロータリエンコーダ130の検出信号に基づいて、圧縮行程においてピストン112が図2のa位置に到達するまで待機し、ピストン112がa位置に到達するとステップS204に処理を移す。
(ステップS204)
燃料噴射制御部152は、ピストン112がa位置に到達したところで第2燃料噴射弁128bを制御して所定量の燃料ガスを噴射させる。
(ステップS205)
一方、上記ステップS202において燃料ガスの吹き抜け量が閾値以上であると判定した場合には、燃料噴射制御部152は、ロータリエンコーダ130の検出信号に基づいて、圧縮行程においてピストン112が図3のb位置に到達するまで待機し、ピストン112がb位置に到達するとステップS206に処理を移す。
(ステップS206)
燃料噴射制御部152は、ピストン112がb位置に到達したところで第1燃料噴射弁128aを制御して所定量の燃料ガスを噴射させる。
(ステップS207)
次に、燃料噴射制御部152は、ロータリエンコーダ130の検出信号に基づいて、圧縮行程においてピストン112が図3のc位置に到達するまで待機し、ピストン112がc位置に到達するとステップS208に処理を移す。
(ステップS208)
燃料噴射制御部152は、ピストン112がc位置に到達したところで第2燃料噴射弁128bを制御して所定量の燃料ガスを噴射させる。
(ステップS209)
また、上記ステップS201においてエンジンの低負荷状態ではない(高負荷状態である)と判定した場合には、燃料噴射制御部152は、吹き抜け検知部132によって検知される燃料ガスの吹き抜け量が閾値以上であるかを判定する。その結果、燃料ガスの吹き抜け量が閾値以上であると判定した場合にはステップS216に処理を移し、燃料ガスの吹き抜け量は閾値以上ではない(閾値未満である)と判定した場合にはステップS210に処理を移す。
(ステップS210)
ステップS209において燃料ガスの吹き抜け量が閾値未満であると判定した場合には、燃料噴射制御部152は、ロータリエンコーダ130の検出信号に基づいて、圧縮行程においてピストン112が図4のd位置に到達するまで待機し、ピストン112がd位置に到達するとステップS211に処理を移す。
(ステップS211)
燃料噴射制御部152は、ピストン112がd位置に到達したところで第1燃料噴射弁128aを制御して所定量の燃料ガスを噴射させる。
(ステップS212)
次に、燃料噴射制御部152は、ロータリエンコーダ130の検出信号に基づいて、圧縮行程においてピストン112が図4のa位置に到達するまで待機し、ピストン112がa位置に到達するとステップS213に処理を移す。
(ステップS213)
燃料噴射制御部152は、ピストン112がa位置に到達したところで第2燃料噴射弁128bを制御して所定量の燃料ガスを噴射させる。
(ステップS214)
次に、燃料噴射制御部152は、ロータリエンコーダ130の検出信号に基づいて、圧縮行程においてピストン112が図4のe位置に到達するまで待機し、ピストン112がe位置に到達するとステップS215に処理を移す。
(ステップS215)
燃料噴射制御部152は、ピストン112がe位置に到達したところで第3燃料噴射弁128cを制御して所定量の燃料ガスを噴射させる。
(ステップS216)
一方、上記ステップS209において燃料ガスの吹き抜け量が閾値以上であると判定した場合には、燃料噴射制御部152は、ロータリエンコーダ130の検出信号に基づいて、圧縮行程においてピストン112が図5のf位置に到達するまで待機し、ピストン112がf位置に到達するとステップS217に処理を移す。
(ステップS217)
燃料噴射制御部152は、ピストン112がf位置に到達したところで第1燃料噴射弁128aを制御して所定量の燃料ガスを噴射させる。
(ステップS218)
次に、燃料噴射制御部152は、ロータリエンコーダ130の検出信号に基づいて、圧縮行程においてピストン112が図5のa位置に到達するまで待機し、ピストン112がa位置に到達するとステップS219に処理を移す。
(ステップS219)
燃料噴射制御部152は、ピストン112がa位置に到達したところで第2燃料噴射弁128bを制御して所定量の燃料ガスを噴射させる。
以上のように、燃料噴射制御部152が、燃料ガスを噴射する燃料噴射弁128を、エンジンの運転状況に応じて異ならせることにより、運転状況に拘わらず、異常燃焼を回避して常時正常な運転が可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態においては、ピストン112のストローク方向に3つの燃料噴射弁128を設けることとしたが、ピストン112のストローク方向の位置を異にして配置される燃料噴射弁128の数は3つに限らず、2つでもよいし4つ以上でもよい。いずれにしても、燃料噴射弁128は、シリンダ110におけるピストン112のストローク方向の位置を異にして複数配置され、シリンダ110内に燃料ガスを噴射するものであれば、その具体的な構成や数等は限定されるものではない。
また、上記実施形態においては、エンジン負荷に応じて、燃料ガスを噴射する燃料噴射弁128を異ならせる場合について説明したが、上記の制御は一例に過ぎない。いずれにしても、ピストン112のストローク方向の位置を異にして複数の燃料噴射弁128が配置されており、エンジンの運転状況に応じて、燃料ガスを噴射させる燃料噴射弁128を異ならせることで、上記の作用効果を実現可能な範囲において、制御条件は適宜設計可能である。
また、上記実施形態においては、エンジンの低負荷状態においては第2燃料噴射弁128bから燃料ガスを噴射させ、エンジンの高負荷状態においては第1燃料噴射弁128a、第2燃料噴射弁128b、第3燃料噴射弁128cから燃料ガスを噴射させることで、低負荷状態における着火性の確保と、高負荷状態におけるノッキングや過早着火の低減とを実現している。しかしながら、例えば、エンジンの低負荷状態において、いずれか2つの燃料噴射弁128から燃料ガスを噴射させてもよいし、エンジンの高負荷状態において、いずれか2つの燃料噴射弁128から燃料ガスを噴射させてもよい。いずれにしても、エンジン負荷が予め定められた閾値以上である場合には、エンジン負荷が閾値未満である場合よりも、燃料ガスを噴射する燃料噴射弁128を増やすことで、従来に比して、運転状況に拘わらず、安定した運転が可能となる。
また、上記実施形態においては、1回の圧縮行程中に、複数の燃料噴射弁128から燃料ガスを噴射させる場合に、掃気ポート122側に位置する燃料噴射弁128から、排気ポート116側に位置する燃料噴射弁128まで、順次、燃料ガスを噴射させることとした。しかしながら、1回の圧縮行程中に、複数の燃料噴射弁128から燃料ガスを噴射させる場合に、各燃料噴射弁128から同時に燃料ガスを噴射させることとしてもよい。ただし、上記のように、掃気ポート122側から排気ポート116側に向けて順次燃料ガスを噴射させることで、過早着火を低減することができるとともに、着火性を向上することができ、しかも、燃料ガスの吹き抜け量を低減することも可能となる。なお、燃料ガスを順次噴射させることによって得られる作用効果は、燃料ガスの噴射量が多くなるエンジンの高負荷状態において特に顕著となる。
また、上記実施形態においては、エンジンの高負荷状態で燃料ガスの吹き抜け量が閾値以上となった場合に、第3燃料噴射弁128cからの燃料ガスの噴射を停止し、その減少分の燃料を第1燃料噴射弁128aから噴射させることとした。しかしながら、例えば、第3燃料噴射弁128cからの燃料ガスの噴射量の減少分を、第2燃料噴射弁128bから噴射させてもよい。また、上記実施形態では、燃料ガスの吹き抜け量が閾値以上となった場合に、第3燃料噴射弁128cからの燃料ガスの噴射を完全に停止することとしたが、第3燃料噴射弁128cからの燃料ガスの噴射を完全に停止させずに、減少させるようにしても構わない。
さらには、上記実施形態においては、吹き抜け検知部132から検出される燃料ガスの吹き抜け量が閾値以上となった場合に、燃料ガスを噴射させる燃料噴射弁128を変更することとしたが、吹き抜け検知部132によって燃料ガスの吹き抜けが検知された場合に、上記と同様の処理を行うこととしてもよい。
本発明は、シリンダ内部に燃料を直接噴射するユニフロー型の2サイクルエンジンに利用することができる。
100 …2サイクルエンジン
110 …シリンダ
112 …ピストン
116 …排気ポート
122 …掃気ポート
128 …燃料噴射弁
128a …第1燃料噴射弁
128b …第2燃料噴射弁
128c …第3燃料噴射弁
132 …吹き抜け検知部
152 …燃料噴射制御部

Claims (4)

  1. シリンダと、
    前記シリンダ内を摺動するピストンと、
    前記シリンダにおけるピストンのストローク方向一端部に設けられ、該シリンダ内で生じた排気ガスを排気するために開閉される排気ポートと、
    前記シリンダにおけるピストンのストローク方向他端部側の内周面に設けられ、前記ピストンの摺動動作に応じて該シリンダ内に活性ガスを吸入する掃気ポートと、
    前記シリンダにおけるピストンのストローク方向の位置を異にして複数配置され、当該シリンダ内に燃料ガスを噴射する燃料噴射弁と、
    前記燃料噴射弁を制御して前記シリンダ内に燃料ガスを噴射させる燃料噴射制御部と、
    を備え、
    前記燃料噴射制御部は、
    エンジン負荷が予め定められた閾値以上である場合には、エンジン負荷が該閾値未満である場合よりも、燃料ガスを噴射する燃料噴射弁を増やし、
    予め設定されたエンジン運転状況下において、1回の圧縮行程中に、前記掃気ポート側に位置する燃料噴射弁から、前記排気ポート側に位置する燃料噴射弁まで、順次、燃料ガスを噴射させることを特徴とする2サイクルエンジン。
  2. 前記予め設定された運転状況は、エンジン負荷が予め定められた閾値以上であることを特徴とする請求項記載の2サイクルエンジン。
  3. 燃料ガスの前記排気ポートからの吹き抜けを検知する吹き抜け検知部を備え、
    前記燃料噴射制御部は、
    前記吹き抜け検知部によって燃料ガスの吹き抜けが検知されるか、もしくは、前記吹き抜け検知部によって検知される燃料ガスの吹き抜け量が、予め設定された閾値以上となった場合に、燃料ガスが噴射されている燃料噴射弁の中で、最も前記排気ポートの近くに位置する燃料噴射弁からの燃料ガスの噴射量を低減させるとともに、当該噴射量を低減させた燃料噴射弁よりも前記掃気ポート側に位置する燃料噴射弁からの燃料ガスの噴射量を増加させることを特徴とする請求項1または2に記載の2サイクルエンジン。
  4. 前記燃料噴射制御部は、
    1回の圧縮行程において複数の燃料噴射弁から燃料ガスを噴射する場合、最も前記排気ポートの近くに位置する燃料噴射弁からの燃料ガスの噴射量を、他の燃料噴射弁からの燃料ガスの噴射量よりも少なくすることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の2サイクルエンジン。
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