JP5997509B2 - 操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、排水口に設けられた栓蓋を操作するための操作装置に関する。
従来、栓蓋を遠隔操作し、排水口を開閉させるための操作装置として、押しボタン式のものが知られている。このような操作装置としては、操作ボタンと、操作ボタンを往復移動可能な状態で支持する支持軸を有してなる操作機構と、所定の槽体(例えば、浴槽や洗面台など)やその近傍の構造物である取付対象物に取付けられるとともに、操作ボタンの外周において操作ボタンの移動をガイドするガイド部材とを備えたものが提案されている。また一般に、操作ボタンは、その背面に筒状の嵌合部を有し、当該嵌合部に対して支持軸の先端部が嵌合されることで、支持軸に取付けられている。
ところで、操作ボタンとしては、その外周部がその移動方向に沿って一定の外径を有するように構成したもの(「1段式ボタン」と称す)が知られている。このような1段式ボタンにおいては、ガイド部材に対する操作ボタンの傾きやガタツキをより確実に防止するために、操作ボタンのその移動方向に沿った長さを比較的大きなものとし、操作ボタンの外周面の広範囲がガイド部材によりガイドされるように構成される。しかしながら、操作ボタンを比較的長くした場合には、ガイド部材において操作ボタンの収容空間(移動空間)をより大きく確保するために、ガイド部材の長尺化が必要となる。従って、装置の大型化を招いてしまい、操作装置の取付時や搬送時等における取扱性が低下してしまったり、製造コストが増大してしまったりするおそれがある。
そこで、操作ボタンを、自身の表面が前記取付対象物の表面に露出する円板部と、円板部の背面から延び、自身の外径が前記円板部の外径よりも小さい筒状部とからなるもの(「2段式ボタン」と称す)とし、ガイド部材の一端側(開口側)内周により前記円板部をガイドするとともに、ガイド部材の他端側内周に設けられた突出部により前記筒状部をガイドする技術が提案されている(例えば、特許文献1等参照)。このような2段式ボタンにおいて、操作ボタンは、その移動方向に沿って離間する円板部及び筒状部の2箇所によってガイドされるため、操作ボタンにおける傾きやガタツキの発生をより確実に防止することができる。また、円板部を薄肉とする(操作ボタンの移動方向に沿って短くする)ことが可能となるため、ガイド部材における円板部の収容空間(移動空間)を小さくすることができ、ガイド部材ひいては装置の小型化を図ることができる。
特開2012−36708号公報
ところで、このような2段式ボタンにおいては、一般に嵌合部に対して支持軸の先端部が嵌合されたときに、突出部の内周に筒状部が配置されるように構成され、ガイド部材に操作ボタンが挿入されているものの、嵌合部に支持軸の先端部が嵌合されていない状態では、突出部の内周に筒状部は配置されない。すなわち、ガイド部材に操作ボタンを挿入し、支持軸に操作ボタンを取付ける際には、筒状部は何らガイドされていない。従って、支持軸に対する操作ボタンの取付時に、操作ボタンに傾きやガタツキ等が生じてしまいやすく、操作ボタンに傾き等が生じた状態で支持軸の先端部を嵌合部に対して無理に嵌合しようとすると、支持軸や嵌合部の破損を招いてしまうおそれがある。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、円板部及び筒状部を有する操作ボタンへの支持軸の取付時において、操作ボタンの傾き等をより確実に抑制し、支持軸や嵌合部の破損をより確実に防止することができる操作装置を提供することにある。
以下、上記目的を解決するのに適した各手段につき、項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果を付記する。
手段1.外周側に突出し槽体又はこの近傍の構造物である取付対象物の表面上に配置される鍔部を一端部に有し、自身の一部が前記取付対象物の貫通孔に挿通される筒状のガイド部材と、
前記ガイド部材の内周に配置される操作ボタンと、
前記操作ボタンを前記ガイド部材の中心軸に沿って移動可能な状態で支持する支持軸を有してなる操作機構とを備え、
前記支持軸の先端部が前記操作ボタンに設けられた筒状の嵌合部に嵌合されることで、前記操作ボタンが前記支持軸に取付けられる操作装置であって、
前記操作ボタンは、
自身の表面が前記取付対象物の表面に露出する円板部と、
前記円板部の背面に連接され、自身の外径が前記円板部の外径よりも小さい筒状部とを有し、
前記円板部は、前記ガイド部材の一端側内周に沿って移動可能であるとともに、
前記筒状部は、前記ガイド部材の一端側内周よりも内周側に突出する突出部の内周に沿って移動可能であり、
前記嵌合部に前記支持軸の先端部が非嵌合の状態で、前記ガイド部材に前記操作ボタンが挿通された状態とした場合に、前記突出部の内周に前記筒状部が配置されるように構成されていることを特徴とする操作装置。
上記手段1によれば、操作ボタンは、円板部及び筒状部を有する2段式ボタンとされており、操作ボタンの移動時には、ガイド部材の一端側内周及び突出部の内周により、円板部及び筒状部の双方がガイドされる。従って、操作ボタンにおける傾きやガタツキをより確実に防止することができる。また、円板部を薄肉とする(比較的短くする)ことができ、ガイド部材ひいては装置の小型化を図ることができる。その結果、取扱性の向上や製造コストの増大抑制を図ることができる。
さらに、上記手段1によれば、ガイド部材に操作ボタンを挿入し、支持軸に操作ボタンを取付ける際において、嵌合部に支持軸の先端部が非嵌合の状態であっても、突出部の内周に筒状部が配置されるように構成されている。従って、支持軸に操作ボタンを取付ける際(嵌合部に支持軸の先端部が未だ嵌合されていない状態)においても、操作ボタンにおける傾きやガタツキの発生をより確実に防止することができる。その結果、支持軸の先端部を嵌合部に対してよりスムーズに嵌合することができ、操作ボタンの傾き等に伴う、支持軸や嵌合部の破損をより確実に防止することができる。
尚、ガイド部材に操作ボタンを挿入し、嵌合部に支持軸の先端部が非嵌合の状態において、突出部の内周に筒状部が配置されるようにする手法としては、例えば、嵌合部に支持軸が嵌合されることなく、嵌合部の開口部と支持軸の先端部とが単に接触した状態において、突出部の内周に筒状部が配置される程度に筒状部を比較的長いものとする手法などを挙げることができる。
手段2.前記円板部は、その表面が金属製の被覆部で覆われており、
前記被覆部は、前記筒状部が挿通される開口部を有するとともに、当該開口部には、内周側に屈曲し、その端縁部が内周側を向く加締め部が設けられ、
前記加締め部が、前記円板部及び前記筒状部を連接する段部に接触することで、前記円板部に前記被覆部が固定されることを特徴とする手段1に記載の操作装置。
上記手段2によれば、取付対象物の表面に露出する円板部の表面が、金属製の被覆部で覆われている。従って、外観品質の向上を図ることができる。
また、被覆部は、加締め部により円板部に固定されており、加締め部は、円板部及び筒状部を連接する段部に対して接触するように構成されている。従って、加締め部の形成に伴い被覆部に形成されたしわ等が段部に隠れることとなり、取付対象物の表面にほとんど表れなくなる。その結果、外観品質をより一層向上させることができる。
加えて、上記手段2によれば、加締め部の端縁部は内周側を向くように構成されている。従って、安全性の向上を図ることができる。また、加締め部の端縁部がガイド部材に接触することによって、操作ボタンの移動に支障が生じてしまったり、ガイド部材に傷が付いてしまったりすることをより確実に防止することができる。
手段3.前記突出部のうち前記ガイド部材の一端部側の面は、前記突出部の内周側に向けて前記ガイド部材の一端部からその他端部に向けた方向に傾斜するテーパ面とされることを特徴とする手段1又は2に記載の操作装置。
上記手段3によれば、操作ボタンを支持軸に取付ける際に、筒状部の端部を突出部のテーパ面に摺動させることで、筒状部を突出部の内周へとスムーズに挿入することができる。その結果、支持軸に対する操作ボタンの取付をより一層スムーズに行うことができる。
浴槽に取付けられた操作装置等を示す断面図である。 操作装置の構成を示す拡大断面図である。 継手機構に取付けられたリング部材等を示す断面図である。 ガイド部材に操作ボタンを挿入する一方で、嵌合部に支持軸の先端部が非嵌合の状態における操作装置を示す拡大断面図である。 操作ボタンの構成を示す拡大端面図である。
以下に、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1に示すように、操作装置1は、取付対象物としての浴槽100に取り付けられており、図2に示すように、ガイド部材2と、筒状部材3と、操作ボタン4と、操作機構5と、伝達部材6と、継手機構7とを備えている。
ガイド部材2は、浴槽100の側壁部101(図1参照)の上方から外周側に延びるフランジ部102に取付けられており、樹脂等により筒状に形成されている。また、ガイド部材2は、外周に雄ねじ部21を有する円筒状の本体部22と、当該本体部22の一端部(上端部)から外周側に突出する鍔部23とを備えている。前記本体部22(前記雄ねじ部21)は、前記フランジ部102に形成された貫通孔103に挿通されており、前記鍔部23は、フランジ部102の表面に配置されている。さらに、ガイド部材2は、その他端側(下方側)内周に、内周側に向けて突出する環状の突出部24を備えており、突出部24の内径は、ガイド部材2の一端側(上方側)内周における内径よりも小さくされている。
筒状部材3は、環状をなすとともに、所定の樹脂により形成されており、自身の内周に前記雄ねじ部21に螺合可能な雌ねじ部31を備えている。そして、筒状部材3が、前記鍔部23との間でフランジ部102を挟み込むようにして前記雄ねじ部21に螺合されることにより、ガイド部材2及び筒状部材3が浴槽100(フランジ部102)に固定されている。
加えて、筒状部材3の外周面には、凹状をなし、周方向に沿って延びる環状の被係止部32が設けられている。さらに、筒状部材3の外周面のうち、前記被係止部32よりも他端側(下方側)には、一端側(上方側)に向けて徐々に外径が増大する拡径部33が設けられている。加えて、筒状部材3の一端面(上端面)とフランジ部102との間には、ゴム等により形成された環状のシール部材9が設けられており、筒状部材3及びフランジ部102間が水密にシールされている。
操作ボタン4は、前記ガイド部材2の内周に配置されており、自身の表面が浴槽100の表面に露出する円板部41と、当該円板部41の外周側背面から他端側(下方側)に向けて延び、自身の外径が前記円板部41の外径よりも小さい円筒状の筒状部42と、当該筒状部42の内周側に形成され、前記円板部41の中心部背面から他端側(下方側)に向けて延びる筒状の嵌合部43とを備えている。また、外観品質の向上を図るべく、円板部41は、その表面が所定の金属(例えば、ステンレス)からなる被覆部41Aで覆われている。
前記操作機構5は、ガイド部材2の中心軸に沿って延び、当該中心軸に沿って往復移動可能な樹脂製の支持軸51を備えており、当該支持軸51の先端部が前記嵌合部43に嵌合されている。これにより、操作ボタン4は、ガイド部材2の中心軸に沿って往復移動可能な状態で支持軸51に取付けられている。尚、操作ボタン4の移動時には、前記円板部41の外周面がガイド部材2の一端側内周に沿うようにして移動し、前記筒状部42の外周面が前記突出部24の内周に沿うようにして移動する。すなわち、操作ボタン4は、ガイド部材2によってその移動がガイドされるようになっている。尚、本実施形態では、操作ボタン4の軸方向に沿った円板部41の外周面(ガイド部材2の内周面に沿う面)の長さLが比較的小さなもの(例えば、6mm以下)とされている。
伝達部材6は、金属製のワイヤーにより形成されるとともに、一端が前記操作機構5に接続され、他端が浴槽100の排水口104に設けられた栓蓋105を支持する栓蓋支持機構106に接続されている(図1参照)。また、伝達部材6は、自身の外周に設けられた筒状の外皮61に対して往復移動可能に構成されており、操作ボタン4(支持軸51)の変位に伴い、外皮61内を往復移動するようになっている。そして、操作ボタン4の変位に伴い、前記栓蓋105が上下動し、ひいては前記排水口104が開閉するようになっている。
継手機構7は、所定の樹脂により形成されており、外筒部71と、当該外筒部71よりも内周側に位置する内筒部72と、外筒部71の他端部及び内筒部72の外周を連接する鍔状の連接部73とを備えている。
外筒部71は、その一端側外周に、周方向に沿って延びる環状の第1突条部74と、継手機構7の軸方向に沿って前記第1突条部74から他端側に離間した位置に設けられ、周方向に沿って延びる環状の第2突条部75とを備えている。そして、両突条部74,75の間に形成された環状の溝部76に対して、弾性変形可能な所定の樹脂等からなるリング部材8が配置されている。
リング部材8は、周方向の一部に開口部を有するC字状をなしており、自身の弾性変形により前記開口部を拡幅可能に構成されている。そして、リング部材8は、拡幅状態とした前記開口部に継手機構7(外筒部71)を通すことにより、前記溝部76に配置されている。加えて、図3に示すように、リング部材8の内周部82は、継手機構7の内周から外周を貫通する孔部77を通って継手機構7の内周に突出している。そして、前記内周部82が前記被係止部32に係止されることで、継手機構7は筒状部材3と接続されている(図2参照)。尚、継手機構7(外筒部71)の内周面と筒状部材3の外周面との間には、ゴム等からなる環状のシール部材10が設けられており、継手機構7及び筒状部材3間が水密にシールされている。
内筒部72は、外筒部71の内周において、それぞれ一端側(上方側)に向けて延びる複数の突起部78と複数の小突起部79とを備えている。突起部78は、周方向に沿って間欠的に設けられており、小突起部79よりも長くされている。また、突起部78は、その内周に、内周側に若干だけ突出し、突起部78の延出方向に沿って延びる支持面部78Aを備えている。加えて、小突起部79は、継手機構7の中心軸を挟んで突起部78間に一対設けられており、その一端側内周に、内周側に突出する爪部79Aを備えている。
また、操作機構5の外周には、図2に示すように、支持軸51の中心軸方向に沿って延び、周方向に沿って交互に設けられた複数の凸部52及び凹部53が形成されている。そして、操作機構5は、凹部53に対して前記支持面部78Aが配置されることで、継手機構7に対して相対回転不能な状態で突起部78により支持されている。加えて、凸部52に設けられた切り欠き部分に爪部79Aが係止されることで、継手機構7からの操作機構5の抜け防止が図られている。
さらに、内筒部72の他端部外周には、所定の樹脂により形成された筒状の配管107の一端部が接続されている(図1参照)。そして、前記配管107の他端部は、排水口104に接続され内部が排水流路となる管体108に接続されており、継手機構7の内部に浸入した水は、配管107を通して管体108側へと排水されるようになっている。
次いで、支持軸51に対する操作ボタン4の取付手法や操作ボタン4の構成について詳述する。支持軸51に対して操作ボタン4を取付ける際には、図4に示すように、まず、操作機構5を保持する継手機構7を筒状部材3に対して予め接続した上で、筒状部42がガイド部材2に挿入される。その上で、図2に示すように、支持軸51の先端部が嵌合部43に嵌合されることで、操作ボタン4は支持軸51に取付けられる。ここで、取付時における支持軸51や嵌合部43の破損をより確実に防止するという観点では、嵌合部43に支持軸51を嵌合する際に、操作ボタン4に傾きやガタツキが生じないようにすることが好ましい。
そこで、本実施形態では、図4に示すように、嵌合部43に支持軸51が嵌合されることなく、嵌合部43の開口部と支持軸51の先端部とが単に接触した状態において、突出部24の内周に筒状部42が配置される程度に、筒状部42が比較的長いものとされている。すなわち、ガイド部材2に操作ボタン4を挿入し、嵌合部43に支持軸51の先端部が非嵌合の状態で、突出部24の内周に筒状部42が配置されるように構成されている。従って、嵌合部43に支持軸51を嵌合する際には、少なくとも筒状部42の外周が突出部24の内周に沿って移動することとなる。
また、本実施形態では、筒状部42を突出部24の内周へとスムーズに挿入可能とすべく、突出部24のうちガイド部材2の一端部側の面(上端面)24Aが、突出部24の内周側に向けてガイド部材2の一端部から離間する方向(下方側)に傾斜するテーパ面とされている。
加えて、上述の通り、円板部41は、その表面が金属製の被覆部41Aで覆われているが、本実施形態では、円板部41に対して被覆部41Aが加締め固定されている。詳述すると、被覆部41Aは、図5に示すように、筒状部42が挿通される開口部41Bを有するとともに、当該開口部41Bには、内周側に屈曲し、開口端縁部が内周側を向く加締め部41Cが形成されている。そして、加締め部41Cが、円板部41の外周面と筒状部42の外周面とを連接する段部44に接触することで、円板部41に対して被覆部41Aが加締め固定されている。
以上詳述したように、本実施形態によれば、操作ボタン4は、円板部41及び筒状部42を有する2段式ボタンとされており、操作ボタン4の移動時には、ガイド部材2の一端側内周及び突出部24の内周により、円板部41及び筒状部42の双方がガイドされる。従って、操作ボタン4における傾きやガタツキをより確実に防止することができる。また、円板部41を薄肉とする(比較的短くする)ことができ、ガイド部材2ひいては操作装置1の小型化を図ることができる。その結果、取扱性の向上や製造コストの増大抑制を図ることができる。
さらに、本実施形態では、ガイド部材2に操作ボタン4を挿入し、支持軸51に操作ボタン4を取付ける際において、嵌合部43に支持軸51の先端部が非嵌合の状態であっても、突出部24の内周に筒状部42が配置されるように構成されている。従って、支持軸51に操作ボタン4を取付ける際(嵌合部43に支持軸51の先端部が未だ嵌合されていない状態)においても、操作ボタン4における傾きやガタツキの発生をより確実に防止することができる。その結果、支持軸51の先端部を嵌合部43に対してよりスムーズに嵌合することができ、操作ボタン4の傾き等に伴う、支持軸51や嵌合部43の破損をより確実に防止することができる。
特に本実施形態のように、円板部41の外周面(ガイド部材2に沿う面)が比較的短い場合には、操作ボタン4を支持軸51に取付ける際に、円板部41の外周面のみがガイド部材2の内周によりガイドされる状態であると、操作ボタン4の傾き等が非常に発生しやすいが、本実施形態によれば、このように円板部41の外周面が比較的短い場合でも、操作ボタン4の傾き等をより確実に防止することができる。換言すれば、ガイド部材2に操作ボタン4を挿入し、嵌合部43に支持軸51の先端部が非嵌合の状態で、突出部43の内周に筒状部42が配置されるように構成することは、円板部41が比較的短い場合に、特に有意である。
加えて、本実施形態では、円板部41の表面が金属製の被覆部41Aで覆われているため、外観品質の向上を図ることができる。
また、被覆部41Aは、加締め部41Cにより円板部41に固定されており、加締め部41は、円板部41表面の背後に位置する段部44に対して接触するように構成されている。従って、加締め部41Cの形成に伴い被覆部41Aに形成されたしわ等が段部44に隠れることとなり、浴槽100の表面にほとんど表れなくなる。その結果、外観品質をより一層向上させることができる。
加えて、本実施形態では、加締め部41Cの開口端縁部は内周側を向くように構成されている。従って、安全性の向上を図ることができる。また、加締め部41Cの端縁部がガイド部材2に接触することによって、操作ボタン4の移動に支障が生じてしまったり、ガイド部材2に傷が付いてしまったりすることをより確実に防止することができる。
併せて、突出部24の上端面24Aは、突出部24の内周側に向けてガイド部材2の一端部から離間する方向に傾斜するテーパ面とされている。従って、操作ボタン4を支持軸51に取付ける際に、筒状部42の端部を上端面24Aに摺動させることで、筒状部42を突出部24の内周へとスムーズに挿入することができる。その結果、支持軸51に対する操作ボタン4の取付をより一層スムーズに行うことができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態における筒状部材3や継手機構7等の構成は例示であって、これらの構成は特に限定されるものではない。従って、例えば、筒状部材3及び継手機構7を接続する際に、筒状部材3に対して継手機構7が螺合されるように両者を構成してもよい。また、例えば、筒状部材3を省略し、ガイド部材2(本体部22)の外周に、雄ねじ部21に代えて凹状の被係止部を設けるとともに、当該被係止部に対してリング部材8の内周部82を係止することで、ガイド部材2に対して継手機構7を接続するように構成してもよい。
(b)上記実施形態において、操作装置1は、取付対象物としての浴槽100に取付けられているが、操作装置1の取付対象は浴槽100に限られるものではなく、例えば、浴槽以外の槽体(例えば、洗面器や流し台など)に操作装置1を取付けることとしてもよい。また、槽体の近傍に設けられた構造物(例えば、流し台のカウンタ等)に操作装置1を取付けることとしてもよい。
1…操作装置、2…ガイド部材、4…操作ボタン、5…操作機構、23…鍔部、24…突出部、41…円板部、41A…被覆部、41B…開口部、41C…加締め部、42…筒状部、43…嵌合部、44…段部、51…支持軸、100…浴槽(取付対象物)、103…貫通孔。

Claims (3)

  1. 外周側に突出し槽体又はこの近傍の構造物である取付対象物の表面上に配置される鍔部を一端部に有し、自身の一部が前記取付対象物の貫通孔に挿通される筒状のガイド部材と、
    前記ガイド部材の内周に配置される操作ボタンと、
    前記操作ボタンを前記ガイド部材の中心軸に沿って移動可能な状態で支持する支持軸を有してなる操作機構とを備え、
    前記支持軸の先端部が前記操作ボタンに設けられた筒状の嵌合部に嵌合されることで、前記操作ボタンが前記支持軸に取付けられる操作装置であって、
    前記操作ボタンは、
    自身の表面が前記取付対象物の表面に露出する円板部と、
    前記円板部の背面に連接され、自身の外径が前記円板部の外径よりも小さい筒状部とを有し、
    前記円板部は、前記ガイド部材の一端側内周に沿って移動可能であるとともに、
    前記筒状部は、前記ガイド部材の一端側内周よりも内周側に突出する突出部の内周に沿って移動可能であり、
    前記嵌合部に前記支持軸の先端部が非嵌合の状態で、前記ガイド部材に前記操作ボタンが挿通された状態とした場合に、前記突出部の内周に前記筒状部が配置されるように構成されていることを特徴とする操作装置。
  2. 前記円板部は、その表面が金属製の被覆部で覆われており、
    前記被覆部は、前記筒状部が挿通される開口部を有するとともに、当該開口部には、内周側に屈曲し、その端縁部が内周側を向く加締め部が設けられ、
    前記加締め部が、前記円板部及び前記筒状部を連接する段部に接触することで、前記円板部に前記被覆部が固定されることを特徴とする請求項1に記載の操作装置。
  3. 前記突出部のうち前記ガイド部材の一端部側の面は、前記突出部の内周側に向けて前記ガイド部材の一端部からその他端部に向けた方向に傾斜するテーパ面とされることを特徴とする請求項1又は2に記載の操作装置。
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