JP5996866B2

JP5996866B2 - 口腔内照明具

Info

Publication number: JP5996866B2
Application number: JP2011277933A
Authority: JP
Inventors: 小島　剛; 剛小島; 治良吉村
Original assignee: 長田電機工業株式会社
Priority date: 2011-12-20
Filing date: 2011-12-20
Publication date: 2016-09-21
Anticipated expiration: 2031-12-20
Also published as: JP2013128513A

Description

本発明は、口腔内照明具、より詳細には、歯科診療において、患者の下顎に懸架した状態で口腔内を照明可能にした口腔内照明具に係り、術者が両手を自由に使用して歯科治療を行なえるようにした口腔内照明具に関する。

歯科治療においては、被治療箇所を照明するために、通常、歯科治療用インスツルメント内に光源を設け、歯科治療中、使用中のインスツルメントから照射される光によって被治療箇所を照明することが行われている（例えば、特許文献１参照）。

而して、従来、口腔内の照明は、歯科治療用インスツルメント内に一体的に設けられた光源からの光によって行われており、そのため、照明のみが必要とされる場合であっても、術者は、インスツルメントを片方の手で持って口腔内を照明しなければならず、何らかの作業をしなければならない場合、残った他方の一方の手で作業をしなければならず（両手を使うことができず）、非常に不便であった。

特開２００３−２１０４８８号公報

本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、先端部近傍に光源を有するフック体を患者の下顎に懸架して口腔内を照明するようにし、もって、術者の両手を自由にし、術者がより効果的に歯科治療を行うことができるようにすることを目的としてなされたものである。

上記課題を解決するために、請求項１の発明は、電池内蔵筐体と、光源保持フック体と、前記電池内蔵筐体と前記光源保持フック体とを接続するリード線とから成り、前記光源保持フック体は、患者の下顎に懸架可能なように先端部が曲げられており、曲げられた前記先端部であって先端から離れた位置に光源が保持されており、前記光源のみが前記光源保持フック体から露出しており、前記リード線の前記光源までの配線は前記光源保持フック体の内部を通っており、前記光源保持フック体を患者の下顎に懸架した状態で、前記光源を前記電池内蔵筐体に内蔵された電池により点灯可能としたことを特徴したものである。

請求項２の発明は、請求項１の発明において、前記光源は前記光源保持フック体の先端より１０〜２０ｍｍ上方に配設されていることを特徴としたものである。

請求項３の発明は、請求項１または２の発明において、前記光源は、前記光源保持フック体の周方向に複数個設けられていることを特徴としたものである。

請求項４の発明は、請求項３の発明において、前記複数の光源は、前記光源保持フック体の先端からの高さ位置が異なることを特徴としたものである。

請求項５の発明は、請求項１〜４のいずれか１の発明において、前記光源保持フック体は大きさの異なる複数の光源保持フック体から成り、各光源保持フック体が前記リード線を介し前記電池内蔵筐体に交換可能に接続されることを特徴としたものである。

本発明によると、歯科治療に当って、患者の口腔内を照明する際に、術者は、患者の口腔内を照明するための機材を手に持つ必要がなく、両手を自由に使用して歯科治療を行うことができるので、より効果的に歯科治療を行うことができる。

本発明による口腔内照明具の一実施例を説明するための図である。

図１は、本発明による口腔内照明具の一実施例を説明するための構成図で、図中、１０は電池内臓の電源筐体、２０は先端部近傍に光源２１を有するフック体、３０は電源筐体１０とフック体２０とを接続するリード線で、使用に当り、これら電源筐体１０とフック体２０とは、リード線３０により接続される。

上述のように、電源筐体１０とフック体２０をリード線３０で接続した後、フック体２０を患者の下顎に懸架し、電源筐体１０に設けられたスイッチ１１をオンすると、光源２１が点灯し、患者の口腔内が照明される。勿論、フック体を患者の下顎に懸架した後に、電源筐体１０とフック体２０とをリード線３０で接続して、電源スイッチ１１をオンするようにしても構わない。

光源２１がフック体２０の先端２０ａに近過ぎると、光源２１から出た光が患者の舌等によって遮られてしまい、口腔内を十分に照明できない恐れがあるので、光源２１は、フック体２０の先端２０ａから１０〜２０ｍｍ程度離れた位置に設けるのが好ましい。更には、光源２１の反対側にも光源を設ける等、周方向に複数個、好ましくは、先端２０ａからの高さ（距離）を異ならせて設けることにより、口腔内をより効果的に均一に照明することができる。

なお、フックの大きさは、患者の口の大きさに関係しており、口の大きい人、つまり、大人に対しては大きく、子供に対しては小さくする必要があり、そのため、大小複数のフック体光源を準備しておき、患者によって使い分けるようにするとよい。

上述のように、本発明によると、患者の口腔内を照明する光源を、患者の下顎に懸架可能なフック体に設け、該フック体を患者の下顎に懸架した状態で、前記光源を点灯して口腔内を照明するようにしたので、術者は、両手を自由に使用して歯科治療を行うことができ、より効果的に歯科治療を行うことができる。

１０…電池内蔵体、１１…電源スイッチ、２０…光源フック体、２１…光源、３０…リード線。

Claims

電池内蔵筐体と、光源保持フック体と、前記電池内蔵筐体と前記光源保持フック体とを接続するリード線とから成り、前記光源保持フック体は、患者の下顎に懸架可能なように先端部が曲げられており、曲げられた前記先端部であって先端から離れた位置に光源が保持されており、前記光源のみが前記光源保持フック体から露出しており、前記リード線の前記光源までの配線は前記光源保持フック体の内部を通っており、前記光源保持フック体を患者の下顎に懸架した状態で、前記光源を前記電池内蔵筐体に内蔵された電池により点灯可能としたことを特徴とする口腔内照明具。
前記光源は前記光源保持フック体の先端より１０〜２０ｍｍ上方に配設されていることを特徴とする請求項１に記載の口腔内照明具。
前記光源は、前記光源保持フック体の周方向に複数個設けられていることを特徴とする請求項１又は２に記載の口腔内照明具。
前記複数の光源は、前記光源保持フック体の先端からの高さ位置が異なることを特徴とする請求項３に記載の口腔内照明具。
前記光源保持フック体は大きさの異なる複数の光源保持フック体から成り、各光源保持フック体が前記リード線を介し前記電池内蔵筐体に交換可能に接続されることを特徴とする請求項１〜４のいずれか１に記載の口腔内照明具。