JP5995450B2 - 試験測定装置及び時間領域情報表示方法 - Google Patents

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Description

本願は、試験測定装置及び時間領域情報表示方法に関し、ダウン・コンバートされたIQベースバンド成分情報から導いた時間領域データを、他の時間領域データと共通の軸上で表示できる試験測定装置及び時間領域情報表示方法に関する。
RF搬送波(carrier:キャリア)信号は、搬送波の振幅、周波数又は位相の変化に基づく種々の方法で情報を伝送できる。例えば、最近の多くの伝送システムでは、通信規格に従って周波数ホッピングや位相変調を利用し、複数の異なるデバイスに、改善された機能と共通した操作性を提供している。
電子デバイスは、複数の周波数範囲における信号で動作可能である。つまり、電子デバイスは、デジタル・データのようなベースバンド信号や、変調RF/光搬送波のような光信号、マイクロ波信号、無線周波数(RF)信号で動作可能である。例えば、ベースバンドのデジタル・データは、RF搬送波を変調するのに利用できる。ベースバンド・デジタル・データや変調RF搬送波は、それぞれ時間領域データで表すことができる。
特開2008−39780号公報
ベースバンド・デジタル・データや変調RF搬送波は、その占める周波数範囲が異なるので、その変調でエンコードされたデータを表す時間領域信号の分析には困難が伴う。特に、周波数領域の試験測定装置は、典型的には1つのチャンネルしかなく、その他の点でも、ダウン・コンバートされた時間領域データを表示したり、処理したりはするには不十分な面がある。
こうしたことから、異なる形式の時間領域信号を表示、処理又は比較するのが得意ではない。
本願発明の実施形態は、試験測定装置及び時間領域情報表示方法を提供するもので、これは、IQベースの時間領域波形情報を生成し、ユーザ・インタフェースを通して、IQベース時間領域波形情報を1つ以上の他の時間領域波形と一緒に共通の軸上で表示する。
この試験測定装置は、例えば、1つの被試験電気信号を受ける1つ以上の入力端子と、被試験電気信号をデジタル化するアナログ・デジタル変換器(ADC)と、I(in-phase:同相)及びQ(quadrature:直交)ベース成分情報を上記デジタル化信号から生成するデジタル・ダウン・コンバータと、IQベースバンド成分情報を蓄積するよう構成されたメモリと、コントローラを含んでいても良い。コントローラは、IQベースバンド成分情報を用いてIQベース時間領域波形を生成し、ユーザ・インタフェースを介してIQベース時間領域波形と第2時間領域波形を共通軸上で表示する。
ユーザ・インタフェースは、水平位置及びスケール・コントロールのような水平コントロールを含んでいても良い。コントローラは、1つの水平スケール・コントロ−ルの調整に応じて、IQベース時間領域波形の水平スケ―ル表示を調整できると共に、共通軸上のその他の時間領域波形の水平スケ―ル表示も調整できる。同様に、コントローラは、1つの水平位置コントロ−ルの調整に応じて、IQベース時間領域波形の水平位置表示を調整できると共に、共通軸上のその他の時間領域波形の水平位置表示も調整できる。、水平ズームや水平パン(pan:ズーム範囲を左右に動かす機能)など、その他のコントロールも波形の調整に用いることができる。
ユーザ・インタフェースは、複数チャンネルのそれぞれの垂直位置及びスケール・コントロールのような複数チャンネルの垂直コントロールを含んでいても良い。これら垂直コントロールは、例えば、IQベース時間領域波形やその他の時間領域波形の個々について、他の時間領域波形とは実質的に互いに独立して、その垂直位置や垂直スケールを調整できるようにしても良い。こうした調整は、対応するチャンネルに関連する個々の波形について行えるようにしても良い。
IQベース時間領域波形は、視覚的な比較を行うために、少なくとも一部分が他の時間領域波形と重なるように調整できても良く、その反対も同様である。これの代わりに、視覚的な比較を行うために、IQベース時間領域波形が、他の時間領域波形と離れて表示されるように調整できるようにしても良い。
本発明の第1観念は、試験測定装置であって、1つの被試験電気信号を受ける1つ以上の入力端子と、上記被試験電気信号をデジタル化する1つ以上のアナログ・デジタル変換回路と、I(同相)及びQ(直交)ベースバンド成分情報を上記デジタル化信号から生成するデジタル・ダウン・コンバータと、上記IQベースバンド成分情報を蓄積するよう構成されたメモリと、ユーザ・インタフェースと、コントローラを具えており、このコントローラは、IQベースバンド成分情報を用いてIQベース時間領域波形を生成し、上記ユーザ・インタフェースを通して、上記IQベース時間領域波形と第2の時間領域波形を共通軸上で表示するように構成される。
本発明の第2観念は、第1観念の試験測定装置において、上記IQベース時間領域波形が第1IQベース時間領域波形を含み、上記第2時間領域波形が上記第1IQベース時間領域波形とは異なる形式であって、被試験電気信号に関する上記IQベースバンド成分情報を用いて生成される第2IQベース時間領域波形を含むことをことを特徴とする。
本発明の第3観念は、第1観念の試験測定装置において、電気信号を時間領域で直接受けてサンプルするための1つ以上の入力端子を更に具え、上記第2時間領域波形が時間領域で直接受けてサンプルされた信号に基づいており、上記コントローラが上記第2時間領域波形を上記IQベース時間領域波形と共に上記共通軸上で表示するよう構成されることを特徴としている。
本発明の第4観念は、第1観念の試験測定装置において、上記コントローラが上記IQベース時間領域波形を、時間対周波数波形、時間対位相波形、時間対電力波形、時間対シンボル波形のいずれかの少なくとも1つとして生成することを特徴としている。
本発明の第5観念は、第1観念の試験測定装置において、上記ユーザ・インタフェースが水平スケール・コントロールを含み、上記コントローラが更に上記水平スケール・コントロールの1度の調整に応じて、上記IQベース時間領域波形の水平スケール表示を調整すると共に、上記共通軸上の上記第2時間領域波形の水平スケール表示を調整するように構成されることを特徴としている。
本発明の第6観念は、第1観念の試験測定装置において、上記ユーザ・インタフェースが水平位置コントロールを含み、上記コントローラが更に上記水平位置コントロールの1度の調整に応じて、上記IQベース時間領域波形の水平位置表示を調整すると共に、上記共通軸上の上記第2時間領域波形の水平位置表示を調整するように構成されることを特徴としている。
本発明の第7観念は、第1観念の試験測定装置において、上記ユーザ・インタフェースがズーム・コントロールを含み、上記コントローラが更に上記ズーム・コントロールの1度の調整に応じて、上記IQベース時間領域波形のズーム表示を調整すると共に、上記共通軸上の上記第2時間領域波形のズーム表示を調整するように構成されることを特徴としている。
本発明の第8観念は、第1観念の試験測定装置において、上記ユーザ・インタフェースがパン・コントロールを含み、上記コントローラが更に上記パン・コントロールの1度の調整に応じて、上記IQベース時間領域波形のパン表示を調整すると共に、上記共通軸上の上記第2時間領域波形のパン表示を調整するように構成されることを特徴としている。
本発明の第9観念は、第1観念の試験測定装置において、上記ユーザ・インタフェースが垂直スケール・コントロールを含み、上記コントローラが更に上記垂直スケール・コントロールの1度の調整に応じて、上記IQベース時間領域波形の垂直スケール表示を調整すると共に、上記共通軸上の上記第2時間領域波形の垂直スケール表示を調整するように構成されることを特徴としている。
本発明の第10観念は、第1観念の試験測定装置において、上記ユーザ・インタフェースが垂直位置コントロールを含み、上記コントローラが更に上記垂直位置コントロールの1度の調整に応じて、上記IQベース時間領域波形の垂直位置表示を調整すると共に、上記共通軸上の上記第2時間領域波形の垂直位置表示を調整するように構成されることを特徴としている。
本発明の第11観念は、第1観念の試験測定装置において、上記ユーザ・インタフェースが垂直スケール・コントロールを含み、上記コントローラが上記垂直スケール・コントロールの調整に応じて、上記共通軸上の上記IQベース時間領域波形及び上記第2時間領域波形の個々の垂直スケール表示を、他の時間領域波形の垂直スケール表示から独立して調整するように更に構成されることを特徴としている。

本発明の第12観念は、第1観念の試験測定装置において、上記ユーザ・インタフェースが垂直位置コントロールを含み、上記コントローラが上記垂直スケール・コントロールの調整に応じて、上記共通軸上の上記IQベース時間領域波形及び上記第2時間領域波形の個々の垂直位置表示を調整するように更に構成されることを特徴としている。
本発明の第13観念は、第12観念の試験測定装置において、視覚的比較のために、上記IQベース時間領域波形が上記第2時間領域波形と少なくとも一部分重なることを特徴としている。
本発明の第14観念は、第12観念の試験測定装置において、視覚的比較のために、上記IQベース時間領域波形が上記第2時間領域波形から離されることを特徴としている。
本発明の第15観念は、試験測定装置上で時間領域情報を表示する方法であって、
被試験電気信号を受けるステップと、
上記被試験電気信号をデジタル化するステップと、
上記デジタル化信号をダウン・コンバートし、I(同相)及びQ(直交)ベースバンド成分情報を生成するステップと、
上記IQベースバンド成分情報を記憶するステップと、
上記IQベースバンド成分情報を用いてIQベース時間領域波形を生成するステップと、
上記試験測定装置のインタフェースを通して、共通軸上に上記IQベース時間領域波形及び上記第2時間領域波形を表示するステップとを具えている。
本発明の第16観念は、第15観念の時間領域情報表示方法において、上記IQベース時間領域波形を生成するステップが、上記IQベース時間領域波形を、時間対周波数波形、時間対位相波形、時間対電力波形、時間対シンボル波形のいずれかの少なくとも1つとして生成するステップを含むことを特徴としている。
本発明の第17観念は、第15観念の時間領域情報表示方法において、水平コントロールの1度の調整に応じて、上記共通軸上における上記IQベース時間領域波形の水平表示を調整すると共に上記第2時間領域波形の水平表示を調整するステップを更に具えることを特徴としている。
本発明の第18観念は、第15観念の時間領域情報表示方法において、垂直スケール・コントロールの調整に応じて、上記共通軸上の上記IQベース時間領域波形及び上記第2時間領域波形の個々の垂直スケール表示を、他の時間領域波形の垂直スケール表示から独立して調整するステップを更に具えることを特徴としている。
本発明の第19観念は、第15観念の時間領域情報表示方法において、垂直位置コントロールの調整に応じて、上記共通軸上の上記IQベース時間領域波形及び上記第2時間領域波形の個々の垂直位置表示を、他の時間領域波形の垂直位置表示から独立して調整するステップを更に具えることを特徴としている。
本発明の第20観念は、第15観念の時間領域情報表示方法において、垂直位置コントロールの1度の調整に応じて、上記共通軸上における上記IQベース時間領域波形の垂直位置表示を調整すると共に上記第2時間領域波形の垂直位置表示を調整するステップを更に具えることを特徴としている。
本発明の第21観念は、第15観念の時間領域情報表示方法において、垂直スケール・コントロールの1度の調整に応じて、上記共通軸上における上記IQベース時間領域波形の垂直スケール表示を調整すると共に上記第2時間領域波形の垂直スケール表示を調整するステップを更に具えることを特徴としている。
本発明の第22観念は、第15観念の時間領域情報表示方法において、
上記IQベース時間領域波形又は上記第2時間領域波形の位置を調整することで、一方が他方から離れるように調整するステップと、
上記IQベース時間領域波形又は上記第2時間領域波形の位置を調整することで、少なくとも一部分が一方が他方に重なるように調整するステップとを更に具えていることを特徴としている。
本発明の第23観念は、装置がアクセス可能な不揮発性媒体であって、実行した場合に第15観念のステップを装置が実行する結果となる関連する命令を有する不揮発性媒体である。
本発明の目的、効果及び他の新規な点は、以下の詳細な説明を添付の特許請求の範囲及び図面とともに読むことによって明らかとなろう。
図1は、本発明の実施形態の例による試験測定装置のブロック図である。 図2は、図1の試験測定装置中のデジタル・ダウン・コンバータの例のブロック図である。 図3は、他の時間領域データと共に共通軸上でIQベース時間領域波形情報を表示する試験測定装置のユーザ・インタフェースの例を示した図である。 図4は、他の時間領域データと共に共通軸上でダウン・コンバートされた時間領域波形情報を表示する試験測定装置のユーザ・インタフェースの例を示した図である。 図5は、他の時間領域データと共にIQベース時間領域波形情報を表示する試験測定装置のユーザ・インタフェースの本発明の実施形態による例を示した図である。
図1は、本発明の実施形態の例による試験測定装置100のブロック図である。試験測定装置100は、デジタル・オシロスコープ、リアルタイム信号/スペクトラム・アナライザ(RTSA)その他の適切な測定装置としても良い。簡潔で一貫性のある説明のため、ここでは試験測定装置を一般にオシロスコープとするが、これに限定されるものではない。本発明の実施形態の例では、オシロスコープ100が、アナログ・デジタル変換回路(ADC)108、デジタル・ダウン・コンバータ115、波形発生回路145を含むコントローラ140及びユーザ・インタフェース150を含むとしても良い。
オシロスコープ100は、本願で説明する種々の実施形態での使用に合わせて、入力端子110のような複数のチャンネル又は入力端子を有するとしても良い。オシロスコープは、1つの入力端子110を有するとしても良いが、発明の観点からは、2つの入力端子、4つの入力端子、更には、任意の数の入力端子を有するオシロスコープに対しても等しく応用できる。オシロスコープ100の各構成要素は、ここでは互いに直接接続されるとして示されているが、オシロスコープ100は、必ずしも図示しない種々の他の回路要素又はソフトウェア要素、入力端子、出力端子、インタフェースを含むとしても良いが、これらは、オシロスコープ100の描かれている要素間等に配置されたりしている。
入力端子110は、RF信号のような被試験電気信号を受ける。RF信号は、アナログの中間周波数(IF)信号に変換しても良く、IF信号はADC108でデジタル化される前にフィルタ処理される。なお、本願で「RF信号」と言及するときは、RF信号が、1つ又は複数であることを含み、また、RF信号から得られる1つ又は複数のIF信号も含むことに注意すべきである。
ADC108は、被測定RF信号をデジタル化するように構成される。デジタル・ダウン・コンバータ115は、ADC108と動作可能に接続されており、デジタル化RF信号を受けて、デジタル化RF信号からI(in-phase:同相)及びQ(quadrature:直交)ベースバンド成分データ又は信号を生成する。より具体的には、ミキサ120が数値的にサイン(sine)及びコサイン(cosine)をデジタル化RF信号と乗算でき、それによって、オリジナルのRF信号中の存在する情報の全てを含むI及びQ成分情報を生成する。信号成分データは、その後、間引きフィルタ125を用いて間引いても良い。間引きフィルタ125は、デジタル的にフィルタ処理し、信号にかかるサンプルの数とノイズを低減する。
アクイジション(取り込み)メモリ130は、デジタル・ダウン・コンバータ115と動作可能に接続され、RF信号にかかるデジタル化I及びQベースバンド成分情報を取り込み及び記憶する。言い換えると、アクイジション・メモリ130は、デジタル・ダウン・コンバータ115からI及びQベースバンド成分情報を受けて、これを記憶する。実施形態によっては、ADC108が出力するデジタル化データをメモリ130のようなメモリに最初に直接記録し、その後、ダウン・コンバータ115がアクセスしてI及びQベースバンド成分情報を生成しても良い。1つのチャンネルは、1つの入力端子110と対応していても良く、周波数領域でエンコードされた情報を有するデータを取り込む。こうしたチャンネルは、信号の周波数の内容を選択して取り込むために、ダウン・コンバータ115のようなダウン・コンバータに加えて、異なる形式の減衰回路及び増幅回路(図示せず)を含んでいても良い。
実施形態によっては、デジタル化データは、時間領域で直接受けてサンプルされた生データ(raw data:未加工のデータ)に対応するものであっても良く、メモリ130に直接記憶させて、例えば、コントローラ140がアクセスするようにしても良い。時間領域でサンプルされた生データは、時間領域で情報を直接取り込むために通常使われるチャンネルと関連させることができる。こうしたチャンネルは、多ビットのアナログ・デジタル変換回路のようなデジタイザ、間引き回路、離散レベルを検出する比較器などの含んでいても良い。こうしたチャンネルは、その他に、増幅回路、入力保護回路などの調整回路(図示せず)を含んでいても良い。従って、メモリ130に記憶された情報は、時間領域でサンプルされた入力信号のデジタル化バージョンを含んでいる。
オシロスコープの入力端子110のそれぞれは、アクイジション・メモリ130の異なる部分、つまり、成分情報が記憶される異なるレコードと対応させるようにしても良い。アクイジション・メモリ130には、種々のメモリを用いることができる。例えば、アクイジション・メモリ130は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、DRAM、スタティックRAM、その他の適切な形式のメモリとしても良い。
コントローラ140は、アクイジション・メモリ130と動作可能に接続され、I及びQ成分情報を受ける。また、コントローラ140は、ユーザ・インタフェース150と接続されて被試験信号を処理し、ユーザ・インタフェース150を通して表示するために、波形生成回路145を用いて、対応する波形、トレース、マーカを生成する。これに代えて、又は、波形表示に加えて、コントローラ140は、ワイヤレスによるか、ユーザ・インタフェース150の通信インタフェース・モジュール156に取り付けられたバス、ワイヤ、ケーブルなどの導体を介して、外部装置160にこうした情報を伝送できるようにする。逆に、コントローラ140は、通信インタフェース・モジュール156を介して外部装置160から命令(コマンド)などの情報を受けることもできる。外部装置160には、例えば、試験測定装置から分離したコンピュータ、外部メモリ装置などが含まれる。
コントローラ140は、波形生成回路145を含んでいても良い。波形生成回路145は、I及びQベースバンド成分情報を用いて、1つ以上のIQベース時間領域トレースを生成できる。IQベース時間領域波形又はトレースについて説明すれば、これはI及びQ成分情報又はデータから求められた信号又はトレースを指しており、また、これは時間領域ではあるが、周波数領域ではない。
例えば、ダウン・コンバートの後、波形生成回路145は、QをIで割ったアークタンジェント、つまり、ARCTAN(Q/I)を計算することで位相値を生成できる。また、波形生成回路145は、位相を時間に関して微分、つまり、d/dt(位相)を計算することで、周波数値を生成できる。これら位相値及び周波数値は、時間対位相及び時間対周波数をそれぞれプロットするのに利用できる。加えて、波形生成回路145は、振幅(つまり、時間対電力)トレースを生成でき、これは、例えば、各IQ対についてIの2乗にQの2乗を加えて、その平方根(square-root)を取る(つまり、SQRT(I^2 + Q^2))ことで生成できる。
コントローラ140は、以下で説明するように、共通軸上に1つ又は複数のIQベース時間領域波形と共に、付加的に1つ以上の補足的な(additional)時間領域波形を提供できる。実施形態によっては、補足的時間領域波形は、同じ被試験信号にかかるIQベースバンド成分情報を用いて生成されるものの、第1のIQベース時間領域波形とは異なる形式の第2のIQベース時間領域波形としても良い。
例えば、時間対周波数波形を時間対位相波形と共に提供しても良いが、これらはそれぞれ同じ1つの入力端子110に関してメモリ130に記憶されたI及びQベースバンド成分情報を用いて生成されたものである。実施形態によっては、補足的波形は、時間領域で直接受信及びサンプルされた生データから生成でき、1つ又は複数のIQベース時間領域波形と一緒に共通軸上に提供される。IQベース時間領域波形を別の形式で共通軸上に提供しても良く、これは、例えば、Iベースバンド成分情報の個々のトレースやQベースバンド成分情報の個々のトレースとしても良い。加えて、時間対電力(振幅)や時間対シンボルなどの適切なIQベース時間領域波形を、他の時間領域情報と共に、ユーザ・インタフェース150を通して共通軸上で同時に表示できる。
更には、コントローラ140は、ユーザ・インタフェース150を介した入力に応じて、1つ以上のチャンネルのアクイジション(取込み)パラメータを調整するように構成しても良い。コントローラ140は、種々の回路構成とすることができる。コントローラ140は、例えば、アナログ回路やデジタル回路を含んで良い。コントローラ140は、汎用プロセッサ(CPU)、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)、ASIC、PGA(programmable gate arrays)などを含んでも良い。コントローラ140は、更に、ユーザ・インタフェース150やメモリ130などとの適切なインタフェースを構成するための回路を含んでいても良い。実施形態によっては、パソコン(PC)で、コントローラ140、メモリ130、ユーザ・インタフェース150や、これらの組合せを構成するようにしても良い。
ユーザ・インタフェース150は、種々の異なるインタフェースを含んでいても良い。図3に示す例では、ディスプレイ152、複数のボタン154、複数のノブ(丸で示すもの)158、通信インタフェース156を含んでいる。種々のユーザ・インタフェースを用いることができる。例えば、通信インタフェース156は、有線又は無線インタフェース、イーサネット(登録商標)・ポートのようなネットワーク・インタフェース、赤外線インタフェース、RFインタフェースなどとしても良い。ディスプレイ152は、CRT(ブラウン管)、LCD(液晶ディスプレイ)、プロジェクタなどとしても良い。こうしたインタフェースは、組み合わせても良い。例えば、ディスプレイ152は、タッチ・スクリーンとしても良く、この場合、ボタン154はディスプレイ152上に提示(表示)され、表示ボタン154に対するタッチ操作が可能となる。ユーザ・インタフェース150は、タッチ・スクリーン、マウス(ポインティング・デバイス)、遠隔インタフェース(リモコンなど)、その他のプログラム制御可能な手段(デバイス)としても良い。
上述のように、オシロスコープ100は、時間領域で直接サンプルされたIQベース時間領域情報やその他データを取込み、こうした情報をメモリ130に記憶する。実施形態によっては、ユーザ・インタフェース150は、こうした時間領域データを共通軸に関して提供するように構成しても良い。特に、IQベース時間領域データを、ユーザ・インタフェースを通して、他の時間領域データと共に共通軸上で提供するようにしても良い。以下で更に詳細に説明するように、1目盛り当たりの時間(time per division)のような時間に関するコントロール、位置コントロール、ズーム・コントロールなどが、IQベース時間領域データやその他の時間領域データを分析する上で利用される。
ディスプレイ152は、同じ1つのウィンドウ又はディスプレイ・ユニットのグリッド内で、1つ以上のIQベース時間領域波形を補足的時間領域波形と共に表示できるように、適宜順応して表示する(つまり、これらを離して表示したり、近接して表示したり、一方に他方を重ねて表示したりする)。ディスプレイ152は、複数時間領域グリッドを含んでも良く、本発明の実施形態のよっては、ユーザは任意の時間領域波形を任意のグリッドに移動させることができる。ボタン154やノブ158は、データ・アイクジション、表示、異なる波形間の関係を調整し、操作するのに利用できる。また、ユーザは、データ・アイクジション、表示、異なる波形間の関係を、タッチ・スクリーン、マウス、遠隔インタフェースその他の適切なプログラム制御可能な手段を用いて調整し、操作できる。
ADC108、デジタル・ダウン・コンバータ115、コントローラ140(波形生成回路を含む)、ユーザ・インタフェース150を含めたオシロスコープ100のいずれの構成要素も、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア又はこれらの組合せで実現しても良い。
図2は、図1のオシロスコープ100中のデジタル・ダウン・コンバータ115の例のブロック図200である。この実施形態では、デジタル化信号229が、同相(in-phase:I)パス202及び直交(quadrature:Q)位相パス208の両方に入力される。各パスは、局部発信器206からの信号を受けるように構成されるが、直交位相パス208は、同相パス202が受ける信号に対して90度位相がシフトした信号を受けるように構成されている。
パス202及び208のそれぞれは、入力信号229を局部発信器(LO)206からの対応する信号を混合(ミックス)するように構成されている。このようにして、同相(I)信号214及び直交位相(Q)信号216が生成される。必要に応じて、付加的なフィルタ処理及び間引き処理を、信号214及び216に対して適用しても良い。実施形態によっては、局部発信器206をデジタル発信器としても良い。パス202及び208のそれぞれで実行される信号の混合は、デジタル的な混合や乗算処理などとしても良い。パス202及び208には、ミキサ204及び210のみがそれぞれ描かれているが、パス202及び208は、必要に応じて、デジタル・フィルタ、スケーラ(scaler:表示の解像度等に合わせるための信号変換回路)、間引き回路などを含んでも良い。図1に関して上述したように、これら信号はメモリ130に記憶でき、他の時間領域信号などを生成するために処理される。なお、図2に示す実施形態は、デジタル化RF信号からIQベースバンド成分時間領域情報などを抽出するための手法と回路の例を示しているに過ぎないことに注意されたい。
図3は、IQベース時間領域波形情報350を共通軸305上で他の時間領域データ360と共に提供する試験測定装置100のユーザ・インタフェース150の例を示している。この実施形態では、ユーザ・インタフェース150は、ディスプレイ152、通信インタフェース156、インタフェース・コントロール308を含んでいる。そして、インタフェース・コントロール308は、水平コントロール310、多チャンネル垂直コントロール330、その他のコントロール340及び345を含んでいる。これらコントロールは、ユーザ・インタフェース150としてあり得るコントロール手段の例である。
上述のように、IQベース時間領域信号は、共通軸305上又は共通軸305に関連して他の時間領域信号と共に提供される。例えば、IQベース時間領域波形350は、時間領域波形360と同時に表示できる。時間領域波形360は、IQベース時間領域波形350と異なる形式か又は同じIQベース時間領域波形とすることができる。これの代わりに、又は、これに加えて、時間領域波形360は、時間領域で直接受信されサンプルされた信号から生成された時間領域波形としても良い。1つ又は複数のIQベース時間領域波形は、例えば、時間対周波数波形、時間対位相波形、時間対電力波形、時間対シンボル波形その他の適切なIQベース時間領域波形としても良い。加えて、コントローラを、共通軸305上又は共通軸305に関連して、I及びQベースバンド成分情報を個々に直接表示するように構成しても良い。
インタフェース・コントロール308は、水平スケール・コントロール310を含む。水平スケール・コントロール310は、例えば、水平スケール・コントロール314、水平位置コントロール312、ズーム・コントロール316、パン(pan)コントロール318、その他の適切な水平コントロール320又は322などを含むようにしても良い。コントローラ140(図1参照)は、水平スケール・コントロール314の1度の調整に応じて、共通軸305上において、IQベース時間領域波形350の水平スケール表示を調整できると共に、時間領域波形360の水平スケール表示を調整できる。同様に、コントローラ140は、水平位置コントロール312の1度の調整に応じて、共通軸305上において、IQベース時間領域波形350の水平位置表示を調整できると共に、時間領域波形360の水平位置表示を調整できる。
更に、コントローラ140は、ズーム・コントロール316の1度の調整に応じて、共通軸305上において、IQベース時間領域波形350のズーム表示を調整できると共に、時間領域波形360のズーム表示を調整できる。加えて、コントローラ140は、パン・コントロール318の1度の調整に応じて、共通軸305上において、IQベース時間領域波形350のパン表示を調整できると共に、時間領域波形360のパン表示を調整できる。コントロール320及び322のような他のコントロールは、波形350及び360に関する水平表示を同時に操作又は調整するのに利用できる。
また、インタフェース・コントロール308は、多チャンネル垂直コントロール330を含む。垂直コントロール330は、例えば、複数チャンネルCH1、CH2からCHNまでのそれぞれについて、垂直位置コントロール332や垂直スケール・コントロール334を含んでいても良い。垂直コントロール330は、例えば、IQベース時間領域波形350や時間領域波形360の個々の垂直位置や垂直スケールを、他のいずれの時間領域波形からも実質的に独立して制御できる。こうした調整は、図3に示すCH1、CH2からCHNまでのような対応するチャンネルに関連する個々の波形について行える。
例えば、もしIQベース時間領域波形350がCH2と関連していたら、オシロスコープのユーザはCH2を選択でき、CH2に関連する垂直位置コントロール332を利用してIQベース時間領域波形350の垂直位置を調整できる。同様に、もし時間領域波形360がCH1と関連していたら、CH1に関連する垂直位置コントロール332を利用してIQベース時間領域波形360の垂直位置を調整できる。
もっと具体的には、コントローラ140(図1参照)は、垂直スケール・コントロール334の操作に応じて、共通軸305上において、IQベース時間領域波形350及び時間領域波形360の個々の垂直スケール表示を、他のいずれの時間領域波形の垂直スケール表示から実質的に独立して調整できる。加えて、コントローラ140は、垂直位置コントロール332の操作に応じて、共通軸305上において、IQベース時間領域波形350及び時間領域波形360の個々の垂直位置表示を、他のいずれの時間領域波形の垂直位置表示からも実質的に独立して調整できる。IQベース時間領域波形350は、視覚的な比較を行うために、少なくとも一部分が時間領域波形360と重なるように調整できても良く、その反対も同様である。これの代わりに、視覚的な比較を行うために、IQベース時間領域波形350が、時間領域波形360と離れて表示されるように調整できるようにしても良い。
実施形態によっては、コントローラ140が、垂直スケール・コントロール334の1度の調整に応じて、1つ以上のIQベース時間領域波形350及び時間領域波形360の垂直スケール表示を同時に調整できるようにしても良い。同様に、コントローラ140が、垂直位置コントロール332の1度の調整に応じて、1つ以上のIQベース時間領域波形350及び時間領域波形360の垂直位置表示を同時に調整できるようにしても良い。言い換えると、異なる複数トレースが1度の操作で制御又はリンクして調整できるようにしても良い。
IQベース時間領域波形350には、上述のように、異なる形式又はフォーマットの波形又はトレースを含めても良い。例えば、時間を表す水平軸及び周波数を表す垂直軸を有する時間対周波数波形を他の時間領域波形と一緒に表示しても良い。時間対周波数と同様に、時間対電力トレースを他の時間領域波形と比較又は調整するようにしても良い。なお、時間対電力トレースの場合、水平軸が時間を表し、垂直軸が振幅又は電力(電圧の線形スケールの代わりに典型的には対数スケール)を表す。加えて、水平軸が時間を表し、垂直軸が位相の範囲を表す時間対位相波形を表示して、視覚的に他の時間領域波形と比較しても良い。任意の数の異なるIQベース時間領域波形や時間領域波形をディスプレイ152上に同時に表示しても良く、これらをインタフェース・コントロール308を用いて同時に又は個別に調整できるようにしても良い。インタフェース・コントロール308は、図1のボタン154やノブ158に加えて、タッチ・スクリーン、アクチュエータ(actuator)、複数のマウス、センサーなどを有していても良い。
図4は、ダウン・コンバートされた時間領域波形情報を他の時間領域データと共に共通軸305上で表示する試験測定装置100のユーザ・インタフェース150の他の例を示している。この実施形態では、ユーザ・インタフェース150は、ディスプレイ152、多チャンネル水平及び垂直コントロール410及び415、測定コントロール420並びに周波数領域コントロール430を含んでいる。こうしたコントロール手段は、ユーザ・インタフェース150のあり得るコントロール手段の例である。しかし、時間領域インタフェース408のこうしたコントロール手段は、その他のコントロール手段を含んでいても良く、また、必要に応じて、これらを組み合わせても良い。
上述のように、IQベース時間領域信号を共通軸305上で他の時間領域信号と共に表示できる。例えば、RF信号がトレース435として表示されている。トレース445は、RF信号435と関連する信号であり、例えば、RF信号をオン・オフ変調するのに利用されるデータ・ストリームの一部分である。トレース460は、RF信号435の振幅のようなRF信号から得られた時間領域信号を表す。RF信号435及び時間領域トレース460が同じディスプレイ152上に描かれているが、RF信号435は必ずしもユーザに対して表示される必要はない。しかし、エンコードされた時間領域波形は表示されるようにする。更には、こうしたRF信号435については全てを取り込む必要はないが、エンコードされた時間領域波形については取込むようにする。
IQベース時間領域データが共通軸305上で他の時間領域信号として表示されているので、同様の事情から、IQベース時間領域データも他の時間領域信号として分析するようしても良い。例えば、マーカ455は、データ445の立ち上がりエッジに位置し、マーカ450は振幅460の立ち上がりエッジに位置している。ユーザは、ユーザ・インタフェース150のマーカ455及び450を、測定コントロール420やその他の同様のインタフェースを介して操作できる。従って、時間440を測定できる。この例では、時間440は、データ445の変化と、RF信号435の振幅の対応する変化との間の遅延を表す。更に、ユーザは、垂直及び水平のスケール、位置などを対応する水平及び垂直コントロール410及び415を介して操作できる。このように、この例では、RF信号435のデコードされた特性が、他の時間領域信号として利用できている。
別の例では、垂直コントロール415を、ディスプレイ152上のトレースをオフセットしたり、そのスケール変更したり、その他の操作をするために利用できる。例えば、垂直コントロール415には、トレース435、445及び460のオフセット及びスケールを制御するための入力手段があっても良い。このように、ユーザは、視覚的比較のために、図示したように複数のトレースが離れた状態にしたり、重ねるようにしたり、といった操作ができる。
別の例では、水平コントロール410は、時間領域信号を分析するのに利用できる。水平コントロール410は、1目盛り当たりの時間(time per division)、位置その他を変更できる。従って、IQベース時間領域信号を含む時間領域信号の表示を変更できる。例えば、トレース上の関心のある信号を特定することができる。しかし、適切な解像度を得るには、時間スパンが大きすぎるかもしれない。そこで、その問題の信号を中央に配置するように1目盛り当たりの時間及び位置コントロールを変更し、1目盛り当たりの時間を小さくして、より高い解像度を得るようにできる。特に、これらコントロールを調整するときには、共通軸305上の複数の時間領域信号の表示をそれぞれ変更できる。このように、ユーザは、共通軸305上の他の時間領域信号を用いて、信号を調査できる。なお、目盛りは図示していないが、周知のようにオシロスコープの画面上には格子状の目盛りが表示される。共通軸305上に種々の時間領域信号が表示されるが、これら種々の波形について、アクイジション(取込み)パラメータは必ずしも同じである必要はない。
更には、水平コントロール410、つまり、時間ベース・コントロールの特定の例を図4を参照して提示したが、他の同様なコントロールを水平コントロール410に一部に加えても良い。例えば、時間領域データをズームして表示するために、ズーム・コントロールを利用できるようにしても良い。IQベース時間領域データは、共通軸305上で他の時間領域データと共に表示できるので、こうした各信号をズーム・コントロールを通して詳細に分析できる。
ディスプレイ152を例として示したが、時間領域信号は、必要に応じて、ユーザ・インタフェース150の他のインタフェースを通して提供されてもよい。例えば、データを上述した通信インタフェース156を介してストリームとして提供しても良い。別の例では、データを後で分析するために蓄積(記憶)しておいても良い。これらに関係なく、時間領域信号の分析を同様の状況で実行しても良い。
図5は、他の時間領域データと共にIQベース時間領域波形情報を表示する試験測定装置100のユーザ・インタフェース150のディスプレイ152の本発明の実施形態による例を示した図である。実施形態によっては、ユーザ・インタフェース150(例えば、図3のもの)が、IQベース時間領域データを他の時間領域データと共に表示するように、コントローラ140(図1参照)を構成しても良い。例えば、変調RF信号510が、16直交振幅変調(16QAM)信号であっても良い。信号512は、搬送波に対する変調信号の位相を表すものとしても良い。信号513は、変調信号の振幅のエンベロープ(包絡線)を表すものとしても良い。図5に示す信号は、本願で説明する波形を代表するものである。よって、本願で開示する発明の実施形態に沿って、位相、振幅等に対応する他の波形を実現しても良い。
位相512及び振幅513から、変調データを種々の形式で表示できる。信号514、516、518及び520は、16QAM信号の種々の状態を表す4ビットを表すものにしても良い。信号522は、エンコードされた4ビットのニブルを表すものにしても良い。つまり、復調データが、必要に応じて、エンコード・ビット、エンコード・シンボルなどで表示されても良い。
特定の実施形態を説明して来たが、本発明の原理はこれら実施形態に限定されるものはないことが理解されよう。実施形態によっては、不揮発性媒体としても良く、この不揮発性媒体に装置がアクセスして実行した場合に、上述した実施形態を装置が実行する結果となる関連する命令を有しているようにしても良い。本発明の原理から離れることなく、その他の変更を行っても良いことが理解されよう。
100 オシロスコープ(試験測定装置)
110 入力端子
115 デジタル・ダウン・コンバータ
120 ミキサ
125 間引きフィルタ
130 アクイジション・メモリ
140 コントローラ
145 波形発生回路
150 ユーザ・インタフェース
152 ディスプレイ
154 ボタン
156 通信インタフェース
158 ノブ
160 外部装置
202 同相パス
204 ミキサ
206 局部発信器
208 直交位相パス
210 ミキサ
212 90度位相シフタ
214 I信号
216 Q信号
229 デジタル化信号
305 共通軸
308 インタフェース・コントロール
310 水平コントロール
312 水平位置コントロール
314 水平スケール・コントロール
316 ズーム・コントロール
318 パン・コントロール
320 その他の水平コントロール
322 その他の水平コントロール
330 多チャンネル垂直コントロール
332 垂直位置コントロール
334 垂直スケール・コントロール
340 その他のコントロール
345 その他のコントロール
350 IQベース時間領域波形
360 その他の時間領域波形
408 時間領域インタフェース
410 水平コントロール
415 垂直コントロール
420 測定コントロール
430 周波数領域コントロール
435 RF信号
440 マーカ
445 トレース
455 マーカ
460 トレース
510 16QAM信号
512 16QAM信号の位相を表す信号
513 16QAM信号の振幅エンベロープを表す信号
514 16QAM信号の状態を表す4ビット中の1ビット
516 16QAM信号の状態を表す4ビット中の1ビット
518 16QAM信号の状態を表す4ビット中の1ビット
520 16QAM信号の状態を表す4ビット中の1ビット
522 16QAM信号のニブル表示

Claims (4)

  1. 1つの被試験電気信号を受ける1つ以上の入力端子と、
    上記被試験電気信号をデジタル化してデジタル化信号を生成する1つ以上のアナログ・デジタル変換回路と、
    I及びQベースバンド成分情報を上記デジタル化信号から生成するデジタル・ダウン・コンバータと、
    上記I及びQベースバンド成分情報を蓄積するよう構成されたメモリと、
    ユーザ・インタフェースと、
    コントローラとを具え、
    上記コントローラは、上記I及びQベースバンド成分情報を用いて第1IQベース時間領域波形と、該第1IQベース時間領域波形とは異なる形式の第2IQベース時間領域波形とを生成し、上記ユーザ・インタフェースを通して、上記第1IQベース時間領域波形と、上記第2IQベース時間領域波形を共通時間軸上で表示するように構成されることを特徴とする試験測定装置。
  2. 1つの被試験電気信号を受ける1つ以上の第1入力端子と、
    上記被試験電気信号をデジタル化してデジタル化信号を生成する1つ以上のアナログ・デジタル変換回路と、
    I及びQベースバンド成分情報を上記デジタル化信号から生成するデジタル・ダウン・コンバータと、
    上記I及びQベースバンド成分情報を蓄積するよう構成されたメモリと、
    ユーザ・インタフェースと、
    コントローラとを具え、
    上記コントローラは、上記I及びQベースバンド成分情報を用いてIQベース時間領域波形を生成すると共に、上記デジタル化信号から上記デジタル・ダウン・コンバータを通さずに第2時間領域波形を生成し、上記ユーザ・インタフェースを通して、上記IQベース時間領域波形と上記第2時間領域波形を共通時間軸上で表示するように構成されることを特徴とする試験測定装置。
  3. 試験測定装置上で時間領域情報を表示する方法であって、
    被試験電気信号を受けるステップと、
    上記被試験電気信号をデジタル化してデジタル化信号を生成するステップと、
    上記デジタル化信号をダウン・コンバートし、I(同相)及びQ(直交)ベースバンド成分情報を生成するステップと、
    上記I及びQベースバンド成分情報を記憶するステップと、
    上記I及びQベースバンド成分情報を用いて第1IQベース時間領域波形を生成するステップと、
    上記I及びQベースバンド成分情報を用いて上記第1IQベース時間領域波形とは異なる形式の第2IQベース時間領域波形を生成するステップと、
    上記試験測定装置のインタフェースを通して、共通時間軸上に上記第1IQベース時間領域波形及び上記第2IQベース時間領域波形を表示するステップと
    を具える時間領域情報表示方法。
  4. 試験測定装置上で時間領域情報を表示する方法であって、
    被試験電気信号を受けるステップと、
    上記被試験電気信号をデジタル化してデジタル化信号を生成するステップと、
    上記デジタル化信号をダウン・コンバートし、I(同相)及びQ(直交)ベースバンド成分情報を生成するステップと、
    上記I及びQベースバンド成分情報を記憶するステップと、
    上記I及びQベースバンド成分情報を用いてIQベース時間領域波形を生成するステップと、
    上記デジタル化信号からデジタル・ダウン・コンバート処理なしに第2時間領域波形を生成するステップと、
    上記試験測定装置のインタフェースを通して、共通時間軸上に上記IQベース時間領域波形及び上記第2時間領域波形を表示するステップと
    を具える時間領域情報表示方法。
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