JP5995196B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等に搭載される電気接続箱に係り、特に、プリント基板がケースの開口部から差し込まれて収容されると共に、ケースの開口部が、プリント基板に設けられたコネクタケースで塞がれる電気接続箱に関するものである。
従来から、自動車等においては、電気回路を効率良く配策したり、メンテナンス性を向上するために、ジャンクションボックス等の電気接続箱が用いられている。このような電気接続箱として、特開2007−73321号公報(特許文献1)や特開2012−235578号公報(特許文献2)に記載のように、プリント基板がケースの開口部から差し込まれて収容されると共に、プリント基板の端部に設けられたコネクタのコネクタケースがケースに固定されることにより、ケースの開口部がコネクタケースで塞がれるものが知られている。
ところで、特許文献1や特許文献2に記載の電気接続箱は、コネクタがプリント基板の側方に開口して設けられており、コネクタの接続端子が、プリント基板から立ち上げられてプリント基板の側方に突出された屈曲形状とされている。それ故、コネクタの接続時には、接続端子に対してプリント基板からの立ち上がり方向と直交する方向の挿入力が及ぼされて、プリント基板との半田付け部分に応力が加わり、半田クラックを生じるおそれがあった。
そこで、特許文献1や特許文献2に記載の電気接続箱においては、コネクタケースをプリント基板にボルトで固定することにより、コネクタ接続時に接続端子の半田付け部分に及ぼされる応力が軽減されるようになっている。しかし、このような構造では、ボルト等の部品点数が増加すると共に、ボルト固定をするために組立工数が増加するという問題があった。
また、特許文献1や特許文献2に記載の電気接続箱においては、ケースとコネクタケースが、ロック部で相互に嵌合されるようになっている。しかし、ケースとコネクタケースを単にロック部で嵌合するのみでは、ケースとコネクタケースとの間にガタを生じ、コネクタ接続が円滑に行えないおそれを生じると共に、このガタつきに起因して、コネクタ接続時に接続端子の半田付け部分に応力が及ぼされるおそれがあった。
特開2007−73321号公報 特開2012−235578号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、プリント基板がケースの開口部から差し込まれて収容されると共に、ケースの開口部が、プリント基板に設けられたコネクタケースで塞がれる電気接続箱において、部品点数と組立工数の削減を図りつつ、コネクタ接続時に接続端子の半田付け部分にクラックが生じるおそれを低減することの出来る、新規な構造の電気接続箱を提供することにある。
本発明の第一の態様は、開口部が形成されたケースと、該ケースに収容されるプリント基板とを備え、該プリント基板の端部には、該プリント基板の側方に開口するコネクタケースと、該コネクタケースに設けられ、一方の端部が前記プリント基板側に屈曲されて該プリント基板に半田付けされた接続端子とからなるコネクタが設けられており、前記プリント基板が前記ケースの開口部から差し込まれて、前記コネクタケースと前記ケースがロック部で相互に固定されることにより、前記コネクタケースで前記ケースの開口部が塞がれる電気接続箱において、前記コネクタケースには、突出先端部に係止部が形成された仮固定突起が一体形成されており、該仮固定突起が前記プリント基板に形成された貫通孔に挿通されて前記係止部が前記プリント基板に係止されることにより、前記コネクタケースが前記プリント基板に仮固定される一方、前記コネクタケースが矩形ブロック形状を呈し、前記コネクタケースには、該コネクタケースの開口方向に延伸する当接リブ該当接リブが挿通される挿通溝の一方が形成されていると共に、前記ケースの矩形状の開口部の内周面には、前記当接リブ前記挿通溝の他方が形成されており、前記当接リブおよび前記挿通溝が、延伸方向に直交する2方向で、相互に係合される断面形状を有していると共に、前記挿通溝には、前記当接リブが挿通方向で当接される当接支持面が形成されており、前記当接リブおよび前記挿通溝のペアが、前記コネクタケースおよび前記ケースの少なくとも4隅にそれぞれ形成されて、各ペアが周方向で相互に分離している一方、前記コネクタケースの対角に位置する前記当接リブまたは前記挿通溝のみにガタ防止リブが形成されており、前記当接リブが前記挿通溝に圧入されることを、特徴とする。
本発明に従う構造とされた電気接続箱においては、コネクタケースに突設された仮固定突起を、プリント基板の貫通孔に挿通して係止することにより、コネクタケースをプリント基板に仮固定することが出来る。そして、コネクタケースをプリント基板に仮固定した状態で、コネクタケースに挿通された接続端子をプリント基板に半田付けすることにより、コネクタケースをプリント基板に固定することが出来る。これにより、ボルト固定等を要することなくコネクタケースをプリント基板に固定することが出来、部品点数の削減や、組立工数の削減を図ることが出来る。
そして、コネクタケースとケースに当接リブと挿通溝を形成して、コネクタ接続時には、当接リブを挿通溝の当接支持面に当接させることにより、コネクタケースをケースで支持することが出来る。これにより、コネクタ接続時にコネクタケースに及ぼされる応力を、ケースに分散させることが出来る。その結果、コネクタケースをプリント基板にボルト固定せずとも、コネクタ接続時に接続端子の半田付け部分に及ぼされる応力を緩和することが出来て、半田クラックを防止することが出来る。
また、本態様において相互に係合される断面形状とは、当接リブの挿通溝への挿通方向以外の方向での抜けが阻止される断面形状を言い、当接リブが挿通溝への差込方向に対する直交2方向で挿通溝に引っ掛かる断面形状を言う。具体的には、例えば、当接リブおよび挿通溝が、当接リブおよび挿通溝の形成面に対して垂直に延びる部分と、該形成面に対して平行に延びる部分を含む、L字やT字などの鉤状の断面形状を言う。これにより、当接リブと挿通溝を相互に係合することが出来、コネクタケースのケースに対するガタつきを軽減して、コネクタ接続時における接続端子への応力伝達をより軽減することが出来る。特に、当接リブおよび挿通溝を鉤状の断面形状とすることにより、当接リブと挿通溝との係合によって、コネクタケースのプリント基板から浮き上がる方向に対しても有効な支持力が得られることにより、半田クラックの発生をより効果的に防止することが出来る。また、ケースとコネクタケースを相互に引っ掛けるように係合出来ることから、ケースの開きを防止することが出来、ケースの防塵性や防水性を向上することも出来る。
さらに、本態様では、コネクタケースの4隅をケースで支持することにより、コネクタケースをより強固に支持することが出来る。
さらに、本態様では、挿通溝に当接リブを圧入することによって、コネクタケースのケースに対するガタつきをより低減することが出来る。これにより、コネクタの接続時に、コネクタケースをケースでより強固に支持することが出来る。
本発明の第の態様は、前記第一の態様に記載のものにおいて、前記仮固定突起には、前記コネクタケースからの突出方向で前記係止部に行くに連れて拡開するテーパ状部が形成されているものである。
本態様によれば、テーパ状部を、仮固定突起が挿通されたプリント基板の貫通孔の縁部に接触させることが出来る。これにより、プリント基板の平面と平行な方向にも係止力を得ることが出来、コネクタケースをプリント基板に対してより精度良く位置決めすることが出来る。その結果、プリント基板に対するコネクタケースの傾斜を低減することが出来て、コネクタケースのケースへの差し込みをより円滑に行なうことも出来る。
本発明の第の態様は、前記第の態様に記載のものにおいて、前記テーパ状部が、前記仮固定突起の全周に形成されているものである。本態様によれば、仮固定突起をより広い範囲でプリント基板と接触させることが出来、コネクタケースをプリント基板に対してより精度良く位置決めすることが出来る。
本発明においては、プリント基板がケースに差し込まれて、ケースの開口がプリント基板に設けられたコネクタケースで塞がれる電気接続箱において、コネクタケースに、プリント基板と係合される仮固定突起を形成した。そして、仮固定突起でコネクタケースをプリント基板に仮固定して、接続端子を半田付けすることにより、ボルト等を要することなく、少ない部品点数と少ない組立工数で、コネクタケースをプリント基板に固定することが出来る。更に、ケースとコネクタケースに当接リブと挿通溝を設けると共に、当接リブを挿通溝の当接支持面と当接させることにより、コネクタ接続時にコネクタケースをケースで支持することが出来る。その結果、接続端子の半田付け部分に伝達される応力を軽減して、半田クラックを防止することが出来る。
本発明の一実施形態としての電気接続箱の分解斜視図。 図1に示した電気接続箱の、図1とは異なる方向の分解斜視図。 プリント基板の背面図。 図3に示したプリント基板の下面図。 図3に示したプリント基板の側面図。 仮固定突起の拡大図。 図6に示した仮固定突起の、図6とは異なる方向の拡大図。 仮固定突起とプリント基板との係合状態を説明するための断面説明図。 図3のA部の拡大図。 図3のB部の拡大図。 ケースの正面図。 電気接続箱の上面図。 図12におけるXIII−XIII断面図。 図12におけるXIV−XIV断面図。 図13のC部の拡大図。 図13のD部の拡大図。 仮固定突起の異なる態様を説明するための、図7に対応する拡大図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1〜図2に、本発明の一実施形態としての電気接続箱10を示す。電気接続箱10は、開口部12が形成されたケース14に、プリント基板16が差し込まれて収容されると共に、プリント基板16の端部18に設けられたコネクタ20のコネクタケース22で、ケース14の開口部12が塞がれる構造とされている。
図3〜図5に、プリント基板16を示す。プリント基板16の端部18には、コネクタ20が設けられている。コネクタ20は、合成樹脂からなるコネクタケース22に、L字形状に屈曲された複数の接続端子24の一方の端部26a(図2参照)が挿通された構造とされている。そして、接続端子24の他方の端部26bは、プリント基板16側に屈曲されると共に、プリント基板16のスルーホール28に挿通されて半田付けされている。これにより、コネクタケース22は、プリント基板16の端部18で、プリント基板16の側方(図5中、右方)に開口して配設されている。
コネクタケース22は、合成樹脂から形成された、略長手矩形のブロック形状とされている。コネクタケース22において、プリント基板16と重ね合わされる重ね合わせ面30には、複数(本実施形態においては、3つ)の仮固定突起34a,34b,34cが一体形成されている。仮固定突起34a,34b,34cは互いに同様の形状とされていることから、特に区別する必要の無い場合には、仮固定突起34として説明する。
図6および図7に、仮固定突起34aを例に示す。仮固定突起34は、コネクタケース22の重ね合わせ面30から略垂直に突出する突起形状とされている。本実施形態の仮固定突起34は周方向で二分されており、一対の係止片36,36が対向して形成されている。仮固定突起34は、コネクタケース22の重ね合わせ面30から突出する軸部38の突出先端部に、軸部38の軸直角方向(図6中、左右方向)に突出する係止部40が形成された形状とされている。なお、係止部40の外周面は、後述するプリント基板16の貫通孔46への差し込みを容易とするために、重ね合わせ面30からの突出先端縁部に行くにつれて次第に先細となるテーパ形状とされている。
さらに、仮固定突起34には、軸部38と係止部40との接続部分において、コネクタケース22からの突出方向(図6中、上方から下方)で軸部38から係止部40に行くにつれて次第に拡開するテーパ状部44が形成されている。本実施形態のテーパ状部44は、仮固定突起34の全周に亘って形成されており、係止片36,36それぞれの外周面の全周に亘って、一定の断面形状をもって連続して形成されている。
図4から明らかなように、本実施形態においては、3つの仮固定突起34a,34b,34cが、コネクタケース22の長手方向(図4中、左右方向)の略中央部分で、仮固定突起34aと仮固定突起34bが、コネクタケース22の長手方向に延びる直線上に位置されていると共に、仮固定突起34cが、仮固定突起34aと仮固定突起34bを結ぶ直線から外れた位置で、コネクタケース22の長手方向で仮固定突起34aと仮固定突起34bとの略中間に位置されている。これにより、仮固定突起34a,34b,34cが、底辺がコネクタケース22の長手方向に延びる三角形の各頂点に位置して形成されている。
このようなコネクタケース22は、各接続端子24の一方の端部26aが挿通された状態で、仮固定突起34a,34b,34cが、プリント基板16に貫設された貫通孔46,46,46にそれぞれ挿通されると共に、各接続端子24の他方の端部26bが、プリント基板16のスルーホール28に挿通される。図8に示すように、仮固定突起34は、係止部40が貫通孔46を通じてプリント基板16の裏面48に突出されることにより、係止部40がプリント基板16の裏面48に係止されて、プリント基板16からの抜けが防止される。特に本実施形態においては、仮固定突起34のテーパ状部44が、貫通孔46の裏面48側の開口縁部50に接触される。これにより、コネクタケース22が、プリント基板16に対して仮固定される。そして、スルーホール28に挿通された各接続端子24の他方の端部26bが半田付けされることにより、コネクタケース22がプリント基板16に固定されて、コネクタ20が、プリント基板16の端部18に設けられるようになっている。
また、図3に示したように、コネクタケース22の外周面52には、複数(本実施形態においては、6つ)の挿通溝54a〜54fが形成されている。なお、挿通溝54a,54b,54c,54dが、コネクタケース22の4隅に形成されていると共に、挿通溝54e,54fが、コネクタケース22の長手方向の略中央部分に形成されている。以下、各挿通溝54a〜54fを区別する必要のない場合には、挿通溝54として説明する。
挿通溝54は、コネクタケース22の外周面52に開口すると共に、コネクタケース22の開口方向(図5中、左右方向)に延伸する溝形状とされている。挿通溝54は、延伸方向でコネクタケース22の背面56側のみに開放されており、一方の端縁部が背面56上に開口されている一方、他方の端縁部には、挿通溝54の延伸方向と直交して広がる当接支持面57が形成されている。なお、挿通溝54a,54e,54bが、コネクタケース22の長手方向に延びる一方の外周面52aに開口して形成されていると共に、挿通溝54d,54f,54cが、外周面52aと反対側の外周面52bに開口して形成されている。
図9に挿通溝54aを、図10に挿通溝54cを例に示すように、挿通溝54は、挿通溝54の形成面となるコネクタケース22の外周面52に対して垂直方向で、コネクタケース22の内側に延びる垂直部58と、垂直部58におけるコネクタケース22の内側の端縁部から、外周面52に対して平行に延びる平行部60とが形成された、鉤状の略一定の断面形状をもって延伸されている。コネクタケース22の4隅に位置された挿通溝54a〜54dは、垂直部58から平行部60が一方向に延出された、L字の断面形状とされている。なお、挿通溝54a〜54dの平行部60は、垂直部58から、コネクタケース22の長手方向の外側に向けて延出されている。一方、詳細な図示は省略するが、コネクタケース22の長手方向の中央部分に位置された挿通溝54e,54fは、垂直部58から平行部60が両方向に延出された、T字の断面形状とされている。なお、同じ外周面52aに形成された挿通溝54aの平行部60と挿通溝54bの平行部60は、コネクタケース22の高さ方向(図3中、上下方向)で、同一高さ位置に形成されていると共に、外周面52bに形成された挿通溝54cの平行部60と挿通溝54dの平行部60が、同一高さ位置に形成されている。
さらに、図9および図10に示したように、挿通溝54aと挿通溝54cの内面には、挿通溝54a,54cの内側に突出して、挿通溝54a,54cの延伸方向に延びる複数のガタ防止リブ62が形成されている。ガタ防止リブ62は、略半円の断面形状をもって延伸されている。ガタ防止リブ62は、好ましくは、垂直部58と平行部60のそれぞれにおいて、対向する内周面に少なくとも1つずつ形成されて、垂直部58と平行部60のそれぞれにおいて、少なくとも1対のガタ防止リブ62,62が対向するように形成されている。また、本実施形態において、ガタ防止リブ62は、コネクタケース22における対角の2隅に位置する挿通溝54aと挿通溝54cのみに形成されており、他の挿通溝54e,54b,54f,54dの内面は、平坦面とされている。
また、コネクタケース22の外周面52aと外周面52bのそれぞれにおける長手方向の両端部には、ロック部としてのスライドロック64が形成されている。スライドロック64は、互いに反対側に開口するL字の断面形状をもって延びる一対のガイドリブ66,66の中間に、ロック突部68が形成された構造とされている。
一方、図11に、ケース14を示す。ケース14は、合成樹脂から形成された一体成形品とされており、一方に開口部12を有する、略矩形で中空の箱体形状とされている。開口部12は、コネクタケース22に外挿される略長手矩形状とされている。開口部12の長手方向に延びる周壁72a,72bにおいて、コネクタケース22のスライドロック64と対応する位置には、ロック部としての枠形状のロック枠74が形成されている。
開口部12の内周面76において、コネクタケース22の挿通溝54a〜54fとそれぞれ対応する位置には、当接リブ78a〜78fが形成されている。コネクタケース22の外周面52aに形成された挿通溝54a,54e,54bに対応する当接リブ78a,78e,78bが、コネクタケース22の外周面52aと対向される内周面76aに形成されていると共に、挿通溝54d,54f,54cに対応する当接リブ78d,78f,78cが、コネクタケース22の外周面52bと対向される内周面76bに形成されている。また、当接リブ78a,78b,78c,78dが、開口部12の4隅に形成されている一方、当接リブ78e,78fが、開口部12の長手方向(図11中、左右方向)の略中央部分に形成されている。以下、当接リブ78a〜78fを区別する必要のない場合には、当接リブ78として説明する。
当接リブ78は、内周面76からケース14の内側に突出すると共に、挿通溝54に対応する断面形状をもって、コネクタケース22の開口方向に延伸されている。従って、当接リブ78は、図11に当接リブ78aを例に併せ示すように、内周面76aに対して垂直に突出する垂直部80と、垂直部80から内周面76aに対して平行に延びる平行部82とが形成された、鉤状の略一定の断面形状をもって延伸されており、挿通溝54a〜54dに対応する当接リブ78a〜78dは、L字の断面形状とされている一方、挿通溝54e,54fに対応する当接リブ78e,78fは、T字の断面形状とされている。なお、当接リブ78a〜78fの何れにも、挿通溝54aおよび挿通溝54cに形成されていたガタ防止リブ62は形成されていない。
また、ケース14において、開口部12の長手方向(図11中、左右方向)で対向する内周面76c,76dには、プリント基板16の板厚寸法より僅かに大きな溝幅寸法をもって、プリント基板16の差込方向に延びる基板案内溝84,84がそれぞれ形成されている。
このような構造とされたケース14に対して、図1および図2に示したように、プリント基板16が、開口部12から差し込まれる。プリント基板16は、コネクタ20が設けられた端部18と反対側の端部から開口部12に差し込まれる。なお、プリント基板16は、幅方向の両端縁部が基板案内溝84,84(図11参照)に挿入されることで差込方向に案内されると共に、ケース14内で位置決めされる。そして、図12に示すように、コネクタケース22がケース14の開口部12に挿入されて、ケース14の周壁72a,72bが、スライドロック64のガイドリブ66内に差し込まれると共に、ロック枠74がロック突部68を乗り越えて相互に係合されることにより、コネクタケース22とケース14がスライドロック64とロック枠74で相互に固定される。これにより、プリント基板16がケース14に収容されて、電気接続箱10が形成されている。
図13に示すように、コネクタケース22がケース14に固定されることにより、コネクタケース22がケース14の開口部12内に収容されて、開口部12がコネクタケース22で塞がれる。これにより、コネクタケース22の外周面52aとケース14の内周面76aが対向されると共に、コネクタケース22の外周面52bとケース14の内周面76bが対向される。そして、コネクタケース22の外周面52a,52bに形成された挿通溝54a〜54fのそれぞれに対して、ケース14の内周面76a,76bに形成された当接リブ78a〜78f(なお、図13の切断面は、挿通溝54eと当接リブ78eの非形成位置であることから、挿通溝54eと当接リブ78eは図示されていない)がそれぞれ挿通されて、相互に係合される。なお、図14に、当接リブ78bと挿通溝54b,当接リブ78cと挿通溝54cを例に示すように、各当接リブ78は、それぞれ、挿通溝54への挿通方向(図14中、左方から右方)で、挿通溝54の当接支持面57と対向されている。また、図15に挿通溝54aと当接リブ78aを示すと共に、図16に挿通溝54cと当接リブ78cを示すように、挿通溝54aと挿通溝54cには、挿入される当接リブ78aおよび当接リブ78cに向けて突出するガタ防止リブ62が形成されている。これにより、当接リブ78aおよび当接リブ78cは、これら挿通溝54aおよび挿通溝54cに対してそれぞれ圧入されるようになっている。
本実施形態に従う構造とされた電気接続箱10によれば、コネクタケース22に突設された仮固定突起34をプリント基板16の貫通孔46に挿通して係止させることで、コネクタケース22をプリント基板16に仮固定することが出来る。そして、接続端子24をプリント基板16に半田付けすることにより、ボルト等を用いることなく、コネクタケース22をプリント基板16に固定することが出来る。これにより、部品点数の削減と、ボルト締めのような組立工数を削減することが出来る。特に本実施形態においては、仮固定突起34のテーパ状部44によって、仮固定突起34のプリント基板16に対する接触面積を大きく確保したことにより、より安定的な仮固定を行なうことが出来る。また、仮固定突起34の軸直角方向でもプリント基板16の係止力を得られることから、コネクタケース22の位置ずれをより有効に低減することが出来る。更に、3つの仮固定突起34a,34b,34cを三角状に配設したことにより、コネクタケース22を安定的に支持することが出来る。
そして、コネクタケース22の外周面52に挿通溝54a〜54fと、ケース14の内周面76に当接リブ78a〜78fが設けられており、コネクタケース22をケース14に組み付けることにより、各挿通溝54a〜54fに当接リブ78a〜78fがそれぞれ挿入されて、当接リブ78a〜78fが、挿通溝54a〜54fの当接支持面57と対向される。これにより、図14に示したように、コネクタケース22にコネクタ86が接続される場合には、当接リブ78a〜78fが挿通溝54a〜54fの当接支持面57に当接されて、図中矢印で示す押込力に対してコネクタケース22をケース14で支持することが可能とされており、コネクタケース22に及ぼされる押込力をケース14に分散することが出来る。その結果、接続端子24の端部26bに及ぼされる応力を軽減して半田クラックの発生を防止することが出来、プリント基板16とコネクタ20の接続信頼性を確保しつつ、コネクタケース22をボルト等を用いることなくコスト効率良くプリント基板16に固定することが出来る。
加えて、挿通溝54a〜54fおよび当接リブ78a〜78fが、鉤状の断面形状とされて、相互に係合されている。これにより、スライドロック64とロック枠74のみでコネクタケース22をケース14に固定する場合に比して、コネクタケース22のケース14に対するガタつきを低減することが出来る。更に、ケース14の開口部12の周壁72をコネクタケース22と係合させることにより、開口部12の開きを抑えることも出来て、ケース14の防塵性や防水性を向上することも出来る。また、コネクタ接続時の押込方向(図14中の矢印方向)に直交する2方向(図13の上下方向と左右方向)で係止力を得ることが出来て、接続端子24の半田付け部分への応力伝達をより効果的に低減することが出来る。特に、挿通溝54の平行部60と、当接リブ78の平行部82によって、プリント基板16からの浮き上がり方向(図5中、下方から上方)に対して有効な係止力を得ることが出来、半田クラックの発生をより効果的に防止することが出来る。
更にまた、挿通溝54a〜54dと当接リブ78a〜78dが、コネクタケース22およびケース14の開口部12の4隅に形成されている。これにより、コネクタケース22の4隅にケース14の支持力を及ぼすことが出来て、コネクタケース22をより安定的に支持出来ると共に、コネクタケース22のガタつきをより有効に防止することが出来る。加えて、挿通溝54aと挿通溝54cにガタ防止リブ62を形成して、当接リブ78aと当接リブ78cを圧入することにより、コネクタケース22のケース14に対するガタつきが一層効果的に防止されている。そして、ガタ防止リブ62を、コネクタケース22の対角に位置する挿通溝54aと挿通溝54cのみに形成したことによって、各当接リブ78a〜78fの挿通溝54a〜54fへの挿入力の増大を抑えつつ、コネクタケース22のケース14に対するガタつきを有効に防止することが出来る。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、前記実施形態の仮固定突起34は、周方向で二分割されて一対の係止片36,36が形成されていたが、例えば周方向で3分割以上に分割されていても良いし、周方向で分割されることなく形成されていても良い。また、仮固定突起のテーパ状部は必ずしも必要ではないが、例えば図17に示す異なる態様としての仮固定突起90のように、テーパ状部44を仮固定突起90の周方向で部分的に形成する等しても良い。
また、挿通溝と当接リブの個数は、コネクタケースとケースの形状や大きさなどを考慮して、任意に設定可能である。更に、コネクタケースに当接リブ、ケースに挿通溝を形成しても良い。更にまた、ガタ防止リブは必ずしも必要ではないが、例えばガタ防止リブを、当接リブに形成する等しても良い。
10:電気接続箱、12:開口部、14:ケース、16:プリント基板、20:コネクタ、22:コネクタケース、24:接続端子、34a,b,c,90:仮固定突起、40:係止部、44:テーパ状部、52:外周面(コネクタケース)、54a〜f:挿通溝、57:当接支持面、58,80:垂直部、60,82:平行部、62:ガタ防止リブ、64:スライドロック(ロック部)、74:ロック枠(ロック部)、76:内周面(ケース)、78a〜f:当接リブ、86:コネクタ

Claims (3)

  1. 開口部が形成されたケースと、該ケースに収容されるプリント基板とを備え、
    該プリント基板の端部には、該プリント基板の側方に開口するコネクタケースと、該コネクタケースに設けられ、一方の端部が前記プリント基板側に屈曲されて該プリント基板に半田付けされた接続端子とからなるコネクタが設けられており、
    前記プリント基板が前記ケースの開口部から差し込まれて、前記コネクタケースと前記ケースがロック部で相互に固定されることにより、前記コネクタケースで前記ケースの開口部が塞がれる
    電気接続箱において、
    前記コネクタケースには、突出先端部に係止部が形成された仮固定突起が一体形成されており、該仮固定突起が前記プリント基板に形成された貫通孔に挿通されて前記係止部が前記プリント基板に係止されることにより、前記コネクタケースが前記プリント基板に仮固定される一方、
    前記コネクタケースが矩形ブロック形状を呈し、前記コネクタケースには、該コネクタケースの開口方向に延伸する当接リブ該当接リブが挿通される挿通溝の一方が形成されていると共に、前記ケースの矩形状の開口部の内周面には、前記当接リブ前記挿通溝の他方が形成されており、前記当接リブおよび前記挿通溝が、延伸方向に直交する2方向で、相互に係合される断面形状を有していると共に、
    前記挿通溝には、前記当接リブが挿通方向で当接される当接支持面が形成されており、
    前記当接リブおよび前記挿通溝のペアが、前記コネクタケースおよび前記ケースの少なくとも4隅にそれぞれ形成されて、各ペアが周方向で相互に分離している一方、
    前記コネクタケースの対角に位置する前記当接リブまたは前記挿通溝のみにガタ防止リブが形成されており、前記当接リブが前記挿通溝に圧入され
    ことを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記仮固定突起には、前記コネクタケースからの突出方向で前記係止部に行くに連れて拡開するテーパ状部が形成されている
    請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記テーパ状部が、前記仮固定突起の全周に形成されている
    請求項に記載の電気接続箱。
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