JP5994685B2 - 歪み式腐食センサの製造方法および歪み式腐食センサを用いた腐食測定方法 - Google Patents

歪み式腐食センサの製造方法および歪み式腐食センサを用いた腐食測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5994685B2
JP5994685B2 JP2013045244A JP2013045244A JP5994685B2 JP 5994685 B2 JP5994685 B2 JP 5994685B2 JP 2013045244 A JP2013045244 A JP 2013045244A JP 2013045244 A JP2013045244 A JP 2013045244A JP 5994685 B2 JP5994685 B2 JP 5994685B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strain
subject
sensor
corrosion
type corrosion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013045244A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014173926A (ja
Inventor
健一郎 今福
健一郎 今福
松岡 和巳
和巳 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel and Sumitomo Metal Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel and Sumitomo Metal Corp filed Critical Nippon Steel and Sumitomo Metal Corp
Priority to JP2013045244A priority Critical patent/JP5994685B2/ja
Publication of JP2014173926A publication Critical patent/JP2014173926A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5994685B2 publication Critical patent/JP5994685B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)
  • Investigating And Analyzing Materials By Characteristic Methods (AREA)
  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Description

本発明は、歪み式腐食センサの製造方法および歪み式腐食センサを用いた腐食測定方法に関し、腐食環境中に曝される金属材料の腐食の進行を測定するための歪み式腐食センサの製造および利用に関する。
構造物の金属材料部分が腐食環境中に曝される場合、当該金属材料の腐食の進行を監視したいという要求がある。
このような要求に対して、監視対象と同じ金属製の被検体を、監視対象がおかれる同じ腐食環境中に配置し、被検体の表面(腐食環境により腐食される被腐食面)の腐食状態を経時的に測定することで、代替的に監視対象の腐食状態を推定する腐食測定方法が知られている(特許文献1参照)。
このような腐食測定方法では、監視対象と同じ金属製の被検体を用い、被検体に初期応力を導入したうえで腐食環境中に暴露し、歪みセンサにより被検体の応力変化を監視する。腐食環境によって被検体の腐食が進行すると、その断面積の減少によって応力が変化する。応力の変化は、歪みセンサの出力信号の変化として検出することができ、これにより腐食度合いを測定することができる。
このような腐食測定方法に好適な歪み式腐食センサとして、筒状の被検体の内部に棒状体を設置し、棒状体で被検体に軸力を付与することで被検体に初期応力を導入するとともに、被検体の内周または棒状体の外周に歪みセンサを設置したものが用いられている。
特開昭53−65783号公報
前述した歪み式腐食センサにおいては、被検体の腐食が始まった初期段階では、腐食が進んだ後期に比べて、歪み量が小さく歪みセンサの出力変化が小さい。このため、腐食の進行として認識しにくいという問題がある。
図9は、棒状体により与えられる軸力によって被検体に生じる歪み(曲線so)および棒状体の歪み(曲線si)が、被検体の被腐食面(腐食環境中に暴露される領域)の腐食の進行に伴って変化する状況を模式的に示すグラフである。ここで、横軸は被腐食面の腐食量cd(表面からの腐食深さ)である。
被検体(曲線so)においては、グラフの左端で、棒状体から付与された軸力に応じた初期応力による歪みが与えられ、腐食の進行に従ってグラフ右側へ移行し、被検体の断面積が減少することで軸力に基づく応力が増加し、歪みも急激に大きくなる。
棒状体(曲線si)においては、前述した被検体の歪みsoと上下反転した曲線を描き、被検体が腐食により歪みを増し、やがて破壊に至ることで、最終的に歪みがなくなる。
歪みセンサは、このような歪みso,siの何れの側を検出してもよいが、ここでは棒状体の歪みsiを検出しているものとする。
棒状体の歪みsiは、初期段階(深さ0から深さc1までの区間p1)では曲線がなだらかであり、当該区間p1での腐食の進行に応じた曲線siの変化量はds1に過ぎない。一方、末期段階(深さc2から深さc3までの区間p3)では、曲線siは傾きが急激に大きくなり、当該区間p3での曲線siの変化量はds3となる。
ここで、区間p3は前述した初期段階の区間p1とほぼ同じ腐食深さであるが、変化量ds3は変化量ds1よりも遙かに大きく、つまり区間p3は区間p1よりも著しく検出感度が高い。その相違の程度は、曲線siの状況にもよるが、例えば図9の例では、変化量ds3は変化量ds1の8倍にも及ぶ。言い換えると、初期段階の区間p1では、末期段階の区間p3のような高い検出感度が得られない、ということである。
このように、従来の歪み式腐食センサにおいては、同じ腐食の進行に対して時期によって歪みの現れ方が極端に変化し、検出感度が十分でない時期が生じてしまい、とくに解像度が十分でない小型で廉価なデータ処理装置を用いた場合など、腐食の進行を確実に検出できない期間が生じるという問題があった。
本発明の目的は、腐食の進行を確実に検出できる歪み式腐食センサの製造方法および歪み式腐食センサを用いた腐食測定方法を提供することにある。
本発明は、予め腐食が進んだ状態(腐食されて薄くなった状態)の被検体を利用することで、従来の歪み式腐食センサにおける検出感度が不十分な初期段階を回避し、腐食測定の初期から高い検出感度が得られるようにする。
腐食が進んだ状態の被検体としては、被検体の製造時に腐食が進んだ状態の厚みに相当する薄肉の材料を用いることで実現できる。あるいは、被検体が腐食により薄くなるのと同様に、切削等により被検体の材料を除去して薄肉化することによっても得られる。ただし、被検体を切削等する場合、製造工程の複雑化を考慮する必要がある。
このような薄肉化した被検体を用いることで、腐食測定の初期から高い検出感度を得ることが期待できる。
しかし、本発明の発明者は、被検体を単に薄肉化しても、次のような不都合が生じ、実用化が難しいことを見いだした。
図10において、実線で示された曲線so3,si3は、それぞれ前述した図9の曲線so,siと同じ歪み式腐食センサの特性を示すものであり、それぞれ被検体に生じる歪み(曲線so3)および棒状体の歪み(曲線si3)である。
このセンサは、被検体の厚さが横軸に示す深さc3相当となるように製造されており、腐食が深さ0から深さc3まで進行するのに従って、被検体に生じる歪み(曲線so3)が増大し、棒状体の歪み(曲線si3)が減少する。
棒状体の歪み(曲線si3)は、初期値で歪み量snであるが、腐食の進行に伴って深さc3(つまり被検体が消失)となった時点で歪み量0となる。
同図において、破線で示された曲線so2,si2は、前述した曲線so3を示す歪み式腐食センサよりも被検体が薄く製造されたものの特性を示し、それぞれ被検体に生じる歪み(曲線so2)および棒状体の歪み(曲線si2)である。
このセンサは、被検体の厚さが深さc2となるように製造されており、横軸に示す深さ0から深さc2まで腐食が進行するのに従って、被検体に生じる歪み(曲線so2)が増大し、棒状体の歪み(曲線si2)が減少する。
棒状体の歪み(曲線si2)は、初期値で歪み量snであるが、腐食の進行に伴って深さc2となった時点で歪み量0となる。つまり、曲線si2は、前述した曲線si3に対して、横軸だけが縮小した形状となっている。
被検体の歪み(曲線so2)は、薄く製造されている分、前述した曲線so3を図中左方向(深さが少なくなる方向)へ平行移動させた形状を示す。この際、被検体としての断面積が小さくなるため、同じ軸力であっても初期応力が大きくなっており、曲線so2の深さ0時点での歪み量は、曲線so3の深さc1時点での歪み量に相当する値となっている。
同図において、破線で示された曲線so1,si1は、前述した曲線so2を示す歪み式腐食センサよりも被検体が更に薄く製造されたものの特性を示し、このセンサは、被検体の厚さが深さc1となるように製造されている。
棒状体の歪み(曲線si1)は、初期値で歪み量snであるが、腐食の進行に伴って深さc1となった時点で歪み量0となる。つまり、曲線si1は、前述した曲線si3に対して、横軸が曲線si2以上に縮小された形状である。
被検体の歪み(曲線so1)は、前述した曲線so3を図中左方向(深さが少なくなる方向)へ更に平行移動させた形状となっており、曲線so1の深さ0時点での歪み量は、曲線so3の深さc2時点での歪み量に相当する値となっている。
このような3種類の歪み式腐食センサにおいて、棒状体に取り付けた歪みセンサで棒状体の歪み(曲線si3,si2,si1)を検出したとすると、曲線si3を示す歪み式腐食センサでは、期間t3(深さ0から深さc3まで)に曲線si3が歪み量snから0まで変化し、その測定レンジra3は歪み量sn分である。同様に、曲線si2を示す歪み式腐食センサでは、期間t2(深さ0から深さc2まで)で測定レンジra2が歪み量sn分であり、曲線si1を示す歪み式腐食センサでは、期間t1(深さ0から深さc1まで)でレンジra1が歪み量sn分である。
つまり、何れの歪み式腐食センサにおいても、測定レンジra3〜ra1は同じである。
ここで、被検体については、前述のように腐食により厚みが0になって消失する前に、軸力に基づく応力が材料の降伏強度を超えてしまい、これにより測定レンジが制約されることがある。
図11において、前述した降伏が、被検体の歪み量syで生じたとする。被検体の歪みを表す曲線so3〜so1においては、それぞれ深さc3〜c1に達する前に降伏を生じる歪み量syに達し、各曲線に係る歪み式腐食センサが有効な期間はt3’〜t1’となり、これらは各々前述した期間t3〜t1に対して深さdc分だけ短い。
このように、被検体の歪み(曲線so3〜so1)に深さdc分の短縮が生じることで、棒状体で検知される歪み(曲線si3〜si1)においては測定レンジの縮小が生じ、それぞれ測定レンジra3’〜ra1’となる。
これらの測定レンジra3’〜ra1’は、その縮小状況がセンサによって異なる。これは、被検体の歪み(曲線so3〜so1)がグラフ上で平行移動した形状を示すのに対し、棒状体の歪み(曲線si3〜si1)は横軸だけが縮まり、結果として異なる形状となることによる。
とくに、被検体の厚みを深さc1とした歪み式腐食センサでは、測定レンジra1’が、被検体の厚みが深さc3であった元の歪み式腐食センサの測定レンジra3’の70%程度まで縮小されてしまうことになる。
以上に述べたように、既存の歪み式腐食センサに対して、被検体を単に薄肉化するだけでは、腐食の測定レンジが短縮してしまう不都合が生じる。
このような不都合に対し、本発明の発明者は、被検体を単に薄肉化するのではなく、予め厚みの大きな被検体と棒状体とを組み立て、軸力を導入した状態で被検体を所定の厚さまで薄肉化することで、上述した被検体の降伏にも拘わらず、測定レンジの縮小を回避できることを見いだした。
本発明は、前述した通りの知見に基づいてなされたものであり、具体的には次の構成を備える。
本発明の歪み式腐食センサの製造方法は、腐食環境中に暴露される被腐食面を有する被検体と、前記被検体に応力を付与する応力付与部材と、前記被検体における応力を検出する歪みセンサとを有する歪み式腐食センサの製造方法であって、前記被検体を前記応力付与部材により応力が付与された状態とした後、前記被腐食面での厚みが減少するように前記被検体の材料を除去することを特徴とする。
このような本発明では、被検体は、十分な厚さを有する状態で応力付与部材により応力が付与された後、被腐食面での厚みが減少するように材料を除去される。つまり、被検体は、従来の歪み式腐食センサにおいて、被検体が腐食されて厚みが減少するのと同様な状況とされる。これにより、被検体を薄肉化した状態で応力を付与した場合のような被検体の降伏を回避し、測定レンジの縮小を回避することができる。そして、測定レンジの縮小を回避しつつ、被検体の薄肉化により腐食測定の初期から十分な検出感度を得ることができ、腐食の進行を確実に検出することができる
本発明の歪み式腐食センサの製造方法において、前記被検体は、外周面に前記被腐食面を有する筒状の部材であり、前記応力付与部材は、被検体の内部に同軸で設置されかつ前記被検体の両端に圧接して前記被検体に引っ張り方向の軸力を付与する棒状体であり、前記歪みセンサは、前記被検体の内周面または前記棒状体の外周面に設置されることが望ましい。
このような本発明では、既に歪み式腐食センサとして汎用されている部品を用いることで、部品確保が容易でありかつ製造コストを低減することができる。
前記被検体の材料の除去は、前記被腐食面の切削により行うことが望ましい。機械加工により作業効率が優れている。
前記被検体の材料の除去は、前記被腐食面のエッチング処理により行うことが望ましい。機械加工のような加工応力がないため被検体を不必要に変化させることがない。
前記被検体の材料除去の程度は、歪み式腐食センサとしての利用状況あるいは要求条件に基づいて適宜設定すればよい。
ただし、一般的に歪み式腐食センサとして十分な測定レンジおよび精度が得られる期間(腐食深さの範囲)は有限であり、歪み式腐食センサとしての測定期間を長くしようとすると測定レンジおよび精度が不十分になる傾向にある。
このような関係に対して、本発明の歪み式腐食センサを用いた腐食測定使用方法により、測定レンジおよび精度と測定期間との両方を確保することができる。
本発明の歪み式腐食センサを用いた腐食測定方法は、腐食環境中に暴露される被腐食面を有する被検体と、前記被検体に応力を付与する応力付与部材と、前記被検体における応力を検出する歪みセンサとを有する歪み式腐食センサを用いた腐食測定方法であって、前述した本発明の歪み式腐食センサの製造方法で製造された歪み式腐食センサを含む前記被腐食面での厚みが異なる複数の歪み式腐食センサを用い、前記複数の歪み式腐食センサを腐食環境中に配置し、先ず一つの前記歪み式腐食センサで腐食測定を行い、次に他の前記歪み式腐食センサで腐食測定を行うことを特徴とする。
このような本発明では、複数の歪み式腐食センサを、前述した本発明の歪み式腐食センサの製造方法で製造しておく。この際、前記被検体の材料の除去による前記被腐食面での厚みを調整することで、歪み式腐食センサとしての測定期間を適切に調整することができる。
例えば、被検体の材料除去を十分に行うことで、歪み式腐食センサは被腐食面での厚みが十分に薄くなり、腐食環境中に配置された初期段階から、十分な精度および測定レンジを有するものとすることができる。一方、被検体の材料除去の程度を緩和することで、歪み式腐食センサは被腐食面での厚みが元の厚みに近く維持されており、腐食環境中に配置されて一定期間を経過したのち、十分な精度および測定レンジを有するものとすることができる。
従って、複数の歪み式腐食センサの被腐食面での厚みを調整し、測定期間を互いにずらした状態としておき、測定期間が到来した歪み式腐食センサを順次選択して腐食測定に利用することで、精度および測定レンジが十分である測定期間を連続させることができる。
本発明において、複数の歪み式腐食センサの全てが本発明の歪み式腐食センサの製造方法で製造されたものであってもよいが、一部が本発明の歪み式腐食センサの製造方法によらない歪み式腐食センサであってもよい。例えば、測定期間の最後に選択される歪み式腐食センサは、本発明に基づく材料除去を行わないものとしてもよい。
本発明の第1実施形態の歪み式腐食センサを示す断面図。 前記第1実施形態の材料除去加工前の腐食量歪み曲線を示すグラフ。 前記第1実施形態の材料除去加工後の腐食量歪み曲線を示すグラフ。 前記第1実施形態の異なる条件での材料除去加工後の腐食量歪み曲線を示すグラフ。 本発明の第2実施形態の材料除去加工前の腐食量歪み曲線を示すグラフ。 前記第2実施形態の材料除去加工後の腐食量歪み曲線を示すグラフ。 本発明の第3実施形態の材料除去加工後の腐食量歪み曲線を示すグラフ。 本発明の第4実施形態の材料除去加工後の腐食量歪み曲線を示すグラフ。 従来の歪み式腐食センサの腐食量歪み曲線を示すグラフ。 本発明を説明するための腐食量歪み曲線を示すグラフ。 本発明を説明するための腐食量歪み曲線を示すグラフ。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
図1において、歪み式腐食センサ1は、被検体19を有する外ピース10と、棒状体29を有する内ピース20とを備えている。
外ピース10は、腐食測定対象(監視対象)と同じ金属材料で形成された筒体であり、一端は封止部11で閉じられているが、他端の接続部12は内部空間が外部に開放されており、接続部12の内周面には内ピース20を螺合させるための雌ねじ13が形成されている。
外ピース10の外周面は、封止部11および接続部12が比較的大径とされているが、これらの間の部分は比較的小径に形成されている。この小径の部分により筒状の被検体19が形成され、この被検体19の外周面が腐食環境中に暴露される被腐食面18とされている。
内ピース20は、円筒状の本体21の一端側に、本体21と同軸上を延びる丸棒状の棒状体29を有する。棒状体29と本体21とは外ピース10と同じ金属材料から一連で削り出されたものである。
本体21の外周の棒状体29側には、前述した外ピース10の雌ねじ13に螺合可能な雄ねじ23が形成されている。
内ピース20と外ピース10とは、棒状体29を接続部12から外ピース10の内部へ挿入し、雄ねじ23を雌ねじ13に螺合させることで一体に連結される。連結された状態では、棒状体29の先端が封止部11の内側に当接される。
この状態で、雄ねじ23と雌ねじ13とをさらに締め込むことで、封止部11および接続部12に、各々を離隔させる向きの力を加えることができる。
これにより、封止部11および接続部12を連結する被検体19には封止部11および接続部12を離隔させる方向の軸力が付与され、被検体19に応力が付与される。
棒状体29の外周面には歪みセンサ30が張られている。歪みセンサ30からの信号線は、本体21の挿通孔24を通して本体21内部の空洞に引き込まれ、本体21の棒状体29とは反対側の端面から外部に引き出され、図示しないデータ処理装置に接続されている。
なお、歪みセンサ30は被検体19の内周面に張ってもよい。但し、外ピース10と内ピース20を螺合させる際に各々を回転させる必要があり、歪みセンサ30が外ピース10側であると、内ピース20に形成された挿通孔24を通して信号線を引き出すことが難しいことがある。従って、有線接続する場合、歪みセンサ30は棒状体29の外周面であることが望ましい。なお、無線接続する場合は、どちらの側であっても不都合はない。
本実施形態では、被検体19の厚さ、つまり被検体19の外周面である被腐食面18から被検体19の内周面までの距離が、内ピース20と外ピース10とを連結して組み立てるまでは比較的厚く形成されているが、これらを連結して被検体19に応力を付与した後に、被腐食面18から所定深さまで材料除去を行うことで、被検体19は全周にわたって一様に薄肉化される。
本実施形態では、被検体19の材料除去は、被腐食面18に対する切削によって行う。切削を採用することで、機械加工により作業効率が優れたものとすることができる。
ただし、被検体19の材料除去は、被腐食面18のエッチング処理によって行ってもよい。このようなエッチングを採用することで、切削等の機械加工で生じる加工応力がなく、被検体19を不必要に変化させることがない。
本実施形態において、被検体19の材料除去を行う深さは、歪み式腐食センサ1としての要求性能に応じて設定する。例えば、検出精度を高めたい場合、被検体19の元の厚みに対して2/3を除去することで、残された1/3の厚みによる腐食測定を行う。
図2は、内ピース20と外ピース10とを組み立てた状態での被検体19および棒状体29について、被検体19の応力(曲線so)および棒状体29の応力(曲線si)が腐食深さ(0〜c3)にわたって変化する様子を示す。
深さc3は被検体19の材料除去前の厚みに相当し、被検体19の応力特性を示す曲線so,siは腐食が深さc3に至った時点で被検体19の厚さが0となって破壊に至る。実際には、被検体19の材料の降伏強度(歪み量sy)に達することで塑性変形を始め、被検体19の厚さが0となる前の所定厚みdc分だけ早く破壊に至る(図11参照)。従って、歪み式腐食センサ1としての腐食深さは0から(c3−dc)までとなり、測定期間である期間t3’に確保できる測定レンジはra3’(図11参照)である。
図3は、前述した図2の被検体19に対し、被腐食面18から材料除去を行って深さc2分の材料を除去した状態を示す。ここで、深さc2は被検体19の材料除去前の厚み(=深さc3)の2/3であり、深さc3から深さc2を材料除去した結果の深さc1(深さc3の1/3)となる。
図3において、横軸0〜c1の区間に表れる曲線eso,esiは、図2の曲線so,si(図3では点線で図示)を深さc2分だけ左へ平行移動させたものであり、曲線so,siの横軸c2〜c3の区間に現れるものと同じ曲線である。
曲線eso,esiは、深さ0において、前述した曲線so,siの深さc2時点の歪みをそれぞれ示し、深さc1に至った時点で被検体19の厚さが0となって破壊に至る。実際には、曲線so,siについて説明した通り、被検体19の材料の降伏強度に基づいて、被検体19の厚さが0となる前の所定厚みdc分だけ早く破壊に至り、従って歪み式腐食センサ1としての腐食深さは0から(c1−dc)までとなり、測定期間である期間t1’に確保できる測定レンジはera1となる。
図2に戻って、深さ0から深さ(c1−dc)に相当する期間t1’における曲線so,siは変化量が小さく、この期間t1’での測定レンジra1’は、図3の曲線eso,esiにおける同じ期間t1’の測定レンジera1の1/8程度である。
従って、本実施形態の歪み式腐食センサ1では、被検体19の材料除去を行うことにより、同じ深さ(c1−dc)までの期間t1’において、測定レンジra1’から測定レンジera1へと飛躍的に拡大し、検出精度を高めることができる。
なお、本実施形態では、歪み式腐食センサ1としての測定が、深さ0から(c1−dc)の期間t1’にわたって行えるものであったが、被検体19の材料除去の深さc2を調整することで、測定期間を期間t1’から増減することができる。
図4において、被検体19の材料除去を深さ(c2−dc)とすれば、被検体19の破壊(曲線esoが歪み量syに到達)は深さc1で起こることになり、深さ0〜c1の期間t1で歪み式腐食センサ1としての測定を行うことができ、測定期間である期間t1において測定レンジera1’(図3の測定レンジera1より大きい)を確保することができる。
〔第2実施形態〕
図5および図6には、本発明の第2実施形態が示されている。
前記第1実施形態では、被検体19の材料除去を深さc2とし、元の深さc3の2/3を除去するものとした。しかし、本発明に基づく被検体19の材料除去は、深さがより小さくても有効である。
本実施形態において、歪み式腐食センサ1の構成(図1参照)は同一であるため、重複する説明は省略する。
図5において、材料除去を行う前つまり元の被検体19の応力は、図2で説明した通り、曲線so,siで表され、深さ0〜c3までの期間のうち降伏して破壊に至る所定厚みdc分を除く深さ(c3−dc)までの期間t3’において、測定レンジra3’を確保することができる。
本実施形態では、図5の被検体19に対し、深さc1(深さc3の1/3)の材料除去を行う。
図6において、横軸0〜c2の区間に表れる曲線eso2,esi2は、図2の曲線so,si(図6では点線で図示)を左にc1だけ平行移動させたものであり、曲線so,siの横軸c1〜c3の区間に現れるものと同じ曲線である。
曲線eso2,esi2は、深さ0において、前述した曲線so,siの深さc1時点の歪みをそれぞれ示し、深さc2に至った時点で被検体19の厚さが0となって破壊に至る。実際には、被検体19の材料の降伏強度に基づいて、被検体19の厚さが0となる前の所定厚みdc分だけ早く破壊に至り、従って歪み式腐食センサ1としての腐食深さは0から(c2−dc)までとなり、測定期間である期間t2’に確保できる測定レンジはera2となる。
図5に戻って、深さ0から(c2−dc)の期間t2’における曲線so,siは変化量が小さく、この期間t2’での測定レンジra2’は、図6の曲線eso2,esi2における同じ期間t2’の測定レンジera2の1/3程度である。
従って、本実施形態の歪み式腐食センサ1では、被検体19の材料除去が元の厚みの半分以下であっても、同じ深さ(c2−dc)までの期間t2’において、測定レンジra2’から測定レンジera2へと3倍程度に拡大し、検出精度を高めることができる。
なお、本実施形態の歪み式腐食センサ1は、センサとして有効な深さ0から深さ(c2−dc)の期間t2’のうち、深さc1から深さ(c2−dc)に対応する期間(深さ0〜c1までの期間t1を除く期間)にわたって使用してもよく、この期間における本実施形態の曲線eso2,esi2は、前述した第1実施形態の曲線eso,esiと同じ曲線となる。
〔第3実施形態〕
図7には、本発明の第3実施形態が示されている。
前述した第1実施形態および第2実施形態が単一の歪み式腐食センサ1であったのに対し、本実施形態は、被腐食面での厚みが異なる複数の歪み式腐食センサを組み合わせて用いることで、全体としての測定期間および深さ範囲の拡張を図るものである。
図7において、複数の歪み式腐食センサS1,S2は、それぞれ前述した第1実施形態の歪み式腐食センサ1(図3参照)および第2実施形態の歪み式腐食センサ1(図6参照)と同じものであり、各々は同じ腐食環境中に例えば並列に設置される。
本実施形態において、歪み式腐食センサS1,S2は、それぞれ被腐食面での厚みを異ならせることで、互いに測定期間が異なるように設定されている。
歪み式腐食センサS1は、第1実施形態で図3に基づき説明した通り、被検体19の表面を深さc2分だけ材料除去することにより、期間T1’において測定レンジera1が確保されている。
歪み式腐食センサS2は、第2実施形態で図6に基づき説明した通り、被検体19の表面を深さc1分だけ材料除去することにより、期間T2’において測定レンジera1が確保されている。
このように、歪み式腐食センサS1では測定期間が期間t1’であり、歪み式腐食センサS2は測定期間が期間t2’とされており、歪み式腐食センサS2の測定期間は歪み式腐食センサS1よりも期間t12(=t2’−t1’)だけ長くなっている。
歪み式腐食センサS2では、期間t12において測定レンジera12が確保されている。
本実施形態においては、前述した歪み式腐食センサS1,S2を腐食環境中に設置した後、先ず歪み式腐食センサS1の検出信号を選択し、歪み式腐食センサS1で期間t1’(深さ0〜(c1−dc))にわたって腐食測定を行う。次に、選択している検出信号を歪み式腐食センサS2に切り替え、歪み式腐食センサS2で期間t12(深さ(c1−dc)〜(c2−dc))にわたって腐食測定を行う。
その結果、期間t1’においては歪み式腐食センサS1による測定レンジera1が確保され、続く期間t12においては歪み式腐食センサS2による測定レンジera12が確保される。
このように、本実施形態によれば、2つの歪み式腐食センサS1,S2を併せることで、期間t2’の全体にわたって測定レンジera1あるいは測定レンジera12という広い測定レンジを確保することができる。
言い換えれば、歪み式腐食センサS2だけでは、期間t1’において歪み量の変動が少なく(期間t2’の測定レンジera2と期間t12の測定レンジera12との差として表れる)、当該期間の検出精度が不十分となる。しかし、本実施形態のように歪み式腐食センサS1を組み合わせることで、期間t1’における測定レンジera1を確保することができ、期間t2’の全体にわたって広い測定レンジが確保される。
〔第4実施形態〕
図8には、本発明の第4実施形態が示されている。
前述した第3実施形態では、2つの歪み式腐食センサS1,S2を組み合わせて用いた
が、本実施形態では3つの歪み式腐食センサS1〜S3を組み合わせて用いる。
歪み式腐食センサS1,S2は、それぞれ前述した第3実施形態の歪み式腐食センサS1,S2と同様なものであり、各々は前述した第1実施形態および第2実施形態の本実施形態の歪み式腐食センサ1と同じである。
ただし、本実施形態の歪み式腐食センサS1では、材料除去の深さが深さc2(図7参照)ではなく、深さ(c2−dc)となっている。その結果、歪み式腐食センサS1の応力は曲線esi’,eso’を示し、測定期間t1において、測定レンジera1’となる(図4で説明した例と同様)。
また、本実施形態の歪み式腐食センサS2では、材料除去の深さが深さc1(図7参照)ではなく、深さ(c1−dc)となっている。その結果、歪み式腐食センサS2の応力は曲線esi2’,eso2’を示し、測定期間t12’において、測定レンジera12’となる。
このように、2つの歪み式腐食センサS1,S2により、期間t1および期間t12’つまり深さ0から深さc2に及ぶ区間において、十分に広い測定レンジera1’あるいは測定レンジera12’が確保されている。
歪み式腐食センサS3は、前述した歪み式腐食センサS1,S2とは異なり、本発明の製造方法で製造されたものではない。具体的には、先に図2あるいは図5で説明した通りの、本発明に基づく材料除去を行う前の段階のものである。
ここで、歪み式腐食センサS3では、被検体19の応力は曲線si,soで示される通りであり、期間t3’としては測定レンジra3’が得られていたが、深さc2までの期間では曲線si,soの傾きが緩く、十分な測定レンジが得られていなかった(図2および図5参照)。
しかし、本実施形態では、深さ0〜c2にわたって、前述した2つの歪み式腐食センサS1,S2が代替するため、この期間t1,t2において十分に広い測定レンジera1’あるいは測定レンジera12’が確保される。
その結果、歪み式腐食センサS3では、深さc2〜(c3−dc)までの期間t23における測定レンジera23を確保することができる。
以上により、本実施形態によれば、3つの歪み式腐食センサS1〜S3により、期間t1、期間t12’および期間t23にわたる測定期間(深さ0から深さ(c2―dc)に及ぶ区間、歪み式腐食センサS3の単体での測定期間t3’と同じ)において、十分に広い測定レンジera1’、測定レンジera12’あるいは測定レンジera23が確保され、長期間にわたって高い検出精度を確保することができる。
〔変形例〕
なお、本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形等は本発明に含まれるものである。
例えば、被検体19に対する材料除去は、第1実施形態および第2実施形態のような元の厚みの2/3あるいは1/3に限らず、他の比率であってもよく、歪み式腐食センサとして要求される条件等に応じて適宜選択すればよい。
測定期間が異なる複数の歪み式腐食センサを併用する場合、第3実施形態および第4実施形態で述べたように図1に示す歪み式腐食センサ1のパッケージを、併用するセンサの数だけ並列に設置すればよい。
一方、1つの腐食センサパッケージに複数の被検体19を形成し、同パッケージにおいて測定期間が異なる複数の歪み式腐食センサを構成してもよい。
歪み式腐食センサ1において、棒状体29は、被検体19の内部に同軸で設置されるものに限らず、偏心して設置されてもよい。また、棒状体29は、被検体19の内部に一本だけに限らず、複数設置してもよい。
前記各実施形態では、応力付与部材として被検体19内部に設置されて両端を離隔方向に加圧する棒状体29を用いたが、応力付与部材としては、被検体19の両端間に掛け渡されて被検体19に圧縮方向の軸力を付与する棒状体、鎖あるいはケーブル等の紐状体であってもよい。
応力付与部材は被検体19の内部に限らず、被検体19の外部に設置されるものであってもよく、被検体19を内側に収容してその両端から圧縮方向の軸力を付与する枠体等であってもよい。
被検体19は、内部に応力付与部材を収容する筒状の部材に限らず、表面が被腐食面とされた棒状あるいは柱状の部材、または長尺の板材等であってもよい。
歪みセンサ30は、応力付与部材からの軸力による被検体19の応力が検出できればよく、被検体19ないし応力付与部材等の任意の位置に設置することができる。
歪みセンサ30は、歪み式腐食センサ1の外部への信号出力を有線で行ってもよいが、ARIB規格(STE−T67等)やIEEE規格(802,1451)他の短距離無線通信を利用してもよい。
歪みセンサ30の設置は、歪み式腐食センサ1の組み立て工程中の任意の時期でよい。但し、前記各実施形態のように歪みセンサ30を外ピース10の内部に設置する場合、外ピース10と内ピース20との組み立て前に装着しておく必要がある。
ただし、歪みセンサ30を外ピース10の表面に設置して外部センサとするなら、被検体19に対する材料除去の後でも設置が可能である。
さらに、本発明の歪み式腐食センサは、図1に示した歪み式腐食センサ1の構成に限定されるものではなく、他の構造の被検体および応力付与部材によって構成してもよい。
1…歪み式腐食センサ
10…外ピース
11…封止部
12…接続部
18…被腐食面
19…被検体
20…内ピース
21…本体
29…応力付与部材である棒状体
30…センサ
c1,c2,c3…深さ(腐食深さ)
ds1,ds3…変化量
era1,era1’,era12,era12’,era2,era23,era3…測定レンジ
esi,esi’,esi2,esi2’…曲線
eso,eso’,eso2,eso2’…曲線
p1,p2,p3…区間
ra1,ra2,ra3…測定レンジ
S1,S2,S3…歪み式腐食センサ
si,si1,si2,si3…曲線
so,so1,so2,so3…曲線
sy…降伏強度の歪み量
t1,t1’,t12,t2,t2’,t23,t3,t3’…期間(測定期間)

Claims (4)

  1. 腐食環境中に暴露される被腐食面を有する被検体と、前記被検体に応力を付与する応力付与部材と、前記被検体における応力を検出する歪みセンサとを有する歪み式腐食センサの製造方法であって、
    前記被検体を前記応力付与部材により応力が付与された状態とした後、前記被腐食面での厚みが減少するように前記被検体の材料を除去することを特徴とする歪み式腐食センサの製造方法。
  2. 請求項1に記載した歪み式腐食センサの製造方法において、
    前記被検体は、外周面に前記被腐食面を有する筒状の部材であり、前記応力付与部材は、被検体の内部に同軸で設置されかつ前記被検体の両端に圧接して前記被検体に引っ張り方向の軸力を付与する棒状体であり、前記歪みセンサは、前記被検体の内周面または前記棒状体の外周面に設置されることを特徴とする歪み式腐食センサの製造方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載した歪み式腐食センサの製造方法において、
    前記被検体の材料の除去は、前記被腐食面の切削または前記被腐食面のエッチング処理により行うことを特徴とする歪み式腐食センサの製造方法。
  4. 腐食環境中に暴露される被腐食面を有する被検体と、前記被検体に応力を付与する応力付与部材と、前記被検体における応力を検出する歪みセンサとを有する歪み式腐食センサを用いた腐食測定方法であって、
    請求項1から請求項3の何れかの歪み式腐食センサの製造方法で製造された歪み式腐食センサを含む前記被腐食面での厚みが異なる複数の歪み式腐食センサを用い、
    前記複数の歪み式腐食センサを腐食環境中に配置し、先ず一つの前記歪み式腐食センサで腐食測定を行い、次に他の前記歪み式腐食センサで腐食測定を行うことを特徴とする歪み式腐食センサを用いた腐食測定方法。
JP2013045244A 2013-03-07 2013-03-07 歪み式腐食センサの製造方法および歪み式腐食センサを用いた腐食測定方法 Expired - Fee Related JP5994685B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013045244A JP5994685B2 (ja) 2013-03-07 2013-03-07 歪み式腐食センサの製造方法および歪み式腐食センサを用いた腐食測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013045244A JP5994685B2 (ja) 2013-03-07 2013-03-07 歪み式腐食センサの製造方法および歪み式腐食センサを用いた腐食測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014173926A JP2014173926A (ja) 2014-09-22
JP5994685B2 true JP5994685B2 (ja) 2016-09-21

Family

ID=51695288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013045244A Expired - Fee Related JP5994685B2 (ja) 2013-03-07 2013-03-07 歪み式腐食センサの製造方法および歪み式腐食センサを用いた腐食測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5994685B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6554065B2 (ja) * 2016-05-20 2019-07-31 日本電信電話株式会社 金属構造物の劣化状態評価方法および評価システム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5365783A (en) * 1976-11-24 1978-06-12 Nippon Steel Corp Corrosion loss measuring method for metal in corrosive environment
JP3342467B2 (ja) * 2000-03-30 2002-11-11 川崎重工業株式会社 クラック形疲労検出素子およびその製造方法ならびにクラック形疲労検出素子を用いた損傷度推定方法
JP3920689B2 (ja) * 2002-04-05 2007-05-30 川崎重工業株式会社 測定用ゲージおよびその使用方法
JP3897630B2 (ja) * 2002-04-05 2007-03-28 川崎重工業株式会社 疲労センサー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014173926A (ja) 2014-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100456007C (zh) 压力传感器
US20140333035A1 (en) Gasket pressure sensor
EP1869402B8 (en) Method of applying a strain sensor to a cylindrical structure
US8429956B2 (en) Pressure-measuring plug for a combustion engine
JP2008541081A5 (ja)
EP1879425A3 (en) Pressure sensor and manufacturing method therefor
RU2013141164A (ru) Способ и устройство для обнаружения подводных сигналов
WO2014186065A3 (en) System and method to measure force of location on an l-beam
CN104395662B (zh) 接合构造体及其接合方法
CN108778547A (zh) 一种制造金属制成的管的方法以及一种金属制成的管
JP5994685B2 (ja) 歪み式腐食センサの製造方法および歪み式腐食センサを用いた腐食測定方法
JP2009520206A5 (ja)
JP2012088307A (ja) 燃焼機関用の圧力測定プラグ
US20140144252A1 (en) Torque sensor
US8033804B2 (en) Pressure measurement device and mould for vulcanizing rubber for tires
JP2008026160A (ja) 磁歪式トルクセンサシャフトの製造方法
JP2006201048A (ja) 測定器具およびその製造方法
CN103162877B (zh) 一种检验螺栓载荷的方法
JP2009115674A (ja) 燃焼圧センサ
CA2691310A1 (en) A method for calibrating an accelerometer of an electronic device, an accelerometer, and an electronic device having an accelerometer with improved calibration features
JP2017198553A (ja) 歪み検出センサ
JP6075398B2 (ja) 温度センサ及び温度センサの製造方法
JP6555070B2 (ja) 歪み式腐食センサの製造方法および腐食測定方法
CN210426420U (zh) 一种基于lvdt传感器的径向变形测量装置
CN103487335B (zh) 油套管特殊扣过扭大应变的测试方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160719

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160726

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160808

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5994685

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees