JP5994129B2 - 採光装置、採光装置で用いられる照射装置 - Google Patents

採光装置、採光装置で用いられる照射装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5994129B2
JP5994129B2 JP2012189476A JP2012189476A JP5994129B2 JP 5994129 B2 JP5994129 B2 JP 5994129B2 JP 2012189476 A JP2012189476 A JP 2012189476A JP 2012189476 A JP2012189476 A JP 2012189476A JP 5994129 B2 JP5994129 B2 JP 5994129B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
light
light guide
main body
daylighting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012189476A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014049217A (ja
JP2014049217A5 (ja
Inventor
昇 井上
昇 井上
Original Assignee
株式会社井之商
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社井之商 filed Critical 株式会社井之商
Priority to JP2012189476A priority Critical patent/JP5994129B2/ja
Publication of JP2014049217A publication Critical patent/JP2014049217A/ja
Publication of JP2014049217A5 publication Critical patent/JP2014049217A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5994129B2 publication Critical patent/JP5994129B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04DROOF COVERINGS; SKY-LIGHTS; GUTTERS; ROOF-WORKING TOOLS
    • E04D13/00Special arrangements or devices in connection with roof coverings; Protection against birds; Roof drainage ; Sky-lights
    • E04D13/03Sky-lights; Domes; Ventilating sky-lights
    • E04D2013/034Daylight conveying tubular skylights
    • E04D2013/0345Daylight conveying tubular skylights with skylight shafts extending from roof to ceiling

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Planar Illumination Modules (AREA)

Description

本発明は、太陽からの光を屋内へ導入して屋内を照明するための採光装置、採光装置で用いられる照射装置、光量調整装置、照明装置に関する。
近年、太陽からの光を屋内へ導入して屋内を照明するための採光装置が実用に供されている。この採光装置は、建物の屋根に設けられて太陽からの光を導入するための採光手段と、この採光手段からの光をその内面で反射させながら所定方向へ導く筒状の導光手段と、導光手段により導かれた光を屋内に照射する照射手段と、を備えている(例えば、特許文献1参照)。導光手段の一端部は、屋根に設けられた開口を通して採光手段に連結され、その他端部は照射手段に連結される。また、照射手段は屋内の天井に取り付けられ、導光手段の他端部が連結された拡大筒状体と、拡大筒状体に取り付けられた拡散カバー部材とから構成されている。
また、自在に屈曲する屈曲筒状部材を備えた導光手段も提案されている(例えば、特許文献2参照)。この屈曲筒状部材は、外側開口端が軸線に対して約60度の角度で傾斜する筒状体を複数個有し、この筒状体を相互に回動させることにより導光手段全体を任意の角度に自在に屈曲させることができる。このように自在に屈曲する導光手段を利用することにより、階床下空間を利用して導光手段を配設することが提案されている。
更に、遮蔽部材を開閉制御することによって、室内へ照射される光の量を調整可能に構成された採光装置も提案されている。
特許第4445881号 特開2010−67506号公報
しかしながら、一般の家屋における階床下空間の高さは限られているため(通常は450mm〜550mm)、従来の屈曲筒状部材を用いて導光手段を階床下空間内で屈曲させるには階床下空間の高さが足りない場合があった。
また、従来より、種々の径を有する導光手段が実用に供されており、導光手段の異なる径毎に専用の照射手段が用いられ、部品の製造及び管理が煩雑であった。
更に、従来の遮蔽部材は、電動モータを備えた制御装置により開閉制御されることから、採光装置に光量調整機能を付加すると、装置全体の製造コストが高くなり、安価な構成でもって光量調整可能な採光装置に対する要望が存在していた。
更に、太陽からの光で屋内を照射するだけでなく、屋外の照明にも利用できる採光装置に対する要望もあった。
本発明の目的は、階床下空間等の高さが限られた空間にも容易に配設できる導光手段を有する採光装置を提供することである。
また、本発明の他の目的は、種々の導光手段に共通に用いることのできる照射装置を提供することである。
本発明の請求項1に記載の照射装置は、太陽からの光を導入するための採光手段と前記採光手段からの光をその内面で反射させながら所定方向へと導く筒状の導光手段とを備える採光装置において用いられる照射装置であって、下端部に第1開口部が形成された中空の箱状部材からなる本体と、前記本体の前記第1開口部に固定された拡散カバー部材と、を備え、
前記本体は、前記第1開口部に対向する上壁と、前記上壁に接続された第1側壁と、前記第1側壁に対向すると共に前記上壁に接続された第2側壁とを有し、前記上壁には第2開口部が形成され、前記第1側壁には第3開口部が形成され、
前記本体の内部には、第1反射面を有する反射板を支持するための第1及び第2支持手段が設けられ、前記第1及び第2支持手段は、前記反射板が前記第3開口部に向かって登り傾斜すると共に、前記第1反射面が前記第3開口部及び前記拡散カバー部材の各々に対して斜めに対向するように前記反射板を支持するものであり、
前記導光手段からの光は前記第2開口部及び第3開口部の何れかを介して前記本体の内部に導入され、前記第2開口部を介して導入された前記導光手段からの光は、前記第2開口部を介して前記本体の内部に導入された後に前記拡散カバー部材を通して拡散照射され、 前記第3開口部を介して導入された前記導光手段からの光は、前記第3開口部を介して前記本体の内部に導入された後に、前記第1及び第2支持手段により支持された前記反射板の前記第1反射面により前記拡散カバー部材に向かって反射され、前記拡散カバー部材を通して拡散照射されることを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の照射装置は、前記第1及び第2支持手段は、前記反射板を着脱可能に支持するものであり、前記導光手段からの光を前記第2開口部を介して導入する場合には、前記第1及び第2支持手段から前記反射板が取り外され、前記導光手段からの光を前記第3開口部を介して導入する場合には、前記第1及び第2支持手段により前記反射板が支持されることを特徴とする。
本発明の請求項3に記載の照射装置は、前記反射板は、各々が前記第1反射面を有する複数の平板部材から構成され、前記第1及び第2支持手段は、前記複数の平板部材を相互にスライド移動可能に支持することを特徴とする。
本発明の請求項4に記載の照射装置は、前記上壁には、前記第2開口部の周縁部から上方に突出する第1連結部が形成され、前記第1連結部の内周面にはプレート部材が密着して取り付けられていることを特徴とする。
本発明の請求項5に記載の照射装置は、前記導光手段からの光を前記第2開口部を介して導入する場合には、前記導光手段が前記第1連結部に連結されることを特徴とする。
本発明の請求項6に記載の照射装置は、前記本体に装着されるアタッチメントを更に備え、前記アタッチメントの下端には第4開口部が形成され、その上端には前記第4開口部よりも小径の第5開口部が形成され、前記導光手段からの光を前記第2開口部を介して導入する場合には、前記アタッチメントの前記第4開口部は前記第1連結部に連結されて前記本体に装着され、前記導光手段からの光は、前記アタッチメントの前記第5開口部と前記第4開口部、及び前記本体の前記第2開口部を介して導入されることを特徴とする。
本発明の請求項7に記載の照射装置は、前記第1側壁の外面に着脱可能に固定される連結部材を更に備え、前記連結部材には前記第3開口部に対応する第6開口部が形成されると共に、前記第6開口部の周縁部には外方に突出する第2連結部が形成され、前記導光手段からの光を前記第3開口部を介して導入する場合には、前記連結部材は前記第3開口部と前記第6開口部とが連通するように前記第1側壁の外面に固定され、前記導光手段は前記第2連結部に連結されることを特徴とする。
本発明の請求項8に記載の照射装置は、前記第1側壁の内面に着脱可能に固定される調整部材を更に備え、前記調整部材には長円形状の第7開口部が形成され、前記導光手段からの光を前記第3開口部を介して導入する場合には、前記調整部材は前記第3開口部と前記第7開口部とが連通するように前記第1側壁の内面に固定され、前記導光手段は前記第7開口部に連結されることを特徴とする。
本発明の請求項9に記載の照射装置は、前記拡散カバー部材は、平板状の導光板と、前記導光板の端面に対向して設けられた照明手段とを備え、前記照明手段は複数のLEDを有し、前記LEDから照射された光は、前記導光板の前記端面から前記導光板の内部に導入され、前記導光板に形成された多数の溝部により反射されて前記導光板の下面から出射されることを特徴とする。
本発明の請求項10に記載の照射装置は、一対の照明手段を更に備え、前記一対の照明手段の各々は、前記第1側壁及び前記第2側壁の内側面であって、前記第3開口部よりも下方位置に固定された取付部と、前記取付部の下面に固着された複数のLEDと、を備え、前記取付部の前記下面は、前記拡散カバー部材に対して斜めに対向する傾斜面とされていることを特徴とする。
本発明の請求項11に記載の採光装置は、太陽からの光を導入するための採光手段と、前記採光手段からの光をその内面で反射させながら所定方向へと導く筒状の導光手段と、前記導光手段により導かれた光を屋内に照射する照射手段とを備え、前記照射手段は請求項1〜10の何れかに記載の照射装置から構成されることを特徴とする。
本発明の請求項12に記載の採光装置は、前記導光手段は、一端が前記採光手段に接続される筒状の筒状部材と、実質上水平方向に配設されて前記筒状部材の他端及び前記照射手段の前記第3開口部に連結される略四角筒状の接続部材とを備え、
前記接続部材には、前記筒状部材の他端が連結される連結開口部が形成され、前記連結開口部の下方には前記第3開口部に向けて下り傾斜すると共に前記連結開口部に対して斜めに対向する第2反射面が設けられていることを特徴とする。
本発明の請求項13に記載の採光装置は、光量調整手段を更に備え、前記導光手段は一対の筒状部を備え、前記光量調整手段は、円筒状の本体部材と、前記本体部材の内部に配置された円盤状の遮蔽部材と、前記遮蔽部材に固定された旋回軸とを備え、前記本体部材は前記一対の筒状部の間に接続され、
前記旋回軸は前記遮蔽部材の径方向に延びると共に、前記本体部材を挿通して外部へ延出し、前記遮蔽部材は前記旋回軸を中心に、前記本体部材の軸方向に沿って延びる開放状態と、前記本体部材の軸方向に対して垂直に延びる遮蔽状態と、の間で旋回可能であることを特徴とする。
本発明の請求項14に記載の採光装置は、照明装置を更に備え、前記導光手段は、一端が前記採光手段に接続される筒状の筒状部材を備え、前記照明装置は、前記筒状部材をその径方向に内側から外側へ貫通して延びるねじ部材と、前記ねじ部材の一端に装着されたソケットと、前記ソケットのソケット部に螺合装着される電球とを備え、前記ソケットは前記筒状部材の内部に位置することを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の照射装置によれば、第2開口部及び第3開口部が形成されているので、縦型方向からの光は第2開口部を介して内部に導入でき、横方向からの光は第3開口部を介して内部に導入でき、縦方向からの光と横方向からの光の何れにも対応できる。また、反射板を用いることにより、第3開口部から導入された光を反射板で反射させて拡散カバー部材へ到達させることができる。
本発明の請求項2に記載の照射装置によれば、導光手段からの光を第2開口部を介して導入する場合には、第1及び第2支持手段から反射板が取り外されるので、導光手段からの光は反射板にて遮られることなく拡散プレート部材へ導くことができる。
本発明の請求項3に記載の照射装置によれば、反射板は相互にスライド移動可能な複数の平板部材から構成されるので、平板部材をスライドさせて反射板を開閉することができ、これにより屋内へ照射される光の量を用いて調整できる。即ち、反射板を閉じると第2開口部からの光は反射板により遮られ、これにより屋内へ照射される光の量を調整できる。また、反射板を開けると反射板により反射される第3開口部からの光の量が減り、これにより屋内へ照射される光の量を調整できる。
本発明の請求押4に記載の照射装置によれば、第1連結部の内周面にはプレート部材が密着して取り付けられているので、虫等の異物が第2開口部を介して本体内部に侵入するのを防止できる。また、本発明の請求項5に記載の照射装置によれば、導光手段が第1連結部に連結されるので、導光手段の本体への連結を容易に行うことができる。
本発明の請求項6に記載の照射装置によれば、第1連結部に連結されるアタッチメントを有するので、小径の導光手段が用いられる場合には、この導光手段をアタッチメントを介して本体に連結させることができ、大径の導光手段と小径の導光手段の何れにも対応可能な照射装置を提供できる。
本発明の請求項7に記載の照射装置によれば、導光手段が第2連結部に連結されるので、導光手段の本体への連結を容易に行うことができる。また、本発明の請求項8に記載の照射装置によれば、長円形状の第7開口部が形成された調整部材を更に備えるので、この調整部材を用いることにより長円形状の端部を有する導光手段をも照射装置に連結させることができる。
本発明の請求項9に記載の照射装置によれば、照明手段を備えるので、例えば雨天時や夜間などにおいて照射装置から照射される太陽からの光の照度が低下して屋内が暗くなったときには、照明手段からの光によって屋内を照明することができ、屋内を安定した照度で照明することができる。また、照明手段が導光板の端面に設置されるため、照明手段が邪魔にならない。
本発明の請求項10に記載の照射装置によれば、第1側壁及び前記第2側壁の内側面に取り付けられた照明手段を備えるので、これによっても屋内を安定した照度で照明することができる。
本発明の請求項11に記載の採光装置によれば、請求項1〜10の何れかに記載の照射装置から構成される照射手段を備えるので、上述したのと同様の効果が得られる。
本発明の請求項12に記載の採光装置によれば、導光手段は略四角筒状の接続部材を備え、接続部材には、筒状部材の他端が連結される連結開口部が形成され、連結開口部の下方には第2反射板が配設されているので、比較的高さの低い空間であっても接続部材を配置して筒状部材と連結でき、導光手段の設置の自由度を向上できる。
本発明の請求項13に記載の採光装置によれば、光量調整手段を更に備え、前記光量調整手段の遮蔽部材は、旋回軸を中心に旋回させるだけで光を遮る遮蔽状態と光を通過させる開放状態とに切り替え可能とされ、簡単な構成でもって屋内に照射される光の量を調整できる。
本発明の請求項14に記載の採光装置によれば、導光手段の内部に電球が設けられるので、電球からの光を導光手段により所定方向とは反対の方向に導き、採光手段を介して外部へ照射することにより、採光装置が設置された建物の外部をも照明することができる。
本発明の実施形態に係る照射装置を示す分解斜視図。 図1に示す照射装置の本体のII―II線断面図。 図1に示す照射装置が備える調整部材を示す斜視図。 照明手段が設けられた照射装置の断面図。 照射装置で用いられる他の照明手段を備える拡散プレート部材を示す図であって、(a)は分解斜視図、(b)は断面図、(c)は底面図。 本発明の第1の実施形態に係る採光装置を示す概略図。 図6に示す採光装置の拡大断面図。 本発明の第2の実施形態に係る採光装置を示す断面図。 本発明の第3の実施形態に係る採光装置を示す概略図。 図9に示す採光装置を示す拡大断面図。 図9に示す採光装置が備える連結部材の分解斜視図。 本発明の第4の実施形態に係る採光装置を示す断面図。 図12に示す採光装置が備える第2連結部材の斜視図。 本発明の実施形態に係る光量調整装置の遮蔽状態を示す斜視図。 図14に示す光量調整装置が備える被係止部材を下面側からみた斜視図。 図15に示す被係止部材に係止部材が係止した状態を示す斜視図。 図14に示す光量調整装置の開放状態を示す斜視図。 図14に示す光量調整装置を備える採光装置の一例を部分的に示す断面図。 図14に示す光量調整装置を備える採光装置の他の例を部分的に示す断面図。 本発明の実施形態に係る照明装置を示す斜視図。 図20の照明装置が採光装置の導光手段に装着された様子を示す一部切欠き斜視図。
以下、添付図面を参照して、本発明に従う照射装置の一実施形態について説明する。
図1〜図3を参照して、図示の照射装置1は、中空の箱状部材から構成される本体2と、本体2に対して着脱可能に連結されるアタッチメント3と、本体2に対して着脱可能に固定される連結部材26及び調整部材5とを備える。
本体2、アタッチメント3、連結部材26、及び調整部材5は、例えばプラスチック等の合成樹脂或いは金属等の難燃乃至不燃材料で形成されている。本体2は、上壁21、左壁(第1側壁)22、右壁(第2側壁)23、前壁24、及び後壁(図示せず)を備える。これら左壁22、右壁23、前壁24、後壁の各々は、上壁21の周縁部に接続されて下方に延び、左壁22と右壁23とは左右方向において対向し、前壁24と後壁とは前後方向において対向している。本体2の下端には階段状に拡径された段差部2Aが設けられ、この段差部2Aにより第1開口部2aが規定されている。第1開口部2aには拡散カバー部材4が収容され、拡散カバー部材4の枠部材46に設けられた複数のフック47が段差部2Aに係止されることにより、拡散カバー部材4は本体2に対して着脱可能に保持される。拡散カバー部材4の枠部材46には拡散カバー48がはめ込まれており、この拡散カバー48は、上方から照射される光をその厚み方向に通過させて下方に向けて拡散照射するものである。
上壁21には円形状の第2開口部21aが形成されると共に、第2開口部21aの周縁部から上方に延びる円筒状の第1連結部21bが設けられている。第1連結部21bの外径は、後述する採光装置において用いられる第1の導光手段の内径(例えば600mm)に対応している。また、第1連結部21bの内周面上端部には透明のプレート部材21Aが密着固定されている。このプレート部材21Aは、プラスチック等の合成樹脂、或いは耐熱強化ガラスや網入りガラス等の防火ガラスにより形成されている。更に、本体2の左壁22には矩形状の第3開口部22aが形成されており、左壁22の内面には蓋部材27が複数の取付ネジ27aにより着脱可能に固定され、第3開口部22aを閉鎖している。
本体2の内部には反射板6を支持するための第1及び第2支持部材(支持手段)28,29が設けられている。より具体的に、第1支持部材28は左壁22の内面であって、第3開口部22aよりも上方に設けられている。この第1支持部材28は、左壁22の前後幅(図2の紙面垂直方向)全体に亘って延びる断面略く字型の長尺部材であって、上下方向に延びる取付部28aと、取付部28aの下端から斜め下方に延びる支持部28bとから構成されている。一方、第2支持部材29は右壁23の内面であって、第1支持部材28よりも下方に設けられている。この第2支持部材29は右壁23の前後幅全体に亘って延びる断面略く字型の長尺部材であって、上下方向に延びる取付部29aと、取付部29aの下端から斜め上方に延びる支持部29bとから構成され、支持部28bの上面と支持部29bの上面とは実質平行とされている。
反射板6は矩形の平板状に形成されており、その上端部が第1支持部材28の支持部28bにより支持され、その下端部が第2支持部材29の支持部29bにより支持される。当該構成により、第1及び第2支持部材28,29により支持された反射板6は、第3開口部22aに向かって登り傾斜すると共に、その反射面(第1反射面)6aが第3開口部22aと拡散カバー部材4の各々に対して斜めに対向するようになる。また、第1支持部材28の取付部28aから第2支持部材29の取付部29aまでの距離は、反射板6の長さより長く設定されている。従って、反射板6を図2に示す状態から矢印A方向にスライドさせ、その下端部を第2支持部材29から外して下方に揺動させることにより、反射板6を第1及び第2支持部材28,29から簡単に取り外すことができる。また、反射板6の上端部を第1支持部材28の支持部28bに載置し、反射板6の下端部を第2支持部材29の支持部29bよりも上方まで持ち上げ、この状態で反射板6を矢印Aと反対の方向へスライドさせて第2支持部材29の支持部29bに載置することにより、反射板6を第1及び第2支持部材28,29に簡単に取り付けることができる。
アタッチメント3は、本体2の第1連結部21bに装着されて使用されるものであって、下端に第5開口部31aが形成されたドーム状の拡大部31を有する。この第5開口部31aの内径は、上述した第1の導光手段の内径と実質同一とされていて、本体2に形成された第1連結部21bの外径よりも僅かに大きく設定されている。第5開口部31aを本体2の第1連結部21bに覆い被せると、拡大部31の下端が本体2の上壁21に当接して位置決めされ、このようにして、アタッチメント3が本体2に連結される。また、拡大部31の中央部位には第5開口部31aよりも小径の円形状の第6開口部31bが形成されると共に、第6開口部31bの周縁部から上方に延びる円筒状の第3連結部31cが設けられている。この第3連結部31cの外径は、上述した第1の導光手段よりも小径の第2の導光手段の内径(例えば350mm又は250mm)に対応している。
連結部材26は、左壁22の外面に固定されて使用されるものであって、左壁22に形成された第3開口部22aよりも幾分大きい平板状に形成され、その中央部には第3開口部22aと実質同一の形状及び大きさを有する第4開口部26aが形成され、また第4開口部26aの周縁部には外方に突出する筒状の第2連結部26bが形成されている。
調整部材5は、左壁22の内面に固定されて使用されるものであって、左壁22に形成された第3開口部22aよりも幾分大きい平板状に形成され、その中央部には第3開口部22aよりも幾分小さい長円形状の第7開口部5aが形成されている。
このように構成された照射装置1では、導光手段からの光は、第2開口部21a又は第3開口部22aの何れかを介して本体2の内部へ導入され、拡散カバー部材4を通して室内に拡散照射される。ここで、導光手段からの光を第2開口部21aを介して導入する場合には、反射板6は使用されない。一方、導光手段からの光を第3開口部22aを介して導入する場合には、蓋部材27が取り外されると共に、導光手段の形状に応じて連結部材26又は調整部材5と反射板6の各々が所定箇所に取り付けられ、導光手段からの光は反射板6により反射されて拡散カバー部材4の方向へ導かれる。詳細は後述する。
照射装置1に照明手段を付加することもできる。照射装置1に照明手段を付加することにより、例えば雨天時や夜間などにおいて照射装置1から照射される太陽からの光の照度が低下して屋内が暗くなったときには、照明手段からの光によって屋内を照明することができ、屋内を安定した照度で照明することができる。
照明手段としては、例えば図4に示す様に、1対のLEDモジュール42を用いることができる。図4に示すLEDモジュール42は、本体2の左壁22及び右壁23の内面であって、第3開口部22aよりも下方位置にそれぞれ取り付けられている。各LEDモジュール42は、平面視三角状に突出した取付部43を有し、この取付部43の下面は、本体2の内方に向かって斜め上方に傾斜し、拡散カバー部材4に対して斜めに対向している。また、取付部43の下面には複数の高輝度LED44が前後方向(図3の紙面に直交する方向)に配列されている。
このような構成により、導光手段から導入された太陽の光及びLEDモジュール42からの光(人工光)は、拡散カバー部材4をその厚み方向に通過して室内を照明する。また、各LEDモジュール42は取付ネジ(図示せず)等を用いて本体2へ取付可能に構成されているため、照明装置1に対して容易に後付けできる。
或いは、図4に示すLEDモジュール42に代えて、拡散カバー部材と一体に構成された照明手段を用いることもできる。例えば、図5に示す拡散カバー部材4Cは、平板状の積層部材41と、積層部材41の4つの端面41aの各々に取り付けられた4個のLEDモジュール42Cと、を備えるエッジライト方式のLED面発光ユニットが、枠部材46にはめ込まれて構成されている。(図5(a)及び5(b)においては枠部材46を省略して示している。)積層部材41は、上から順に反射板13、導光板14、及び拡散板15を積層させて構成されている。また、反射板13の中央領域には開口部が形成され、この開口部に平面視円形状の透光性の保護板16がはめ込まれている。LEDモジュール42Cは、基板45の端面(積層部材41の端面41aに対向する面)に複数の高輝度LED44が配列されて構成されている。
この拡散カバー部材4Cにおいては、上方から照射される導光手段からの光は積層部材41(より具体的には保護板16、導光板14、及び拡散板15)をその厚み方向に通過して、その下面から拡散照射される。このとき、太陽からの光は主に二点鎖線L1で示す範囲で拡散照射される。一方、LEDモジュール42C(高輝度LED44)から照射された水平方向の光は、端面41a(より厳密には導光板14の端面)から導光板14内に導入され、導光板14に形成された多数の溝(図示せず)により下方に反射されて積層部材41(拡散板15)の下面から拡散照射される。このとき、LEDモジュール42Cからの光は反射板13によっても下方に反射されるので、LEDモジュール42Cからの光を効率良く下方に導くことができる。このとき、LEDモジュール42Cからの光は主に点線L2及び点線L3で示す範囲で拡散照射される。
これにより、図5(c)に示す様に、拡散板15のうち、保護板16に対応する領域R1が主に太陽光を拡散照射する太陽光発光面として機能し、反射板13に対応する領域R2が主にLEDモジュール42Cからの光を拡散照射するLED発光面として機能する。
拡散カバー部材4は本体2に対して着脱可能とされているため、拡散カバー部材4を拡散カバー部材4Cと付け替えることにより、照射装置1に容易に照明手段を付加することができる。また、LEDモジュール42から構成された薄型の照明手段が積層部材41の端面41aに設置されるため、照明手段が邪魔にならない。
次に、上述した照射装置1を備える採光装置の第1の実施形態について説明する。図6及び図7において、図示の採光装置7は、建物H(家屋)の屋根Rに設けられて太陽からの光を導入する採光手段8と、採光手段8からの光をその内面で反射させながら所定方向に導く導光手段(上述した第1の導光手段)9と、照射手段としての照射装置1とを備え、照射装置1は導光手段9からの光を屋内に照射する。本実施形態においては、図7に示すように、アタッチメント3、反射板6、及び連結部材26、及び調整部材5は使用されず、照射装置1は、天井板Cに設けられた取付開口を介して拡散カバー部材4が室内空間を臨むように天井裏空間S1に設置される。なお、照射装置1の天井裏空間S1への設置は、例えば本体2の段差部2Aに木枠Wを取付け、この木枠Wを、天井板Cに固定された軽天や木材の下地Pに固定することにより行われる。
採光手段8は、取付部材81と、この取付部材81に取り付けられるドーム部材82と、を備えている。取付部材81は、平板状の基台部81aと、基台部81aから上方に延びる円筒状の支持部81bとから構成され、例えばガルバニウム、アルミニウム又は銅などの金属や繊維強化プラスチック(FRP)などから形成される。支持部81bの外側部には、その全周に渡って結露防止用テープ部材Tが取り付けられており、この結露防止用テープ部材Tの片面には複数の毛状体(図示せず)が密に植設されている。ドーム部材82は略半球面状に構成され、例えば透明なアクリルやポリカーボネートなどの合成樹脂やガラスなどから形成される。ドーム部材82の開口部には、階段状に幾分拡径された段差部82aが設けられている。
導光手段9は円筒状の筒状部材91から構成され、この筒状部材91の内面には、例えばアルミニウムフィルムなどの反射材を貼着する、あるいはアルミニウムの蒸着などにより構成された反射面91aが形成されている。筒状部材91の一端部における外周部には、径方向外方に延びるリング状の固定部材93が取り付けられている。この固定部材93の外側部には、複数の空気流入用凹部(図示せず)が周方向に間隔を置いて設けられている。固定部材93が支持部81bの開口部に装着されるようにして筒状部材91が支持部81bの内部に挿入支持され、更に段差部82aが固定部材93に載置固定されるようにしてドーム部材82が支持部81aの開口部に取り付けられる。このように取り付けられると、ドーム部材82の開口部と支持部81bの外側部との間の隙間には結露防止用テープ部材Tが介在され、また複数の空気流入用凹部によって段差部82aと固定部材93との間には隙間が形成されるようになり、これにより、結露防止用テープ部材Tの複数の毛状体の隙間及び複数の空気流入用凹部を通してドーム部材82の内部と屋外とが連通される。
また、支持部81aの開口部に装着されたドーム部材82の内側部には、凹状に湾曲された集光反射板83が配設される。集光反射板83の凹面側は、太陽光を採光するための反射面として機能し、この反射面は、例えばアルミニウムフィルムなどの反射材を貼着する、あるいはアルミニウムの蒸着などにより形成されている。この集光反射板83の凹面側の幅方向中央部は南の方角を向くようにすることが好ましく、これにより特に日の出や日の入りなどのように太陽高度の低いときにおいて、太陽光を集光反射板83の凹面側で受光して採光することができる。
また、導光手段9の筒状部材91は、相互に回動自在に接続された一対の筒状部92から構成されている。一方の筒状部92をその他方の筒状部92に対して相対的に回動させることにより、一方の筒状部92は他方の筒状部92に対して例えば約0度〜約45度の角度範囲で自在に屈曲される。これにより、筒状部材91を例えば約0度〜約45度の角度範囲で任意の角度に自在に屈曲させることができる。
照射装置1の第1連結部21bの外径は、筒状部材91の他端部(下端部)の内径よりも幾分小さく設定されており、筒状部材91の他端部を照射装置1の第1連結部21bに外嵌させて、筒状部材91の他端を本体2の上壁21に当接させることにより、導光手段9が照射装置1に対して位置決めされて連結される。
このように構成された採光装置7による屋内の照明は、次のようにして行われる。ドーム部材82を通して導入された太陽からの光は、日の出や日の入りなど太陽高度の低いときにはドーム部材82内に設けられた集光反射板83の凹面側で反射されて筒状部材91の内部へと導かれ、また日中など太陽高度の高いときには支持部81aの開口部より筒状部材91の内部へと導かれる。このように導かれた光は、筒状部材91の内面を乱反射しながら所定方向(即ち、照射装置1が配設された方向)へと導かれ、筒状部材91の他端部から出射されてプレート部材21A及び拡散カバー部材4を通して屋内に拡散照射される。
ここで、プレート部材21Aは、本体2の第1連結部21bの内周面に対して密着固定されているので、仮に虫等が外部から導光手段9内へ入り込んでも、当該虫等が照射装置1内部、ひいては室内空間に入り込む恐れがない。更に、本体2及びプレート部材21Aをそれぞれ難燃乃至不燃材料及び防火ガラスにより形成することにより、建物Hにて火災が発生した際に火災や煙を遮断することができる。
次に、照射装置1を備える採光装置の第2の実施形態について説明する。なお、上述した採光装置7と実質同一の部材には同一の参照番号を付し、詳細な説明は省略する。
図8を参照して、図示の採光装置7Aは、上述した採光装置7と略同一の構成を有するが、採光装置7の場合と比較して小径の採光手段8A及び導光手段(上述した第2導光手段)9Aを備えると共に、導光手段9Aと照射装置1の本体2がアタッチメント3を介して連結されている点で採光装置7と異なる。即ち、一般の家屋のように空間が狭く、比較的太い径(例えば600mm)を有する採光手段8及び/又は導光手段9を設置するのが困難な場合等においては、より小径(例えば350mm又は250mm)の採光手段8A及び導光手段9Aを用いる必要がある。このような場合には、アタッチメント3が本体2の第1連結部21bに連結され、導光手段9Aの他端部がアタッチメント3の第3連結部31cに連結される。即ち、導光手段9Aの他端部をアタッチメント3の第3連結部31cに外嵌させて、導光手段9Aの他端をアタッチメント3の拡大部31の上面に当接させることにより、導光手段9Aがアタッチメント3に対して位置決めされて連結される。
このように、導光手段9Aと照射装置1の本体2とをアタッチメント3を介して連結することにより、照射装置1を採光装置7と採光装置7Aとにおいて共通に利用することができる。
次に、照射装置1を備える採光装置の第3の実施形態について説明する。なお、上述した採光装置7,7Aと実質同一の部材には同一の参照番号を付し、詳細な説明は省略する。
図9及び図10において、図示の採光装置7Bは、採光手段8と、採光手段8からの光をその内面で反射させながら所定方向に導く導光手段9Bと、照射手段としての照射装置1とを備え、照射装置1は1階の天井板C2に設けられた取付開口を介して拡散カバー部材4が屋内空間を臨むように階床下空間S3に設置される。本実施形態においては、図10に示すように、アタッチメント3は使用されず、反射板6が上述の様にして第1及び第2支持手段28,29により支持される。また、蓋部材27は左壁22から取り外され、本体2の内部が第3開口部22aを介して外部と連通している。連結部材26は、その第4開口部26aが第3開口部22aに対応するように位置決めされ、複数の取付ネジ(図示せず)により左壁22の外面に固定される。
導光手段9Bは、一端が採光手段8に接続された筒状部材91Bと、筒状部材91Bの他端及び照射装置1に接続された接続部材97と、から構成されている。筒状部材91Bは、採光手段8から屋根裏空間S1及び2階部に設けられた押し入れ空間S2を通して下方に延び、2階床Fに形成された貫通孔を通して階床下空間S3に至る。一方、接続部材97は、水平方向に延びて階床下空間S3に配設されている。
より具体的に、筒状部材91Bは、上述した一対の筒状部92と、筒状部92に連結された複数個の筒状部95と、から構成されている。筒状部95の内面には筒状部材91と同様にして反射面が形成されている。各筒状部95は、その一端側の外径が他端側の外径よりも幾分小さいテーパ状に形成されており、一方の筒状部95の一端部が他方の筒状部95の他端部を通してその内部に所定長さだけ挿入され、一方の筒状部95の一端部と他方の筒状部95の他端部との継ぎ目に例えばアルミニウムテープ(図示せず)等を貼着することにより両者が相互に接続される。
一方、接続部材97は、全体として略四角筒状であって、断面矩形状に形成された筒状の第1及び第2接続部材98,99を備え、これら第1及び第2接続部材98,99の内面には筒状部材91と同様にして反射面が形成されている。図11をも参照して、第1接続部材98は上壁98aと、下壁98dと、一対の側壁98e,98fとを有し、側壁98e及び98fは、その一端側の上下幅が他端側の上下幅よりも幾分小さいテーパ状に形成されている。第1接続部材98の他端側は矩形状に開口しており、第1接続部材98の上壁98aの一端寄り部位には円形状の連結開口部98bが形成されると共に、連結開口部98bの周縁部から上方に延びる円筒状の接続部98cが設けられている。接続部98cの外径は、延長部材95の他端の内径よりも僅かに小さく、延長部材95の他端に挿入されて連結される。また、第1接続部材98の内部であって、連結開口部98bの下方位置には反射板50が収容されている。この反射板50は、照射装置1に向かって下り傾斜すると共に、その反射面(第2反射面)50aが斜め上方を向くように配置されている。
第2接続部材99は両端開口型の筒体であって、その側壁99e,99fは、第1接続部材98の側壁98e及び98fと同様に、その一端側の上下幅が他端側の上下幅よりも幾分小さいテーパ状に形成されている。このように形成された第2接続部材99は、その一端部が第1接続部材98の他端部を通してその内部に挿入されて連結される。このとき、第2接続部材99の第1接続部材98への挿入量を調整することにより、接続部材97の全体長さを調整できる。また、第2接続部材99の他端側は、照射装置1の左壁22に固定された連結部材26の第2連結部26bを外嵌し、第2接続部材99の他端が連結部材26に当接することにより位置決めされて、照射装置1に連結される。
このように構成された採光装置7Bにおいては、ドーム部材82を通して導入された太陽からの光は、筒状部材91Bの内面を乱反射しながら所定方向(接続部材97が配設された方向)へと導かれ、接続部材97の内部に設置された反射板50により反射される。反射板50により反射された光は、接続部材97の内面を乱反射しながら照射装置1が配設された方向へと導かれ、接続部材97の他端側から出射され、連結部材26に形成された第4開口部26a及び左壁22に形成された第3開口部22aを介して本体2の内部に導入され、反射板6により反射され、拡散カバー部材4を通して1階部の屋内に拡散照射される。
このように、本実施形態によれば、押し入れ空間S2及び階床下空間S3を利用して導光手段9Bを配置することができる。また、接続部材97を用いて太陽からの光を水平方向に導くことにより、1階部における室内をその中央位置から照明することができる。
また、導光手段9Bからの光は、照射装置1の側面(左壁22)に設けられた第3開口部22aを介して照射装置1内部に導入され、反射板6により下方に反射されるので、導光手段を水平方向から下方に約90度湾曲させて照射装置1の上方(即ち第2開口部21a)から導入する場合と比較して、より高さの低い階床下空間S3にも導光手段(接続部材)を配設することができる。
このように、導光手段9Bからの光を第3開口部22aから導入して反射板6で反射させることで、拡散プレート部材4を介して屋内を照射することができるので、採光装置1は採光装置7,7Aに加えて採光装置7Bにおいても共通に利用することができる。
次に、照射装置1を備える採光装置の第4の実施形態について説明する。なお、上述した採光装置7,7A,7Bと実質同一の部材には同一の参照番号を付し、詳細な説明は省略する。
図12及び図13において、図示の採光装置7Cは、上述した採光手段7Bと略同一であるが、連結部材26に代えて調整部材5が用いられる。調整部材5は、その第7開口部5aが第3開口部22aに対応するように位置決めされ、複数の取付ネジ(図示せず)により左壁22の内面に固定される。
導光手段9Cは、上述した筒状部材91Bと、筒状部材91Bの他端及び照射装置1に接続されて階床下空間S3に配設された接続部材97Cと、から構成されている。接続部材97Cは、筒状の第1接続部材98Cと第2接続部材99Cを備え、これら第1及び第2接続部材98,99の内面にはそれぞれ反射面が形成されている。
第1接続部材98Cは、上述した筒状部材91と同様に、断面円形状であって、相互に回動自在に接続された一対の筒状部から構成されている。一方の筒状部をその他方の筒状部92に対して相対的に回動させることにより、一方の筒状部は他方の筒状部に対して例えば約0度〜約45度の角度範囲で自在に屈曲される。このような構造を利用して、第1接続部材98Cは全体として約90度の角度に屈曲されている。
図13を参照して、第2接続部材99Cは両端開口型の筒体であって、その一端は円形状に開口すると共に、その外径は第1接続部材98Cの他端の内径よりも僅かに小さく、第1接続部材98Cの他端に挿入されて連結される。また、第1接続部材98Cの他端は、他端側に向けてテーパ状に幾分拡径しており、第2接続部材99Cの一端は、一端側に向けてテーパ状に幾分縮径しており、第2接続部材99Cの第1接続部材98Cへの挿入量を調整することにより、接続部材97Cの全体長さを調整できる。一方、第2接続部材99Cの他端は、調整部材5の第7開口部5aに対応して長円形状に開口すると共に、その外径は第7開口部5aの内径よりも僅かに小さく、第7開口部5aに挿入されて連結される。
このように構成された採光装置7Cにおいては、ドーム部材82を通して導入された太陽からの光は、筒状部材91Bの内面を乱反射しながら所定方向(接続部材97Cが配設された方向)へと導かれ、接続部材97Cの内面を乱反射しながら照射装置1が配設された方向へと導かれ、接続部材97Cの他端側から本体2の内部に導入され、反射板6により反射され、拡散カバー部材4を通して1階部の屋内に拡散照射される。よって、本実施形態においても、上述した採光装置7Bと同様の効果を得ることができる。
このように、導光手段9Cからの光を第3開口部22aから導入して反射板6で反射させることで、拡散プレート部材4を介して屋内を照射することができるので、採光装置1は採光装置7,7A,7Bに加え、採光装置7Cにおいても共通に利用することができる。
従って、採光装置7,7A,7B,7Cの各々に対応した異なる構成を有する複数個の採光装置を用意する必要がなく、採光装置の製造及び管理等における負担を軽減できる。
なお、上記実施形態における採光装置7,7A,7B,7Cにおいて、照射手段1に上述したような照明手段を付加することができることは言うまでもない。また、この場合には、照明手段からのリード線は、本体2に形成されたリード線開口部(図示せず)を介して本体2の外方へ延出させれば良い。
次に、本発明の一実施形態に係る光量調整装置について添付の図面を参照して説明する。図14〜図17を参照して、図示の光量調整装置100は、採光装置における導光手段によって伝達される光の量を調整するものであって、円筒状の本体部材101と、円盤状に形成された遮蔽部材102と、操作部材106とを備える。遮蔽部材102は、本体部材101の内部に設けられ、図14に示す遮蔽状態と図17に示す開放状態との間で旋回軸104を中心に旋回自在に構成されている。遮蔽部材102の両面には、例えばアルミニウムフィルムなどの反射材を貼着する、あるいはアルミニウムの蒸着などにより構成された反射面とされており、遮蔽状態においては、遮蔽部材102は本体部材101の軸方向に対して垂直の方向(図14における水平方向)に延びて導光手段からの光を遮る一方、開放状態においては本体部材101の軸方向に沿って起立した状態となり、本体部材101の内部を開放して導光手段からの光を通過させる。
本実施形態においては、旋回軸104は一対の旋回軸104a,104bから構成されており、旋回軸104a,104bの各々は、遮蔽部材102の上面(又は下面)に固定されて遮蔽部材102の径方向に沿って延び、本体部材101に形成された支持孔(図示せず)に挿入されて、本体部材101に対して回転可能に支持されている。また、一方の旋回軸104aの一端部105は本体部材101の外方へ突出している。
旋回軸104bの側方には、本体部材101の内面から内側に突出する第1規制部材101aが設けられている。また、旋回軸104bの上方には、本体部材101の内面から内側に突出する第2規制部材101bが設けられている。なお、旋回軸104bの近傍位置に代えて、旋回軸104aの近傍位置に第1及び第2規制部材101a,101bを設けても良い。また、旋回軸104a及び104bは連続した単一の旋回軸として構成してもよい。
操作部材106は、バネ部材107と棒状部材108とを有する。バネ部材107は、一端が旋回軸104aの一端部105に固定され、その他端が棒状部材108の一端に固定されている。また、棒状部材108の他端部は略円環状に湾曲されて係止部109を形成している。
本実施形態における光量調整装置100は更に、棒状部材108の係止部109が係止するプレート状の被係止部材120を備える。被係止部材120には、被係止部材120を厚み方向に貫通する挿入孔120aが形成されており、その片面(図14における下側面)には挿入孔120aを挟んで互いに対向する一対のブラケット121が設けられている。一対のブラケット121の互いに対向する対向面は、その両端部位は略平行とされ、その中央部位は互いに離隔する方向へ湾曲して形成されている。一対のブラケット121の両端部位における両者間の間隔は、棒状部材108の径よりも小さく形成されており、また一対のブラケット121の中央部位における両者間の間隔は、係止部109の最大幅よりも小さく形成される一方、棒状部材108の径よりも大きく形成されている。このような構成により、挿入孔120a及び一対のブラケット121は、棒状部材108を挿入支持する一方で、棒状部材108の係止部109は一対のブラケット121間を挿通できないようにされており、棒状部材108は図16に示す様に、その係止部109がブラケット121に当接(係止)した状態で維持される。
このように構成された光量調整装置100においては、係止部109を僅かに下方に引いてブラケット121との係止を解除した後に係止部109を棒状部材108の中心軸を中心に矢印B方向に略90度回転させると、この回転力がバネ部材107を介して旋回軸104(104a)に伝達され、これにより遮蔽部材102が図14に示す水平状態(遮蔽状態)から図17に示す開放状態へ旋回する。このとき、遮蔽部材102の上面が第2規制部材101bに当接することにより、遮蔽部材102は垂直方向に起立した状態で維持され、それ以上の旋回が阻止される。この状態で係止部109を解放すると、バネ部材107の付勢力によって棒状部材108は上方に引き上げられ、これにより係止部109がブラケット121と当接(係止)し、遮蔽部材102の開放状態が維持される。
また、遮蔽部材102を開放状態から遮蔽状態へ変位させるには、係止部109を僅かに下方に引いてブラケット121との係止を解除した後に係止部109を矢印B方向とは反対の方向に略90度回転させる。この回転力はバネ部材107を介して旋回軸104に伝達され、これにより遮蔽部材102が図17に示す状態から図14に示す状態へ旋回する。このとき、遮蔽部材102の上面が第1規制部材101aに当接することにより、遮蔽部材102は水平方向に維持され、それ以上の旋回が阻止される。この状態で係止部109を解放すると、バネ部材107の付勢力によって棒状部材108は上方に引き上げられ、これにより係止部109がブラケット121と当接(係止)し、遮蔽部材102の遮蔽状態が維持される。
このような光量調整装置100を採光装置にて用いることにより、導光手段によって伝達されて屋内に照射される光の量を調整することができる。即ち、太陽からの光で屋内を照明したい場合には遮蔽部材102を開放状態とすればよく、また太陽からの光を遮り屋内を暗くした場合には遮蔽部材102を遮蔽状態とすればよい。また、本実施形態における光量調整装置100は構造が簡単であるため、例えば電源からの電力を用いて遮蔽状態を切り替える構成のものと比較して製造コストを安く抑えることができる。
このように構成された光量調整装置100は、種々の採光装置において用いることができる。例えば図7に示す採光装置7にて光量調整装置100を用いる場合には、図18に示す様に、一方(図7における下側)の筒状部92に代えて、内面に反射面が形成された一対の筒状部92Dを用い、これら一対の筒状部92Dの間に光量調整装置100の本体部材101を接続させる。また、照射装置1の本体2の段差部2Aには、棒状部材108を挿通させるための貫通孔を形成すると共に、この貫通孔と挿入孔120aとが連通するように被係止部材120を段差部2Aの下面に固定する。このように構成することにより採光装置7において屋内に照射される太陽からの光の量を容易に調整することができる。
また、光量調整装置100は、照射装置1を備える採光装置だけでなく、導光手段の一端に拡散プレート部材がはめ込まれた構造の採光装置に用いることも可能であって、例えば図19に示す例では、導光手段は、拡散カバー部材4がはめ込まれた筒状部92Eと、他の筒状部92Fとを有し、これら筒状部92Eと筒状部92Fとの間に光量調整装置100の本体部材101を接続させればよい。また、天井板に拡散カバー部材4を直接的に取り付け、この拡散カバー部材4に直接的に接続された導光手段において光量調整装置100を用いる構成とすることもできる。
なお、図示しないが、図8に示す採光装置7Aにおいても図7に示す採光装置7の場合と同様にして光量調整装置100を用いることができる。また、天井位置が高く、係止部109に手が届かない場合には、係止部109に延長部材(図示せず)を連結させれば良い。
次に、本発明の一実施形態に係る照明装置について説明する。図20を参照して、図示の照明装置200は、外周面にねじ山が形成された円筒状のねじ部材201と、ねじ部材201に螺合した一対のナット202,203と、ねじ部材201の一端に羅合して回転可能に支持される横向き略T字形のソケット204とを備え、ソケット204の両端部(ねじ部材201の長手方向に対して垂直な方向における両端部)にはそれぞれ電球205の口金205aが螺合装着されるソケット部204aが形成されている。電球205としては、電球型蛍光灯やLED電球などが使用できる。また、ソケット204から延びると共に電球205に電気的に接続される電源供給用の一対のリード線206及びびアース線208は、ねじ部材201の内部を通ってその他端から外方に延びている。ねじ部材201の他端には保護スリーブ207が取り付けられており、リード線206及びアース線207がねじ部材201と直接的に接するのを防止し、これにより摩擦等によりリード線206及びアース線207が破断等するのを防止している。
照明装置200には、更に図示しない加熱防止装置が設けられている。この加熱防止装置は、照明装置200の温度が所定温度を超えた際に電力供給を遮断して、火災等の発生を防止するものである。加熱防止装置の構造は公知であるので詳細な説明は省略する。
このように構成された照明装置200は、採光装置の導光手段に取り付けられて使用される。図7に示す採光装置7を例に説明すると、図21に示す様に、照明装置200は導光手段9の筒状部材91(筒状部92)に支持されて取り付けられる。より具体的に、筒状部材91に貫通孔(図示せず)を形成し、この貫通孔にねじ部材201を挿通させる。そして、ソケット204を筒状部材91の径方向中心に位置させ、筒状部材91の貫通孔が形成された部位を一対のナット202,203で外側と内側から挟み込むように締め付けて、照明装置200を筒状部材91に対して固定させる。次に、ねじ部材201に対してソケット204を回転させて、一対の電球205の並び方向を縦方向(筒状部材91の軸方向)とする。
このように、照明装置200を導光手段の内部に設けると、下側の電球205から発せられた光は導光手段によって下方に伝達されて、照射装置1を介して屋内へ照射され、上側の電球205から発せられた光は導光手段によって上方に伝達されて採光手段8から外部へ照射される。これにより、建物の屋上をも照明装置200からの光で照明することができる。よって、採光装置7を家屋の屋根に代えて、例えば屋上に駐車場が設けられたショッピングセンターやスーパーマーケット等の天井部に取り付ければ、夜間における屋上及び屋内(店内)の照明を共通の照明装置200(採光装置)を用いて行うことができる。
なお、本実施形態においては、2個の電球205を装着可能なソケット204を用いたが、1個の電球のみ装着可能なソケットを用いてもよく、この場合には電球が上方を向くように取り付けてもよく、あるいは下方を向くように取り付けても良い。また、図21に示す形態では一対の電球205の並び方向を縦方向(筒状部材91の軸方向)としたが、水平方向(筒状部材91の径方向)としてもよい。
また、この照明装置200は、図7に示す様に照射装置1を備えた採光装置に限らず、照射装置1を備えない採光装置(例えば図19に示す様に下端部に拡散プレート部材がはめ込まれた導光手段を備える採光装置)においても採用することができる。
以上、本発明の実施形態に係る照射装置、採光装置、量調整装置、及び照明装置について添付の図面を参照して説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されず、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
例えば、上記実施形態において、反射板6は一枚の平板部材から構成されているが、反射板6を複数枚の平板部材から構成するものとしても良い。また、反射板6を複数(例えば4枚)の平板部材から構成する場合には、これらをスライド移動可能とし、これらを自動的に又は手動でスライド開閉させて反射板全体の面積を可変とすることもできる。このようにして反射板の面積を変えることにより、反射板により反射される光量即ち室内に照射される光量を調整できる。よって、複数枚の平板部材が相互に重なるようにスライドさせると、反射板により反射される光量が減り、これによって室内の照明を落とすことができる。また、平板部材のスライド量を無段階調整することで、室内の照度も無段階で調整できる。
また、上記実施形態においては、導光手段からの光を第2開口部21aを介して導入する場合には反射板6は取り外す構成としたが、導光手段からの光を第2開口部21aを介して導入する場合において、反射板を光量調整板として用いることもできる。この場合には、反射板6を複数(例えば4枚)のスライド移動可能な平板部材から構成し、これらを自動的に又は手動でスライド開閉させて反射板全体の面積を可変とすれば良い。このようにして反射板(光量調整板)の面積を変えることにより、反射板が遮る光量を調整でき、これによって室内に照射される光量を調整できる。即ち、複数の平板部材が相互に重なるようにスライドさせると、反射板が遮る光量が減り、これによって室内を照らす光量を増やすことができる。この場合においても、平板部材のスライド量を無段階調整することで、室内の照度も無段階で調整できる。
反射板6の第1及び第2支持部材28, 29への着脱を容易にするため、反射板6に把持部を設けてもよい。更に、上記実施形態においては、支持部材28, 29を前後方向に延びる長尺部材から構成したが、必ずしも壁22,23の前後幅全体に亘って連続的に設けられる必要はなく、第1,第2支持部材28, 29を例えば複数個の支持部材を所定間隔で一列に配して構成してもよい。上記実施形態においては、第1及び第2支持部材28, 29は略く字形断面形状を有するものとしたが、反射板6を着脱可能に支持できればその形状に限定はなく、例えば略コ字形断面形状を有してもよい。
上記実施形態においては、照射装置1は1個のアタッチメント3を有するが、第5開口部31aの径が異なる複数個のアタッチメントを備えるものとし、使用される導光手段の径に合わせて複数個のアタッチメントを使い分ける構成としても良い。或いは、照射装置1は、アタッチメント3の第3連結部31cに連結可能な他のアタッチメントを備えてもよく、更に小径の導光手段を用いる場合には、アタッチメント3及び他のアタッチメントを介して導光手段と照射装置1(本体2)とを接続させる構成としても良い。
照明手段に関連して、屋内の照度を検知するための照度センサ(図示せず)と、照度センサからの検知信号に基づいて複数の高輝度LED44を点灯制御する点灯制御手段(図示せず)とを設けるようにしてもよい。この照度センサにより検知された屋内の照度が設定照度よりも低下すると、点灯制御手段は複数の高輝度LED44を点灯させ、また、検知された屋内の照度が上記設定照度を超えると、点灯制御手段は複数の高輝度LED44を消灯させる。これにより、例えば雨天時や夜間などにおいて照射装置(照射手段)1から照射される太陽からの光の照度が低下して屋内が暗くなったときには、照明手段からの光によって屋内を自動的に照明することができ、屋内を安定した照度で照明することができる。あるいは、照度センサを屋外に設置し、照度センサにより屋外の照度(太陽からの光の照度)を検知するようにしてもよい。更に、照度センサに代えて、屋内の人と照度とを検知するための人感センサを用いるようにしてもよい。この場合には、室内の照度が足りず、且つ室内に人がいる場合にのみ高輝度LED44を点灯させ、照度が充分であったり、人が退出した際には、これを消灯させる。
上記実施形態においては、本体2の左壁22に形成された第2開口部22a、及びこれに対応する連結部材26に形成された第4開口部26aは矩形状としたが、これらを円形乃至長円形としてもよい。
また、上記実施形態において、本体2は側面視矩形状としたが、側面視台形状であってもよく、或いはドーム形状であってもよい。
上記実施形態においては、拡散カバー部材4Cを図1に示す照射装置1に取り付けて使用するものとして説明したが、本発明は係る構成に限定されず、図1に示す照射装置を備えない採光装置においてもこれを採用することができる。即ち、導光手段の一端に拡散プレート部材がはめ込まれた構造の採光装置に用いることも可能であって、例えば、図19に示す採光装置において、拡散カバー部材4に代えて拡散カバー部材4Cを取り付けることもできる。或いは、天井板に拡散カバー部材4Cを直接的に取り付け、天井板に取り付けられた拡散カバー部材4Cに導光手段を接続する構成としてもよい。この場合、拡散カバー部材4Cが照射手段若しくは照射部材として機能する。
更に、拡散カバー部材4Cは4個のLEDモジュール42Cを備える必要はなく、1個、2個、又は3個のLEDモジュール42Cを備えてもよい。また、反射板13にはめ込まれる保護板16の形状は円形状に限定されない。
1 照射装置(照射手段)
2 本体
3 アタッチメント
4,4C 拡散カバー部材
5 調整部材
5a 第7開口部
6,50 反射板
7,7A,7B、7C 採光装置
8 採光手段
9,9A,9B 導光手段
21a 第2開口部
22 左壁(第1側壁)
22a 第3開口部
23 右壁(第2側壁)
26 連結部材
26a 第4開口部
28 第1支持部材(第1支持手段)
29 第2支持部材(第2支持手段)
31a 第5開口部
31b 第6開口部
41 積層部材
42,42C LEDモジュール(照明手段)
44 高輝度LED
91,91B 筒状部材
97,接続部材
98b 連結開口部
100 光量調整装置
101 本体部材
102 遮蔽部材
104 旋回軸
200 照明装置
201 ねじ部材
204 ソケット
205 電球
H 建物
R 屋根
S3 階床下空間

Claims (14)

  1. 太陽からの光を導入するための採光手段と前記採光手段からの光をその内面で反射させながら所定方向へと導く筒状の導光手段とを備える採光装置において用いられる照射装置であって、
    下端部に第1開口部が形成された中空の箱状部材からなる本体と、前記本体の前記第1開口部に固定された拡散カバー部材と、を備え、
    前記本体は、前記第1開口部に対向する上壁と、前記上壁に接続された第1側壁と、前記第1側壁に対向すると共に前記上壁に接続された第2側壁とを有し、前記上壁には第2開口部が形成され、前記第1側壁には第3開口部が形成され、
    前記本体の内部には、第1反射面を有する反射板を支持するための第1及び第2支持手段が設けられ、前記第1及び第2支持手段は、前記反射板が前記第3開口部に向かって登り傾斜すると共に、前記第1反射面が前記第3開口部及び前記拡散カバー部材の各々に対して斜めに対向するように前記反射板を支持するものであり、
    前記導光手段からの光は前記第2開口部及び第3開口部の何れかを介して前記本体の内部に導入され、
    前記第2開口部を介して導入された前記導光手段からの光は、前記第2開口部を介して前記本体の内部に導入された後に前記拡散カバー部材を通して拡散照射され、
    前記第3開口部を介して導入された前記導光手段からの光は、前記第3開口部を介して前記本体の内部に導入された後に、前記第1及び第2支持手段により支持された前記反射板の前記第1反射面により前記拡散カバー部材に向かって反射され、前記拡散カバー部材を通して拡散照射されることを特徴とする照射装置。
  2. 前記第1及び第2支持手段は、前記反射板を着脱可能に支持するものであり、前記導光手段からの光を前記第2開口部を介して導入する場合には、前記第1及び第2支持手段から前記反射板が取り外され、前記導光手段からの光を前記第3開口部を介して導入する場合には、前記第1及び第2支持手段により前記反射板が支持されることを特徴とする請求項1に記載の照射装置。
  3. 前記反射板は、各々が前記第1反射面を有する複数の平板部材から構成され、前記第1及び第2支持手段は、前記複数の平板部材を相互にスライド移動可能に支持することを特徴とする請求項1に記載の照射装置。
  4. 前記上壁には、前記第2開口部の周縁部から上方に突出する第1連結部が形成され、前記第1連結部の内周面にはプレート部材が密着して取り付けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の照射装置。
  5. 前記導光手段からの光を前記第2開口部を介して導入する場合には、前記導光手段が前記第1連結部に連結されることを特徴とする請求項4に記載の照射装置。
  6. 前記本体に装着されるアタッチメントを更に備え、前記アタッチメントの下端には第4開口部が形成され、その上端には前記第4開口部よりも小径の第5開口部が形成され、前記導光手段からの光を前記第2開口部を介して導入する場合には、前記アタッチメントの前記第4開口部は前記第1連結部に連結されて前記本体に装着され、前記導光手段からの光は、前記アタッチメントの前記第5開口部と前記第4開口部、及び前記本体の前記第2開口部を介して導入されることを特徴とする請求項4に記載の照射装置。
  7. 前記第1側壁の外面に着脱可能に固定される連結部材を更に備え、前記連結部材には前記第3開口部に対応する第6開口部が形成されると共に、前記第6開口部の周縁部には外方に突出する第2連結部が形成され、前記導光手段からの光を前記第3開口部を介して導入する場合には、前記連結部材は前記第3開口部と前記第6開口部とが連通するように前記第1側壁の外面に固定され、前記導光手段は前記第2連結部に連結されることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の照射装置。
  8. 前記第1側壁の内面に着脱可能に固定される調整部材を更に備え、前記調整部材には長円形状の第7開口部が形成され、前記導光手段からの光を前記第3開口部を介して導入する場合には、前記調整部材は前記第3開口部と前記第7開口部とが連通するように前記第1側壁の内面に固定され、前記導光手段は前記第7開口部に連結されることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の照射装置。
  9. 前記拡散カバー部材は、平板状の導光板と、前記導光板の端面に対向して設けられた照明手段とを備え、前記照明手段は複数のLEDを有し、前記LEDから照射された光は、前記導光板の前記端面から前記導光板の内部に導入され、前記導光板に形成された多数の溝部により反射されて前記導光板の下面から出射されることを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の照射装置。
  10. 一対の照明手段を更に備え、前記一対の照明手段の各々は、前記第1側壁及び前記第2側壁の内側面であって、前記第3開口部よりも下方位置に固定された取付部と、前記取付部の下面に固着された複数のLEDと、を備え、前記取付部の前記下面は、前記拡散カバー部材に対して斜めに対向する傾斜面とされていることを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の照射装置。
  11. 太陽からの光を導入するための採光手段と、前記採光手段からの光をその内面で反射させながら所定方向へと導く筒状の導光手段と、前記導光手段により導かれた光を屋内に照射する照射手段とを備え、前記照射手段は請求項1〜10の何れかに記載の照射装置から構成されることを特徴とする採光装置。
  12. 前記導光手段は、一端が前記採光手段に接続される筒状の筒状部材と、実質上水平方向に配設されて前記筒状部材の他端及び前記照射手段の前記第3開口部に連結される略四角筒状の接続部材とを備え、
    前記接続部材には、前記筒状部材の他端が連結される連結開口部が形成され、前記連結開口部の下方には前記第3開口部に向けて下り傾斜すると共に前記連結開口部に対して斜めに対向する第2反射面が設けられていることを特徴とする請求項11に記載の採光装置。
  13. 光量調整手段を更に備え、前記導光手段は一対の筒状部を備え、前記光量調整手段は、円筒状の本体部材と、前記本体部材の内部に配置された円盤状の遮蔽部材と、前記遮蔽部材に固定された旋回軸とを備え、前記本体部材は前記一対の筒状部の間に接続され、
    前記旋回軸は前記遮蔽部材の径方向に延びると共に、前記本体部材を挿通して外部へ延出し、前記遮蔽部材は前記旋回軸を中心に、前記本体部材の軸方向に沿って延びる開放状態と、前記本体部材の軸方向に対して垂直に延びる遮蔽状態と、の間で旋回可能であることを特徴とする請求項11に記載の採光装置。
  14. 照明装置を更に備え、前記導光手段は、一端が前記採光手段に接続される筒状の筒状部材を備え、前記照明装置は、前記筒状部材をその径方向に内側から外側へ貫通して延びるねじ部材と、前記ねじ部材の一端に装着されたソケットと、前記ソケットのソケット部に螺合装着される電球とを備え、前記ソケットは前記筒状部材の内部に位置することを特徴とする請求項11に記載の採光装置。
JP2012189476A 2012-08-30 2012-08-30 採光装置、採光装置で用いられる照射装置 Expired - Fee Related JP5994129B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012189476A JP5994129B2 (ja) 2012-08-30 2012-08-30 採光装置、採光装置で用いられる照射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012189476A JP5994129B2 (ja) 2012-08-30 2012-08-30 採光装置、採光装置で用いられる照射装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014049217A JP2014049217A (ja) 2014-03-17
JP2014049217A5 JP2014049217A5 (ja) 2015-10-15
JP5994129B2 true JP5994129B2 (ja) 2016-09-21

Family

ID=50608707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012189476A Expired - Fee Related JP5994129B2 (ja) 2012-08-30 2012-08-30 採光装置、採光装置で用いられる照射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5994129B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63160105A (ja) * 1986-12-24 1988-07-02 三機工業株式会社 太陽光照射装置
JPH0438415Y2 (ja) * 1988-06-14 1992-09-09
JP2012119248A (ja) * 2010-12-03 2012-06-21 Inosho:Kk 採光装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014049217A (ja) 2014-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8746942B2 (en) Tubular skylight
US8569977B2 (en) Lighting system combining natural and artificial light
JP4445881B2 (ja) 採光装置
EP2500639A2 (en) Recessed smoke or heat detector
AU2010320058B2 (en) Indirect lighting apparatus
EP1884711A1 (en) Luminous device
JP2010073611A (ja) 照明装置
CN108135138A (zh) 光照系统和相应的方法
CN103443531A (zh) 用于安装在模块化面板系统的面板支撑元件内部或上面的固态发光带
JP5994129B2 (ja) 採光装置、採光装置で用いられる照射装置
JP5138464B2 (ja) 遮光装置兼用照明器具
JP5079477B2 (ja) 採光装置
JP2016058200A (ja) 照明器具
JP2006054071A (ja) 採光装置
JP2005166456A (ja) 照明効果を高める採光方法および採光器具
KR100770971B1 (ko) 기능성 건축용 붙박이 창.
AU2006210007A1 (en) Recessed light
JP2007308989A (ja) 採光構造
JP6537771B2 (ja) 低誘引性照明装置
JP5389285B1 (ja) 採光装置
JP2013186947A (ja) 屋内照明装置
JP2014123513A (ja) 照明システム
JP4541670B2 (ja) 太陽光の採光装置
CN112146046A (zh) 一种长距离柔性导光灯具
US20170114973A1 (en) Solar polymer light bar

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150828

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150828

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160412

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160413

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160729

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5994129

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees