JP5993684B2 - 脆性材料基板の分断方法及びスクライブ装置 - Google Patents

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本発明は、脆性材料基板の分断方法、特に、厚みの薄い脆性材料基板を分断予定ラインに沿って分断する脆性材料基板の分断方法及びその方法を実施するためのスクライブ装置に関する。
例えばガラス基板を分断する技術として、レーザを用いてスクライブ溝を形成し、分断する方法が提案されている。具体的には、まず、例えばCOレーザをガラス基板の分断予定ラインに沿って走査させながら照射し、ガラス基板を加熱して圧縮応力を生じさせる。さらに、レーザ光が照射された近傍に冷却媒体を吹き付けて冷却し、冷却領域に引張応力を生じさせる。以上の処理によってガラス基板内部には応力勾配が形成される。この応力勾配によってガラス基板に亀裂が形成され、基板表面にスクライブ溝が形成される。その後、分断予定ラインの両側を押圧することによって、分断予定ラインに沿ってガラス基板が分断される。
ところが、以上のような分断方法では、ガラス基板の板厚が薄くなるほどスクライブ溝を形成することが困難になる。これは、ガラス基板が薄くなると、レーザ光の照射による加工時に、板厚方向において適切な温度分布を形成することができず、スクライブ溝(亀裂)を形成するために必要な引張応力を発生することができないためである。
また、従来の方法では、特にガラス基板の厚みが例えば200μm以下になると、スクライブ溝の形成(ハーフカット)ではなくフルカットされてしまう。そして、フルカットになった場合、(1)分断ラインにうねりが生じる、(2)分断予定ラインの位置(例えば中央と端部)で条件が異なる、(3)基板サイズ効果がある、(4)クロススクライブができない、等の問題がある。
そこで、特許文献1に示されるように、分断対象としてのガラス基板を支持基板上に固着して分断する方法が提案されている。この方法では、分断対象であるガラス基板から支持基板に熱が伝達され、支持基板には、上に凸となる歪みが分断予定ラインの近傍に生じる。
なお、「ハーフカット」とは、基板裏面に達しない深さの亀裂を形成することにより、基板にスクライブ溝を形成する加工をいう。この場合は、スクライブ溝形成後に、スクライブ溝に沿ってブレイクバーを押し当てて曲げモーメントを加える分断処理を行うことにより基板を分断することができる。
また、「フルカット」とは、基板表面から基板裏面に達する亀裂を形成する加工であり、前述のような分断処理を行うことなく基板が分断される。
再公表特許WO2009/011246
特許文献1の方法によれば、支持基板と、この支持基板の上に固着された分断対象としてのガラス基板とを、一体の基板として加工することができる。このため、厚みの薄いガラス基板であっても、厚みの厚いガラス基板を分断する際と同様に、端面品質が良好で、直進性に優れた分断を実現することができる。
しかし、特許文献1の方法では、ガラス基板を1枚分断するごとにガラス基板を支持基板に着脱するための工程が必要なる。このため、ガラス1枚あたりの加工時間が長くなり、コストが割高になる。
本発明の課題は、特に厚みの薄い脆性材料基板を分断する際に、簡単にかつ安価に分断することができるようにすることにある。
本発明の第1側面に係る脆性材料基板の分断方法は、脆性材料基板を分断予定ラインに沿って分断する分断方法であって、以下の工程を含んでいる。
第1工程:第1基板と、第1基板より線膨張係数の大きい第2基板と、を密着させてワークテーブルに載置する。
第2工程:第1基板に対して初期亀裂を形成する。
第3工程:初期亀裂の形成された基板に対して分断予定ラインに沿ってレーザ光を照射して加熱し、分断予定ラインに沿って第1及び第2基板内部に亀裂を形成する。
第4工程:分断予定ラインの両側を押圧して分断予定ラインに沿って第1及び第2基板を分断する。
ここでは、まず、第1基板及び第2基板が密着されてワークテーブル上に載置される。第2基板は、第1基板より線膨張係数の大きい脆性材料の基板である。そして、第1基板に初期亀裂が形成され、その後、分断予定ラインに沿ってレーザ光が照射される。これにより、第1及び第2基板に対して亀裂が形成される。このように、分断予定ラインに沿って亀裂が形成された第1及び第2基板に対して、分断予定ラインの両側を押圧することによって、2つの基板を分断予定ラインに沿って分断することができる。
ここでは、2つの基板を密着して加工を行うので、1枚の基板の厚みが薄い場合であっても、精度よく分断することができる。特に、第1基板を支持する第2基板の線膨張係数を第1基板より大きくしているので、第1基板と第2基板が加熱された際に、両者の線膨率の差によって、第1基板側を引っ張り応力、第2基板側を圧縮応力とする応力勾配が第1基板から第2基板にかけて生じることとなる。このため、第1基板と第2基板とに容易に亀裂を生じさせることができる。
また、従来の方法のように支持基板が不要となり、しかも複数の基板を同時に分断できるので、分断に要するコストを低減できる。
本発明の第2側面に係る脆性材料基板の分断方法は、第1側面の分断方法において、第2基板は第1基板より厚い。
ここでは、レーザ光が照射される側に、厚みのより薄い基板を配置することによって、薄い基板を精度よく分断することができる。
本発明の第3側面に係る脆性材料基板の分断方法は、第2側面の分断方法において、第1基板の厚みは10μm以上200μm以下である。
ここで、第1基板の厚みが10μmより薄い場合は、初期亀裂が基板の厚さを貫通してしまい、初期亀裂から分断予定ラインに沿わない不要な亀裂が進展しまう恐れがある。また、第1基板の厚みが200μmを超えると、第1基板を貫通させて第2基板まで亀裂を進展させることが困難になる。
本発明の第4側面に係る脆性材料基板の分断方法は、第3側面の分断方法において、第2基板の厚みは200μm以上である。
ここで、第2基板の厚みが200μmより薄い場合は、第2基板が加熱されることによって生じる圧縮応力が小さいため、亀裂を形成するために必要な引張り応力を十分に第1基板に発生させることができない。
本発明の第5側面に係る脆性材料基板の分断方法は、第1から第4側面のいずれかの分断方法において、第3工程では、互いに直交する第1方向及び第2方向に沿って延びる分断予定ラインに沿って第1及び第2基板内部に亀裂を形成する。
ここでは、いわゆるクロススクライブを行う場合に本発明を適用している。特に厚みの薄い基板にクロススクライブを行う場合、第1方向にスクライブ処理を実行すると、基板はフルカットされてしまう。フルカットされると、第2方向にスクライブ処理を実行した場合、フルカットされた部分で亀裂が止まってしまい、第2方向に沿ってスクライブ溝を形成することができない。
しかし、本発明を適用することによって、薄い基板に対しても精度よくクロススクライブを行うことができる。
本発明の第6側面に係る脆性材料基板の分断方法は、第1から第5側面のいずれかの分断方法において、第1工程では、第1及び第2基板を静電気放電によって密着させる。
本発明の第7側面に係る脆性材料基板の分断方法は、第1から第5側面のいずれかの分断方法において、分断予定ラインに沿ってレーザ光を照射して加熱しつつ、加熱した領域を冷却する。
本発明の第8側面に係る脆性材料基板のスクライブ装置は、脆性材料基板に分断予定ラインに沿って亀裂を形成するスクライブ装置であって、第1基板と第1基板より線膨張係数の大きい第2基板とを密着させて載置するワークテーブルと、複数の基板のうちの最上位に位置する基板に対して初期亀裂を形成する初期亀裂形成機構と、初期亀裂の形成された基板に対して分断予定ラインに沿ってレーザ光を照射して加熱するレーザ照射機構とを備えている。
以上のような本発明では、第1基板及びこれより線膨張係数の大きい第2基板を密着して各基板に亀裂を形成することによって、特に厚みの薄い脆性材料基板を分断する際に、簡単にかつ安価に分断することができる。
本発明の一実施形態による分断方法を実施するための装置の概略構成図。 本発明の方法によってスクライブ処理されたガラス基板の断面を模式的に示す図。 本発明の方法によってスクライブ処理されたガラス基板の断面の写真。 本発明の方法によって分断可能なレーザ光の出力と走査速度の範囲を示す図。 本発明を用いてクロススクライブした場合のチップの角部の表面状態を示す写真。 本発明を用いてクロススクライブした場合のチップの角部の断面状態を示す写真。
[装置構成]
図1は、本発明の一実施形態による方法を実施するためのスクライブ装置の概略構成を示す図である。スクライブ装置1は、例えば、マザーガラス基板を、FPD(フラットパネルディスプレイ)に使用される複数の単位基板に分断するための装置である。
スクライブ装置1は、複数のガラス基板Gが積層されて載置されるテーブル2と、カッターホイール3と、レーザ照射部4と、冷却部5と、駆動機構6と、吸引ポンプ7と、制御部8と、を備えている。なお、この実施形態では、2枚のガラス基板が積層されて分断される例を示している。具体的には、上部には第1厚みの第1ガラス基板G1が配置され、下部には第1厚みより厚い第2厚みでかつ線膨張係数が第1ガラス基板より大きい第2ガラス基板G2が配置されている。
テーブル2には、上部がテーブル表面に解放された複数の貫通孔10が形成されている。複数の貫通孔10は通路11を介して吸引ポンプ7に接続されている。
カッターホイール3は、第1ガラス基板G1の端部にスクライブの起点となる初期亀裂を形成するためのツールである。このカッターホイール3は主に、ホルダと、ホルダに支持されたスクライビングホイールとを有している。
レーザ照射部4は、レーザ光を照射するレーザ発振器(例えば、COレーザ)を有し、このレーザ光を、光学系を介してガラス基板G上にビームスポットとして照射する。また、冷却部5は、図示しない冷媒源から供給される冷媒(例えば、水と空気、ヘリウムガス等)を、ノズルを介して噴射して冷却スポットを形成する。
駆動機構6は、カッターホイール3、レーザ照射部4、及び冷却部5を、レール14に沿って移動させる機構である。この駆動機構6によって、カッターホイール3、レーザ照射部4、及び冷却部5が、ガラス基板Gに設定されたスクライブ予定ラインに沿って移動させられる。
制御部8は、カッターホイール3、レーザ照射部4、冷却部5、駆動機構6、及び吸引ポンプ7を制御する。具体的には、制御部8によって、カッターホイール3のガラス基板Gへの押圧力、レーザ出力、冷媒の噴射量、駆動速度(走査速度)、吸引ポンプ7の回転数(吸着圧)が制御される。
[分断方法]
まず、加工対象となる第1及び第2ガラス基板G1,G2を、例えばESD(Electrostatic Discharge)法によって密着させ、この積層された2枚のガラス基板Gをテーブル2上に載置する。ここで、前述のように、第2ガラス基板G2は第1ガラス基板G1よりも線膨張係数の大きい材料のガラス基板である。そして、吸引ポンプ7を駆動して、ガラス基板Gをテーブル2上に吸着する。
次に、カッターホイール3を用いて第1ガラス基板G1の端部にスクライブの起点となる初期亀裂を形成する。
初期亀裂形成後に、ガラス基板Gに対して、レーザ照射部4からレーザ光が照射される。このレーザ光はビームスポットとしてガラス基板G上に照射される。そして、レーザ照射部4から出射されるレーザ光が、分断予定ラインに沿って走査される。ガラス基板Gはビームスポットによってガラス基板Gの軟化点よりも低い温度に加熱される。また、冷却スポットをビームスポットの移動方向後方において追従させる。
以上のようにして、レーザ光の照射によって加熱されたビームスポットの近傍には圧縮応力が生じるが、第1基板と第2基板とが加熱されると、第2基板の線膨張係数が第1基板よりも大きいので、第2基板の膨張率が第1基板よりも大きくなる。このため、第1基板から第2基板にかけて引張応力が生じる。また、加熱直後に冷媒の噴射によって冷却スポットが形成されるので、垂直クラックの形成に有効な引張応力をさらに大きくする。この引張応力により、第1ガラス基板G1の端部に形成された初期亀裂を起点として、2つのガラス基板G1,G2に、分断予定ラインに沿った垂直クラックが形成される。
なお、クロススクライブを行う場合は、互いに直交するX及びY方向に設定された分断予定ラインに沿って以上の処理を実行する。
その後、分断予定ラインの両側に押圧力を加えることによって、2つのガラス基板G1,G2は分断予定ラインに沿って分断される。
[実験例]
以上のような本発明の方法を用いて、以下の条件で分断を検証した。
<ガラス基板>
板厚:第1ガラス基板=0.05mmで、レーザ光照射側である上部に配置。
第2ガラス基板=0.5mm
材質:第1ガラス基板=無アルカリガラス、線膨張係数α=3.7×10−6/K
第2ガラス基板=ソーダガラス、 線膨張係数α=8.7×10−6/K
サイズ:ともに、370mm×470mm
<レーザ光>
COレーザ
波長:10.6μm
図2にスクライブ処理を実行した後の(分断前の)基板の断面図を模式的に示している。また、図3に、スクライブ処理開始側、中央部、終了側におけるそれぞれの断面写真を示している。
この実験により、2枚のガラス基板ともに、ハンドブレイク(手によって押圧力を加えての分断)が可能であった。
断面観察をしたところ、図3に示すように、厚みが0.05mmの第1ガラス基板についてはフルカットされており、また厚みが0.5mmの第2ガラス基板については約40μmの深さの亀裂が形成されていた。なお、スクライブ開始側については、初期亀裂の終端から第1ガラス基板に亀裂が発生し、その亀裂が進展した。また、スクライブ終了側では、スクライブ終端の直前でスクライブ(亀裂進展)が停止した。
また、図4に、レーザ光の出力と走査速度を変えてスクライブ処理を行った実験例を示している。なお、ガラス基板の仕様については図2及び図3の実験例と同じである。この図4において、「○」はスクライブ溝が形成されたことを示している。
図4から明らかなように、スクライブ溝が形成可能な範囲は以下のとおりである。
レーザ光の出力が130Wの場合は、走査速度は200〜420mm
レーザ光の出力が140Wの場合は、走査速度は300〜500mm
レーザ光の出力が150Wの場合は、走査速度は380〜500mm
なお、ガラス基板としては、レーザ光が照射される側の第1ガラス基板G1は、厚みが10μm以上200μm以下が好ましい。第1ガラス基板G1の厚みが10μmより薄い場合は、積層しても精度よく分断することができず、また200μmより厚い場合は、第2ガラス基板G2の分断ができない。
また、第2ガラス基板G2の厚みは200μm以上が好ましい。
[実験例2]
図5に、クロススクライブを行った場合の角部の表面を観察した写真を示している。また、図6に、同様にクロススクライブを行った場合の角部の断面を観察した写真を示している。
なお、クロススクライブの条件は、1チップのサイズが20mm×50mmであり、50mm側の辺を最初にスクライブ処理し、次に20mm側の辺をスクライブ処理した。レーザ照射条件は、20mm側の辺では、出力が130Wで走査速度は380mmで実行し、50mm側の辺では、出力は130Wで走査速度は370mmで実行した。なお、ガラス基板の仕様は先の実験例1と同様である。
図5及び図6から明らかなように、各チップの角部の表面及び断面には異常は認められなかった。
[特徴]
厚みの薄い第1ガラス基板G1と、第1ガラス基板G1より厚くかつ線膨張係数の大きい第2ガラス基板G2とを密着させてスクライブ処理及び分断処理をすることにより、1枚では精度よく分断できない第1ガラス基板G1を、精度よく分断することができる。また、2枚のガラス基板G1,G2を同時に分断できるので、分断に要するコストを低減できる。
クロススクライブを行った場合、薄いガラス基板に対しても精度よくクロススクライブを行うことができる。
[他の実施形態]
本発明は以上のような実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修正が可能である。
前記実施形態では、ガラス基板を例にとって説明したが、分断対象はガラス基板に限定されるものではなく、他の脆性材料基板を分断する場合にも本発明を適用することができる。
また、前記実施形態では、第1及び第2のガラス基板を加熱した後に、加熱した領域に冷媒を噴射して冷却することとしたが、加熱した領域を冷却する工程を省略してもよい。
1 スクライブ装置
2 テーブル
3 カッターホイール
4 レーザ照射部
5 冷却部
6 駆動機構
8 制御部

Claims (4)

  1. 脆性材料基板を分断予定ラインに沿って分断する分断方法であって、
    第1基板と、前記第1基板より線膨張係数の大きい第2基板と、を密着させてワークテーブルに載置する第1工程と、
    前記第1基板に対して初期亀裂を形成する第2工程と、
    前記初期亀裂の形成された基板に対して分断予定ラインに沿ってレーザ光を照射して加熱し、分断予定ラインに沿って前記第1及び第2基板内部に亀裂を形成する第3工程と、
    前記分断予定ラインの両側を押圧して前記分断予定ラインに沿って前記第1及び第2基板を分断する第4工程と、
    を含み、
    前記第1基板の厚みは10μm以上200μm以下であり、
    前記第2基板の厚みは200μm以上である、
    脆性材料基板の分断方法。
  2. 前記第3工程では、互いに直交する第1方向及び第2方向に沿って延びる分断予定ラインに沿って前記第1及び第2基板内部に亀裂を形成する、請求項に記載の脆性材料基板の分断方法。
  3. 前記第1工程では、前記第1及び第2基板を静電気放電によって密着させる、請求項1又は2に記載の脆性材料基板の分断方法。
  4. 前記第3工程では、分断予定ラインに沿ってレーザ光を照射して加熱しつつ、加熱した領域を冷却する、請求項1からのいずれかに記載の脆性材料基板の分断方法。
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