JP5993438B2 - 電気器具のための操作装置 - Google Patents

Description

本発明は、複数の表示要素、複数の操作要素、及び半透明もしくは少なくとも部分的に透明なまたは光を透過する操作表面を持ち、前記表面の下に表示要素及び操作要素を配置した電気器具のための操作装置に関する。

かかる操作装置は、例えばＷＯ２０１０／０９４７９６Ａ１から知られている。指を当てることにより、そして当てた指を横に引くことにより、電気器具の操作が達成される。操作要素は、置かれた指のそれぞれの位置、従ってその動きを周知の方式及び手段により検出する。表示要素は、例えば指移動により設定された出力レベルを表示する。

しかし、かかる便利でかつ光学的に非常に魅力的な操作装置を実施するためには、非常に高価である前述のタッチスクリーンが採用されることができるか、または限定されない柔軟性を持つ少数のユニットではいかなる場合も使用されることができないかのいずれかである。代替例として、個々の操作要素及び個々の表示要素が非常に柔軟に採用され、例えば対応する構成要素支持体に取り付けられることができる。しかし、課される努力は増大し、特にこれは取り付けのための高い労力を意味する。

本発明は、従来技術の問題を避けることができる上述の操作装置を提供すること、特に電気器具、特にホブのための上述の操作装置を提供するために効率的でかつ大量生産に適合した選択肢を提供するという目的に基づいている。

この目的は、請求項１の特徴を与える操作装置により達成される。本発明の利点並びに好適な実施態様は、さらなる請求項の主題であり、以下により詳細に説明されるだろう。請求項の用語は、明示的な参照により明細書の内容中に組み込まれる。

本発明によれば、操作要素は、平坦な容量センサ要素であり、かつ表示要素と一緒に共通収容ハウジングを持つことが与えられる。従って、準モジュール装置に適合した構成要素が与えられ、それらは、別個に考えると、常に同様な態様で構成され、次いで例えば構成要素支持体上に、場合に応じて、任意の数でかつ任意の装置内に取り付けられることができる。それにより、細部にわたって一致した一貫して同様な操作装置がほぼ概略的に構成されることができる。そこでは、センサ要素は、収容ハウジングの上部表面上に、すなわち操作表面に面してかつ前記収容ハウジングにより押圧された操作表面の下側に対して載って、設けられる。また、表示要素は、収容ハウジングの貫通穴内に、例えば貫通穴当たり一つまたは二つの表示要素で、配置される。少なくとも二つの同一の収容ハウジングが操作装置により採用され、互いに隣りに、有利には三つまたは四つであっても、配置される。それらは、収容ハウジングの構造に関して同様または同一であることができ、常に表示要素及びセンサ要素とそれぞれ同様な繰り返しパターンに従って実施されることができる。隣接収容ハウジング間の唯一の差は、それらが収容ハウジング内の貫通穴の配置で少し異なることだけであることが有利である。

収容ハウジングの類似点は、収容ハウジングのそれぞれが同様のまたは対応する態様で配置されかつ構成されている等しい数の貫通穴を持つという特徴に基づくことが有利である。従って、特に有利なことは、各場合において中心に設けられた一つ、二つ、またはそれより多くの大きい長い貫通穴があり、その短い外縁で、小さな外部貫通穴が、特に三つまたは対応する数のより小さな貫通穴が隣接している。有利には、貫通穴、しかし、ちょうどそれぞれが小さな貫通穴に隣接する外部貫通穴のようなものに隣接して少数の閉鎖フィールドまたは領域が中心に設けられる。言い換えれば、各場合に両側の外部に小さな貫通穴が設けられており、二つの小さな貫通穴毎の間に、大きな貫通穴または有利には閉鎖されている対応する大きなフィールドのいずれかがある。有利には、これは類似性を測定する基準であり、変動及び変化のそれぞれは、そのとき、収容ハウジングを持つかどうかにかかわらず、小さい貫通穴間に配置された開いた大きな貫通穴、または閉鎖したフィールドがあり、開いた大きな貫通穴及び閉鎖したフィールドがどのように分布されているかという特徴に基づく。隣接したまたは隣り合った複数の収容ハウジングの完成した配置では、中心において開いた大きな貫通穴と閉鎖フィールドの交互配列があることが有利であり、各場合において開いた大きな貫通穴が端に設けられることが特に有利である。

貫通穴内の表示要素は、発光フィールド、発光記号等のような対応する貫通穴が照明され、従って操作表面を通して見えるように、収容ハウジングそれ自体及びその壁などによって互いに遮蔽される。その文脈において、発光効果は、特に貫通穴の形状設計により影響を受ける。そこでは、好ましくはＬＥＤ（発光ダイオード）の形の表示要素は、貫通穴の側部から及び隣接貫通穴中への輝きがそれぞれ防止されるように貫通穴中に投射することが有利である。

本発明の第一の一般的な実施態様では、センサ要素は、別個の要素であり、かつ収容ハウジングとは別個に製造される。例えば、それらは、平坦な材料、特にシート金属または銅板からなり、かつ凹所の作成並びに曲げ及び変形により製造されることができる。一つの選択肢は、かかるセンサ要素のために一般的に知られた態様で、シート金属から切断されかつ曲げられる。特に有利なことは、センサ要素は、収容ハウジングの上部にそこに支持されるように置かれ、次いで操作表面の下側に対して押圧される。センサ要素の取り付けは、前記押圧により、またはセンサ要素が少なくとも一方側で、好ましくは二つの対向側で、収容ハウジングを越えて側方突起により突出することで達成されることができる。後者は、取り付け及び／または電気接点のために役立つことができる。そのために、側方突起は二度曲げられることができ、それにより収容ハウジングの下部まで達し、構成要素支持体まで届き、そこで収容ハウジングが配置される。側方に突出しかつ構成要素支持体上に載るセンサ要素の突起は、接触フィールド上に載ることができ、例えばはんだ付けにより固定されることができ、代替としてプラグ連結により固定されかつ電気的に接触されることができる。そこでは、センサ要素は、収容ハウジング自体を構成要素支持体上に固定するための役目さえすることができる。

本発明の別の実施態様では、単一のセンサ要素が一つの収容ハウジングごとに設けられること、及び一つの収容ハウジングがそれぞれ単一のセンサ要素を含むかまたはそれを形成することが与えられることができる。さらに、センサ要素が収容ハウジングの上部表面より小さな表面積に重複するかまたは覆うことが与えられることができる。第一に、表示要素を中に含む穿孔の上に延びるセンサ要素の領域はおそらくないに違いなく、従ってその表示機能は損なわれない。別の選択肢は、表示要素からの発光がセンサ要素内の切り抜きを通過し、発光効果がその形状設計により影響を受け、形状設計が発光表示を形成することができることである。

本発明の一実施態様では、センサ要素が二つまたは三つのセンサ要素の切り抜きを除いて収容ハウジングと本質的に重複しかつ覆うことが与えられることができる。その文脈では、主として側方に向いて、各場合において、小さなウェブにより限定されかつ境界付けられるセンサ要素の切り抜きのみが設けられるべきである。結果として、これは、側方に向かって、内側に表示要素を持つ収容ハウジングの貫通穴が設けられ、かつ表示機能を構成することを意味する。

収容ハウジングは、収容ハウジング自体が本質的に格子タイプまたは枠タイプで構成されるかまたはフィールドに分割されるように、格子タイプ枠内及びその枠間にそれぞれ複数の貫通穴を持つことができる。有利には、収容ハウジングは、ハウジング延長方向に、有利には短い方向に、貫通穴の三つの平行列を含む。同一貫通穴の左及び右に対して二つの外側列が与えられ、特に好ましくはそれぞれが単一以外の表示要素を含みかつ形状が略方形である。貫通穴の中央列を挟むものを与えることができ、それはそれぞれ異なる設計を持ちかつ有意に大きくまたは幅広である。均一な照明のためには、有利にはより多くのまたは二つの表示要素が与えられることができ、有利には小さな貫通穴の光度に対応する光度を持つ。

本発明の別の実施態様では、表示要素を含む貫通穴は、それぞれ光拡散材料を与えられることができ、かつ拡散機能を持つことができる。その目的のために、表示要素は本質的に拡散材料で満たされることができ、または特にその上部表面上に、例えば円板または充填剤の一種でそれを含むことができる。

本発明の一実施態様では、三つの隣り合う収容ハウジングが設けられることができ、それぞれが上に取り付けられた別個のセンサ要素、特に有利には収容ハウジング当たり一つのセンサ要素を持つ。中央列の両端上では、貫通穴はセンサ要素により重複されておらず、一方で二つの外部センサ要素はそれらを越えて突出し、中央列の延長方向にセンサ要素突起を持ち、有利には操作表面の下側に載ることができる。前記のほぼ交互に配置されたセンサ要素の表面領域及び自由な貫通穴の領域により、センサ要素の機能は、例えば列に沿った複数の容量センサ要素によりいわゆるスライダーの態様に従って確保される。センサ要素のない貫通穴を持つ中央領域では、表示要素が設けられ、それらは以下に詳細に説明されるように、操作者またはその他のためのスライダーを表示するか、操作装置を使用して設定された表示の記号または値を示すかのいずれかである。

これは、センサ要素が中央列の貫通穴のいくつかを、すなわち特に一つおきの貫通穴毎に、実際に覆うことを可能にするために有利である。中央列の左及び右に対する二つの外部列の貫通穴は本質的に自由のままであり、従ってそこでは表示要素は貫通穴に配置されることができる。明白に、ここで利用できる同時操作要素機能はない。センサ要素は、小さなウェブで外部列の貫通穴間に電気接触及び機械的固定のそれぞれのために外向きに延びる。

中央列の前記貫通穴は、有利には、外部の二つの別の貫通穴より有意に幅広であることができる。その差は、２〜５倍、有利には２〜３倍にまで達することができる。ほぼ実質的にスライダーの操作方向である、三つの収容ハウジングの配置の縦方向では、全ての列の貫通穴は、等しい長さであってもよい。操作装置のかかる構成により、長い中央貫通穴及び短い外部貫通穴は、特にスライダーの操作方向及び三つの隣接収容ハウジングの縦方向のそれぞれに実行機能を持つセブンセグメント表示器（ＳＳＤ）を表示及び再現することができる。

本発明の基本的に異なる実施態様では、収容ハウジングは、電気的に伝導性の材料、例えば対応する添加物を含む硬質または軟質合成材料から作られる。前記ハウジングは、それらの上部により操作表面の下側に対して載り、そこでは再び複数の収容ハウジングが隣り合う。それぞれは、絶縁材により別のものから電気的に分離されることができる。電気的に伝導性の収容ハウジングの上部表面は、上述のセンサ要素及び操作要素をそれぞれ構成する。

上述の絶縁材は、例えば、ハウジング外壁に永久的に付与された絶縁層、例えば接着層または接着ストリップの形であることができる。代替例として、それは、多成分射出成形工程を用いて噴霧された絶縁被膜または絶縁層であることができる。本発明の前記第二の一般的な実施態様であっても、収容ハウジングは、一般的に、上記記載と同様に設計されることができ、すなわち、複数の貫通穴、従って格子タイプの形状または枠タイプの形状を含む。再び、貫通穴の複数の、好ましくは三つの平行列を存在させることができる。貫通穴の三つの列により、二つの外部列は、例えば略方形形状を持つ同一の貫通穴を持つ。貫通穴の中央列はその間に設けられ、そこでは実際にそれぞれの貫通穴には少なくとも一つの表示要素が配置される。

上記の場合において、中央列の貫通穴は、有利には、二つの外部列の貫通穴より有意に幅広であることができる。例えば、それらは、２倍から５倍の幅であることができ、均一照明のために二つまたは三つの表示要素を含むことができ、さらに好ましくは表面領域に関する照明は、小さい貫通穴の照明に対応する。有利には、三つの列の延長方向の全ての貫通穴は、等しい長さを持つ。

一般的に、本発明によれば、収容ハウジングは、操作表面に平行に延びることができ、平坦であることができる。平面図では、それらは、有利には、長方形形状を示し、それは長さの１．５倍から３倍の長さの幅を持つ。そこでは、収容ハウジングは、複数の隣り合う収容ハウジングによって、前記方向にその幅より合計でより長い装置が設けられるようにそれらのより長い側で相互に対してもたれる。

有利には、収容ハウジングは、構成要素支持体上に、例えば回路板上に置かれる。構成要素支持体はまた、表示要素を持ち、それらを電気的に、例えばＬＥＤまたはＳＭＤ−ＬＥＤに接触する。センサ要素であっても構成要素支持体に導かれ、電気的にそれに接触される。例えば、収容ハウジングを越えて側方に突出するセンサ要素突起が、既に上述したように、使用されることができる。それらは、対応する接触フィールド上に置かれることができ、はんだ付けにより固定され、代替として穴中にまたはプラグソケット中に挿入されることができる。

これらの及びさらなる特徴は、請求項から並びに明細書及び図面からの両方で明らかとなるだろう。さらに、個々の特徴は、本発明の実施態様中で及び他の分野で副組み合わせの形で一つ以上としてそれぞれ実施されることができ、かつそれ自体特許を受けることができる有利な実施態様を与えることができ、かつその保護に対してここに請求される。個々の節及び中間見出し中の出願の分割は、以下に与えられる主張の普遍性を限定しない。

本発明の例示的な実施態様は、図面中に概略的に例示され、以下により詳細に説明されるであろう。

図１は、収容ハウジング上に操作要素及び表示要素を持つ操作装置の斜視図である。

図２は、操作装置の格子タイプ及びフィールドタイプの部分並びに収容ハウジングをそれぞれ示す、平坦センサ要素の形の右に描かれた操作要素を持つ、図１の操作装置についての平面図である。

図３は、電気器具内に設置された状態の図１の操作装置の断面である。

図４は、斜視図での図１の操作装置による個々の中央収容ハウジングである。

図５は、図２による中央センサ要素を上に置かれた図４の収容ハウジングである。

図６は、図２の下方センサ要素の斜視図である。

図７は、図６による下方センサ要素を上に置かれた下方収容ハウジングの図５と同様の斜視図である。

図８は、電気的に伝導性の合成材料から作られ、かつ絶縁体により電気的に分離された三つの収容ハウジングを持つ、図１と同様の操作装置の変形例である。

図９は、組み立て時に電気的に互いに絶縁されなければならない電気的に伝導性の合成発泡体材料から作られた、図８と同様の個々の収容ハウジングである。

図１０は、指が操作装置を横切って引かれ、それに応答して表示が応じて右手側に示されるように変わる操作方法の工程を示す。

図１には、本発明による操作装置１１が斜視図で示され、それは、三つの収容ハウジング１２ａ，１２ｂ及び１２ｃから構成されているかまたはそれらを含む。前記ハウジングは、電気的に絶縁する合成材料から作られ、例えば合成材料構成要素の場合では接着剤結合により、構造単位を形成するように相互連結される。個々の収容ハウジング間の仕切りは、側方の太い線により示される。収容ハウジング１２はそれぞれ、以下の図面から、特に同様の構成の図８からより明らかであるように、上述の前端及び後端に対応する、左に及び縁に、各場合に略方形であるように設計された小さな貫通穴１４を、すなわち各場合に収容ハウジング１２の側方当たりに三つの貫通穴１４を持つ。さらなる開口は、貫通穴１４と中央領域の間の収容ハウジング１２上に設けられている。収容ハウジング１２ｂでは、これは中央の長い貫通穴１６である。この穴は二つの中央貫通穴１４間に設けられ、一方、収容ハウジング１２ｂは他の貫通穴１４間に中実領域１５を持つ。

収容ハウジング１２ａ及び１２ｃはそれぞれ中央貫通穴１４間に長い貫通穴１６を持たないが、中実領域１５を持つ。しかし、上方の小さな貫通穴１４と下方の小さな貫通穴１４の間に、二つの長い貫通穴１６が設けられており、それらは小さな貫通穴１４の２倍から３倍ほど長くかつ同じ幅を持つ。

図２の平面図では、左に、収容ハウジング１２のフィールドタイプまたは格子タイプの部分が明らかに見えている。さらに、ＬＥＤ１８がそこに表わされ、操作装置の表示を実施する表示要素としての役目をする。各小さな貫通穴１４には、一つのＬＥＤ１８が配置され、長い貫通穴１６には、各場合に二つのＬＥＤ１８が配置されている。前記ＬＥＤは、本質的に長方形の照明フィールドが上部に見えるように均一な照明を可能にする。

図２には、それぞれのセンサ要素２０ａ−ｃが、図１に含まれているものと同じように、平面図で収容ハウジング１２ａ−ｃに隣接して右に描かれて示されている。上方センサ要素２０ａは、他のセンサ要素２０ｂ及び２０ｃと同じように、薄いシート金属、例えば銅板からなる。それは、上記センサ要素の切り抜きに対応する二つの小さな穿孔２１を持ち、それらは、後で小さな貫通穴１４上に設けられるだろう。さらに、それは、図１から明らかなように、長い貫通穴１６上に位置された中央領域に長い穿孔２２を持つ。結果として、センサ要素２０は、本質的に、一体片での製造により相互に電気的に連結された二つのセンサ領域２３を形成する。小さな穿孔２１の周りの狭い領域は、以下により詳細に述べられる側方への電気接触のためにのみ役立つ。小さな穿孔２１を越えて、センサ要素２０ａは、各場合に、図１に従って下向きに曲げられかつ以下により詳細に説明されるように電気接触とおそらく固定のための両方の役目をする一つの保持足２５を持つ。

センサ要素２０ｃは、センサ要素２０ａと同様に設計されるが、実際には投影の面内で１８０°下方に向けられている。

別のセンサ要素２０ｂは、少し異なる設計を持ち、長い穿孔２２がセンサ要素２０ａの二つの小さな穿孔２１間に正確に挿入されることでほぼ製造される唯一の長い穿孔２２′を含む。上方センサ領域２３は、代わりに、縦方向に対称的な構成が得られるように長い穿孔２２′の下方側に移転される。これは、長い穿孔２２′が中間に長い貫通穴１６を持って列内に配置された小さな貫通穴１４の上に連続的に延ばされ、従って下に列で配置された四つのＬＥＤ１８を露出することを意味する。同様にセンサ要素２０ｂでも、穿孔２２′に対して外部に設けられた保持足２５がある。

図１と図２の左の組み合わせた考察はまた、本発明による操作装置１１がセブンセグメント表示と同様の種類のマトリックス表示を提供することを可能にするが、明らかに微細な細分化を持つことを明らかにする。すなわち、合計２８個のＬＥＤ１８を含む貫通穴１４及び１６の形で与えられる２３セグメントがあり、各貫通穴１４及び１６並びに各フィールドはそれぞれ自律的に制御されることができる。それにより、数字また文字は、以下により詳細に説明されるように、セブンセグメント表示によるだけでなく、以下により詳細に説明されるように、実行できる種類の実行表示またはティッカー書き込みであっても表示されることができる。

図３には、例えばホブ及びオペレータ制御パネルとしてガラスセラミック板１０を使用する、電気器具での本発明による操作装置１１の断面が示されている。そこでは、回路板２７上に、ＬＥＤ１８が小さな貫通穴１４及び長い貫通穴１６のそれぞれに配置される。実際に、センサ要素２０は、対応する収容ハウジング１２の上に、しかし貫通穴１４及び１６のそれぞれの上に、従って切り込み、例えばセンサ要素２０ｂを持つ長い穿孔２２′を持つＬＥＤ１８上に直接延ばされる。従って、センサ要素２０は、ＬＥＤ１８の上方の照明効果を妨げないか、または縁で単に本質的でないものとするだろう。

図３の装置は、センサ要素２０ｂを持つ操作装置１１がガラスセラミック板１０の下側に載るように構成されることができる。収容ハウジング１２は、回路板２７に接着剤で結合されることができ、または他の保持手段により取り付けられることができる。別の選択肢はセンサ要素２０によりそれらを固定することである。すなわち、センサ要素２０ｂの保持足２５は、回路板２７の上部にその目的のために設けられ、そこではんだ付けにより、例えば電気接触及び機械的固定のために、例えば接触フィールド上に固定されることができる。

図１の図はまた、操作装置１１が線上に並んだ六つのセンサ領域２３を持つこと、すなわち、収容ハウジング１２当たり二つのセンサ領域２３を持つことを示す。隣接センサ領域は、その間にほぼ同じサイズを与える自由表面領域を持ち、その下に長い貫通穴１６が配置される。センサ領域２３のそれぞれは、電気特性に関しても同様のものであり、各場合に、図３から明らかなように容量センサ要素を構成する。

図４には、さらに小さな貫通穴１４と長い貫通穴１６を含む構成をさらに示すために、個々の収容ハウジング１２ｂが示される。図５には、図１の収容ハウジング１２ｂがその上にセンサ要素２０ｂを置いて示されている。直接比較は、センサ要素２０ｂのセンサ領域２３が長い貫通穴１６の上と下に収容ハウジング１２ｂの中実領域１５上に位置されていることを表わす。中央の小さな貫通穴１４はまた、センサ要素２０ｂ内の長い穿孔２２′の長さのため、上部に向けて開口している。隅の小さな貫通穴１４は、センサ要素２０ｂにより覆われたりまたは境界付けられることは全くない。

図６には、センサ要素２０ｃが、再び、上に示されたように斜視図で示されている。前記センサ要素２０ｃが単一のシート金属構成要素の切断及び変形及び曲げのそれぞれにより作られ、さらに主として二つのセンサ領域２３が残り、次いで二つの分配された領域を持つ容量センサ要素として作用することがここでも明らかである。同様に、小さな貫通穴１４及び長い貫通穴１６は、上部へのＬＥＤ１８の発光を可能にすることが確認される。

図７は、前記センサ要素２０ｃがどのように収容ハウジング１２ｃ上に置かれるかを示す。上述のように、上方センサ領域２３は、収容ハウジング１２ｃの中実領域の上に位置されており、それは、図２によればＬＥＤを全く含まない。下方の長い貫通穴１６は、長い穿孔２２の下に位置されて発光通過を可能にし、中央の小さな貫通穴１４は、同様に小さな穿孔２１の下に位置されて発光通過を可能にする。下方センサ領域２３は、収容ハウジング１２ｃを越えて下向きに突出する。図１も参照されたい。

図８には、代替的な操作装置１１１が示され、三つの収容ハウジング１１２ａ，１１２ｂ及び１１２ｃを同様に含む。前記ハウジングは図１，２，４，５及び７の図と同様に設計された幾何学的形状に関連している。しかし、その差は、それらが比較的硬質の電気的に伝導性の合成材料から作られ、かつ実際に相互連結されかつ接着剤で結合されていることである。任意選択的に、前記電気伝導性はまた、有利には少なくとも上部表面を覆う対応する電気的に伝導性の被膜により得られることができ、特に有利には、電気接触のために下向きに到達する。しかし、個々の収容ハウジング１１２ａから１１２ｃの間に介在されているのは、例えば絶縁両面接着テープまたは接着材料としての二つの絶縁体１２９である。収容ハウジング１１２ａ−ｃはそれ自体電気的に伝導性であるので、それらは同様に、特に中実領域１１５を持つ容量センサ要素を構成し、それらは次いで図３によるガラスセラミック板の下側に直接載るだろう。それは例えば接触スイッチのための容量センサ要素の機能のために重要であることが周知である。例えばＥＰ８５９４６７Ａを参照されたい。しかし、ここでは示された図１または７による突出するセンサ領域が全くないので、図８の操作装置１１１は、実際には中実領域１１５により構成される四つのセンサ領域１２３のみを持つ。しかし、任意選択的には収容ハウジング１１２ａ及びｃ上に設けられた図１による最外方センサ領域２３に対応する追加の翼タイプの延長部があることができる。

図８はまた、例えば他の図面によるように、二つの異なるタイプの収容ハウジングがシート金属等から作られた別個のセンサ要素なしであっても与えられなければならないことを示す。

図９には、収容ハウジング２１２ａ及び２１２ｂの別の例が示されている。前記ハウジングは、図８のものとほぼ同様であるが、それらは硬質合成材料から作られず、軟質で弾性の合成材料から、例えば発泡された合成材料から作られる。図では、これは隅及び縁が少し丸いことで示されている。他の態様では、前記三つの収容ハウジング１１２ａ，１１２ｂは、図８により構成されかつ組み立てられることができる。

図１０には、図１による操作装置１１が図３等によるガラスセラミック板１０の下に設置された状態でどのように操作されることができるかが示されている。手３１及び指３２がＬＥＤ１８による表示の上の操作装置１１に触れており、それは、実際に上部の右側に示されるように「３」を設定している。前記「３」は、小さい貫通穴１４と長い貫通穴１６に対応する短い及び長い照明された記号により形成され、そこにＬＥＤ１８が設けられている。右側に、重ねられかつ照明された五つの小さな貫通穴１４があること、すなわち、さらに多くの貫通穴または照明された記号であっても上向き及び下向きの両方に発生されることができることは明らかである。点線で示された円は、指３２が置かれている位置を示し、左側上に示された細い矢印により下向きに動く。結果は、右側に示された太い矢印による数字「３」の動きである。

中間図の左側には、指３２がどのように下向きに引かれるかまたはこすられて動かされるか、そしてそれによりいわば「３」が下向きに動き、さらに同時に上から次の数字、すなわち「４」が画像に入って来て、それはまた右側に太い矢印により示されるかが示される。また、指３２のいわゆるスライダー操作者制御運動がセンサ要素２０のセンサ領域２３により得られることができ、それらの六つが列で配置され、それらの全てが上述のように実際に周知のスライダーのように配置されかつ構成されている。さらに、引く操作者制御運動によれば、示された数字であっても簡単な構成の表示器を含む操作装置により動かされることができる。

図１０の左側下部には、指３２がどのように操作装置１１を用いて下端に到達したかが示されている。右側の隣接する機能図には、前記特徴がもう一度示されている。さらに、前の数字「３」がほとんど完全に視野から消えており、表示が下の方に消えており、一方で次の数字「４」がほとんど完全に見えていることが明らかである。

操作の方法により、指の運動がたとえ必要なだけ到達しないとしても、前記の次の数字「４」が表示上の中央位置に自動的に入ることが与えられることができる。前記「４」は、次いで電気器具、例えば電気ホブの調理領域の対応する機能ユニットのための制御ユニットに操作装置１１を介して表示されかつ供給される。

Claims (17)

1. 複数の表示要素、複数の操作要素、及び半透明操作表面を含む電気器具のための操作装置であって、指を当てることによる及び／または当てた指を横切って引くことによる操作のために、前記表面の下に表示要素及び操作要素を配置したものにおいて、操作要素が、平坦な容量センサ要素であり、かつ表示要素と一緒に共通収容ハウジングを持ち、センサ要素が操作表面に面する上部表面上に設けられ、さらに表示要素が収容ハウジング内の貫通穴内に配置され、操作装置が、二つの同様な収容ハウジングからなる群から選ばれた少なくとも二つの隣接収容ハウジングを持つこと、一つのセンサ要素が複数の開口を有すること、及び一つの収容ハウジングが格子タイプ枠内及びその枠間にそれぞれ複数の貫通穴を持ち、貫通穴の三つの平行な列が設けられ、その中で二つの外部列が、同一の貫通穴を持ち、これらの二つの外部列の間に介在された貫通穴の中央列があることを特徴とする操作装置。
2. センサ要素が、収容ハウジングとは別個の要素であり、平坦な材料、特にシート金属からなり、かつ凹所の作成及び曲げまたは変形により作られた構成要素であることを特徴とする請求項１に記載の操作装置。
3. センサ要素が、収容ハウジングの上部表面上に置かれ、かつ前記上部表面により操作表面の下側に対して押圧されることを特徴とする請求項２に記載の操作装置。
4. センサ要素が、取り付け及び／または電気接触のための側方突起により、収容ハウジングを越えて、少なくとも一方の側に突出していることを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載の操作装置。
5. センサ要素が二つの対向側に突出しており、側方突起が収容ハウジングの下部及び構成要素支持体のそれぞれに向けて下方に二度曲げられており、そこで収容ハウジングが配置され、側方突起がそこから側方に突出することを特徴とする請求項４に記載の操作装置。
6. 単一のセンサ要素が収容ハウジングごとに設けられ、さらに特にセンサ要素が収容ハウジングの上部表面より小さい表面積を重複することを特徴とする請求項１〜５のいずれか一つに記載の操作装置。
7. センサ要素が二または三つのセンサ要素の切り抜き及び開口のそれぞれを除いて収容ハウジングに本質的に重複しかつ覆うことを特徴とする請求項６に記載の操作装置。
8. 上に取り付けられた別個のセンサ要素を持つ三つの隣り合った収容ハウジングを具備し、さらに中央列の両端上に貫通穴がセンサ要素により重複されておらず、二つの外部センサが操作表面の下側上に載ることを特徴とする請求項１〜７のいずれかに記載の操作装置。
9. センサ要素が中央列の貫通穴の一部に、特に一つおきの貫通穴毎に重複し、一方二つの外部列の貫通穴がセンサ要素によって重複されておらず、センサ要素が外部列の貫通穴間に小さなウェブを持って外向きに延びることを特徴とする請求項１〜８のいずれかに記載の操作装置。
10. 中央列の貫通穴が二つの外部列の貫通穴より有意に幅広であり、特に２倍から５倍程幅広く、全ての列の全ての貫通穴が等しい長さを有することを特徴とする請求項１〜９のいずれか一つに記載の操作装置。
11. 収容ハウジングが、電気的に伝導性の材料、特に合成材料から作られ、かつそれらの上部により操作表面の下側に対して載り、さらに二つの隣り合う収容ハウジング間に分離絶縁体が設けられていることを特徴とする請求項１に記載の操作装置。
12. 分離絶縁体がハウジング壁に永久的に付与された絶縁層を含むことを特徴とする請求項１１に記載の操作装置。
13. 収容ハウジングが上部格子タイプ枠内及びその枠間にそれぞれ複数の貫通穴を持ち、貫通穴の三つの平行列が設けられ、その中で二つの外部列が、同一の貫通穴を持ち、これらの二つの外部列の間に介在された貫通穴の中央列があり、さらに特に貫通穴内にＬＥＤ等の表示要素が配置されていることを特徴とする請求項１１又は１２に記載の操作装置。
14. 中央列の貫通穴が二つの外部列の貫通穴より有意に幅広であり、特に２倍から５倍程幅広く、全ての列の全ての貫通穴が等しい長さを有することを特徴とする請求項１３に記載の操作装置。
15. 収容ハウジングにおいて貫通穴の二つの外部列が三つの貫通穴を持ち、中央列がより少ない貫通穴を持つことを特徴とする請求項１３または１４に記載の操作装置。
16. 収容ハウジングが操作表面に平行に延びかつ平坦であり、さらにそれらが特に、それらの長さの１．５倍から３倍の長さの幅を持つ長方形であり、さらに収容ハウジングがそれらのより長い側で相互に対してもたれることを特徴とする請求項１〜１５のいずれか一つに記載の操作装置。
17. 収容ハウジングが構成要素支持体上に置かれ、さらに構成要素支持体が表示要素を支持しかつ電気的に接触し、さらにセンサ要素もまた構成要素支持体上で、特に収容ハウジングを越えて側方に突出する部分と電気的に接触していることを特徴とする請求項１〜１６のいずれか一つに記載の操作装置。

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