JP5992284B2 - 送風装置 - Google Patents

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JP5992284B2 JP2012213541A JP2012213541A JP5992284B2 JP 5992284 B2 JP5992284 B2 JP 5992284B2 JP 2012213541 A JP2012213541 A JP 2012213541A JP 2012213541 A JP2012213541 A JP 2012213541A JP 5992284 B2 JP5992284 B2 JP 5992284B2
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  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)

Description

本発明は送風装置に関し、特に布団や衣類を乾燥させる乾燥機などに好適に搭載されるものである。
送風装置は、送風手段の駆動により外気を吸込口から吸い込んで吐出口から吐出する。また、送風装置を搭載した布団乾燥機は、吸込口と吐出口とを連通させる送風路内に加熱手段を備え、吐出口から加熱した空気を吐出する。加熱した空気を敷き布団と掛け布団との間に供給することにより、各布団を乾燥させる。
特許文献1には、掛け布団から露出して配置される一端側の吸込部に吸込口を設け、敷き布団と掛け布団との間に配置される他端側の吐出部に吐出口を設けた布団乾燥機が記載されている。布団乾燥機は、敷き布団と掛け布団との間にエアマットを配設し、エアマットに吸込口を接続する構成としている。
また、特許文献2には、非使用時に折り畳むことを可能とした布団乾燥機が記載されている。布団乾燥機は、ヒンジ接続した本体と副体とを備え、これらの折畳み状態で対向する面に通風マットが配設されている。使用時には、本体と副体とを広げて水平に位置させ、通風マットに温風を送風する。これにより、通風マットに接触する布団を乾燥させる。
しかし、特許文献1の布団乾燥機は、非使用時に乾燥機本体を収納する際に大きな占有スペースが必要であるうえ、別部品のエアマットの収納スペースも必要である。また、特許文献2の布団乾燥機は、折畳み可能としているものの、本体と副体とを広げて水平に展開して通風マットに温風を送風し、通風マットから下方の敷き布団に対して温風を送風するため、本体と副体とが無駄に大きく、収納状態での占有スペースがやはり大きくなる。なお、布団乾燥機の送風装置に限られず、衣類用の乾燥機などに搭載する送風装置も同様の問題を有する。
実用新案登録第2577839号公報 特公平7−44988号公報
本発明は、非使用時にコンパクトに収納でき、使用性も向上することが可能な送風装置を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明の送風装置は、吸込口を有する本体と、吐出口を有する吐出部材と、前記本体と前記吐出部材とが並ぶ使用状態と前記本体に前記吐出部材が重畳する折畳み状態との間で回動可能となるように前記本体と前記吐出部材とを接続し、内部空間が前記吸込口から前記吐出口に至る送風路の一部を構成するヒンジ接続部と、前記送風路内に配設され、外気を前記吸込口から吸い込んで前記ヒンジ接続部内を経由させて前記吐出口から吐出する送風手段とを備え、前記ヒンジ接続部は、外径が前記本体の全高より小さく前記本体の全高の半分と同等以上であり、軸線が前記本体の全高の半分より底側に位置する構成としている。
送風装置は、ヒンジ接続部の軸線を本体の全高の半分より底側に位置させているため、折畳み状態でヒンジ接続部の側の高さを薄くすることができる。よって、非使用時にコンパクトに収納することができる。また、エアマットなどの他部材を使用しないため、部品点数を削減できるとともに、使用性を高めることができる。また、ヒンジ接続部の外径は、本体の全高より小さく全高の半分と同等以上に形成しているため、送風路を構成する内部空間の開口面積を大きくすることができる。よって、送風抵抗による圧力損失を少なくし、送風手段による送風量を十分に確保することができる。
前記本体は、前記吸込口を有し前記送風手段を配設する吸込部と、この吸込部より全高が低く前記吐出部材をヒンジ接続した重畳部とを有することが好ましい。このようにすれば、吸込部と重畳部との間に形成される段部により、本体上に配置する掛け布団が吸込部を覆うことを防止できる。その結果、吸込部に形成した吸込口を塞ぐという誤使用を防止できる。また、ヒンジ接続部の軸線を下側に位置させる構成により、外径を大きくしたヒンジ接続部と重畳部との間に形成される段差を小さくすることができる。そのため、布団乾燥機として使用する場合には、上側に配置する掛け布団との接触状態を良好に保つことができる。
前記重畳部の全高は、前記吸込部の全高の半分より高いことが好ましい。このようにすれば、重畳部の全高を高くすることができるため、送風手段による送風量を確保することができる。また、前記ヒンジ接続部は、前記本体の底壁に近接する外径であることが好ましい。このようにすれば、本体(重畳部)とヒンジ接続部との間に形成される段差を更に小さくなるため、掛け布団との接触状態を安定できる。
さらに、前記本体および前記吐出部材のうち、一方に吸い込んだ外気を加熱する加熱手段を配設し、他方に折畳み状態で前記加熱手段を配設した部分と嵌合する凹部を設けることが好ましい。このようにすれば、非使用時に更にコンパクトな折畳み状態とすることができる。
この場合、前記本体に前記加熱手段を配設することが好ましい。このようにすれば、吐出部材の回動によりヒンジ接続部で断線等が生じることを防止できる。また、本体を下側に位置させるとともに吐出部材を上側に位置させた起立状態で使用する際に、製品の重心を低くすることができるため、起立状態での製品の転倒を防止できる。
また、前記吐出部材内の送風路は、前記凹部の横に隣接して位置し、折畳み状態で前記加熱手段に重畳しない部分を有することが好ましい。言い換えれば、前記吐出部材に、使用状態で前記凹部の横から上向きに突出し、折畳み状態で前記加熱手段の横に隣接して位置する膨出部を設けることが好ましい。このようにすれば、ヒンジ接続部の下流側である吐出部材内の送風路の開口面積を十分に確保できる。
そして、前記吐出部材に2以上の前記吐出口を有するルーバーを配設することが好ましい。このようにすれば、吐出部材からの送風に偏りが生じることを抑制できる。
本発明の送風装置では、ヒンジ接続部の軸線を本体の全高の半分より底側に位置させているため、折畳み状態でヒンジ接続部の側の肉厚を薄くすることができ、非使用時にコンパクトに収納することができる。また、ヒンジ接続部の外径を本体の全高より小さく全高の半分と同等以上とし、送風路を構成する内部空間の開口面積を大きくしているため、送風手段による送風量を十分に確保することができ、使用性を高めることができる。
本発明に係る実施形態の送風装置を搭載した使用状態の布団乾燥機を示す断面図である。 図1の斜視図である。 折畳み状態の布団乾燥機を示す断面図である。 図3の斜視図である。 布団乾燥機の分解斜視図である。 布団乾燥機の内部構成を示す平面図である。 布団乾燥機の他の使用状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1乃至図7は、本発明に係る実施形態の送風装置を搭載した布団乾燥機10を示す。布団乾燥機10は、外装体の内部に送風手段を構成するファン53と加熱手段を構成するPTCヒータ55とを配設し、吸い込んだ外気を加熱して吐出する。そして、本実施形態では、外装体を乾燥機本体(本体)11と吐出部材26とで構成し、これらを図1および図2に示す使用状態と図3および図4に示す折畳み状態との間で回動可能にヒンジ接続している。
図1および図2に示すように、乾燥機本体11は、第1下ケース12と第1上ケース13とを備え、これらケース12,13がネジ止めにより固定されている。乾燥機本体11は、図3および図4に示す折畳み状態で吐出部材26が重畳する重畳部14を備える。重畳部14の両側には、横方向下向きに傾斜した傾斜部15,15が設けられている。また、重畳部14の一端側には、全高を高くした吸込部16が設けられ、重畳部14の他端側には、吐出部材26を回動可能に取り付けるヒンジ接続部21が設けられている。
吸込部16は、横向き(幅方向)に延びる四角筒形状をなし、第1上ケース13に上向きに膨出する膨出部を設けることにより形成される。これにより、吸込部16と重畳部14との間に段部17が形成される。また、吸込部16の両側面には、外気を取り入れる吸込口18,18が形成されている。吸込口18には、フィルタ部材19(図5参照)が配設されるとともに、その外面にフィルタカバー20が配設されている。
ヒンジ接続部21は、横方向の両端が開口した円筒状をなす。ヒンジ接続部21は、第1下ケース12の底壁12aに対して近接する半円筒状をなすように突設したヒンジ下部22と、第1上ケース13から半円筒状をなすように突設したヒンジ上部23とで構成される。また、ヒンジ上部23の表面には、円弧状をなすヒンジカバー24が配設されている。さらに、ヒンジ接続部21の両端には、円環状をなす金属製の補強リング25(図5参照)が配設されている。なお、本実施形態では、ヒンジ接続部21を底壁12aに接する外径も設定されているが、可能な限り近くに位置するように所定間隔をもって位置(近接)するように設定してもよい。
乾燥機本体11の全高T1は、吸込部16の全高に相当する。また、ヒンジ接続部21の外径は、ヒンジ接続部21の全高T2に相当する。そして、ヒンジ接続部21の外径は、吸込部16の全高T1より小さく、吸込部16の全高T1の半分と同等以上に設定されている(T1>T2≧1/2T1)。また、重畳部14の全高T3は、吸込部16の全高である乾燥機本体11の全高T1の半分と同等以上で、ヒンジ接続部21の外径より小さい、可能な限り高い寸法に設定されている。これにより、ヒンジ接続部21の軸線Lは、乾燥機本体11の全高T1の半分より底壁12a側に位置する。また、ヒンジ接続部21と重畳部14との間に形成される段差を最大限に小さくし、重畳部14上に掛け布団を配置した際の隙間の発生を抑制できる。
吐出部材26は、重畳部14に対して吸込部16の反対側に位置するようにヒンジ接続され、図1および図2に示す使用状態では乾燥機本体11の横方向に並び、図3および図4に示す折畳み状態では重畳部14上に重畳するように回動される。吐出部材26は、第2下ケース27と第2上ケース28とを備え、これらケース27,28がネジ止めにより固定されている。
吐出部材26は、乾燥機本体11の側にヒンジ接続部21の両端に接続される一対の接続部29,29を備える。接続部29は、第2下ケース27に形成した半円形状の連通穴(図示せず)を有する接続部下部30と、第2上ケース28に形成した半円形状の連通穴31を有する接続部上部32(図5参照)とを有する。接続部下部30と接続部上部32とは、ケース27,28の組み付けによりヒンジ接続部21の両端に嵌合される。
吐出部材26は中空状をなし、その内部に多数の補強リブ33が設けられている。また、吐出部材26は、接続部29と反対側に位置する先端が開口され、その開口にルーバー34が配設されている。ルーバー34は吐出面であり、中央に閉塞部35が設けられ、その両側に横方向に隣接する一対の吐出口36,36が設けられている。
吐出部材26は、図1および図2に示す使用状態では、第2下ケース27の底壁27aが、乾燥機本体11の第1下ケース12の底壁12aに対して面一に位置する。また、吐出部材26の第2上ケース28には、図3および図4に示す折畳み状態で、重畳部14と対応して嵌合する凹部37が設けられている。折畳み状態では段部17と吐出部材26のルーバー34とが対向し、吐出部材26の上端(底壁27a)が吸込部16の上端と同一高さに位置する。凹部37の両側には、折畳み状態では重畳部14に重畳することなく横に隣接して位置するとともに傾斜部15上に所定間隔をもって位置し、使用状態では凹部37の横から上向きに突出する膨出部38が設けられている。膨出部38の両側は、傾斜部15と同様の傾斜部39とされている。
図1に示すように、接続部29を除く吐出部材26の全高T4は、膨出部38の全高に相当する。そして、吐出部材26の全高T4は、乾燥機本体11の全高T1より低く、ヒンジ接続部21の全高T2より更に低くなるように形成されている。これにより吐出部材26は、横方向に長い扁平形状をなすように形成されている。但し、吐出部材26の全高T4は、重畳部14の全高T3を加算した寸法が、吸込部16の全高T1より大きくなるように設定されている(T4+T3>T1)。そのため、凹部37の深さは、吐出部材26の先端側を、吐出部材26の全高T4と重畳部14の全高T3を加算した寸法から吸込部16の全高T1を減算した寸法と同等としている。そして、折畳み状態では、凹部37の底が重畳部14の(第1上ケース13)の天壁13aに対して平行に位置するように設定されている。
このように構成した外装体の内部には、吸込口18と吐出口36とを連通させる送風路40が設けられている。送風路40は、図5および図6に示すように、各吸込口18に連通する吸込部16内の一対の第1通路41,41と、第1通路41,41に連通する重畳部14内の第2通路45と、第2通路45に連通したヒンジ接続部21内の第3通路49と、第3通路49の両端に連通した吐出部材26内の第4通路52とを備える。乾燥機本体11内には、第1通路41内にファン53が配設され、第2通路45内にPTCヒータ55が配設されている。
第1通路41は、吸込口18からの外気の吸込方向Yが、吸込部16から吐出部材26に向けた送風方向Xに対して直交するように設けられている。第1通路41は、各吸込口18の内部側に配設したファンケース42の内部空間により構成される。ファンケース42は、吸込方向Yの両側に形成された流入口43a,43bと、重畳部14の側に形成された流出口44とを備える。そのうち、流入口43aは、吸込口18から吸い込んだ空気が直接流入し、流入口43bは、ファンケース42の外側を迂回した空気が流入する。
第2通路45は、一対の第1通路41からの空気を合流させて下流側へ案内する。第2通路45は、各ファンケース42に接続されるヒータケース46の内部空間により構成される。ヒータケース46は、第3下ケース47と第3上ケース48とを備える。ヒータケース46の上下の壁は、重畳部14(第1下ケース12)の底壁12aおよび重畳部14(第1上ケース13)の天壁13aに近接するように構成されている。
第3通路49は、ヒンジ接続部21の内部空間により構成される。本実施形態では、ヒータケース46に形成したヒンジ接続部21内に配置される筒状部により構成される。筒状部は、第3下ケース47に形成した下側筒部50と、第3上ケース48に形成した上側筒部51とで構成される。ヒンジ接続部21の内部空間からなる第3通路49は、第2通路45によって合流させた空気を再び両側へ分流し、下流側に位置する吐出部材26内の第4通路52へ送風する。
第4通路52は、吐出部材26を構成するケース27,28の内部空間により構成される。第4通路52は、凹部37の形成により開口面積が狭められ閉塞部35の形成により外部への吐出が妨げられた中央部52aと、膨出部38の形成により開口面積が広げられ吐出口36の形成により外部への吐出を可能とした両側部52bとを有する。
このように構成した送風路40内には、吸込口18から吸い込んだ外気をヒンジ接続部21内の第3通路49を経由して吐出口36から吐出する送風手段として、送風部材であるファン53と駆動部材である駆動モータ54とが配設されている。また、吸込口18から吸い込んだ外気を加熱する加熱手段として、PTCヒータ55が配設されている。
ファン53は、第1通路41内である吸込部16内に配設されている。本実施形態のファン53は、回転軸の延び方向に沿って空気を吸い込んで、第2通路45へ向けて径方向外向きに空気を送出するシロッコファンである。駆動モータ54は、吸込部16内の一対のファンケース42,42の間に配設されている。駆動モータ54は、1本の回転軸を両側面から突設したコンデンサモータからなり、回転軸の両端にそれぞれファン53が固定されている。
PTC(Positive Temperature Coefficient)ヒータ55は、周辺温度に基づいた自己温調機能を有するもので、第2通路45内である重畳部14内に配設されている。PTCヒータ55は、多数のフィンを設けたアルミ部材56A,56B内に配設されている。また、アルミ部材56A,56Bは、重畳部14内に設けた補強部である別体の補強ケース57内に配設されている。補強ケース57は金属製であり、上壁が第3上ケース48の上壁に重畳し、下壁が第3下ケース47の下壁に重畳する四角筒状をなす。
布団乾燥機10を使用する際には、図1および図2に示すように、乾燥機本体11に対して吐出部材26が横側に位置するように広げ、乾燥機本体11の底壁12aと吐出部材26の底壁27aとを面一にする。この状態で、例えば枕を置く位置に吸込部16が位置するように敷き布団上に配置した後、敷き布団上に掛け布団をセットする。
この際、本実施形態では、吸込部16の全高T1を最も高くし、重畳部14との間に段部17を設けているため、掛け布団の端を段部17に位置させることにより、吸込部16を掛け布団の外部に確実に露出させることができる。その結果、吸込部16に形成した吸込口18を塞ぐという誤使用を防止できる。また、本実施形態では、乾燥機本体11の底壁12aに接するようにヒンジ接続部21の軸線Lを下側に位置させているため、ヒンジ接続部21と重畳部14との間に形成される段差(隙間)を小さくすることができる。そのため、これらの上側に配置する掛け布団との接触状態を良好に保つことができる。
そして、ユーザの操作により乾燥処理を実行すると、駆動モータ54とPTCヒータ55が動作される。これにより、図6に示すように、吸込部16の両側の吸込口18から外気が吸い込まれ、その外気が一対の流入口43a,43bから第1通路41内に流入する。その後、一対の第1通路41から第2通路45に流入して、第2通路45にてPTCヒータ55によって加熱される。そして、第3通路49で再び分流されて第4通路52に流入し、吐出口36から両布団間に吐出される。
この際、本実施形態では、重畳部14の全高T3を吸込部16の全高T1の半分より高くしているため、送風路40を構成する内部空間の開口面積を大きく確保できる。また、ヒンジ接続部21においても、外径(全高T2)を吐出部材26の全高T4や吸込部16の全高T1の半分より大きく形成しているため、送風路40を構成する内部空間の開口面積を大きくすることができる。さらに、吐出部材26では、折畳み状態で重畳部14の両側に位置する凹部37の両側に膨出部38を設けているため、その内部の開口面積を十分に確保できる。よって、ファン53による送風の損失をなくし、十分な送風量を確保することができる。しかも、吐出部材26には一対の吐出口36を有するルーバー34を配設しているため、吐出する送風に偏りが生じることを抑制できる。
このように、本実施形態では、重畳部14、ヒンジ接続部21および吐出部材26の開口面積を十分確保し、吐出口36からの送風にも偏りが生じることを防止しているため、敷き布団と掛け布団の間に吐出部材26を配置して使用した際に、温風を隅々まで行き渡らせて、布団を乾燥させることができる。そのため、エアマットなどの他部材を使用しないため、部品点数を削減できるとともに、使用性を高めることができる。
また、乾燥機本体11に対して吐出部材26をヒンジ接続部21によって回動可能に構成しているため、非使用時には、図3および図4に示すように、コンパクトに折り畳んで収納することができる。この際、ヒンジ接続部21の外径は乾燥機本体11の全高T1の半分より大きくしているが、外径が底壁12aに接するように軸線Lを下側に位置させ、また、PTCヒータ55を配設しない吐出部材26の側に重畳部14に嵌合する凹部37を設けているため、折畳み状態でヒンジ接続部21の側の肉厚を薄くすることができる。
さらに、乾燥機本体11に対して吐出部材26を回動可能に配設しているため、図7に示すように、吸込部16の背面16aを床上に配置した起立状態とし、室内に干した衣類を乾燥させる衣類乾燥機として使用することができる。そして、起立状態で使用する際には、重量があるファン53と駆動モータ54とを下側の吸込部16に纏めて配置しているため、製品の重心を低くすることができる。よって、この状態での製品の転倒を防止できる。しかも、乾燥機本体11に電力供給が必要なファン53とPTCヒータ55を配設しているため、吐出部材26の回動によりヒンジ接続部21で断線等が生じることを防止できる。
なお、本発明の送風装置は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、ヒンジ接続部21内の第3通路49の両側から第4通路52へ空気を供給する構成としたが、一方からのみ供給する構成としてもよい。しかも、内部空間の全体を送風路40として使用するのではなく、一部のみを送風路40として用いる構成としてもよい。
また、加熱手段であるPTCヒータ55は、乾燥機本体11内に配設したが、吐出部材26内に配設してもよい。同様に、送風手段であるファン53および駆動モータ54は、乾燥機本体11内に配設したが、吐出部材26内に配設してもよい。また、乾燥機本体11および吐出部材26のうち、一方に加熱手段を配設し、他方に送風手段を配設してもよい。
さらに、前記実施形態の送風路40は、第2通路45を形成する重畳部14を乾燥機本体11の中央に設けたが、両側に位置するように設けてもよい。即ち、一対の第1通路41,41に連通する一対の第2通路45,45を設け、第3通路49で合流させる構成としてもよい。この場合、乾燥機本体11の両側部を上向きに膨出した重畳部14,14とし、吐出部材26の両側部を対応する凹部37,37とする。また、吐出部材26の中央部は、上向きに膨出した膨出部38とし、乾燥機本体11の中央部は、対応する窪み(傾斜部15)とする。そして、加熱手段であるPTCヒータ55は、乾燥機本体11の両側の重畳部14,14に配設される。
そして、前記実施形態では、布団乾燥と衣類乾燥の両方の機能を搭載したが、布団乾燥機10のみの機能としてもよいうえ、衣類乾燥機のみの機能としてもよい。そして、本発明の送風装置は、布団や衣類の乾燥機に搭載することに限られず、他の乾燥機器に搭載してもよいうえ、加熱手段を搭載しない単独の送風装置として使用してもよい。
10…布団乾燥機(送風装置)
11…乾燥機本体(本体)
12a…底壁
14…重畳部
16…吸込部
18…吸込口
21…ヒンジ接続部
26…吐出部材
27a…底壁
34…ルーバー
36…吐出口
37…凹部
38…膨出部
40…送風路
41…第1通路
45…第2通路
49…第3通路
52…第4通路
53…ファン(送風手段)
54…駆動モータ(送風手段)
55…PTCヒータ(加熱手段)
T1…吸込部(本体)の全高
T2…ヒンジ接続部の全高(外径)
L…ヒンジ接続部の軸線

Claims (5)

  1. 吸込口を有する本体と、
    吐出口を有する吐出部材と、
    前記本体と前記吐出部材とが横方向に並ぶ使用状態と前記吐出部材が前記本体上に重畳する折畳み状態との間で回動可能となるように前記本体と前記吐出部材とを接続し、内部空間が前記吸込口から前記吐出口に至る送風路の一部を構成するヒンジ接続部と、
    前記送風路内に配設され、外気を前記吸込口から吸い込んで前記ヒンジ接続部内を経由させて前記吐出口から吐出する送風手段とを備え、
    前記ヒンジ接続部は、外径が前記本体の全高より小さく前記本体の全高の半分と同等以上であり、軸線が前記本体の全高の半分より底側に位置し、
    前記本体に、吸い込んだ外気を加熱する加熱手段を配設し、前記吐出部材に前記折畳み状態で前記加熱手段を配設した部分と嵌合する凹部を設け、
    前記吐出部材内の送風路は、前記凹部の形成により内部空間の開口面積が狭められた部分と、前記凹部の横に隣接して位置し、前記折畳み状態で前記加熱手段に重畳しない部分を有することを特徴とする送風装置。
  2. 前記吐出部材に、前記使用状態で前記凹部の横から上向きに突出し、前記折畳み状態で前記加熱手段の横に隣接して位置する膨出部を設け、前記膨出部の内部に前記送風路を構成したことを特徴とする請求項に記載の送風装置。
  3. 前記本体は、前記吸込口を有し前記送風手段を配設する吸込部と、この吸込部より全高が低く前記吐出部材をヒンジ接続した重畳部とを有し、前記重畳部は前記折畳み状態で前記吐出部材が重畳することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の送風装置。
  4. 前記重畳部の全高は、前記吸込部の全高の半分より高いことを特徴とする請求項に記載の送風装置。
  5. 前記ヒンジ接続部は、前記本体の底壁に近接する外径であることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の送風装置。
JP2012213541A 2012-09-27 2012-09-27 送風装置 Active JP5992284B2 (ja)

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