JP5990750B2 - 水素化反応装置 - Google Patents

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本発明は、水素化反応装置に関し、詳しくは、粒状の固定化反応触媒を充填したカラム管の一端から液体原料と水素ガスとを導入して水素化反応させ、前記カラム管の他端から水素化生成物を回収するフロー式水素化反応装置に関する。
液体原料と水素ガスとを反応させて生成物を得るための水素化反応装置として、例えば、酸化第一銅−酸化亜鉛を含む固体触媒を充填した反応器に、液体原料であるアセトンと水素ガスとを供給し、固体触媒によって両者を反応させることによりイソプロパノールを製造する方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2010−77055号公報
しかし、従来の水素化反応装置において、アセトンなどの液体原料と水素ガスとを、反応器の入口側に設けられている原料導入経路内で合流させてから反応器に導入すると、配管の内径が大きい場合には、水素ガスの大きな気泡が液体原料中に浮遊した状態なり、配管の内径が小さい場合には、液体原料と水素ガスとが流れ方向に交互に並んだ状態になることがあるため、液体原料と水素ガスとを十分に混合した状態で反応器内の触媒に接触させることができず、反応器内での水素化反応の効率を低下させる要因の一つとなっていた。
そこで本発明は、液体原料中に水素ガスを均一に分散させた混合状態で反応器内の触媒に接触させることができ、水素化反応の効率を向上させることができる水素化反応装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の水素化反応装置は、粒状反応触媒を充填したカラム管を有する反応器と、該反応器の入口側に設けられた原料導入経路と、前記反応器の出口側に設けられた反応生成物導出経路とを備え、前記原料導入経路からカラム管内に導入される液体原料と水素ガスとを前記粒状反応触媒の存在下で反応させる水素化反応装置において、前記原料導入経路を、内管部材挿通孔を有する外管部材と、該外管部材の前記内管部材挿通孔内に挿通される内管部材とで二重管構造に形成し、前記内管部材内を前記液体原料を導入するための液体原料導入経路とし、前記内管部材と前記外管部材との間を前記水素ガスを導入するための水素ガス導入経路とし、前記外管部材の先端面を前記カラム管の入口側に設けられた入口側フィルタ部材の外面に当接させるとともに、前記内管部材の先端を、該先端と前記入口側フィルタ部材の外面との間に、該入口側フィルタ部材の流れ抵抗によって前記入口側フィルタ部材の全体に拡がり、前記水素ガスが前記液体原料と混合した状態になって前記入口側フィルタ部材を通過できる隙間を介して配置したことを特徴としている。
さらに、本発明の水素化反応装置は、前記反応器は、円筒状のハウジングと、該ハウジングの入口側に装着される入口側栓部材及び出口側に装着される出口側栓部材と、前記入口側栓部材と前記出口側栓部材とに挟持されて前記ハウジングの内部に保持されるカラム管と、該カラム管の入口側及び出口側にそれぞれ圧入される柔軟性材料により形成された前記入口側フィルタ部材及び出口側フィルタ部材とを備え、前記入口側栓部材は、前記ハウジングの入口側内周面に形成されたハウジング側雌ねじ部に螺合するボルト部材側雄ねじ部が外周面に形成されるとともに、内周面にボルト部材側雌ねじ部が形成された円筒状のボルト部材と、前記ボルト部材側雌ねじ部に螺合する可動外管部材側雄ねじ部が外周面に形成された可動外管部材と、前記ボルト部材の内端部と前記カラム管との間に配置されるリテーナ部材とを備え、前記ボルト部材は、前記ボルト部材側雄ねじ部の外径より大きな外径を有して前記ハウジングの入口側端面に当接する大径フランジ部を備え、前記可動外管部材は、前記カラム管の入口側内部に進入して前記入口側フィルタ部材をカラム管内に圧入して保持する突出管部と、前記ボルト部材の大径フランジ部から外方に突出する入口側接続管部と、軸線方向に貫通した内管部材挿通孔と、該内管部材挿通孔内に挿通された前記内管部材とを備え、前記リテーナ部材は、前記可動外管部材の突出管部が軸線方向に通過可能な挿通孔と、該挿通孔のカラム管側で前記カラム管の入口側端部に当接するとともに、前記突出管部の外周面に当接するリング状の入口側シール部材を保持する入口側シール部材保持凹部とを備え、前記出口側栓部材は、前記ハウジングの出口側に軸線方向に移動可能に挿入された固定栓体と、該固定栓体をハウジングの入口側に向けて押圧する弾発部材とを備え、前記固定栓体は、前記カラム管の出口側端部を収容する収容凹部が形成された大径軸部と、該大径軸部より小径で前記ハウジングの出口側に形成された差込孔から外方に突出する小径軸部と、軸線方向に貫通した出口側流体通路と、前記差込孔から外方に突出した小径軸部に装着される抜止部材とを備え、前記収容凹部は、前記出口側フィルタ部材をカラム管の出口側端部に保持するフィルタ保持部と、該フィルタ保持部の外周側で前記カラム管の出口側端面に当接するリング状の出口側シール部材を保持する出口側シール部材保持凹部とを備えていることを特徴としている。
本発明の水素化反応装置によれば、カラム管入口側の原料導入経路を外管部材と内管部材とからなる二重管構造に形成し、内管部材内を液体原料導入経路とし、内管部材と外管部材との間を水素ガス導入経路とし、外管部材の先端面をカラム管に設けられた入口側フィルタ部材の外面に当接させるとともに、内管部材の先端を入口側フィルタ部材の外面に近接させて配置したことにより、入口側フィルタ部材を通過して粒状反応触媒に接触する際に、液体原料中に水素ガスが微細な気泡となって均一に分散した状態にすることができ、触媒反応の効率を向上させることができる。さらに、カラム管内に充填した反応触媒を、カラム管内に圧入される入口側フィルタ部材及び出口側フィルタ部材によって挟持することにより、任意の種類の触媒を任意の量で充填したカラム管をあらかじめ用意しておくことができ、カラム管を適宜交換することによって各種条件での基礎研究や反応条件検討を容易に行うことができる。また、カラム管の内径などを適宜設定することにより、工業的な連続生産にも対応することができる。
本発明の水素化反応装置の一形態例を示す説明図である。 反応器の第1形態例を示す正面図である。 同じく反応器の側面図である。 図3のIV−IV断面図である。 反応器の要部断面図である。 反応器の第2形態例を示す断面正面図である。
図1に示すように、本形態例に示す水素化反応装置11は、フロー式水素化反応用の反応装置であって、粒状の反応触媒が充填されたカラムを備えた反応器12と、該反応器12の入口側に設けられた液体原料供給経路13及び水素ガス供給経路14と、前記反応器12の出口側に設けられた生成物導出経路15と、該生成物導出経路15の途中に設けられた気液分離器16と、該気液分離器16で分離した未反応又は副生成物の気体を気液分離器16から導出する気体導出経路17と、前記気液分離器16で分離した液体生成物を捕集する生成物回収容器18とを備えている。また、反応器12の外周には、反応器12をあらかじめ設定された温度に保持するための温度保持手段19が設けられている。
前記液体原料供給経路13には、切替弁13Vを介して液体原料容器13aと洗浄液供給部13bとが切替可能に接続され、液体原料容器13a内の液体原料や洗浄液供給部13bからの洗浄液は、液ポンプ13Pによって所定圧力、所定流量で前記反応器12に供給される。また、前記水素ガス供給経路14には、水素ガス導入部14aとパージガス導入部14bとが接続されるとともに圧力計14Pが設けられており、各導入部14a,14bには、手動弁14Va、自動弁14Vb及び逆止弁14Vcがそれぞれ設けられている。水素ガス及びパージガスは、あらかじめ設定された圧力で各供給源から各導入部14a,14bにそれぞれ供給される。また、各導入経路13,14には、経路内を加熱するための加熱手段を必要に応じて設けることができる。
生成物導出経路15の下端部には、生成物取出弁15Vを介して前記生成物回収容器18が設けられており、生成物回収容器18には、基礎研究や反応条件検討の際にはサンプリング用として複数のバイアル18aが用いられる。また、気体導出経路17には、圧力計17P及び安全弁17Rが設けられるとともに、手動弁17Va及び自動弁17Vbが設けられている。なお、前記気液分離器16や気体導出経路17、生成物取出弁15Vを省略することもできる。
前記反応触媒は、液体原料の種類、反応の種類、目標とする生成物の種類など、様々な条件に応じて選択することができる。例えば、パラジウム、白金、ロジウム、ルテニウム、金又はこれらの複合金属を、カーボン、珪藻土、アルミナ又はシリカなどの金属酸化物、架橋ポリスチレン又はポリシランなどの合成高分子に担持した固定化触媒を使用することができる。
図2乃至図5は、前記反応器の第1形態例を示すものである。本形態例に示す反応器12は、円筒状のハウジング20と、ハウジング20の入口側に装着される入口側栓部材30及び出口側に装着される出口側栓部材40と、入口側栓部材30と出口側栓部材40とに挟持されてハウジング20の内部に保持されるカラム管50と、カラム管50の入口側及び出口側にそれぞれ配置される入口側フィルタ部材51及び出口側フィルタ部材52と、入口側栓部材30の上流側に原料導入経路61を介して設けられた合流ガイド部材60とを備えている。
カラム管50は、所定の長さに切断したガラス素管の両端面を研磨した後、熱処理してエッジを除去したものを使用することができる。このとき、カラム管50の内径を3〜50mm、長さを内径の4〜20倍に設定することにより、内部に充填した反応触媒と反応流体との接触性や温度均一性を向上させることができ、均一な反応を確実に行うことができる。
前記入口側フィルタ部材51及び出口側フィルタ部材52は、柔軟性を有し、かつ、反応器12に用いるフィルタとして十分な機能を有する材料で形成したものを用いる。例えば、所定厚さの焼結フッ素樹脂を、カラム管50の内径より大きな外径を有する円盤状に打ち抜き成形したものを用いることができる。
ハウジング20は、アルミニウムなどの金属又はPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)などの硬質な合成樹脂で、内部にカラム管50を収容可能な径及び長さを有する円筒状に形成され、入口側内周面には、ハウジング側雌ねじ部21が形成されている。また、出口側端面には、出口側栓部材40を差し込むための差込孔22が形成され、出口側内周面には差込孔22に連続して小径孔23と大径孔24とが形成されている。さらに、ハウジング20の胴部20aには、軸線方向に長い開口部20b,20bが対向して形成されている。
入口側栓部材30は、ハウジング20に形成されたハウジング側雌ねじ部21に螺合する円筒状のボルト部材31と、ボルト部材31の内側に螺合され、先端部がカラム管50の入口側内部に進入する可動外管部材32と、ボルト部材31の内端部とカラム管50との間に配置されるリテーナ部材33とを備えている。
ボルト部材31は、外周面に前記ハウジング側雌ねじ部21に螺合するボルト部材側雄ねじ部31aを、内周面に前記可動外管部材32が螺合するボルト部材側雌ねじ部31bをそれぞれ備えたねじ部31cと、ボルト部材側雄ねじ部31aの外径より大きな外径を有してハウジング20の入口側端面に当接する大径フランジ部31dとを備えており、前記ボルト部材側雄ねじ部31aと前記ボルト部材側雌ねじ部31bとは、同一のピッチで形成している。また、大径フランジ部31dの外周面には、工具を係止させるための切欠面31eが形成されている。
可動外管部材32は、カラム管50の入口側内部に進入して入口側フィルタ部材51をカラム管内に圧入した状態で保持する突出管部32aと、ボルト部材31の大径フランジ部31dから外方に突出する入口側接続管部32bと、軸線方向に貫通した内管部材挿通孔32cとを備え、突出管部32aと入口側接続管部32bとの間には、前記ボルト部材側雌ねじ部31bに螺合する可動外管部材側雄ねじ部32dが設けられ、可動外管部材32の外面には、工具を係止させるための切欠面32eが形成されている。
リテーナ部材33は、可動外管部材32の突出管部32aが軸線方向に通過可能な挿通孔33aと、該挿通孔33aのカラム管側でカラム管50の入口側端部に当接するとともに、突出管部32aの外周面に当接するリング状の入口側シール部材34を保持する入口側シール部材保持凹部33bとを備え、この入口側シール部材保持凹部33bは、カラム管側が拡開した円錐面で形成されている。
このように形成された入口側栓部材30における前記可動外管部材32に設けた内管部材挿通孔32cには、該内管部材挿通孔32cの内径より小さな外径を有する内管部材62が挿通され、内管部材62と可動外管部材32とによって二重管構造の原料導入経路61が形成される。そして、前記合流ガイド部材60を介して前記液体原料供給経路13及び前記水素ガス供給経路14に接続されることにより、内管部材62の内部が液体原料導入経路63となり、内管部材挿通孔32cの内周面と内管部材62の外周面との間が水素ガス導入経路64となる。
出口側栓部材40は、ハウジング20の出口側に軸線方向に移動可能に挿入された固定栓体41と、該固定栓体41をハウジング20の入口側に向けて押圧する弾発部材であるコイルスプリング42とを備えている。
固定栓体41は、カラム管50の出口側端部を収容する収容凹部41aが形成された大径軸部41bと、該大径軸部41bより小径でハウジング20の出口側に形成された差込孔22から外方に突出する小径軸部41cと、軸線方向に貫通した出口側流体通路41dと、差込孔22から外方に突出した小径軸部41cの周溝41eに装着される抜止部材43とを備えている。
収容凹部41aは、出口側フィルタ部材52をカラム管50の出口側管内端部に保持するフィルタ保持部41fと、該フィルタ保持部41eの外周側でカラム管50の出口側端面に当接するリング状の出口側シール部材44を保持する出口側シール部材保持凹部41gとを備えている。また、小径軸部41cの周溝41eよりも先端側には、前記生成物導出経路15が接続される出口側接続管部41hが形成されている。
前記合流ガイド部材60は、前記可動外管部材32の内管部材挿通孔32cの軸線上に前記内管部材62を挿通するための貫通孔65を有するとともに、該貫通孔65の軸線に直交する方向に前記水素ガス供給経路14を接続するための水素ガス供給経路接続口66を有している。前記貫通孔65の水素ガス供給経路接続口66より可動外管部材32側は、前記水素ガス導入経路64に対応した経路を形成するために内管部材62の外径より大きな外径に形成されており、開口側には可動外管部材32を気密に接続するための雌ねじ部65aが設けられている。一方、貫通孔65の水素ガス供給経路接続口66より反可動外管部材32側には、フェルール構造によって内管部材62を密封した状態で貫通させる内管保持部材68を螺着するための雌ねじ部65bが設けられている。また、水素ガス供給経路接続口66には、逆止弁部材67を装着するための雌ねじ部66aが設けられ、逆止弁部材67に螺着される配管保持部材69によって水素ガス供給経路14が接続されている。
上述のように形成された反応器12の組み付けは、まず、カラム管50の一端開口に入口側フィルタ部材51及び出口側フィルタ部材52のいずれか一方のフィルタ部材を圧入した状態で、カラム管50内に粒状の反応触媒を所定量投入した後、カラム管50の他端開口に他方のフィルタ部材を圧入してカラム管50の両端部を閉塞し、入口側フィルタ部材51と出口側フィルタ部材52との間に反応触媒を挟持した状態にする。この状態で反応触媒がカラム管50からこぼれ落ちることはない。
出口側栓部材40の固定栓体41に形成された小径軸部41cにコイルスプリング42を挿通し、収容凹部41aの出口側シール部材保持凹部41gに出口側シール部材44を装着し、さらに、大径軸部41bの収容凹部41aにカラム管50の一端(出口側端部)を挿入した後、出口側栓部材40とカラム管50とをハウジング20の入口側からハウジング20内に挿入し、第2栓体50の小径軸部41cの先端側をハウジング20の差込孔22から外方に突出させる。次いで、差込孔22から突出した周溝41eに抜止部材43を装着して、出口側栓部材40をハウジング20に取り付ける。この取り付けにより、出口側栓部材40の大径軸部41bがハウジング20の大径孔24に収容されるとともに、小径軸部41cがハウジング20の小径孔23に配置され、小径孔23と小径軸部41cとの間にコイルスプリング42が配置された状態となる。
次に、入口側栓部材30のボルト部材31のボルト部材側雌ねじ部31bに、可動外管部材32の可動外管部材側雄ねじ部32dをねじ込み、ボルト部材31のねじ部31cから突出した可動外管部材32の突出管部32aに、入口側シール部材保持凹部33bを突出管部32aの先端側に向けてリテーナ部材33の挿通孔33aを挿通し、該リテーナ部材33の底面をねじ部31cの先端面に載置し、出口側シール部材44を可動外管部材32の突出管部32aに挿通してリテーナ部材33の入口側シール部材保持凹部33bに配置する。次に、ボルト部材31のボルト部材側雄ねじ部31aを、ハウジング20のハウジング側雌ねじ部21に螺着させ、大径フランジ部31dをハウジング20の一端面に当接させる。
これにより、カラム管50の入口側端部が、リテーナ部材33の入口側シール部材保持凹部33bに挿入されて入口側シール部材34を圧縮し、コイルスプリング42により押圧された状態で入口側シール部材34がカラム管50の入口側端面に密着するとともに、入口側シール部材34のカラム管50と入口側シール部材保持凹部33bの円錐面とに挟まれた部分が内周側にせり出して突出管部32aに密着する。また、カラム管50の出口側端部が、出口側シール部材44に密着するとともに、フィルタ保持部41fが出口側フィルタ部材52に密着する。さらに、カラム管50の入口側から突出管部32aをカラム管50内に挿入した状態で可動外管部材32を突出管部32aの挿入方向に回動させることにより、突出管部32aの先端部が入口側フィルタ部材51の外面に当接して入口側フィルタ部材51をカラム管50内に圧入し、入口側フィルタ部材51を適正な位置まで圧入することにより、カラム管50内の反応触媒を確実に隙間なく充填した状態にすることができる。
また、可動外管部材32の入口側接続管部32bに合流ガイド部材60を接続し、水素ガス供給経路接続口66に逆止弁部材67を介して水素ガス供給経路14を接続するとともに、液体原料供給経路13の先端に装着した内管部材62を合流ガイド部材60の貫通孔65内を通して可動外管部材32の内管部材挿通孔32c内に所定長さ挿入し、内管部材62の先端と入口側フィルタ部材51の外面との間にあらかじめ設定された寸法の隙間を介して近接配置した位置、例えば、入口側フィルタ部材51の外面から1〜3mmの位置に内管部材62の先端開口を配置する。
このように形成された反応器12は、上述のように組み付けられることにより、カラム管50内に充填した粒状の反応触媒と、二重管構造の原料導入経路61と、出口側流体通路41dとが入口側フィルタ部材51及び出口側フィルタ部材52を介して連通した状態になる。この状態で液体原料供給経路13から液体原料を供給するとともに、水素ガス供給経路14から水素ガスを供給すると、液体原料は、合流ガイド部材60を貫通した内管部材62内の液体原料導入経路63を流れ、水素ガスは、合流ガイド部材60で内管部材62の外周側にガイドされて内管部材挿通孔32cの内周面と内管部材62の外周面との間の水素ガス導入経路64を流れ、液体原料導入経路63を通った液体原料は、入口側フィルタ部材51の直近に開口した内管部材62の先端から流出する際に入口側フィルタ部材51の流れ抵抗によって入口側フィルタ部材51の全体に拡がり、外周側の水素ガス導入経路64から導入された水素ガスと混合した状態になって入口側フィルタ部材51を通過し、カラム管50内に充填された粒状反応触媒に接触する。
このとき、入口側フィルタ部材51の外面近くで液体原料導入経路63からの液体原料と水素ガス導入経路64からの水素ガスとが混合した状態になって入口側フィルタ部材51内に進入するので、水素ガスが液体原料中で大きな気泡となることはなく、流れ方向に交互に並んで流れることもなく、液体原料中で水素ガスが極めて微細な気泡となって液体原料の全体に均一に分散した状態にすることができ、カラム管50内での液体原料、水素ガス、反応触媒の三者の接触効率を高めることができ、水素化反応の効率を大幅に向上させることができる。
カラム管50内での触媒反応によって水素化された液体生成物は、過剰に供給された水素ガスと共に出口側フィルタ部材52を通過し、出口側栓部材40の出口側流体通路41dから生成物導出経路15に導出され、気液分離器16で未反応の水素ガスを含み気体を分離して気体導出経路17に抜き出した後、生成物取出弁15Vを介して生成物回収容器18に回収される。
また、カラム管50をハウジング20から取り外す際には、可動外管部材32を固定した状態で、ボルト部材31のみを回転させることにより、可動外管部材32の軸線方向の位置を変えずに、かつ、可動外管部材32を回転させることなく、ボルト部材31のみを取り外した後、液体原料供給経路13及び水素ガス供給経路14が接続している合流ガイド部材60を回転させることなく、可動外管部材32をまっすぐに引き抜くことができる。
したがって、可動外管部材32に合流ガイド部材60を接続した状態でカラム管50を着脱することが可能となるので、予め種類や粒径などが異なる反応触媒を充填して入口側フィルタ部材51と出口側フィルタ部材52とを装着したカラム管50を複数用意しておくことにより、カラム管50を適宜交換しながら様々な実験を継続することができる。
例えば、カラム管50には、外径8mm,肉厚1.6mm(内径4.8mm)の市販のガラス管を60mm又は110mmに切断したものを用いることができる。このとき、入口側フィルタ部材51から出口側フィルタ部材52までの最大距離(充填した反応触媒の長さ)は50mm又は100mmとなる。入口側フィルタ部材51及び出口側フィルタ部材52は、反応触媒の粒径が数十μmの場合は目の粗さを10μmとし、外径はカラム管50の内径よりも僅かに大径となる5mm、厚さは2mmとすればよい。さらに、コイルスプリング42は、カラム管50内の内圧が、例えば1MPa(10kg/cm)を超えた際に圧縮され、出口側シール部材44とカラム管50の出口側端部との間、あるいは、入口側シール部材34とカラム管50の入口側端部との間に隙間が生じるように設定し、内圧が1MPaを超えたときに前記隙間からカラム管50内の圧力を逃がすことにより、カラム管50や配管系を保護することができる。
この反応器12は、入口側フィルタ部材51と出口側フィルタ部材52とを柔軟性を有する焼結フッ素樹脂で、カラム管50の内径よりも僅かに大径に形成したことにより、カラム管50の両端部から管内に容易に圧入することができ、入口側フィルタ部材51と出口側フィルタ部材52とでカラム管50の両端を閉塞し、カラム管50に充填した反応触媒の漏れを防ぐことができる。また、ハウジング20の入口側に入口側栓部材30を装着し、カラム管50の一端を入口側シール部材34を介して入口側栓部材30のリテーナ部材33に支持させるとともに、ハウジング20の出口側に出口側栓部材40を装着し、カラム管50の他端を出口側シール部材44を介して出口側栓部材40の固定栓体41に支持させることにより、カラム管50を簡単な構造で密封状態にすることができるとともに、反応触媒を充填したカラム管50を、入口側フィルタ部材51及び出口側フィルタ部材52を介して二重管構造の原料導入経路61と出口側流体通路41dとに容易に接続することができる。
さらに、リテーナ部材33の入口側シール部材保持凹部33bをカラム管側が拡開した円錐面に形成したことにより、入口側栓部材30をハウジングに装着した際に、カラム管50の一端面と入口側シール部材34とが密着するとともに、カラム管50と入口側シール部材保持凹部33bの円錐面とに挟まれた入口側シール部材34が内周側にせり出して可動外管部材32の突出管部32aの外周面に密着するので、入口側のシール性を向上させることができる。
また、カラム管50は、入口側栓部材30をハウジング20から取り外すことにより、容易に交換することができ、実験を行う際に、あらかじめ所定の反応触媒を充填して入口側フィルタ部材51と出口側フィルタ部材52とを装着したカラム管50を用意しておき、カラム管50を交換しながら実験を行うことにより、様々な条件の実験を効率よく行うことができ、実験に要するコストの低減を図ることができる。さらに、可動外管部材32の突出管部32aをカラム管50内で軸線方向に移動させることができることから、反応触媒の量が異なっていても、簡単な操作で反応触媒を常に適正な充填状態に保持しておくことができる。
また、出口側栓部材40は、固定栓体41を入口側栓部材側に押圧するコイルスプリング42を備えていることから、カラム管50の両端部と入口側栓部材30及び出口側栓部材40とのシール性を向上させることができる。さらに、カラム管50内に高粘度の生成物が詰まった場合など、流体流路が閉塞して実験中に異常な高圧が生じた際には、コイルスプリング42が圧縮することによりカラム管50と入口側シール部材34又は出口側シール部材44との間に隙間が生じることで圧力を外部に逃がすことができ、カラム管50や各配管部材の破損を防ぐことができる。
また、ボルト部材31のボルト部材側雄ねじ部31aと、ボルト部材側雌ねじ部31bとを同一のピッチで形成したこにより、ハウジング20内にカラム管50を取り付けたり、取り外したりする際に、入口側栓部材30の可動外管部材32を固定した状態でボルト部材31のみを回動させることによってボルト部材31のみを取り外すことができ、可動外管部材32を回動させずに着脱できるので、可動外管部材32に接続した合流ガイド部材60や、該合流ガイド部材60に接続した液体原料供給経路13及び水素ガス供給経路14に影響を与えることなく、カラム管50の着脱を行うことができる。また、ハウジング20の胴部に、軸線方向に長い開口部20b,20bを形成したことにより、実験中に、カラム管50の内部の状態を視認することができる。また、ボルト部材31の大径フランジ部31dに、工具を係止させるための切欠面31eを形成したことにより、ボルト部材31を容易かつ確実に回動させることができ、可動外管部材32の外面にも同様の切欠面32eを形成しておくことにより、ボルト部材31を回動させる際に、可動外管部材32が回動しないように工具で抑えておくことができる。
すなわち、本形態例に示す構造の反応器12によれば、可動外管部材32の突出管部32aのカラム管50内への挿入量を調節することによってカラム管50の内容積を変えられることから、実験者が自ら任意の量の任意の種類の触媒を隙間なく充填して使用することが可能であり、汎用性が高く、触媒や反応の開発などの基礎研究に有用である。さらに、突出管部32aを所定量挿入することによって反応触媒に隙間が生じることも防止できる。また、水素ガスと液体原料とをカラム管50内に導入する際、カラム管50と原料導入経路61との接続部から液体原料や水素ガスの漏れがなく、液体原料中に水素ガスを高度に分散させた状態で反応触媒中に導入することができる。また、液体原料又は水素ガスの流路に水素ガス又は液体原料が逆流することもなく、高圧を必要とせず、高濃度の原料の使用が可能で、生産性が高く、安全でスケールアップが容易な汎用的の高いフロー式水素化反応用の反応装置を提供することができる。さらに、水素をガス状態で導入できるため、高圧を必要としないので安全性を向上できるとともに、高濃度の液体原料の使用が可能なことから、水素ガスや液体原料を溶解、希釈するための溶媒の使用量を減らせることができ、例えば、液体原料を希釈せずに原液のまま使用できるため、反応後の濃縮操作が不要になるなど、省資源や省エネルギーにも寄与することができる。また、カラム管50の断面積に比例して液体原料や水素ガスの供給量を容易に増やせるため、スケールアップする場合の条件設定も容易に行うことができる。
図6は、本発明の水素化反応装置で使用可能な反応器の第2形態例を示している。なお、以下の説明において、前記形態例に示した反応器周辺の構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
本形態例に示す反応器70は、金属製のカラム管71の両開口端面に、カラム管71の内径より大きく、カラム管71の外径より小さな直径を有する硬質材料製の円盤状のフィルタ部材72をそれぞれ配置したものであって、カラム管71の一端外周面に形成した雄ねじ部に、入口側栓部材73の先端内周面に形成した雌ねじ部を螺着してカラム管71の一端に入口側栓部材73を装着するとともに、カラム管71の他端外周面に形成した雄ねじ部に、出口側栓部材74の先端内周面に形成した雌ねじ部を螺着してカラム管71の他端に出口側栓部材74を装着することにより、両栓部材73,74によって前記フィルタ部材72をカラム管71の両端面に密着させた状態で保持するように形成されている。
入口側栓部材73は、原料導入経路の外管部材を兼ねるものであって、液体原料供給経路となる内管部材75を挿通するとともに、該内管部材75の外周面との間に水素ガス導入経路を形成する内管部材挿通孔73aが軸線方向に設けられている。入口側栓部材73のカラム管側は、前記フィルタ部材72の外面に当接しており、内管部材挿通孔73aの外周側部分には、入口側栓部材73とカラム管71との間を密封する環状シール材76が設けられている。また、入口側栓部材73の反カラム管側には、軸線方向に内管部材挿通孔をそれぞれ有する複数の配管接続部材77を介して合流ガイド部材78が接続されている。
合流ガイド部材78は、軸線方向に内管部材挿通孔78aを有するとともに、該内管部材挿通孔78aに対して直交する方向に水素ガス供給経路接続口78bを有するものであって、この水素ガス供給経路接続口78bには、逆止弁部材79を介して前記水素ガス供給経路14が接続される。また、内管部材挿通孔78aの反カラム管側には、内管部材挿通孔78aに連続した内管部材挿通孔を有する配管接続部材80の端部に、内管部材75を密封状態で貫通させる内管部材保持部材81が装着されている。
液体原料供給経路13に接続した前記内管部材75は、内管部材保持部材81から合流ガイド部材78などに設けられた内管部材挿通孔内に挿通され、先端と入口側のフィルタ部材72の外面との間にあらかじめ設定された寸法の隙間が形成される直近位置まで挿入される。
一方、出口側栓部材74のカラム管側には、前記入口側栓部材73のカラム管側と同じ環状シール材76が設けられ、出口側栓部材74の反カラム管側には、前記生成物導出経路15を介して生成物回収容器18が配置される。
このように、フィルタ部材72をカラム管71内に圧入しない構造を採用しても、二重管構造で形成した液体原料導入経路63と水素ガス導入経路64とにより、フィルタ部材72を通過する液体原料の中に水素ガスを極めて微細な気泡として高度に分散させることができ、前記同様に、液体原料と水素ガスとの触媒反応効率を大きく向上させることができる。
11…水素化反応装置、12…反応器、13…液体原料供給経路、13a…液体原料容器、13b…洗浄液供給部、14…水素ガス導入経路、14a…水素ガス導入部、14b…パージガス導入部、15…生成物導出経路、16…気液分離器、17…気体導出経路、18…生成物回収容器、18a…バイアル、19…温度保持手段、20…ハウジング、20a…胴部、20b…開口部、21…ハウジング側雌ねじ部、22…差込孔、23…小径孔、24…大径孔、30…入口側栓部材、31…ボルト部材、31a…ボルト部材側雄ねじ部、31b…ボルト部材側雌ねじ部、31c…ねじ部、31d…大径フランジ部、31e…切欠面、32…可動外管部材、32a…突出管部、32b…入口側接続管部、32c…内管部材挿通孔、32d…可動外管部材側雄ねじ部、32e…切欠面、33…リテーナ部材、33a…挿通孔、33b…入口側シール部材保持凹部、34…入口側シール部材、40…出口側栓部材、41…固定栓体、41a…収容凹部、41b…大径軸部、41c…小径軸部、41d…出口側流体通路、41e…周溝、41f…フィルタ保持部、41g…出口側シール部材保持凹部、41h…出口側接続管部、42…コイルスプリング、43…抜止部材、44…出口側シール部材、50…カラム管、51…入口側フィルタ部材、52…出口側フィルタ部材、60…合流ガイド部材、61…原料導入経路、62…内管部材、63…液体原料導入経路、64…水素ガス導入経路、65…貫通孔、65a,65b…雌ねじ部、66…水素ガス供給経路接続口、66a…雌ねじ部、67…逆止弁部材、68…内管保持部材、69…配管保持部材、70…反応器、71…カラム管、72…フィルタ部材、73…入口側栓部材、73a…内管部材挿通孔、74…出口側栓部材、75…内管部材、76…環状シール材、77…配管接続部材、78…合流ガイド部材、78a…内管部材挿通孔、78b…水素ガス供給経路接続口、79…逆止弁部材、80…配管接続部材、81…内管部材保持部材

Claims (2)

  1. 粒状反応触媒を充填したカラム管を有する反応器と、該反応器の入口側に設けられた原料導入経路と、前記反応器の出口側に設けられた反応生成物導出経路とを備え、前記原料導入経路からカラム管内に導入される液体原料と水素ガスとを前記粒状反応触媒の存在下で反応させる水素化反応装置において、前記原料導入経路を、内管部材挿通孔を有する外管部材と、該外管部材の前記内管部材挿通孔内に挿通される内管部材とで二重管構造に形成し、前記内管部材内を前記液体原料を導入するための液体原料導入経路とし、前記内管部材と前記外管部材との間を前記水素ガスを導入するための水素ガス導入経路とし、前記外管部材の先端面を前記カラム管の入口側に設けられた入口側フィルタ部材の外面に当接させるとともに、前記内管部材の先端を、該先端と前記入口側フィルタ部材の外面との間に、該入口側フィルタ部材の流れ抵抗によって前記入口側フィルタ部材の全体に拡がり、前記水素ガスが前記液体原料と混合した状態になって前記入口側フィルタ部材を通過できる隙間を介して配置した水素化反応装置。
  2. 前記反応器は、円筒状のハウジングと、該ハウジングの入口側に装着される入口側栓部材及び出口側に装着される出口側栓部材と、前記入口側栓部材と前記出口側栓部材とに挟持されて前記ハウジングの内部に保持されるカラム管と、該カラム管の入口側及び出口側にそれぞれ圧入される柔軟性材料により形成された前記入口側フィルタ部材及び出口側フィルタ部材とを備え、前記入口側栓部材は、前記ハウジングの入口側内周面に形成されたハウジング側雌ねじ部に螺合するボルト部材側雄ねじ部が外周面に形成されるとともに、内周面にボルト部材側雌ねじ部が形成された円筒状のボルト部材と、前記ボルト部材側雌ねじ部に螺合する可動外管部材側雄ねじ部が外周面に形成された可動外管部材と、前記ボルト部材の内端部と前記カラム管との間に配置されるリテーナ部材とを備え、前記ボルト部材は、前記ボルト部材側雄ねじ部の外径より大きな外径を有して前記ハウジングの入口側端面に当接する大径フランジ部を備え、前記可動外管部材は、前記カラム管の入口側内部に進入して前記入口側フィルタ部材をカラム管内に圧入して保持する突出管部と、前記ボルト部材の大径フランジ部から外方に突出する入口側接続管部と、軸線方向に貫通した内管部材挿通孔と、該内管部材挿通孔内に挿通された前記内管部材とを備え、前記リテーナ部材は、前記可動外管部材の突出管部が軸線方向に通過可能な挿通孔と、該挿通孔のカラム管側で前記カラム管の入口側端部に当接するとともに、前記突出管部の外周面に当接するリング状の入口側シール部材を保持する入口側シール部材保持凹部とを備え、前記出口側栓部材は、前記ハウジングの出口側に軸線方向に移動可能に挿入された固定栓体と、該固定栓体をハウジングの入口側に向けて押圧する弾発部材とを備え、前記固定栓体は、前記カラム管の出口側端部を収容する収容凹部が形成された大径軸部と、該大径軸部より小径で前記ハウジングの出口側に形成された差込孔から外方に突出する小径軸部と、軸線方向に貫通した出口側流体通路と、前記差込孔から外方に突出した小径軸部に装着される抜止部材とを備え、前記収容凹部は、前記出口側フィルタ部材をカラム管の出口側端部に保持するフィルタ保持部と、該フィルタ保持部の外周側で前記カラム管の出口側端面に当接するリング状の出口側シール部材を保持する出口側シール部材保持凹部とを備えている請求項1記載の水素化反応装置。
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