JP5990417B2 - 放射性廃棄物の減容処理装置 - Google Patents

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Description

本明細書に開示する技術は、流動性及び非流動性の放射性廃棄物を減容処理する装置に関する。本明細書において、流動性の放射性廃棄物とは、放射性廃棄物のうち、比較的流動し易いものを意味し、例えば、廃棄溶剤や油脂等の液体廃棄物、イオン交換樹脂や活性炭等の粉体状・粒状の廃棄物、あるいは、粉体状・粒状の廃棄物に水等の液体を混合したもの等、が相当する。また、非流動性の放射性廃棄物とは、放射性廃棄物のうち、比較的流動し難いものを意味し、例えば原子力関連施設で使用される作業用具類等(例えばゴム手袋等)の、雑固体の廃棄物等が相当する。
原子力関連施設から排出される放射性廃棄物には、廃棄溶剤や油脂等の液体廃棄物、イオン交換樹脂や活性炭等の粉体状・粒状廃棄物、あるいは、作業用具類等(例えばゴム手袋等)の雑固体の廃棄物がある。これらの廃棄物をそのまま保管すると、放射性物質としての管理や保管場所の確保が問題となる。従って、これらの廃棄物は、無機化・減容化処理することが好ましい。しかし、無機化・減容化処理の一つである焼却処理を行う場合には、以下のような問題がある。すなわち、原子力関連施設から排出される放射性廃棄物のうち難燃性のものは、単独で燃焼させることが困難である。このため、可燃物(例えば可燃性を持つ廃棄物等)を一定以上の割合で混合して燃焼させなくてはならない等の制約がある。又、可燃性の放射性廃棄物についても、燃焼させた場合に発生するダストの処理が問題となる。上記の問題に対し、本出願人は、除染廃液等の液体廃棄物を、焼却することなく不活性ガス雰囲気下で熱分解する減容処理装置を開示している(特許文献1)。この減容処理装置では、液体の放射性廃棄物をセラミック製等のボールと共に撹拌することで効率的に熱分解する。
特開昭63−171398
しかし、特許文献1の減容処理装置では、原子力関連施設から排出される作業用具類等の雑固体の放射性廃棄物は処理できないという問題があった。本明細書は、上記の課題を解決する技術を提供する。本明細書は、液体と雑固体の両方の放射性廃棄物を減容処理することが可能な技術を提供する。
本明細書では、放射性廃棄物の減容処理装置を開示する。その減容処理装置は、放射性廃棄物に過熱水蒸気を接触させて熱分解する減容処理装置である。その減容処理装置は、流動性の放射性廃棄物が供給される第1反応炉と、非流動性の放射性廃棄物が供給される第2反応炉とを備えている。その減容処理装置は、流動性及び非流動性の放射性廃棄物に過熱水蒸気を供給する過熱水蒸気供給部と、第1反応炉と第2反応炉との間に配置されている隔壁とを備えている。その減容処理装置では、第1反応炉に供給された流動性の放射性廃棄物の分解ガス及び残渣は、隔壁を介して第1反応炉から第2反応炉へ移動する。その減容処理装置の第2反応炉は、第2反応炉内に非流動性の放射性廃棄物を供給する非流動性廃棄物供給口と、第2反応炉の内部の排気ガスを濾過して第2反応炉の外部へ排出するフィルター部とを備えている。その減容処理装置の第2反応炉は、流動性及び非流動
性の放射性廃棄物の残渣を排出する排出口を備えている。
上記の処理装置では、第1反応炉において流動性の放射性廃棄物を熱分解できる。また、第2反応炉において、非流動性の放射性廃棄物を熱分解できる。従って、上記の処理装置では、一台の装置で、流動性及び非流動性の両方の放射性廃棄物を減容処理することができる。
実施例にかかる放射性廃棄物の減容処理システムを説明するための図である。
以下、本明細書で開示する実施例の技術的特徴の幾つかを記す。なお、以下に記す事項は、各々単独で技術的な有用性を有している
(特徴1)
本明細書で開示する放射性廃棄物の減容処理装置では、第1反応炉は、第2反応炉の上側に設けられていてもよい。
上記の処理装置では、第1反応炉が第2反応炉の上側に設けられているため、第1反応炉で発生した残渣が第2反応炉に移動し易い。
(特徴2)
本明細書で開示する放射性廃棄物の減容処理装置では、過熱水蒸気供給部は、第1反応炉に設けられた第1過熱水蒸気供給ノズルと、第2反応炉に設けられた第2過熱水蒸気供給ノズルと、を有していてもよい。過熱水蒸気供給ノズルから第2反応炉に供給された過熱水蒸気は、隔壁を介して第2反応炉から第1反応炉へと移動可能であってもよい。
上記の減容処理装置では、第2過熱水蒸気供給ノズルから第2反応炉に供給された過熱水蒸気によって非流動性の放射性廃棄物を減容処理できる。また、第1過熱水蒸気供給ノズルから第1反応炉に供給された過熱水蒸気と、第2反応炉から第1反応炉に移動した過熱水蒸気の両方によって、流動性の放射性廃棄物を減容処理できる。これにより、流動性の放射性廃棄物の減容処理の効果を向上させつつ、流動性・非流動性の両方の放射性廃棄物を減容処理することができる。
以下に、実施例にかかる減容処理システムを説明する(図1)。この減容処理システムは、原子力施設から排出された放射性廃棄物に過熱水蒸気を接触させて熱分解する。この減容処理システムは、流動性放射性廃棄物供給装置11と、過熱水蒸気供給装置76と、減容処理装置10と、排気ガス処理装置86とを備えている。
流動性放射性廃棄物供給装置11は、流動性の放射性廃棄物を減容処理装置10に供給する。以下の説明では、流動性の放射性廃棄物の一例として、液体の放射性廃棄物を処理する場合について述べる。流動性の放射性廃棄物として液体以外の廃棄物を処理する場合については後述する。流動性放射性廃棄物供給装置11は、受け入れタンク12とポンプ17とを備える。受け入れタンク12には、原子力施設から排出された廃棄溶剤や油脂等の液体の放射性廃棄物が貯留される。流動性の放射性廃棄物は、駆動モータ14によって回転する回転翼15によって撹拌され均一化される。流動性の放射性廃棄物は、ポンプ17によって受け入れタンク12から吸引され、減容処理装置10に向けて送出される。
原子力関連施設で使用される作業用具類など(例えばゴム手袋など)の雑固体の放射性廃棄物は、減容処理装置10に設けられた非流動性放射性廃棄物供給口70から減容処理装置10に供給される。容器73は、原子力発電所で発生した非流動性放射性廃棄物を受け入れる容器である。容器73内の非流動性廃棄物は、図示しない供給装置(例えば、スクリューフィーダ等)により非流動性放射性廃棄物供給口70に送られる。過熱水蒸気供給装置76は、水を過熱して過熱水蒸気とし、減容処理装置10に供給する。過熱水蒸気供給装置76は、例えば、水から蒸気を発生させる蒸気発生器と、その発生した蒸気を過熱する蒸気過熱器等によって構成することができる。
減容処理装置10は、供給された流動性及び非流動性の放射性廃棄物に過熱水蒸気を接触させて熱分解する。減容処理装置10については後に詳しく説明する。排気ガス処理装置86は、減容処理装置10において放射性廃棄物を熱分解することによって発生した排気ガスを無害化して外部に排出する。排気ガス処理装置86は、減容処理装置10から排出された排気ガスに含まれる可燃物を燃焼する排気ガス燃焼炉88、排気ガス燃焼炉88から供給されたガスを濾過する一次、二次のHEPAフィルター94、95、排気ガスを減容処理装置10から吸引する排気ガスブロワ97、排気ガスを外部に排出する排気塔98を備える。
以下に減容処理装置10について詳しく説明する。減容処理装置10は、流動性の放射性廃棄物が供給される第1反応炉18と、非流動性の放射性廃棄物が供給される第2反応炉50とを備えている。
第1反応炉18は、ボール充填部である流動物反応容器20と、流動物反応容器20の内部を容器外から加熱する外部電気式ヒータ36と、流動物反応容器20の内部に充填されたセラミック製または金属製のボール24と、ボール24を機械的に撹拌する撹拌翼26とを備えている。また、第1反応炉18は、流動物反応容器20の上部からボール24上へ流動性の放射性廃棄物を供給する流動性廃棄物供給ノズル22と、第1反応炉18に過熱水蒸気を供給する第1過熱水蒸気供給ノズル23と、を備えている。
流動物反応容器20は、例えば、径が400mmで長さが500mmである金属製の円筒体により構成される。流動物反応容器20は密閉されている。流動物反応容器20内の圧力は、圧力制御機構(図示しない)によって−0.5〜−10kPaに維持される。外部電気式ヒータ36は、流動物反応容器20の内部を反応時に例えば400℃〜700℃に維持する。流動物反応容器20の軸心部には、流動物反応容器20の上部に設置された駆動モータ34によって低速(約0.1〜2.0rpm)で回転される回転軸28が設けられている。回転軸28の周部には、支持骨30を介して螺旋翼である撹拌翼26が取り付けられている。撹拌翼26は、支持骨30に取り付けられた状態で外縁が流動物反応容器20の内周面に近接位置し、また内縁が回転軸28との間に空間を形成している。流動物反応容器20内のボール24は、耐蝕性のあるセラミックボールあるいは、高ニッケル系合金であるハステロイ又はインコネル製であって、10〜25mmの粒径を有している。ボール24は、撹拌翼26により撹拌されながら流動物反応容器20内の周縁部を上昇し、これに伴って形成される空間部に、流動物反応容器20内の上部に位置しているボールが順次下降していく。流動性廃棄物供給ノズル22は、流動物反応容器20の上端部に設けられており、流動性放射性廃棄物供給装置11とパイプで接続されている。第1過熱水蒸気供給ノズル23は、流動物反応容器20の上端部に設けられており、過熱水蒸気供給装置76とパイプで接続されている。第1過熱水蒸気供給ノズル23からは、例えば400℃〜700℃の過熱水蒸気が供給される。
流動物反応容器20の下端には、ボール24を流動物反応容器20内に保持するための隔壁32が配置されている。隔壁32は、例えば有孔板である。隔壁32は、ボール24の通過を禁止する一方、分解ガス・水蒸気等の気体、及び、残渣を通過させる。これにより、流動物反応容器20内に充填されたボール24が第2反応炉50に落下することが防止される一方、流動物反応容器20内で熱分解されなかった残渣及び熱分解により発生したガスが第2反応炉50に移動することができる。
第2反応炉50は、第1反応炉18の下側に位置している。第2反応炉50は、非流動物反応容器51と、外部電気式ヒータ66と、第2過熱水蒸気供給ノズル80と、フィルター部40と、非流動性放射性廃棄物供給口70と、残渣排出口58を備えている。
非流動物反応容器51は、円筒部54と、円錐状の円錐部56と、天井板52とから構成されている。円筒部54は、径が例えば900mmの円筒状に形成されている。円筒部54の上端部は、天井板52によって塞がれている。円筒部54の下端部には、円錐部56の上端(大径側の端部)が接続されている。円錐部56の小径側は、大径側の下側に位置している。天井板52には開口部52aが設けられている。開口部52aは、流動物反応容器20の下端に接続されている。開口部52aには、先述の隔壁32が配置されている。隔壁32を介して流動物反応容器20と、非流動物反応容器51とが接続されている。外部電気式ヒータ66は、非流動物反応容器51の内部を反応時に例えば400℃〜700℃に維持する。
非流動性放射性廃棄物供給口70は、天井板52に設けられている。非流動性放射性廃棄物供給口70は、天井板52から上方向に向かって形成された筒部71と、筒部71の開口部を開閉する蓋部72とから構成されている。非流動性放射性廃棄物供給口70からは、非流動性の放射性廃棄物が、非流動物反応容器51の内部へ供給される。
フィルター部40は、天井板52に設けられている。フィルター部40は、天井板52の一部に形成された容器状のフィルター室42と、フィルター室42の内側に水平に配置された支持板44と、下端部に底46aを有する有底筒状のフィルター46とを有している。フィルター46の上端部は支持板44に固定されている。フィルター46は焼結金属製である。なお、フィルター46はセラミック製等であってもよい。フィルター室42の支持板44の上側には、フィルター46で濾過除塵された排気ガスをフィルター室42から排出するガス排出口47が設けられている。ガス排出口47は、排気ガス処理装置86とパイプで接続されている。
円錐部56の下端部には、残渣排出口58が形成されている。残渣排出口58には、ダンパ60が配置されている。ダンパ60が開かれると、放射性廃棄物の熱分解によって発生した残渣が残渣排出口58から非流動物反応容器51の外部に排出される。排出された残渣は、固化設備(図示しない)によって固化処理される。
第2過熱水蒸気供給ノズル80は、非流動物反応容器51の下端部に設けられており、過熱水蒸気供給装置76とパイプで接続されている。第2過熱水蒸気供給ノズル80は、非流動物反応容器51の下部空間64に近接して設けられている。第2過熱水蒸気供給ノズル80からは、例えば400℃〜700℃の過熱水蒸気が供給される。本実施例における第1過熱水蒸気供給ノズル23と第2過熱水蒸気供給ノズル80は、請求項でいう「過熱水蒸気供給部」の構成の一例である。
流動性の放射性廃棄物は、流動性廃棄物供給ノズル22から、第1反応炉18の内部に供給される。第1反応炉18の内部に供給された流動性の放射性廃棄物は、ボール24の表面に付着して炉内を移動する。第1過熱水蒸気供給ノズル23から、第1反応炉18の内部に過熱水蒸気が供給される。また、第2過熱水蒸気供給ノズル80から供給された過熱水蒸気は第2反応炉50の内部空間62に充満した後、その一部が隔壁32を介して第1反応炉18に進入する。つまり、第1反応炉18の内部には、第1過熱水蒸気供給ノズル23と、第2過熱水蒸気供給ノズル80の両方から過熱水蒸気が供給される。第1反応炉18において、流動性の放射性廃棄物が熱分解されて分解ガス及び残渣が発生する。放射性廃棄物がボール24と共に撹拌されるため、効率良く熱分解される。分解ガスは、隔壁32を介して第2反応炉50へ移動する。残渣は、隔壁32を介して第2反応炉50へ落下する。円錐部56の内面56aは斜面となっている。このため、残渣は円錐部56の内面56aに誘導されて下部空間64に蓄積される。
非流動性の放射性廃棄物は、非流動性放射性廃棄物供給口70から、第2反応炉50の内部に供給される。非流動性の放射性廃棄物は、斜面となっている内面56aに誘導されて下部空間64に落下する。非流動性の放射性廃棄物は、第2過熱水蒸気供給ノズル80ら供給された過熱水蒸気に接触して熱分解される。熱分解により生じる非流動性放射性廃棄物の残渣は、下部空間64に蓄積される。
流動性及び非流動性の放射性廃棄物から発生した残渣は、ダンパ60を開くことにより残渣排出口58から第2反応炉50の外部へ排出される。内面56aが斜面となっているため残渣の排出性が良い。流動性及び非流動性の放射性廃棄物から発生した分解ガスは、フィルター部40で濾過除塵された後、ガス排出口47から排気ガス処理装置86に送られる。
本実施例の減容処理装置10では、一台の装置で、流動性及び非流動性の両方の放射性廃棄物を減容処理することができる。その結果、流動性及び非流動性放射性廃棄物のそれぞれを減容処理する装置を設置する負担を避けることができる。
本実施例の減容処理装置10では、第1反応炉18が第2反応炉50の上側に設けられているため、第1反応炉18での熱分解によって発生した残渣が第2反応炉50に落下し易い。
本実施例の減容処理装置10では、第2過熱水蒸気供給ノズル80から第2反応炉50に供給された過熱水蒸気によって非流動性の放射性廃棄物を減容処理できる。また、第1過熱水蒸気供給ノズル23から第1反応炉18に供給された過熱水蒸気と、第2反応炉50から第1反応炉18に移動した過熱水蒸気の両方によって、流動性の放射性廃棄物を減容処理できる。これにより、流動性の放射性廃棄物の減容処理の効果を向上させつつ、流動性・非流動性の両方の放射性廃棄物を減容処理することができる。
本実施例の減容処理装置10では、第1反応炉18の上部に設けられた第1過熱水蒸気供給ノズル23と、第1反応炉18の下部にある第2反応炉50との、両方から第1反応炉18に過熱水蒸気が供給される。このため、第1反応炉18に充填されているボール24の隙間に過熱水蒸気が供給され易い。これにより、流動性の放射性廃棄物に過熱水蒸気が接触し易い。
本実施例の減容処理装置10では、第2反応炉50に設けられた第2過熱水蒸気供給ノズル80から見て、第1反応炉18は上側に配置されている。過熱水蒸気は、空気よりも比重が小さい。また、第2過熱水蒸気供給ノズル80から供給された高温の過熱水蒸気は、容器内に残留して温度が低下した水蒸気よりも比重が小さい。このため、過熱水蒸気が第2過熱水蒸気供給ノズル80から第1反応炉18に移動し易い。
本実施例の減容処理装置10では、第2過熱水蒸気供給ノズル80が、非流動性の放射性廃棄物が落下する下部空間64に設けられている。このため、非流動性の放射性廃棄物を効率良く熱分解することができる。
上記の説明では、第1反応炉18に供給される流動性の放射性廃棄物が、液体である場合について説明した。しかし、流動性の放射性廃棄物は液体に限られない。流動性の放射性廃棄物は、例えば、粉体状・粒状の放射性廃棄物、又は、粉体状・粒状の放射性廃棄物と水等の混合物等であってもよい。これらの放射性廃棄物を減容処理する場合には、流動性放射性廃棄物供給装置11として、例えばスクリューフィーダー(図示しない)を使用してもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10 減容処理装置
11 流動性放射性廃棄物供給装置
18 第1反応炉
20 流動物反応容器
22 流動性廃棄物供給ノズル
23 第1過熱水蒸気供給ノズル
24 ボール
32 隔壁
40 フィルター部
50 第2反応炉
51 非流動物反応容器
56a 内面
58 残渣排出口
64 下部空間
70 非流動性放射性廃棄物供給口
80 第2過熱水蒸気供給ノズル

Claims (3)

  1. 放射性廃棄物に過熱水蒸気を接触させて熱分解する減容処理装置であって、
    流動性の放射性廃棄物が供給される第1反応炉と、
    非流動性の放射性廃棄物が第1反応炉を介することなく供給される第2反応炉と、
    流動性及び非流動性の放射性廃棄物に過熱水蒸気を供給する過熱水蒸気供給部と、
    第1反応炉と第2反応炉との間に配置されている隔壁と、を備え、
    第1反応炉に供給された流動性の放射性廃棄物の分解ガス及び残渣は、隔壁を介して第1反応炉から第2反応炉へ移動し、
    第2反応炉は、
    第2反応炉内に非流動性の放射性廃棄物を供給する非流動性廃棄物供給口と、
    第2反応炉の内部の排気ガスを濾過して第2反応炉の外部へ排出するフィルター部と、
    流動性及び非流動性の放射性廃棄物の残渣を排出する排出口と、を備える、放射性廃棄物の減容処理装置。
  2. 第1反応炉は、第2反応炉の上側に設けられている、請求項1に記載の放射性廃棄物の減容処理装置。
  3. 過熱水蒸気供給部は、
    第1反応炉に設けられた第1過熱水蒸気供給ノズルと、
    第2反応炉に設けられた第2過熱水蒸気供給ノズルと、を有しており、
    第2過熱水蒸気供給ノズルから第2反応炉に供給された過熱水蒸気は、隔壁を介して第2反応炉から第1反応炉へと移動可能である、請求項1又は2に記載の放射性廃棄物の減容処理装置。
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