JP5989709B2 - 電源切換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、配電用柱上変圧器を停電させる工事において、隣接柱の他の変圧器から仮引込線を施設し無停電で切換を実施する際に用いられる電源切換装置に係り、特に、変圧器高圧側接続相の異なる低圧引込線同士を無停電で接続することを可能とする電源切換装置に関する。
配電線工事において柱上変圧器等の配電用変圧器を停電させる場合、隣接柱の他の変圧器から仮引込線を施設するなどして低圧配電線の電源の切り換えを行っている。通常、この作業は、短時間であれば停電状態で行われることが多い。ただし、顧客の要望等により、上記電源の切り換えを無停電状態で行わなければならない場合もある。しかしながら、隣接柱の変圧器の高圧側接続相が同一でない場合、さらに遠くの電柱に設置された変圧器から仮引込線を施設しなければならないため、作業工数が長くなり、工事コストが高くなってしまうという課題があった。
このような課題を解決するものとして、例えば、特許文献1には、「低圧配電線工事の電源切換装置」という名称で、工事バンクの配電用変圧器の取換等を目的とした配電線工事を行う際に、低圧配電線の電源を無停電で切り換えることを可能とする装置に関する発明が開示されている。
特許文献1に開示された発明は、整流回路と、インバータと、変圧器と、開閉器と、制御回路等を備え、これらが運搬可能に同一の筺体に収容された構造となっている。
このような構造によれば、隣接柱の変圧器の高圧側接続相が同一でない場合でも、整流回路やインバータによって両者を同期させることにより、低圧配電線の電源を無停電で切り換えることができる。したがって、配電線に接続されたモータ等に悪影響を与えないように、無停電での配電線工事が可能となる。
また、特許文献2には、「移動用電源装置及びその装置による無停電救済作業方法」という名称で、配電線工事等の際に、移動発電機の出力を負荷群に無停電で供給できるようにした装置とその装置を用いた無停電救済作業方法に関する発明が開示されている。
特許文献2に開示された発明である「移動用電源装置」は、発電機と、開閉器と、電源側配電線から位相等の情報を得るための非接触センサと、その情報に基づいて負荷側配電線と発電機の出力調整を行う位相追従形並列装置からなり、移動電源車に搭載可能な構造となっている。
このような構造の移動用電源装置を用いれば、配電線工事において、自動開閉装置を設けなくとも、発電機の出力を負荷群に無停電で供給することができる。
特開平7−212974号公報 特開平8−33238号公報
上述の従来技術である特許文献1に記載された発明の電源切換装置においては、明細書に整流器やインバータ等が同一筺体に収容されて形成されると記載されていることから、運搬が容易な構造といえる。しかしながら、その電源切換装置が配電線に対して具体的にどのように設置されるかについては、不明である。したがって、この発明に係る電源切換装置は、工事を行う場所によっては設置できないおそれがある。また、この発明に係る電源切換装置では配電線に対して長期間設置することができないと考えられる。
また、特許文献2に記載された発明の移動用電源装置においては、移動用電源車が近づけないような場所では、作業ができないという課題があった。さらに、移動用電源車を長い時間、駐車しておくと、一般に、交通の妨げとなることから、この移動用電源装置においては、特許文献1に記載された電源切換装置と同様に、長期間、配電線に設置したままの状態にすることができないという課題があった。
本発明はかかる従来の事情に対処してなされたものであって、配電線への取付け又は配電線からの取り外しや運搬等の作業が容易であるとともに、配電線に対して長期間設置可能な電源切換装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は配電用柱上変圧器を停電させる工事に用いられる電源切換装置であって、第一の入力端子から入力された交流電流を直流電流に変換して第一の出力端子から出力するコンバータと、この第一の出力端子に第二の入力端子が接続されたインバータと、このインバータの第五の入力端子に第四の出力端子が接続された同期回路と、第一の入力端子及びインバータの第二の出力端子に第三の入力端子及び第三の出力端子がそれぞれ接続されてコンバータ及びインバータに並列接続される開閉器と、この開閉器を内蔵し、第三の入力端子及び第三の出力端子にそれぞれ接続された一対の第一の端子部が下面に設けられた本体上部と、コンバータとインバータと同期回路を内蔵し、この本体上部に対して着脱可能に取り付けられるとともに第一の入力端子及び第二の出力端子にそれぞれ接続された一対の第二の端子部が上面に設けられた本体下部と、を備え、第一の端子部と第二の端子部は互いに挿抜可能に形成され、同期回路は、第四の入力端子から入力された交流電流に基づいてインバータの動作を制御するための制御信号を第四の出力端子から出力し、インバータは、この制御信号に従って、第四の入力端子から入力された交流電流に同期するように、第二の入力端子から入力された直流電流を交流電流に変換して第二の出力端子から出力することを特徴とするものである。
上記構造の電源切換装置を低圧配電線と仮引込線の近傍に配置し、開閉器を開いた状態で仮引込線と、既設引込線に接続された常時系統の低圧配電線をコンバータの第一の入力端子及びインバータの第二の出力端子にそれぞれ接続するとともに、低圧配電線を同期回路の第四の入力端子に接続すると、仮引込線から第一の入力端子に入力された交流電流がコンバータによって直流電流に変換された後、低圧配電線の交流電流と同期するように、インバータによって交流電流に再び変換され、第二の出力端子から既設引込線に供給されるという作用を有する。
また、本体上部に比べて重量のある本体下部を分離することにより全体が軽量化するという作用を有する。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の電源切換装置において、本体上部と本体下部のうちのいずれか一方の側面に留め金が取り付けられるとともに、この留め金に掛合する掛合部材がその掛合状態を解除可能に本体上部と本体下部のうちの他方の側面に取り付けられたことを特徴とするものである。
このような構造の電源切換装置においては、請求項に記載の発明の作用に加えて、本体下部を本体上部から取り外したり、本体上部に取り付けたりする作業が容易であるという作用を有する。
請求項に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の電源切換装置において、吊り下げ用ロープの端部を引掛けるための連結具が設けられたことを特徴とするものである。
このような構造の電源切換装置においては、請求項1又は請求項2に記載の発明の作用に加えて、連結具を利用することにより、吊り下げ用ロープの端部が確実に固定されるという作用を有する。
さらに、請求項に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電源切換装置において、電柱の側面に当接可能に接触面が設けられた固定具が背面に取り付けられ、この固定具は、接触面が電柱の側面の曲率に合わせた曲面状に形成されたことを特徴とするものである。
このような構造の電源切換装置においては、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の発明の作用に加えて、固定具の接触面を電柱の側面に当接させることにより、電柱に対する設置状態が安定するという作用を有する。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電源切換装置において、高さ方向に対して平行な軸を中心として回動可能に、先端がフック状をなす係止具が取り付けられたことを特徴とするものである。
このような構造の電源切換装置においては、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の発明の作用に加えて、高所作業車を用いて作業を行う際に、作業者が乗り込むバスケット部の縁に係止具の先端を係止させると、バスケット部に対して確実に固定されるという作用を有する。
前述のとおり、請求項1に記載の発明においては、開閉器を開いた状態で仮引込線と、常時系統の低圧配電線に接続された既設引込線にコンバータの第一の入力端子及びインバータの第二の出力端子をそれぞれ接続すると、仮引込線から入力された交流電流が、低圧配電線と同期をとった状態で既設引込線に供給される。このとき、低圧配電線に対する既設引込線の接続を切り離して、インバータの位相角を仮引込線に同期させると、仮引込線と既設引込線は、電源切換装置を用いずに直接、接続可能な状態となる。
すなわち、本発明によれば、柱上変圧器の交換工事等において、作業が完了するまで、邪魔にならないように、既設引込線と仮引込線から取り外しておくことができる。
また、本体下部を分離して軽量化することにより、吊線等に対して長期間吊り下げることができるという効果を奏する。したがって、隣接柱に設置された他の変圧器から仮引込線を施設し低圧配電線の電源を無停電で切り換える作業を行う際に、仮引込線を既設引込線に接続する必要がないため、作業時間と作業コストを大幅に削減することができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項に記載の発明の効果に加えて、運搬時や保管時の作業効率が向上するという効果を奏する。
本発明の請求項に記載の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加えて、吊り下げ用ロープを用いて吊線等から吊り下げるようにして、所望の場所に設置できるという効果を奏する。
請求項に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の発明の効果に加えて、固定具の接触面を電柱の側面に当接させた状態で繊維バンド等を用いて固定することにより、吊線等から吊り下げることができない場所に対しても安全に設置できるという効果を奏する。
請求項に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の発明の効果を奏することに加え、高所作業車を用いた作業の安全性が高いため、低圧配電線と仮引込線の近傍に設置する作業を容易かつ安全に行うことが可能である。
(a)は低圧配電線と引込線の関係を模式的に示した図であり、(b)は本発明の実施の形態に係る電源切換装置の実施例1の構成を示すブロック図である。 隣接柱に設置された他の変圧器から仮引込線を施設する作業を実施例1の電源切換装置を用いて行う手順を示したフローチャートである。 (a)及び(b)は実施例1の電源切換装置を引込線に取り付けた状態を示す系統図である。 (a)及び(b)は実施例1の電源切換装置を引込線に取り付けた状態を示す系統図である。 (a)及び(b)は実施例1の電源切換装置を引込線に取り付けた状態を示す系統図である。 仮引込線を撤去する作業を実施例1の電源切換装置を用いて行う手順を示したフローチャートである。 (a)及び(b)は実施例1の電源切換装置を引込線に取り付けた状態を示す系統図である。 (a)及び(b)は実施例1の電源切換装置を引込線に取り付けた状態を示す系統図である。 (a)及び(b)は実施例1の電源切換装置を引込線に取り付けた状態を示す系統図である。 (a)及び(b)はそれぞれ本発明の実施の形態に係る電源切換装置の実施例2の構成を示すブロック図及びその外観を示す正面図である。 (a)乃至(c)はそれぞれ実施例2の電源切換装置の外観を示す平面図、側面図及び背面図である。 (a)及び(b)はそれぞれ実施例2の電源切換装置の本体上部及び本体下部の外観を示す正面図であり、(c)は本体下部の側面図であり、(d)は本体上部及び本体下部の端子部が接続された状態を部分的に拡大して示す図である。 (a)及び(b)はそれぞれ実施例2の電源切換装置の本体上部が吊線及び電柱にそれぞれ設置された状態を示した模式図である。 隣接柱に設置された他の変圧器から仮引込線を施設する作業を実施例2の電源切換装置を用いて行う手順を示したフローチャートである。 (a)及び(b)は実施例2の電源切換装置を仮引込線に取り付けた状態を表す系統図である。 仮引込線を撤去する作業を実施例2の電源切換装置を用いて行う手順を示したフローチャートである。 (a)及び(b)は実施例2の電源切換装置を既設引込線と仮引込線に取り付けた状態を表す系統図である。 (a)及び(b)は実施例2の電源切換装置を既設引込線と仮引込線に取り付けた状態を表す系統図である。
本発明の電源切換装置を用いて、隣接柱に設置された他の変圧器から仮引込線を施設し低圧配電線の電源を無停電で切り換える作業について、図1〜図18を用いて説明する。
図1(a)は低圧配電線53a,53bと既設引込線54a及び仮引込線54bの関係を示した模式図であり、図1(b)は本実施例の電源切換装置1aの構成を示すブロック図である。
図1(a)に示すように、高圧配電線50を流れる高圧の電気は、電柱51a,51bに設置された柱上変圧器52a,52bによって電圧を下げられた後、常時系統の低圧配電線53aから既設引込線54aを通って各電気使用者に供給されるが、柱上変圧器52aの停電工事等において、電気使用者の建物55に設置される既設引込線54aと常時系統の低圧配電線53aとの接続を遮断しなければならない場合には、隣接する電柱51bに設置された柱上変圧器52bに接続される低圧配電線53bから仮引込線54bを施設するなどして低圧配電線53bから既設引込線54aに電気を供給する必要がある。
図1(b)に示すように、本発明の電源切換装置1aでは、開閉器19の入力端子及び出力端子としてそれぞれ端子16a,16bが設けられており、端子16aが仮引込線54bに接続され、端子16bが既設引込線54aに接続されている。また、開閉器19は、端子16a,16bにコンバータ17の入力端子とインバータ18の出力端子がそれぞれ接続されるようにして、コンバータ17及びインバータ18に対して並列接続されている。さらに、コンバータ17の出力端子にはインバータ18の入力端子が接続され、インバータ18の同期回路用入力端子には同期回路20の出力端子が接続されている。
そして、同期回路20は、端子16cに接続された仮引込線54bや常時系統の低圧配電線53aを流れる交流電流の位相を検出し、この位相に端子16bから出力される交流電流の位相を同期させるための制御信号を生成し、上記出力端子から出力する。
すなわち、電源切換装置1aは、端子16aから供給される交流電流をコンバータ17によって直流電流に変換し、インバータ18が、同期回路20で生成された制御信号に従って、端子16cに接続された仮引込線54aや常時系統の低圧配電線53aを流れる交流電流の位相と同期するように、コンバータ17から送られる直流電流を再び交流電流に変換して、端子16bから出力する構造となっている。
さらに、電源切換装置1aは、電子回路のスイッチングによる高調波流出を防ぐため、アクティブフィルタを内蔵しており、電源を機器本体に接続された電源ケーブル(図示せず)を介して低圧配電線53a,53bなどから得る構造となっている。また、既設引込線54aや仮引込線54b、あるいは低圧配電線53aとの接続は、ケーブル21(図3〜図5参照)を用いて行われる。なお、ケーブル21は、一端が端子16a〜16cに接続可能に形成され、他端は締付型クランプを用いて既設引込線54a等に固定される構造となっている。
常時系統の低圧配電線53aに代えて低圧配電線53bから既設引込線54aへ電気を供給するためには、低圧配電線53bと既設引込線54aの間に仮引込線54bを施設する必要がある。以下、電源切換装置1aを用いて、この作業を行う手順について、図2〜図5を参照しながら説明する。
図2は低圧配電線53aの電源を無停電で切り換える作業において、隣接する他の電柱51bに設置された柱上変圧器52bから仮引込線54bを施設する作業を電源切換装置1aを用いて行う手順を示したフローチャートである。また、図3〜図5は電源切換装置1aを仮引込線54bに取り付けた状態を表す系統図である。
なお、以下の説明において、図1に示した構成要素については同一の符号を付してその説明を省略する。
図2に示すように、まず、ステップS1において、高所作業車等を用いて低圧配電線53aと仮引込線54bの近傍に電源切換装置1aを配置し、開閉器19を開いた状態で仮引込線54bと既設引込線54aを端子16a,16bに接続する(図3(a)参照)。ただし、この時点ではまだインバータ18から既設引込線54aには交流電流が供給されていない。
次に、ステップS2において、常時系統の低圧配電線53aと同期をとってインバータ18から端子16bを介して既設引込線54aに電気を供給し(図3(b)参照)、ステップS3において、常時系統の低圧配電線53aに対する既設引込線54aの接続を切り離す(図4(a)参照)。
ステップS4では、インバータ18の位相角を仮引込線54bに同期させ(図4(b)参照)、ステップS5では、開閉器19を閉じ(図5(a)参照)、ステップS6では、既設引込線54aと仮引込線54bを直接、接続する(図5(b)参照)。その後、ステップS7において、電源切換装置1aを既設引込線54a及び仮引込線54bから取り外す。
柱上変圧器52aの交換工事等が完了した場合、仮引込線54bの接続を切り離して既設引込線54aを常時系統の低圧配電線53aに再び接続する必要がある。以下、電源切換装置1aを用いて、この作業を行う手順について、図6〜図9を参照しながら説明する。
図6は低圧配電線53aの電源を無停電で切り換える作業において、隣接する他の電柱51bに設置された柱上変圧器52bとの間に施設した仮引込線54bを撤去する作業を電源切換装置1aを用いて行う手順を示したフローチャートである。また、図7〜図9は電源切換装置1aを仮引込線54bに取り付けた状態を表す系統図である。
図6に示すように、まず、ステップS10において、高所作業車等を用いて低圧配電線53aと仮引込線54bの近傍に電源切換装置1aを配置し、開閉器19を開いた状態で仮引込線54bと既設引込線54aを端子16a,16bに接続する。なお、この時点ではまだインバータ18から既設引込線54aに対して交流電流は供給されていない。
次に、ステップS11において、インバータ18の位相角を仮引込線54bに同期させ(図7(a)参照)、インバータ18から端子16bを介して既設引込線54aに電気を供給する。さらに、ステップS12では、開閉器19を閉じ(図7(b)参照)、ステップS13において、仮引込線54bと既設引込線54aの接続を切り離す(図8(a)参照)。
そして、ステップS14において、開閉器19を開いた後(図8(b)参照)、ステップS15において、インバータ18の位相角を常時系統の低圧配電線53aに同期させる(図9(a)参照)。
ステップS16では、既設引込線54aを常時系統の低圧配電線53aに接続し(図9(b)参照)、ステップS17では、電源切換装置1aを既設引込線54a及び仮引込線54bから取り外す。
このように、電源切換装置1aにおいては、柱上変圧器52aの交換工事等が完了するまでの間、邪魔にならないように既設引込線54aと仮引込線54bから取り外しておくことで、作業性を向上させることがする。
前述の作業において工期が長くなる場合には、仮引込線54bを既設引込線54aに接続した後、一旦、既設引込線54aと仮引込線54bから取り外すとともに(図2のステップS7)、柱上変圧器52bの交換工事等が完了した後に、再び、既設引込線54aと仮引込線54bに取り付ける(図6のステップS10)という作業を行わなければならない。その結果、工期がさらに長くなり、作業コストが嵩んでしまうことになる。
そこで、このような場合でも対応できる構造について、図10〜図18を参照しながら説明する。
図10(a)及び図10(b)は本実施例の電源切換装置1bの構成を示すブロック図及びその外観を示す正面図であり、図11(a)〜図11(c)は電源切換装置1bの外観を示す平面図、側面図及び背面図である。
また、図12(a)及び図12(b)はそれぞれ電源切換装置1bの本体上部3及び本体下部4の外観を示す正面図であり、図12(c)は本体下部4の側面図であり、図12(d)は本体上部3及び本体下部4の端子部2a,2bが接続された状態を部分的に拡大して示す図である。さらに、図13(a)及び図13(b)はそれぞれ電源切換装置1bの本体上部3が吊線22及び電柱51aに設置された状態を示した模式図である。
なお、図1〜図9に示した構成要素については同一の符号を付して、その説明を省略する。
図10〜図13に示すように、電源切換装置1bは、図1(b)に示した実施例1の電源切換装置1aにおいて、端子部2a,2aが設けられた本体上部3に開閉器19が内蔵され、端子部2b,2bが設けられた本体下部4にコンバータ17及びインバータ18が内蔵されるとともに、互いに挿抜自在に形成される一対の端子部2a,2bを介して開閉器19がコンバータ17とインバータ18に対して着脱可能に並列接続される構造となっている。なお、端子16a,16bは開閉器19の入力端子と出力端子にそれぞれ接続されるとともに、端子部2a,2aに接続されており、端子部2b,2bは、コンバータ17の入力端子とインバータ18の出力端子にそれぞれ接続されている。
また、本体上部3と本体下部4は、配電線工事を行う現場(屋外)に長期間放置した場合に破損したり、内部へ雨水等が侵入したりすることがないように、高剛性で防水性に優れる繊維強化プラスチックによって形成されている。
本体上部3は、上面3aの4隅近傍に、4本のアイボルト5が吊り下げ用ロープ15(図13(a)参照)の端部に取り付けられたフックを引掛けるための連結具としてそれぞれ取り付けられており、側面3b,3bには、端子16a〜16cに対して電気的に接続された3つのカプラ6と、側面視L字状をなす留め金7,7がそれぞれ取り付けられている。なお、端子16cとカプラ6の間は、後述する端子部2a,2bのような構造を備えた接続部(図示せず)によって接続状態と切断状態を切り換え可能に接続されている。ただし、端子16cが接続されるカプラ6は、本体上部3に代えて、本体下部4に設けても良い。この場合、上述の接続部は不要となる。
一方、本体上部3の背面3cには、電柱51a,51bの側面に対して接触面8aを当接可能に金属製の固定具8が取り付けられている。なお、接触面8aは電柱51a,51bの側面の曲率に合わせた曲面状に形成されている。
本体下部4は、側面4b,4bに、掛合部材として蝶ネジ9,9が各先端を留め金7に対して掛合可能にそれぞれ取り付けられており、背面4cには、先端がフック状をなす係止具10,10が高さ方向に平行な軸を中心として回動可能に蝶番11,11を用いて取り付けられている。そして、蝶ネジ9,9の各基端は、回動軸9aにそれぞれ連結されており、この回動軸9aは、側面4bに対し、その幅方向と平行に、かつ、回動自在に設置されている。
なお、留め金7,7は、本体上部3に限らず、本体下部4に取り付けられていても良い。ただし、この場合、蝶ネジ9,9は本体上部3に取り付けられることになる。また、掛合部材には、蝶ネジ9に限らず、先端が留め金7に掛合可能に形成された板状体や棒状体等を用いることもできる。
図12(a)〜図12(c)に示すように、本体上部3には、一対の端子部2a,2aが内蔵され、本体下部4の上面4aには、本体上部3の下面3dに設けられた端子部挿通孔(図示せず)に挿通することで端子部2a,2aに対して接続可能に、一対の端子部2b,2bが設けられている。なお、本体下部4を取り外して本体上部3のみを配電線工事の現場等に放置する際には、内部への雨水等の侵入を防ぐために、上述の端子部挿孔に対し防水キャップ(図示せず)が嵌設される構造となっている。
図12(d)に示すように、端子部2aは、防水性を有する材質からなるカバー13の内側に一対の電極12a,12aが配置され、この電極12aとカバー13の間には電極12a,12aを互いに近付ける方向へ付勢するためのバネ14が設置されている。したがって、端子部2bを構成する一対の電極12b,12bを端子部2aの電極12a,12aの間に挿入した場合、バネ14によって電極12a,12aと電極12b,12bの接触圧が高められるとともに、カバー13によって端子部2aの内部への雨水等の侵入が阻止される。
このような構造の電源切換装置1bにおいては、本体下部4を本体上部3から取り外したり、本体下部4を本体上部3に取り付けたりする作業が容易であるため、運搬時や保管時の作業効率が向上する。そして、本体上部3に比べて重量のある本体下部4を分離することで軽量化するという作用を有する。
また、高所作業車を用いて作業を行う際に、作業者が乗り込むバスケット部の縁に係止具10,10の先端を係止させると、バスケット部に対して確実に固定されるため、作業の安全性が向上する。すなわち、電源切換装置1bによれば、高所作業車を用いた作業の安全性が高いため、低圧配電線53aと仮引込線54bの近傍に設置する作業を容易かつ安全に行うことが可能である。
さらに、アイボルト5,5を利用すれば、本体上部3の上面3aに吊り下げ用ロープ15の両端が確実に固定されるため、図13(a)に示すように、吊り下げ用ロープ15,15を用いて吊線22から吊り下げるようにして、本体上部3を所望の場所に設置することができる。
すなわち、電源切換装置1bは実施例1の電源切換装置1aに比べて軽量であるため、吊線22に吊り下げるのに適した構造といえる。そして、電源切換装置1bにおいては、蝶ネジ9を係止具10から外すことによって、本体上部3から本体下部4を分離することができる。すなわち、電源切換装置1bによれば、コンバータ17やインバータ18などが収容されているために開閉器19が収容された本体上部3に比べて重量のある本体下部4を分離することで、吊線22に対する長期間の吊り下げが可能となる。
さらに、電源切換装置1bは、固定具8の接触面8aを電柱51aの側面に当接させることにより、電柱51aに対する本体上部3の設置状態が安定するという作用を有する。したがって、例えば、図13(b)に示すように、電柱51aの側面に繊維バンド等を用いて固定することにより、吊線22から吊り下げることができない場所に対しても安全に設置することができる。
次に、電源切換装置1bを用いて、隣接柱に設置された他の変圧器から仮引込線を施設し低圧配電線の電源を無停電で切り換える作業について、図14及び図15を用いて説明する。
図14は低圧配電線53aの電源を無停電で切り換えるために、隣接する他の電柱51bに設置された柱上変圧器52bから仮引込線54bを施設する作業を、電源切換装置1bを用いて行う手順を示したフローチャートである。また、図15(a)及び図15(b)は電源切換装置1を仮引込線54bに取り付けた状態を表す系統図である。
なお、図14に示したステップS1〜ステップS4は図2を用いて既に説明したステップS1〜ステップS4と同一であるため、その説明を省略する。
電源切換装置1bにおいては、実施例1の電源切換装置1aとは異なり、仮引込線54bを既設引込線54aに接続する工程が不要である。したがって、図14に示すように、ステップS5において開閉器19を閉じた後(図15(a)参照)、ステップS7において本体下部4を本体上部3から取り外すだけで良い(図15(b)参照)。
さらに、柱上変圧器52aの交換工事等が完了後に、既設引込線54aを常時系統の低圧配電線53aに再び接続する作業について、図16〜図18を参照しながら説明する。
図16は低圧配電線53aの電源を無停電で切り換える作業において、隣接する他の電柱51bに設置された柱上変圧器52bとの間に施設した仮引込線54bを撤去する作業を電源切換装置1bを用いて行う手順を示したフローチャートである。また、図17及び図18は電源切換装置1bを既設引込線54aと仮引込線54bに取り付けた状態を表す系統図である。
図16に示すように、まず、ステップS10において、高所作業車等を用いて本体上部3に本体下部4を取り付ける作業を行う(図17(a)参照)。なお、この時点ではまだインバータ18から既設引込線54aに対して交流電流は供給されていない。
ステップS11では、インバータ18の位相角を仮引込線54bに同期させ、インバータ18から端子16bを介して既設引込線54aに電気を供給可能とした後、ステップS14において、開閉器19を開く(図17(b)参照)。
さらに、ステップS15において、インバータ18の位相角を常時系統の低圧配電線53aに同期させた後(図18(a)参照)、ステップS16において、既設引込線54aを常時系統の低圧配電線53aに接続する(図18(b)参照)。そして、ステップS17では、電源切換装置1bを既設引込線54a及び仮引込線54bから取り外す。
以上説明したように、電源切換装置1bによれば、配電線への取付け又は配電線からの取り外しや運搬等の作業が容易であることに加え、配電線に対して長期間設置することができる。そのため、隣接柱に設置された他の変圧器から仮引込線を施設し低圧配電線の電源を無停電で切り換える作業を行う際に仮引込線を既設引込線に接続する必要がない。したがって、作業時間と作業コストを大幅に削減することができる。
本発明の請求項1乃至請求項に記載された発明は、配電用柱上変圧器を停電させる工事において、隣接柱の他の変圧器から仮引込線を施設し無停電で切換を実施する必要がある場合に適用可能である。
1a,1b…電源切換装置 2a,2b…端子部 3…本体上部 3a…上面 3b…側面 3c…背面 3d…下面 4…本体下部 4a…上面 4b…側面 4c…背面 5…アイボルト 6…カプラ 7…留め金 8…固定具 8a…接触面 9…蝶ネジ 9a…回動軸 10…係止具 11…蝶番 12a,12b…電極 13…カバー 14…バネ 15…吊り下げ用ロープ 16a〜16c…端子 17…コンバータ 18…インバータ 19…開閉器 20…同期回路 21…ケーブル 22…吊線 50…高圧配電線 51a,51b…電柱 52a,52b…柱上変圧器 53a,53b…低圧配電線 54a…既設引込線 54b…仮引込線 55…建物

Claims (5)

  1. 配電用柱上変圧器を停電させる工事に用いられる電源切換装置であって、
    第一の入力端子から入力された交流電流を直流電流に変換して第一の出力端子から出力するコンバータと、
    この第一の出力端子に第二の入力端子が接続されたインバータと、
    このインバータの第五の入力端子に第四の出力端子が接続された同期回路と、
    前記第一の入力端子及び前記インバータの第二の出力端子に第三の入力端子及び第三の出力端子がそれぞれ接続されて前記コンバータ及び前記インバータに並列接続される開閉器と、
    この開閉器を内蔵し、前記第三の入力端子及び前記第三の出力端子にそれぞれ接続された一対の第一の端子部が下面に設けられた本体上部と、
    前記コンバータと前記インバータと前記同期回路を内蔵し、この本体上部に対して着脱可能に取り付けられるとともに前記第一の入力端子及び前記第二の出力端子にそれぞれ接続された一対の第二の端子部が上面に設けられた本体下部と、を備え、
    前記第一の端子部と前記第二の端子部は互いに挿抜可能に形成され、
    前記同期回路は、第四の入力端子から入力された交流電流に基づいて前記インバータの動作を制御するための制御信号を前記第四の出力端子から出力し、
    前記インバータは、この制御信号に従って、前記第四の入力端子から入力された前記交流電流に同期するように、前記第二の入力端子から入力された前記直流電流を交流電流に変換して前記第二の出力端子から出力することを特徴とする電源切換装置。
  2. 前記本体上部と前記本体下部のうちのいずれか一方の側面に留め金が取り付けられるとともに、
    この留め金に掛合する掛合部材が、その掛合状態を解除可能に前記本体上部と前記本体下部のうちの他方の側面に取り付けられたことを特徴とする請求項1記載の電源切換装置。
  3. 吊り下げ用ロープの端部を引掛けるための連結具が設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電源切換装置。
  4. 電柱の側面に当接可能に接触面が設けられた固定具が背面に取り付けられ、
    この固定具は、前記接触面が前記電柱の側面の曲率に合わせた曲面状に形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電源切換装置。
  5. 高さ方向に対して平行な軸を中心として回動可能に、先端がフック状をなす係止具が取り付けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電源切換装置。
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