JP5989505B2 - メッセージ管理装置、メッセージ提示装置、メッセージ提示システム、メッセージ管理装置およびメッセージ提示装置の制御方法、制御プログラム、および記録媒体 - Google Patents

メッセージ管理装置、メッセージ提示装置、メッセージ提示システム、メッセージ管理装置およびメッセージ提示装置の制御方法、制御プログラム、および記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、メッセージを提示するメッセージ提示システムなどに関する。
近年、ユーザ間、あるいはユーザと電子機器との間において、メッセージの送受信を行う電子機器が開発されている。該電子機器には、円滑にメッセージをやりとりするための工夫が施されている。
例えば、特許文献2には、テキストデータと音声データとを相互に変換し、見守り者と高齢者との間のメッセージ伝達を円滑に行う技術が開示されている。
更に、ユーザと電子機器との間でメッセージのやりとりを行う、電子コミュニケーション装置においては、より自然で人間味のあるメッセージ、または、よりユーザにとって有益なメッセージを送信できるような工夫が施されている。
例えば、特許文献1には、ユーザ属性およびエージェント属性に基づいて提示するメッセージの内容を変化させる技術が開示されている。
特開2005−092540号公報(2005年 4月 7日公開) 特開2004−272568号公報(2004年 9月30日公開)
しかしながら、上述のような従来技術では、メッセージの提示対象となるユーザの状況に適したメッセージを必ずしも提示できるわけではない。
例えば、特許文献1に開示の技術では、あらかじめ設定したユーザ属性と、メッセージを提示する側の属性であるエージェント属性とに基づいてメッセージ内容を変化させているので、メッセージ内容の決定はメッセージを提示される側であるユーザの現在の状況に関わらず決定される。
本発明は上記の問題点に鑑みたものであり、その目的は、ユーザの状況に適したメッセージをユーザに対して提示することができるメッセージ管理装置、メッセージ提示装置、メッセージ提示システム、メッセージ管理装置およびメッセージ提示装置の制御方法、制御プログラム、および記録媒体を実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るメッセージ管理装置は、提示対象者に提示するためのメッセージをメッセージ提示装置に送信するメッセージ管理装置であって、上記メッセージは、上記提示対象者、および、通信可能に接続された電子機器において検知される所定の状況を示す機器情報にあらかじめ対応づけられており、上記電子機器から上記機器情報を取得する機器情報取得手段と、上記メッセージ提示装置から上記提示対象者を撮像して生成された画像データを取得する画像取得手段と、上記画像取得手段が取得した上記画像データに基づいて上記提示対象者を特定する対象者特定手段と、上記機器情報取得手段によって取得された上記機器情報、および、上記対象者特定手段によって特定された上記提示対象者に対応づけられた上記メッセージを、上記メッセージ提示装置に送信するメッセージとして特定するメッセージ特定手段とを備えることを特徴としている。
また、本発明の一態様に係るメッセージ管理装置の制御方法は、提示対象者に提示するためのメッセージをメッセージ提示装置に送信するメッセージ管理装置の制御方法であって、上記メッセージは、上記提示対象者、および、通信可能に接続された電子機器において検知される所定の状況を示す機器情報にあらかじめ対応づけられており、上記電子機器から上記機器情報を取得する機器情報取得ステップと、上記メッセージ提示装置から上記提示対象者を撮像して生成された画像データを取得する画像取得ステップと、上記画像取得ステップにて取得した上記画像データに基づいて上記提示対象者を特定する対象者特定ステップと、上記機器情報取得ステップにて取得された上記機器情報、および、上記対象者特定ステップにて特定された上記提示対象者に対応づけられた上記メッセージを、上記メッセージ提示装置に送信するメッセージとして特定するメッセージ特定ステップとを含むことを特徴としている。
また、本発明の一態様に係るメッセージ提示装置は、提示対象者にメッセージを提示するメッセージ提示装置であって、上記メッセージは、上記提示対象者、電子機器において検知される所定の状況を示す機器情報、および、上記提示対象者を撮像する場所を指定する制御命令があらかじめ対応づけられており、上記電子機器において所定の状況が検知されたとき、該状況を示す上記機器情報にあらかじめ対応づけられた上記制御命令を取得する制御命令取得手段と、上記制御命令取得手段によって取得された上記制御命令によって指定された場所へ自機を移動させる移動制御手段と、上記移動制御手段により移動した後、上記提示対象者を撮像して画像データを生成するカメラと、上記機器情報、および、上記カメラによって生成された上記画像データから特定された提示対象者にあらかじめ対応づけられたメッセージを取得するメッセージ取得手段と、上記メッセージ取得手段によって取得された上記メッセージを提示対象者に提示するメッセージ出力手段とを備えることを特徴としている。
また、本発明の一態様に係るメッセージ提示装置の制御方法は、提示対象者にメッセージを提示するメッセージ提示装置の制御方法であって、上記メッセージは、上記提示対象者、電子機器において検知される所定の状況を示す機器情報、および、上記提示対象者を撮像する場所を指定する制御命令があらかじめ対応づけられており、上記電子機器において所定の状況が検知されたとき、該状況を示す上記機器情報にあらかじめ対応づけられた上記制御命令を取得する制御命令取得ステップと、上記制御命令取得ステップにて取得された上記制御命令によって指定された場所へ自機を移動させる移動制御ステップと、上記移動制御ステップにて移動した後、上記提示対象者を撮像して画像データを生成する画像データ生成ステップと、上記機器情報、および、上記画像データ生成ステップにて生成された上記画像データから特定された提示対象者にあらかじめ対応づけられたメッセージを取得するメッセージ取得ステップと、上記メッセージ取得ステップにて取得された上記メッセージを提示対象者に提示するメッセージ出力ステップとを含むことを特徴としている。
本発明の一様態によれば、電子機器において検知される所定の状況を示す機器情報、および、ユーザを撮像することにより生成した画像データに基づいて設定されたメッセージを、メッセージ提示装置にユーザに対して提示させることができる。これにより、ユーザの状況に適したメッセージを提示することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係るメッセージ提示システムを構成する家庭内機器と、出力装置と、管理サーバとの要部構成を示すブロック図である。 上記メッセージ提示システムの動作概要を示す図である。 上記メッセージ提示システムの管理サーバに保持されるルールテーブルのデータ構造および具体例を示す図である。 上記メッセージ提示システムの管理サーバが使用するグループ提示情報のデータ構造および具体例を示す図である。 上記メッセージ提示システムの処理の流れを示した図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、図1〜5を用いて詳細に説明する。
まず、図2に基づいて、本実施の形態に係るメッセージ提示システム100の動作概要を説明する。
〔動作概要〕
図2は、メッセージ提示システム100の動作概要を示す図である。図示の通り、メッセージ提示システム100は、家庭内機器1と、出力装置2と、管理サーバ3とを備えている。また、メッセージ提示システム100において、家庭内機器1は管理サーバ3と通信可能に接続されており、管理サーバ3によって自機の状態を管理されている。出力装置2および管理サーバ3は互いにデータの送受信を行う構成である。なお、家庭内機器1と管理サーバ3との間、および、出力装置2と管理サーバ3との間の通信様式は特に限定しないが、ワイヤレス通信であることが望ましい。
続いて、メッセージ提示システム100の基本的な動作について図2に基づいて説明する。
まず、ユーザが家庭内機器1を操作する。例えば、図2においては、ユーザAは家庭内機器1(テレビ)の電源をONにしている。このような、家庭内機器1の稼働状況の変化があった場合、該稼働状況の変化の検知を契機として、メッセージ提示システム100は、以下の(1)〜(8)に示す動作を行う。なお、以下の(1)〜(8)の番号は、図2の装置および通信の流れに付記した番号に対応している。
(1)家庭内機器1は、自機の稼働状況の変化、すなわち、自機の電源がONになったことを検知する。以後、家庭内機器1が検知した自機の稼働状況の変化を、単に「機器情報」と記述する。機器情報については、家庭内機器1の説明で詳述する。
(2)家庭内機器1は、(1)で検知した機器情報を管理サーバ3へ送信する。
(3)管理サーバ3は上記機器情報を受信すると、該機器情報を受信した時刻を取得する。図2においては、時刻は「16時」である。
(4)管理サーバ3はさらに、上記機器情報および上記時刻に基づいて、出力装置2の移動を制御する制御命令を決定し、該制御命令と、ユーザAを特定するための画像データの要求信号を出力装置2へと送信する。制御命令の詳細については後述する。
(5)出力装置2は、上記制御命令を受信し、該制御命令に従って移動する。図2においては、出力装置2は元居た場所から、家庭内機器1(テレビ)の近くまで移動する。
(6)また、出力装置2は、上記画像データの要求信号を受信し、ユーザAの写真または動画などを撮影することにより画像データを生成し、管理サーバ3へ送信する。
(7)管理サーバ3は、受信した上記画像データに基づきユーザAを特定する。図2の場合、ユーザAは「太郎」である、と特定する。さらに、管理サーバ3は、上記機器情報と、特定したユーザが誰であるかと、上記時刻情報とに基づいて、ユーザA(太郎)に提示するメッセージを決定し、メッセージデータを作成し出力装置2へ送信する。
(8)出力装置2は、管理サーバ3から受信したメッセージデータを出力する。図2では、「宿題した?」という内容を、音声として出力している。
上記(1)〜(8)に示す動作を行うことにより、メッセージ提示システム100は、ユーザの状況に適したメッセージを提示することができる。
なお、図2では、家庭内機器1はユーザAの操作により起こった、家庭内機器1(テレビ)内の稼働状況の変化(電源ON)を検知することとした。しかし、家庭内機器1は、人や外部装置によって生起された状況の変化ではなく、家庭内機器1内において自発的に生じた状況の変化を検知し、該稼働状況の変化(機器情報)を管理サーバ3へ送信してもよい。例えば、家庭内機器1である洗濯機が、洗濯を終了したことを自発的に検知し、検知した情報(機器情報)を管理サーバ3へ送信してもよい。
次に、メッセージ提示システム100に含まれる各装置の要部構成を図1に基づいて説明する。
〔要部構成〕
図1は、メッセージ提示システム100を構成する家庭内機器1と、出力装置2と、管理サーバ3との要部構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態に直接関係のない部分(例えば、外部機器との接続や音声出力を実現する部分など)は、記載の簡潔性を担保する観点から、構成の説明およびブロック図から省略した。ただし、実施の実情に即して、メッセージ提示システム100は当該省略した構成を含んでもよい。
メッセージ提示システム100は、図1に示す通り、家庭内機器1と、出力装置2と、管理サーバ3とを備えている。
(家庭内機器1の構成)
家庭内機器1は、自機の状態を検知し、その内容を含む機器情報を、ネットワークを介し管理サーバ3へと送信するものである。家庭内機器1は、例えば、空調装置、照明装置、テレビ、録画装置などの家電製品である。
ここでいう機器情報とは、具体的には家庭内機器1の電源のON/OFF、設定変更、特定の動作を行った回数などの、家庭内機器1の稼働状況の変化を示す情報である。上記機器情報は家庭内機器1によって検知され、管理サーバ3へと送信される。
なお、家庭内機器1はセンサ装置であってもよい。家庭内機器1がセンサ装置である場合は、例えば、家庭内機器1としての開閉センサがドアの開閉を検知し、機器情報として管理サーバ3へ送信してもよい。また、例えば、家庭内機器1としての温度センサが、室内気温および外気温を検知し、室内気温と外気温の温度差が所定の値以上である場合に、温度差が生じているという状況を、機器情報として管理サーバ3へ送信してもよい。
(出力装置2の構成)
出力装置2は、カメラ10と、制御部20と、通信部30と、出力部40とを備えている。
なお、出力装置2は、後述するがユーザの写真を撮影する装置であり、かつ、音声を主体としてユーザにメッセージを提示する装置であるため、ユーザの近傍まで移動できる自走装置であることが望ましい。さらに、出力装置2は、自走式掃除機に搭載されていてもよいし、当然ながら該自走式掃除機は家庭内機器1を兼ねていてもよい。
カメラ10は、提示対象者の写真または動画を撮影し、画像データを生成するものである。
ここで、「提示対象者」とは、出力装置2がメッセージを提示する対象となるユーザを指す。さらに詳しくは、提示対象者は、家庭内機器1を操作したと推測される(家庭内機器1の近傍に存在する)ユーザ、または、家庭内機器1の稼働状況の変化に応じて、管理サーバ3が出力装置2を介して何らかのメッセージを提示する対象となるユーザを指す。
カメラ10は、提示対象者を特定するために利用できる画像データを生成するために、出力装置2の周囲を撮影する機能を少なくとも持つ。上記画像データを生成することができれば、カメラ10の構成および機能、提示対象者の検知方法、および撮影方法は特に限定しないが、カメラ10は、出力装置2から見てどの方向に提示対象者が居るのかを検知する機能をさらに備えていてもよい。
提示対象者の居る方向を検知するためには、例えばカメラ10を出力装置2の周囲360度を探索できるような構成とし、一般的なカメラに備えられている顔認識機能などを用いて、提示対象者と推定される人物の顔を認識し、その方向を提示対象者の居る方向とすればよい。
なお、カメラ10が提示対象者の居る方向を検知する機能を備えていない場合は、例えば、管理サーバ3から受信する制御命令に、「テレビの前へ移動し、南東の方角を向く」など、出力装置2の移動先の情報に加え、移動後の方角を示す情報を含んでおけばよい。この場合、カメラ10は該制御命令で指定された方角に向かって写真を撮影し、該写真に含まれている、人間の顔と推測される部分を抽出することにより画像データを生成することとなる。
制御部20は、出力装置2を統括的に制御するものである。また、制御部20は、管理サーバ3から受信した制御命令に従い、出力装置2の移動制御を行うものである。
ここでいう制御命令とは、出力装置2が提示対象者を撮影するために移動する、該移動を制御する命令である。上記制御命令は、出力装置2が移動する先の場所を指定する情報を少なくとも含んでいればよく、制御命令は、例えば、「テレビの前へ移動する」といった、出力装置2の移動先を示す場所を指定してもよいし、「廊下を南へ3m進んで右に曲がり1m進む」など、出力装置2の移動経路を指定するものであってもよい。
さらに、上記制御命令は、「テレビの前へ移動し、南東の方角を向く」など、提示対象者を確実に捕捉するため、最初に出力装置2がカメラ10を向ける方向を指定していてもよい。
制御部20は、例えば、CPU(central processing unit)などで実現され、出力装置2の制御は、制御部20としてのCPUが、ROMなどに記憶されているプログラムを、RAMなどに読み出して実行することで実現される。
制御部20は、さらに詳しくは、検出データ取得部21と、メッセージ取得部22とを含む。
検出データ取得部21は、カメラ10が生成した画像データを取得し、管理サーバ3へ送信するものである。
より具体的には、検出データ取得部21は、通信部30を介して管理サーバ3から画像データ要求を受信し、カメラ10に対し画像データの生成要求を送信する。カメラ10が画像データの生成要求を受け生成した画像データを、検出データ取得部21は取得し、管理サーバ3の対象者特定部62へと送信する。
なお、検出データ取得部21において、カメラ10が生成した画像データをそのまま後述の対象者特定部62へ送信し、対象者特定部62において提示対象者の特定を行いやすいように該画像データの加工を行うこととしても構わないし、対象者特定部62が提示対象者の特定を行いやすいように、カメラ10から受信した画像データに対し、適宜トリミングなどの加工を行ったうえで対象者特定部62へと送信してもよい。
メッセージ取得部22は、通信部30を介し、管理サーバ3からメッセージデータを取得するものである。ここで言うメッセージデータとは、出力装置2が出力すべきメッセージ内容を、出力部40が出力できる形式に変換したデータのことである。取得したメッセージデータは出力部40へ送信される。
なお、上記メッセージデータは少なくとも出力部40が出力できる形式であればよく、その形式は特に限定しない。例えば、メッセージデータは人工音声のような音声データであってもよい。さらには、複数の形式のデータを含んでいてもよい。
通信部30は、管理サーバ3のサーバ通信部50とデータの送受信を行うものである。通信部30は、検出データ取得部21から画像データを受信し、サーバ通信部50へと送信する。また、通信部30は、サーバ通信部50から制御命令、画像データの要求信号、およびメッセージデータを受信し、制御命令および画像データの要求信号は制御部20へ、メッセージデータはメッセージ取得部22へと送信する。
出力部40は、メッセージ取得部22から受信したメッセージデータを出力するものである。出力部40は具体的にはスピーカなどの音声を出力する装置である。
ただし、出力部40がメッセージデータを提示する様式は音声のみに限定されない。出力部40は、音声、文字、およびイラストなど様々な形式のメッセージデータを受信し、それらを組み合わせて提示対象者に提示してもよく、例えば出力部40としてディスプレイを備え、文字およびイラストの表示によってメッセージを提示してもよいし、音声と上記表示との組合せでメッセージを提示してもよい。
また、後述の対象者特定部62が特定する提示対象者に合わせ、出力部40の出力様式を変更してもよい。例えば、耳の聞こえにくい提示対象者に対しては、出力部40は文字のみ、または音声と文字を組み合わせてメッセージを提示することとしてもよい。
(管理サーバ3の構成)
管理サーバ3は、サーバ通信部50と、サーバ制御部60と、計時部70と、記憶部80とを備えている。
サーバ通信部50は、出力装置2の通信部30とデータの送受信を行うものである。サーバ通信部50は、通信部30から画像データを受信し、対象者特定部62へと送信する。また、サーバ通信部50は、ルール決定部63から制御命令を、メッセージ作成部65からメッセージデータを受信し、どちらも出力装置2へと送信する。
計時部70は、ルール決定部63の時刻取得要求を受信し、現在時刻を供給するものである。以後、計時部70が計時、供給する時刻を、単に「時刻」と記述する。
具体的には、計時部70は、後述するルール決定部63からの時刻取得要求を受信し時刻を取得し、該時刻をルール決定部63へ送信する。
なお、ルール決定部63へ時刻を供給できるならば、計時部70の構成は特に限定されない。例えばインターネットを介し時刻を取得してもよいし、管理サーバ3に時計を内蔵していてもよい。
記憶部80は、認証情報81と、ルールテーブル82と、グループ提示情報83とを格納する。
また、図示しないが、記憶部80はグループ設定情報を格納する。ここで、グループ設定情報とは、グループ名称と該グループ名称に対応づけられた1または複数の提示対象者との対応付けを示す情報である。それゆえ、グループ設定情報を参照することにより、グループ名称が決まれば、該グループ名称に対応づけられた提示対象者が一意に決定される。なお、グループ設定情報は、管理サーバ3においてあらかじめ設定されていてもよいし、ユーザが自由に設定および変更できるものであってもよい。
グループ設定情報において、複数人の提示対象者をまとめて1つのグループと設定、記憶しておくことにより、該グループのグループ名称を後述のルールテーブル82の「提示対象者」列に、提示対象者の情報の代わりに格納することができる。例えば、グループ設定情報において、グループ名称「家族」の提示対象者が「父、母、太郎、花子」であるとあらかじめ設定しておけば、ルールテーブル82の提示対象者を、「家族」と設定することができる。
認証情報81は、提示対象者を特定できる特徴を示した特徴量が、ユーザ識別情報に対応づけられた情報である。
ここで、ユーザ識別情報とは、例えばユーザID、ユーザ名などであり、各ユーザが一意に分かるものであればその形式は問わない。また、後述する対象者特定部62で画像データに基づいた提示対象者の特定を行うことから、上記特徴量は、例えば顔写真中の目・鼻・口の位置関係、背の高さなど、各個人の画像上での特徴を示す情報である。
なお、認証情報81に登録されている特徴量およびユーザ認識情報は、あらかじめ設定されたものであってもよいし、ユーザが自由に追加・変更できてもよい。
ルールテーブル82は、出力装置2に送信するメッセージデータの内容を決定するためのルールを示す情報であり、ルール決定部63および出力要否判定部64により参照される。ここでいうルールとは、いつ、どのような機器情報を受信した場合に、どのような制御命令を送信するか、また、誰に、どのようなメッセージを提示するか、を定義しているものである。ルールテーブル82の詳細なデータ構造については後述する。
グループ提示情報83は、ルールテーブル82において、1つのルールに設定された提示対象者が複数人、またはグループ名称である場合に、提示対象者1人1人に対し、該ルールに設定されたメッセージ内容を提示したか否かを示す情報である。グループ提示情報83は、後述の出力要否判定部64により参照される。グループ提示情報83の詳細なデータ構造については後述する。
サーバ制御部60は、管理サーバ3を統括的に制御するものである。
サーバ制御部60は、さらに詳しくは、機器情報取得部61と、対象者特定部62と、ルール決定部63と、出力要否判定部64と、メッセージ作成部65とを含む。
機器情報取得部61は、家庭内機器1が送信した機器情報を、サーバ通信部50を介して受信するものである。
機器情報取得部61の受信した上記機器情報は、ルール決定部63へ送信され、後述するルールの決定に用いられる。
対象者特定部62は、サーバ通信部50を介し出力装置2から受信した画像データに基づき、該画像データに写っている提示対象者が誰であるかを特定するものである。
具体的には、対象者特定部62は、例えば以下の(1)および(2)に示す処理を行うことにより提示対象者を特定する。
(1)認証情報81を参照し、出力装置2から受信した画像データ画像データより抽出された特徴量と、認証情報81の特徴量とを照合する。
(2)照合の結果、認証情報81と上記画像データとの特徴量が合致する場合は、該特徴量が対応づけられているユーザ(ユーザ識別情報)を、上記画像データに写っている提示対象者であると特定する。
(1)の具体例としては、該画像データより抽出された特徴量と、認証情報81に記憶されている顔写真の目・鼻・口の位置関係、身長などの特徴量とを比較照合すればよい。
なお、上記(1)および(2)は一例であり、上記画像データに写っている提示対象者を一意に特定できるならば、その特定方法は限定しない。
ルール決定部63は、機器情報取得部61から受信した機器情報と、計時部70から供給された時刻とに基づいてルールテーブル82を検索し、適用すべきルールを決定するものである。具体的なルールの決定方法は後述する。
また、ルール決定部63は、決定したルールから制御命令を読み出し、サーバ通信部50を介し出力装置2へ送信する(図1のa)。
加えて、ルール決定部63は、対象者特定部62の特定した提示対象者(ユーザ識別情報)が、決定したルールに設定された提示対象者に含まれる場合は、上記ルールに設定されたメッセージ内容をメッセージ作成部65へ送信する。
ルール決定部63は、更に詳しくは、出力要否判定部64を含む。
出力要否判定部64は、ルール決定部63が決定したルールに設定された提示対象者が、複数人もしくはグループ名称であるか、特定の1個人に対して設定されたものかを判定する。さらに、出力要否判定部64は、判定の結果上記メッセージが複数人もしくはグループ名称に対し設定されたメッセージである場合、対象者特定部62が特定した提示対象者に対して上記メッセージを送信済か否かを判定する。具体的な処理はルール決定部63のルールの決定方法とともに後述する。
メッセージ作成部65は、ルール決定部63が決定したルールに設定されたメッセージ内容を、ルール決定部63から受信し、該メッセージ内容に基づいてメッセージデータを作成するものである。ここでいうメッセージデータとは、文字列などの形式で格納されている上記メッセージ内容を、出力装置2の出力部40が出力できる形式に変換したデータのことである。作成されたメッセージデータは、サーバ通信部50を介し出力装置2のメッセージ取得部22へと送信される。
なお、管理サーバ3は、メッセージ作成部65を介さず、ルール決定部63が決定したルールに設定されたメッセージ内容を、例えばテキストデータなど、ルールテーブル82に格納されていたメッセージ内容お形式そのままで、メッセージ取得部22に送信してもよい。
この場合、出力装置2において、上記テキストデータを取得したメッセージ取得部22が、出力部40が出力できる様式に上記テキストデータを変換すればよく、出力装置2のメッセージ取得部22は、受信したテキストデータを例えば音声データなどの形式に変換する構成をさらに備えていればよい。
〔ルールテーブル82の構成〕
図3は、ルールテーブル82のデータ構造および具体例を示す図である。
なお、図3において、ルールテーブル82をテーブル形式のデータ構造にて示したことは一例であって、ルールテーブル82のデータ構造をテーブル形式に限定する意図はない。以降、データ構造を説明するためのその他の図においても同様である。
図示の通り、ルールテーブル82は、「ルールNo」列と、「有効」列と、「機器情報」列と、「制御命令」列と、「出力可能期間」列と、「提供対象者」列と、「メッセージ内容」列とを持ち、各行が1つのルールを示している。
ルールテーブル82は、「機器情報」列の情報と、「出力可能期間」列の情報と、「提示対象者」列の情報とが決まれば、適用するルール(ルールテーブル82中のどの行に格納された情報を参照するか)が一意に決まる構成である。
「ルールNo」列は、ルールテーブル82の各ルール(すなわち、各行)につけられたインデックス番号を格納する。
「有効」列は、ルール決定部63によりルールテーブル82が参照および検索された際に、ルールテーブル82の各ルールを参照対象および検索対象とするか否かを格納する。
図3において、「有効」列が「−」の場合は、当該ルールは常に参照対象および検索対象となる。言い換えれば、「有効」列により参照および検索の有効/無効の切替えを行わないルールについては、「有効」列が「−」となっている。一方、「有効」列が「○」のルールは参照対象および検索対象となり、「有効」列が「×」のルールは参照対象および検索対象とならない。この、「有効」列の○/×はユーザが自由に切替え設定をすることが可能である。
なお、図3で示した「有効」列のデータの持ち方は一例であり、各ルールを検索対象とするか否かが分かれば、「有効」列は文字列やフラグ、数値など、どのような型で記憶していてもよい。
「機器情報」列は、所定の家庭内機器1における機器情報を格納する。
「制御命令」列は、各ルールにおいて、出力装置2の制御部20へと送信すべき制御命令を格納する。
「出力可能期間」列は、各ルールを適用してよい期間を示す情報を格納する。出力可能期間は、例えば開始時刻〜終了時刻のような期間で定められていてもよいし、例えば毎週火曜日、毎月20日など、特定の日時を定めたものでもよい。
「提示対象者」列は、各ルールにおける、メッセージ内容を提示すべき提示対象者の情報を格納している。なお、上記提示対象者は1人のユーザであってもよいし、複数人を列挙してもよいし、グループ名称であってもよい。
「メッセージ内容」列は、各ルールにおいて、出力装置2が提示するメッセージの内容を示す情報を格納している。「メッセージ内容」列に格納する情報は、少なくとも出力装置2が提示するメッセージの内容が示されている情報であればよく、そのデータの型は問わない。例えば、「メッセージ内容」列には、文字列として出力装置2が提示するメッセージの内容を格納すればよい。
加えて、各ルールには、提示対象者およびメッセージ内容も設定されている。ゆえに、対象者特定部62で特定された提示対象者が、決定したルールに設定された提示対象者(または、複数人の提示対象者のいずれか1人)に合致する場合は、ルール決定部63は、該ルールに設定されたメッセージ内容を、出力装置2に送信すべきメッセージ内容として決定する。
なお、ルールテーブル82は、管理サーバ3においてあらかじめ定められたものであってもよいが、ユーザによって書き換え可能なように記憶されていてもよい。
〔グループ提示情報83の構成〕
上述の通り、グループ提示情報83は、ルールテーブル82において、1つのルールに設定された提示対象者が複数人またはグループ名称である場合に、提示対象者1人1人に対し、該ルールに設定されたメッセージ内容を提示したか否かを示す情報である。
具体的には、グループ提示情報83は図4に示すようなデータ構造を持つ。
図4は、グループ提示情報83のデータ構造および具体例を示す図である。図示の通り、グループ提示情報83は、ルールテーブル82の「提示対象者」列に複数人またはグループ名称が設定されていたルールについて、該ルールの提示対象者を1ユーザ単位に分割し、各提示対象者にルールNoを対応づけ、さらに、該ルールNoおよび該提示対象者に対し、ルールテーブル82において対応づけられたメッセージ内容を提示したか否かを示す「提示」列を対応づけたものである。
図示の通り、グループ提示情報83は、「ルールNo」列と、「提示対象者」列と、「提示」列とを持つ。
「ルールNo」列は、ルールテーブル82の「ルールNo」列と対応している。ルールテーブル82では、ルールNoはルールテーブル82の各ルール(すなわち、各行)を一意に決定づけるインデックス番号であったが、図4のルールNoは提示対象者1人1人に対応づけられている情報のため、重複しても構わないという点で図3と異なる。
「提示対象者」列は、例えばユーザIDやユーザ名称など、メッセージを提示する対象者のユーザ識別情報を格納している。なお、グループ提示情報83の「提示対象者」列はグループ名称および複数人のユーザ識別情報ではなく、必ず1個人を指定するという点でルールテーブル82の「提示対象者」列とは異なる。
「提示」列は、ルールテーブル82において、グループ提示情報83の各行のルールNoと対応しているルールNoに対応づけられたメッセージ内容が、「提示対象者」列の各提示対象者に対して提示済み(「済」)か、否(「未」)かを格納している。
上記構成のグループ提示情報83を参照することにより、出力要否判定部64は、ルール決定部63が決定したルールのルールNoと、対象者特定部62が決定した提示対象者とに基づいて、グループ提示情報83を検索し、該提示対象者に対し該ルールNoに対応づけられたメッセージ内容が提示済であるか否かを判定する。また、出力要否判定部64は、該判定の結果上記ルールNoに対応づけられたメッセージ内容が未提示である場合、該メッセージ内容をメッセージ作成部65へ送信することとする。そして、これとともに、グループ提示情報83において、上記ルールNoおよび上記提示対象者に対応づけられた、「提示」列の情報を、提示済(「済」)であると記録する。
〔ルール決定部63の行う処理〕
上述のように、ルール決定部63は、適用するルールの決定と、制御命令の取得および送信と、メッセージ内容の取得および送信とを行う。以下、その処理の要点を説明する。
(ルールの決定)
はじめに、ルール決定部63は、機器情報取得部61から機器情報を受信すると、計時部70に対し時刻取得要求を送信し、計時部70が取得した時刻を受信する。
次に、ルール決定部63は、ルールテーブル82を検索し、受信した機器情報および受信した時刻に対応づけられたルールを、適用するルールであると決定する。なお、この検索の際、ルールテーブル82の「有効」列が「×」のルールは検索から除外される。
(制御命令の取得および送信)
ルール決定部63は、決定したルールに設定された制御命令を、ルールテーブル82から読み出し、出力装置2の制御部20へ送信する。この時、上記制御命令とともに、制御部20の検出データ取得部21に対し、画像データの要求信号を送信する。
(メッセージ内容の取得および送信)
その後、ルール決定部63が送信した上記画像データの要求信号に対し、出力装置2から画像データが送信される。対象者特定部62は該画像データを受信し、該画像データに基づき提示対象者のユーザ識別情報を特定する。ルール決定部63は、対象者特定部62が特定した提示対象者のユーザ識別情報を受信し、該ユーザ識別情報が、適用するルールに設定された提示対象者(または、複数人の提示対象者のいずれか1人)のユーザ識別情報に合致するか否かを判定する。
ユーザ識別情報が一致する場合は、決定したルールに設定されたメッセージ内容を、出力装置2へ送信するメッセージの内容であると決定し、該メッセージ内容をメッセージ作成部65へ送信する。一方、提示対象者のユーザ識別情報が一致しない場合は、ルールの条件が満足されず、出力装置2へのメッセージの送信は実行されない。
さらに、ルール決定部63に含まれている出力要否判定部64は、決定したルールの提示対象者に、複数人またはグループ名称が指定されているか否かをさらに判定する。上記提示対象者に、複数人またはグループ名称が指定されている場合は、出力要否判定部64は出力要否の判定を行う。一方、複数人またはグループ名称が指定されていない場合は、出力要否判定部64は出力要否の判定を行わず、ルール決定部63は上記メッセージ内容をメッセージ作成部65に送信する。
(出力要否の判定)
出力要否判定部64は、記憶部80のグループ提示情報83について、決定したルールのルールNoおよび対象者特定部62が特定した提示対象者のユーザ識別情報に対応する「提示」列の値を参照する。「提示」列が未提示の場合(「未」)は、出力要否判定部64はルールテーブル82において上記ルールのメッセージ内容をメッセージ作成部65に送信するとともに、該ユーザ識別情報の提示対象者に対し、メッセージを提示したことをグループ提示情報83へ記録(「提示」列を「済」とする)する。一方、「提示」列が提示済の場合(「済」)は、ルール決定部63は上記メッセージ内容をメッセージ作成部65に送信しない。
〔処理の流れ〕
続いて、図5に基づき、メッセージ提示システム100が出力装置2に送信するメッセージを決定、出力させる処理の流れを説明する。図5は、メッセージ提示システム100の処理の流れを示した図である。
まず、機器情報取得部61は、家庭内機器1から機器情報を取得し(S100)、ルール決定部63へ送信する。ルール決定部63は、機器情報取得部61から機器情報を受信すると、計時部70に時刻取得要求を送信する。計時部70は該時刻取得要求を受信し、現在時刻を取得し、ルール決定部63へ送信する(S102)。
次に、ルール決定部63は、上記機器情報および上記現在時刻を条件とし、該条件に合致するルールをルールテーブル82において検索する(S104)。なお、この検索の際、ルールテーブル82の「有効」列が「×」になっている(無効になっている)ルールについては、検索から除外する。
上記条件に合致するルールがある場合(S106でYES)、ルール決定部63は、該ルールを出力装置2に提示させるメッセージを決めるために適用するルールであると決定する。さらに、ルール決定部63は、決定したルールの制御命令を読み出し、出力装置2の制御部20へと送信する(S108)。
つぎに、出力装置2の制御部20は上記制御命令を受信し(S110)、該制御命令に従い、自機を移動させる(S112)。
ルール決定部63は、S108で出力装置2に対し制御命令を送信した後、さらに、出力装置2のメッセージ取得部22に対し画像データの要求信号を送信する(S114)。
出力装置2のメッセージ取得部22は上記画像データの要求信号を受信すると(S116)、カメラ10に対し画像データ生成要求を送信する。カメラ10は画像データ生成要求にしたがい、提示対象者を検知および撮影し、画像データを生成して(S118)、該画像データを検出データ取得部21へ送信する。検出データ取得部21は該画像データを、通信部30を介して管理サーバ3へ送信する(S120)。
次に、管理サーバ3の対象者特定部62は、検出データ取得部21が送信した画像データを取得する(S122)。対象者特定部62はさらに、認証情報81の特徴量を読み出し、該画像データから抽出した特徴量と照合を行うことにより、提示対象者のユーザ識別情報を特定する(S124)。
ルール決定部63は、対象者特定部62から受信した提示対象者のユーザ識別情報と、S106で決定したルールの提示対象者(または、複数人の提示対象者のいずれか1人)のユーザ識別情報とが合致するか否かを判定する(S126)。ユーザ識別情報が合致する場合(S126でYES)は、ルール決定部63の出力要否判定部64が、該ルールに設定されている提示対象者が、複数人のユーザ識別情報である、もしくは、グループ名称であるか否かをさらに判定する(S128)。
上記ルールに設定された提示対象者が1人のユーザである場合(S120でNO)は、ルール決定部63は該ルールのメッセージ内容を読み出し、メッセージ作成部65へと送信する。
一方、上記ルールに設定された提示対象者が複数人である、もしくは、グループ名称である場合(S120でYES)は、出力要否判定部64はさらに、対象者特定部62が特定した提示対象者に対し、S104で決定したルールのメッセージ内容を提示済みであるか否かを判定する(S138)。
上記メッセージ内容が、上記提示対象者に対し未提示である場合は(S138でNO)、出力要否判定部64は該提示対象者に対し、該メッセージ内容を提示したことをグループ提示情報83へ記録する(S140)。さらに、ルール決定部63は、S104で決定したルールに設定されたメッセージ内容を、メッセージ作成部65へと送信する。
メッセージ作成部65は、ルール決定部63から受信したメッセージ内容に基づきメッセージデータを作成し(S130)、サーバ通信部50を介し出力装置2のメッセージ取得部22へ送信する(S132)。
出力装置2のメッセージ取得部22は上記メッセージデータを受信し(S134)、該メッセージデータを出力部40へ送信する。出力部40は該メッセージデータを出力する(S136)。
なお、ルール決定部63がS108において出力装置2に送信する制御信号と、S114において送信する画像データの要求信号とは、出力装置2に対し同時に送信しても構わない。ただし、出力装置2は、上記制御信号および上記画像データの要求信号を同時に受信した場合も、まず上記制御信号に従い自機を移動させ、その後、カメラ10を用いて提示対象者の画像データを生成する。
〔実施形態2〕
<ルールテーブル82について>
上記実施の形態ではルールテーブル82に「制御命令」列と、「出力可能期間」列とを持つ構成としたが、メッセージ提示システム100において、「制御命令」列および「出力可能期間」列はルールテーブル82に必須の構成ではない。
ルールテーブル82に「制御命令」列を持たない場合は、ルール決定部63は適用するルールを決定した後、出力装置2に対し画像データの要求信号のみを送信する。出力装置2は制御命令を受信しないので、管理サーバ3の指定する移動は行わずに画像データの生成を行う。具体的な処理の流れでは、図5のS106の処理の後、S108〜112の処理を行わずS114以降の処理を行うこととなる。
また、ルールテーブル82に「出力可能期間」列を持たない場合は、ルール決定部63は適用するルールを決定する際、ルールテーブル82を機器情報に基づいて検索し、ルールを決定する。具体的な処理の流れでは、図5のS104において、時刻がルールテーブル82の検索条件とならなくなる。なお、この場合、計時部70の構成自体も必須ではない。
<ルール決定について>
実施の形態では、ルールテーブル82において、機器情報および出力可能期間が決まればルールが一意に決定されることとしたが、本発明においては、機器情報および出力可能期間を条件としてルールテーブル82を検索した際に、複数のルールが該条件に合致してもよい。
この場合、該ルールは一意に決定されないが、例えばルールNoの若いものから順に、該ルールに設定された制御命令と、画像データ要求とを送信し、受信画像データに基づいて提示対象者を特定し、提示対象者が合致した場合は該ルールに設定されたメッセージ内容を出力し、提示対象者が合致しない場合は、次にルールNoの小さいルールについて、同様の処理を行うように、あらかじめ設定した優先順位に従ってルールを適用すればよい。
<通信方式について>
出力装置2および管理サーバ3は、通信部30からサーバ通信部50へデータを送信する場合と、サーバ通信部50から通信部30へデータを送信する場合とで、異なる通信方式を用いてもよい。例えば、通信部30からサーバ通信部50へデータを送信する場合、比較的データサイズの大きい画像データを送信するため、大容量のデータを速く送受信できる通信方式が望ましい。一方、サーバ通信部50から通信部30へデータを送信する場合で、制御命令およびメッセージデータをデータサイズの小さいテキストデータなどの形式で送受信する場合は、通信部30からサーバ通信部50へデータを送信する場合ほど転送容量を必要としないので、遅い通信方式を利用できる。
〔まとめ〕
本発明の一態様に係るメッセージ管理装置(管理サーバ3)は、提示対象者に提示するためのメッセージをメッセージ提示装置(出力装置2)に送信するメッセージ管理装置であって、上記メッセージは、上記提示対象者、および、通信可能に接続された電子機器(家庭内機器1)において検知される所定の状況を示す機器情報にあらかじめ対応づけられており、上記電子機器から上記機器情報を取得する機器情報取得手段(機器情報取得部61)と、上記メッセージ提示装置から上記提示対象者を撮像して生成された画像データを取得する画像取得手段(対象者特定部62)と、上記画像取得手段が取得した上記画像データに基づいて上記提示対象者を特定する対象者特定手段(対象者特定部62)と、上記機器情報取得手段によって取得された上記機器情報、および、上記対象者特定手段によって特定された上記提示対象者に対応づけられた上記メッセージを、上記メッセージ提示装置に送信するメッセージとして特定するメッセージ特定手段(ルール決定部63)とを備えている。
また、本発明の一態様に係るメッセージ管理装置の制御方法は、提示対象者に提示するためのメッセージをメッセージ提示装置に送信するメッセージ管理装置の制御方法であって、上記メッセージは、上記提示対象者、および、通信可能に接続された電子機器において検知される所定の状況を示す機器情報にあらかじめ対応づけられており、上記電子機器から上記機器情報を取得する機器情報取得ステップ(S100)と、上記メッセージ提示装置から上記提示対象者を撮像して生成された画像データを取得する画像取得ステップ(S122)と、上記画像取得ステップにて取得した上記画像データに基づいて上記提示対象者を特定する対象者特定ステップ(S124)と、上記機器情報取得ステップにて取得された上記機器情報、および、上記対象者特定ステップにて特定された上記提示対象者に対応づけられた上記メッセージを、上記メッセージ提示装置に送信するメッセージとして特定するメッセージ特定ステップ(S126)とを含んでいる。
上記の構成および方法によれば、メッセージ管理装置は、機器情報を受信し、さらに、メッセージ提示装置が提示対象者を撮像し生成した画像データを取得し、該画像データから該提示対象者を特定し、該機器情報および特定した提示対象者にあらかじめ対応づけられたメッセージを、メッセージ提示装置に提示させるメッセージとして特定することができる。
ここで、上記電子機器が検知する「所定の状況」とは、該電子機器の稼働状況の変化であり、メッセージ提示装置が撮像した提示対象者とは、上記電子機器を操作したと推測される(上記電子機器の近傍に存在する)ユーザ、または、上記電子機器の稼働状況の変化に応じて、当該ユーザの置かれた状況が変化すると推測されるユーザを指す。
つまり、メッセージ管理装置は、提示対象者が電子機器を操作したという状況、または、電子機器の稼働状況の変化に応じた提示対象者の状況を捉え、該提示対象者の状況に基づき提示するメッセージを決定することができる。
ゆえに、メッセージ管理装置は、メッセージ提示装置に、提示対象者の置かれた状況に対応した適切なメッセージを提示させることができる。
さらに、本発明の一態様に係るメッセージ管理装置は、上記メッセージ提示装置は自走式の装置であり、上記メッセージは、上記提示対象者および上記機器情報に対応づけられているとともに、上記提示対象者を撮像する場所へ上記メッセージ提示装置を移動させる制御命令にさらに対応づけられており、上記機器情報取得手段が上記機器情報を取得したとき、該機器情報が対応づけられているメッセージに対応づけられている上記制御命令を上記メッセージ提示装置に送信する制御命令送信手段(ルール決定部63)をさらに備えていることが望ましい。
上記の構成によれば、さらに、メッセージ管理装置は、上記機器情報を受信した際、メッセージ提示装置に対し、該メッセージ提示装置を、上記提示対象者を撮像する場所へと移動させる制御命令を送信することができる。
これにより、メッセージ提示装置は上記提示対象者をより確実に撮影し、画像データを生成することができる。したがって、該画像データを受信したメッセージ管理装置における上記提示対象者の特定をより確実に行うことができる。
さらに、本発明の一態様に係るメッセージ管理装置は、上記メッセージは、上記提示対象者および上記機器情報に対応づけられているとともに、出力可能期間(ルールテーブル82)にさらに対応づけられており、上記機器情報取得手段が上記機器情報を取得した時刻あるいはそれとほぼ同じ時刻を取得する時刻取得手段(計時部70)をさらに備え、上記メッセージ特定手段は、上記機器情報取得手段によって取得された上記機器情報、および、上記対象者特定手段によって特定された上記提示対象者に対応づけられ、かつ、上記時刻取得手段が取得した時刻を含む上記出力可能期間に対応づけられているメッセージを、上記メッセージ提示装置に送信するメッセージとして特定することが望ましい。
上記の構成によれば、さらに、メッセージ管理装置は、特定した提示対象者および上記機器情報に対応づけられたメッセージで、さらに、取得した時刻が該メッセージに対応づけられた出力可能期間に含まれているメッセージを、メッセージ提示装置に送信するメッセージとすることができる。
ここで、時刻取得手段の取得する「ほぼ同じ時刻」とは、「電子機器が自機の所定の状況(機器情報)を検知した時刻」と実質みなすことができる時刻であれば、任意に選択できる。例えば、以下の(1)〜(3)の時刻が利用できる。
(1)機器情報取得手段(機器情報取得部61)が機器情報を受信した時刻
(2)電子機器からメッセージ管理装置へ上記機器情報が送信された時刻
(3)メッセージ管理装置が上記機器情報を受信した時刻
電子機器は所定の機器情報を検知すると、即座にメッセージ管理装置に該機器情報を送信するものと考えられる。また、電子機器が上記機器情報をメッセージ管理装置へ送信するための所要時間はごく短いと考えられる。ゆえに、上記(1)〜(3)の時刻はほぼ同じ時刻を指すとみなしてよく、時刻取得手段は上記(1)〜(3)のどの時点の時刻を取得するものであってもよい。
さらに、本発明の一態様に係るメッセージ管理装置は、1つのメッセージに、1つの上記機器情報および複数の提示対象者が対応づけられており、上記メッセージ特定手段は、上記機器情報取得手段によって上記機器情報が取得されたとき、該機器情報が対応づけられている上記メッセージを、該メッセージが対応づけられている上記複数の提示対象者のそれぞれに対して少なくとも1回提示されるように、上記メッセージを上記メッセージ提示装置に送信するメッセージとして特定してもよい。
上記の構成によれば、さらに、メッセージ管理装置は、1つのメッセージに複数の提示対象者が対応づけられている場合でも、メッセージ提示装置に該複数の提示対象者のいずれか1人に1回だけ、上記メッセージを提示させるのではなく、該当する提示対象者全員に上記メッセージを少なくとも1回は提示させることが可能となる。したがって、上記複数の提示対象者1人1人に対する上記メッセージの提示漏れを防止することができる。
本発明の一態様に係るメッセージ提示装置(出力装置2)は、提示対象者にメッセージを提示するメッセージ提示装置であって、上記メッセージは、上記提示対象者、電子機器(家庭内機器1)において検知される所定の状況を示す機器情報、および、上記提示対象者を撮像する場所を指定する制御命令があらかじめ対応づけられており、上記電子機器において所定の状況が検知されたとき、該状況を示す上記機器情報にあらかじめ対応づけられた上記制御命令を取得する制御命令取得手段(制御部20)と、上記制御命令取得手段によって取得された上記制御命令によって指定された場所へ自機を移動させる移動制御手段(制御部20)と、上記移動制御手段により移動した後、上記提示対象者を撮像して画像データを生成するカメラ(カメラ10)と、上記機器情報、および、上記カメラによって生成された上記画像データから特定された提示対象者にあらかじめ対応づけられたメッセージを取得するメッセージ取得手段(メッセージ取得部22)と、上記メッセージ取得手段によって取得された上記メッセージを提示対象者に提示するメッセージ出力手段(出力部40)とを備えている。
また、本発明の一態様に係るメッセージ提示装置の制御方法は、提示対象者にメッセージを提示するメッセージ提示装置の制御方法であって、上記メッセージは、上記提示対象者、電子機器において検知される所定の状況を示す機器情報、および、上記提示対象者を撮像する場所を指定する制御命令があらかじめ対応づけられており、上記電子機器において所定の状況が検知されたとき、該状況を示す上記機器情報にあらかじめ対応づけられた上記制御命令を取得する制御命令取得ステップ(S110)と、上記制御命令取得ステップにて取得された上記制御命令によって指定された場所へ自機を移動させる移動制御ステップ(S112)と、上記移動制御ステップにて移動した後、上記提示対象者を撮像して画像データを生成する画像データ生成ステップ(S118)と、上記機器情報、および、上記画像データ生成ステップにて生成された上記画像データから特定された提示対象者にあらかじめ対応づけられたメッセージを取得するメッセージ取得ステップ(S134)と、上記メッセージ取得ステップにて取得された上記メッセージを提示対象者に提示するメッセージ出力ステップ(S136)とを含んでいる。
上記の構成および方法によれば、メッセージ提示装置は、提示対象者を撮影することにより提示対象者の画像データを生成し、機器情報、および、上記画像データに基づいて特定された提示対象者に対応づけられたメッセージを取得し、取得したメッセージを提示対象者に提示することができる。なお、機器情報、および、画像データに基づいて特定された提示対象者に対応づけられたメッセージの特定は、メッセージ提示装置自体において行ってもよいし、メッセージ管理装置等の外部の装置において行ってもよい。
これにより、メッセージ提示装置は、提示対象者の置かれた状況に対応した適切なメッセージを提示することができる。
さらに、本発明の一態様に係るメッセージ提示装置は、上記機器情報を取得する機器情報取得手段(機器情報取得部61)と、上記カメラによって生成された上記画像データに基づいて上記提示対象者を特定する対象者特定手段(対象者特定部62)と、上記機器情報取得手段によって取得された上記機器情報、および、上記対象者特定手段によって特定された上記提示対象者に対応づけられた上記メッセージを、上記提示対象者に提示するメッセージとして特定するメッセージ特定手段(ルール決定部63)とをさらに備えていてもよい。
上記の構成によれば、さらに、メッセージ提示装置は、機器情報の受信と、画像データに基づく提示対象者の特定と、提示するメッセージの決定とを自機単体で行うことができる。
また、本発明の1態様に係るメッセージ提示システムは、上記メッセージ管理装置と、上記メッセージ提示装置とを備えている。
なお、上記メッセージ管理装置およびメッセージ提示装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記メッセージ管理装置およびメッセージ提示装置をコンピュータにて実現させるメッセージ管理装置およびメッセージ提示装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、実施の形態に開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、実施の形態に開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
最後に、出力装置2および管理サーバ3の各ブロック、特にサーバ制御部60は、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。
後者の場合、出力装置2および管理サーバ3は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである出力装置2および管理サーバ3の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記出力装置2および管理サーバ3に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、一時的でない有形の媒体(non-transitory tangible medium)、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、マスクROM/EPROM/EEPROM(登録商標)/フラッシュROM等の半導体メモリ類、あるいはPLD(Programmable logic device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の論理回路類などを用いることができる。
また、出力装置2および管理サーバ3を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークは、プログラムコードを伝送可能であればよく、特に限定されない。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は、ユーザに対し適切な内容のメッセージを提示するメッセージ提示システムなどに関する。
1 家庭内機器(電子機器)
2 出力装置(メッセージ提示装置)
3 管理サーバ(メッセージ管理装置)
10 カメラ(カメラ)
20 制御部(制御命令取得手段、移動制御手段)
21 検出データ取得部
22 メッセージ取得部(メッセージ取得手段)
30 通信部
40 出力部(メッセージ出力手段)
50 サーバ通信部
60 サーバ制御部
61 機器情報取得部(機器情報取得手段)
62 対象者特定部(画像取得手段、対象者特定手段)
63 ルール決定部(メッセージ特定手段、制御命令送信手段)
64 出力要否判定部
65 メッセージ作成部
70 計時部(時刻取得手段)
80 記憶部
81 認証情報
82 ルールテーブル
83 グループ提示情報
100 メッセージ提示システム

Claims (8)

  1. 提示対象者に提示するためのメッセージをメッセージ提示装置に送信するメッセージ管理装置であって、
    上記メッセージは、上記提示対象者、および、通信可能に接続された電子機器において検知される所定の状況を示す機器情報にあらかじめ対応づけられており、
    上記電子機器から上記機器情報を取得する機器情報取得手段と、
    上記メッセージ提示装置から上記提示対象者を撮像して生成された画像データを取得する画像取得手段と、
    上記画像取得手段が取得した上記画像データに基づいて上記提示対象者を特定する対象者特定手段と、
    上記機器情報取得手段によって取得された上記機器情報、および、上記対象者特定手段によって特定された上記提示対象者に対応づけられた上記メッセージを、上記メッセージ提示装置に送信するメッセージとして特定するメッセージ特定手段とを備えることを特徴とするメッセージ管理装置。
  2. 上記メッセージ提示装置は自走式の装置であり、
    上記メッセージは、上記提示対象者および上記機器情報に対応づけられているとともに、上記提示対象者を撮像する場所へ上記メッセージ提示装置を移動させる制御命令にさらに対応づけられており、
    上記機器情報取得手段が上記機器情報を取得したとき、該機器情報が対応づけられているメッセージに対応づけられている上記制御命令を上記メッセージ提示装置に送信する制御命令送信手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のメッセージ管理装置。
  3. 上記メッセージは、上記提示対象者および上記機器情報に対応づけられているとともに、出力可能期間にさらに対応づけられており、
    上記機器情報取得手段が上記機器情報を取得した時刻あるいはそれとほぼ同じ時刻を取得する時刻取得手段をさらに備え、
    上記メッセージ特定手段は、上記機器情報取得手段によって取得された上記機器情報、および、上記対象者特定手段によって特定された上記提示対象者に対応づけられ、かつ、上記時刻取得手段が取得した時刻を含む上記出力可能期間に対応づけられているメッセージを、上記メッセージ提示装置に送信するメッセージとして特定することを特徴とする請求項1または2に記載のメッセージ管理装置。
  4. 1つのメッセージに、1つの上記機器情報および複数の提示対象者が対応づけられており、
    上記メッセージ特定手段は、上記機器情報取得手段によって上記機器情報が取得されたとき、該機器情報が対応づけられている上記メッセージを、該メッセージが対応づけられている上記複数の提示対象者のそれぞれに対して少なくとも1回提示されるように、上記メッセージを上記メッセージ提示装置に送信するメッセージとして特定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のメッセージ管理装置。
  5. 提示対象者にメッセージを提示するメッセージ提示装置であって、
    上記メッセージは、上記提示対象者、電子機器において検知される所定の状況を示す機器情報、および、上記提示対象者を撮像する場所を指定する制御命令があらかじめ対応づけられており、
    上記電子機器において所定の状況が検知されたとき、該状況を示す上記機器情報にあらかじめ対応づけられた上記制御命令を取得する制御命令取得手段と、
    上記制御命令取得手段によって取得された上記制御命令によって指定された場所へ自機を移動させる移動制御手段と、
    上記移動制御手段により移動した後、上記提示対象者を撮像して画像データを生成するカメラと、
    上記機器情報、および、上記カメラによって生成された上記画像データから特定された提示対象者にあらかじめ対応づけられたメッセージを取得するメッセージ取得手段と、
    上記メッセージ取得手段によって取得された上記メッセージを提示対象者に提示するメッセージ出力手段とを備えることを特徴とするメッセージ提示装置。
  6. 上記機器情報を取得する機器情報取得手段と、
    上記カメラによって生成された上記画像データに基づいて上記提示対象者を特定する対象者特定手段と、
    上記機器情報取得手段によって取得された上記機器情報、および、上記対象者特定手段によって特定された上記提示対象者に対応づけられた上記メッセージを、上記提示対象者に提示するメッセージとして特定するメッセージ特定手段とをさらに備えることを特徴とする請求項5に記載のメッセージ提示装置。
  7. 提示対象者に提示するためのメッセージをメッセージ提示装置に送信するメッセージ管理装置の制御方法であって、
    上記メッセージは、上記提示対象者、および、通信可能に接続された電子機器において検知される所定の状況を示す機器情報にあらかじめ対応づけられており、
    上記電子機器から上記機器情報を取得する機器情報取得ステップと、
    上記メッセージ提示装置から上記提示対象者を撮像して生成された画像データを取得する画像取得ステップと、
    上記画像取得ステップにて取得した上記画像データに基づいて上記提示対象者を特定する対象者特定ステップと、
    上記機器情報取得ステップにて取得された上記機器情報、および、上記対象者特定ステップにて特定された上記提示対象者に対応づけられた上記メッセージを、上記メッセージ提示装置に送信するメッセージとして特定するメッセージ特定ステップとを含むことを特徴とするメッセージ管理装置の制御方法。
  8. 提示対象者にメッセージを提示するメッセージ提示装置の制御方法であって、
    上記メッセージは、上記提示対象者、電子機器において検知される所定の状況を示す機器情報、および、上記提示対象者を撮像する場所を指定する制御命令があらかじめ対応づけられており、
    上記電子機器において所定の状況が検知されたとき、該状況を示す上記機器情報にあらかじめ対応づけられた上記制御命令を取得する制御命令取得ステップと、
    上記制御命令取得ステップにて取得された上記制御命令によって指定された場所へ自機を移動させる移動制御ステップと、
    上記移動制御ステップにて移動した後、上記提示対象者を撮像して画像データを生成する画像データ生成ステップと、
    上記機器情報、および、上記画像データ生成ステップにて生成された上記画像データから特定された提示対象者にあらかじめ対応づけられたメッセージを取得するメッセージ取得ステップと、
    上記メッセージ取得ステップにて取得された上記メッセージを提示対象者に提示するメッセージ出力ステップとを含むことを特徴とするメッセージ提示装置の制御方法。
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