JP5988646B2 - 三方弁およびその三方弁を備えた空気調和装置 - Google Patents

三方弁およびその三方弁を備えた空気調和装置 Download PDF

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Description

本発明は、三方弁およびその三方弁を備えた空気調和装置に関し、特に流量調整機能を兼ね備えた三方弁およびその三方弁を備えた空気調和装置に関するものである。
従来から、ビル用マルチエアコンなどの空気調和装置においては、たとえば室外に配置した熱源機である室外機と、室内に配置した室内機との間に冷媒を循環させることによって冷房運転又は暖房運転を実行するようになっている。具体的には、室内機において冷媒が放熱して加熱された空気あるいは冷媒が吸熱して冷却された空気により空調対象空間の暖房または冷房を行なっている。
さらに、1台の室外機と複数台の室内機とを組み合せたシステムでは、冷暖混在運転が可能なように分流コントローラー(中継ユニットや分岐ユニット、中継機等と称されることもある)を室外機と室内機との間に介在させるようにしている。そして、室内機から冷房と暖房が同時に要求された場合は、分流コントローラーにより冷媒の流れる方向を切り換えて、たとえば冬場においては、ダイニングゾーンを暖房させながら、火器を使用する厨房ゾーンを冷房することができる。
このような空気調和装置の冷媒流量を制御するために、流量調整用の絞り装置が使用されることが一般的である。また、冷媒の流れ方向を切り換えるために、流路切替装置として三方弁が使用されることが多い(たとえば、特許文献1参照)。
特開平5−322348号公報(図1等)
特許文献1に記載されている空気調和装置では、中継機によって、冷房運転と暖房運転とを切換制御したい室内機の数量分の三方弁を制御して、室内機に高圧ガス冷媒を送る方向と、室内機から低圧ガス冷媒を受け取る方向と、を切り換えている。三方弁の中には、一つのアクチュエーターで流路切替装置としての機能を果たすように構成されたものも市販されているが、このような三方弁は、外径寸法が他のアクチュエーターに比べて大きく、コストも高く、分流コントローラーのコンパクト化を阻害することにもなってしまう。
従来から、上記のような課題を回避するために三方弁の構成として3個の電磁弁をアクチュエーターとして選定し、一つの電磁弁ブロックとして合体させるようにしたものがある。このような三方弁は、1つの電磁弁で高圧配管側の流路を開閉させ、もう1つ電磁弁で低圧配管側の流路を開閉させ、更にもう1つの電磁弁で低圧配管側の微小流路を開閉させて低圧側配管の流路を急に大きく開閉させることによって発生する冷媒流動の異音を解消させている。しかしながら、この構成では、コンパクト化阻害に対しての課題については解決できたが、コストダウンの問題を解決するには至っていない。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、コンパクト化とコストダウンの両立を図るようにした流量調整機能を兼ね備えた三方弁、および、その三方弁を備え、装置全体のコンパクト化とコストダウンの両立を図るようにした空気調和装置を提供することを目的とするものである。
本発明に係る三方弁は、流入出口、流入口および流出口を備える弁本体と、前記弁本体の内部で前記流入出口と前記流入口との間に配置する第1弁座と、前記弁本体の内部で前記流入出口と前記流出口との間に配置する第2弁座と、前記弁本体の内部で同一軸上に配置され、前記第1弁座、前記第2弁座を開閉可能な第1弁体、第2弁体と、前記第1弁体、前記第2弁体に連結し、前記第1弁体、前記第2弁体を押し引きするプッシュプルロッドと、前記プッシュプルロッドを駆動する電動アクチュエーターと、を有し、前記電動アクチュエーターは、前記プッシュプルロッドを介して前記第1弁体を押すことで該第1弁体を開弁させ、前記プッシュプルロッドを介して前記第2弁体を引くことで該第2弁体を開弁させ、前記プッシュプルロッドを、前記第1弁体を押さず、前記第2弁体を引かない位置である中間位置に移動させることで前記第1弁体及び前記第2弁体の両方を閉弁させ、前記プッシュプルロッドは、前記第2弁体に貫通配置され、前記第2弁体の先端内縁に形成されている段差部と係止する係止部が外周面の一部に径方向外側に向かって突出するように形成されており、その先端が前記第1弁体の端部を押すことで前記第1弁体を開弁し、前記係止部が前記段差部と係止された状態で引かれることで前記第2弁体を開弁し、前記プッシュプルロッドの先端と前記第1弁体との間に第1クリアランスを設け、前記プッシュプルロッドの前記係止部と前記第2弁体の段差部との間に第2クリアランスを設け、前記第1クリアランス及び前記第2クリアランスにより、前記第1弁体及び前記第2弁体を同時に閉弁できるものである。
本発明に係る空気調和装置は、冷熱又は温熱を生成する少なくとも1台の室外機と、前記室外機で生成された冷熱又は温熱で空調運転を実行する複数台の室内機と、前記室外機と前記室内機との間に介在し、前記室内機からの要求に応じて冷媒の流れを切り替える分流コントローラーと、を備え、前記分流コントローラーには、前記室外機と接続する高圧配管と低圧配管とが並列に配置され、上記の三方弁が前記室内機の台数に対応した個数設置されており、前記三方弁は、前記流入出口が前記室内機に、前記流入口が前記高圧配管に、前記流出口が前記低圧配管に、それぞれ接続されているものである。
本発明に係る空気調和装置は、冷熱又は温熱を生成する少なくとも1台の室外機と、前記室外機で生成された冷熱又は温熱で空調運転を実行する複数台の室内機と、前記室外機と前記室内機との間に介在し、前記室内機からの要求に応じて冷媒の流れを切り替える分流コントローラーと、を備え、前記分流コントローラーには、上記の三方弁が前記室内機の台数に対応した個数設置されており、前記三方弁は、前記流入出口が前記室内機に接続され、前記流入口が連結されることで前記室外機に接続する高圧配管を形成し、前記流出口が連結されることで前記室外機に接続する低圧配管が形成されているものである。
本発明に係る三方弁によれば、第1弁体、第2弁体が1つの電動アクチュエーターにより駆動するプッシュプルロッドにより連結駆動されるので、流量調整機能を兼ね備えるとともに、コンパクト化とコストダウンの両立を図ることができる。
本発明に係る空気調和装置によれば、上記の三方弁を備えているので、空気調和装置自体のコンパクト化とコストダウンの両立を図ることが可能になる。
本発明の実施の形態1に係る三方弁の外観構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る三方弁の内部構成を示す要部縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係る三方弁を16分岐タイプの分流コントローラーに搭載する場合の搭載例を模式的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る三方弁に用いられる第1弁体の構成の一例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る三方弁に用いられる第1弁体の構成の一例を示す上面図である。 本発明の実施の形態2に係る三方弁の外観構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る三方弁の内部構成を示す要部縦断面図である。 本発明の実施の形態2に係る三方弁の接続状態の一部を示す概略縦断面図である。 本発明の実施の形態2に係る三方弁を16分岐タイプの分流コントローラーに搭載する場合の搭載例を模式的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る三方弁の第1弁体及び第2弁体が閉弁しているときの内部構造を示す拡大詳細図である。 本発明の実施の形態2に係る三方弁の第1弁体が開弁、第2弁体が閉弁しているときの内部構造を示す拡大詳細図である。 本発明の実施の形態2に係る三方弁の第1弁体が閉弁、第2弁体が開弁しているときの内部構成を示す拡大詳細図である。 現在市販されている三方弁の構成の一例を示す斜視図である。 現在市販されている三方弁を11分岐タイプの分流コントローラーに搭載する場合の搭載例を模式的に示す斜視図である。 従来の三方弁の構成の一例を示す斜視図である。 従来の三方弁を16分岐タイプの分流コントローラーに搭載する場合の搭載例を模式的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る空気調和装置の冷房主体モード時における冷媒回路構成の一例を概略的に示す冷媒回路図である。 本発明の実施の形態3に係る空気調和装置の暖房主体モード時における冷媒回路構成の一例を概略的に示す冷媒回路図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る三方弁26の外観構成を示す斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る三方弁26の内部構成を示す要部縦断面図である。図1及び図2に基づいて、三方弁26の構成について説明する。図2では、流入出口16と流入口17との間に配置する第1弁体22が閉弁し、流入出口16と流出口18との間に配置する第2弁体23が閉弁した状態を示している。なお、図1及び図2を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
[三方弁26の構成]
三方弁26は、空気調和装置等の冷凍サイクル装置に設けられ、冷媒の流れを切り替える機能を有するとともに、流量制御機能を兼ね備えたものである。三方弁26は、流入出口16、流入口17および流出口18を備える弁本体19と、弁本体19の内部で流入出口16と流入口17との間に配置する第1弁座20と、弁本体19の内部で流入出口16と流出口18との間に配置する第2弁座21と、弁本体19の内部で同一軸上に配置され、2つの弁座(第1弁座20、第2弁座21)を独立して開閉可能な2つの弁体(第1弁体22、第2弁体23)と、電動アクチュエーター24により、第1弁体22を押すことで、第2弁体23を引くことで、駆動するプッシュプルロッド25と、を有している。
図2に示すように、プッシュプルロッド25は、第2弁体23を貫通するように設けられている。第2弁体23の先端内縁には、プッシュプルロッド25の外周面を径方向外側に向かって突出させた係止部25aが係止する段差部23aが形成されている。プッシュプルロッド25は、先端が第1弁体22の紙面上側端面に当接することで、電動アクチュエーター24からの力を第1弁体22に伝達する。
そして、第1弁体22を開弁しない状態においては、プッシュプルロッド25の先端と第1弁体22の紙面上側端面との間に所定距離の第1クリアランス41が形成される。また、第2弁体23を開弁しない状態においては、プッシュプルロッド25の係止部25aと第2弁体23の段差部23aとの間に所定距離の第2クリアランス42が形成される。なお、第1クリアランス42及び第2クリアランス42は、実施の形態2の図7、図10〜図12に示している。
すなわち、電動アクチュエーター24によりプッシュプルロッド25がプッシュされた時に、プッシュプルロッド25と第1弁体22とが連結し、第1弁体22が押され、第1弁体22が第1弁座20から離れ、第1弁体22が開弁した状態になる。また、電動アクチュエーター24によりプッシュプルロッド25がプルされた時に、プッシュプルロッド25と第2弁体23とが連結し、第2弁体23が引かれ、第2弁体23が第2弁座21から離れ、第2弁体23が開弁した状態になる。プッシュプルロッド25は、第1弁体22又は第2弁体23のいずれかに連結するようになっている。
ただし、プッシュプルロッド25が中間位置にある時においては、第1クリアランス41及び第2クリアランス42により、プッシュプルロッド25は第1弁体22及び第2弁体23のいずれも連結しておらず、第1弁体22と第2弁体23の両方を閉弁させる。このようにプッシュプルロッド25を構成にすることで、三方弁26は、1つの電動アクチュエーター24により流量調整が可能になっている。つまり、プッシュプルロッド25は、第1クリアランス41及び第2クリアランス42を形成するように、係止部25aから先端部までの長さが決定されている。
実施の形態3で説明するが、三方弁26が冷凍サイクルを有する空気調和装置に備えられた場合、流入出口16は室内機に接続され、流入口17は後述する室外機の高圧配管に接続され、流出口18は室外機の低圧配管に、それぞれ接続されることになる。
電動アクチュエーター24は、カートリッジ式のLEVであり、パルス信号の入力によりローターが回転制御可能なステッピングモーターに該ステッピングモーターからの動力を伝達するギア減速機構とネジ送り機構を内蔵して構成されている。そして、電動アクチュエーター24は、電動アクチュエーター24に雄ネジ一体構造として接続されているプッシュプルロッド25に押引き動作を与える。
第1弁体22は、プッシュプルロッド25の否付勢状態において第1バネ31により第1弁座20に付勢され、閉弁状態を維持する。そして、第1弁体22は、プッシュプルロッド25が電動アクチュエーター24の駆動により下方向に押されることにより、第1弁座20を開口し、開弁する。なお、プッシュプルロッド25の駆動力は、第1バネ31の付勢力よりも大きい。
第2弁体23は、プッシュプルロッド25の否付勢状態において第2バネ32により第2弁座21に付勢され、閉弁状態を維持する。そして、第2弁体23は、プッシュプルロッド25が電動アクチュエーター24の駆動により上方向に引かれることにより、第2弁座21を開口し、開弁する。なお、プッシュプルロッド25の駆動力は、第2バネ32の付勢力よりも大きい。
[三方弁26の搭載例]
図3は、三方弁26を16分岐タイプの分流コントローラーに搭載する場合の搭載例を模式的に示す斜視図である。図3に基づいて、三方弁26を16分岐タイプの分流コントローラーに搭載する場合の搭載例について説明する。なお、図3では、分流コントローラーの三方弁26の搭載部分だけを抽出して図示している。
分流コントローラーは、たとえば一台の室外機と複数台の室内機とを組み合せたシステムにおいて、室外機と室内機との間に介在し、冷媒の流れる方向を適宜切り換えて複数台の室内機で冷暖混在運転を可能にするものである。図3に示すように、分流コントローラーでは、高圧配管14と低圧配管15とを並列に配置し、三方弁26の流入口17を高圧配管14に、三方弁26の流出口18を低圧配管15に、それぞれ接続し、16分岐タイプの三方弁ユニットが構成されている。なお、図示省略しているが三方弁26の流入出口16は室内機に接続され、流入口17及び流出口18は高圧配管14及び低圧配管15を介して室外機に接続される。
[第1弁体22の構成例]
図4は、三方弁26に用いられる第1弁体22の構成の一例を示す斜視図である。図5は、三方弁26に用いられる第1弁体22の構成の一例を示す上面図である。図4及び図5に基づいて、第1弁体22の構成について説明する。
図4及び図5に示すように、第1弁体22は、弁先端部分を三又形状にしている。そして、その三又部分が第1弁座20の穴に嵌合し、弁軸の振れを抑えるようになっている。また、第1弁体22の軸部壁面の一部には、差圧キャンセル用のバイパス穴22aが形成されている。なお、第2弁体23は、内部にプッシュプルロッド25が挿通し、先端からプッシュプルロッド25の先端が突出するようになっている点で第1弁体22と異なるが、第1弁体22と同様に弁先端部分を三又形状にしている。また、第2弁体23の軸部壁面の一部には、差圧キャンセル用のバイパス穴が形成されている。
[三方弁26の奏する効果]
以上のように、三方弁26は、第1弁体22及び第2弁体23を同時に閉弁させることができ、冷暖房の空気調和を必要としない室内機への冷媒循環を遮断できる。そのため、三方弁26によれば、分流コントローラーの三方弁として使用が可能であるので、分流コントローラー3と室内機との間の接続配管によるエネルギーロスを抑制することができ、省エネに貢献する。
また、三方弁26は、第1弁体22および第2弁体23を、電動アクチュエーター24により閉弁状態から徐々に開弁させることができる。つまり、三方弁26では、電動アクチュエーター24により第1弁体22および第2弁体23を段階的に移動可能になっている。そのため、三方弁26によれば、流路を急に大きく開閉させることによる冷媒流動の異音を発生させることがなく、冷媒流動の異音防止用の電磁補助弁が不要となる。その結果、三方弁26は、コンパクト化とコストダウンが可能になる。
さらに、第1弁体22および第2弁体23は、1つの電動アクチュエーター24により駆動するプッシュプルロッド25により連結駆動されるので、コンパクト化とコストダウンに更に寄与し、更なる省エネにもなる。このような三方弁26を空気調和装置に備えることによって、空気調和装置の装置自体のコンパクト化とコストダウンを可能とし、更に省エネ運転が可能となる。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2に係る三方弁26Aの外観構成を示す斜視図である。図7は、本発明の実施の形態2に係る三方弁26Aの内部構成を示す要部縦断面図である。図6及び図7に基づいて、三方弁26Aの構成について説明する。図7では、流入出口16と流入口17(流入口17a、流入口17b)との間に配置する第1弁体22が閉弁し、流入出口16と流出口18(流出口18a、流出口18b)との間に配置する第2弁体23が閉弁した状態を示している。なお、実施の形態2では実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
(三方弁26Aの構成)
三方弁26Aは、実施の形態1に係る三方弁26と同様の機能を有している。実施の形態1に係る三方弁26は、高圧配管14及び低圧配管15に接続される流入口17及び流出口18を設けた構成であったが、実施の形態2に係る三方弁26Aは、流入口17それ自体が高圧配管を構成し、流出口18それ自体が低圧配管を構成している。つまり、実施の形態2に係る三方弁26Aは、実施の形態1に係る三方弁26よりも更なるコンパクト化とコストダウンを実現したものになっている。
三方弁26Aは、実施の形態1に係る三方弁26Aと同様に、流入出口16、流入口17および流出口18を備える弁本体19と、弁本体19の内部で流入出口16と流入口17との間に配置する第1弁座20と、弁本体19の内部で流入出口16と流出口18との間に配置する第2弁座21と、弁本体19の内部で同一軸上に配置され、2つの弁座(第1弁座20、第2弁座21)を独立して開閉可能な2つの弁体(第1弁体22、第2弁体23)と、第1弁体22、第2弁体23に連結し、電動アクチュエーター24により駆動するプッシュプルロッド25と、を有している。また、三方弁26Aは、第1バネ31及び第2バネ32を有している。
三方弁26Aでは、流入口17及び流出口18が流入出口16に対して直交方向に形成されている。これにより、流入口17及び流出口18は、2つの弁体の軸方向に対しても直交方向に形成されることになる。また、流入口17は、弁本体19を貫通している。さらに、流出口18も、弁本体19を貫通している。図6及び図7では、流入口17の弁本体19の両端開口部を、流入口17a、流入口17bとして図示している。同様に、図6及び図7では、流出口18の弁本体19の両端開口部を、流出口18a、流出口18bとして図示している。
[三方弁26Aの搭載例]
図8は、三方弁26Aの接続状態の一部を示す概略縦断面図である。図9は、三方弁26Aを16分岐タイプの分流コントローラーに搭載する場合の搭載例を模式的に示す斜視図である。図8及び図9に基づいて、三方弁26Aを16分岐タイプの分流コントローラーに搭載する場合の搭載例について説明する。なお、図8では、3個の三方弁26A(紙面左側から三方弁26Aa、三方弁26Ab、三方弁26Acとして表記)を接続した状態を図示している。また、図9では、分流コントローラーの三方弁26Aの搭載部分だけを抽出して図示している。図9では、紙面左側から4つまでの三方弁26Aを、三方弁26Aa、三方弁26Ab、三方弁26Ac、三方弁26Adとして表記している。
実施の形態1では、分流コントローラーに、高圧配管14と低圧配管15とが並列に配置され、それぞれに三方弁26を接続したが、実施の形態2では、分流コントローラーに、独立した高圧配管14と低圧配管15とを配置していない。つまり、実施の形態では、複数個の三方弁26Aを連結することで、高圧配管14と低圧配管15とを構成するようになっている。なお、流入出口16は室内機に接続され、流入口17の連続で構成される高圧配管14は室外機の高圧配管14に接続され、流出口18の連続で構成される低圧配管15は室外機の低圧配管15に接続される。
三方弁26をたとえば16分岐タイプの分流コントローラーに搭載する場合、一つの三方弁26Aの流入口17b及び流出口18bを、隣接する三方弁26Aの流入口17a及び流出口18aに接続する。そして、次々に必要分岐数分の三方弁26Aを接続することで、流入口17が連続した1本の高圧配管14を構成し、流出口18が連続した1本の低圧配管15を構成することになる。このように16分岐タイプの三方弁ユニットが構成される。従って、分流コントローラーに、三方弁26とは独立した高圧配管14及び低圧配管15を配置しなくて済む。よって、三方弁26Aによれば、コンパクト化とコストダウンを高次元で達成できる。
[三方弁26Aの詳細な動作]
図10は、三方弁26Aの第1弁体22及び第2弁体23が閉弁しているときの内部構造を示す拡大詳細図である。まず、図10に基づいて、三方弁26Aの動作のうち、第1弁体22及び第2弁体23が閉弁しているときの動作について説明する。
図10に示すように、第1弁体22は、プッシュプルロッド25の先端との間に第1クリアランス41がある時には否付勢状態となり、第1バネ31により第1弁座20に付勢された状態、つまり閉弁状態を維持する。第1バネ31は、バネケース33に保持されるようになっている。このバネケース33は、ネジ結合により弁本体19に強固に組付けられる。つまり、バネケース33の外周面にはネジ山が、弁本体19の内周面にはネジ溝が、それぞれ形成され、バネケース33は、回し込まれることで弁本体19の内側に組付けられる。ネジ山とネジ溝の関係は逆でもよい。
弁本体19の紙面下側端面には第1ガスケット35が設けられている。バネケース33を弁本体19に組付けると、第1ガスケット35により、弁本体19の紙面下側端面とバネケース33のフランジの紙面上側表面との間が封止される。また、バネケース33の紙面上側における上端側の外周面には第1Oリング37が設けられている。バネケース33を弁本体19に組付けると、第1Oリング37により、弁本体19の内周面とバネケース33の紙面上側における上端側の外周面との間が封止される。したがって、三方弁26Aは、第1ガスケット35及び第1Oリング37により冷媒に対しての気密性が得られる。
また、図10に示すように、第2弁体23は、段差部23aがプッシュプルロッド25の係止部25aとの間に第2クリアランス42がある時には否付勢状態となり、第2バネ32により第2弁座21に付勢された状態、つまり閉弁状態を維持する。なお、段差部23a及び係止部25aについては、実施の形態1で説明した通りである。
第2バネ32は、LEVカートリッジ34に保持されるようになっている。LEVカートリッジ34は、電動アクチュエーター24の紙面下型先端に取り付けられ、内側に第2バネ32だけでなく第2弁体23も設けられているようになっている。このLEVカートリッジ34は、ネジ結合により弁本体19に強固に組付けられる。つまり、LEVカートリッジ34の外周面にはネジ山が、弁本体19の内周面にはネジ溝が、それぞれ形成され、LEVカートリッジ34は、回し込まれることで弁本体19の内側に装着される。ネジ山とネジ溝の関係は逆でもよい。
弁本体19の紙面上側端面には第2ガスケット36が設けられている。LEVカートリッジ34を弁本体19に組付けると、第2ガスケット36により、弁本体19の紙面上側端面とLEVカートリッジ34のフランジの紙面下側表面との間が封止される。また、LEVカートリッジ34の紙面下側における下端側の外周面には第2Oリング38が設けられている。LEVカートリッジ34を弁本体19に組付けると、第2Oリング38により、弁本体19の内周面とLEVカートリッジ34の紙面下側における上端側の外周面との間が封止される。したがって、三方弁26Aは、第2ガスケット36及び第2Oリング38により冷媒に対しての気密性が得られる。
さらに、第2弁体23のLEVカートリッジ34内における外周面には、第3Oリング39、第4Oリング40が設けられている。第3Oリング39及び第4Oリング40によって、第2弁体23の外周面とLEVカートリッジ34の内周面との間の気密性が得られ、第2弁体23とプッシュプルロッド25の間の隙間から高圧冷媒が低圧冷媒側に漏れてしまうことを防止している。
なお、第1クリアランス41及び第2クリアランス42は、各部品の寸法誤差を考慮して決定するとよく、三方弁26Aでは第1弁体22と第2弁体23の両方が閉弁しているときの状態を基本設定値として、共に0.5mmとしている。
図11は、三方弁26Aの第1弁体22が開弁、第2弁体23が閉弁しているときの内部構造を示す拡大詳細図である。次に、図11に基づいて、三方弁26Aの動作のうち、第1弁体22が開弁、第2弁体23が閉弁しているときの動作について説明する。
プッシュプルロッド25が電動アクチュエーター24の駆動により下方向に移動することより第1クリアランス41が0になり、プッシュプルロッド25の先端が第1弁体22に当接する。それから次に、第1バネ31の付勢力よりも大きい駆動力でプッシュプルロッド25が下方向に移動を続けると、信号が入力されることにより第1弁体22は開弁を開始する。このとき、第1弁体22は、パルス信号の制御量に応じて開弁リフト量が決定されるようになっている。
図12は、三方弁26Aの第1弁体22が閉弁、第2弁体23が開弁しているときの内部構成を示す拡大詳細図である。次に、図12に基づいて、三方弁26Aの動作のうち、第1弁体22が閉弁、第2弁体23が開弁しているときの動作について説明する。
プッシュプルロッド25が電動アクチュエーター24の駆動により上方向に移動することにより第2クリアランス42が0になり、プッシュプルロッド25のくびれ部が第2弁体23に当接する。それから次に、第2バネ32の付勢力よりも大きい駆動力でプッシュプルロッド25が上方向に移動を続けると、信号が入力されることにより第2弁体23は開弁を開始する。このとき、第2弁体23は、パルス信号の制御量に応じて開弁リフト量が決定されるようになっている。
参考例1.
図13は、現在市販されている三方弁26’の構成の一例を示す斜視図である。図14は、三方弁26’を11分岐タイプの分流コントローラーに搭載する場合の搭載例を模式的に示す斜視図である。図13及び図14に基づいて、参考例1に係る三方弁26’について説明する。なお、現在、標準品として市販されている冷媒用の三方弁26はないので、四方弁の1つの流体流出入口を閉塞して三方弁として使用するのが一般的である。また、図14では、分流コントローラーの三方弁26’の搭載部分だけを抽出して図示している。さらに、実施の形態1又は実施の形態2に対応する部品については、実施の形態1又は実施の形態2で付記した符号の末尾に「’」を付記するものとする。
図13に示す三方弁26’は、四方弁を援用したものである。三方弁26’では、流入口17’から高圧入力キャピラリー48が、流出口18’から低圧入力キャピラリー49が、それぞれ副弁本体46に接続されている。三方弁26’では、副弁本体46から出力キャピラリー50が主弁本体45の紙面左端に接続され、副弁本体46から出力キャピラリー51が主弁本体45の紙面右側の端部に接続されている。また、三方弁26’は、電磁弁47を有している。
電気信号の入力により駆動される電磁弁47の動作により、副弁本体46内部の副弁体を作動させ、流入口17’内の冷媒と流出口18’内の冷媒の差圧を主弁本体45の紙面左端から加えるか、紙面右端から加えるかを切り替える。そして、主弁本体45内部の主弁体を作動させて、冷媒流路の切り替えを行なう。すなわち、流入出口43をキャップ44で蓋をしているので、四方弁を三方弁26’として機能させることが可能になっている。
図14に示すように、分流コントローラーでは、高圧配管14’と低圧配管15’とを並列に配置し、三方弁26’の流入口17’を高圧配管14’に、三方弁26’の流出口18’を低圧配管15’に、それぞれ接続し、11分岐タイプの三方弁ユニットが構成されている。なお、図示省略しているが三方弁26’の流入出口16’は流入出口接続配管52を介して室内機に接続され、流入口17’及び流出口18’は高圧配管14’及び低圧配管15’を介して室外機に接続される。
参考例1と実施の形態2との比較から明らかなように、図14と図9の分岐方向の寸法を合わせると、図9では16分岐構成が可能であるのに対して、図14では11分岐構成にしかならない。つまり、参考例1で実施の形態2と同じ16分岐構成を実現するためには、実施の形態2の約1.5倍のスペースが必要となる。さらに、参考例1では、図14に示すように、別部品の高圧配管14’と低圧配管15’が必要であるので、高さ方向で実施の形態2の約2倍のスペースが必要となり、幅方向で約2.2倍のスペースが必要となる。そのため、1.5×2×2.2=6.6により、約7倍の体積となり、コンパクト化を大きく阻害していることがわかる。
参考例2.
図15は、従来の三方弁26”の構成の一例を示す斜視図である。図16は、三方弁26”を16分岐タイプの分流コントローラーに搭載する場合の搭載例を模式的に示す斜視図である。図15及び図16に基づいて、参考例2に係る三方弁26”について説明する。なお、図16では、分流コントローラーの三方弁26”の搭載部分だけを抽出して図示している。また、実施の形態1又は実施の形態2に対応する部品については、実施の形態1又は実施の形態2で付記した符号の末尾に「”」を付記するものとする。
三方弁26”では、電磁弁ブロックに流入出口16”を設け、流入出口16”に直交する方向に貫通する高圧配管側の流入口17a”及び流入口17b”と、低圧配管側の流出口18a”及び流出口18b”を設けている。また、三方弁26”では、流入出口16”と流入口17a”及び流入口17b”との間に第1電磁弁28を配置し、流入出口16”と流出口18a”及び流出口18b”との間に第2電磁弁29を配置している。
そして、三方弁26”は、低圧側配管の流路を急に大きく開閉させることによる冷媒流動の異音を解消させるために、流入出口16”と流出口18a”及び流出口18b”との間に微小流路を設けるようにしている。この微小流路に第3電磁弁30を配置して、第2電磁弁29が開弁動作する前に第3電磁弁30を開弁動作させ、第2電磁弁29が閉弁動作した後に第3電磁弁30を閉弁動作させる制御を行なっている。
図9と同様に、三方弁26”をたとえば16分岐タイプの分流コントローラーに搭載する場合、一つの三方弁26”の流入口17b”及び流出口18b”を、隣接する三方弁26”の流入口17a”及び流出口18a”に接続する。そして、次々に必要分岐数分の三方弁26”を接続することで、流入口17”が連続した1本の高圧配管14”を構成し、流出口18”が連続した1本の低圧配管15”を構成することになる。このように16分岐タイプの三方弁ユニットが構成される。
参考例2と実施の形態2との比較から明らかなように、図16の長さ方向と高さ方向は図11と同じスペースで、幅方向で図11の約1.1倍のスペースのため、1×1.1=1.1により、ほぼ同じスペースである。しかしながら、スペースこそほぼ同じであるものの、電磁弁が複数個必要である。そのため、コストダウンを大きく阻害していることがわかる。
実施の形態3.
図17及び図18は、本発明の実施の形態3に係る空気調和装置500の冷媒回路構成の一例を概略的に示す冷媒回路図である。図17及び図18に基づいて、空気調和装置500について説明する。図17では、空気調和装置500の冷房主体モード時における冷媒の流れを矢印で図示している。図18では、空気調和装置500の暖房主体モード時における冷媒の流れを矢印で図示している。空気調和装置500は、実施の形態1に係る三方弁26又は実施の形態2に係る三方弁26Aを備えたものである。ここでは、空気調和装置500が実施の形態1に係る三方弁26を備えたものとして説明する。
図17及び図18に示すように、空気調和装置500は、1台の室外機1と、複数台(図では4台)の室内機2と、室外機1と室内機2との間に介在する分流コントローラー3と、を有し、1台の室外機1と複数台の室内機2とを組み合せたシステムとして構成されている。この空気調和装置500は、たとえばビルやマンション、ホテル等に設置され、冷媒を循環させる冷凍サイクルを利用することで暖房運転及び冷房運転を同時に実行できるものである。なお、図17及び図18では、室内機2を破線で一括りにして図示しているが、室内熱交換器13の台数分の室内機2が接続されているものとする。
[室外機1]
室外機1は、分流コントローラー3を介して、室内機2に温熱又は冷熱を供給する機能を有している。この室外機1には、圧縮機4と、油分離器5と、流路切替手段である四方弁6と、室外熱交換器7と、アキュムレーター8とが直列に配管接続されて搭載されている。なお、室外機1には、室外熱交換器7に空気を供給するためのファン等の送風機を室外熱交換器7の近傍位置に設けるとよい。
圧縮機4は、冷媒を吸入し、その冷媒を圧縮して高温・高圧の状態にして吐出するものである。油分離器5は、圧縮機4の吐出側に設けられ、圧縮機4から冷媒とともに吐出された冷凍機油を冷媒から分離するものである。油分離器5で分離された冷凍機油は、図示省略の返油回路を介して圧縮機4の吸入側に導かれる。四方弁6は、冷媒の流れを切り替えるものである。室外熱交換器7は、蒸発器や放熱器(凝縮器)として機能し、図示省略の送風機から供給される空気と冷媒との間で熱交換を行ない、冷媒を蒸発ガス化又は凝縮液化するものである。アキュムレーター8は、圧縮機4の吸入側に配置され、過剰な冷媒を貯留するものである。
また、室外機1には、室外熱交換器7と分流コントローラー3との間における高圧配管14に所定の方向(室外機1から分流コントローラー3への方向)のみに冷媒の流れを許容する逆止弁9aが、四方弁6と分流コントローラー3との間における低圧配管15に所定の方向(分流コントローラー3から室外機1への方向)のみに冷媒の流れを許容する逆止弁9bが、設けられている。
高圧配管14は、逆止弁9aの上流側で分岐され、四方弁6に接続している。この高圧配管14を高圧配管14aと称する。高圧配管14aには、高圧配管14から低圧配管15の方向のみに冷媒の流通を許容する逆止弁9cが設けられている。高圧配管14aは、逆止弁9cの下流側で分岐され、低圧配管15と室外熱交換器7とを接続している配管(低圧配管15a)に接続している。高圧配管14aから分岐された配管を高圧配管14bと称する。高圧配管14bには、高圧配管14から低圧配管15aの方向のみに冷媒の流通を許容する逆止弁9dが設けられている。
低圧配管15は、逆止弁9bの上流側で分岐され、室外熱交換器7に接続している。この低圧配管15を低圧配管15aと称する。低圧配管15aには、低圧配管15から室外熱交換器7の方向のみに冷媒を流通する逆止弁9eが設けられている。また、高圧配管14の逆止弁9aの下流側と、低圧配管15の逆止弁9bの下流側とを接続する低圧配管15bが設けられている。この低圧配管15bには、低圧配管15から高圧配管14の方向のみに冷媒を流通する逆止弁9fが設けられている。さらに、高圧配管14の室外熱交換器7の出口側には室外熱交換器7から流出した冷媒を逆止弁9a又は逆止弁9c側のみに冷媒を流通する逆止弁9gが設けられている。
高圧配管14(高圧配管14a、高圧配管14bを含む)、低圧配管15(低圧配管15a、低圧配管15bを含む)、逆止弁9a〜9gによって、室外熱交換器7に流入する冷媒の流れ、室外機1から分流コントローラー3に流入する冷媒の流れを一定方向にしている。ただし、これは必須のものではない。
[室内機2]
室内機2は、室外機1からの冷熱又は温熱の供給を受けて冷房運転又は暖房運転を担当する機能を有している。室内機2には、膨張弁12と、室内熱交換器13とが、直列に接続されて搭載されている。なお、図17及び図18では、室内機2が4台接続され、それぞれに膨張弁12a〜12d、室内熱交換器13a〜13dが搭載されている状態を例に示している。また、膨張弁12と室内熱交換器13の関係は一対一でなくてもよく、何台かの室内熱交換器13に共通した1台の膨張弁12を設けるようにしてもよい。さらに、膨張弁12を分流コントローラー3に設けるようにしてもよい。
膨張弁12は、冷媒を減圧して膨張させるものである。この膨張弁12は、開度が可変に制御可能なもの、たとえば電子式膨張弁による緻密な流量制御手段や、毛細管等の安価な冷媒流量調節手段等で構成するとよい。室内熱交換器13は、放熱器(凝縮器)や蒸発器として機能し、図示省略の送風機から供給される空気と冷媒との間で熱交換を行ない、冷媒を凝縮液化又は蒸発ガス化するものである。なお、室内機2には、室内熱交換器13に空気を供給するためのファン等の送風機を室内熱交換器13の近傍に設けるとよい。
[分流コントローラー3]
分流コントローラー3は、室外機1と室内機2の間に介在し、室外機1と室内機2とを接続し、三方弁26を介して冷媒の流れを制御することにより、室内熱交換器13を放熱器又は蒸発器とするかを決定する機能を有している。この分流コントローラー3は、気液分離器10と、膨張弁11aと、膨張弁11bと、三方弁26と、を少なくとも有している。
気液分離器10は、冷媒をガス冷媒と液冷媒とに分離するものであり、冷媒入口側が高圧配管14に接続されている。気液分離器10のガス冷媒出口側及び液冷媒出口における配管は、いずれも室内機2の台数分に分岐され、それぞれが三方弁26、室内熱交換器13に接続されている。ただし、気液分離器10の液冷媒出口における配管は、更にもう一分岐され、膨張弁11を介して低圧配管15に接続するようになっている。この配管を接続配管60と称する。
膨張弁11aは、接続配管60に設けられ、冷媒を減圧して膨張させるものである。この膨張弁11aは、開度が可変に制御可能なもの、たとえば電子式膨張弁による緻密な流量制御手段や、毛細管等の安価な冷媒流量調節手段等で構成するとよい。膨張弁11bは、気液分離器10の液冷媒出口側に設けられ、冷媒を減圧して膨張させるものである。この膨張弁11bは、開度が可変に制御可能なもの、たとえば電子式膨張弁による緻密な流量制御手段で構成するとよい。この膨張弁11bを全閉することにより、液冷媒を流通させないようにできる。
三方弁26は、三方のうちの一つ(流入出口16)が室内熱交換器13に、三方のうちの他の一つ(流出口18)が接続配管60を介して低圧配管15に、三方のうちの更に他の一つ(流入口17)が気液分離器10を介して高圧配管14に、それぞれ接続されている。三方弁26は、制御されることで、気液分離器10と室内熱交換器13とを接続する冷媒流路にするか、室内熱交換器13と接続配管60とを接続する冷媒流路にするか、を切り替えるものである。この三方弁26は、室内機2の台数分設けられており、室内熱交換器13a〜13dに対応して三方弁26a〜26dとして図示されている。
[冷房主体モード]
図17に基づいて空気調和装置500の冷房主体モードについて説明する。図17に示すように冷房主体モードでは、室外機1の圧縮機4で高温・高圧にされた気液二相冷媒が、圧縮機4から吐出して、油分離器5及び四方弁6を経由し、室外熱交換器7に流入する。室外熱交換器7に流入した冷媒は、室外熱交換器7に供給される空気に放熱する。この冷媒は、室外熱交換器7から流出し、逆止弁9g、逆止弁9aを導通し、高圧配管14を流れ、分流コントローラー3へ流入する。
分流コントローラー3に流入した冷媒は、この気液分離器10により、高圧液冷媒と高圧ガス冷媒とに分流される。気液分離器10で分離された高圧液冷媒は、3台の室内機2に供給される。高圧液冷媒は、膨張弁12a、12b、12cで減圧された後、室内熱交換器13a、13b、13cに流入する。このとき膨張弁11bは全開に制御されている。なお、膨張弁11bで減圧する場合には、膨張弁12a、12b、12cを全開に制御してもよい。
室内熱交換器13a、13b、13cに流入した低圧気液二相冷媒は、室内熱交換器13a、13b、13cに供給される空気から吸熱し、冷房を行い、低圧ガス冷媒として、分流コントローラー3に戻る。分流コントローラー3に戻った低圧ガス冷媒は、三方弁26a、三方弁26b、三方弁26cを介した後、室外機1に戻る。室外機1に戻った冷媒は、逆止弁9b、四方弁6、アキュムレーター8を経由した後、圧縮機4に再度吸入される。
一方、気液分離器10で分離された高圧ガス冷媒は、1台の室内機2の室内熱交換器13dに供給される。室内熱交換器13dに供給された高圧ガス冷媒は、室内熱交換器13dに供給される空気に放熱し、暖房を行い、高圧液冷媒として、分流コントローラー3に戻る。このとき膨張弁12dはサブクール(過冷却度)制御されている。分流コントローラー3に戻った高圧液冷媒は、気液分離器10で分離された高圧液冷媒と合流して3台の室内機2に供給される。こうすることで、空気調和装置500では、暖房運転の廃熱回収システムとして冷房運転の省エネルギー性を発揮する。
以上のように、冷房主体モードでは、図17に示すように室外機1の圧縮機4で圧縮された高圧気液二相冷媒が高圧配管14に流れて、室内機2で冷房後に室外機1に戻る低圧ガス冷媒が低圧配管15に流れている。つまり、圧縮機4で圧縮された高圧気液二相冷媒は、分流コントローラー3内の気液分離器10で高圧ガス冷媒と高圧液冷媒に分離され、高圧ガス冷媒は三方弁26dにより暖房運転の室内機2に、高圧液冷媒は冷房運転の室内機2に、それぞれ流される。
[暖房主体モード]
図18に基づいて空気調和装置500の暖房主体モードについて説明する。図18に示すように暖房主体モードでは、室外機1の圧縮機4で高温・高圧にされたガス冷媒が、圧縮機4から吐出して、油分離器5、四方弁6及び逆止弁9fを経由し、高圧配管14を流れ、分流コントローラー3へ流入する。
分流コントローラー3に流入した高圧ガス冷媒は、気液分離器10を介して、三方弁26a、26b、26cを経由した後、3台の室内機2の室内熱交換器13a、13b、13cに供給される。室内熱交換器13a、13b、13cに供給された高圧ガス冷媒は、室内熱交換器13a、13b、13cに供給される空気に放熱し、暖房を行い、高圧液冷媒として、分流コントローラー3に戻る。このとき膨張弁11bは全閉、膨張弁12a、12b、12cはスーパーヒート(過熱度)制御されている。分流コントローラー3に戻った高圧液冷媒は、接続配管60を流れる冷媒と、1台の室内機2の室内熱交換器13dに供給される冷媒と、に分流される。
1台の室内機2に供給された高圧液冷媒は、膨張弁12dで減圧された後、室内熱交換器13dに流入する。室内熱交換器13dに流入された低圧気液二相冷媒は、室内熱交換器13dに供給される空気から吸熱し、冷房を行い、低圧ガス冷媒として、分流コントローラー3に戻る。こうすることで、空気調和装置500では、暖房運転の廃熱回収システムとして冷房運転の省エネルギー性を発揮する。
分流コントローラー3に戻った低圧ガス冷媒は、三方弁26dを経由した後、接続配管60で膨張弁11aで減圧された低圧気液二相冷媒と合流する。合流した冷媒は、分流コントローラー3から流出して、室外機1に流入する。室外機1に流入した冷媒は、逆止弁9eを経由した後、室外熱交換器7に流入する。室外熱交換器7に流入した冷媒は、室外熱交換器7に供給される空気から吸熱し、低圧ガス冷媒となる。そして、逆止弁9g、逆止弁9c、四方弁6、アキュムレーター8を経由した後、圧縮機4に再度吸入される。
以上のように、暖房主体モードでは、図18に示すように室外機1の圧縮機4で圧縮された高圧ガス冷媒が高圧配管14に流れて、室内機2で冷房後に室外機1に戻る低圧ガス冷媒と、暖房運転の廃熱回収で余剰になった高圧液冷媒を膨張弁11aで低圧気液二相冷媒にしたものと合流して低圧配管15に流れている。つまり、圧縮機4で圧縮された高圧ガス冷媒は、分流コントローラー3内の三方弁26a、26b、26cにより暖房運転の室内機2に流されて、戻った高圧液冷媒の一部が冷房運転の室内機2に流される。
以上のように、空気調和装置500によれば、実施の形態1に係る三方弁26又は実施の形態2に係る三方弁26Aを備えているので、分流コントローラー3のコンパクト化が実現できる。また、空気調和装置500によれば、実施の形態1に係る三方弁26又は実施の形態2に係る三方弁26Aを備えているので、三方弁のコストダウンが図れる分、コスト的に有利である。さらに、空気調和装置500によれば、実施の形態1に係る三方弁26又は実施の形態2に係る三方弁26Aを備えているので、冷媒流量を調整でき、冷媒流動の異音を発生させることがなく、このことが更にコンパクト化及びコストダウンに寄与することになっている。
1 室外機、2 室内機、3 分流コントローラー、4 圧縮機、5 油分離器、6 四方弁、7 室外熱交換器、8 アキュムレーター、9a 逆止弁、9b 逆止弁、9c 逆止弁、9d 逆止弁、9e 逆止弁、9f 逆止弁、9g 逆止弁、10 気液分離器、11a 膨張弁、11b 膨張弁、12 膨張弁、12a 膨張弁、12b 膨張弁、12c 膨張弁、12d 膨張弁、13 室内熱交換器、13a 室内熱交換器、13b 室内熱交換器、13c 室内熱交換器、13d 室内熱交換器、14 高圧配管、14a 高圧配管、14b 高圧配管、14’ 高圧配管、14” 高圧配管、15 低圧配管、15a 低圧配管、15b 低圧配管、15’ 低圧配管、15” 低圧配管、16 流入出口、16’ 流入出口、16” 流入出口、17 流入口、17a 流入口、17b 流入口、17’ 流入口、17” 流入口、18 流出口、18a 流出口、18b 流出口、18’ 流出口、18” 流出口、19 弁本体、20 第1弁座、21 第2弁座、22 第1弁体、22a バイパス穴、23 第2弁体、23a 段差部、24 電動アクチュエーター、25 プッシュプルロッド、25a 係止部、26 三方弁、26a 三方弁、26b 三方弁、26c 三方弁、26d 三方弁、26A 三方弁、26Aa 三方弁、26Ab 三方弁、26Ac 三方弁、26Ad 三方弁、26’ 三方弁、26” 三方弁、28 電磁弁、29 電磁弁、30 電磁弁、31 第1バネ、32 第2バネ、33 バネケース、34 LEVカートリッジ、35 第1ガスケット、36 第2ガスケット、37 第1Oリング、38 第2Oリング、39 第3Oリング、40 第4Oリング、41 第1クリアランス、42 第2クリアランス、43 流入出口、44 キャップ、45 主弁本体、46 副弁本体、47 電磁弁、48 高圧入力キャピラリー、49 低圧入力キャピラリー、50 出力キャピラリー、51 出力キャピラリー、52 流入出口接続配管、60 接続配管、500 空気調和装置。

Claims (9)

  1. 流入出口、流入口および流出口を備える弁本体と、
    前記弁本体の内部で前記流入出口と前記流入口との間に配置する第1弁座と、
    前記弁本体の内部で前記流入出口と前記流出口との間に配置する第2弁座と、
    前記弁本体の内部で同一軸上に配置され、前記第1弁座、前記第2弁座を開閉可能な第1弁体、第2弁体と、
    前記第1弁体、前記第2弁体に連結し、前記第1弁体、前記第2弁体を押し引きするプッシュプルロッドと、
    前記プッシュプルロッドを駆動する電動アクチュエーターと、を有し、
    前記電動アクチュエーターは、
    前記プッシュプルロッドを介して前記第1弁体を押すことで該第1弁体を開弁させ、
    前記プッシュプルロッドを介して前記第2弁体を引くことで該第2弁体を開弁させ、
    前記プッシュプルロッドを、前記第1弁体を押さず、前記第2弁体を引かない位置である中間位置に移動させることで前記第1弁体及び前記第2弁体の両方を閉弁させ、
    前記プッシュプルロッドは、
    前記第2弁体に貫通配置され、前記第2弁体の先端内縁に形成されている段差部と係止する係止部が外周面の一部に径方向外側に向かって突出するように形成されており、
    その先端が前記第1弁体の端部を押すことで前記第1弁体を開弁し、
    前記係止部が前記段差部と係止された状態で引かれることで前記第2弁体を開弁し、
    前記プッシュプルロッドの先端と前記第1弁体との間に第1クリアランスを設け、
    前記プッシュプルロッドの前記係止部と前記第2弁体の段差部との間に第2クリアランスを設け、
    前記第1クリアランス及び前記第2クリアランスにより、前記第1弁体及び前記第2弁体を同時に閉弁できる
    ことを特徴とする三方弁。
  2. 前記流入口及び前記流出口は、
    前記第1弁体及び前記第2弁体の軸方向に対して直交方向に貫通形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の三方弁。
  3. 前記電動アクチュエーターは、
    前記プッシュプルロッドを介して前記第1弁体および前記第2弁体を段階的に駆動する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の三方弁。
  4. 前記電動アクチュエーターは、
    パルス信号の入力によりローターが回転制御可能なステッピングモーターに該ステッピングモーターからの動力を伝えるギア減速機構及びネジ送り機構を内蔵して構成されている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の三方弁。
  5. 前記プッシュプルロッドは、
    雄ネジ一体構造として前記電動アクチュエーターに接続されている
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の三方弁。
  6. 前記第1弁体及び前記第2弁体の少なくとも1つは、
    弁先端部分が弁座の穴に嵌合する三又形状とされている
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の三方弁。
  7. 前記第1弁体及び前記第2弁体の少なくとも1つには、
    弁体動作時の差圧キャンセル用のバイパス穴が形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の三方弁。
  8. 冷熱又は温熱を生成する少なくとも1台の室外機と、
    前記室外機で生成された冷熱又は温熱で空調運転を実行する複数台の室内機と、
    前記室外機と前記室内機との間に介在し、前記室内機からの要求に応じて冷媒の流れを切り替える分流コントローラーと、を備え、
    前記分流コントローラーには、前記室外機と接続する高圧配管と低圧配管とが並列に配置され、請求項1、請求項1に従属する請求項3〜のいずれか一項に記載の三方弁が前記室内機の台数に対応した個数設置されており、
    前記三方弁は、
    前記流入出口が前記室内機に、
    前記流入口が前記高圧配管に、
    前記流出口が前記低圧配管に、それぞれ接続されている
    ことを特徴とする空気調和装置。
  9. 冷熱又は温熱を生成する少なくとも1台の室外機と、
    前記室外機で生成された冷熱又は温熱で空調運転を実行する複数台の室内機と、
    前記室外機と前記室内機との間に介在し、前記室内機からの要求に応じて冷媒の流れを切り替える分流コントローラーと、を備え、
    前記分流コントローラーには、請求項2、請求項2に従属する請求項3〜のいずれか一項に記載の三方弁が前記室内機の台数に対応した個数設置されており、
    前記三方弁は、
    前記流入出口が前記室内機に接続され、
    前記流入口が連結されることで前記室外機に接続する高圧配管を形成し、
    前記流出口が連結されることで前記室外機に接続する低圧配管が形成されている
    ことを特徴とする空気調和装置。
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