JP5988343B1 - ロール状シート用ホルダまたはそれ用の補助ホルダ - Google Patents
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Abstract
Description
また、特許文献1によれば、トイレットペーパーの先端部をカバー先端のカッタにより切断するため、切断後のペーパー先端がカバーの裏側に隠れてしまい、次回の使用時には、ペーパー先端部(シート先端部)を直接摘んで引き出せなかった。その結果、次回は片方の手でカバーを上方へ回動し、残りの手でパーパー先端部を摘んでこれを適当な長さだけ引き出し、再びカバーを閉じてこれをトイレットペーパーに押さえ付けながらカッタによって切断しなければならなかった。
そのため、トイレットペーパーの使用に手間がかかるとともに、両手を使用しなければならず、例えば怪我等により片手が不自由な場合には、ペーパー先端部のカッタによる切断が難しかった。しかも、使用時に不衛生なカバーを触らなければならず、かつトイレットペーパーが薄い紙であるため、ロール側に巻かれたパーパー先端部を摘む際に、このロール側を汚すおそれもあった。
ロール状シートの具体例としては、トイレットペーパー、キッチンペーパー、ラッピングフィルム、アルミホイルなどが挙げられる。
ロール状シートは、巻芯を有するものでも、巻芯を有しないものでもよい。巻芯の有無に拘わらず何れのロール状シートも、ホルダ本体のロール収納部に回転自在に載置して使用される。
ホルダ本体、ロール収納部および補助ホルダ本体の形状は任意である。
ホルダ本体は、蓋体(カバー)によりロール状シートの投入口を塞いだものでもよい。蓋を有する場合、ロール状シートの盗難防止策として、鍵付きのものが望ましい。
ホルダ本体は、例えば、トイレの壁(埋め込み式でもよい)等に対してビス止め、接着、両面テープによる貼着などにより固定することができる。そのほか、棚、テーブル、床などにこれらの方法で固定または載置してもよい。
ロール収納部の形状は任意である。例えば矩形ボックス状でも、底板と前板と背板とがなだらかに一体形成された側面視してU字形状のボックス状でもよい。
ロール収納部は、ホルダ本体と一体的に形成されても、別体で形成されてもよい。例えば、ロール収納部がホルダ本体と一体的に形成されたものの場合、ロール収納部を構成する例えば前板、底板、左右の側板が、ホルダ本体の対応する前板、底板、左右の側板を兼用してもよい。
ロール収納部に収納されるロール状シートの数は、1つでも2つ以上でもよい。
さらに、ロール収納部に収納されたロール状シートを除菌するため、ロール収納部の内部空間(特に、平行に離間した2本の前記突条の間)に、通気性を有した袋体の内部空間に二酸化塩素等を収納した除菌パックを配置してもよい。
ホルダ本体における引出口の形成位置は任意である。例えば、ロール収納部の底板やホルダ本体の前板の所定位置でもよい。その他、ホルダ本体の背板や左右の側板の所定位置でもよい。
引出口の形状およびサイズは、ロール状シートの先端部を抵抗なく引き出せれば任意である。具体的な形状としては、例えば矩形状、長穴形状などを採用することができる。
ホルダ本体におけるカセット出入口の形成位置は限定されない。例えば、ホルダ本体の前面、上面、下面、右側面、左側面などである。
カセット出入口の形状およびサイズは、ロール収納部の形状およびサイズに合わせて適宜変更される。
カッタは全体視して直線状が一般的であるが、その他、シート切断時にシート先端部が摘まみ易くなるように、弧状や波状などでもよい。
カッタの刃先形状としては、ノコ刃形状、片刃形状、両刃形状などを採用することができる。
ホルダ本体におけるカッタの形成位置は、ホルダ本体の外面側であって、引出口から離間した位置(上方位置、下方位置、前方位置など)であれば限定されない。
「ロール状シートに新たに現出した先端部」とは、ロール状シートの先端部の切断に伴い、新たにロール状シートの先端部となった部分をいう。
垂下支持部材の形状としては、例えば、平板、湾曲板といった板形状のほか、丸棒、角棒などのロッド形状、パイプ形状、各種のブロック形状などを採用することができる。
ホルダ本体における垂下支持部材の形成位置は、ホルダ本体の外面側(内側面でも可能)であって、シート切断後、ロール状シートに新たに現出した先端部を垂れ下がり状態で支持可能な位置であれば任意である。例えば、引出口とカッタとの間でもよい。この場合、垂下支持部材がシート摩擦当接部より引出口側でも、カッタ側でもよい。
シート摩擦当接部は、ロール状シートの先端部付近が面接触または線接触するものであれば任意である。面接触の場合、シート摩擦当接部は平面、湾曲面の何れでもよい。
また、シート摩擦当接部は、例えばホルダ本体の一部でも、ホルダ本体とは別体でもよい。別体の場合、シート摩擦当接部の素材としては、例えば、前記ホルダ本体の素材の記載欄に挙げたものを採用することができる。また、ホルダ本体と別体とした場合のシート摩擦当接部としては、例えばシート材、板材、ブロック材、棒材などを採用することができ、各材の形状は任意である。例えば、棒材の場合、パイプ状でもよい。また、シート摩擦当接部において、ロール状シートと接触する各端部(辺部)には、R面取りを施した方が好ましい。
ここでいう“シート摩擦当接部の長さ”とは、シート摩擦当接部に入側の辺と出側の辺とを最短距離で結ぶ方向の長さをいう。
ここでいう“シート摩擦当接部のロール状シートの入側の辺部の屈曲角“とは、矩形状の平坦な傾斜面であるシート摩擦当接部の4つの辺部のうち、引出口からシート摩擦当接部を経てカッタへ引き回されるロール状シートの先端部がシート摩擦当接部の領域に入る側の辺部と、この辺部に突き合わされるホルダ本体の外面側の部分とがなす角(屈曲角)である。
また、ここでいう“シート摩擦当接部のロール状シートの出側の辺部の屈曲角“とは、シート摩擦当接部の4つの辺部のうち、ロール状シートの先端部がシート摩擦当接部の領域から出て行く側(離間する側)の辺部と、この辺部に突き合わされるホルダ本体の外面側の部分とがなす角である。
シート摩擦当接部の長さがロール状シートの幅の10%未満では、ロール状シートの先端部との接触面積が小さすぎて、十分な摩擦力をシート先端部に付与できないおそれがある。また、50%を超えれば、ロール状シートの先端部との接触面積が大きすぎて摩擦力が過剰となり、シート先端部の通常引き出し時に、円滑なシート先端部の引き出しができないおそれがある。シート摩擦当接部の好ましい長さは、ロール状シートの幅の20〜30%である。この範囲であれば、シート摩擦当接部がホルダ本体の外面側の一部であっても、十分な摩擦力をシート先端部に付与できるとともに、シート先端部の通常引き出し時、シート先端部がシート摩擦当接部と接触しても、円滑なシート先端部の引き出しが可能となる。
シート摩擦当接部のシート当接面(表面)には、摩擦係数を高める表面処理を施してもよい。例えば、面を粗くしたり、滑り止め用の塗料を塗布する。
このときの垂下支持部材の傾斜角度は任意であるものの、垂直面を基準として15°〜60°が好ましい。15°未満では、ホルダ本体の前板からのシート端部の離間距離が短すぎてしまい、垂下支持部材から垂れ下がるシート端部を摘まみにくい。また、60°を超えれば、垂下支持部材の傾斜角度が大きすぎて、ロール状シートをホルダ本体に収納する際に、シート先端部を垂下支持部材とシート摩擦当接部との隙間に差し込み難い。
このようなシート端部の前方引き出し方式のホルダ本体は、トイレに設置された棚、テーブルや床などに載置した方が好ましい。その場合には、ホルダ本体に錘を取り付けることで、容易には移動しないように構成した方がよい。もちろん、シート端部の前方引き出し方式のホルダ本体であっても、トイレの壁にビス、接着剤、両面テープなどで固定することができる。
シート導出路の高さは、ボックス本体の内部空間において、ボックス本体の上板(上蓋)と、ロール収納部の背面側の板(以下、収納部側背板)の上端との間に、ロール状シートの先端部の挿通空間(例えば高さ5〜30mm)が現出する高さである。
シート導出ガイド部材の素材は任意である。例えば、前記ホルダ本体の素材の記載欄に挙げたものを採用することができる。
シート導出ガイド部材としては、例えば、丸棒、角棒などの棒材などを採用することができる。その他、各種の板材やブロックでもよい。シート導出ガイド部材は、固定式でも回転自在としてもよい。なお、シート導出ガイド部材に、引き出し中のシート先端部が当たる角部が存在する場合には、その角部に接した時に応力が集中したり、シート先端部の接触部分に過度の摩擦抵抗が生じてシートが破れないように、角部を丸めた(R面取り)方が好ましい。
ここでいう“ホルダ本体の内部空間でのシート導出ガイド部材の位置”とは、シート導出路の上端開口より外側(内部空間の中央側)でも、この上端開口の直上でもよい。もちろん、シート導出路の上端開口の内側でもよいが、そのときにはシート導出ガイド部材の配置スペース分だけシート導出路が狭くなる。
補助ホルダ本体の素材としては、例えば、前記ホルダ本体の欄に記載された各種の素材を採用することができる。
トイレの壁に対する補助ホルダ本体の固定方法は任意である。例えば、ビス止め、接着、両面テープによる貼着などを採用することができる。
図1に示すように、ホルダ本体14はすべての板材が透明または不透明なアクリル板からなるもので、右側板18と左側板19と背板20とを平面視してコの字状に連結した縦長なケーシング21と、ケーシング21の内部空間の上半分の領域に配置され、かつ側面視してU字状のロール収納部12とを有している。
ロール収納部12は、正面視して矩形状の前板22と、それより高さが低い正面視して矩形状の奥板23と、これらの下端面同士を、側面視して半円形状の底板24により突き合わせ状態で一体的に連結したものである。この底板24の外面側の奥部分が円弧状のシート摩擦当接部17となっている。
奥板23の上端の直上には、前板22の上端と略高さを揃えて、かつトイレットペーパー11の先端部11aをいったん上方へ導いてシート導出路(後述)に落とし込むシート導出ガイド部材25が、その両端面の中央部から突出した左右一対の水平ピン26を介して、右側板18の奥側の上端部と、左側板19の奥側の上端部との間に軸支されている。シート導出ガイド部材25は、4つの角部がR面取りされた断面正方形のアクリル棒である。
背板20の上端部の内面側には、左右一対のヒンジ28を介して、アクリル板からなる平面視して矩形状の上蓋29が、上方回動自在に軸支されている。これにより、ロール収納部12の上端開口が開閉自在に塞がれる。その結果、トイレ清掃時に床面に流し水を掛けても、そのしぶきがロール収納部12の上面開口からその内部へ侵入し、トイレットペーパー11を濡らすことがない。なお、この上蓋29には鍵を取り付け、トイレットペーパー11の盗難を防止するようにしてもよい。
さらに、ロール収納部12の底板24の外面側の前部には、その幅方向の全長にわたり、厚肉で横長なカッタ支持板12aを介して、ノコ刃状の刃先を有する横長なカッタ15が固定されている。
図1および図2に示すように、まず上蓋29を開いてトイレットペーパー11をロール収納部12に投入する。このとき、シート導出ガイド部材25を介して、シート先端部11aをいったん上方へ導いてシート導出路27に落とし込む。その後、このシート導出路27に落とし込まれたシート先端部11aは、引出口13を通過後、前方へ下方傾斜した垂下支持部材16に沿って、トイレの壁から離間する位置に垂れ下がる。
なお、従来のホルダの場合には、引出口の直近にトイレットペーパーが配置されていたため、トイレ掃除時の水しぶきがかかったり、子供の悪戯等で、ロール収納部内のトイレットペーパーが汚れるというおそれがあった。なお、上蓋29の上面には、観葉植物、芳香剤や予備のトイレットペーパー11などを載置することができる。
図4に示すように、実施例2のロール状シート用ホルダ10Aの特徴は、ホルダ本体14Aのケーシング21Aの略上半分の前面にカセット出入口30を形成し、ロール収納部12Aをカセット出入口30からケーシング21Aの内部空間に出し入れ自在なカセットケースとするとともに、シート摩擦当接部17Aを、ロール収納部12Aの外面側の一部からなり、かつトイレットペーパー11の引き出し方向の長さをトイレットペーパー11の幅の20%となる長さとした平坦な矩形状の傾斜面とし、さらにシート摩擦当接部17Aの4つの辺部のうち、トイレットペーパー11の入側および出側の2つの辺部の屈曲角をそれぞれ鈍角とし、かつその頂部にR面取りを施した点である。
図4および図5に示すように、ケーシング21Aの上面は平面視して矩形状の上板31により封止されている。また、ケーシング21Aの右側板18Aと左側板19Aとは、各下半部の前側部分が斜め45°でカットされている。また、ケーシング21Aの右側板18Aと左側板19Aとのうち、各上端部を除いた前側部分には、縦長で矩形状の切欠部18a,19aがそれぞれ形成されている。これにより、ロール収納部12Aのケーシング挿入時、これらの切欠部18a,19aを通して、ロール収納部12Aをケーシング21Aから引き出す際のロール収納部12Aの掴み部を確保することができる。
また、背板20Aの外面側(露出面側)には、その高さ方向の中間部に、背板20Aの外面を基準にして45°の傾斜角で下方傾斜した垂下支持部材16Aの基端部が固定されている。
さらに、ロール収納部12Aの奥板23Aの下端部には、シート摩擦当接部17Aが設けられている。このシート摩擦当接部17Aは、ロール収納部12Aの外面側の一部からなり、かつシート摩擦当接部17Aにおけるトイレットペーパー11の引き出し方向の長さを、トイレットペーパー11の幅(軸線方向の長さ、120mm)の約30%の長さ(40mm)とした、平坦でかつ矩形状の傾斜面である。また、このシート摩擦当接部17Aは、その4つの辺部のうち、トイレットペーパー11の入側および出側の2つの辺部の屈曲角をそれぞれ鈍角(135°)とし、かつその頂上部をR面取りしている。さらに、ロール収納部12Aの右側板18Aと左側板19Aとの各上端部の外面側には、対応するスライドガイド溝33に抜き差し自在に挿入される左右一対の横長なスライド突条35がそれぞれ配設されている。各スライド突条35の先端下部には、前記各ロック用掛止凹部34に対応する一対のロック用掛止凸部36が一体的に形成されている。
また、奥板23Aの裏面に、一定ピッチ(例えば縦横2〜5mmの間隔)で多数の半球突起部(またはエンボス突起部)39Aを配設してもよい。これにより、仮にトイレ清掃時の水しぶきがシート導出路27に達したり、特に梅雨時期の屋外トイレ等で問題となる、シート導出路27の壁面に結露が発生した場合でも、各半球突起部39Aの先端の乾きが早まる。これにより、奥板23Aの裏面に沿ってシート先端部11aを引き出す際、この壁面に付着した水分によりトイレットペーパー11が湿って破れるおそれは少ない。なお、これらの半球突起部39Aは、シート摩擦当接部17Aの全域に配設しても同様の効果が得られる。ただし、その場合には、シート先端部11aの切断に必要な上記張力を得やすいように、各半球突起部39Aの頂上部をその直径の10〜50%の高さ分だけ均一かつ平坦にカットした方がよい。
その他の構成、作用および効果は、実施例1から推測可能であるため、説明を省略する。
図6に示すように、実施例3のロール状シート用ホルダ10Bの特徴は、トイレの壁に取り付けられた棚40に載置されるロール状シート用ホルダ10Bであって、引出口13Bをホルダ本体14Bの前板22Bの上端部に形成し、垂下支持部材16Bを、ホルダ本体14Bの前板22Bの外側面のうち、引出口13Bの下側縁の形成部分に基端部が固定された下方へ傾斜する板とし、カッタ15Bを垂下支持部材16Bより前方に配置し、シート摩擦当接部17Bを、垂下支持部材16Bより前方で、かつカッタ15Bより後方に配置し、シート導出ガイド部材25を省略した点である。
図6に示すように、実施例3のホルダ本体14Bは、右側板18B、左側板19B、背板20B、前板22B、底板24Bおよび上蓋29Bを構成板とする矩形ボックスのケーシング21Bと、トイレットペーパー11を収納するロール収納部12Bとが、それぞれの構成板を兼用して一体化したものである。
前板22Bの上端には、その全長にわたって傾斜角が45°の垂下支持部材16Bの基端部が一体的に形成されている。
底板24Bの上面には、棚40への載置時におけるロール状シート用ホルダ10Bの安定性を高める平面視して矩形状の錘板Wと、トイレットペーパー11が載置される平面視して矩形状の載置板24aとが、順次、出し入れ自在に積層されている。そのため、必要により錘板Wの増減が可能となる。この載置板24aの上面の前端部および後端部には、トイレットペーパー11の載置位置を中央部に位置決めする2本の位置決め用突条24bが平行に配設されている。
なお、ホルダ本体14Bは、錘Wを省略して背板20Bをトイレの壁にビス止めしてもよい。
図6に示すように、使用時には、まず上蓋29Bを矢印方向に開け、ロール収納部12Bにトイレットペーパー11を投入する。その際、シート先端部11aをいったん上方へ導いた後に垂下支持部材16Bの外方へ落とし込んでおく。この状態で閉蓋し、上蓋29Bの先端部を上蓋支持突条42に掛止する。これにより、前板22Bの上端と上蓋29Bの裏面側との間に引出口13Bが現出し、シート先端部11aは引出口13Bを通り、垂下支持部材16Bに沿ってホルダ本体14Bの前方に垂れ下がる。
次に、この垂れ下がった部分を片手で摘まみ、その後、この部分をカッタ15Bの方向に引っ張ることで、シート先端部11a付近が、垂下支持部材16Bより前方に配置されたアングル状フレーム43のシート摩擦当接部17Bに面接触状態で押し当てられる。その後、この状態を維持したまま、シート先端部11aの所定の切断箇所をカッタ15Bに当てて切断する。
その他の構成、作用および効果は、実施例1および実施例2から推測可能であるため、説明を省略する。
図7に示すロール状シート用補助ホルダ50は、トイレットペーパー11を支持する既存のロール状シート用ホルダ51の下方に配置され、かつこのロール状シート用ホルダ51から下方へ導出したトイレットペーパー11の先端部11aを切断するとともに、このシート切断により、トイレットペーパー11に新たに現出した先端部11aを垂れ下がり状態で支持するものである。
門型ケーシング58は、平行に離間した先細り状の右側板60と左側板61と、これらの基端部を直交状態で連結し、かつトイレの壁にビス止めされる横長で矩形状の背板62とを有している。背板62の前面側には、背板62の前面を規準として45°の傾斜角で下方傾斜した垂下支持部材56の基端部が固定されている。
横架プレート59は、平面視して横長な矩形状の板材で、その奥部が横架プレート59の水平な下面を規準にして、45°の傾斜角で上方傾斜している。この傾斜部分の下面がシート摩擦当接部57を構成している。門型ケーシング58における横架プレート59の固定位置は、対峙する垂下支持部材56とシート摩擦当接部57との間に、幅10mmのシート挿通路53が現出する位置としている。また、横架プレート59の前端部付近の下面には、横長なカッタ55が固定されている。なお、横架プレート59の前側の端部と奥側の端部とには、補強のために上方へコの字状に屈曲した前後一対の屈曲部59aが配設されている。
図7および図8に示すように、この使用時には、ロール状シート用ホルダ51に支持されたトイレットペーパー11から下方へ導出したシート先端部11aを、補助ホルダ本体54の奥部に設けたシート挿通路53を通して引出口52から引き出す。これにより、シート先端部11aが垂下支持部材56に沿って垂れ下がる。その後、この垂れ下がった部分を片手で摘まみ、次いでこの部分をカッタ55の方向に引っ張ることで、シート先端部11a付近がシート摩擦当接部57に面接触状態で押し当てられる。次に、この状態を維持したまま、シート先端部11aの所定の切断箇所をカッタ55に当てて切断する。
その他の構成、作用および効果は、実施例1〜実施例3から推測可能な範囲であるため、説明を省略する。
11 トイレットペーパー(ロール状シート)
11a 先端部
12,12A,12B ロール収納部
13,13A,13B,52 引出口
14,14A,14B ホルダ本体
15,15A,15B,55 カッタ、
16,16A,16B,56 垂下支持部材、
17,17A,17B,57 シート摩擦当接部
20、20A 背板
22B 前板
25,25A シート導出ガイド部材
27,27A シート導出路
30 カセット出入口
50 ロール状シート用補助ホルダ
53 シート挿通路
54 補助ホルダ本体
Claims (3)
- 内部空間にロール状シートを載置状態で収納するロール収納部を有し、かつ前記ロール状シートの先端部の引出口が形成されたホルダ本体と、
該ホルダ本体の外面側のうち、前記引出口から離間した部分に設けられ、該引出口から引き出したロール状シートの先端部を切断するカッタと、
前記ホルダ本体に設けられ、かつそのシート切断によって、前記ロール状シートに新たに現出した先端部を垂れ下がり状態で支持する垂下支持部材と、
前記引出口と前記カッタとの間のホルダ本体の外面側に設けられ、かつそのシート切断時に、前記ロール状シートの先端部付近が面接触状態で押し当てられることで、該ロール状シートの先端部に張力を付与するシート摩擦当接部とを備え、
前記ロール状シートはトイレットペーパーで、
前記シート摩擦当接部は、前記ホルダ本体の外面側の一部からなり、かつ前記ロール状シートの引き出し方向の長さが、前記ロール状シートの幅の10〜50%の長さである平坦な矩形状の傾斜面で、
前記シート摩擦当接部の4つの辺部のうち、前記ロール状シートの入側および出側の2つの辺部は、その屈曲角がそれぞれ鈍角で、かつその頂上部がR面取りされたことを特徴とするロール状シート用ホルダ。 - 内部空間にロール状シートを載置状態で収納するロール収納部を有し、かつ前記ロール状シートの先端部の引出口が形成されたホルダ本体と、
該ホルダ本体の外面側のうち、前記引出口から離間した部分に設けられ、該引出口から引き出したロール状シートの先端部を切断するカッタと、
前記ホルダ本体に設けられ、かつそのシート切断によって、前記ロール状シートに新たに現出した先端部を垂れ下がり状態で支持する垂下支持部材と、
前記引出口と前記カッタとの間のホルダ本体の外面側に設けられ、かつそのシート切断時に、前記ロール状シートの先端部付近が面接触状態で押し当てられることで、該ロール状シートの先端部に張力を付与するシート摩擦当接部とを備え、
前記ロール状シートはトイレットペーパーで、
前記ホルダ本体は、トイレの壁に背板が固定され、かつ前記ロール状シートの投入用の上面開口に上蓋を有するとともに、前記ホルダ本体の奥下部に前記引出口が形成されたもので、
前記ロール収納部は、前記背板との間に、上端開口が前記内部空間の上端部に配置され、かつ下端開口が前記引出口となった垂直方向に延びるシート導出路を区画形成するように、前記背板から離間して前記ホルダ本体の内部空間に収納され、
前記垂下支持部材は、前記引出口より下方に配置され、かつ前記引出口から引き出されたロール状シートの先端部を、前記トイレの壁より前方へ離間させる下方へ傾斜した板で、
前記ホルダ本体には、前記シート導出路の上端付近に、前記ロール状シートの先端部をいったん上方へ導いて前記シート導出路に落とし込むシート導出ガイド部材が設けられたことを特徴とするロール状シート用ホルダ。 - 前記シート摩擦当接部のロール状シートの先端部付近が押し当てられる面は、平面または湾曲面であることを特徴とする請求項2に記載のロール状シート用ホルダ。
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