JP5918007B2 - ペーパー供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ペーパー供給装置に関する。
眼の不自由な人が例えばトイレで用を足したり洗面所で手洗いをした後、ペーパーホルダーからトイレットペーパーを必要なだけ取り出すのは不自由である。また、必要以上にトイレットペーパーを繰り出してしまう場合や、反対に繰り出し量が少ない場合が想定される。
さらに、眼の不自由な人は、ペーパーホルダーの設置場所を容易に見つけられない場合があり、気づいても必要な量のトイレットペーパーを繰り出せない場合が考えられる。
特開2004−65604号公報
本発明は、上記事情に鑑みて発明されたものであって、その解決しようとする課題は、少なくとも眼の不自由な人が、ペーパーホルダー等のペーパー供給装置の位置を簡単に見つけることができ、かつペーパーを多くも少なくもなく必要なだけ手にすることができる技術を提供することにある。
また、ペーパー供給装置に痰など汚物が付着している場合も考えられるが、ペーパー供給装置を利用する場合に眼の不自由な人は当該汚物に触れてしまうこともあり得る。
そこで、本発明のペーパー供給装置は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、本発明のペーパー供給装置は、空気を流通させる空気流通手段と、この空気流通手段の内部又はその周囲に設置され、人の存在を検知するセンサー(ノータッチセンサー)と、帯状のペーパーを巻回してなるロールペーパー体を回転させる回転手段と、前記回転手段の稼働制御を行う制御手段とを有し、前記空気流通手段による流通空気を手がかりにペーパ使用者が実施した動作に基づいて前記センサー(ノータッチセンサー)が人を検知すると、前記制御手段により前記回転手段が稼働されて、前記ペーパーを繰り出すことを特徴とする。
本発明のペーパー供給装置は、このような構成であるから、空気流通手段による空気の流通を例えば手で感じることを手掛かりに、すなわち吹き出す風に手をかざしたり、吸い込まれる空気に手をかざしたりすることで、空気流通手段の内部又はその周囲に設置されているセンサーの設置場所がどこにあるかを容易に察知することができる。また、風の吹き出す音や空気を吸い込む音を聞いたりすることで、センサーの設置場所がどこにあるかを察知することもできる。
したがって、本発明のペーパー供給装置によれば、眼の不自由な人が、手探りでペーパーを求める必要がない。このため、眼の不自由な人でもペーパーを迅速にすることができる。また、トイレ使用者や清掃者は、空気に触れてもペーパー供給装置自体に触れること
がないので、ペーパー供給装置に痰など汚物が付着していても、当該汚物に触れることを回避できるため、衛生的である。
本発明に係るトイレットペーパーホルダーをトイレに取り付けた状態を示す斜視図である。 本発明に係るトイレットペーパーホルダーの覆面カバー体を取り外した状態の斜視図である。 図2の正面側から見た図である。 図3の一部切り欠き正面図である。 図2の一部省略縦断面図である。 図5の要部拡大図である。 トイレットペーパーの交換動作を説明するための図であり、直近で使用されていたトイレットペーパーが使用済みになった直後の状態を示す正面図と縦断面図とを並列して示す図である。 図7の斜視図である。 図7に連続する図でトイレットペーパーを使い切った直後に使用ロールペーパー固定用ソレノイドが作動し始めた状態を正面図と縦断面図とで並列して示す図である。 図9に連続する図で芯収納ボックスにトイレットペーパーの芯が落下している状態を正面図と縦断面図とで並列して示す図である。 図10に連続する図で芯収納ボックスにトイレットペーパーの芯が収納され、それに合わせて予備ロールペーパーが使用ロールペーパーとして供給される直前の状態を正面図と縦断面図とで並列して示す図である。 図11の斜視図である。 図11に連続する図で予備ロールペーパーが使用ロールペーパーとして供給された直後の状態を正面図と縦断面図とで並列して示す図である。 図13に連続する図で上段に位置する予備ロールペーパーが下段の予備ロールペーパーとして供給された直後の状態を正面図と縦断面図とで並列して示す図である。 図14の斜視図である。 トイレットペーパーの繰り出し状態を示す最初の図であって、ペーパーの先端部分にスクレーパが掛かっている状態を示す図である。 図16に連続する図であって、ペーパーが繰り出される初期段階を示す図である。 図17に連続する図であって、ペーパーが、ペーパー切断カッターに至る直前状態を示す図である。 図18に連続する図であって、ペーパーが、ペーパー切断カッターを通過し、ペーパー受け皿にペーパーが送り出される手前の状態を示す図である。 図19に連続する図であって、ペーパー受け皿にペーパーが送り出されペーパーの先端がペーパー受け皿の先端に接触した状態を示す図である。 図20に連続する図であって、ペーパー受け皿にペーパーが送り出された後、ペーパー受け皿上でペーパーが折り畳まれる直前の状態を示す図である。 図21に連続する図であって、ペーパーが、ペーパー受け皿上で折り畳まれる初期状態を示す図である。 図22に連続する図であって、ペーパーが、ペーパー受け皿上で折り畳まれる中途状態を示す図である。 図23に連続する図であって、ペーパーが、ペーパー受け皿上で1回折り畳まれ、折り返しを繰り返す図である。 図24に連続する図であって、所定回数の折り返しを繰り返した後、ペーパー切断カッターにより、ペーパーが切断される状態を示す図である。 ペーパー受け皿の斜視図である。 制御装置によって制御される部材のシステム構成図である。 トイレットペーパーホルダーの使用手順を示すフローチャートである。
以下、この発明を実施するための形態(以下、実施形態)を実施例に基づいて例示的に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状その相対配置などは、特に特定的に記載がない限りは、この発明の範囲をそれらに限定する趣旨ではない。
図1は、本発明のペーパー供給装置をトイレに適用したものである。
図1に示されるペーパーホルダー以下、ホルダー1は、その外形状が、上下方向に長い直方体の両端面を流線型にカットした如き変形直方体形状をしている。
この明細書で上下とは、図1において、ホルダー1に正対した場合の上側及び下側をいい、同じく左右とは、図1に正対した場合の左側及び右側をいう。また、前後とは、図1に正対した場合の手前側及び向こう側をいう。
ホルダー1は、長方形状をしたベース板2と、このベース板2に載置されたトイレットペーパーホルダー本体3(以下、ホルダー本体3という。)と、所定量のペーパーが重なり合って(折り畳まれて)排出されるペーパー受け皿4と、ペーパー受け皿4以外を覆う例えば金属製の覆面カバー体5とからなる。覆面カバー体5自体が流線型を呈していることで、ホルダー1が流線型をしているともいえる。覆面カバー体5は、ホルダー本体3に対して施錠されるようになっており、作業者だけが開閉できる。
ベース板2は、抗菌加工された金属又は合成樹脂を加工した板材で、トイレの壁面に図示しない螺合手段や係合手段などで固定される。
ホルダー本体3は、図示しない着脱手段によってベース板2に取り付けられる本体カバー7(図3参照)を有し、当該本体カバー7には、ホルダー本体3を構成する各種部材が組み込まれる。
本体カバー7は、上方に開口した間仕切りのない中空四角柱形状をしている。そして、その上半部が予備のトイレットペーパー(以下、「予備ロールペーパーTs」という。)が収納される予備ロールペーパー収納域Iとされ、予備ロールペーパー収納域Iの直下には、使用可能状態に置かれているトイレットペーパー(以下、「使用ロールペーパーTu」という。)を受ける使用ロールペーパー収納域IIとされている(図3,5参照)。また、使用ロールペーパー収納域IIの直下は、使用済みのトイレットペーパーの芯8を収集する有底の芯収納ボックス9とされている(例えば図5,8参照)。
すなわち、予備ロールペーパー収納域Iと、使用ロールペーパー収納域IIと、芯収納ボックス9とが鉛直方向に延びる同一軸線上に配列されている(図5参照)。
そして、予備ロールペーパー収納域Iと使用ロールペーパー収納域IIに収納されるトイレットペーパーも、上記同一軸線上に配置される。
本体カバー7のうち、予備ロールペーパー収納域Iは、トイレットペーパーを横倒し状態で3個分、上下に積み重ねて最上位のトイレットペーパーが幾分はみ出す程度に収納できる容量を有する。予備ロールペーパーTsは、本体カバー7の前記開口からトイレ作業者により供給される。なお、予備ロールペーパーTsを予備ロールペーパー収納域Iに収納するときの向きは一定であり、当該収納をしたときに予備ロールペーパーTsの先端が
後方にある状態において、当該先端が下向きの状態で収納される(図5、16等参照)。
また、予備ロールペーパー収納域Iに予備ロールペーパーTsを横にして入れると、重力により予備ロールペーパーTsが自然落下するように、本体カバー7の寸法が設定されている。
さらに、予備ロールペーパー収納域Iの左右の側壁11L・11R(図3参照)には、予備ロールペーパー収納域Iに収納された3個の横倒しにされた予備ロールペーパーTsのうち、下から1番目と2番目の予備ロールペーパーTsの重力による落下を抑制する落下抑制手段が設けられている。落下抑制手段の具体例としては、予備ロールペーパー繰出し用ソレノイド10を挙げられる。
予備ロールペーパー繰出し用ソレノイド10は、使用ロールペーパー収納域IIに予備ロールペーパーTsが移送されて使用ロールペーパーTuになるまでの間、予備ロールペーパー収納域Iに予備ロールペーパーTsを一時的に留めておくためのものである。
そして、予備ロールペーパー繰出し用ソレノイド10が作動することにより、予備ロールペーパー収納域Iでの予備ロールペーパーTsの落下が抑制される。予備ロールペーパー繰出し用ソレノイド10は、ホルダー本体3の左右の側壁11L・11Rの前縁寄りの箇所にそれぞれ上下方向に離れて二つずつ対となって合計4個取り付けられている(図2、3参照)。これら4つのソレノイド10の配置は、左右方向では水平軸上において、また上下方向では、垂直軸上において、それぞれトイレットペーパーを1個横倒しにした分の間隔が空けられて配置されている(図2参照)。
予備ロールペーパー収納域Iに予備ロールペーパーTsを一時的に留めておく間、予備ロールペーパー繰出し用ソレノイド10のプランジャー12(以下、「繰出し用プランジャー」という。)が、予備ロールペーパー収納域I内に向けて突出し、予備ロールペーパーTsに対し、その手前側下方寄りで当接をするようになる(図2参照)。これに併せて予備ロールペーパーTsの後方側が、ベース板2に当接する。その結果、予備ロールペーパーTsが、予備ロールペーパー収納域Iから落下することなく一時的に留まる。
繰出し用プランジャー12を後退させると、予備ロールペーパーTsの自然落下による通り抜けが許可される。すると、予備ロールペーパーTsが、自然落下により自動的に予備ロールペーパー収納域Iから使用ロールペーパー収納域IIに移行するようになる。
使用ロールペーパー収納域IIは、その左側壁11Lの中央に使用ロールペーパー回転用モータ13が取り付けられている(図2、8等参照)。また、右側壁11Rに使用ロールペーパー固定用ソレノイド14が、使用ロールペーパー回転用モータ13と同軸に設置されている。
さらに使用ロールペーパー収納域IIには、後で詳述するペーパー絡み防止用ファン15の上半部である吹き出し口(ダクト)16、及び使用ロールペーパーTuのストッパー用ローラ17が設置されている(図2、8等参照)。加えて、使用ロールペーパー収納域II内には、使用ロールペーパー収納域IIから繰り出された使用ロールペーパーTuをペーパー受け皿4に案内するペーパー案内路18が形成されている(図5、6等参照)。
使用ロールペーパー回転用モータ13は、使用ロールペーパー収納域IIに収納されている使用ロールペーパーTuを回転可能に支持するための回転手段であり、一定方向にのみ回転する(図2の矢印A参照)。使用ロールペーパーTuをゆっくり回転することで、使用ロールペーパーTuの芯8に巻き付けられているペーパー(以下「使用ペーパー」と
いう。)を漸次繰り出すようになっている。
芯8にはトイレットペーパーが巻き付けられるので、芯8のことをこの明細書では巻回軸ということにする。また、芯8に巻かれた状態のトイレットペーパーは、ロールペーパー体ということができる。但し、芯無しのトイレットペーパーもロールペーパー体に含めることにする。
使用ロールペーパー回転用モータ13の回転数は、制御装置20(図1、27参照)によって自動制御される。自動制御の仕方としては、使用ロールペーパーTuの使用が進行するに連れて、その直径が小さくなるため、直径が小さくなるほど、使用ロールペーパー回転用モータ13の回転数が高くなるように設定してある。
例えば、トイレットペーパーを全く使用してない場合と使い切った場合とでは、トイレットペーパーはその直径で3倍ほどの差がある。このため、単純に計算すれば、使用ロールペーパーTuの使い始めと終わりとで、使用ロールペーパー回転用モータ13の回転数に3倍の差を付け、途中ではその中間の回転数にする。このようにすることで、定常的に使用ロールペーパーTuの繰り出し量をほぼ一定にするこことが考えられる。
また、使用ロールペーパー回転用モータ13のシャフトには、当て板21が取り付けられており(図2,3等参照)、この当て板21は、トイレットペーパーの芯8部分に宛がわれる。芯8の穴径よりも当て板21の外形の方が大きい。
使用ロールペーパー固定用ソレノイド14は、使用ロールペーパー回転用モータ13から、トイレットペーパーを1個横倒しにした分、離隔されている(図2,3等参照)。
使用ロールペーパー固定用ソレノイド14にもそのプランジャー(以下、「固定用プランジャー14A」という。)に当て板21が取り付けられる(図5参照)。なお、符号22で示すものは、使用ロールペーパー固定用ソレノイド14の架台である(図2参照)。架台22は、右側壁11Rに固定されている。
そして、使用ロールペーパー収納域IIに使用ロールペーパーTuを留めておく間(使用ロールペーパーTuを使い終わる間)、固定用プランジャー14Aが、使用ロールペーパー収納域II内に向けて突出する。
この結果、固定用プランジャー14Aに取り付けられている当て板21も突出し、使用ロールペーパーTuの端面のうち芯8部分に宛がわれる。当て板21が使用ロールペーパーTuの前記端面に宛がわれることで、使用ロールペーパー回転用モータ13の当て板21との間で使用ロールペーパーTuが挟持される(図13〜15参照)。
当該挟持された状態で使用ロールペーパー回転用モータ13が駆動すると、その回転力は、使用ロールペーパーTuに伝達され、使用ロールペーパーTuが空回りせずに回転し、ペーパーが繰り出される。よって、使用ロールペーパー回転用モータ13、その当て板21、使用ロールペーパー固定用ソレノイド14、固定用プランジャー14Aに取り付けられている当て板21をトイレットペーパーの供給手段という。なお、使用ロールペーパー回転用モータ13が駆動しないことにはペーパーの繰り出しはできないので、使用ロールペーパー回転用モータ13単独でも供給手段ということにする。
なお、この明細書では、固定用プランジャー14Aに取り付けられている当て板21が突出し、使用ロールペーパーTuの端面のうち芯8部分に当て板21が宛がわれることを、”差し”ということにする。逆に当て板21が、使用ロールペーパーTuの端面のうち
芯8部分に宛がわれることをやめる、つまり当て板21が、使用ロールペーパーTuの端面のうち芯8部分から離れることを、”抜き(差しの解除)”ということにする。よって、固定用プランジャー14A及び当て板21のことを抜き差し部という。
使用ロールペーパーTuを使い切り、予備ロールペーパーTsを使用ロールペーパー収納域IIに移動させるときは、前記抜きを行って、当て板21が、使用ロールペーパーTuの端面のうち芯8部分に宛がわれることをやめる。これにより、使用ロールペーパーTuの芯8が芯収納ボックス9内に落下する(図7〜12参照)。
次に、繰出し用プランジャー12を後退させ、予備ロールペーパーTsの自然落下による通り抜けを許可する(図10〜13参照)。その後は、予備ロールペーパーTsが、自然落下により順次自動的に使用ロールペーパー収納域IIに移行する(図14、15参照)。
ペーパー絡み防止用ファン15は、使用ロールペーパー収納域IIと、芯収納ボックス9とに跨った状態でかつ両者の手前側に設置されている。そして、ペーパー絡み防止用ファン15は、ファンカバー151内に、図示しない羽根車及びこの羽根車を駆動するモータ(以下、羽根車回転モータ)を有する。
また、ファンカバー151は、その上半分が、羽根車の回転によって生じる風を後方に向けて吹き出す吹き出し口16となっている。さらに、ファンカバー151のうち、羽根車の設置箇所と対向する部位には、通風口151aが形成されている。
加えて、覆面カバー体5のうち、通風口151aの形成箇所と対向する箇所には、ホルダー1の内部と外部とを連通する空気穴51が多数形成されている。羽根車、羽根車回転モータ、通風口151a及び空気穴51を空気吹き出し手段という。羽根車回転モータはセンサーに応じて正逆回転する。これについては後述する。
ストッパー用ローラ17は、予備ロールペーパー繰出し用ソレノイド10の前記垂直軸上に位置し(図5等参照)、かつ芯収納ボックス9の上方部前面(手前側に位置する面)においてホルダー本体3の幅方向(左右方向)に延びるローラである。そして、ストッパー用ローラ17は、その両端から左右に突出する回転軸によりホルダー本体3の左右の側壁11L・11Rに回転自在に支持されている。
ストッパー用ローラ17が使用ロールペーパーTuを受け止めた地点で、使用ロールペーパー回転用モータ13及び使用ロールペーパー固定用ソレノイド14に対して、使用ロールペーパーTuが位置決めされる。すなわち、使用ロールペーパーTuが、使用ロールペーパー収納域IIに位置し、これを使用できる状態になる。
また、使用ロールペーパー収納域IIにある既述したペーパー案内路18は、ペーパー絡み防止用ファン15の吹き出し口16から続いており、使用ロールペーパーTuの上半分の外形状に沿って形成され、かつその後ペーパー受け皿4に向けてまっすぐに下方へ向けて伸びる扁平な中空領域である。側方から見た形状は疑問符(?)に似ている(図5、18等参照)。但し、ペーパー案内路18の形状は、これに限定されるものではない。例えば、実質的にペーパーが案内を開始される箇所を基端としてそこから下方にまっすぐ伸びる扁平矩形な中空領域であってもよい。
ペーパー案内路18の途中には、ペーパーカット用ソレノイド23と、当該ソレノイドのプランジャー23Aの先端に取り付けられたペーパー切断カッター24と、ペーパー切断カッター24と組み合わせて設けられるカッター受け台25とを有する。カッター受け
台25には、カッターの刃を受ける受け刃溝26が形成されている(図5、18等参照)。なお、ペーパー切断カッター24と、カッター受け台25とを前後方向において入れ替えて設置してもよい。
ペーパー案内路18に対してこれを横断するように窓枠27が設置されている(図16参照)、当該窓枠27にペーパー切断カッター24とカッター受け台25とが、対向状態で取り付けられている。さらにペーパー案内路18の先端は、ペーパー受け皿4と連結されている。
ペーパーカット用ソレノイド23のプランジャー23Aが延びる(後方に移動する)とペーパー切断カッター24がカッター受け台25に当接する。反対に、プランジャー23Aが後退する(前方に移動する)とペーパー切断カッター24はカッター受け台25から離れる。
ペーパー切断カッター24がカッター受け台25から離れた状態で、使用ロールペーパーTuの使用ペーパーが、ペーパー切断カッター24とカッター受け台25との間に入り込む。そして、今度はその状態からペーパー切断カッター24をカッター受け台25に対して進行させる。すると、使用ペーパーは、ペーパー切断カッター24と受け刃溝26とによって押圧されて切断される(図25参照)。よって、ペーパー切断カッター24及び、受け刃溝26を含むカッター受け台25を切断手段ということができる。
芯収納ボックス9は、上方に開口されて当該開口経由で使用済みの芯8を受ける箱体である。また、芯収納ボックス9の手前側には、ペーパー絡み防止用ファン15のファン本体15Aが対面するように設置されている。さらに、芯収納ボックス9の後面(向こう側に位置する面)には、使用ロールペーパーTuの先端を剥がすためのスクレーパ28(掻器)が形成されている(図5、6,7等参照)。
スクレーパ28は、既述したストッパー用ローラ17と共に、予備ロールペーパーTsが使用ロールペーパー収納域IIに自然落下した際に、当該予備ロールペーパーTsを受け止める。
さらに、図5、6、16等に示すようにスクレーパ28は、使用ロールペーパーTuが使用ロールペーパー収納域IIにセッティングされた状態において、当該ロールペーパーTuの外周面に下方から後方に回り込んで当接をするように、芯収納ボックス9の後方外側に向けて湾曲形成されている。
加えて、ベース板2と覆面カバー体5とで画成される空間部には、制御装置20が配置されている(図1参照)。
また、覆面カバー体5の下部曲面箇所にはノータッチセンサー(第2のセンサー)29が取り付けられている(図1、2、5参照)。
ノータッチセンサー29は、制御装置20と電気的に接続されており(図27参照)、ノータッチセンサー29にトイレ使用者が手をかざすことにより、制御装置20に対し、トイレットペーパーの供給開始信号を出力するスイッチ部として機能する。
ノータッチセンサー29は、人の存在を検知することが可能なセンサーであれば特に限定されるものではなく種々考えられる。例えば、照射した不可視光線の反射により物体を検知する近赤外線反射式センサー、人や物体の微弱な熱エネルギーをキャッチする受動式センサーである熱線(遠赤外線)式センサー、照射したマイクロ波(電波)の反射により物体を検知するマイクロ波ドップラー式センサー、複数の検知原理を採用してそれぞれの
長所を活かしたセンサーであるハイブリッド(複合)式センサーなどを挙げられる。
さらに、図1に示す洋式トイレの便座には、使用者の着座を検知する着座センサー(第1のセンサー)440が設置されている。着座センサー440も人の存在を検知するセンサーであり、使用者が便座に着座すると、トイレ使用のための開始信号を発信する。着座センサー440にもノータッチセンサー29と同様、近赤外線反射式センサーその他のセンサーが使用される。着座センサー440も制御装置20と電気的に接続されており、制御装置20は着座センサー440からの開始信号を受信する(図27参照)。
着座センサー440がトイレ使用の開始信号を発信し、制御装置20が当該開始信号を受信すると、すなわち、トイレ使用者が着座して、着座センサー440が人の存在を検知すると、検知している間、つまりトイレ使用者が着座している間は、前記空気吹き出し手段の羽根車回転モータによって回転されることにより、ファンカバー151の通風口151a及びホルダー1の空気穴51を経由して、ペーパーホルダー1の前面から空気が吹き出る。
ペーパー絡み防止用ファン15におけるファンカバー151の通風口151aを経由して、覆面カバー体5の空気穴51から外部に向けて送風を生じるよう、羽根車回転モータにより羽根車を回転することを羽根車回転モータの逆回転という。そして、当該逆回転と反対方向に羽根車が回転されることを正回転という。正回転により、ファンカバー151の通風口151a及び覆面カバー体5の空気穴51を経由して、外部から覆面カバー体5内に、外気が吸い込まれるように、羽根車が回転する。
正回転が実施されるのは、ノータッチセンサー29にトイレ使用者が手をかざした場合である。そして、羽根車をモータで回転するにあたり、ノータッチセンサー29は、着座センサー440に優先する。つまり、トイレ使用者が便座に座っているだけで未だノータッチセンサー29に手をかざしていないときは、着座センサー440が機能して羽根車が逆回転するけれども、その状態でトイレ使用者がノータッチ操作用センサー29に手をかざすと、羽根車は停止し、その後正回転する。
ノータッチセンサー29にトイレ使用者が手をかざすことで、羽根車が正回転している間、使用ロールペーパー回転用モータ13も稼働し、使用ロールペーパーTuを繰り出す。使用ロールペーパー回転用モータ13と羽根車回転モータとは連動するようになっている。よって、使用ロールペーパー回転用モータ13が停止すると、羽根車回転モータも停止する。
なお、図1から明らかなように、ノータッチセンサー29は、前記空気吹き出し手段の空気穴51の下方近傍に設置されているので、空気吹き出し手段の周囲に設置されているといえる。
前記制御装置20は、予備ロールペーパー繰出し用ソレノイド10、使用ロールペーパー固定用ソレノイド14の各プランジャーの進退制御、各ソレノイド10、14、23、使用ロールペーパー回転用モータ13、ペーパー絡み防止用ファン15、ノータッチセンサー29、着座センサー440、羽根車回転モータを稼働制御する制御手段である(図27参照)。
ペーパー受け皿4は、その付け根側が基端としてベース板2に固定され、先端側が自由にされた片持ち梁状をしている。そして、このペーパー受け皿4の先端に向けて使用ロールペーパーTuから使用ペーパーが繰り出されるようになっている。
またペーパー受け皿4の基端4Aの直近箇所には、横断面で波形をした突条30が、ホルダー本体3の幅方向(左右方向)に延在している。突条30は、その横断面で、波頭にあたる箇所30Aが丸く、波頭の湾曲の外側(背中)の部分30Bが内側に湾曲し、波頭の湾曲の内側の部分30Cも内側に湾曲した形状をしている(図16、26等参照)。
そして、外側(背中)の部分30Bの曲率半径が内側の部分30Cの曲率半径よりも大きくなっている。さらに、ペーパー受け皿4は、その自由端が内側に折り返されており、使用ペーパーの進行を阻止する(図24,25参照)。
換言すると、ペーパー受け皿4は、その前方にある自由端及び基端4A側(後方)にある突条30により、それぞれ、繰り出されるトイレットペーパーの前方への進行及び後方への進行を阻止する。
次にこのようなホルダー1の動作について、図28のフローチャートを参照しながら説明する。フローチャートの各ステップにおける判断は、すべて制御装置20が行うものとする。
制御装置20は、トイレ使用者が便座に着座したか否か、すなわち、着座センサー440が、トイレ使用者の発する赤外線を検知したか否かを判断する(S1)。肯定判定すればS2に進み、否定判定すれば肯定判定するまでこのルーチンを繰り返す。
その後、制御装置20は、ペーパー絡み防止用ファン15を逆回転させる(S2)。ペーパー絡み防止用ファン15の逆回転により、空気吹き出し手段が機能し、羽根車回転モータによって逆回転された羽根車により生じた送風が、ホルダー1の空気穴51から吹き出る。よって、着座センサー440は、人の存在を検知すると前記空気吹き出し手段による空気吹き出しのトリガーとして機能するといえる。
以上の構成からなるものが、本発明のペーパー供給装置である。
次に制御装置20は、ノータッチセンサー29による検知がされたか否か、すなわちノータッチセンサー29に手がかざされたか否かの判断を行う(S3)。S3で肯定判定すればS4に進み、否定判定した場合は、本ルーチンを繰り返す。
S4で制御装置20は、逆回転していたペーパー絡み防止用ファン15を停止させる。この結果、S2で生じていた空気の吹き出しが停止する。
S5で制御装置20は、使用ロールペーパー回転用モータ13を回転するとともに、ペーパー絡み防止用ファン15を正回転させる。
使用ロールペーパー回転用モータ13が回転すると、その回転力が当て板21経由で使用ロールペーパーTuの端面に伝わり、使用ロールペーパーTuを回転する。使用ロールペーパーTuの回転により、使用ロールペーパーTuが繰り出される。
繰り出しにあたっての使用ロールペーパー回転用モータ13の回転数は、既述のように使用ロールペーパーTuの現在の使用程度によって異なる。
使用ロールペーパーTuが多用された状態(使用ロールペーパーTuの残量がわずかな状態)にある場合は、使用ロールペーパーTuの直径が小さいため前記回転数は多くなる。反対に、使用の程度が少ない(使用ロールペーパーTuの残量が十分にある状態)状態にある場合は、使用ロールペーパーTuの直径が大きいため、前記回転数は少なくなる。
このようにすることで、使用ロールペーパーTuの繰り出し量をほぼ一定にすることができる。すなわち、トイレットペーパー回転モータ13の回転数を使用ロールペーパーTuの直径の大きさに合わせて、小、中及び大のように段階的に変化させる。
また、使用ロールペーパー回転用モータ13とペーパー絡み防止用ファン15とは連動しており、使用ロールペーパー回転用モータ13が駆動している間は、ペーパー絡み防止用ファン15も作動し、羽根車は正回転する。そして、そのときに生じる風が、ペーパー案内路18に送られ、トイレットペーパーの繰り出しに影響する。ペーパー絡み防止用ファン15は、ペーパー案内路18に空気の流通を生じさせる空気流通手段である。
制御装置20は、使用ロールペーパー回転用モータ13が段階に応じた所定回転をしたか否かを判定する(S6)。肯定判定したら、使用ロールペーパー回転用モータ13の駆動を停止する(S7)。否定判定した場合は、S3で肯定判定するまで使用ロールペーパー回転用モータ13を駆動する。
使用ロールペーパー回転用モータ13が段階に応じた所定回転をすると、後で述べるようにペーパー受け皿4に使用ペーパーが幾重かに折り重ねられて手頃な厚みになるまで繰り出される(すなわち使用ペーパーの繰り出し量が所定量に達する)。
また、制御装置20は、使用ロールペーパー回転用モータ13を停止したら、次にペーパーカット用ソレノイド23を作動してそのプランジャー23Aを突出させ、プランジャー先端に取り付けられたペーパー切断カッター24をカッター受け台25に向けて進行させる(S8)。この結果、使用ロールペーパーTuがカットされる。よって、制御装置20、ペーパーカット用ソレノイド23は、使用ロールペーパーTuの切断手段であるペーパー切断カッター24を作動させる作動手段ということもできる。
S8の後は、S1に戻る。
次に図16〜図26を参照して、ペーパー受け皿4に使用ペーパーが幾重かに折り重ねられて手頃な厚みになるまでの経緯を未使用の使用ロールペーパーTuが適用される場合について述べる。
使用ロールペーパー回転用モータ13を駆動し、使用ロールペーパーTuを回転させ、スクレーパ28でトイレットペーパーの先端を掻いて当該先端をトイレットペーパー本体から剥離する。図16は、スクレーパ28と使用ロールペーパーTuの先端とが当接している状態を示す。
なお、スクレーパ28と使用ロールペーパーTuの先端との位置関係で、使用ロールペーパーTuの先端が、使用ロールペーパーTuの回転方向においてスクレーパ28を越えた箇所にあるときは、スクレーパ28に対し使用ロールペーパーTuの先端が当接するまで最大1回転、使用ロールペーパーTuを回転させる。
また、使用ロールペーパー回転用モータ13が回転すると、その回転と同時にペーパー絡み防止用ファン15が作動する。ペーパー絡み防止用ファン15が作動すると当該ファンによって送風が生じる(図17の白矢印参照)。なお図17はペーパーの先端部分にスクレーパ28が掛かった図16に連続する図であり、ペーパーがペーパー絡み防止用ファン15の送風によって繰り出される初期段階を示す。
なお、使用ペーパーの繰り出しは、自重によるところが大きいが、送風によっても繰り出される。但し、送風の使用ペーパーに及ぼす影響は、送風によって使用ペーパーがペーパー案内路18に引っ掛かることなく円滑に流通することが主である。
使用ペーパーが一層繰り出され、ペーパー切断カッター24に至る直前に至る(図18参照)。
さらに使用ペーパーが繰り出され、ペーパー切断カッター24を通過し、ペーパー受け皿4に使用ペーパーが送り出される手前の状態になる(図19参照)。
さらにまた使用ペーパーの送り出しが進行し、ペーパー受け皿4に使用ペーパーが送り出された後、使用ペーパーの先端がペーパー受け皿4の先端に接触する(図20参照)。
そして、ペーパー受け皿4に使用ペーパーが送り出された後、ペーパー受け皿4上で使用ペーパーが折り畳まれる直前の状態になる(図21参照)。
加えて、使用ペーパーが、ペーパー受け皿4上で折り畳まれる初期状態に至る(図22参照)。
さらに使用ペーパーの送り出しが進行し、使用ペーパーが、ペーパー受け皿4上で折り畳まれる中途状態になった後(図23参照)、使用ペーパーが、ペーパー受け皿4上で1回折り畳まれ、その後上記の経路を経て折り返しを繰り返す(図24参照)。
換言すると、繰り出されるトイレットペーパーの前方への進行が阻止されると共に後方への進行も阻止され、少なくとも後方にてトイレットペーパーに弛みを形成するようになる。弛みは、突条30の部分30Cが内側に湾曲した形状をしているので、ペーパー受け皿4の自由端側から部分30Cに向けて折り返して来たペーパーに丸みを与え、その結果弛みが形成される。よって、部分30C部を有する突条30を弛み形成部ということができる。
そして、所定回数の折り返しを終了後、使用ロールペーパー回転用モータ13がその駆動を停止し、使用ロールペーパーTuの繰り出しが終了する。その後は、ペーパーカット用ソレノイド23が作動し、当該ソレノイドのプランジャー23Aの先端に取り付けられたペーパー切断カッター24により、ペーパーが切断される(図25参照)。所定回数の折り返しを終了したか否かは、使用ロールペーパー回転用モータ13が制御装置20によって、既述のごとく使用ロールペーパーTuの使用量(直径の大小)に応じた回転数に達したか否かで実行される。
また、トイレットペーパー回転モータ13とペーパー絡み防止用ファン15とは連動しており、トイレットペーパー回転モータ13が駆動している間は、ペーパー絡み防止用ファン15の羽根車は正回転する。そして、そのときに生じる風が、ペーパー案内路18に送られ、トイレットペーパーの繰り出しに影響する。ペーパー絡み防止用ファン15は、ペーパー案内路18に空気の流通を生じさせる空気流通手段である。
次に本発明のペーパー供給装置の作用・効果について説明する。
便座には、使用者の着座を検知する着座センサー440が設置され、トイレ使用者が便座に着座すると、着座センサー440は、トイレ使用のための開始信号を発信する。これにより、制御装置20は、便座に人が着座していると認識し、羽根車回転モータにより羽根車を逆回転する。するとペーパー絡み防止用ファン15におけるファンカバー151の通風口151aを経由して、覆面カバー体5の空気穴51から外部に向けて送風を生じる。また、空気吹き出し手段の空気穴51の下方近傍には、トイレットペーパーを繰り出すためのノータッチセンサー29が設置されている。
したがって、眼の不自由な人でも空気穴51から吹き出る風や、ペーパー絡み防止用ファン15の羽根車が回転するときに生じる音を手がかりにノータッチセンサー29の設置場所がどこにあるかを容易に察知することができる。
そして、ノータッチセンサー29の設置場所が判明したら、ノータッチセンサー29に手をかざすだけで、トイレットペーパーを多くも少なくもなく必要なだけ手にすることが
できる。
また、必要量のトイレットペーパーを一度手にした後は、再度着座センサーによるトイレ使用者の検知が実行されて羽根車が逆回転する。しかし、ノータッチセンサー29は、着座センサー440に優先する。したがって、トイレ使用者が便座に座っているだけで未だノータッチセンサー29に手をかざしていないときは、着座センサー440が機能して羽根車が逆回転する。けれども、その状態でトイレ使用者がノータッチ操作用センサー29に手をかざすと、羽根車は停止し、その後正回転し、そのときに生じる風が、ペーパー案内路18に送られ、トイレットペーパーの繰り出しに作用する。
さらに、帯状のペーパーを巻回したロールペーパー体としてトイレットペーパーを例示したが、キッチンペーパタオルその他のロールペーパー体にも本発明のペーパー供給装置を適用できるのは勿論である。
加えて、この実施例では、第1のセンサーとして洋式トイレの便座に着座センサーを用いた場合を例示したが、和式トイレにも適用できる。その場合、第1のセンサーとしては、例えば、トイレ使用者の前面の壁に赤外線センサー等を設けるようにすることが考えられる。
さらに、本実施例では空気吹き出し手段を例示した。しかし、空気の吹き出しでなく空気の吸い込みであってもよい。つまり、空気の吹き出しや吸い込みのできる手段は空気の流通のできるものであるからこれらを空気流通手段という。空気の流通があれば、そこに手をかざすことで、空気流通手段の内部又はその周囲に設置されているセンサーの設置場所を察知することができる。
また、空気流通手段の稼働によって、風の吹き出す音又は空気を吸い込む音を聞くことができるので、当該音によっても、眼の不自由な人がトイレを使用する場合にセンサーの設置場所を察知することができる。
さらに、トイレ使用者や清掃者は、空気に触れてもペーパー供給装置自体に触れることがないので、ペーパー供給装置に痰など汚物が付着していても、当該汚物に触れることを回避できるため、衛生的である。
1 トイレットペーパーホルダー
2 ベース板
3 トイレットペーパーホルダー本体
4 ペーパー受け皿
4A 基端
5 覆面カバー体
7 本体カバー
8 トイレットペーパーの芯
9 芯収納ボックス
10 予備ロールペーパー繰出し用ソレノイド
11L 左側壁
11R 右側壁
12 繰出し用プランジャー
13 トイレットペーパー回転モータ(回転手段)
14 使用ロールペーパー固定用ソレノイド
14A 固定用プランジャー
15 ペーパー絡み防止用ファン
15A ファン本体
16 吹き出し口
17 ストッパー用ローラ
18 ペーパー案内路
20 制御装置(制御手段)
21 当て板
22 架台
23 ペーパーカット用ソレノイド
23A プランジャー
24 ペーパー切断カッター
25 カッター受け台
26 受け刃溝
27 窓枠
28 スクレーパ
29 ノータッチセンサー(第2のセンサー)
30 突条
30A 突条の所定箇所
30B 突条の所定部分
30C 突条の所定部分
51 空気穴(空気吹き出し手段、空気流通手段)
151a 通風口(空気吹き出し手段、空気流通手段)
440 着座センサー(第1のセンサー)
I 予備ロールペーパー収納域
II 使用ロールペーパー収納域
Ts 予備ロールペーパー(ロールペーパー体)
Tu 使用ロールペーパー(ロールペーパー体)

Claims (4)

  1. 人の存在を検知するセンサーと、
    前記センサーが人の存在を検知する位置へ空気を流通させて前記センサーの位置を示す空気流通手段と、
    帯状のペーパーを巻回してなるロールペーパー体を回転させる回転手段と、
    前記回転手段の稼働制御を行う制御手段とを有し、
    記センサーが人を検知すると、前記制御手段により前記回転手段が稼働されて、前記ペーパーを繰り出すペーパー供給装置。
  2. 空気を流通させる空気流通手段と、
    人の存在を検知すると前記空気流通手段による空気流通手段のトリガーとして機能する第1のセンサーと、
    帯状のペーパーを巻回したロールペーパー体を回転させる回転手段と、
    前記空気流通手段の周囲に設置され、人の存在を検知することで前記回転手段を稼働させるための第2のセンサーと、
    前記第1のセンサーが人を検知すると当該第1のセンサーが人の存在を検知している間、前記第2のセンサーが人の存在を検知する位置へ前記空気流通手段により空気を吹き出させて前記第2のセンサーの位置を示し、前記第2のセンサーが人を検知すると、前記回転手段により前記ロールペーパー体を回転させる制御を実施する制御手段と、を有するペーパー供給装置。
  3. 前記第2のセンサーは、ペーパーホルダーの使用者が手をかざせる位置に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のペーパー供給装置。
  4. 前記空気流通手段が、羽根車と、前記羽根車を回転させるモータとを有し、前記羽根車を正回転させることで、前記ペーパーの先端をペーパー排出口に向けて案内するペーパー案内路に空気の流通を生じさせ、前記羽根車を逆回転させることで、前記センサーが人の存在を検知する位置へ空気を流通させる請求項1〜3の何れか1項に記載のペーパー供給装置。
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