JP6031661B2 - 手保護バリア分出器 - Google Patents

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Description

本出願は、2012年6月19日に出願された発明の名称が「Hand Protection Barrier Dispenser」である米国特許第13/526,892号、および、2012年3月8日に出願された発明の名称が「Hand Protection Barrier Dispenser」である米国特許出願第13/415,017号の両出願を優先権主張し、その出願の内容を全体として参照し、ここに引用する。
本発明は、概して、手を一時的に覆う使い捨て衛生バリアに関連し、特に、前記のようなバリアを分出するための手保護バリアの分出器に関連する。
今日、人々は、公衆トイレのような公共施設の衛生状態を、日増しに気にするようになっている。このような施設を使用後に、大多数の人々が手を洗う一方で、手を洗わない多くの人々もいることは周知の事実である。この事実は、このようなトイレを利用する人の30〜40%は、トイレを離れる前に手を洗わない、ということを示す数多くの調査によって、裏付けられている。さらに、このような調査は、手を洗う人のうち約半数の人しか石鹸を使わない、ということも示している。
このようにして、しばしば、有害な菌が公衆トイレの利用者の手に付着している恐れがあり、トイレのドアの取っ手の背後に、このような有害な菌が存在しえ、また、こうした利用者がトイレから出るときに、菌が残される。後続のトイレの利用者が手を洗ったとしても、トイレを離れる際にドアの取っ手に触れることよって、これら後続の利用者に乗り移るに十分長く、菌は生き長らえる。先にトイレを利用して手を洗っていない利用者の手からトイレのドアの取っ手に残されたかもしれない菌を手にすることなく、トイレを離れることができる、ということになれば、公衆トイレの利用者の大多数は、快く思うであろう。
長きにわたり、公衆トイレの利用者は、その場でとりうる方法で、手で直にドアの取っ手に触れずに公衆トイレを出る対処をしてきた。例えば、利用者は、トイレを出るときに、ペーパータオルや、その他の材料を使って、トイレのドアの取っ手を握る際のバリアとすることができる。しかしながら、ペーパータオルなどは、すべてのトイレでいつでも用意されているとは限らず、また、しばしば、トイレの利用者が使用済みのペーパータオルを捨てられる便利な場所が、ドアの近辺にはない。さらに、ペーパータオルの多孔質の材質は、トイレの利用者の手とトイレのドアの取っ手の間に保護バリアがあてがわれているという強い確信を、トイレの利用者に与えない可能性があり、特に、利用者の手、および/または、ドアの取っ手が、僅かでも濡れているときは、その可能性が高い。
推察されるように、この問題に対しては、これまで考えられる様々な解決策が試みられてきた。前記のようなその場でとりうる対処に勝るこのような解決策の一つは、例えば、Starkらによる米国特許第6,925,763号に記載されている。Starkらによる前記特許では、ティッシュ分出器と、それとは別のティッシュ受容器を提供し、いずれもトイレのドアの取っ手の付近に設置される。トイレを出る際に、トイレの利用者は、ティッシュ分出器から容易にティッシュを掴み、トイレのドアを開けるためにそのティッシュを用い、さらにそのティッシュを前記ティッシュ受容器の中に捨てることができる。勿論、Starkらによる特許で使用されるティッシュのシートは、完全な手保護バリアを提供するわけではない。
このようなティッシュシートは、せいぜい、トイレの利用者の手の前面のバリアを提供するだけである。このような保護を施すだけでも、トイレの利用者は、トイレの利用者の手のどの部位もトイレのドアの取っ手に触れないように、分出器からティッシュのシートを分出して、トイレの利用者の手を覆うように位置させなければならない。ティッシュのシートを使用する多くのトイレの利用者は、時間をかけて注意深くティッシュを適切に位置させて、効果的な保護バリアを用意することはない。
この問題に対する、より複雑で可能性のある解決策が、Menardによる米国特許4,997,139号に記載されている。Menardによる特許は、トイレの出口ドアの取っ手用の連続した衛生カバーを自動的に分出する機械的な分出装置を提供する。ドアを使用した都度、前記機械的装置は、衛生カバーを前進させて、ドアの取っ手用に表面を覆う新たな衛生カバーを供給する。この解決策は、効果的ではあっても、機械的には、はるかに複雑で、実現のための費用は高く、また、少なくとも機械的な不良につながる可能性がある。
この問題に対して可能性のあるもう一つの解決策は、Panellaによる米国特許6,912,728号に記載されている。Panellaによる特許は、トイレの利用者の手にあてがえられる衛生ポケット材を供給し、その衛生ポケット材は、トイレのドアの取っ手が握られている間は前記衛生ポケット材をトイレの利用者の手に一時的に保っておくために使用される粘着剤を供給する。この衛生ポケット材は、ごくわずかしか開示されていない分出器から分出される。前記衛生ポケット材は、互いに組み付けられて、このポケットを形造る2枚のシートで形成されており、前記粘着剤が供給された一方のシートが、他方のシートより長く形成されている。各々粘着剤を有するこのような衛生ポケット材の分出については、前記Panellaによる特許では、言及されていないものと思われる。
これらの装置からの改善が、Balkinらによる米国特許第8,146,776号に示されており、その発明は、本願の発明者らによるものであり、本願の親の親の出願として上記のように参照して援用されている。Balkinらによる‘776特許の装置は、各々が内部に開口部を有し、各々が有孔の接続によって、続く手保護バリアに接続されているこのような手保護バリアのロールから、手保護バリアを分出する。分出機構が、そのハウジング内の開口部を通して、手保護バリアを分出し、その際に、手保護バリアがアクセス位置まで移動したときに、ハウジング内の前記開口部を通して、その手保護バリアを開口する。この分出器は、上記において参照した他の装置からはかなり改善されているが、その機構はやや複雑で、そのために装置の製造および購入費用が望ましい費用より高くなる。
これらの機器に対する改善は、2012年3月8日に出願された米国特許出願第13/415,017号に示されており、この出願も、本願の発明者らの発明によるものであり、本願の親出願として上記のように参照して援用されている。Balkinらによる‘017出願の装置は、各々が上端近くに開口部を有する手保護バリアの山から、各々の手保護バリアを分出する。
前記分出機構が、手保護バリアを分出するときに、1または複数のノズルを通して圧力ガスを山の中の最上の手保護バリアの開口部に選択的に方向づけていて手保護バリアを開口することによって、利用者は、手をその内部に挿入して山からそれを引き離せる。このときに、山のうちの次の手保護バリアが開口されうる。この分出器は、上記において参照した他の装置からは非常に改善されているが、圧力ガスのノズルへの供給を制御するために、圧力ガスのボンベと弁システムを必要とする。
公衆トイレの利用者等が手保護バリアを分出するために使用する、さらに簡便、安価、また効果的な手保護バリアを提供することが望ましい。
発明に係わる上記背景において上記検討された主題は、単に発明に係わる上記背景の記述の結果としてだけで従来の技術である、と解釈されるべきではない。同様に、発明に係わる上記背景の中に記載された、あるいは、発明に係わる上記背景の主題と関連した問題は、前記従来技術の中で以前に認識されていた、と解釈されるべきではない。発明に係わる上記背景における主題は、単に、異なる取組みを表現するものであるが、それら自体も発明たりうる。
本発明は、任意の便利な位置に配置されうる手保護バリアを分出する手保護バリア分出器の形をとる。本発明の前記手保護バリア分出器によって分出される手保護バリアは、手保護バリアを形成するプラスティックのような薄い不透水性の材質からなる。前記手保護バリアは、半分に折り畳まれ側部で閉じられたプラスティックのフィルムの切片で形成でき、それによって1の開口部が残される。前記手保護バリアは、一回につき1の手保護バリアを分出することができるようにして、前記手保護バリア分出器に除去可能に搭載された手保護バリアの山から分出することができる。
このような手保護バリアは、トイレの利用者が、病原菌で覆われている可能性のあるトイレのドアの取っ手に直に触れることなく、公衆トイレから出るための、利用者にとって容易な方法を提供する。手保護バリアの山からこれらの手保護バリアを分出するために使用される手保護バリア分出器は、公衆トイレのドアのようなドアの取っ手あるいはノブの付近に、あるいは、付近の壁に設置することができる。前記手保護バリア分出器は、勿論、手保護バリアの分出が望ましい他の便利な場所に設置することもできる。このような他の場所の例には、食料品店の生産、肉、パンの部門内における場所とともに、セルフサービスのガソリンスタンドも含む。
前記手保護バリアは、前記手保護バリア分出器の上に配置された手保護バリアの山から分出されるが、手保護バリア分出器は、ドア、壁、あるいは、その他の支持物に設置できる。手保護バリアの山は、個々に分出され、ここで、山の中の最上にある手保護バリアが、利用者が着用するための前記手保護バリア分出器によって自動的に開口される。露出した手保護バリアは、利用者が、手をすべらせてその中に入れて、手保護バリア分出器からそれを引っ張ることによって、容易にその手保護バリアにアクセスすることができる位置で支持されている。この動作は、山の中の次の手保護バリアを露出させ、その手保護バリアは、そのとき、次に分出される位置になっている。
第1の実施形態においては、各々が上端付近の内部に開口部を有する手保護バリアの山から手保護バリアを分出する手保護バリア分出器が、前記手保護バリアの山を分出用に中に載置できる受容器を含むハウジングと、前記ハウジング中に配置された電気ブロア、ここで前記電気ブロアは、前記電気ブロアが電力を供給されると、前記電気ブロアが空気を吹き出す排気口を有する、と、前記ハウジング内に配置され、電力源に接続されたスイッチ機構、ここで前記スイッチ機構は、前記スイッチ機構が作動されると前記電気ブロアに電力を供給し、作動されないと、前記ブロアに電力を供給しないように構成されている、と、前記電気ブロアの排気口に操作可能に接続された少なくとも1つのノズル、ここで前記少なくとも1つのノズルは、前記スイッチ機構が作動されると、前記電気ブロアから吹き出された空気を受け取り、利用者が利用者の手を前記山のうちの最上の手保護バリアの開口部を通して挿入して前記最上の手保護バリアを着用しやすくするように、前記最上の手保護バリアを開口させて、前記吹き出された空気を、前記最上の手保護バリアの開口部に向かわせる、とを備え、前記利用者の手が中に位置している前記最上の手保護バリアを、手保護バリアの前記山の残りから引き離すことによって、利用者によって着用された前記最上の手保護バリアが、手保護バリアの前記山から抜き出される。
他の1つの実施形態においては、各々が上端付近の内部に開口部を有する手保護バリアの山から手保護バリアを分出する手保護バリア分出器が、前記手保護バリアの山を分出用に中に載置できる受容器を含むハウジング、ここで、前記受容器は、第1および第2の側部と第1および第2の端部を有し、前記手保護バリアの山が、前記手保護バリアの上端が、前記受容器の前記第1の端部の付近に配置された状態で、前記ハウジング中に配置され、前記受容器は、V字形の断面で設置構成されており、前記V字の稜線が、前記受容器の前記第1および第2の側部と本質的に平行な方向に、かつ両者の中ほどで延出している、と;前記ハウジング中に配置された電気ブロア、ここで前記電気ブロアは、前記電気ブロアが電力を供給されると前記電気ブロアが空気を吹き出す排気口を有する、と;前記ハウジング内に配置され、電力源に接続されたスイッチ機構、ここで前記スイッチ機構は、作動されると前記電気ブロアに電力を供給し、作動されないと、前記ブロアに電力を供給しないように構成されている、と;前記電気ブロアの排気口に操作可能に接続された少なくとも1つのノズル、ここで前記少なくとも1つのノズルは、前記スイッチ機構が作動されると、前記電気ブロアから吹き出された空気を受け取り、利用者が利用者の手を前記山のうちの最上の手保護バリアの開口部を通して挿入して、前記最上の手保護バリアを着用しやすくするように、前記最上の手保護バリアを開口させて、前記吹き出された空気を、前記手保護バリアの山の最上の手保護バリアの開口部に向かわせる、と、利用者の手が前記手保護バリアの山の最上の手保護バリアの開口部付近の位置にあることを検知するシステムセンサと;前記システムセンサからの信号に応答して前記スイッチ機構を作動させて、前記電気ブロアに電力を供給し、空気を前記少なくとも1つのノズルに吹きだし、前記手保護バリアを開口する電子システムと、を備え、前記利用者の手が中に位置している前記最上の手保護バリアを、手保護バリアの前記山の残りから引き離すことによって、利用者によって着用された前記最上の手保護バリアが、手保護バリアの前記山から抜き出される。
さらに1つの実施形態においては、各々が上端付近の内部に開口部を有する手保護バリアの山から手保護バリアを分出する手保護バリア分出器が、前記手保護バリアの山を分出用に中に載置できる受容器を含むハウジングと;前記ハウジング内に配置された電気ブロアと;前記ハウジング内に配置され、電力源に接続されたスイッチ機構、ここで前記スイッチ機構は、作動されると前記電気ブロアに電力を供給する、と;作動可能に前記電気ブロアに接続されたノズル、ここで、前記ノズルは、前記スイッチ機構が作動されると、前記電気ブロアから吹き出された空気を受け取り、前記手保護バリアの山の最上の手保護バリアの開口部に前記空気を方向づけて、前記最上の手保護バリアを開口する、とを備え、前記最上の手保護バリアが、前記手保護バリアの山の残りから引き離すことによって、前記手保護バリアの山から取り除かれる。
方法の実施形態において、各々が上端付近の内部に開口部を有する手保護バリアが、以下のことによって、前記のような手保護バリアの山から分出される。すなわち、前記手保護バリア分出器の中の受容器に、前記手保護バリアの山を載置すること、と;前記ハウジング内に配置された電気ブロアを設置すること、ここで、前記ハウジングは、前記電気ブロアによって電力が供給されると空気が噴出される排気口を有する、と;スイッチ機構によって、空気を吹き出すように前記電気ブロアの作動を制御すること、ここで、前記スイッチ機構は、前記スイッチ機構が作動されると前記電気式ブロアに電力を供給し、作動されないと前記電気式ブロアに電力を供給しない、と;前記スイッチ機構が作動されたときに前記電気ブロアから吹き出された空気を受け取る少なくとも1つのノズルを通して前記電気ブロアの前記排気口から吹き出された前記空気を、前記手保護バリアの山の最上の手保護バリアの開口部に向かわせること、ここで、これによって、前記山のうちの最上の手保護バリアの開口部を通して利用者が利用者の手を挿入して、前記最上の手保護バリアを着用しやすくするように、前記最上の手保護バリアを開口させる、と;前記利用者の手が中に位置している前記最上の手保護バリアを、手保護バリアの前記山の残りから引き離すこと、ここで、それによって利用者が着用した前記手保護バリアを前記手保護バリアの山から抜き出す、こととである。
上記によって、本発明の手保護バリア分出器を、トイレの利用者がトイレから出ようとするときに、トイレの利用者が手保護バリアを分出するのに好都合な位置となるように、トイレのドアあるいはその付近に設置することができることが理解されよう。このような手保護バリア分出器は、他にも応用して使用でき、例えば、食料品店の生産、精肉、および/または、ベーカリー部門のようなところでも使用でき、利用者の手が、肉、果物、野菜、および/または、ベーカリーの製品に直接接触することから保護し、そのことによって、汚染されていない食料品を購入することができる。本発明の手保護バリア分出器は、セルフサービスのガソリンスタンドでも利用でき、ガソリン、油、その他の物質が、利用者の手に、接触することを防止することができる。本発明の手保護バリア分出器のさらに他の利用の一つは、ペットリター容器の洗浄である。
従って、本発明により、公衆トイレの利用者等が、手保護バリアを分出するために使用する簡便で、低コストで、かつ効果的な手保護バリア分出器が教示されていることが理解されよう。
本発明のこれら、および、他の利点は、図面を参照することによってよく理解される。
本発明による手保護バリア分出器の例の斜視図であり、ハウジングベースに搭載された主要な動作部品を、わかりやすくするために、上方および下方ハウジング部材を、ハウジングベースから分解した状態で示す。
図1に示された手保護バリア分出器の斜視図であり、ハウジングベースに搭載された様々な部品を示すために、上方および下方ハウジング部材を除いて組立てられた状態で図示されている。
図1に示された手保護バリア分出器の斜視図であり、下方ハウジングが図2に示されたアセンブリ上に設置され、上方ハウジングが下方ハウジング上に設置された状態で図示されている。
手保護バリアとして形成される薄膜状材料の切片の折り畳まれた状態を示す図である。
図4に示された薄膜状材料の折り畳まれた切片から形成され仕上げられた手保護バリアの斜視図であり、手保護バリアの閉じられた側部と、内部に配置された搭載用の孔と、前記搭載用の各孔の付近で内部に配置された切込みとを示す。
図5に示される、4つの各搭載用孔内の搭載用スプールとともに保持された手保護バリアの山のアセンブリを部分的に分解して示した図である。
図3に示された手保護バリア分出器の上に載置される状態の、図6に示された手保護バリアの山の斜視図である。
図7に示された手保護バリア分出器と手保護バリアの山の第1の断面図であり、上方のハウジング上の手保護バリアの山のV字形構成を示す。
図7に示された手保護バリア分出器と手保護バリアの山の第2の断面図であり、最上の手保護バリアが空気の圧力で開口される様子を示す。
図7に示され、面上に載置された前記手保護バリア分出器と手保護バリアの山の斜視図であり、空気圧で開口されて分出準備ができた後の前記最上の手保護バリアを、手保護バリア分出器上の開口状態で示している。
図10に示された手保護バリア分出器の斜視図であり、利用者の手がセンサを起動し、最上の手保護バリアに挿入されるところを示している。
図10に示された手保護バリア分出器の斜視図であり、利用者の手が最上の手保護バリアに完全に挿入された状態を示す。
図12に示されたものに近い図であり、手保護バリアの中にあり、最上の手保護バリアを手保護バリアの山から引き離した利用者の手を示している。
図13に示されたものと同様な図であり、分出に備えて、手保護バリア分出器が次の手保護バリアを開口する状態を示した図である。
図7に示された手保護バリアの山を含み、トイレのドア上のトイレのドアの取っ手の近くに設置された手保護バリア分出器を示す斜視図である。
図7に示された手保護バリアの山を含み、食料品店の生産課に近い位置に載置された手保護バリア分出器を示す斜視図である。
図7に示された手保護バリアの山を含み、ガソリンスタンドのガソリンポンプに載置された手保護バリア分出器を示す斜視図である。
本発明の手保護バリア分出器の実施形態の例が図面に示され、これらの図面と関連付けて以下に考察される。先ず、図1を参照すると、本発明の手保護バリア分出器の3つの部品が示されている。ハウジングベース30は、手保護バリア分出器の様々な部品が組み立てられる平らな部材である。ハウジングベース30上に搭載される下部ハウジング部材32は、ハウジングベース30から分離されて図示され、下部ハウジング部材32上に載置される上部ハウジング部材34は、下部ハウジング部材32から分離して図示されている。
図1および図2に示されるように、ハウジングベース30は、金属薄板のスタンピングされた切片で形成され、ハウジングベース30部上に手保護バリア分出器の様々な部品を搭載するために複数のネジが通される複数の小さな孔を有する。本発明の手保護バリア分出器の主要な動作部品が、ハウジングベース30上に搭載されている。ハウジングベース30は、内部に配置された長方形の孔36を有し、その中に、取り外し可能な底カバー部材38が(4つのネジを使用して)設置されている。底カバー部材38は、手保護バリア分出器の内部にアクセスしやすくするために、ハウジングベース30から取り外すことができる。
手保護バリア分出器を作動させるために用いる電子回路の大部分を含むシステムボード40は、底カバー部材38がハウジングベース30の長方形の孔36内に設置されるときに、手保護バリア分出器の内側に位置する底カバー部材38の表面に(電気的に隔離されて4つのネジで)搭載される。システムボード40は、オプションで通信コネクタ42を有する。通信コネクタ42は、システムボード40をコンピュータ(不図示)に接続するために用いられ、そのコンピュータは、システムボード40をプログラミング化するためにオプションで使用される。システムボード40には、既製のプログラミング可能なボードを用いることができる。システムボード40は、システムボード40に、そのプログラミング中に、あるいは、オプションで本発明の手保護バリア分出器の稼働中に電力を供給するために用いる電力コネクタ44を、オプションで有することができる。しかし、この点は、手保護バリア分出器に外部電力を供給することを必要とし、その設置を複雑にするであろうから、当業者には、望ましくないと理解されるであろう。
手保護バリア分出器の作動のための電力の供給に好ましく使用される二つのバッテリホルダ46および48は、手保護バリア分出器の内部側で、上部ハウジング部材34を取り除けばアクセスできる状態で装備された底カバー部材38の面上に(各4つのネジ)搭載されている。バッテリホルダ46および48は、各々、システムボード40に電力を供給するために、ワイヤ50および52(図2のみに図示)でシステムボード40に接続されている。バッテリホルダ46および48は、バッテリホルダ46および48に装備される電源の電圧出力と寿命が、十分な電池使用継続時間(あるいは、分出される手保護バリアの十分な数量)のために、本発明の手保護バリア分出器の作動に十分な電力を供給できれば、数多いどのようなタイプのものでもよい。バッテリホルダ46および48の各々は、例えば、手保護バリア分出器から少なくとも500枚程度の手保護バリアを分出するAAサイズのアルカリ電池かリチウム電池を保持する。
小型の電力式ブロア54が、ハウジングベース30上で、2つのバッテリホルダ46および48の中間に、ブロア用ブラケット56を使用して搭載されている。ブロア用ブラケット56は、一対のネジを使用してハウジングベース30上に搭載されており、ブロア54は、一対のネジを使ってブロア用ブラケット56上に搭載されている。ブロア54は、ワイヤ58で選択的にシステムボード40から電力を供給されて、ブロア54の上部付近でシステムボード40に対向する側に配置された流出口から空気を吹き出す。ブロア54の排気部分にエアダクトアセンブリ60が搭載されており、システムボード40によってブロア54に電力が供給されると、ブロア54によって吹き出された空気を方向づける。
ブロア54は、直流定電圧で作動すべきものであり、手保護バリア分出器への電力供給が、バッテリホルダ46および48に設置されたバッテリからなされることを前提とする。また、ブロア54は、電力を供給されたときに、空気の適切に選択された流れを与えるべきものである。ブロア54の適切な選択の一例は、台湾すなわち中華民国の高雄のSunonwealth Electric Machine Industry Co., Ltd.によるDCブラシレスのブロア型番PMB1275PNB1−AY であり、直流12ボルト(6〜13.8直流電圧)で作動し、定格速度で作動されるときの公称空気搬送流量は、13.6CFMである。
支持ブラケット62が、ハウジングベース30の手保護バリア分出器の内部側になる面上に搭載された状態で図示されている。第2支持ブラケット64が、ハウジングベース30から分解された状態で、同じ側に図示されている。支持ブラケット62および64は、ハウジングベース30の上方の下部ハウジング部材32の部分を支持するために使用される。
エアダクトアセンブリ60は、下部ハウジング部材32内に配置されたスロット66を通して延びており(この点については、下部ハウジング部材32の説明と結びつけて後記においてより詳細に説明する)、前記スロット66は、下部ハウジング部材32の上側で開いている。エアダクトアセンブリ60は、内部にくぼみを有し、ブロア54の作動時に供給される空気を搬送する。ここに示されたエアダクトアセンブリ60は、図1および図2に図示されるように、エアダクトアセンブリ60の前側に位置する2つのノズル80および82を有し、ノズル80および82は、互いにわずかに離れており、空気を下方にかつブロア54から遠ざかるように方向づける。
オプションとして、ノズル82および84は、調整可能にエアダクトアセンブリ60内に搭載されて、それによって最適な方向に向けられるようにすることもできる。また、オプションとして、ノズル82および84の各々は、弁または流れを調節できるオリフィスを使用して、各々を通過する流れが制御されるようにしてもよい。非常に複雑になるであろうが、オプションとして、ノズル82および84を移動させて、手保護バリア分出器の内部に位置する手保護バリアの高さを変更可能とすることもできる。さらに、望ましいのであれば、エアダクトアセンブリ60に2つより少ない、あるいは、多いノズルを使用してもよい。
最後に説明する本発明の手保護バリア分出器の主要な部品は、センサボード88である。センサボード88は、下部ハウジング部材32(図1に図示)の面上で以下に記載の位置に搭載される。センサボード88は、その上に載置された信号源90、反射信号センサ92、インディケータLED94を有する。信号源90は、光あるいは高周波信号を生成し、この信号は、センサボード88上の信号源90および反射信号センサ92に十分に近い(すなわち、約6インチ、より近い範囲内)物体(人間の手のような)によって反射信号センサ92上に反射される。(センサボード88上の信号源90および反射信号センサ92を、逆に配置しても、近い位置に移動してもよく、それらが、図2に図示された位置に近く配置されていればよい。その理由は、図10〜14の説明と結びつけて、以下にて明らかになる。)
上記から、信号源90は、例えば、赤外LED、あるいは、超音波信号生成器とすることができ、反射信号センサ92は、例えば、赤外線を感知するフォトダイオード、あるいは、超音波検知器とすることができる。インディケータLED94は、照明を当てれば、明瞭に目視できなければならない。センサボード88は、ワイヤ96(図2のみに図示)でシステムボード40に電気的に接続される。ワイヤ96は、システムボード40が、センサボード88を作動させるとともに、逆に、センサボード88から情報をシステムボード40に供給するために使用される。
ハウジングベース30は、さらに、手保護バリア分出器を、それが搭載されるべき面に組み付ける(図1、2には不図示)ために、内部に配置される複数の搭載用孔98(そのうちの一部は図1および2に図示されている)を有することができる。
主に図1を参照して、下部ハウジング部材32の構成が、以下に、より詳細に記載される。下部ハウジング部材32は、互いに反対の側に2つの側部材100および102を有し、手保護バリアの山(以下に、図4〜6を参照して説明される)が、そこから分出が行われるように置かれる凹状で長方形の手保護バリア受容器104が、側部材100および102の間に配置されている。手保護バリア受容器104は、V字型の断面形状を有し、V字型の稜線は、側部材100および102に本質的に平行、かつそれらの中間に位置している。このV字型は、手保護バリアの手保護バリア分出器からの適切な分出を確実にするために重要であり、この点は、図8および9の説明と結びつけて以下に明らかにされる。
手保護バリア受容器104の略全長にわたって延出しているが、スロット66が位置する手保護バリア受容器104の端部からはスペースをもって離されている長方形のV字型隆起フロア106が、手保護バリア受容器104の中に配置されている。このスペースは、また、手保護バリア分出器からの手保護バリアの適切な分出を確実にするために重要であり、この点は、以下において、図8および9の説明と結びつけて明らかになる。手保護バリア受容器104の4つの角の付近には、手保護バリア受容器104の上面から上方に延出する4つの分出器搭載用ペグ108が配置されている。
手保護バリア受容器104の位置の反対側の端で、側部材100および102の中間には、大開口部110が配置され、その大開口部110を通してバッテリがバッテリホルダ46および48の中に配置される。この点は、以下において、図3の説明と結びつけて明らかになる。前記下部ハウジング部材32をハウジングベース30上に設置するために、エアダクトアセンブリ60は、下部ハウジング部材32の中のスロット66の中に配置される。下部ハウジング部材32、ブロア54、およびブロア用ブラケット56は、ここで、ハウジングベース30上に下げられ、ブロア用ブラケット56は、上記のように、ハウジングベース30に固定され、その後、下部ハウジング部材32は、複数のネジでハウジングベース30上に固定される。
主としてさらに図1を参照して、上部ハウジング部材34のさらなる詳細を以下に説明する。上部ハウジング部材34は、下部ハウジング部材32中の大開口部110を完全に閉じるようにして、下部ハウジング部材32の側部材100および102の中間で下部ハウジング部材32上に取り付けられるように構成されている。上部ハウジング部材34は、下部ハウジング部材32中の手保護バリア受容器104を取り囲む大開口部112を内部に有し、ここで、手保護バリア受容器104は、上部ハウジング部材34内の大開口部112を通して完全にアクセスできる状態とされている。
上部ハウジング部材34は、3つの孔114、116、および118を内部に有し、各々、センサボード88(図2に図示)の信号源90、反射信号センサ92、インディケータLED94と重なり合う。センサボード88は、(不図示の2つの小さなネジを用いて)上部ハウジング部材34の下に搭載され、ここで、信号源90は、孔114を通して信号を送信し、反射信号が、孔116を通過して反射信号センサ92に到り、インディケータLED94を、孔118を通して視ることができる。
次に、図3を参照することにより、上部ハウジング部材34が、ハウジングベース30から除去可能で、そのため、手保護バリア分出器や手保護バリア分出器のその他の部品に電力を供給することができるバッテリホルダ46および48中に搭載された分出器バッテリ(不図示)へのアクセスが容易になることが認識されよう。上部ハウジング部材34は複数のネジで下部ハウジング部材32に固定することができる。
次に、図4を参照して、手保護バリアの中に形成される互いに反対の端部132および134、また、互いに反対の端部136および138を有する膜材料130の薄いシートを説明する。薄膜材料130の薄いシートは、幅より長さの方が大きく、端部132および134を合わせながら、参照番号140により示される折り曲げ線に沿って半分の長さとなるように折り曲げられている。次に、端部134は、図4に示すように下向きに折り曲げられており、折り返し142を形成している。この折り返し142は、薄膜材料130のシートのこの部分の剛性を高めており、このことは、以下により明らかになるように、本発明の手保護バリア分出器の作動において重要である。
一例であるが、薄膜材料130のシートは、好ましくは非常に薄く、例えば、厚さ約0.8ミリインチ(0.0008インチ)であるが、その厚みは、本発明の原理から実質的に解離しない範囲で変えることができる(例えば、0.5ミリ(0.0005インチ)〜3.0ミリインチ(0.0030インチ))。薄膜材料130のシートは、ポリエチレンの薄膜、その他の適当な材料でよいが、好ましくは、帯電防止材料からなるか、帯電防止物質が付加される。帯電防止材料の適当なものは、ポリエチレンテレフタレート(PET)であり、低電荷材料(すなわち、材料自体は静電荷を生成しない)である。薄膜材料130のシートの大きさの一例としては、約21インチ長、約(7+3/4)インチ幅であり、折り返し142の折り曲げによる下降の大きさは、約(1+3/8)インチである。
薄膜材料130のシートを手保護バリア144に製造して仕上がった状態を図5に示す。側部136は、参照番号146で示されるように、合わされてシールされており、側部138は、参照番号148で示されるように、合わされてシールされている。シールされた側部146と148は、折り返し142の位置を維持させていることが認識されよう。次に、手保護バリア144内で、その4つの角の各々の付近に、孔150が形成されている(孔150と端部132の間の距離を、孔150と折り曲げ線140との間の距離よりも、やや大きくできる)。各孔150の付近で側部136あるいは138の中に、ノッチ152が形成され、側部136と138と孔150の間で、薄膜材料130のシートを引き剥がしやすくしている。
薄膜材料130のシートの端部132は、各々の手保護バリア144の上端を決定し、折り曲げ線140は、各々の手保護バリア144の下端を決定する。折り曲げ線140に平行なシール線156は、手保護バリア144内の、手保護バリア144の下端に最も近い2つの孔150の側かつ、折り曲げ線140と反対の孔150側に形成されており、手保護バリア144の内部の折り返し142以外の部分を囲んでいる。
複数の手保護バリア144を手保護バリア144の山154として組み立てる状態を図6に示す。各々が孔150と同じ直径を有し、その上端および下端に配置され孔150よりも十分に大きい直径のフランジを有する4つのスプール160が、各々、手保護バリア144の角で対応する位置にある孔150に挿入されて、互いに保持されている。スプール160は、下部ハウジング部材32(図1に図示)の手保護バリア受容器104内の分出器搭載用ペグ108と干渉して係合するように設計された貫通孔162を有する点に注目すべきである。
手保護バリア144の山の上端に、U字形の断面形状を有し、手保護バリア144の山154の各々の手保護バリア144の上端部132を囲うカラー164が配置されている。カラー164は、手保護バリア144の孔150と同じ大きさの4つの孔166を有し、各々の孔166は、カラー164の4つの角の付近に配置されている。図6からは、手保護バリア144の山154の上端近くに位置する2つのスプール160の各々がカラー164の2つの孔166とともに、手保護バリア144の山154の各手保護バリア144の孔150を貫通して延出しているのが、見られるであろう。
オプションとして、各手保護バリア144は、1つの手保護バリア144が手保護バリア144の山154から引き剥がされるときに、次の手保護バリア144を開きやすくするために、互いに付着する付着機構を備えることもできる。このような付着点168は、オプションで、各々の手保護バリア144の折り返し142の中点に配置でき、それによって、直前の手保護バリア144が手保護バリア144の山154から取り除かれるときに、手保護バリア144を開口しやすくするように、最上にある手保護バリア144への弱い付着を可能とする。この付着点168は、例えば、直前の手保護バリア144が手保護バリア144の山154から取り除かれるときに、手保護バリア144を開口するのに足る粘着力を有するが、手保護バリア144の山154から次の手保護バリア144が取り除かれるには不十分な、少量の低粘着力の粘着剤で形成される。
次に、図7によって、手保護バリア144の山154が、完全に組み立てられた手保護バリア分出器170上に設置されるときの状態が示されている。手保護バリア144の山154は、手保護バリア受容器104内に降下され、手保護バリア144の山154の底が手保護バリア受容器104の持ちあがったフロア106の上に置かれている。手保護バリア144の山154の中の4つのスプール160は、このとき下げられて、スプール160内の孔162が、分出器搭載用ペグ108と完全に係合して、手保護バリア144の山154を手保護バリア分出器170内に保つ。
次に、図7に追加して図8および9を参照して、手保護バリア受容器104の持ち上げられたフロア106、手保護バリア受容器104と手保護バリア受容器104の持ち上げられたフロア106のV字形の形状、手保護バリア144上での折り返し142の使用について、十分に理解されるであろう。スプール160を分出器搭載用ペグ108上に搭載することによって、手保護バリア144の山154を手保護バリア受容器104に付着させると、手保護バリア144の山154の、手保護バリア受容器104と持ち上げられた面106との密接な接触が維持される。
ブロア54が、手保護バリア144の各々を開口するために用いられる空気を吹き出すことが理解されよう。ブロア54から吹き出される空気がエアダクトアセンブリ60に供給され、ノズル80および82によって、手保護バリア144の山154の最上の手保護バリア144の上部に方向づけられる。これによって、この手保護バリア144の折り返し142が上方に吹かれて、手保護バリア144が開口する。この手保護バリア144のその部分が上方に吹かれると、図8から、手保護バリア144の山154の残りと接触したままのこの手保護バリア144のその部分のV字形の反対側が逆U字形になることが、わかるであろう。
手保護バリア144の山154の最上の手保護バリア144を高くするためには、上記に説明されたブロア54の場合は、約2秒間電力を供給する必要があることが判明した。このブロア54の場合は、2秒間の作動では、その最高速度にはならいが、2秒間の作動は、最上の手保護バリア144を高くするには十分である。ブロア54のモデルは変更できるが、ブロア54の作動継続時間が、約1秒と約10秒の間で変更されることは理解されよう。さらに、望ましければ、システムボード40は、バッテリホルダ46および48内に含まれるバッテリの電圧に応じて、ブロア54の作動継続時間を変更するように構成されて、バッテリ電圧が低下するにつれてブロア54の作動継続時間を長くして、低まったバッテリ電圧の結果として、ブロア54の加速の低下や、速度の低下を補償するようにしてもよい。
図9から、手保護バリア144の折り返し142の上端が手保護バリア受容器104の持ち上げられたフロア106の右端に位置していることがわかる。これによって、ブロア54から吹き出されてエアダクトアセンブリ60に供給される空気が、持ち上げられたフロア106の位置と形状のためにすでにわずかに開口している最上の手保護バリア144を強固に開口させることを確実にする。手保護バリア受容器104のV字形およびバリア受容器104の持ち上げられたフロア106は、手保護バリア144の山154に、同じV字形形状を与える、すなわち、一旦、ブロア54からエアダクトアセンブリ60を通過して吹き出された空気が、最上の手保護バリア144を開口すると、その手保護バリア144は、崩れて閉じた姿勢になるよりも、開口した姿勢を維持する傾向がある。さらには、手保護バリア144が一旦開口されると、折り返し142がさらなる剛性を与え、それがその姿勢にとどまることを助長する傾向がある。
ここで、本発明の手保護バリア分出器の好ましい動作モードを記載しておくことが有用である。すなわち、システムボード40に含まれる電子システムによって作動されるからである。本発明の手保護バリア分出器の1つの可能な動作モードは、利用者の手が手保護バリア分出器170の十分近くにあり、前記システムセンサをアクティブにするときに、前記システムセンサ(信号源90および反射信号センサ92)を使用して、ブロア54が空気をエアダクトアセンブリ60を通して供給するようにする。その後に、利用者は、手を手保護バリア144に挿入して、その手保護バリア144を、手保護バリア144の山154の残りの部分から引き剥がすことができる。しかしながら、これは、手保護バリア144を引き剥がす好ましい方法ではない。
上記に代えて、好ましいモードにおいて作動される本発明の手保護バリア分出器では、利用者が手保護バリア分出器170にアプローチする前に、最上の手保護バリア144が開口している。これは、利用者が手保護バリア144に手を挿入しようとするときに感知するように、システムセンサ(信号源90および反射信号センサ92)を使用することによって実行される。これは、時間に係わる期間を開始させるが、例えば、3〜20秒(好ましくは、約5秒)であり、その間に、利用者は、手を手保護バリア144に挿入し、その手保護バリア144を、手保護バリア144の山154から引き剥がしたものと仮定する。
この時間に係わる期間が終了すると、システムボード40に含まれる電子システムは、ブロア54を作動させてエアダクトアセンブリ60を通して空気を供給して、それによって手保護バリア144の山154の最上の手保護バリア144を開口する。持ち上げられた面106は、ブロア54によって供給され、エアダクトアセンブリ60を通過する空気が最上の手保護バリア144を開口しやすいようにし、V字形の持ち上げられた面106および手保護バリア受容器104が手保護バリア144の折り返し142とともに、手保護バリア144が一旦開口されると、その開口姿勢を保つことを確実にする。オプションとして、手保護バリア分出器170が使用されない時間の期間が、十分に長い場合は、ブロア54を追加的に作動させれば、エアダクトアセンブリ60を通して空気を供給して、手保護バリア144が、その開口姿勢を維持することを確実にすることができる。
手保護バリア144の山154の典型的な大きさは、手保護バリア144を100個含むので、システムボード40が備える電子システムも、手保護バリア144の山154の中に、いくつの手保護バリア144が残っているかをトレースできる。システムセンサ(信号源90および反射信号センサ92)が、利用者が手保護バリア144に手を挿入しようとしている時を感知する度に、前記電子システムは、1つの手保護バリア144が分出されたものと仮定し、手保護バリア144の山154に残っている手保護バリア144の数を1つ減じる。予め定められた数の手保護バリア144が残りとして計算されると(例えば、5個)、前記電子システムは、定期的にインディケータLED94(図2に図示)を点滅させ、それが、上部ハウジング部材34(図1に図示)の孔118を通して目視可能となり、それによって、設備のオペレータに、手保護バリア144が前記予め定められた数の手保護バリア144しか残っていなく、手保護バリア144の新たな山154をすぐに設置する必要があることを警告することができる。
システムボード40は、通信コネクタ42(図1に図示)を使用してプログラム化でき、好ましくは通信コネクタ42に接続されたコンピュータと稼働中の適当なソフトウェアを使用して、多くの変数を設定できることが理解されるであろう。あるいは、前記通信コネクタ42を使用せずに、無線接続(WI−FIまたはBluetooth(登録商標))を使用して、システムボード40がプログラム化できるようにすることもできる。このようにして、パルスの持続時間、カウント、間隔、等によって、ブロア54からエアダクトアセンブリ60を通して空気を供給することもできることが理解されるであろう。さらに、警告のインディケータ(インディケータLED94)のタイミングも設定できる。前記システムは、バッテリで稼働することができ、あるいは、電力コネクタ44(図1に図示)に接続された低電力アダプタを使用できるので、どこにでも設置でき、また、極めて安全であることが理解されるであろう。
次に、図10を参照すると、手保護バリア分出器170が面180上に搭載されており、1つの手保護バリア144が分出用に開口した状態となっている。次に図11を参照すると手保護バリア分出器170の利用者が、手保護バリア144の中に手182を挿入し始めている様子が示されており、その中で、手を前記システムセンサ(図10に示す信号源90および反射信号センサ92)の上方に配置している。これにより、上記の時間に係わる期間が開始され、システムボード40に備わった電子システムによって上記期間が稼働する。
図12において、利用者の手182は、開口した手保護バリア144に完全に挿入されているが、その開口した手保護バリア144は、手保護バリア144の山154から移動していない。図13において、利用者の手182が開口した前記手保護バリア144を左方向に引いて、手保護バリア144の山154から引き剥がした様子が示されており、それによって、この時点ではまだ開口していない次の手保護バリア144が露出している。
図14において、システムボード40に備わった電子システムによって稼働する上記時間に係わる期間が終了し、ブロア54の稼働によって、エアダクトアセンブリ60を通して空気が供給され、手保護バリア144の山154の中の最上の手保護バリア144を開口するプロセスにあることが示されている。最後に、手保護バリア分出器170は、図10に示す状態に戻り、次の手保護バリア144が、完全に開口しており、次の利用者に分出するための準備ができている。
次に、図15を参照すると、手保護バリア分出器170が、トイレドア190のトイレドア取っ手192の付近に設置されている様子が示されている。トイレドア190は、トイレドアフレーム194に設置されている。トイレの利用者は、手保護バリア分出器170から手保護バリア144を利用者の手182に分出し、その手保護バリア144を使用して、トイレドア取っ手192に存在しうる細菌から利用者の手182を保護しながら、トイレドア取っ手192を回してトイレドア190を開くことができる。
次に、図16を参照すると、前記手保護バリア分出器170が、分出器支持ベース204から支持された分出器支持柱202の上端に配置された分出器支持部材200上に設置されている様子が示されている。手保護バリア分出器170を使用するにあたり、手保護バリア分出器170は、食料品店の生産部門206の付近に設置することもできる。買い物客は、手保護バリア分出器170から手保護バリア144を買い物客の手に分出し、その後に、買い物客は、自分が手を触れた、あるいは、選定した商品を汚染することもなく、商品を選定することができる。買い物客は、使い終わったら、その手保護バリア80を廃棄用箱208に廃棄することができる。手保護バリア分出器170は、さらに、食料品店のベーカリー部門や精肉部門にも利用できる。
図17を参照すると、手保護バリア分出器170が、ガソリンポンプ210の側部に設置されている様子が示されている。客は、手保護バリア144を、手保護バリア分出器170から客の手に分出し、その後ガソリンポンプ210からガソリンを給油できる。客は、作業が終了したら、手保護バリア144を廃棄用箱212に廃棄できる。
従って、本発明の例示的な実施形態の上記の詳細な記載から、公衆トイレの利用者等が、手保護バリアを分出するために使用する簡便で、低コストで、かつ効果的な手保護バリア分出器が教示されていることが理解されよう。前記手保護バリア分出器によって分出された手保護バリアは、略、手の全体に対して、100パーセント完全な手保護バリアとなる。このような手保護バリアを分出する手保護バリア分出器は、さらに、使用において、簡単かつ直感的に使用でき、また、高い信頼性で実現される。
本発明の手保護バリア分出器は、耐久性があり長持ちするように構成されており、その動作寿命を通して、ユーザによるメンテナンスを、ほとんど、または全く必要としない。本発明の手保護バリア分出器は、市場へのアピールを高めるために高い費用がかからず、そのために、非常に幅広い市場性がある。最後に、本発明の手保護バリア分出器の上記すべての利点と目的は、実際には、何の不都合も伴わずに実現する。
本発明を記載する文脈における(特に下記の請求項の文脈における)「a」と「an」と「the」とその他の指示対象の語の使用は、ここに別途記載されているか、あるいは、文脈上明らかに矛盾することがない限り、単数と複数の両者の場合を含む、と解釈されるべきである。「〜を備える」、「〜を有する」、「〜を含む」、「〜を含有する」は、別途記載がない限り、開放型の用語(すなわち、「〜を含む、しかし、〜に限定されない」ことを意味する)、と解釈されるべきである。ここにおける値の範囲の記載は、単に、前記範囲内に収まる各々の別の値に個々に言及することを省略する方法として意図されている。ここに記載されたすべての方法は、ここに別途記載されているか、あるいは、文脈上明らかに矛盾することがない限り、いかなる適当な順序でも実行することができる。ここに与えられた「いかなる」および「すべての」例の使用、あるいは、例示的な用語(たとえば、「のような」)は、単に本発明をよりわかりやすくすることを意図しており、別途記載がない限り、本発明の範囲における限定を引き起こすものではない。本明細書におけるいかなる記載も、本発明の実施に必須の任意の非請求要素を表すものとして解釈されるべきではない。
本発明の手保護バリア分出器の上記記載は、特定の実施形態とその応用を参照して示され記載されたが、説明の目的でなされたものであり、網羅的な説明を意図されたものでも、本発明を、開示された特定の実施形態や応用に限定することを意図されたものでもない。当業者においては、ここに記載された本発明に対する本発明の精神あるいは範囲から逸脱しない多くの変更、変形、改変が可能であることが理解されよう。本発明の原理とその実用的な応用を最もよく説明するために、特定の実施形態と応用が選択されて記載されたが、それによって、当業者が、検討された特定の利用に適するように、本発明を様々な実施形態で様々な変更を伴って活用できる。したがって、このようなすべての変更、変形、改変は、それらが公平、合法的、公正に権利付けられている範囲に従って解釈されて、添付特許請求の範囲によって決定される本発明の請求の範囲内で、なされるべきである。

Claims (22)

  1. 各々が上端付近の内部に開口部を有する手保護バリアの山から手保護バリアを分出する手保護バリア分出器であって、
    前記手保護バリアの山を分出用に中に載置できる受容器を含むハウジングと、
    前記ハウジング中に配置され、電力を供給されると、空気を吹き出す排気口を有する電気ブロアと、
    前記ハウジング内に配置され、電力源に接続されて、作動されると前記電気ブロアに電力を供給し、作動されないと前記電気ブロアに電力を供給しないように構成されているスイッチ機構と、
    前記電気ブロアの前記排気口に操作可能に接続され、前記スイッチ機構が作動されると、前記電気ブロアから吹き出された空気を受け取り、利用者が前記利用者の手を前記手保護バリアの山の最上の前記手保護バリアの開口部を通して挿入して前記最上の前記手保護バリアを着用しやすくするために、前記最上の前記手保護バリアを開口させるように、前記吹き出された空気を前記最上の前記手保護バリアの開口部に向かわせる少なくとも一つのノズルと、
    前記手保護バリア分出器を操作して、前記手保護バリアを開口させる電子システムと、
    を備え、
    前記電子システムは、
    電子システムボードと、
    前記ハウジングに配置され、前記電子システムボードに電気的に接続される一つ以上のバッテリと、
    前記手保護バリアの山の前記最上の前記手保護バリアの前記開口部に隣接した位置に前記利用者の手が近づいたことを検出するシステムセンサとを備え、
    前記利用者の手が中に位置している前記最上の前記手保護バリアを、前記手保護バリアの山の残りから引き離すことによって、前記利用者によって着用された前記最上の前記手保護バリアが、前記手保護バリアの山から抜き出されることを特徴とする手保護バリア分出器。
  2. 前記受容器は、第1および第2の側部と、第1および第2の端部とを有し、
    前記手保護バリアの前記上端が前記受容器の前記第1の端部に近く配置された状態で、前記手保護バリアの山が前記受容器の中に載置される、ことを特徴とする請求項1に記載の手保護バリア分出器。
  3. 前記手保護バリアは、本質的に長方形であり、付近に孔が配置された角があり、
    前記手保護バリアの山の中の前記手保護バリアは、前記手保護バリアの山の前記手保護バリアの各々の角付近の孔に配置されたスプールで束ねられて保持されており、各々のスプールはその中を貫通して延出する孔を有し、
    前記受容器は、さらに、各々が、前記第1および第2の側部のうちの1つと前記第1および第2の端部のうちの1つの交点で定義される4つの角の各々の付近で前記受容器の中に設置された分出器搭載用ペグを備え、
    前記手保護バリアの山は、前記手保護バリアの山の前記複数のスプールを前記分出器搭載用ペグの対応する1つに設置することによって載置される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の手保護バリア分出器。
  4. 前記手保護バリアの山は、さらに、その前記角のうちの2つを含む前記手保護バリアの上端を包み込むカラーを備え、
    前記角の付近のスプールも、前記カラーの中に配置された孔を通して延出しており、
    前記角付近に前記スプールがある状態の前記分出器搭載用ペグもまた、前記分出器搭載用ペグに設置された前記カラーの中に配置された孔を通して延出して、前記カラーと前記手保護バリアの上端を前記受容器の付近の位置に保つために前記受容器内に設置構成されていることを特徴とする請求項3に記載の手保護バリア分出器。
  5. 前記受容器は、V字形の断面で設置構成されており、前記V字形の断面のV字の稜線が、前記受容器の前記第1および第2の側部と本質的に平行な方向に、かつ両者の中ほどで延出し、
    前記手保護バリアの山が前記受容器に載置されると、前記手保護バリアの山もまた、前記V字形の断面で設置構成され、前記V字の稜線が、前記手保護バリアの山の前記手保護バリアの第1および第2の側部と本質的に平行な方向に、かつ両者の中ほどで延出している、
    ことを特徴とする請求項2に記載の手保護バリア分出器。
  6. 前記受容器が、長方形の持ち上げられたフロアを備え、
    前記フロアは、前記受容器の前記第1および第2の側部の中間で延出し、しかし、前記手保護バリアの山の前記手保護バリアの前記開口部を、前記手保護バリアの上端の上に持ち上げるように設置構成され、前記受容器の前記第1の端部から離れて配置され、前記少なくとも1つのノズルから吹き出された空気が、前記手保護バリアの山の前記最上の前記手保護バリアを容易に開口できるようにすることを特徴とする請求項5に記載の手保護バリア分出器。
  7. 前記手保護バリアの山の各々の前記手保護バリアの開口部は、前記手保護バリアの山の前記最上の前記手保護バリアが一旦開口されると、開口したままにしやすくする折り畳まれた折り返しを有する、ことを特徴とする請求項5に記載の手保護バリア分出器。
  8. 前記少なくとも1つのノズルが配置され、前記最上の前記手保護バリアを開口するように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の手保護バリア分出器。
  9. 前記少なくとも1つのノズルは、前記受容器の前記第1の端部付近の位置で前記手保護バリア分出器内に設置されていることを特徴とする請求項2に記載の手保護バリア分出器。
  10. 前記受容の略全体が上側で開口しており、前記手保護バリアの山が、分出される位置に載置されたときに、前記手保護バリアの山が目視できるようにすることを特徴とする請求項1に記載の手保護バリア分出器。
  11. 前記少なくとも1つのノズルは、一対のノズルを備え、
    前記一対のノズルは、前記手保護バリアの山の前記最上の前記手保護バリアを開口し、オプションで、前記手保護バリアの山の前記最上の前記手保護バリアを、さらに、開口状態に維持するように設置構成されていることを特徴とする請求項1に記載の手保護バリア分出器。
  12. 前記スイッチ機構が作動されて、前記手保護バリアの山の前記最上の前記手保護バリアを持ち上げるに足る時間の期間だけ前記電気ブロアを作動させるよう電力を供給し、前記時間の期間は、約1秒から約10秒の間である、ことを特徴とする請求項11に記載の手保護バリア分出器。
  13. 前記システムセンサが、
    光信号または高周波信号を生成する信号源と、
    前記光信号または高周波信号が、前記システムセンサに十分に近いところから反射する場合は、反射した前記光信号または高周波信号を検知する信号センサと、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の手保護バリア分出器。
  14. 前記電子システムは、前記手保護バリアを開口させるために、前記システムセンサによって、前記手保護バリアの山の前記最上の前記手保護バリアの開口部に十分に近い位置にある前記利用者の手が検出された後に、所定の時間の期間だけ前記手保護バリア分出器を作動させるように設置構成され、
    前記所定の時間の期間が十分長く、前記手保護バリアの山の前記最上の前記手保護バリアの開口部の付近に検出された前記利用者の手が、前記最上の前記手保護バリアと係合し、前記最上の前記手保護バリアを、前記手保護バリアの山から除去でき、それによって、前記最上の前記手保護バリアの除去に続いて、前記手保護バリアの山のうちの次の手保護バリアが開口されることを特徴とする請求項1に記載の手保護バリア分出器。
  15. 前記所定の時間の期間は3秒から20秒の間である、ことを特徴とする請求項14に記載の手保護バリア分出器。
  16. 前記電子システムは、前記手保護バリア分出器を作動させて、前記手保護バリアの山の前記最上の前記手保護バリアの開口部の十分近くに、前記利用者の手が前記システムセンサによって検出されると前記手保護バリアを開口するように設置構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の手保護バリア分出器。
  17. 前記ハウジングの外部から目視できるインディケータLEDをさらに備え、
    前記電子システムは、前記システムセンサによって、前記手保護バリアの山の前記最上の前記手保護バリアの開口部に十分近い位置に前記利用者の手を検知した回数をカウントし、前記電子システムが、前記手保護バリアの山の中に、前記手保護バリアが所定の数しか残っていないと判断すると、前記インディケータLEDを点滅させて警告信号を表示するように設置構成されていることを特徴とする請求項1に記載の手保護バリア分出器。
  18. 各々が上端付近の内部に開口部を有する手保護バリアの山から手保護バリアを分出する手保護バリア分出器であって、
    前記手保護バリアの山を分出用に中に載置できる受容器を含むハウジングと、
    前記ハウジング中に配置され、電力を供給されると、空気を吹き出す排気口を有する電気ブロアであって、前記電気ブロアは、バッテリから供給される電力によって稼働可能であって、前記電気ブロアが稼働すると、十分な空気を供給して前記手保護バリアの山のうちの最上の前記手保護バリアを開口させるのを促進するブラシレス直流ブロアを備える前記電気ブロアと、
    前記ハウジング内に配置され、電力源に接続されて、作動されると前記電気ブロアに電力を供給し、作動されないと前記電気ブロアに電力を供給しないように構成されているスイッチ機構と、
    前記電気ブロアの前記排気口に操作可能に接続され、前記スイッチ機構が作動されると、前記電気ブロアから吹き出された空気を受け取り、利用者が前記利用者の手を前記手保護バリアの山のうちの前記最上の前記手保護バリアの開口部を通して挿入して前記最上の前記手保護バリアを着用しやすくするために、前記最上の前記手保護バリアを開口させるように、前記吹き出された空気を前記最上の前記手保護バリアの開口部に向かわせる少なくとも一つのノズルと、
    を備え、
    前記利用者の手が中に位置している前記最上の前記手保護バリアを、前記手保護バリアの山の残りから引き離すことによって、前記利用者によって着用された前記最上の前記手保護バリアが、前記手保護バリアの山から抜き出されることを特徴とする手保護バリア分出器。
  19. 前記電気ブロアの前記排気口には、少なくとも一つのノズルが設けられていることを特徴とする請求項18に記載の手保護バリア分出器。
  20. 前記手保護バリア分出器を操作して、前記手保護バリアを開口させる電子システムと
    前記ハウジングの外部から目視できるインディケータLEDをさらに備え、
    前記電子システムは、
    電子システムボードと、
    前記ハウジングに配置され、前記電子システムボードに電気的に接続される一つ以上のバッテリと、
    前記手保護バリアの山の前記最上の前記手保護バリアの前記開口部に隣接した位置に前記利用者の手が近づいたことを検出するシステムセンサとを備え、
    前記電子システムは、前記システムセンサによって、前記手保護バリアの山の前記最上の前記手保護バリアの開口部に十分近い位置に前記利用者の手を検知した回数をカウントし、前記電子システムが、前記手保護バリアの山の中に、前記手保護バリアが所定の数しか残っていないと判断すると、前記インディケータLEDを点滅させて警告信号を表示するように設置構成されていることを特徴とする請求項18に記載の手保護バリア分出器。
  21. 各々が上端付近の内部に開口部を有する手保護バリアの山から手保護バリアを分出する手保護バリア分出器であって、
    前記手保護バリアの山を分出用に中に載置できる受容器を含むハウジングとを備え、
    前記受容器は、第1の側部、第2の側部、第1の端部、第2の端部を含んでおり、前記手保護バリアの山は、前記手保護バリアの上端部が前記受容器の前記第1の端部に隣接した位置に配置されるように前記受容器に備えられ、
    前記受容器は、V字形の断面で設置構成されており、前記V字形の断面のV字の稜線が、前記受容器の前記第1および第2の側部と本質的に平行な方向に、かつ両者の中ほどで延出し、
    前記手保護バリア分出器は、さらに、
    前記ハウジング中に配置され、電力を供給されると、空気を吹き出す排気口を有する電気ブロアであって、前記電気ブロアは、バッテリから供給される電力によって稼働可能であり、前記電気ブロアが稼働すると、十分な空気を供給して前記手保護バリアの山のうちの最上の前記手保護バリアを開口させるのを促進するブラシレス直流ブロアを備える前記電気ブロアと、
    前記ハウジング内に配置され、電力源に接続されて、作動されると前記電気ブロアに電力を供給し、作動されないと前記電気ブロアに電力を供給しないように構成されているスイッチ機構と、
    前記電気ブロアの前記排気口に操作可能に接続され、前記スイッチ機構が作動されると、前記電気ブロアから吹き出された空気を受け取り、利用者が前記利用者の手を前記手保護バリアの山のうちの前記最上の前記手保護バリアの開口部を通して挿入して前記最上の前記手保護バリアを着用しやすくするために、前記最上の前記手保護バリアを開口させるように、前記吹き出された空気を前記最上の前記手保護バリアの開口部に向かわせる少なくとも一つのノズルと、
    前記手保護バリアの山のうちの前記最上の前記手保護バリアの前記開口部に隣接した位置に前記利用者の手が近づいたことを検出するシステムセンサと、
    前記システムセンサからの信号に応じて前記スイッチ機構を操作して前記電気ブロアに電力を供給し、前記少なくとも一つのノズルに空気を吹き出させて、前記手保護バリアを開口させる電子システムと、
    を備え、
    前記利用者の手が中に位置している前記最上の前記手保護バリアを、前記手保護バリアの山の残りから引き離すことによって、前記利用者によって着用された前記最上の前記手保護バリアが、前記手保護バリアの山から抜き出されることを特徴とする手保護バリア分出器。
  22. 各々がその上端に開口部を有する手保護バリアの山から、手保護バリア分出器によって、前記手保護バリアを分出する方法であって、
    前記手保護バリア分出器の中の受容器に、前記手保護バリアの山を載置するステップと、
    ウジング内に電気ブロアを設置するステップ、ここで、前記ハウジングは、前記電気ブロアによって電力が供給されると空気が噴出される排気口を有する、と
    スイッチ機構によって、空気を吹き出すように前記電気ブロアの作動を制御するステップ、ここで、前記スイッチ機構は、前記スイッチ機構が作動されると前記電気ブロアに電力を供給し、前記スイッチ機構が作動されないと前記電気ブロアに電力を供給しない、と、
    電子システムによって前記手保護バリア分出器を操作して、前記手保護バリアを開口させるステップ、ここで、前記電子システムは、電子システムボードと、前記ハウジング内に配置され、前記電子システムボードに電気的に接続される一つ以上のバッテリと、前記電子システムボードに電気的に接続され、弁を操作するソレノイドと、前記手保護バリアの山のうちの最上の前記手保護バリアの開口に隣接した位置に利用者の手が近づいたことを検出するセンサとを備える、と、
    前記スイッチ機構が作動されたときに前記電気ブロアから吹き出された空気を受け取る少なくとも1つのノズルを通して前記電気ブロアの前記排気口から吹き出された前記空気を、前記手保護バリアの山の前記最上の前記手保護バリアの開口部に向かわせるステップ、ここで、これによって、前記山のうちの前記最上の前記手保護バリアの前記開口部を通して前記利用者が前記利用者の手を挿入して前記最上の前記手保護バリアを着用しやすくするように、前記最上の前記手保護バリアを開口させる、と、
    前記利用者の手が中に位置している前記最上の前記手保護バリアを、前記手保護バリアの前記山の残りから引き離すステップ、ここで、それによって前記利用者が着用した前記手保護バリアを前記手保護バリアの山から抜き出す、と、
    を含むことを特徴とする手保護バリアを分出する方法。
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