JP5987551B2 - 情報記憶装置、情報システム、端末、及びプログラム - Google Patents

情報記憶装置、情報システム、端末、及びプログラム Download PDF

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本発明は、NAS(Network Attached Storage)などの情報記憶装置、端末、それらを含んだ情報システム、及びプログラムに関する。
近年、スマートフォン等の携帯端末が広く利用されるようになっている。こうしたスマートフォン等の携帯端末では、その情報記憶能力を拡大するべく、SDカード等の着脱可能な記憶媒体をさらに接続できるようにしているものがある。
こうしたスマートフォンにおけるアプリケーションの開発のために、非特許文献1に開示されているように、上記着脱可能な記憶媒体を、開発用パーソナルコンピュータのディスクイメージによってエミュレートし、これを端末エミュレータ上で利用可能とする開発用プログラムがある。
inet:Androidエミュレータの仮想SDカードを使う [平成24年3月30日検索]、インターネット<URL: http://www.usefullcode.net/2010/12/androidsd.html>
さらに、スマートフォン等の携帯端末の利用者においては、自宅や勤務先等に置かれたNAS等の情報記憶装置に格納したアプリケーション等の実行可能データや、映像のデータ等、各種データを外出先で利用したいという要望がある。
ここで、例えば実行可能データは、SDカード等の記憶媒体に格納されてスマートフォンに接続されているならばともかく、ネットワーク経由で実行モジュールを読み出すというような処理までは、スマートフォン側でサポートされていないのが現状である。しかしながら記憶媒体に、必要なデータを予め複写しておかなければならないのでは、利便性が低い。
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、利便性を向上できる情報記憶装置、情報システム、端末、及びプログラムを提供することを、その目的の一つとする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、着脱可能な記憶媒体に接続される端末と通信を行い、当該端末にデータを配信する情報記憶装置であって、前記端末に対して配信するデータを記憶する記憶手段と、前記端末側で着脱される記憶媒体ごとに固有の識別情報に関連付けられたディスクイメージであって、前記データの少なくとも一部を格納するディスクイメージを生成する生成手段と、前記端末から、端末に接続された記憶媒体の識別情報を受信し、当該受信した識別情報に関連づけられたディスクイメージ内のデータを前記端末側に配信する配信手段と、を含むこととしたものである。
またここで前記端末との通信速度に関する情報を取得する手段をさらに含み、前記生成手段は、前記取得した通信速度に関する情報に基づき、前記配信するデータを選択することとしてもよい。
さらに、本発明の一態様は、着脱可能な記憶媒体に接続される端末と、当該端末と通信してデータを配信する情報記憶装置とを含む情報システムであって、前記情報記憶装置が、前記端末に対して配信するデータを記憶する記憶手段と、前記端末側で着脱される記憶媒体ごとに固有の識別情報に関連付けられたディスクイメージであって、前記データの少なくとも一部を格納するディスクイメージを生成する生成手段と、前記端末から、端末に接続された記憶媒体の識別情報を受信し、当該受信した識別情報に関連づけられたディスクイメージ内のデータを前記端末側に配信する配信手段と、を含むこととしたものである。
また、本発明の別の態様は、プログラムであって、着脱可能な記憶媒体に接続される端末と通信を行い、当該端末にデータを配信するコンピュータを、前記端末に対して配信するデータを記憶する記憶手段と、前記端末側で着脱される記憶媒体ごとに固有の識別情報に関連付けられたディスクイメージであって、前記データの少なくとも一部を格納するディスクイメージを生成する生成手段と、前記端末から、端末に接続された記憶媒体の識別情報を受信し、当該受信した識別情報に関連づけられたディスクイメージ内のデータを前記端末側に配信する配信手段と、として機能させることとしたものである。
さらに本発明の別の態様は、着脱可能な記憶媒体に接続される端末であって、当該端末に対して配信するデータを記憶し、当該端末側で着脱される記憶媒体ごとに固有の識別情報に関連付けられたディスクイメージであって、前記データの少なくとも一部を格納するディスクイメージを生成し、当該端末から、当該端末に接続された記憶媒体の識別情報を受信し、当該受信した識別情報に関連づけられたディスクイメージ内のデータを前記端末側に配信する情報記憶装置に通信する通信手段と、前記通信手段が、前記情報記憶装置との通信が可能である間は、前記情報記憶装置が、記憶媒体に固有の識別情報に関連付けて生成したディスクイメージ内のデータへアクセスし、前記通信手段が、前記情報記憶装置との通信ができない間は、端末に接続した前記記憶媒体に保持されたデータにアクセスするデータアクセス手段と、を含むこととしたものである。
ここで前記情報記憶装置との通信ができない状態にあった前記通信手段が、前記情報記憶装置との通信が可能となると、前記情報記憶装置が、記憶媒体に固有の識別情報に関連付けて生成したディスクイメージ内のデータと、端末に接続した前記記憶媒体に保持されたデータとを同期する同期制御手段をさらに含むこととしたものである。
さらに本発明の別の態様に係るプログラムは、着脱可能な記憶媒体に接続される端末のコンピュータを、当該端末に対して配信するデータを記憶し、当該端末側で着脱される記憶媒体ごとに固有の識別情報に関連付けられたディスクイメージであって、前記データの少なくとも一部を格納するディスクイメージを生成し、当該端末から、当該端末に接続された記憶媒体の識別情報を受信し、当該受信した識別情報に関連づけられたディスクイメージ内のデータを前記端末側に配信する情報記憶装置に通信する通信手段と、前記通信手段が、前記情報記憶装置との通信が可能である間は、前記情報記憶装置が、記憶媒体に固有の識別情報に関連付けて生成したディスクイメージ内のデータへアクセスし、前記通信手段が、前記情報記憶装置との通信ができない間は、端末に接続した前記記憶媒体に保持されたデータにアクセスするデータアクセス手段と、として機能させることとしたものである。
本発明によると、端末側に接続された記憶媒体に関連するディスクイメージが生成され、当該ディスクイメージ内に格納されたデータが配信されるので、利用者の利便性を向上できる。
本発明の実施の形態に係る情報システム及び、情報システムにおける情報記憶装置の構成例を表すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る情報システムの端末の構成例を表すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る情報記憶装置の例を表す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る情報システムの初期化処理における動作例を表す流れ図である。 本発明の実施の形態に係る情報記憶装置によるディスクイメージの格納例を表す説明図である。 本発明の実施の形態に係る情報システムのディスクイメージの配信動作の例を表す流れ図である。 本発明の実施の形態に係る情報記憶装置のさらに別の例を表す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る端末の動作例を表す流れ図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本発明の実施の形態に係る情報システムは、図1に例示するように、情報記憶装置1と、端末2とを含む。またこれら情報記憶装置1と端末2とは、ネットワークを介して、少なくとも断続的に通信可能に接続される。
本実施の形態においてはこのネットワークは、有線ネットワーク網だけでなく、有線ネットワークに接続される無線ネットワーク(Wi-Fiネットワーク)や、携帯電話通信網等を含んでもよい。後に述べるように端末2は、例えば無線ネットワークインタフェースや、携帯電話インタフェースを備えている。この端末2は、無線ネットワークや、携帯電話通信網との通信が可能である間、情報記憶装置1との間で通信可能に接続される。
情報記憶装置1は、例えばNAS(Network Attached Storage)であり、図1に示すように、制御部11、記憶部12、及び通信部13を含んで構成される。
ここで制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等のプログラム制御デバイスであり、記憶部12に格納されたプログラムに従って動作する。本実施の形態では、この制御部11は、端末2側に着脱される記憶媒体ごとに固有の識別情報に関連付けられたディスクイメージを生成する処理を行う(ディスクイメージ生成処理)。このディスクイメージには、端末2に対して配信するデータが格納される。
また、この制御部11は、端末2から、当該端末2に接続された記憶媒体の識別情報を受信すると、当該端末2に対して、受信した識別情報に関連付けられたディスクイメージ内のデータを配信する処理(配信処理)を行う。この制御部11の具体的な処理の内容については、後に述べる。
記憶部12は、メモリや、ディスク媒体等を含んで構成される。本実施の形態では、この記憶部12は、制御部11によって実行されるプログラムが保持される。このプログラムは、DVD−ROM等のコンピュータ可読な記録媒体に格納されて、あるいはネットワークを介して提供され、この記憶部12に格納されたものであってもよい。
またこの記憶部12は、端末2に対して配信されるデータを保持する記憶手段としても機能する。具体的に、この記憶部12には、端末2において実行されるプログラム(実行モジュール)が格納される。またこの記憶部12には端末2において再生される映像データも保持している。さらにこの記憶部12は制御部11のワークメモリとしても動作する。
通信部13は、ネットワークを介して端末2との間で通信し、端末2から受信する識別情報等を制御部11に出力する。またこの通信部13は制御部11から指示されたデータ等を、ネットワークを介して端末2に対して配信する。
端末2は、例えばアンドロイド(登録商標)等のオペレーティングシステムで動作するスマートフォン等である。この端末2は、図2に例示するように、制御部21と、記憶部22と、操作部23と、表示部24と、通信部25と、記憶媒体インタフェース26とを含んで構成される。
制御部21は、CPU等のプログラム制御デバイスであり、記憶部22、または記憶媒体インタフェース26接続された記憶媒体に格納されたプログラムに従って動作する。本実施の形態において、この制御部21は、記憶媒体インタフェース26に記憶媒体が接続されると、当該記憶媒体に固有な識別情報を取得し、当該取得した識別情報を通信部25に出力して、情報記憶装置1に送信させる。この制御部21の動作については、後に述べる。
記憶部22は、メモリ等であり、制御部21によって実行されるプログラムを保持している。またこの記憶部22は、制御部21のワークメモリとしても動作する。この記憶部22に格納されるプログラムは、記憶媒体インタフェース26に接続された記憶媒体から読み出されて、この記憶部22に格納されたものであってもよい。また、このプログラムは、ネットワーク等を介して転送され、この記憶部22に格納されたものであってもよい。
操作部23は、タッチパネルインタフェース等であり、利用者の指示操作を受けて、当該指示操作の内容を制御部21に出力する。表示部24は、液晶ディスプレイ等であり、制御部21から入力される指示に従って画像等の情報を表示出力する。
通信部25は、無線ネットワークインタフェースや、携帯電話インタフェース等を含んで構成される。この通信部25は、無線ネットワークや、携帯電話通信網を介して情報記憶装置1等の外部の装置との間で情報を送受する。
記憶媒体インタフェース26は、SDカードインタフェース等であり、SDカード等の着脱可能な記憶媒体を受け入れる。またこの記憶媒体インタフェース26は、制御部21から入力される指示に従って、受け入れたSDカード等の記憶媒体に格納された情報を読み出し、またはこの受け入れたSDカード等の記憶媒体に、制御部21から指示された情報を書き込む。
次に、情報記憶装置1の制御部11と、端末2の制御部21との動作について説明する。ここでは便宜的に端末2の制御部21の動作から説明する。本実施の形態のある例では、この制御部21は、情報記憶装置1にディスクイメージを生成させる初期化処理と、情報記憶装置1にディスクイメージ内のデータを配信させるデータ要求処理とを少なくとも実行する。
制御部21は、利用者から初期化処理を行うべき旨の指示を受けると、記憶媒体インタフェース26に接続された記憶媒体に固有な識別情報(記憶媒体がSDカードの場合は、メディア識別情報を利用できる)と、記憶媒体の記憶容量を表す情報とを読み取る。そして制御部21は、この記憶媒体の識別情報と記憶容量を表す情報とを、ディスクイメージを生成するべき旨の要求とともに情報記憶装置1に送信する。
またこの制御部21は、記憶媒体インタフェース26に記憶媒体が接続されると、データ要求処理として、当該接続された記憶媒体の識別情報を読み出す。そして制御部21は、当該読み出した識別情報を、情報記憶装置1に送信する。
制御部21は、情報記憶装置1からデータの配信を受けて記憶部22に格納する。本実施の形態のある例では、ここで配信されるデータは、情報記憶装置1にて生成されたディスクイメージそのもの(情報圧縮された状態で配信され、端末2側で伸長されたものであってもよい)である。制御部21は配信されたディスクイメージを記憶部22に展開して、このディスクイメージの表すファイルシステムをマウントする。これにより制御部21は、記憶媒体インタフェース26に接続された記憶媒体内のファイルシステムであるかのようにして、利用者に見せることができる。
なお、本実施の形態では、制御部21は、このディスクイメージ内のデータを、記憶媒体インタフェース26に接続された記憶媒体内に複写して格納してもよい。これにより、ディスクイメージ内のデータと記憶媒体内のデータとが同期される(この例ではディスクイメージ内のデータにより記憶媒体内のデータが上書きされる)。
また、本実施の形態の情報記憶装置1の制御部11は、機能的には、図3(a)に例示するように、データ選択部31と、ディスクイメージ生成部32と、配信部33とを含んで構成される。
ここで、データ選択部31は、記憶部12に格納されている、端末2へ配信可能なデータのうち、端末2へ実際に配信するデータ(配信対象データ)を選択してディスクイメージ生成部32に出力する。
本実施の形態のある例では、このデータ選択部31は、端末2の利用者から、記憶部12に格納されているデータのうち、配信を希望するデータを特定する情報(例えば当該データのファイル名等)の指定を受け入れて、記憶しておく。そしてデータ選択部31は、当該記憶している情報によって特定されるデータを配信対象データとして、ディスクイメージ生成部32に出力する。
ディスクイメージ生成部32は、利用者からの指示を受けて、端末2に接続されるSDカード等の記憶媒体のファイルシステム全体を表すイメージデータを生成する。本実施の形態では、このディスクイメージ生成部32は、実際に存在するSDカード等に対応するディスクイメージを生成する。具体的に、本実施の形態のある例では、ディスクイメージ生成部32は、端末2から、対応するSDカード等の記憶媒体に固有な識別情報、及び当該記憶媒体の記憶容量を表す情報とともに、ディスクイメージの生成指示を受け入れる。
ディスクイメージ生成部32は、ディスクイメージの生成指示を受け入れると、受け入れた記憶容量のサイズの仮想的なファイルシステムのデータを記憶部12に生成し、この仮想的なファイルシステムにデータ選択部31が出力した配信対象データを格納した状態を表すイメージデータを生成する。
ディスクイメージ生成部32は、生成したイメージデータを、生成指示とともに受け入れた識別情報に関連付けて記憶部12に格納する。ここでディスクイメージの生成等については広く知られた方法を採用できるため、ここでの詳しい説明は省略する。
またこのディスクイメージ生成部32は、生成したディスクイメージが表すファイルシステムに格納するデータの内容を更新する処理を行う。この処理については後に述べる。
配信部33は、端末2から、当該端末2に接続された記憶媒体の識別情報を受信し、当該受信した識別情報に関連付けて記憶部12に格納されたディスクイメージを読み出す。そして配信部33は、この読み出したディスクイメージの表すファイルシステムに格納されたデータ(ディスクイメージ内のデータ)を、識別情報の送信元である端末2に対して配信する。本実施の形態の一例では、この配信部33は、読み出したディスクイメージのデータ全体を端末2へ配信する。このとき配信部33は、配信するディスクイメージのデータを、情報圧縮して配信してもよい。
本実施の形態の情報システムは、以上の構成を備えてなり、次のように動作する。なお、以下の例では、端末2に着脱可能な記憶媒体はSDカードであるものとする。
図4に例示するように、利用者が端末2にSDカードを接続し、初期化処理の指示を行うと(S1)、端末2が接続されたSDカードの識別情報を読み取り、また当該SDカードの記憶容量を表す情報を取得する(S2)。端末2は、当該識別情報と、記憶容量を表す情報とを、ディスクイメージの生成指示とともに、情報記憶装置1に対して送信する(S3)。
情報記憶装置1では、端末2から受信した記憶容量を表す情報を参照し、当該記憶容量のサイズのファイルシステムを表すディスクイメージを生成する(S4)。また情報記憶装置1は、この生成したディスクイメージを、端末2から受信した識別情報に関連付けて記憶部12に格納する(S5)。
こうして、情報記憶装置1には、初期化処理の指示に従って生成されたディスクイメージが、対応するSDカードの識別情報に関連付けて蓄積された状態となる(図5)。
また利用者は、例えば端末2を操作して、情報記憶装置1が保持しているデータの一覧を取得する(S6)。そしてこの一覧に含まれるデータのうち、配信を希望するデータを選択して、当該選択の結果を表す情報を、情報記憶装置1に送信する(S7)。
情報記憶装置1では、受信した情報に基づいて、配信の対象とするデータを選択し、当該選択したデータを、生成したファイルシステム(仮想的なファイルシステム)に格納する(S8)。これにより、このディスクイメージをマウントしたとき、このディスクイメージが表すファイルシステムに、選択されたデータが格納されている状態となる。
また端末2は、図6に示すように、利用者が端末2にSDカードを接続するごとに、当該接続されたSDカードの識別情報を読み取り(S11)、読み取った識別情報を情報記憶装置1へ送信する(S12)。
情報記憶装置1は、識別情報を端末2から受信すると、当該受信した識別情報に関連付けて記憶されたディスクイメージを記憶部12から検索する(S13)。ここで受信した識別情報に関連付けて記憶されたディスクイメージがある場合は、情報記憶装置1は、当該ディスクイメージのデータを端末2へ配信する(S14)。
そして端末2が当該ディスクイメージのデータを受信して記憶部22に格納し、当該ディスクイメージが表すファイルシステムをマウントする(S15)。このようにしてマウントされたディスクイメージ内のデータは、いずれもSDカードに格納されたものと同様に扱われる。そのため例えば実行可能モジュールのデータがこのディスクイメージに格納されていれば、端末2の制御部21が、当該データに従った処理を実行できるようになる。
また利用者が端末2に接続されたSDカードを取り外し、別のSDカードを接続すると、端末2は、新たに接続されたSDカードの識別情報を読み取り、読み取った識別情報を情報記憶装置1へ送信する。
そして情報記憶装置1が、識別情報を端末2から受信し、当該受信した識別情報に関連付けて記憶されたディスクイメージを記憶部12から検索する。ここで受信した識別情報に関連付けて記憶されたディスクイメージがある場合は、情報記憶装置1は、当該ディスクイメージのデータを端末2へ送信する。
これにより端末2は、新たに接続したSDカードに対応するディスクイメージのデータを受信することとなる。つまり本実施の形態によると、端末2は、接続したSDカードに対応するディスクイメージをマウントすることになる。従ってSDカードを入れ替えることによってマウントするディスクイメージを異ならせることができる。また、他の端末2に対してもSDカードを受け渡すことで、当該SDカードに対応するディスクイメージの表すファイルシステムに格納されたデータを、当該他の端末2に受け渡すことができるようになる。
さらに本実施の形態において端末2は、マウントしたディスクイメージに対してデータを書き込んでもよい。この場合、端末2は、書き込んだデータを情報記憶装置1へ送信する。またこのように書き込み可能に構成する場合は、情報記憶装置1の制御部11は、図3(b)に例示するように、機能的にデータ選択部31と、ディスクイメージ生成部32と、配信部33と、ディスクイメージ更新部34とを含んで構成される。ここで図3(a)に例示したものと同様の構成をとるものについては、同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
ディスクイメージ更新部34は、端末2においてマウントされたディスクイメージへと書き込まれたデータを、端末2から受信し、この受信したデータを、当該データの送信元である端末2へ配信しているディスクイメージの表すファイルシステム内に格納して、ディスクイメージを更新して記憶部12に保持する。
さらに端末2は、マウントしたディスクイメージに書き込んだデータを、情報記憶装置1へ送信しようとしたときに、通信経路の不具合等によって送信できなかった場合は、記憶媒体インタフェース26に接続されている記憶媒体としてのSDカードに、当該データを格納してもよい。
この場合、端末2は、通信経路の不具合が解消するなど、情報記憶装置1との通信が可能となった時点で、SDカードに格納しておいたデータを、情報記憶装置1へ送信する。
さらに本実施の形態では、端末2は、情報記憶装置1から配信されたディスクイメージの内容を、記憶媒体インタフェース26に接続されている記憶媒体としてのSDカードに記録してもよい。このようにする場合、記憶媒体の記憶内容と、当該記憶媒体に対応して情報記憶装置1で生成され、端末2へ配信されるディスクイメージの内容とが同期されることとなる。
また本実施の形態においては、情報記憶装置1と端末2との間の通信が無線ネットワークや携帯電話通信網など、複数種類の経路を介して行われている。ここで経路ごとに通信速度が異なるため、例えば一方の経路ではある時間内に配信可能なデータが、他方の経路では現実的な時間内に通信が終了しないといったことがあり得る。そこで本実施の形態の情報記憶装置1では、配信対象のデータを選択する際に、その時点での通信速度の情報を用いて、配信対象のデータを決定してもよい。
具体的に本実施の形態の別の例に係る情報記憶装置1では、制御部11が、機能的に図7に示すように、データ選択部31′と、ディスクイメージ生成部32と、配信部33と、通信速度取得部36とを含んで構成される。なお、この図7の例においては、ディスクイメージ更新部34をさらに備えてもよい。また図3の例と同様の構成となるものについては、同じ符号を付して、ここでの詳しい説明を省略する。
ここで通信速度取得部36は、端末2との間の通信速度の情報を取得する。この通信速度の情報は必ずしも具体的な数値でなくてもよく、通信経路の種別を表す情報であってもよい。通信経路の種別を表す情報によってもおおよその通信速度が推定されるからである。
本実施の形態において、この通信速度取得部36は、一例として送受されるデータのスループットを測定する方法で、通信速度の情報を取得してもよい。また、この通信速度取得部36は、端末2側から、現在接続中の通信経路の種別(無線ネットワークや携帯電話通信網といった種別)を表す情報を、通信速度を表す情報として、取得してもよい。
またデータ選択部31′は、データ選択部31と同様に、端末2の利用者から、記憶部12に格納されているデータのうち、配信を希望するデータを特定する情報(例えば当該データのファイル名等)の指定を受け入れて、記憶しておく。そしてデータ選択部31′は、配信処理の実行時(例えば図6の処理S14の実行前に)当該記憶している情報によって特定されるデータを配信対象候補のデータとして、選択する。
データ選択部31′は、通信速度取得部36が取得した通信速度の情報を参照する。そしてデータ選択部31′は、選択した配信対象候補のデータのうち、通信速度の情報に応じて定められる限界サイズ以下または限界サイズ未満のデータを、配信対象データとして、ディスクイメージ生成部32に出力する。そしてディスクイメージ生成部32が当該データ選択部31′が出力したデータを格納したファイルシステムを表すディスクイメージを生成する。この実施形態の例では、ディスクイメージが表すファイルシステム内のデータは、配信時に選択される。なお、ここではディスクイメージ全体を配信するものとしているので、ディスクイメージ内に配信対象として格納するデータをデータ選択部31′が選択するものとしているが、これに代えて配信部33が端末2に接続された記憶媒体に対応するディスクイメージ内のデータのうち、データ選択部31′が選択したデータを配信することとしてもよい。
具体的に、通信速度取得部36が取得した通信速度の情報が具体的な通信速度を表す数値である場合、このデータ選択部31′は、当該通信速度を表す数値が大きいほど、限界サイズを大きく定める。また通信速度取得部36が取得した通信速度の情報が通信経路の種別を表す情報であれば、当該通信経路の種別を表す情報ごとに予め限界サイズを定めておく。そして当該通信経路の種別を表す情報に対応して予め定められた限界サイズの情報を取得して用いればよい。
本実施の形態によると、記憶媒体に、必要なデータを予め複写しておかなくても、ネットワーク等の通信手段を介して情報記憶装置1が、利用者の指定したデータを格納したディスクイメージを配信するので、これを端末2側でマウントして利用でき、利便性を向上できる。
また本実施の形態では、端末2の制御部21は、記憶部22に格納されたプログラムに従って動作し、データの読み出しや書き込みの際には、図8に例示するように、情報記憶装置1との通信が可能か否かを判断し(S21)、情報記憶装置1との通信が可能であるときには、記憶媒体に保持したデータにアクセスしたことを表すフラグ(当初はリセットしておく)がセットされているか否かを調べる(S22)。ここでフラグがセットされていなければ(リセットされた状態であれば)、制御部21は、情報記憶装置1が配信するディスクイメージ内のデータを読み出し、またディスクイメージにデータを書き込む(この読み出し、書き込みを含めて「アクセス」と呼ぶ)(S23)。
一方、処理S21において、情報記憶装置1との通信ができないときには、制御部21は、端末2に接続されている記憶媒体に保持したデータを読み出し、またディスクイメージにデータを書き込む(記憶媒体に保持されたデータにアクセスする:S24)。また制御部21は、このときには、記憶媒体に保持したデータにアクセスしたことを表すフラグをセットしておく(S25)。
また処理S22において、記憶媒体に保持したデータにアクセスしたことを表すフラグがセットされているならば、制御部21は、記憶媒体に保持したデータを、情報記憶装置1が保持しているディスクイメージに格納し、端末2の記憶媒体内のデータと、この情報記憶装置1側から提供されるディスクイメージ内のデータとを同期する(S26)。そして制御部21は処理S23に移行する。つまり、この例では、制御部21が同期制御手段としても機能する。
なお、ここで処理S25では、記憶媒体にデータを書き込んだときにのみフラグをセットすることとしてもよい。
1 情報記憶装置、2 端末、11,21 制御部、12,22 記憶部、13,25 通信部、23 操作部、24 表示部、26 記憶媒体インタフェース、31,31′ データ選択部、32 ディスクイメージ生成部、33 配信部、34 ディスクイメージ更新部、36 通信速度取得部。

Claims (2)

  1. 着脱可能な記憶媒体に接続される端末であって、
    当該端末に対して配信するデータを記憶し、当該端末側で着脱される記憶媒体ごとに固有の識別情報に関連付けられたディスクイメージであって、前記データの少なくとも一部を格納するディスクイメージを生成し、当該端末から、当該端末に接続された記憶媒体の識別情報を受信し、当該受信した識別情報に関連づけられたディスクイメージ内のデータを前記端末側に配信する情報記憶装置と通信する通信手段と、
    前記通信手段が、前記情報記憶装置との通信が可能である間は、前記情報記憶装置が、記憶媒体に固有の識別情報に関連付けて生成したディスクイメージ内のデータへアクセスして当該データの配信を受け、前記通信手段が、前記情報記憶装置との通信ができない間は、端末に接続した前記記憶媒体に保持されたデータにアクセスするデータアクセス手段と、
    を含み、
    前記データの配信を受けたときには、前記ディスクイメージ内のデータを、端末に接続した前記記憶媒体に複写して格納し、
    前記情報記憶装置との通信ができない状態にあった前記通信手段が、前記情報記憶装置との通信が可能となると、前記情報記憶装置が、記憶媒体に固有の識別情報に関連付けて生成したディスクイメージ内のデータと、端末に接続した前記記憶媒体に保持されたデータとを同期する同期制御手段をさらに含む端末。
  2. 着脱可能な記憶媒体に接続される端末のコンピュータを、
    当該端末に対して配信するデータを記憶し、当該端末側で着脱される記憶媒体ごとに固有の識別情報に関連付けられたディスクイメージであって、前記データの少なくとも一部を格納するディスクイメージを生成し、当該端末から、当該端末に接続された記憶媒体の識別情報を受信し、当該受信した識別情報に関連づけられたディスクイメージ内のデータを前記端末側に配信する情報記憶装置通信する通信手段と、
    前記通信手段が、前記情報記憶装置との通信が可能である間は、前記情報記憶装置が、記憶媒体に固有の識別情報に関連付けて生成したディスクイメージ内のデータへアクセスして当該データの配信を受け当該データの配信を受けたときには、前記ディスクイメージ内のデータを、端末に接続した前記記憶媒体に複写して格納させ、前記通信手段が、前記情報記憶装置との通信ができない間は、端末に接続した前記記憶媒体に保持されたデータにアクセスするデータアクセス手段と、
    前記情報記憶装置との通信ができない状態にあった前記通信手段が、前記情報記憶装置との通信が可能となると、前記情報記憶装置が、記憶媒体に固有の識別情報に関連付けて生成したディスクイメージ内のデータと、端末に接続した前記記憶媒体に保持されたデータとを同期する同期制御手段と
    として機能させるプログラム。
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