JP5986299B2 - 抜歯部位内に配置するための歯槽キャップ - Google Patents

抜歯部位内に配置するための歯槽キャップ Download PDF

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Description

本発明は抜歯槽の保護及び/または再建のための歯科医療具である。詳しくは、抜歯槽及び歯槽内に配置された骨補填材をキャップが保護及び封止する。抜歯槽壁のいくつかの領域が病理学的に損壊されている場合に、ケージが抜歯後の構造的支持を提供する。
歯槽を囲む骨及び組織に損傷を与える病理学的な疾病または外傷により、歯科による抜歯またはインプラントが必要になる。歯槽の組織または骨の構造が危殆に瀕すると、補修が成功するための予後が消滅する。抜歯またはインプラントは、生じる歯槽欠損を迅速に充填及び被覆するための組織の成長を一般にともなう、一連の治癒反応を開始させる。治癒シーケンスには初め血塊による歯槽の充填が必然的にともない、血塊は続いて肉芽組織で置き換えられ、網状骨の沈着が続き、最終的に成熟して層板骨になる。この治癒過程の初期段階において、抜歯槽は口腔に向けて露出された開口を有し、血塊が欠損を充填し、続いて肉芽が形成されている段階の間は特に、口腔内の微生物及び食物が歯槽内の治癒過程に悪影響を及ぼす時期がある。治癒過程のいくつかの場合においては、痛みのある症状、治癒の遅延及び歯槽内の重要な骨の壊死がともなう、ドライソケットのような病理学的状態が生じ得る。
最善の状況下にあってさえ、抜歯槽の治癒には通常、歯槽骨の実質的な喪失がともない、これは歯槽の顔面(頬または唇)側で一層顕著である。歯槽骨体積の減少は、失われた歯が、インプラント支持型、歯支持形または粘膜支持形のプロテーゼのような、義歯で置き換えられていてさえ、審美上及び機能上の不利をもたらすであろう。審美上の不利はさておき、歯槽骨体積の減少により発話及び/または咀嚼が不便になり得る。あるいは、抜歯槽の吸収により生じる歯茎欠陥及びこれにともなう病的状態を正すために、複雑な補強処置が、また費用も、必要になり得る。同様の過程が、不良になったインプラントが取り除かれた、不良インプラント部位内でおこる。
既存の処置において、歯科医または手術医には2つの基本的な選択肢がある。第1の選択肢は抜歯槽を自然治癒に任せることである。上で略述したように、この手法は骨及び軟組織の実質的な欠損を生じさせ得る。第2の選択肢は抜歯槽内に生体材料を配置することで抜歯槽を補強することである。歯槽が生体材料で充填されているかまたは充填されないまでいるかにかかわらず、主要な問題は歯槽または補填片の口腔環境への曝露である。歯槽開口封止の試みは通常、開口における分解吸収性または非分解吸収性のバリアメンブランの配置をともなう。これは通常、骨と歯肉縁の間にメンブランを配するための外科的皮弁の後屈を含む。
しかし、合成メンブランの手作業配置は、1)メンブランの配置には歯肉縁下にメンブランを配するためのさらなる外科的介入及び軟組織の操作が必要になることが多い、2)メンブランの使用は補修された骨の崩落及び軟組織上面の覆蓋をおこさせ得る、3)臨床医は抜歯槽の複雑な表面形状に平らなメンブランを取り付ける際に技術的困難に遭遇することが多い、4)抜歯部位における治癒途上の骨及び組織の早期曝露は治癒を危うくする感染を発現させ得る、または5)歯槽内では骨及び組織が、将来の処置を妨げ得るかまたはさらなる外科的介入が必要になり得る、予測不能な形状寸法で治癒及び再生しがちである、ことから不満足な結果になることが多い。したがって、既存のメンブラン材料及びメンブラン配置材料はそれらの意図された目的に対して必ずしも十分にははたらかない。
したがって、抜歯部位における一体性及び形状を保護し、治癒期間中の骨及び軟組織の一体性を保持するように、同時に、治癒及び将来の処置のために部位を準備及び保持できる手術医の能力を強化するように、特に設計された医療具及び処置法が必要とされている。部位の治癒後構造を強化し、感染の可能性を低め、治癒中の部位をより完全に封止する、医療具及び処置法も必要とされている。
本発明は、抜歯またはインプラント抜取りの後、あるいは歯科または顎顔面の手術の後の、歯茎の一体性を維持するための、手術用医療具、システム及び方法である。詳しくは、医療具は、抜歯部位を封止する抜歯槽キャップ及び、周囲の骨及び軟組織、特に歯槽構造が損傷を受けているかまたは損壊されている部分を含む、部位における、補修、再成長及び外科的介入のための支持を提供する、歯槽ケージである。これらの医療具は、骨及び軟組織の一体性、部位の血管再生における品質及び形状、及び微生物環境が望ましく制御されるように、骨及び軟組織の治癒が考えられる抜歯部位を形成する、いかなる外科処置にも適する。本発明の医療具及び方法は、部位の全般的な治癒を強化するため及び、将来の義歯の配置に対して準備するために骨及び軟組織を改善するために、適用される。
本医療具は既製されるが、様々な患者によって提供される個々の臨床状況に合うように特定の寸法の診療具のセットが提供され得る。いくつかの実施形態において、医療具の寸法及び形状は設計者によるかまたは診療医により、利用できる材料を用いて、例えば、熱可塑性樹脂での医療具の構成によるか。または成形可能な材料で形成された医療具において要素を操作することによって、修正される。別の実施形態において、特注寸法の医療具のシリーズが、三次元プリンティング、高速試作またはその他の製造プロセスを用いて、それぞれの患者の部位にしたがう選択のために構成される。本医療具は抜歯槽の内部に延び込む構造的一体性を有するから、歯槽を封止し、適切な治癒を支持するためのスペースを維持するための、抜歯部位を覆うためだけに患者に合わせた外科的介入を必要とする既存のメンブランよりも簡単な、方法を提供する。本医療具は立体であり、既製であるから、配置が簡単で、費用が小さく、時間と材料が節約され、同時に、治癒した抜歯部位により一様な最終結果を生じさせる。メンブランによる現行の歯茎維持方法の最も一般的な紛糾事態の1つは、メンブランの一体性の喪失による補填材の曝露である。本医療具の構造一体性及び、一般的な抜歯槽の形状に相補的である、設計特徴により、歯槽医療具は治癒期間中に補填材を一層良く保護するであろう。
本医療具は、歯科手術及び一般的手術用途のいずれにもかかわる、手術部位の無菌治癒を促進する既知の生体適合材料で作製され、製造中、または臨床医の選択において、手術医のオフィスで、無菌状態で封入され、使用のために準備される。あらかじめ定められた寸法及び形状のそれぞれの構造が既製である結果として設計が均一であるから、抜歯部位における医療具の配置及び固定のための外科処置は標準化され、特注のメンブラン材料が用いられる既存の処置に優る利点となる。さらに、現行のメンブランは平らであり、抜歯槽の複雑な解剖学的構造と十分に同形になることはない。抜歯槽用具は一般的な解剖学的構造及び様々な歯の抜歯槽の寸法に基づいて作製されている。
本発明は本明細書に開示される医療具及び以下に説明されるような医療具の配置に必要な外科処置における医療具の使用を含む。そのような処置は、その部位での外科的処置における特定の差異及び利点、医療具の配置、抜歯部位の準備、(要求にかなう、組織に対する封止の形成を含む)その部位における医療具の挿入及び固定、及び骨及び軟組織の治癒完了時の医療具の除去を含む。付帯する外科的処置には、ドナー部位からの骨の採取、組織補填、または骨及び組織のモデリング及び将来の義歯の配置及び抜去のための、抜歯部位の全般的準備を含めることができる。
図1Aは、ドーム部及び、抜歯部位の内部空間の少なくとも一部を占める、下方延出し部を有する歯槽キャップの上面図である。 図1Bは、ドーム部及び、抜歯部位の内部空間の少なくとも一部を占める、下方延出し部を有する歯槽キャップの斜視図である。 図1Cは、ドーム部及び、抜歯部位の内部空間の少なくとも一部を占める、下方延出し部を有する歯槽キャップの隣接歯間の側面図である。 図1Dは、ドーム部及び、抜歯部位の内部空間の少なくとも一部を占める、下方延出し部を有する歯槽キャップの顔/頬/舌側の側面図である。 図1Eは、ドーム部及び、抜歯部位の内部空間の少なくとも一部を占める、下方延出し部を有する歯槽キャップの底面図である。 図2Aは有孔壁体を有する歯槽ケージまたは歯槽フレームの上面図である。抜歯槽の顔/頬側及び舌/口蓋側に面している壁体は湾曲していて、周囲組織に対するブレース及びスタビライザーとしてはたらく、間隔をおいて配置された一連の肋骨様の枝で形成された先細り形状を有する。 図2Bは有孔壁体を有する歯槽ケージまたは歯槽フレームの斜視図である。抜歯槽の顔/頬側及び舌/口蓋側に面している壁体は湾曲していて、周囲組織に対するブレース及びスタビライザーとしてはたらく、間隔をおいて配置された一連の肋骨様の枝で形成された先細り形状を有する。 図2Cは有孔壁体を有する歯槽ケージまたは歯槽フレームの側面図である。抜歯槽の顔/頬側及び舌/口蓋側に面している壁体は湾曲していて、周囲組織に対するブレース及びスタビライザーとしてはたらく、間隔をおいて配置された一連の肋骨様の枝で形成された先細り形状を有する。 図2Dは有孔壁体を有する歯槽ケージまたは歯槽フレームの顔/頬側の側面図である。抜歯槽の顔/頬側及び舌/口蓋側に面している壁体は湾曲していて、周囲組織に対するブレース及びスタビライザーとしてはたらく、間隔をおいて配置された一連の肋骨様の枝で形成された先細り形状を有する。 図2Eは有孔壁体を有する歯槽ケージまたは歯槽フレームの舌/口蓋側の側面図である。抜歯槽の顔/頬側及び舌/口蓋側に面している壁体は湾曲していて、周囲組織に対するブレース及びスタビライザーとしてはたらく、間隔をおいて配置された一連の肋骨様の枝で形成された先細り形状を有する。
本発明の第1の実施形態は、治癒期間中、抜歯部位をその周縁にかけて封止するような形状及び大きさにつくられた抜歯槽キャップである。歯槽キャップの形状は、角丸正方形、角丸三角形、円形、長円形、または抜歯部位の解剖学的特徴に依存する所望のいずれかの形状とすることができる。設計は、手術医による歯槽部位上の歯槽キャップの有利な配置及び位置決めを可能にし、同時に、縫合糸取付具、接着剤または固定ねじによるキャップの周囲の軟組織への取付けに先立って、歯肉縁にかけての適切な位置決め及び有効な封止が確実になされていることの保証を可能にするための特徴を組み込む。
図1から1Fに示される構造の全体構造及び配位は、本発明の様々な実施形態の例である。歯槽キャップは抜歯部位の周縁にかけて封止するように設計された上部またはキャップ部を備える。上部はキャップから離れる方向に下に延びる底部と嵌合される。底(陰刻)部は、抜歯部位の内部と周囲組織の間の流体、細胞及び物質の交換を容易にするための開口をその中に形成するために形成された切込みをその長さに沿って有し得る。あるいは、下部は元の縁の上下での抜歯部位にかけての流体輸送を防止するために流体封止することができる。キャップの中実底部は口腔からの微生物の流入を防止し、抜歯部位の開口における改善された封止を提供するであろう。下方延出し部は歯槽キャップの全側面で突き出すように形成されるが、その全体構造の少なくとも2つの側面に沿う形成が好ましい。切込みの数は厳密ではなく、製造、すなわち、切込みを形成するために材料を除去し、同時にその長さに沿う切込みの下方延出し部の強度を維持する、プロセスの容易さに基づいて変わり得る。切込みは一般に、上部のドーム成形部またはキャップと結合する底部を形成するパネルの上位側面または最上位側面を除いて、実質的にその全長に沿って形成される。
キャップの底部も、上部の外縁で形成される平面から概ね垂直に下向きに延びる完全なハウジングを提供する一体構造につくり込まれた一連のパネルからなり得る。この構成において、上部と底部の間の取付け及び封止は、抜歯部位の内部空間を口腔の残り部分から隔てる、抜歯部位の内部空間に対する封止エンクロージャを有効に形成する。さらに、底部は底周にかけて封止することができ、いかなる流体または物質のハウジングへの進入も防止する封止陰刻面を有し得る。すなわち、上部の内面と底部のパネル及び陰刻面の間に形成される内部空間の間に形成されるスペースへのいかなる流体または物質の進入も防止される。抜歯部位への歯槽キャップの脱着可能な取付けにより、抜歯部位の内部空間外交の処置のために維持され、同時に組織への脱着可能な取付けによる抜歯部位への流体及び屑の進入が防止される、一時的封止が提供される。この構成において、キャップの、外縁に沿う抜歯部位の周またはその底部に、嵌まる外縁の、底部によって配される空間との組合せは、底部の空間が抜歯部位に延び込み、その少なくとも一部を押しのけてスペースをつくるように、抜歯部位内の封止された内部空間を形成する。すなわち、歯槽キャップは、抜歯部位の周りの軟組織との上部の封止嵌合とともに、抜歯部位の周縁にかけての気密封止及び抜歯部位内の空間の固定配置のいずれをも提供する。別の実施形態において、底部は、抜歯槽に延び込む可変長の円筒壁体と治癒した歯茎に対する所望の輪郭をつくるために平面、凹面または凸面とすることができる陰刻面をもつ中実構造でつくられるであろう。これは、抜き取られた歯の代わりをする将来の義歯の作製に役立つであろう。
図1Aを見れば、歯槽キャップ1の上面図がそのドーム形頂部2の対向側面に形成された複数の溝3を有する長円形構成を示す。図1Bに示されるように、歯槽キャップ1の長円の形状及び構成は変わり得るが、抜歯部位に脱着可能な態様で取り付けられたときに口の内部でロープロファイルを提供するように設計される。頂部2の外面部は、キャップ1が抜歯部位に取り付けられたときに抜歯部位の外周における軟組織との密嵌合及び流体封止を提供するための封止縁5を形成する。ドーム形頂部2は、溝3のような取付手段を除いて中実であることが好ましく、封止機能及び下方の底部6に対する構造的支持のいずれも、また、溝3及び以下で説明されるような縫合糸通路4に対する支持も、可能にするに十分な厚をもって製造される。いくつかの実施形態において、抜き取られた歯またはインプラントポストによって空けられた空間を埋めるために、歯の形につくられたプロテーゼを頂部2に取り付けることができる。
頂部2は、取付手段、すなわち溝3及び縫合糸通路4または、歯または骨に隣接する、軟組織に脱着可能な金属または合成材料を取り付けるために用いられる、ねじ、ステープル、クリップまたはその他の機械的手段のためのその他の取付具の存在を除いて、全表面にわたって中実であることが好ましい。図1B及び1Dに示されるように、溝3は頂部2のドームの上面を横断する縫合糸通路4に至り、抜歯部位において組織にキャップを固定するために手術医が少なくとも1つの通路4に縫合糸を通すことを可能にする、完全な縫合糸通路4を形成する。溝3の対は歯槽キャップ1の外封止縁5を横断することもでき、あるいは頂部2の表面に全体的に形成することができる。いくつかの実施形態において、頂部2の高さを縦断する1つ以上の貫通孔(図示せず)が歯槽へのキャップの取付を補助するための固定ねじの通過を容易にする。キャップを確実に固定する別の方法は、歯または義歯に隣接する、粘膜、骨にキャップを取り付けることができる、接着剤の塗布による方法とすることができる。いくつかの実施形態において、隣接する歯または義歯へのキャップの結合において役立ち得る、いくつかの特徴があり得る。
図1Bを再び参照すれば、頂部2の外封止縁5は抜歯部位の周縁との密な共形嵌合を提供するため、特に歯肉縁との流体封止を形成するために、丸めることができる。底部6のハウジング8は、頂部2で覆われる全体領域が底部6においてハウジング8によってつくられるスペースの領域で定められる領域及び、頂部2,ハウジング8及びベースプレート9(図9を見よ)の組合せ構造によって定められるような、キャップ1内につくられるハウジング8によってつくられる内部領域または内部空間より大きくなるように、縁5から内向きに設定され、頂部2の外周の内部にあるように配位されることが好ましい。したがって、キャップ1の構造全体によって定められる領域は、封止縁5が抜歯部位の周縁にかけて組織と接触する挿入に際して抜歯部位の内部空間とほぼ同じであることが好ましい。
図1Bの斜視図から分かるであろうように、ハウジング8は、抜歯部位の内部に延び込む切込み7によってつくられる、下方延出し部内に形成することができ、頂部2の表面及び外縁5によって与えられる表面領域は抜歯部位を囲む軟組織に対する封止機能を提供する。切込み7の数及び配位は実用要件によってのみ規定される。図1Aに表されるように、頂部2または封止縁5はいずれも、手術医が本医療具を脱着可能な態様で組織または骨に取り付けることができるように、専用の縫合糸通路4をもつ溝3のような取付手段を有することができる。図1Aから1Eの実施形態において、溝3の対は直線をなして角丸正方形キャップの頂部2の一方の側から他方の側に延びるが、縫合糸が歯槽キャップ1の全体構造を周囲の軟組織に確実に固定する取付手段を提供できる能力がある限り、数及び配位は厳密ではない。例えば、いくつかの実施形態において、歯槽へのキャップの取付けに役立てるための固定ねじ(図示せず)の通過を容易にするための、頂部を貫通する1つ以上の開口があり得る。
図1Cを参照すれば、本発明の歯槽キャップの隣接歯間の側面図が、頂部2から一体で形成され、歯槽キャップ1によって占められる抜歯部位の部分の横寸法を定める内部空間を定める、底部6を示している。ハウジングの形状は、円筒形、円形または角丸正方形とすることができ、抜歯部位の内部領域への歯肉溝をわたる血液及び流体の交換が防止されるように、周縁にかけて封止縁5に当たる周面を有する。
底部6に見られる下向きの突起は、抜歯部位の内部領域への歯肉溝をわたる血液及び流体の交換が容易になるように、十分な開放性または切込み7を有する。切込み7は延出し部6に形成されることが好ましく、延出し部はいかなる選ばれた構造も治癒中に溶解し得るように従来の分解吸収性材料で作製される。
底部6の全体的な配位は、ハウジング8の直径が封止縁5の直径によって定められるような頂部2より小さくなるように、頂部2から下向きに延びるパネル構造9及び、好ましくは、周縁5までの内部を有する中空円筒形のハウジング8を含む。底部6を形成している構造の高さは、構造一体性及び抜歯部位の内部の周縁にかけての封止を与える寸法にほぼ等しい。ハウジング8は実質的に円筒形とすることができ、あるいは頂部2または封止縁5の形状と実質的に同形とすることができる。ハウジング8は粘膜と、裂開の結果として露出され得る、歯槽内腔の間のバリアとしてはたらくために抜歯部位に延び込む。骨補填材が抜歯部位に挿入される。ハウジング8は、骨補填材を入れることができる、抜歯部位の内部空間への軟組織の滲み出しを防止する。
図1Dは上で図1Cに関して説明した構造の顔/頬/唇側の側面図である。図1Dの構造の全体的な配位から分かるように、頂部2は構造的一体性及び、頂部2に形成された溝3及び縫合糸通路4のような、取付手段の配置を提供する。封止縁5は、底部6によって押しのけられた空間で占められる抜歯部内への口腔からの流体及びその他の物質の通過を防止するように配位される。ハウジング8が完全であり、流体に侵され得ない場合、構造は、封止縁5及び軟組織によって形成される流体不可侵バリアにより、頂部2の上の空間から抜歯部位への流体の通過を防止する。封止縁5の配位から分かるであろうように、封止縁5は一般に頂部の周縁にかけて周辺バリアを形成する。封止縁の、軟組織と接触する部分は、実質的に平らであるかまたは、図1Dに示されるように、封止縁5と抜歯部位を囲む軟組織の間に封止嵌合を収めるように湾曲している、環配位とすることができる。封止縁5は封止縁5の横部または底部を含む、封止縁5のいかなる部分にも配置することができる、環状シールを含む(図1Eを見よ)。底部6の高さは一般に、抜歯部の内部空間がキャップ1の底部6の体積で定められるように、構造の周縁を巡って同じである。歯槽キャップ1の全体は、手術医がキャップ1の回転配置にかかずらう必要がないように、水平軸に関して対称とすることができる。
図1Eを参照すれば、歯槽キャップ1の底面図がハウジング8及び、ハウジング8との周縁にかけての封止嵌合により、底部6のハウジング8内に気密内部空間を形成する、ベースプレート9を含む、底部6の配位を示している。封止縁5は、頂部2の下面上に配置されている、底部6を囲む平坦面を有し、内部及び周辺が封止縁5の外側部分に向けられた、環状シール10を含むことができる。環状シール10は封止縁5と底部6の間に配位され、合わせて上述した流体不可侵封止を形成する。ベースプレート9は基本的に、底部6に完全な封止内部空間を形成するためのハウジング8との封止を提供する、いかなる形状にもすることができる。ベースプレート9を有する実施形態は封止縁5の環状リングシール10の周縁にかけても封止されるから、全体構造は、口腔から抜歯部位の内部空間内に流体また屑が通ることができないように、流体不可侵である。
歯槽キャップ1の全体の構造及びそのいずれの要素も、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリプロピレン、チタン、ジルコニア、ポリラクチド、ポリ乳酸(PLA)、ポリグリコライド、ポリグリコール酸(PGA)またはポリカプロラクトン(PCL)を含むがこれらには限定されない、様々な生体適合材料で作製される。一実施形態において、歯槽キャップ1の頂部2は非分解性材料で形成された頂部2及び封止縁5を有し、ハウジング8及び、好ましくは、ベースプレート9は生物分解性材料で作製される。
歯槽キャップの全体構造は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリプロピレン、コラーゲン、ヒドロキシアパタイト(HA)、リン酸三カルシウム、ポリウレタン、チタン、ジルコニア、ポリラクチド、ポリ乳酸(PLA)、ポリグリコライド、ポリグリコール酸(PGA)、ポリカプロラクトン(PCL)、アルギン酸、ゼラチン、ヒアルロン酸またはこれらの材料の組合せを含むがこれらには限定されない、様々な生体適合性の分解吸収性材料または非分解吸収性材料で作製することができる。好ましい実施形態において、歯槽キャップ全体の内の、頂部2及び封止縁5を含む部分は非分解性材料で形成され、下方延出し部及びハウジング8は、抜歯部位の治癒中に分解され得る、分解吸収性材料で作製される。上述したように、頂部2は一般に角丸の正方形または長方形であり、8mm×9mm、6mm×6mm及び4mm×4mmを含む寸法から選ばれることが好ましいが、本発明の精神を逸脱することなく様々な寸法が可能である。ドーム形部分の厚さは1インチ(25.4mm)の100分の1より厚く、またハウジング8より厚いことが好ましいが、ベースプレート9は、分解吸収性材料で形成されている場合、必然的に、より厚く、切り込まれて、好ましくは1インチの100分の5から8の範囲にあり得る。
図2A〜2Eを参照すれば、本発明の第2の実施形態は、特に歯槽壁の構造面のいくつかの領域が、感染、疾病または外傷によって損壊されているか、あるいは歯を抜き取るための外科的プロセスの結果として損傷を受けている場合に、骨及び軟組織のいずれも含む、抜歯槽部位の再建のための支持を提供する抜歯槽部位ケージである。完全な歯槽ケージ10のアセンブリは、肋骨(リブ)に似た態様で配置された、湾曲した半円構造をもつ一連の実質的に水平なビームを含む。水平リブは、リブ間にあらかじめ定められたスペースをもって配置され、2本の垂直支柱を用いて連結される。実質的に水平な配位により、個々のビームが概ね平行になり、それぞれのビームがその長さに沿って隣接するビームと接触することはない。
図2A〜2Bを参照すれば、垂直支柱11が垂直長さ及び、水平ビーム15のための、取付位置を提供する。それぞれのビームの外周面は、治癒中の抜歯部位の内部に向かう軟組織の成長を防ぐため、抜歯部位の内面に嵌合する。理想的には、抜歯部位の一般的な構造及び寸法に合うように、ケージアセンブリの上部が下部より大きな直径を有する。湾曲外周面12は、実質的に同様の曲率または孤を有することが好ましく、合わせてその長さに沿って1つ以上の空隙14を有する円錐形または概ね円筒形の構造を形成し、同時に付属品によって垂直支柱11にも構造的に連結されている。多くの水平枝またはビーム15が、概ね半円形のプロファイルを形成して延び、湾曲壁または外周面をつくる。水平ビーム15は、抜歯槽壁内にケージを安定させるため及び歯槽壁への血流の供給を可能にするために歯槽壁とケージの間にスペースを設けるための、2つの目的に役立つ。
上述した実施形態における切込みと同様に、湾曲外周面12及び、必要に応じて、垂直支柱11は、抜歯部位内の血液またはその他の流体を通すための、ビーム15の幅全体にわたる縦断空隙14を有する。これらの空隙14は供給血流の交換も可能にし、同時に歯肉軟組織の歯槽内への増殖を防止する。歯槽ケージ10は、上に挙げた、生体適合性で分解吸収性または非分解吸収性の材料で作製されることが好ましい。いくつかの実施形態において、図1A〜1Eの抜歯槽キャップ及び図1A〜2Eにおける精選ケージは1つの複合具として作製することができる。
歯槽ケージ10のサイジングは一般的な抜歯部位の内側部分に合うに適切であって、11mm×11mm、8mm×9mm、6mm×6mm及び4mm×4mmを含むがこれらには限定されない。ケージ10の水平ビーム15の間に形成された縦断空隙14の形状は、隣接水平ビーム15の実質的に等価な曲率を維持するため、最近隣接ビーム15間で概ね等価であり、合わせて肋骨様外観の全体構造を形成する。
図2Cを参照すれば、相互に及び縦断空隙14に対する水平ビーム15の配位は、ビーム15の曲率または孤が半円形配位の対向辺のそれぞれにおいて概ね等価であることを示す。図2Cに示される垂直支柱11は最善であり、これがない場合には、歯槽ケージは、水平ビーム部材15が連続になり、90°,100°,110°,120°,130°,140°,150°,160°または170°より大きく、ほぼ180°の孤をなす、図2Dまたは2Eの形状をとる。固定手段が水平ビーム15の外周面12から径方向に延びる鋭端ポイント16として示されているが、固定手段には、水平運動、垂直運動または回転運動が妨げられるような。構造または湾曲壁12の外面への処理を含めることができるであろう。突き出しは径方向に、すなわち歯槽ケージ10の中心軸から離れる方向に、延び出すが、中心軸に対して垂直である必要はない。ウイング部材(図示せず)が壁12の外面から離れる方向に軸旋回して、いかなる方向の運動も防止することができる。
図2Dを参照すれば、支柱11から離れる方向に延びるそれぞれの水平ビーム15の長さが概ね等しくなるようにそれぞれのビームの中点に単一の垂直支柱11が配されている実施形態が示されている。複数本のビーム15の湾曲外面12に沿って固定手段16が配置される。上述した実施形態におけるように、上部から底部にかけて直径が次第に減少して逆円錐形状を呈する。実施において、抜歯部位の垂直高さに沿う環状支持構造を提供するため、一対の半円形ケージを抜歯部位内に配置することができる。図2Eは強化された構造一体性を提供するためのそれぞれのビームの末端から等間隔に配位された一対の垂直支柱11を有する実施形態である。対の支柱11は、先細りの円錐形状が望ましい場合にはそれぞれのビーム15への取付け位置(または一体形成点)がケージ10において次第に小さくなる直径をなし得ることを除いて、相互に実質的に平行である。(1本または複数本の)支柱11,ビーム15及び固定手段は、上述したように、単一体の生体適合材料で一体成形されることが好ましい。
本発明の方法は、抜歯部位内に抜歯槽キャップ1及び抜歯槽ケージ10のいずれかまたはいずれをも外科的に配置することである。従来方法による抜歯または不良になったインプラントの抜去に続いて、歯科医または外科医は、抜歯部位の寸法を調べ、歯槽壁のいずれかに欠陥があるか否かを判定することで、歯槽キャップ1及び/または歯槽ケージ10の無菌配置の準備をするであろう。歯槽壁に裂開がある場合、ケージが適用されるであろう。適切な大きさにつくられたケージが選ばれ、必要であれば、寸法が調節されるであろう。一調節法は、ケージ壁の歯槽骨稜の先に延び得る部分を除去することであろう。ケージが熱可塑性材料でつくられていれば、抜歯槽の形状寸法にケージを成形するに必要な温度にケージが加熱されるであろう。ケージは、鋭い突起が歯槽骨壁に嵌合してケージを歯槽内に安定させることができるように、若干の圧力によって歯槽内に挿入される。診療医は歯槽をさらに生体材料で充填する必要があるか否かを決定することができる。そのような生体材料は、骨成長のためのマトリクスを単に提供するために骨伝導性とすることができ、あるいは抜歯槽内の骨充填を加速及び強化するために骨伝導性生体材料を含むことができる。この方法は現行の歯槽処置の実施にまさるかなりの利点を有する。現在、抜歯槽及び抜歯槽内に配される補填組織は分解吸収性または非分解吸収性のメンブランで覆われる。そのようなメンブランは一般に、抜歯部位に適する大きさに切り分けることができる、平材料シートである。メンブランは一般に、1)歯槽開口に配置され、その縁が内側に折り畳まれて縫合糸で安定化されるか、または2)粘膜骨膜弁が折り返され、次いで縫合糸で留め付けられた後に、抜歯槽の周縁にかけて骨膜と骨の間に配置される。現行の材料及びそれらの適用の欠点は、1)抜歯槽の複雑な形状への平メンブランの適合の技術的困難さ、2)抜歯槽の開口になされる全般的に不十分な封止、3)平メンブランの利用の結果としての。治癒後の骨稜の減少、4)メンブランは可撓性であり、治癒中のメンブランの微小運動は骨形成よりも繊維組織に偏するから、抜歯槽壁が裂開を示している場合におけるメンブランの無効性、及び5)抜歯槽または抜歯槽内に収められた補填材を露出させ、よって成果を無にする、メンブランの早期消失の可能性、である。対照的に、本明細書に説明される抜歯槽キャップ及びケージは、1)抜歯槽キャップ及びケージは、様々な抜歯槽形態に適合し得る既製の形状のため、適用がかなり容易である、2)抜歯槽キャップは、一般的な抜歯槽歯肉縁と同形であることから、抜歯槽開口の最善の封止のために設計される、3)抜歯槽キャップのドーム形状により、骨稜にまたは骨稜の上方に、配置及び維持し、よって治癒過程中の歯茎の萎縮の可能性を最小限に抑えることが可能になる、4)抜歯槽ケージはその剛構造により、失われた抜歯槽壁を治癒過程中に維持し、再建することができる、及び5)抜歯槽キャップは安定化のための改善された方法を特徴とし、全治癒期間中の安定性を保証することを含む、上に概述した領域のそれぞれにおいて有意な利点を提供する。
抜歯槽キャップ1の配置は適切な大きさのキャップを選択するために抜歯槽開口の寸法を測定することで開始される。抜歯槽は診療医によって適切と見なされるように準備され得る。抜歯槽キャップ1は抜歯槽の寸法に一層良く適合するように調節することができる。これにはキャップの周縁辺または突出しのいくつかの縮小をともない得る。キャップが熱可塑性材料でつくられていれば、抜歯槽の形状寸法にキャップを整形するに必要な温度にキャップが加熱されるであろう。嵌合端が歯肉溝における抜歯部位の縁辺にかけて有効な流体封止を形成する。次に、キャップが抜歯槽に固定される。一実施形態の下で、抜歯槽キャップは縫合糸を用いて抜歯槽に取り付けられる。この場合、縫合糸は抜歯槽を囲む軟組織に係り、キャップの設計に組み込まれた縫合糸通路を通過するであろう。別の実施形態は、固定を容易にするためにキャップに既に組み込まれ、キャップと繋属している、縫合糸を有する。別の実施形態では、キャップを抜歯槽に留め付けるために他の手段が利用され得る。これは、キャップを抜歯槽に留め付けるための、固定ねじ、フック、接着剤、または、機械的、物理的または化学的な手段の利用をともない得る。
いくつかの好ましい、例証のための実施形態に関して、本発明を特に示し、説明したが、当業者には本発明の精神及び範囲を逸脱することなく実施形態に変形及び改変がなされ得ることが当然であろう。
1 歯槽キャップ
2 ドーム形頂部
3 溝
4 縫合糸通路
5 封止縁
6 底部
7 切込み
8 ハウジング
9 ベースプレート
10 環状シール
11 垂直支柱
12 湾曲外周面
14 縦断空隙
15 水平ビーム
16 鋭端ポイント
20 歯槽ケージ

Claims (8)

  1. 抜歯部位内に配置するための歯槽キャップにおいて、
    取付手段及び、軟組織との流体封止を形成するための、前記抜歯部位の周縁にかかる封止縁を有する頂部、及び
    ハウジングを有する底部、
    を有し、
    前記ハウジングが、前記頂部と前記底部の組合せによってつくられる内部空間を定めるよう構成されており、
    前記封止縁が前記底部より大きい直径を有する、
    ことを特徴とする歯槽キャップ。
  2. 前記頂部がドーム形につくられていることを特徴とする請求項1に記載の歯槽キャップ。
  3. 前記取付手段が前記ドーム形の部分内に配されていることを特徴とする請求項2に記載の歯槽キャップ。
  4. 前記取付手段が、前記頂部の一部を横断する縫合糸通路に動作可能な態様で連結されている溝であることを特徴とする請求項1に記載の歯槽キャップ。
  5. 前記底部がさらにベースプレートを有することを特徴とする請求項1から4いずれか1項に記載の歯槽キャップ。
  6. 前記ベースプレートが前記底部の前記ハウジングに、前記ベースプレートの周縁にかけて、封止されていることを特徴とする請求項5に記載の歯槽キャップ。
  7. 前記封止縁が、前記ハウジングを囲む環状シールをさらに含むことを特徴とする請求項1から6いずれか1項に記載の歯槽キャップ。
  8. 前記環状シールが前記頂部の下面に配位されていることを特徴とする請求項7に記載の歯槽キャップ。
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