JP5985939B2 - 既設橋りょうの支承本体の補強工法 - Google Patents

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Description

本発明は、既設橋りょうの支承本体の補強工法に関するものである。
従来、既設橋りょうの支承本体に対する補強に関する提案はなされていなかった。
なし
なし
図5は鋼鉄道橋の既設橋りょうの全体を示す図面代用写真、図6はその橋台コンクリート(橋脚)と橋桁の部分を示す図面代用写真、図7は橋台コンクリート上に配置される支承本体及び橋桁を示す図面代用写真、図8はその支承本体の回転を示す模式図である。
これらの図において、100は鋼鉄道橋の既設橋りょう、101は橋台コンクリート、102は橋台コンクリート101上に設置される支承本体、103は橋桁、104は上載荷重(橋桁自重等)、105は水平荷重(ロングレール縦荷重等)、106は水平荷重(ロングレール縦荷重等)105が作用することにより生じる支承本体102の回転、107はその支承本体102の回転中心である。
鋼鉄道橋の支承部においては、ロングレール化によりそれまでは働いていなかった水平荷重(ロングレール縦荷重等)105が作用することにより、図8に示すように、支承本体102の浮上り(回転106)が発生する懸念がある。支承本体102が回転すると、橋桁103が支承本体102から外れて落橋する危険性が高まる等、運転保安上の問題が生じる。
一般的に、地震等の異常時に橋桁の移動を制限する装置が用いられることはあるが、これはあくまでも異常時にのみ機能するものであって、常時働く水平荷重(ロングレール縦荷重等)105は、通常通り支承本体102が受け持つこととなり、支承本体102の回転106を抑えることはできない。
支承本体102の回転106は上載荷重が小さいほど発生しやすいため、特に支間長20m程度の自重が比較的小さい橋桁103に対して一般的に使用される線支承について、水平荷重(ロングレール縦荷重等)による支承本体の回転を防止する対策を考えることが、ロングレール化を実施するための必須の課題と言える。
本発明は、上記状況に鑑みて、橋台コンクリート上に設置される支承本体の回転を有効に抑止できる既設橋りょうの支承本体の補強工法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、
〔1〕既設橋りょうの支承本体の補強工法において、橋台コンクリート上に配置される既設支承本体の長軸方向両側に等辺山形鋼を設置し、この等辺山形鋼の両端部に不等辺山形鋼を固定し、この不等辺山形鋼の水平方向部材下に間詰めのモルタルを打設し、このモルタルを介して前記既設支承本体と前記不等辺山形鋼が面状に接触し、前記既設支承本体の回転を全方向から抑止することを特徴とする。
〔2〕上記〔1〕記載の既設橋りょうの支承本体の補強工法において、前記既設支承本体の回転が水平荷重(ロングレール縦荷重等)に起因する回転であることを特徴とする。
〔3〕上記〔1〕又は〔2〕記載の既設橋りょうの支承本体の補強工法において、前記等辺山形鋼の前記橋台コンクリートへの設置は、アンカーボルトによることを特徴とする。
〔4〕上記〔1〕又は〔2〕記載の既設橋りょうの支承本体の補強工法において、前記等辺山形鋼の両端部への前記不等辺山形鋼の固定は、現場溶接により行うことを特徴とする。
本発明によれば、コスト及び施工性に優れた簡易な補強工法により、安全性に関わる支承本体の回転を抑止することができ、既設橋りょうのロングレール化を推進することができる。
特に、既設橋りょうの支承本体を新品と取り替えることになると、コスト及び施工性に関する費用が嵩むのに対して、本発明によれば、コスト及び施工性に優れた簡易な補強工法でよい利点がある。
本発明の実施例を示す支承本体への等辺山形鋼とそれへのアンカーボルトの設置を示す平面図である。 図1のA−A線断面図である。 本発明の実施例を示す支承本体への不等辺山形鋼の設置を示す平面図である。 図3の不等辺山形鋼の下へのモルタル充填を示す斜視図である。 鋼鉄道橋の既設橋りょうの全体を示す図面代用写真である。 橋台コンクリート(橋脚)と橋桁の部分を示す図面代用写真である。 橋台コンクリート(橋脚)上に配置される支承本体及び橋桁を示す図面代用写真である。 支承本体の回転を示す模式図である。
本発明の既設橋りょうの支承本体の補強工法は、橋台コンクリート上に配置される既設支承本体の長軸方向両側に等辺山形鋼を設置し、この等辺山形鋼の両端部に不等辺山形鋼を固定し、この不等辺山形鋼の水平方向部材下に間詰めのモルタルを打設し、このモルタルを介して前記既設支承本体と前記不等辺山形鋼が面状に接触し、前記既設支承本体の回転を全方向から抑止する。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の実施例を示す支承本体への等辺山形鋼とそれへのアンカーボルトの設置を示す平面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は支承本体への不等辺山形鋼の設置を示す平面図、図4は図3の不等辺山形鋼の下へのモルタル充填を示す斜視図である。
図1および図2において、1は橋台コンクリート、2はその橋台コンクリート1上に配置される小判形状の支承本体、3は支承本体2を橋台コンクリート1へ固定する沓座モルタル、4は支承本体2の長軸方向両側面に配置される等辺山形鋼、5はその等辺山形鋼4を橋台コンクリート1へ固定するアンカーボルト、6は橋桁、7は支承本体2を橋桁6へ固定するソールプレートである。
図3において、支承本体2の片側の短軸方向側面に配置される第1の不等辺山形鋼11、支承本体2のもう一方の片側の短軸方向側面に配置される第2の不等辺山形鋼12であり、13は等辺山形鋼への第1の不等辺山形鋼11の現場溶接部、14は等辺山形鋼への第2の不等辺山形鋼12の現場溶接部であり、図4に示すように、第1の不等辺山形鋼11と第2の不等辺山形鋼12の下にはモルタル15が充填される。
図1,図2に示すように、まず、支承本体2の長軸方向両面側に等辺山形鋼4を配置し、アンカーボルト5により橋台コンクリート1へ固定する。次に、図3に示すように等辺山形鋼4の両端には断面水平方向の長さが異なる第1の不等辺山形鋼11と第2の不等辺山形鋼12を現場で溶接し、さらに、図4に示すように、不等辺山形鋼11,12の水平方向部材下に間詰めのモルタル15を打設する。これにより、モルタル15を介して支承本体2と不等辺山形鋼11,12が面状に接触し、支承本体2の回転を全方向から抑止することができる。
本発明によれば、コスト・施工性に優れた簡易な補強工法により、安全性に関わる支承本体の回転を抑止することができ、既設橋りょうのロングレール化を推進することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の既設橋りょうの支承本体の補強工法は、橋台コンクリート上に設置される支承本体の回転を有効に抑止できる既設橋りょうの支承本体の補強工法として利用できる。
1 橋台コンクリート
2 小判形状の支承本体
3 沓座モルタル
4 等辺山形鋼
5 アンカーボルト
6 橋桁
7 ソールプレート
11 第1の不等辺山形鋼
12 第2の不等辺山形鋼
13 等辺山形鋼への第1の不等辺山形鋼の現場溶接部
14 等辺山形鋼への第2の不等辺山形鋼の現場溶接部
15 モルタル

Claims (4)

  1. 橋台コンクリート上に配置される既設支承本体の長軸方向両側に等辺山形鋼を設置し、該等辺山形鋼の両端部に不等辺山形鋼を固定し、該不等辺山形鋼の水平方向部材下に間詰めのモルタルを打設し、該モルタルを介して前記既設支承本体と前記不等辺山形鋼が面状に接触し、前記既設支承本体の回転を全方向から抑止することを特徴とする既設橋りょうの支承本体の補強工法。
  2. 請求項1記載の既設橋りょうの支承本体の補強工法において、前記既設支承本体の回転が水平荷重に起因する回転であることを特徴とする既設橋りょうの支承本体の補強工法。
  3. 請求項1又は2記載の既設橋りょうの支承本体の補強工法において、前記等辺山形鋼の前記橋台コンクリートへの設置は、アンカーボルトによることを特徴とする既設橋りょうの支承本体の補強工法。
  4. 請求項1又は2記載の既設橋りょうの支承本体の補強工法において、前記等辺山形鋼の両端部への前記不等辺山形鋼の固定は、現場溶接により行うことを特徴とする既設橋りょうの支承本体の補強工法。
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