JP5985723B2 - リング型のパッシブ光ネットワーク - Google Patents

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Description

本発明は、光伝送路に障害が発生した場合であっても、伝送経路を切り換えることによって通信が可能なリング型のパッシブ光ネットワークに関する。
ノード(通信端末やセンター装置など)間を結ぶネットワーク構成(ネットワークトポロジー)には、リング型、スター型、ツリー型、メッシュ型、バス型などの構成があり、それらの構成のうち複数を組み合わせることもある。センター装置と各加入者宅の光回線終端装置までを光ファイバーによって接続するFTTH(ファイバー・トゥー・ザ・ホーム)では、スター型のネットワーク構成が用いられている。光ファイバーを用いたスター型のネットワークは、能動素子を用いずに受動素子である光カプラのみを用いて構築することができ、保守管理が容易で省電力である。また、受動素子のみによって構成された光ファイバーによるネットワークは、PON(Passive Optical Network )と呼ばれている)
一方でリング型のネットワークは、伝送経路が二重化されているため、光伝送路が断線したり、心線の挟み込みや極度の屈曲などで光減衰量が過大となり通信不能となるなどの障害が発生したとしても、伝送経路を切り換えることによって通信を維持することができる。したがって、FTTHにおいてもリング型のネットワーク構成を採用することが望まれる。
特許文献1には、リング型のパッシブ光ネットワーク(PON)が記載されている。特許文献1のリング型PONは、光回線終端装置(OLT)、複数の光ネットワークユニット(ONU)を数珠つなぎにしてリング型パッシブ光ネットワークを構成している。そして通常時は、OLTを始端とするライン型のネットワーク構成として、OLTの2つの端子のうち一方から信号を送受信し、終端以外の各ONUは2つの端子で信号を送受信し、終端のONUは1つの端子で信号を送受信する。障害によって断線等した場合には、OLTの2つの端子の双方で信号を送受信するよう光スイッチによって切り換えている。すなわち特許文献1のリング型PONは、通常時はライン型、障害時は2分岐のライン型に伝送経路を切り換えることにより、障害が発生しても通信を維持することができるようにしている。
特開2009−77364
特許文献1には、障害発生をどのように検出してOLTの光スイッチを切り換えているのか具体的な記載はないが、障害発生を各ONUからOLTへの上り通信が正常に行われているか否かで判定していることが示唆されている。したがって、OLTから各ONUへ下り通信のみを行うような通信システム(たとえばCATVシステムにおける放送配信サービス)には適用することができない。つまり、特許文献1のリング型PONは汎用性が低く、CATVシステムのネットワークには適していない。
また、従来のPONでは通信距離に限度があり、10kmや20kmまでの通信しかできない。したがって、特許文献1に記載のリング型PONは、たとえば、リングの周長が20kmを越えるような規模が大きいPON方式の通信には適用することができない。
そこで本発明の目的は、汎用性が高く、光伝送路に障害が発生しても通信経路を自動的に切り換えて通信を維持することができるリング型のパッシブ光ネットワークを実現することである。また、リングの規模が大きな場合にも適用することができるリング型のパッシブ光ネットワークを実現することである。
本発明は、センター装置と、センター装置と接続するリング型の光伝送路と、リング型の光伝送路を介してセンター装置に接続し、センター装置からの映像信号を受信する複数の光回線終端装置と、によって構成され、光伝送路の障害時に伝送経路を切り換えて通信を維持する光通信システムにおいて、リング型の光伝送路は、入力ポートが2、出力ポートがN(Nは1以上の整数)で各出力ポートに光回線終端装置が接続される複数の光カプラと、各光カプラの入力ポートの一方とセンター装置との間を接続し、リング形状に沿って一方向に延伸する通常の通信用の心線を含む多心の第1の光伝送路と、各光カプラの入力ポートの他方とセンター装置との間を接続し、リング形状に沿って一方向とは反対回りに延伸するバックアップ用の心線を含む多心の第2の光伝送路と、第1光伝送路に挿入された光分岐器と、光分岐器によって分岐され、リング形状に沿って一方向とは反対回りに延伸してセンター装置に接続する第1の支線と、を有し、センター装置は、第1の光伝送路および第2の光伝送路に映像信号を送信する送信機と、各第1の支線からの各映像信号を受信する受信機と、受信機による各映像信号の受信の有無によりリング型の光伝送路の障害箇所を検出し、その障害箇所に応じて第1の伝送経路と第2の光伝送路とを切り換える切り換え手段と、を有することを特徴とする光通信システムである。
他の発明は、センター装置と、センター装置と接続するリング型の光伝送路と、によって構成され、光伝送路の障害時に伝送経路を切り換えて通信を維持するリング型のパッシブ光ネットワークにおいて、センター装置に入力端が接続し、光伝送路のリング形状に沿って時計回りに延伸し、所定の位置で折り返してリング形状に沿って逆方向に延伸し、センター装置に出力端が接続する第1の障害検出用光伝送路と、センター装置に入力端が接続し、光伝送路のリング形状に沿って反時計回りに延伸し、所定の位置あるいはそれを超えた位置で折り返してリング形状に沿って逆方向に延伸し、センター装置に出力端が接続する第2の障害検出用光伝送路と、第1の障害検出用光伝送路の時計回りに延伸する区間、および第2の障害検出用光伝送路の反時計回りに延伸する区間に、所定間隔ごとに挿入された光分岐器と、各光分岐器によって分岐され、リング形状に沿って第1の障害検出用光伝送路および第2の障害検出用光伝送路の延伸方向に対して逆回りに延伸してセンター装置に接続する支線と、を有し、センター装置は、第1の障害検出用光伝送路、および第2の障害検出用光伝送路に信号を送信する送信機と、第1の障害検出用光伝送路、第2の障害検出用光伝送路、および各支線からの各信号を受信する受信機と、受信機による各信号の受信の有無により光伝送路の障害箇所を検出し、その障害箇所に応じて伝送経路を切り換える切り換え手段と、を有することを特徴とするリング型のパッシブ光ネットワークである。
他の発明は、センター装置と、センター装置と接続するリング型の光伝送路と、によって構成され、光伝送路の障害時に伝送経路を切り換えて通信を維持するリング型のパッシブ光ネットワークにおいて、センター装置に入力端が接続し、光伝送路のリング形状に沿って時計回りに延伸し、所定の位置で折り返してリング形状に沿って逆方向に延伸し、センター装置に出力端が接続する第1の障害検出用光伝送路と、センター装置に入力端が接続し、光伝送路のリング形状に沿って反時計回りに延伸し、所定の位置あるいはそれを超えた位置で折り返してリング形状に沿って逆方向に延伸し、センター装置に出力端が接続する第2の障害検出用光伝送路と、第1の障害検出用光伝送路の時計回りに延伸する区間、および第2の障害検出用光伝送路の反時計回りに延伸する区間に、所定間隔ごとに挿入され、それぞれ分離波長の異なる光分波器と、第1の障害検出用光伝送路の逆方向に延伸する区間、および第2の障害検出用光伝送路の逆方向に延伸する区間に、所定間隔ごとに光分波器に対応して挿入され、対応する光分波器によって分波された光を合波する光合波器と、を有し、センター装置は、各光分波器の各分離波長ごとの信号を波長多重して第1の障害検出用光伝送路、および第2の障害検出用光伝送路に送信する送信機と、第1の障害検出用光伝送路、第2の障害検出用光伝送路からの信号を、光分波器の分離波長ごとに分離してそれぞれ受信する受信機と、光分波器の分離波長ごとの各信号の受信の有無により、光伝送路の障害箇所を検出し、その障害箇所に応じて伝送経路を切り換える切り換え手段と、を有することを特徴とするリング型のパッシブ光ネットワークである。
他の発明は、センター装置と、センター装置と接続するリング型の光伝送路と、によって構成され、光伝送路の障害時に伝送経路を切り換えて通信を維持するリング型のパッシブ光ネットワークにおいて、センター装置に入力端が接続し、光伝送路のリング形状に沿って時計回りに延伸し、所定の位置で折り返してリング形状に沿って逆方向に延伸し、センター装置に出力端が接続する第1の障害検出用光伝送路と、センター装置に入力端が接続し、光伝送路のリング形状に沿って反時計回りに延伸し、所定の位置あるいはそれを超えた位置で折り返してリング形状に沿って逆方向に延伸し、センター装置に出力端が接続する第2の障害検出用光伝送路と、第1の障害検出用光伝送路の時計回りに延伸する区間、および第2の障害検出用光伝送路の反時計回りに延伸する区間に、所定間隔ごとに挿入された光分岐器と、第1の障害検出用光伝送路の逆方向に延伸する区間、および第2の障害検出用光伝送路の逆方向に延伸する区間に、所定間隔ごとに光分岐器に対応して挿入され、対応する光分岐器によって分岐された光を結合する光結合器と、を有し、センター装置は、パルス信号を第1の障害検出用光伝送路、および第2の障害検出用光伝送路に送信する送信機と、第1の障害検出用光伝送路、および第2の障害検出用光伝送路からのパルス信号を受信する受信機と、受信したパルス信号のパルス数により光伝送路の障害箇所を検出し、その障害箇所に応じて伝送経路を切り換える切り換え手段と、を有することを特徴とするリング型のパッシブ光ネットワークである。
他の発明は、センター装置と、センター装置と接続するリング型の光伝送路と、によって構成され、光伝送路の障害時に伝送経路を切り換えて通信を維持するリング型のパッシブ光ネットワークにおいて、センター装置に入力端が接続し、光伝送路のリング形状に沿って時計回りに所定の位置まで延伸する第1の障害検出用光伝送路と、センター装置に入力端が接続し、光伝送路のリング形状に沿って反時計回りに所定の位置まで延伸する第2の障害検出用光伝送路と、を有し、センター装置は、パルス信号を第1の障害検出用光伝送路、および第2の障害検出用光伝送路に送信し、第1の障害検出用光伝送路、および第2の障害検出用光伝送路の終端で反射されて戻ってきたパルス信号を受信し、光伝送路の障害箇所までの距離を測定するOTDRと、障害箇所に応じて伝送経路を切り換える切り換え手段と、を有することを特徴とするリング型のパッシブ光ネットワークである。
他の発明において、第1の障害検出用光伝送路と第2の障害検出用光伝送路のうち一方のみを有し、その一方をリングを一周するよう延伸させてもよい。
他の発明において、リング型の光伝送路は、入力ポートが2、出力ポートがN(Nは1以上の整数)で各出力ポートに光回線終端装置が接続される複数の光カプラと、各光カプラの入力ポートの一方に接続し、リング形状に沿って時計回りに延伸する第1の光伝送路と、各2×N光カプラの入力ポートの他方に接続し、リング形状に沿って反時計回りに延伸する第2の光伝送路と、を有する構成としてもよい。
他の発明において、リング型の光伝送路は、そのリング内部を分割するように接続された短絡用光伝送路を有し、センター装置に接続し、短絡用光伝送路に沿って延伸して再びセンター装置に接続する第3の障害検出用光伝送路を有し、センター装置の送信機は、第3の障害検出用光伝送路に信号を送信し、センター装置の受信機は、第3の障害検出用光伝送路からの信号を受信し、センター装置の切り換え手段は、第3の障害検出用光伝送路からの信号の受信の有無から、短絡用光伝送路の障害箇所を検出し、その障害箇所に応じて伝送経路を切り換える構成としてもよい。
他の発明において、第3の障害検出用光伝送路は、第1の障害検出用光伝送路または第2の障害検出用光伝送路を分岐させたものであってもよい。
他の発明であるリング型のパッシブ光ネットワークと、そのリング型のパッシブ光ネットワークを介してセンター装置に接続する映像用光回線終端装置と、を有することを特徴とするCATVシステムであってもよい。
本発明によると、リング型のパッシブ光ネットワークにおいて、光伝送路の障害の有無を検出してセンター装置側で光伝送路による信号の伝送経路を制御することができ、光伝送路が障害したとしても伝送経路を切り換えて正常に通信を行うことができる。特に本発明は、センター装置から各光回線終端装置へ下り通信のみを行うようなシステム(たとえばCATVシステムの映像配信サービス)であっても適用することができ、汎用性の高いパッシブ光ネットワークとなっている。
実施例1のCATVシステムの構成を示した図。 光伝送路11の構成について示した図。 センター装置10の構成について示した図。 障害検出用光伝送路17の構成について示した図。 センター装置10の他の構成について示した図。 実施例2のCATVシステムのセンター装置200の構成を示した図。 障害検出用光伝送路217の構成について示した図。 実施例3のCATVシステムのセンター装置300の構成を示した図。 障害検出用光伝送路317の構成について示した図。 実施例4のCATVシステムのセンター装置400の構成を示した図。 障害検出用光伝送路417の構成について示した図。 実施例5の光伝送路511の構成について示した図。 実施例5の光伝送路511の構成について示した図。 障害検出用光伝送路517の構成について示した図。 実施例5のCATVシステムのセンター装置500の構成を示した図。 センター装置10の構成の変形例を示した図。 加入者宅14内の他の構成を示した図。 障害検出用光伝送路217の他の構成について示した図。 障害検出用光伝送路517の他の構成を示した図。 センター装置の他の構成を示した図。
以下、本発明の具体的な実施例について図を参照に説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
図1は、実施例1のCATVシステムの構成を示した図である。実施例1のCATVシステムは、センター装置10から各加入者宅に配置された光回線終端装置15までを光伝送路によって接続したFTTH方式であり、ネットワーク構成は、リング型とスター型とを組み合わせたものである。図1のように、センター装置10は、光伝送路18を介してリング型の光伝送路11に挿入されたクロージャー12aに接続している。光伝送路11には他に4つのクロージャー12bが挿入されている。以下、4つのクロージャー12bは、クロージャー12aから時計回りに順に12b−1、12b−2、12b−3、12b−4とする。クロージャー12bによって光伝送路11から2つの光伝送路13a、bが分岐され、2×64の光カプラ16によってスター型に64分配して各加入者宅14内に配置された光回線終端装置(V−ONU)15に接続されている。光回線終端装置15は図示しないTV受像機に接続されている。リング型のネットワークとスター型のネットワークのいずれにも能動素子は用いられておらず、実施例1のCATVシステムのネットワーク構成は、受動素子のみによって構成されたパッシブ型である。つまり、実施例1のCATVシステムのネットワークは、幹線部分をリング型とし、支線部分をスター型とする、リング型とスター型とを組み合わせたネットワーク構成のPONとなっている。
光伝送路11は、1本の多心光ファイバーケーブルである。他にも複数本の一心あるいは多心光ファイバーケーブルであってもよい。光伝送路11の心線は、図2(a)に示すように配置されている。すなわち、センター装置10から各クロージャー12bまでの区間、各クロージャー12bごとに、光伝送路11のリングに沿って時計回りに心線11a、反時計回りに心線11bの2本の心線が布設されている。クロージャー12b−1に対応する心線11a、bのみを示せば図2(b)のようになる。実施例1の場合、4つのクロージャー12bが配置されているので、センター装置10からクロージャー12aまでの光伝送路18の心線は計8本、光伝送路11の心線は計4本で構成される。2つの心線11a、bのうち、一方は通常の通信時に使用される心線であり、他方は光伝送路11の障害によって通信できなくなったときに使用されるバックアップ用の心線である。2つの心線11a、bのうち、どちらをバックアップ用とするかは任意である。たとえば、反時計回りの心線を常にバックアップ用と決めたり、2つの心線11a、bのうち、センター装置10からクロージャー12bまでの伝送経路の長い方をバックアップ用と決めるなどする。障害は、たとえば光伝送路11が断線してしまう場合や、光ファイバー心線の挟み込み、極度の屈曲などにより光減衰量が過大となり通信不能になる場合である。
センター装置10は、図3に示すように、光信号である映像信号を送信する送信機100と、送信機100に接続し、映像信号を増幅する光増幅器101と、光増幅器101に接続して映像信号を4分配する光カプラ102と、光カプラ102に接続する4つの光スイッチ103と、光スイッチ103を制御する制御装置104と、を有している。光スイッチ103は、2つの心線11a、bのうち、どちらか一方に選択的に接続する。どちらに接続するかは制御装置104によって制御され、光伝送路11の障害の有無、および障害箇所に応じて制御される。また、センター装置10は、光伝送路11の障害箇所の検出に使用され、障害検出用の信号を送信する送信機110と、障害検出用の信号を受信する5つの受信機120〜124を有している。
クロージャー12aは、光伝送路18の心線を、光伝送路11のリングに沿って時計回りに伸びる心線と、反時計回りに伸びる心線とに分岐させるものである。クロージャー12bは、時計回りに伸びる光伝送路11の心線のうち、そのクロージャー12bに対応する1つの心線11aを取り出し、また、反時計回りに伸びる光伝送路11の心線のうち、そのクロージャー12bに対応する1つの心線11bを取り出して分岐させるものである。その取り出された2つの心線11a、bが、光カプラ16に接続される2つの光伝送路13a、bである。
2×64の光カプラ16は、初段を2×n光カプラとして複数の1×n光カプラが後段に接続された構成とすることができ、たとえば2×2光カプラの出力端それぞれに1×32光カプラを接続した構造のものを用いることができる。この光カプラ16を構成する複数の光カプラの一部、あるいは光カプラ16全体は、クロージャー12b内に納められていてもよい。たとえば、2×64の光カプラ16のうち、初段の2×2光カプラをクロージャー12bに納めて一体化し、光カプラ16を構成する残りの光カプラをクロージャー12bに接続する構成とすることもできる。
また、光カプラ16による分岐数は64に限らず1以上の任意の整数でよい。ただし、対称性や構成の容易さから分岐数は2の累乗とするのがよい。たとえば各エリアの世帯数に応じて光カプラ16の分岐数を変えることで、実施例1のCATVシステムにおける光ネットワークをより効率的なものとすることができる。
なお、実施例1の光伝送路11では、1つのクロージャー12bまでの心線11a、bをそれぞれ1本として、クロージャー12bに接続する光カプラ16の数を1つとしているが、心線11a、bを複数本として、1つのクロージャー12bに接続する光カプラ16の数を複数としてもよい。この場合、たとえば図5(a)のように、光スイッチ103の前段に2分岐の光カプラ105を設けて光スイッチ103をもう一つ設けることで、心線11a、bの数をそれぞれ2本とすることができる。また、たとえば図5(b)のように、光スイッチ103の後段に、心線11a、bをそれぞれ2分岐する光カプラ105a、bを設けることで、心線11a、bをそれぞれ2本とすることができる。そして、各クロージャー12bごとに2つの光カプラ16を接続することができる。
また、実施例1のCATVシステムは、図3、4に示すように、センター装置10に接続する障害検出用光伝送路17を有している。障害検出用光伝送路17は、光カプラ111によって障害検出用光伝送路17a(本発明の第1の障害検出用光伝送路に相当)と障害検出用光伝送路17b(本発明の第2の障害検出用光伝送路に相当)に2分岐されている。障害検出用光伝送路17aは、光伝送路11のリングに沿って時計回りに延伸している。障害検出用光伝送路17bは、光伝送路11のリングに沿って反時計回りに延伸している。障害検出用光伝送路17a、bは、光伝送路11の心線であってもよいし、光伝送路11とは別に設けられた他の光ファイバーケーブルの心線であってもよい。
障害検出用光伝送路17aは、センター装置10の送信機110に接続し、クロージャー12aまで延伸している。そして、光伝送路11のリングに沿って時計回りに延伸し、クロージャー12aから時計回りに二つ目のクロージャー12b−2の位置で折り返して、光伝送路11のリングに沿って反時計回りに延伸し、クロージャー12aの位置からセンター装置10に延伸している。障害検出用光伝送路17aの時計回りに延伸する区間において、クロージャー12aから時計回りに1つ目のクロージャー12b−1の位置には、光カプラ170が挿入されて分岐しており、その分岐された支線171aは、光伝送路11のリングに沿って反時計回りに延伸し、クロージャー12aの位置からセンター装置10に延伸している。
障害検出用光伝送路17bは、センター装置10の送信機110に接続し、クロージャー12aまで延伸している。そして、光伝送路11のリングに沿って時計回りに延伸し、クロージャー12aから反時計回りに三つ目のクロージャー12b−2の位置で折り返して、光伝送路11のリングに沿って時計回りに延伸し、クロージャー12aの位置からセンター装置10に延伸している。障害検出用光伝送路17aの折り返し位置と障害検出用光伝送路17bの折り返し位置は一致しており、合わせてリング一周分となっている。ただし、必ずしも折り返し位置が一致している必要はなく、リング一週分をカバーするのであれば、障害検出用光伝送路17aと障害検出用光伝送路17bとがクロスオーバーするように折り返していてもかまわない。障害検出用光伝送路17bの反時計回りに延伸する区間において、クロージャー12aから反時計回りに1つ目と2つ目のクロージャー12b−4、12b−3の位置には、それぞれ光カプラ170が挿入されて分岐しており、その分岐された2本の支線171b、cは、光伝送路11のリングに沿って時計回りに延伸し、クロージャー12aの位置からセンター装置10に延伸している。
なお、送信機110を2台設けて、障害検出用光伝送路17a、bをそれぞれ接続する構成としてもよい。
クロージャー12aからセンター装置10に延伸する障害検出用光伝送路17aおよびその支線171aと、同じくクロージャー12aからセンター装置10に延伸する障害検出用光伝送路17bおよびその2本の支線171b、cは、センター装置10の受信機120〜124にそれぞれ接続している。また、受信機120〜124は制御装置104に接続されていて、各受信機120〜124における信号の受信の有無を検出する。
ここで、センター装置10の送信機110によって障害検出用光伝送路17a、bに信号を送信した場合に、受信機120〜124によって受信される信号の有無は、光伝送路11の障害の有無、および障害箇所に対応している。
その対応について具体的に述べれば、以下の通りである。たとえば、クロージャー12aから時計回りにクロージャー12b−1までの区間について、その区間の何れかの箇所で光伝送路11に障害が発生している場合には、クロージャー12b−1までの区間にて障害検出用光伝送路17aにも障害が発生している。そのため、障害検出用光伝送路17aおよびその支線171aからの信号の両方が受信されない。また、たとえば、クロージャー12b−1から時計回りにクロージャー12b−2までの区間について、その区間の何れかの箇所で光伝送路11に障害が発生している場合には、障害検出用光伝送路17aはクロージャー12b−1までの区間は障害が発生しておらず、クロージャー12b−2までの区間にて障害が発生している。そのため、障害検出用光伝送路17aおよびその支線171aからの信号のうち、支線171aからの信号のみが受信される。クロージャー12aから時計回りにクロージャー12b−2までの区間について、光伝送路11の障害がない場合には、障害検出用光伝送路17aおよびその支線171からの信号の両方が受信される。
他のクロージャー12b間の光伝送路11の障害についても、上記の例と同様に考えることができ、信号の受信の有無と光伝送路11の障害箇所の対応をまとめると、次の通りとなる。
(1)障害検出用光伝送路17a、bおよびその支線171a〜cからの5つの信号すべてが受信されている場合には、光伝送路11には障害が発生していない。
(2)障害検出用光伝送路17aおよびその支線171aからの信号が受信されない場合には、時計回りにクロージャー12aからクロージャー12b−1までの区間の光伝送路11に障害が発生している。
(3)障害検出用光伝送路17aからの信号は受信されないがその支線171aからの信号は受信される場合には、時計回りにクロージャー12b−1からクロージャー12b−2までの区間の光伝送路11に障害が発生している。
(4)障害検出用光伝送路17bおよびその支線171b、cからの信号が受信されない場合には、反時計回りにクロージャー12aからクロージャー12b−4までの区間の光伝送路11に障害が発生している。
(5)障害検出用光伝送路17bおよびその支線171bからの信号が受信されない場合には、反時計回りにクロージャー12b−4からクロージャー12b−3までの区間の光伝送路11に障害が発生している。
(6)障害検出用光伝送路17bからの信号が受信されない場合には、反時計回りにクロージャー12b−3からクロージャー12b−2までの区間の光伝送路11に障害が発生している。
このように、障害検出用光伝送路17からの各信号の受信の有無を受信機120〜124によって検出することで、光伝送路11の障害発生の有無、および障害箇所を検出することができる。
なお、実施例1では、障害検出用の信号を送信する送信機110を、映像信号を送信する送信機100とは別に設けているが、送信機110を設けず、送信機100の出力する映像信号を障害検出用の信号として流用し、映像信号を障害検出用光伝送路17に送出し、各受信機120〜124による映像信号の受信の有無によって障害の有無、および障害箇所を検出するようにしてもよい。
次に、実施例1のCATVシステムの光伝送路11に障害発生時の動作について説明する。
光伝送路11に障害が発生すると、障害検出用光伝送路17によって光伝送路11の障害箇所が検出される。センター装置10では、障害によってセンター装置10から各クロージャー12b−1〜12b−4までの区間のうち通信不能となっている部分に対応する光スイッチ103について、制御装置104によって光スイッチ103を制御し、光伝送路11の心線11a、bのうち通常時に使用する心線からバックアップ用の心線に切り換える。これにより、光伝送路11の障害箇所を回避するように伝送経路が形成され、通信を維持することができる。
具体的な1例として、クロージャー12b−1とクロージャー12b−2の間の光伝送路11に障害が発生した場合について説明する。また、各クロージャー12bまでの心線11a、bのうち、クロージャー12b−1、2については時計回りの心線11aを通常時に使用する方とし、クロージャー12b−3、4については反時計回りの心線11bを通常時に使用する方とする。この場合、クロージャー12aから時計回りにクロージャー12b−1までは光伝送路11の障害がないため、正常に信号が伝送される。よって、クロージャー12b−1に対応する光スイッチ103については、接続する心線の切り換えを行わない。時計回りにクロージャー12b−2までは、光伝送路11の障害のため、信号が伝送されなくなる。また、クロージャー12b−3までは反時計回りに信号が伝送されるため、正常に信号が伝送される。そこで、クロージャー12b−2に対応する光スイッチ103を制御して、信号を反時計回りに伝送させる心線11bに切り換える。すると、クロージャー12aから反時計回りにクロージャー12b−2までは光伝送路11の障害がないため、正常に信号が伝送される。このように、光伝送路11の障害箇所に応じて光スイッチ103により伝送経路を切り換えることによって、各クロージャー12b−1〜12b−4まで正常に信号を伝送させることができる。
なお、障害から復旧した際には、障害検出用光伝送路17によって光伝送路11の障害はないことが検出され、それに基づき制御装置104によって光スイッチ103を制御することで、通常時の伝送経路に自動的に戻すことができる。
以上、実施例1のCATVシステムでは、リング型の光伝送路11が障害によって通信不能となったとしても、その障害箇所を障害検出用光伝送路17によって検出し、センター装置10が障害箇所に基づき伝送経路を切り換えるため、自動的に各加入者への映像配信サービスを継続することができる。
実施例2のCATVシステムは、実施例1のCATVシステムにおける障害検出用光伝送路17、およびセンター装置10を、以下に説明する障害検出用光伝送路217、センター装置200にそれぞれ置き替えたものである。他の構成については実施例1のCATVシステムのセンター装置10と同様である。
センター装置200は、図6に示すように、実施例1のセンター装置10の送信機110、光カプラ111、受信機120〜124を、送信機210、光カプラ211、218、受信機222に替えた構成である。それ以外の構成は実施例1のセンター装置10と同様である。送信機221は、互いに波長の異なる5つの信号(波長λ1、λ2、・・・ λ5)を波長多重して送信する。たとえばCWDM(Coarse Wavelength Division Multiplex)装置を用いる。また、受信機222は、波長多重された信号を、互いに波長の異なる5つの信号に分離して、それぞれの信号を受信する。
障害検出用光伝送路217は、図6、7に示すように、センター装置10の送信機210に接続し、波長分割装置211によって障害検出用光伝送路217a、bに2分岐されている。波長分割装置211は、波長λ1、λ2の信号は障害検出用光伝送路217aに、波長λ3〜λ5の信号は障害検出用光伝送路217bに出力する。なお、送信機210を2台設けて、それぞれを障害検出用光伝送路217a、bに接続する構成とすることもできる。
障害検出用光伝送路217aは、図7のように、光カプラ223からクロージャー12aまで延伸し、光伝送路11のリングに沿って時計回りに延伸し、クロージャー12b−2の位置で折り返している。そして、さらに光伝送路11のリングに沿って反時計回りに延伸し、クロージャー12aの位置からセンター装置200に延伸している。障害検出用光伝送路217aの時計回りに延伸する区間、および反時計回りに延伸する区間であって、クロージャー12b−1の位置には、それぞれWDMフィルタ270a−1、270b−1が挿入されている。WDMフィルタ270a−1、270b−1は、波長λ1の信号を合分波するものであり、WDMフィルタ270a−1によって分波された波長λ1の信号が、WDMフィルタ270b−1に入力されて合波されるようにWDMフィルタ270a−1とWDMフィルタ270b−1は接続されている。
障害検出用光伝送路217bは、図7のように、光カプラ223からクロージャー12aまで延伸し、光伝送路11のリングに沿って反時計回りに延伸し、クロージャー12b−2の位置で折り返している。そして、さらに光伝送路11のリングに沿って時計回りに延伸し、クロージャー12aの位置からセンター装置200に延伸している。障害検出用光伝送路217bの時計回りに延伸する区間、および反時計回りに延伸する区間であって、クロージャー12b−3の位置には、それぞれWDMフィルタ270a−3、270b−3が挿入されている。WDMフィルタ270a−3、270b−3は、波長λ3の信号を合分波するものであり、WDMフィルタ270a−3によって分波された波長λ3の信号が、WDMフィルタ270b−3に入力されて合波されるようにWDMフィルタ270a−3とWDMフィルタ270b−3は接続されている。また同様に、時計回りに延伸する区間および反時計回りに延伸する区間であって、クロージャー12b−4の位置には、それぞれWDMフィルタ270a−4、270b−4が挿入されている。WDMフィルタ270a−4、270b−4は、波長λ4の信号を合分波するものであり、WDMフィルタ270a−4によって分波された波長λ4の信号が、WDMフィルタ270b−4に入力されて合波されるようにWDMフィルタ270a−4とWDMフィルタ270b−4は接続されている。
クロージャー12aから伸びる障害検出用光伝送路217a、bは、センター装置10の光カプラ218に接続し、光カプラ218の出力側はセンター装置10の受信機222に接続する。障害検出用光伝送路217a、bからの信号は、光カプラ218によって合波された後、センター装置10の受信機222に入力され、各波長ごとに受信の有無を検出する。受信機222は制御装置104に接続されている。なお、受信機222を2台設けて、障害検出用光伝送路217a、bからの信号をそれぞれ受信するように構成してもよい。
ここで、センター装置200の送信機210によって障害検出用光伝送路217a、bに波長λ1〜λ5の信号を送信した場合に、受信機222によって受信される各波長の信号の有無は、光伝送路11の障害の有無、および障害箇所に対応している。たとえば、光伝送路11のクロージャー12b−1からクロージャー12b−2の区間に障害が発生している場合、クロージャー12b−1までの区間は障害が発生していないため障害検出用光伝送路217aも障害が発生しておらず、波長λ1の信号は、WDMフィルタ270a−1、270b−1を経由して障害検出用光伝送路217aを伝送し、受信機222によって受信される。一方、クロージャー12b−1からクロージャー12b−2間での区間の障害検出用光伝送路217aは障害が発生しているため、WDMフィルタ270a−1を透過した波長λ2の信号は反時計回りに伸びる障害検出用光伝送路217aを伝送せず、受信機222によって受信されない。したがって、波長λ2の信号が受信されない場合には、光伝送路11のクロージャー12b−1からクロージャー12b−2間に障害が発生していることを検出することができる。
このように、障害箇所に応じて受信される各波長の信号の有無が異なる。そのため、逆に障害検出用光伝送路217からの各信号の受信の有無を受信機222によって検出することで、光伝送路11の障害の有無、および障害箇所を検出することができる。
以上、実施例2のCATVシステムでは、実施例1と同様に、リング型の光伝送路11の障害が生じても、その障害箇所に応じて通信可能な伝送経路へ切り換えることができ、各加入者への映像配信サービスを継続することができる。
また、実施例1の障害検出用光伝送路17では、クロージャー12bの数が多くなると障害検出用光伝送路17の心線の数も多くなるが、実施例2の障害検出用光伝送路217ではクロージャー12bの数が多くなっても障害検出用光伝送路217の心線の数は変わらない。そのため、大規模なリング型のパッシブ光ネットワークを構築する場合に実施例1の障害検出用光伝送路17に比べて有利である。
実施例3のCATVシステムは、実施例1のCATVシステムにおける障害検出用光伝送路17、およびセンター装置10を以下に説明する障害検出用光伝送路317、センター装置300に置き替えたものである。他の構成については実施例1のCATVシステムと同様である。
センター装置300は、図8に示すように、実施例1のセンター装置10の送信機110、受信機120〜124を、送信機310、受信機320a、bに置き替えた構成である。他の構成については実施例1のCATVシステムのセンター装置10と同様である。送信機310はパルス信号を送信し、受信機320a、bはパルス信号を受信してパルスの数を測定する。
障害検出用光伝送路317は、図8、9に示すように、センター装置300の送信機310に接続し、光カプラ111によって障害検出用光伝送路317a、bに2分岐されている。
障害検出用光伝送路317aは、図9のように、光カプラ111からクロージャー12aまで延伸し、光伝送路11のリングに沿って時計回りに延伸し、クロージャー12b−2の位置で折り返している。そして、さらに光伝送路11のリングに沿って反時計回りに延伸し、クロージャー12aの位置からセンター装置300に延伸している。障害検出用光伝送路317aの時計回りに延伸する区間、および反時計回りに延伸する区間であって、クロージャー12b−1の位置には、それぞれ光カプラ370a−1、370b−1が挿入されている。光カプラ370a−1の2つに分岐した出力端の一方は、370b−1の2つの入力端の一方に接続されている。
障害検出用光伝送路317bは、図9のように、障害検出用光伝送路317aとは逆方向に延伸して折り返している。つまり、光カプラ111からクロージャー12aまで延伸し、光伝送路11のリングに沿って反時計回りに延伸し、クロージャー12b−2の位置で折り返している。そして、さらに光伝送路11のリングに沿って時計回りに延伸し、クロージャー12aの位置からセンター装置300に延伸している。障害検出用光伝送路317bの反時計回りに延伸する区間、および時計回りに延伸する区間であって、クロージャー12b−3の位置には、それぞれ光カプラ370a−3、370b−3が挿入されている。光カプラ370a−3の2つに分岐した出力端の一方は、370b−3の2つの入力端の一方に接続されている。また同様に、反時計回りに延伸する区間および時計回りに延伸する区間であって、クロージャー12b−4の位置には、それぞれ光カプラ370a−4、370b−4が挿入されている。光カプラ370a−4の2つに分岐した出力端の一方は、370b−4の2つの入力端の一方に接続されている。
クロージャー12aから伸びる障害検出用光伝送路317a、bは、それぞれ受信機320a、320bに接続している。障害検出用光伝送路317a、bからの信号は、受信機320a、bに入力され、信号のパルスの個数が検出される。
障害検出用光伝送路317a、bを伝送するパルス信号は、各クロージャー12bの位置で分割された後、再び合波されて受信機320a、bによって受信される。したがって、各クロージャー12bの位置に応じたパルス遅れにより、受信される信号は複数のパルスを含んだ信号となる。受信される信号のパルスの個数は、光伝送路の障害の有無、および障害箇所に応じて増減する。
たとえば、光伝送路11のクロージャー12b−3からクロージャー12b−2の区間に障害が発生している場合、クロージャー12b−3までの区間は障害が発生していないため障害検出用光伝送路317bも障害が発生しておらず、パルス信号は、光カプラ370a−4、370b−4を経由して障害検出用光伝送路317bを伝送し、また光カプラ370a−3、370b−3を経由して障害検出用光伝送路317bを伝送し、受信機320bによって受信される。このとき、2つの経路長の差から光カプラ370a−3、370b−3を経由するパルス信号に遅れが生じるため、受信されるパルス信号のパルス数は2つとなる。一方、クロージャー12b−3からクロージャー12b−2間での区間の障害検出用光伝送路317bは障害が発生しているため、光カプラ370a−3により分岐されてクロージャー12b−2に向かうパルス信号は、時計回りに伸びる障害検出用光伝送路317aを伝送せず、受信機320によって受信されない。したがって、受信機320bによって受信するパルス信号のパルス数は2つである。このことから光伝送路11のクロージャー12b−3からクロージャー12b−2間が障害発生していることを検出することができる。なぜなら、受信機320bによって受信されるパルス信号のパルス数が2つとなるのは、クロージャー12b−3からクロージャー12b−2間が障害発生しているときのみであるからである。
このように、光伝送路11の障害の有無、および障害箇所に応じて受信される信号のパルスの個数が異なる。そのため、逆に障害検出用光伝送路317からの各信号のパルスの個数を受信機322によって検出することで、光伝送路11の障害の有無、および障害箇所を検出することができる。なお、光カプラ等によって障害検出用光伝送路317a、bの信号を合波して、1つの受信機によって信号を受信するようにしてもよい。この場合、距離が等しいとパルスが重なって区別できなくなる可能性があるが、そのような可能性は非常に低く、考慮しなくても問題ない。
以上、実施例3のCATVシステムでは、実施例1と同様に、リング型の光伝送路11の障害が生じても、その障害箇所に応じて通信可能な伝送経路へと切り換えることができ、各加入者への映像配信サービスを継続することができる。
また、実施例3の障害検出用光伝送路317によれば、クロージャー12bの数の制約がなく、大規模なリング型のパッシブ光ネットワークを構築する場合に有利である。
実施例4のCATVシステムは、実施例1のCATVシステムにおける障害検出用光伝送路17、およびセンター装置10を以下に説明する障害検出用光伝送路417、センター装置400に置き替えたものである。他の構成については実施例1のCATVシステムと同様である。
センター装置400は、図10に示すように、実施例1のセンター装置10の送信機110、光カプラ111、受信機120〜124を、OTDR(optical time domain reflectometer )420a、bに替えた構成である。それ以外の構成は実施例1のセンター装置10と同様である。OTDR420a、bは、パルスを光ファイバーに入射し、光ファイバーの端部で反射して戻ってくるまでの時間を測定し、それにより光ファイバーの障害箇所までの距離を測定する装置である。OTDR420a、bは制御装置104に接続されている。
障害検出用光伝送路417は、図10、11のように、障害検出用光伝送路417a、bの2本の光伝送路で構成されていて、それぞれセンター装置400のOTDR420a、bに接続されている。
障害検出用光伝送路417aは、センター装置400からクロージャー12aまで延伸し、光伝送路11のリングに沿って時計回りにクロージャー12b−2まで延伸している。
障害検出用光伝送路417bは、センター装置400からクロージャー12aまで延伸し、光伝送路11のリングに沿って反時計回りにクロージャー12b−2まで延伸している。
障害検出用光伝送路417a、bは、上記のようにリング型の光伝送路11に沿って延伸しているため、障害検出用光伝送路417a、bの障害箇所は、光伝送路11の障害箇所と推定することができる。よってOTDR420a、bによって障害検出用光伝送路417a、bの障害箇所を測定することで、光伝送路11の障害箇所を測定することができる。
以上、実施例4のCATVシステムでは、実施例1のCATVシステムと同様に、リング型の光伝送路11の障害が生じても、その障害箇所に応じて通信可能な伝送経路へ切り換えることができ、各加入者への映像配信サービスを継続することができる。
また、実施例4の障害検出用光伝送路417によれば、クロージャー12bの数が増えても障害検出用光伝送路417の心線の数は変わらないため、大規模なリング型のパッシブ光ネットワークを構築する場合に有利である。
実施例5のCATVシステムは、実施例1のCATVシステムの一部である、光伝送路11、障害検出用光伝送路17、およびセンター装置10を以下に説明する光伝送路511、障害検出用光伝送路517、センター装置500に替えたものである。他の構成については実施例1のCATVシステムと同様である。
光伝送路511は、図12に示すように、リング型でクロージャー12a、b−1〜b−4が挿入された光伝送路11と同様の光伝送路511Aと、クロージャー12b−1とクロージャー12b−4との間に短絡用光伝送路511Bとによって構成されている。この短絡用光伝送路511Bによって、センター装置10と接続する、光伝送路511Aによるリングよりも小さなリング型の光伝送路が形成される。
また、光伝送路511は、1本の多心光ファイバーケーブルであり、その心線は、図13に示すように配置されている。すなわち、センター装置10から各クロージャー12bまでの区間、クロージャー12b−1、12b−4については短絡用光伝送路511Bによる小さなリングに沿って、クロージャー12b−2、12−3については光伝送路511Aによる大きなリングに沿って、時計回りに心線511a、反時計回りに心線511bの2本の心線が布設されている。2つの心線511a、bのうち、一方は通常の通信時に使用される心線であり、他方は光伝送路511の障害によって通信できなくなったときに使用されるバックアップ用の心線である。
このリング型の光伝送路511では、リングを分割して小リングを構成するよう短絡用光伝送路511Bを設けることで、各クロージャー12bに至る心線511a、bのうち、一部の距離を短くすることができ、通信距離の短縮を図ることができる。具体的には、クロージャー12b−1に至る心線511bと、クロージャー12b−4に至る心線511aが、短絡用光伝送路511Bを設けない場合(図2(a)参照)に比べて短くなっている。
なお、短絡用光伝送路511Bにはクロージャー12bが挿入されていてもよい。また、光伝送路511は短絡用光伝送路511Bを1本のみ有しているが、複数本設けてもよい。
障害検出用光伝送路517は、図14のように、実施例1の障害検出用光伝送路17のうち、障害検出用光伝送路17aのクロージャー12b−1の位置に挿入された光カプラ170を3分岐の光カプラ570に置き替えて支線571を増やし、その支線571をクロージャー12b−1からクロージャー12b−4に向かって短絡用光伝送路511Bに沿って延伸させ、クロージャー12b−4の位置で折り返して、クロージャー12b−4からクロージャー12b−1に向かって延伸させ、さらにクロージャー12b−1からクロージャー12aに向かってリングに沿って反時計回りに延伸させ、クロージャー12aからセンター装置10に延伸させた構成である。他の構成は障害検出用光伝送路17と同様である。
なお、支線571は、短絡用光伝送路511Bに沿って延伸されていればよく、たとえば、短絡用光伝送路511Bに沿って延伸させた後、クロージャー12b−4の位置で折り返さずに、クロージャー12b−4からクロージャー12aに延伸させるようにしてもよい。
また、実施例1の障害検出用光伝送路17aをクロージャー12b−1の位置でさらに分岐させた構成とするのではなく、実施例2〜4の障害検出用光伝送路217a、317a、417aを分岐させて、短絡用光伝送路511Bに延伸させた構成としてもよい。また、時計回りに延伸する障害検出用光伝送路17a、217a、317a、417a側ではなく、反時計回りに延伸する障害検出用光伝送路17b、217b、317b、417b側を分岐させて短絡用光伝送路511Bに延伸させた構成としてもよい。
センター装置500は、図15に示すように、センター装置10の受信機120〜124にさらに受信機520を加えたものであり、他の構成はセンター装置10と同様である。クロージャー12aから伸びる支線571は受信機520に接続しており、受信機520は支線571からの信号を受信する。
このようにして短絡用光伝送路511Bに沿って延伸させた支線571を設けたことにより、支線571からの信号の受信の有無によって、短絡用光伝送路511Bの障害の有無を検出することができる。よって、短絡用光伝送路511Bが障害した場合にも、その障害を検出して伝送経路を切り換えることができ、映像配信サービスを継続することができる。
なお、障害検出用光伝送路17a、bを分岐させるのではなく、障害検出用光伝送路17a、bとは別途、短絡用光伝送路511Bに延伸させる障害検出用光伝送路17cを設けてもよい。図19、20にその1例を示す。図20のように、実施例1のセンター装置10における光カプラ111を3分岐の光カプラ511に替えて、障害検出用光伝送路17a〜cに分岐させている。また、障害検出用光伝送路17cからの信号を受信する受信機125を加えている。図19のように、障害検出用光伝送路17cは、センター装置10からクロージャー12aまで延伸し、光伝送路11のリングに沿って時計回りにクロージャー12b−1まで延伸している。そして、クロージャー12b−1から短絡用光伝送路511Bに沿って延伸し、クロージャー12b−4の位置で折り返してクロージャー12b−1まで延伸している。さらにクロージャー12b−1からリングに沿って反時計回りにクロージャー12a間で延伸し、センター装置10に延伸している。以上のように障害検出用光伝送路17cを別途設けた構成とした場合も、障害検出用光伝送路17a、bを分岐させて短絡用光伝送路511Bに沿って延伸させた場合と同様に、短絡用光伝送路511Bの障害を検出することができ、それに応じて伝送経路を切り換えることができるので、映像配信サービスを継続することができる。
以上、実施例5のCATVシステムでは、光伝送路511にリングを分断する短絡用光伝送路511Bを設け、通信距離の短縮を図っているため、光伝送路511のリングの径が大きい場合、つまり広域に光伝送路511を布設する場合などに有効である。
なお、実施例1〜5では、V−ONUを用いて下り通信のみを行い映像配信サービスを提供するCATVシステムを示したが、本発明はこれに限るものではない。たとえば、V−ONUを用いた映像配信サービスに加えて、GE−PON方式の双方向通信サービスなどを運用するCATVシステムを実現することも可能であるし、GE−PON方式の双方向通信サービスのみを運用するCATVシステムを実現することも可能である。これを実現する方法として、たとえば、映像配信サービスに用いる光伝送路とは別に、GE−PON方式に用いる光伝送路を布設することで実現する方法がある。この場合、実施例で示した光伝送路11の心数を2倍に構成すればよい。また、波長多重によって同じ光伝送路を用いて2つのサービスの両立を可能とする方法がある。たとえば、図16のように、センター装置10の光増幅器101と光カプラ102の間にWDM601を挿入して、WDM601にGE−PON方式の通信の信号を送受信する送受信機610を接続した構成とする。また、図17のように、加入者宅14にWDM620を設け、WDM620に映像配信サービスの信号を受信する光回線終端装置15と、GE−PON方式による通信の信号を受信する光回線終端装置(D−ONU)630を接続する構成とする。このような構成によれば、送信機100からの映像配信サービスの信号と、送受信機610からのGE−PON方式の信号をWDM601によって波長多重して1心の光伝送路によって送信することができ、映像配信サービスとGE−PON方式による通信の双方を運用することができる。また、本発明のリング型のパッシブ光ネットワークは、実施例1〜5に示したCATVシステムのみならず、他のシステムにも応用することができる。すなわち、本発明のリング型のパッシブ光ネットワークは、汎用性が高いものとなっている。
また、実施例1〜5のCATVシステムでは、リング型とスター型とを組み合わせたネットワーク構成を用いているが、少なくともリング型のネットワークを有していれば、他のネットワーク構成であってもよい。たとえば、リング型のみを用いたネットワーク構成や、リング型とリング型を組み合わせたネットワーク構成、リング型とツリー型、リング型とライン型など、リング型と他種のトポロジを組み合わせたネットワーク構成などを用いることができる。
また、実施例1〜5のCATVシステムでは、障害検出用光伝送路として、リングを時計回りと反時計回りに延伸する2つ用意したが、どちらか一方にしてリングを一周するよう延伸させてもよい。例として、図18に、実施例2の場合に、障害検出用光伝送路217をリングに沿って時計回りに延伸する方(障害検出用光伝送路217aの方)のみとし、それを延伸させて一周させた構成を示す。ただし、クロージャー12b−2の位置に、波長λ2の信号を合分波するWDMフィルタ270a−2、270b−2をさらに挿入した。クロージャー12aまで一周させた障害検出用光伝送路217は、図18(a)のように、折り返して逆回りに延伸させてもよいし、図18(b)のように、WDMフィルタ270b−4を設けずにそのままセンター装置10に延伸させてもよい。このように構成した場合も、実施例2の障害検出用光伝送路217と同様に、光伝送路11の障害の有無および障害箇所の検出をすることができる。また、このように構成した場合の方が、クロージャー12aとセンター装置10間の障害検出用光伝送路の心数が少なくて済む。
また、リング型の光伝送路11の構成は、実施例1〜5に示したものに限るものではなく、従来知られている任意のリング型光伝送路11を用いることができる。たとえば特許文献1に記載のリング型光伝送路11を用いてもよい。
本発明は、CATVシステムなどに適用することができ、放送やインターネットサービス、電話サービスなどを行うことができる。
10、200、300、400、500:センター装置
11、13a、13b、18:光伝送路
12a、b:クロージャー
14:加入者宅
15:光回線終端装置
16、102:光カプラ
17、217、317、417、517:障害検出用光伝送路
100、110、210、310、410:送信機
101:光増幅器
103:光スイッチ
104:制御装置
120〜124、222、320、520:受信機

Claims (5)

  1. センター装置と、前記センター装置と接続するリング型の光伝送路と、前記リング型の光伝送路を介して前記センター装置に接続し、センター装置からの映像信号を受信する複数の光回線終端装置と、によって構成され、前記光伝送路の障害時に伝送経路を切り換えて通信を維持する光通信システムにおいて、
    前記リング型の光伝送路は、
    入力ポートが2、出力ポートがN(Nは1以上の整数)で各出力ポートに前記光回線終端装置が接続される複数の光カプラと、
    各前記光カプラの入力ポートの一方と前記センター装置との間を接続し、リング形状に沿って一方向に延伸する通常の通信用の心線を含む多心の第1の光伝送路と、
    各前記光カプラの入力ポートの他方と前記センター装置との間を接続し、リング形状に沿って前記一方向とは反対回りに延伸するバックアップ用の心線を含む多心の第2の光伝送路と、
    前記第1の光伝送路の心線のうち1つの心線に挿入された第1の光分岐器と、
    前記第1の光分岐器によって分岐され、前記リング形状に沿って前記一方向とは反対回りに延伸して前記センター装置に接続する第1の支線と、
    を有し、
    前記センター装置は、
    前記第1の光伝送路および前記第2の光伝送路に映像信号を送信する送信機と、
    各前記第1の支線からの各前記映像信号を受信する受信機と、
    前記受信機による各前記映像信号の受信の有無により前記リング型の光伝送路の障害箇所を検出し、その障害箇所に応じて前記第1の伝送経路と前記第2の光伝送路とを切り換える切り換え手段と、
    を有する、
    ことを特徴とする光通信システム。
  2. 前記第2の光伝送路の心線のうち1つの心線に挿入された第2の光分岐器と、
    前記第2の光分岐器によって分岐され、前記リング形状に沿って前記一方向に延伸して前記センター装置に接続する第2の支線と、
    をさらに有し、
    前記受信機は、各前記第1の支線および各前記第2の支線からの各前記映像信号を受信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光通信システム。
  3. 前記リング型の光伝送路は、各前記光カプラに接続する前記第1の光伝送路および前記第2の光伝送路を取り出すクロージャーが複数設けられ、
    前記第1の光分岐器または前記第2の光分岐器は、各前記クロージャーに対応して設けられている、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光通信システム。
  4. 前記クロージャーは、前記光カプラの一部ないし全部を含むことを特徴とする請求項3に記載の光通信システム。
  5. 前記クロージャーは、前記光カプラの全部を含み、
    前記第1の支線または前記第2の支線は、前記クロージャーの位置まで延伸されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の光通信システム。
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